JP2001351072A - Icカードリーダ - Google Patents

Icカードリーダ

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JP2001351072A
JP2001351072A JP2000172439A JP2000172439A JP2001351072A JP 2001351072 A JP2001351072 A JP 2001351072A JP 2000172439 A JP2000172439 A JP 2000172439A JP 2000172439 A JP2000172439 A JP 2000172439A JP 2001351072 A JP2001351072 A JP 2001351072A
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Kenji Hirasawa
賢司 平沢
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードに対する安定したIC接点のコン
タクトと、搬送路奥側への安定したカード搬送とを可能
とする。 【解決手段】 ICカードを搬送する搬送路9と、IC
カードが当接する当接部2aを有するとともにICカー
ドの端子面に接するIC接点1を備えた接点ホルダ2
と、接点ホルダ2をICカードのIC接点1に接離する
方向に移動可能に支持する支持部3と、支持部3を付勢
する付勢手段6と、搬送路9領域を入出可能に回動する
回動部材5と、回動部材5と支持部3とを連結する連結
部材4とを有するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードリーダ
に関する。さらに詳述すると、本発明は、IC接点の駆
動を挿入されたICカードによって行なうICカードリ
ーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICカードリーダにおけるデータの読み
出し/書き込みは、ICカードに設けられた信号入出力
端子に、ICカードリーダ内部に設けたIC接点を接触
させて行なっている。従来、IC接点の駆動を、ソレノ
イドやモータ等のアクチュエータを用いずに、挿入され
るICカードによって行なうようにし、また、ICカー
ドの後方キャプチャ即ち搬送路奥側へのカード搬送を可
能としたICカードリーダとして、次に挙げるものがあ
る。
【0003】例えば、特許2933017号公報に開示
されているICカードリーダでは、搬送されるICカー
ドとIC接点を保持する接点ホルダとを係合させ、所定
の読み出し/書き込み位置にてIC接点がICカードに
接触するようにし、データの読み出し/書き込みを行な
うようにしている。そして、読み出し/書き込み位置よ
り更に奥にICカードを送り込むと、IC接点はICカ
ードに接触したままで、ICカードとの係合部分がカー
ド搬送路より退避するようにして、搬送路奥側へのカー
ド搬送を可能としている。
【0004】また、例えば、特開平9−147064号
公報に開示されているICカードリーダにおいても、搬
送されるICカードと接点ホルダとを係合させ、所定の
読み出し/書き込み位置にてIC接点がICカードに接
触するようにして、データの読み出し/書き込みを行な
うようにしている。一方、読み出し/書き込み位置より
更に奥にICカードを送り込む際は、ICカードが接点
ホルダの係合部を押し込んでカード搬送路から押し退け
るようにして、搬送路奥側へのカード搬送を可能として
いる。また、搬送路奥側へのカード搬送の際、IC接点
はICカードから離れて非接触となるが、接点ホルダの
一部は、復帰用スプリングの付勢力によってICカード
に接触している。そして、ICカード通過後に復帰用ス
プリングの付勢力が開放されて、接点ホルダが初期位置
に復帰するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述に
例示した従来のICカードリーダでは、搬送路奥側への
カード搬送の際に、次のような問題がある。
【0006】例えば、特許2933017号公報に開示
されているICカードリーダのような構造では、IC接
点がICカードに接触したまま、ICカードが搬送路奥
側に送られるため、IC接点はICカードの約全長分摺
動することとなる。したがって、IC接点の磨耗、IC
カードの傷の発生といった問題がある。
【0007】また、例えば、特開平9−147064号
公報に開示されているICカードリーダの場合は、復帰
用スプリングの付勢力によりIC接点ブロックの一部を
ICカードに対して押し付けるような構成となる。この
ため、ICカードリーダの使用頻度が高くなると、汚れ
やICカード係合部の磨耗により摩擦係数が増加し、搬
送路奥側へのカード搬送の際に、接点ホルダがカード搬
送路からうまく退避せずに、ICカードジャム即ちIC
カードの詰まりが発生する可能性がある。
【0008】そこで、本発明は、ICカードに対する安
定したIC接点のコンタクトと、搬送路奥側への安定し
たカード搬送とを可能とするICカードリーダを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のICカードリーダは、ICカードを
搬送する搬送路と、ICカードが当接する当接部を有す
るとともにICカードの端子面に接するIC接点を備え
た接点ホルダと、接点ホルダをICカードの端子面に接
離する方向に移動可能に支持する支持部と、支持部を付
勢する付勢手段と、搬送路領域を入出可能に回動する回
動部材と、回動部材と支持部とを連結する連結部材とを
有するようにしている。
【0010】したがって、IC接点の駆動を挿入したI
Cカードによって行なうことができ、また、搬送路奥側
へのカード搬送に際しては、ICカードの押し込みに依
らず、付勢手段の付勢力により、接点ホルダが当接部と
IC接点と共に、搬送路から退避するようにし、さら
に、次のICカードが挿入されることで初期状態に復帰
することができるように構成することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ICカードリーダにおいて、支持部は、リンク機構であ
るものとしている。したがって、ICカードリーダの構
成を簡略化することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のいずれかに記載のICカードリーダにおいて、接点
ホルダの移動量を制限する係止部を有するようにしてい
る。
【0013】したがって、支持部を介して付勢手段によ
り付勢される接点ホルダを、ICカードの挿入待ち状態
に待機させることができ、また、搬送路奥側へカード搬
送を行なう場合には退避位置に退避させることができ
る。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載のICカードリーダにおいて、回動部
材と連結部材との連結部は、連結部材の長手方向に移動
及び復帰可能であるようにしている。
【0015】したがって、回動部材の回転がICカード
の介在により拘束されていても、連結部が、連結部材を
長手方向に移動することで、支持部の動作を妨げない。
また、ICカードが回動部材を通過した後は、連結部
は、元の位置に復帰することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1から図4に本発明のICカードリーダ
の実施の一形態を示す。このICカードリーダは、IC
カード15を搬送する搬送路9と、ICカード15が当
接する当接部2aを有するとともにICカード15の端
子面に接するIC接点1を備えた接点ホルダ2と、接点
ホルダ2をICカード15のIC接点1に接離する方向
に移動可能に支持する支持部3と、支持部3を付勢する
付勢手段6と、搬送路9領域を入出可能に回動する回動
部材5と、回動部材5と支持部3とを連結する連結部材
4とを有するようにしている。
【0018】搬送路9は、例えば、図中二点鎖線で示す
上フレーム8と下フレーム7によって形成される。
【0019】IC接点1は、例えば、通電性の板ばねも
しくは線状ばねで構成され、ICカード15との接触時
すなわち通信時にて、ICカード15を図中下方向に付
勢するように接点ホルダ2に取り付けられている。
【0020】支持部3は、例えば、2つの支持部材3
a,3bにより構成されるリンク機構である。
【0021】接点ホルダ2は、支持部材3a,3bを介
して、ICカードリーダに垂設される。例えば、図1に
示すように、支持部材3a,3bの一端が、それぞれ支
軸10a,10bにより上フレーム8に回転自由に支持
される。一方、支持部材3a,3bの他端が、それぞれ
支軸11a,11bにより接点ホルダ2に回転自由に取
り付けられる。これにより、接点ホルダ2が下フレーム
7に対して4節平行リンクとして移動可能であるように
している。
【0022】付勢手段6は、例えば、ねじりコイルばね
であり、一端6bを支持部材3bに固定して取り付け、
他端6aを上フレーム8に回転自由に取り付けられる。
【0023】回動部材5は、支軸12により回転自由に
上フレーム8に取り付けられる。また、回動部材5と支
持部材3aとは、連結部材4により、それぞれ支軸1
3,支軸14により連結される。これにより、支持部材
3a,3bによるリンク機構(以下、リンク機構3と呼
ぶ)の動作即ち接点ホルダ2の移動にさらにリンクし
て、回動部材5が回転するようにしている。
【0024】図2は、ICカード15の挿入待ち状態
(以下、初期状態と呼ぶ。)を示す。初期状態では、支
持部材3bは、付勢手段6により、図中矢印A方向に回
転するように付勢されている。このため、接点ホルダ2
は、上フレーム8に設けられた係止部8aに押し付けら
れている。また、初期状態では、回動部材5は搬送路9
から退避した位置にあるように配置される。また、初期
状態では、接点ホルダ2の当接部2aは、搬送路9に位
置するようにして、ICカード15の先端が当接するよ
うにする。なお、ICカード15の介在により、回動部
材5の回転が拘束されることのないように、図1に示す
当接部2aと回動部材5の端5aとの間隔Lは、ICカ
ード15の長さ以上のものとしている。
【0025】図3は、ICカード15への読み出し/書
き込み状態を示す。この状態は、支持部材3a,3bが
それぞれ支軸10a,10bを中心に図中時計回りに回
転した場合の下死点近傍を示す。本実施形態では、この
状態において、IC接点1がICカード15の端子面を
図中下方向に付勢するようにして、ICカード15への
読み出し/書き込みを行なうようにしている。また、こ
の状態においても、付勢手段6が、支持部材3bを付勢
している方向は、図中矢印A方向である。また、読み出
し/書き込み状態での回動部材5は、連結部材4による
リンクにより、初期状態から支軸12を中心に図中反時
計回りに回転して、回動部材5の一端が搬送路9に突出
するようになる。
【0026】ここで、説明の便宜上、支軸10bと支軸
11bとを結ぶ支持部材3bの中心軸ラインをラインX
とし、また、支持部材3bの回転中心即ち支軸10aの
中心と、付勢手段6の回転中心となる一端6aを結ぶラ
インをラインYとする。
【0027】図4は、搬送路9奥側へのカード搬送を行
なう状態を示す。支持部材3a,3bが、図3に示す読
み出し/書き込み状態から、付勢手段6のA方向の付勢
力に抗して、図中時計回りにさらに回転し、ラインXが
ラインYを越えると、付勢手段6が支持部材3bを付勢
する方向は、支持部材3bを時計回りに回転させる図4
中に示す矢印B方向に変わる。このため、接点ホルダ2
は、付勢手段6の付勢力により、上フレーム8に設けら
れた係止部8bに押し付けられる。この状態では、接点
ホルダ2の当接部2aは搬送路9から退避して、搬送路
9奥側へのカード搬送を可能としている。また、回動部
材5は、連結部材4によるリンクにより、支軸12を中
心に図中反時計回りに回転して、起立した状態となり、
一端5aが搬送路9を塞いだ状態となる。
【0028】上述のような構成を有するICカードリー
ダによれば、例えば、次のようにICカード15の読み
出し/書き込み、及び搬送路9奥側へのカード搬送の動
作を行なう。
【0029】初期状態において、ICカード15が挿入
され、搬送路9を図中矢印C方向に、例えば図示しない
ローラ等により搬送される(図2)。やがて、ICカー
ド15の先端が当接部2aに当接し、ICカード15の
搬送に伴い、付勢手段6の付勢力に抗して、当接部2a
が図中左方向に押し込まれる。これにより、支持部材3
a,3bによるリンク機構3が図中時計回りに回転し、
IC接点1がICカード15の端子面に接近しやがて接
触する。支持部材3a,3bによるリンク機構の下死点
近傍にて、例えば図示しないセンサによりICカード1
5の位置を検出し、ICカード15の搬送を停止する。
この状態で、ICカード15の読み出し/書き込みが行
なわれる(図3)。
【0030】搬送路9奥側へのカード搬送を行なう際
は、ICカード15の読み出し/書き込み位置から、さ
らに搬送路9奥側へICカード15が搬送される。これ
により、付勢手段6の矢印A方向の付勢力に抗して、当
接部2aがさらに図中左方向に押し込まれる。ここで、
支持部材3a,3bによるリンク機構3において、ライ
ンXがラインYを越えると、付勢手段6の付勢方向が矢
印B方向に変わる。したがって、ICカード15の押し
込みに依らず、付勢手段6の付勢力により支持部材3
a,3bが図中時計回りに回転し、接点ホルダ2が係止
部8bにて係止される(図4)。これにより、当接部2
a及びIC接点1が搬送路9から退避して、搬送路9奥
側へのカード搬送が可能となる。また、このとき、回動
部材5は、連結部材4によるリンクにより、一端5aが
搬送路9を塞いだ起立状態となる。
【0031】ICカード15が搬送路9奥側へ搬送され
た後、次のICカード15が挿入されると、ICカード
15は、起立状態の回動部材5に当接し、回動部材5を
時計回りに回転させる。これにより、連結部材4を介し
て、支持部材3a,3bが、付勢手段6の矢印B方向の
付勢力に抗しながら、反時計回りに回転する。やがて、
ラインXがラインYを越えると、付勢手段6の付勢方向
が矢印A方向に変わる。したがって、付勢手段6に付勢
されて支持部材3a,3bがさらに反時計方向に回転
し、接点ホルダ2が係止部8aにて係止され、初期状態
に復帰する(図2)。
【0032】以上のように、本発明のICカードリーダ
によれば、ソレノイドやモータ等のアクチュエータを用
いずに、IC接点1の駆動を挿入したICカード15に
よって行なうことができる。
【0033】さらに、搬送路9奥側へのカード搬送に際
しては、支持部材3a,3bによるリンク機構において
ラインXがラインYを越えることで、ICカード15の
押し込みに依らず、付勢手段6の付勢力により、接点ホ
ルダ2が当接部2aとIC接点1と共に、搬送路9から
退避するようにしている。
【0034】したがって、IC接点1がICカード15
に接触したまま搬送路9奥側に送られることを回避し
て、IC接点1の磨耗、ICカード15の傷の発生を防
止することができる。さらに、付勢手段6の付勢力を利
用して、接点ホルダ2を搬送路9から退避させているの
で、当接部2aの摩擦力増大によるICカード15の詰
まりが防止される。
【0035】これにより、ICカード15に対する安定
したIC接点1のコンタクトと、安定した搬送路9奥側
へのカード搬送が可能となる。
【0036】さらに、次のICカード15が挿入される
ことで初期状態に復帰することができるので、初期状態
に復帰用の専用のアクチュエータを必要とせず、ICカ
ードリーダの構成を簡略化することができる。
【0037】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0038】例えば、上述の実施形態では、ICカード
15の介在により、回動部材5の回転が拘束されること
のないように、当接部2aと回動部材5の端5aとの間
隔Lが、ICカード15の長さ以上となるように構成し
たが、以下に示す構成により、間隔LがICカード15
の長さ以下であっても、上述と同様の効果を奏すること
ができる。
【0039】図5から図8に、このICカードリーダの
一例を示す。このICカードリーダは、回動部材5と連
結部材4との連結部すなわち支軸13を、連結部材4の
長手方向に移動及び復帰可能であるようにしている。
【0040】このため、例えば、連結部材4に長穴4a
を設けて、支軸13が長穴4aを移動可能であるように
している。また、支軸13と支軸14との間に、復帰手
段16を設けて、支軸13が長穴4aを移動した後にお
いても、元の位置に復帰可能であるようにしている。復
帰手段16は、例えばコイルばねである。
【0041】上述のような構成を有するICカードリー
ダによれば、例えば、次のようにICカード15の読み
出し/書き込み、及び搬送路9奥側へのカード搬送の動
作を行なう。
【0042】初期状態(図6)から、ICカード15が
挿入されて、当接部2aが図中左方向に押し込まれる。
支持部材3a,3bが図中時計回りに回転するのに伴
い、回動部材5は図中反時計回りに回転する。これによ
り、回動部材5の端5aが搬送路9に突出してくる。間
隔LはICカード15の長さ以下であるから、回動部材
5の端5aは、やがてICカード15に当接する。この
ため、ICカード15の介在により、回動部材5の回転
が拘束されることとなる。
【0043】ここで、回動部材5の回転が拘束されてい
ても、支軸13が連結部材4の長穴4aを移動すること
で、支持部材3a,3bが図中時計回りに回転すること
を妨げない。したがって、回動部材5の端5aがICカ
ード15に当接した状態であっても、支軸13が長穴4
aを図中で示す間隔L1移動して、支持部材3a,3b
によるリンク機構の下死点近傍にて、ICカード15の
読み出し/書き込みを行なうことができる(図7)。ま
た、ICカード15が回動部材5の端5aを通過した後
は、復帰手段16により支軸13が元の位置に復帰す
る。なお、搬送路9奥側へのカード搬送を行なう動作
(図8)は、前述した先の実施形態と同様にして行なう
ことができる。したがって、間隔LがICカード15の
長さ以下であっても、上述と同様の効果を得ることがで
きる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のICカードリーダでは、ICカードを搬送する
搬送路と、ICカードが当接する当接部を有するととも
にICカードの端子面に接するIC接点を備えた接点ホ
ルダと、接点ホルダをICカードの端子面に接離する方
向に移動可能に支持する支持部と、支持部を付勢する付
勢手段と、搬送路領域を入出可能に回動する回動部材
と、回動部材と支持部とを連結する連結部材とを有する
ようにしているので、IC接点の駆動を挿入したICカ
ードによって行なうことができ、また、搬送路奥側への
カード搬送に際しては、ICカードの押し込みに依ら
ず、付勢手段の付勢力により、接点ホルダが当接部とI
C接点と共に、搬送路から退避するように構成すること
ができる。
【0045】したがって、IC接点がICカードに接触
したまま搬送路奥側に送られることを回避して、IC接
点の磨耗、ICカードの傷の発生を防止することができ
る。さらに、付勢手段の付勢力を利用して、接点ホルダ
を搬送路から退避させているので、当接部の摩擦力増大
によるICカードの詰まりが防止される。これにより、
ICカードに対する安定したIC接点のコンタクトと、
安定した搬送路奥側へのカード搬送が可能となる。さら
に、次のICカードが挿入されることで初期状態に復帰
することができるので、初期状態に復帰用の専用のアク
チュエータを必要とせず、ICカードリーダの構成を簡
略化することができる。
【0046】さらに、請求項2に記載のICカードリー
ダでは、支持部は、リンク機構であるものとしているの
で、ICカードリーダの構成を簡略化することができ
る。
【0047】さらに、請求項3に記載のICカードリー
ダでは、接点ホルダの移動量を制限する係止部を有する
ようにしているので、接点ホルダを、ICカードの挿入
待ち状態に待機させることができ、また、搬送路奥側へ
カード搬送を行なう場合には退避位置に退避させること
ができる。
【0048】さらに、請求項4に記載のICカードリー
ダでは、回動部材と連結部材との連結部は、連結部材の
長手方向に移動及び復帰可能であるようにしているの
で、回動部材の回転がICカードの介在により拘束され
ていても、連結部が、連結部材を長手方向に移動するこ
とで、支持部の動作を妨げることがない。また、ICカ
ードが回動部材を通過した後は、連結部は、元の位置に
復帰することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したICカードリーダの構成の一
例を示す概略側断面図である。
【図2】同ICカードリーダにおいて、ICカードへの
読み出し/書き込み状態の一例を示す概略側断面図であ
る。
【図3】同ICカードリーダにおいて、ICカードの挿
入待ち状態の一例を示す概略側断面図である。
【図4】同ICカードリーダにおいて、搬送路奥側への
カード搬送を行なう状態の一例を示す概略側断面図であ
る。
【図5】本発明を適用したICカードリーダの構成の他
の例を示す概略側断面図である。
【図6】同ICカードリーダにおいて、ICカードへの
読み出し/書き込み状態の一例を示す概略側断面図であ
る。
【図7】同ICカードリーダにおいて、ICカードの挿
入待ち状態の一例を示す概略側断面図である。
【図8】同ICカードリーダにおいて、搬送路奥側への
カード搬送を行なう状態の一例を示す概略側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 IC接点 2 接点ホルダ 2a 当接部 3 リンク機構(支持部) 4 連結部材 5 回動部材 6 付勢手段 8a 係止部 8b 係止部 9 搬送路 13 支軸(連結部) 15 ICカード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを搬送する搬送路と、上記I
    Cカードが当接する当接部を有するとともに上記ICカ
    ードの端子面に接するIC接点を備えた接点ホルダと、
    上記接点ホルダを上記ICカードの端子面に接離する方
    向に移動可能に支持する支持部と、上記支持部を付勢す
    る付勢手段と、上記搬送路領域を入出可能に回動する回
    動部材と、上記回動部材と上記支持部とを連結する連結
    部材とを有することを特徴とするICカードリーダ。
  2. 【請求項2】 上記支持部は、リンク機構であることを
    特徴とする請求項1記載のICカードリーダ。
  3. 【請求項3】 上記接点ホルダの移動量を制限する係止
    部を有することを特徴とする請求項1または2のいずれ
    かに記載のICカードリーダ。
  4. 【請求項4】 上記回動部材と上記連結部材との連結部
    は、上記連結部材の長手方向に移動及び復帰可能である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のI
    Cカードリーダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016158946A1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-06 日本電産サンキョー株式会社 Icカードリーダ

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