JP2001349492A - 廃棄物等を利用した積層断熱材およびその製造方法 - Google Patents

廃棄物等を利用した積層断熱材およびその製造方法

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JP2001349492A
JP2001349492A JP2000167857A JP2000167857A JP2001349492A JP 2001349492 A JP2001349492 A JP 2001349492A JP 2000167857 A JP2000167857 A JP 2000167857A JP 2000167857 A JP2000167857 A JP 2000167857A JP 2001349492 A JP2001349492 A JP 2001349492A
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heat insulating
insulating material
laminated
sheet
foam
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Hitoshi Hoshino
仁 星野
Junichi Mogi
淳一 茂木
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来利用されていない廃硬質ポリウレタン発
泡体を有効利用して、超低温冷凍庫、保冷庫、冷凍庫な
どの断熱函体などの用途に用いられる真空断熱材を含む
各種用途に使用できる断熱材の提供。このような断熱材
の製造方法の提供。 【解決手段】 リサイクルした硬質ポリウレタン発泡体
を微粉砕して得られる発泡ポリウレタン粉末がバインダ
ーを介して接着されたシート状発泡体の少なくとも1面
にプラスチック、ゴム、金属、木質から選ばれる材質の
シート、板、箔あるいは函状物基質が積層されている積
層断熱材を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物等を利用し
た積層断熱材およびその製造方法に関するものであり、
更に詳しくは、超低温冷凍庫、保冷庫、冷凍庫などの断
熱函体などの真空断熱材を含む各種の用途に用いられる
積層断熱材およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍庫、保冷庫、超低温冷凍庫な
どを使用した後は冷媒のフロンや炭酸ガスなどが回収さ
れ、コンプレッサーなどの部品が分離された後、破砕機
によりまとめて粗破砕され、そして選別機にかけられて
鉄、非鉄、プラスチックスなどと硬質ポリウレタン発泡
体とに選別される。鉄、非鉄、プラスチックスなどはそ
れぞれの用途にリサイクル使用されるが、残った硬質ポ
リウレタン発泡体は特に用途がないので、多くは埋め立
て費用を払って埋立処分されており、一部は熱回収に利
用されている。
【0003】近年、断熱箱体の断熱性能を向上させるた
め、オープンセル構造を有する硬質ポリウレタン発泡体
や発泡ポリスチレンをコア材とし、このコア材とガス吸
着剤を金属−プラスチックラミネートフィルムなどから
なるバリア性バッグで覆い内部を減圧密閉した真空断熱
材を用いることが、例えば、特開昭62−14725号
公報、特開平6−123550号公報、特開平5−25
6563号公報、特開平6−172476号公報などに
示されている。クローズドセル構造の硬質ポリウレタン
発泡体(すなわち独立気泡を有する硬質ポリウレタン発
泡体)の場合、セルからのガス拡散による真空度の低下
に起因して、断熱性能が悪化するといった問題がある
が、この真空断熱材はそのような問題がなく断熱性能に
優れており、冷凍庫、保冷庫、そして超低温冷凍庫(−
85〜−152℃)に使用して、その断熱性能の良さ
(通常ポリウレタン断熱性能の2〜3倍)から省エネ効
果、断熱壁の厚みの薄肉化などが図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、従来利用されていなかった廃硬質ポリウレタン発泡
体を有効利用して、超低温冷凍庫、保冷庫、冷凍庫など
の断熱函体の真空断熱材を含む各種の用途に適用できる
断熱材を提供することであり、第2の目的はこのような
断熱材の製造方法を提供することである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決するた
め請求項1の廃棄物等を利用した積層断熱材は、リサイ
クルした硬質ポリウレタン発泡体を微粉砕して得られる
発泡ポリウレタン粉末がバインダーを介して接着された
シート状発泡体の少なくとも1面にプラスチック、ゴ
ム、金属、木質から選ばれる基質が積層されていること
を特徴とする。
【0006】発泡ポリウレタン粉末がバインダーを介し
て接着されたシート状発泡体は強度的にも断熱性能的に
も優れており、しかもそのシート状発泡体の少なくとも
1面にプラスチック、ゴム、金属、木質から選ばれる材
質からなる基質が積層されているので強度や断熱性能な
どの向上を図れる上、基質に着色、印刷などにより美的
価値などを付加することもできる。
【0007】請求項2の廃棄物等を利用した積層断熱材
は、請求項1記載の積層断熱材において、前記基質がシ
ート、板、箔、あるいは函状物から選ばれる基質である
ことを特徴とする。前記シート状発泡体の1面にプラス
チック、ゴム、金属、木質などの材質からなるシート、
板、箔などを積層したり、前記シート状発泡体の上下両
面にプラスチック、ゴム、金属、木質などの材質からな
るシート、板、箔などをサンドイッチ積層して強度や断
熱性能などの向上を図ることができる。また、基質とし
て函状物を用い、この函状物基質の内部に前記シート状
発泡体が充填されて積層されている積層断熱材を提供す
ることも、函状物基質の内部に前記シート状発泡体が充
填されておりその上面を覆うように他のシート状基質あ
るいは函状物基質が積層されて前記シート状発泡体が内
部に密封されているような積層断熱材を提供することも
でき、強度や断熱性能などの向上を図れる。函状物基質
の内部に前記シート状発泡体が充填されて積層されてい
る積層断熱材を金属−プラスチックラミネートフィルム
などからなるバリア性バッグで覆い内部を減圧密閉する
ことにより真空断熱材として使用できる。前記シート状
発泡体を内部に密封した積層断熱材は、内部を真空引き
することにより真空断熱材として使用できる。この場合
は、金属−プラスチックラミネートフィルムなどからな
るバリア性バッグを用いてもよいが、使用せずに真空断
熱材とすることもできる。
【0008】請求項3の廃棄物等を利用した積層断熱材
は、請求項1あるいは請求項2記載の積層断熱材におい
て、前記発泡ポリウレタン粉末の平均粒径が150μm
以下であることを特徴とする。リサイクルした硬質ポリ
ウレタン発泡体は通常粗粉砕されて約1mm〜10mm
程度の大きさにされるが、セルは大部分平均セル径が約
200〜300μm程度の大きさであるため粉末中にオ
ープンセル構造の気泡以外に独立気泡が存在する。しか
し粗粉砕された粉末を更に微粉砕して平均粒径150μ
mの粉末とすることにより大部分がオープンセル構造の
発泡ポリウレタン粉末とすることができるので前記のよ
うに真空引きして真空断熱材のコア材としてより有効に
使用できる。
【0009】請求項4の廃棄物等を利用した積層断熱材
は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の積層断熱
材において、前記バインダーとしてイソシアネートと水
を用い、このバインダーを前記発泡ポリウレタン粉末1
00質量部に対して1〜20質量部用いたことを特徴と
する。バインダーは特に限定されないが、フェノール系
バインダーを用いると有害なホルムアルデヒドが発生す
る問題がある。しかしイソシアネートと水を用いると無
害で環境に優しく、そしてイソシアネートと水をバイン
ダーとして前記発泡ポリウレタン粉末に混合して容易に
微粉砕された粉末を接着でき、微粉砕された粉末のハン
ドリング性が改善されるとともに、加熱加圧するとイソ
シアネート基と水との反応によりウレア結合を生じる熱
硬化反応が起こり高強度のシート状発泡体を得ることが
できる。
【0010】請求項5の廃棄物等を利用した積層断熱材
は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層断熱
材において、冷蔵庫、フリーザー、ショウケースなどか
らリサイクルされた硬質ポリウレタン発泡体を用いたこ
とを特徴とする。冷蔵庫、フリーザー、ショウケースな
どは多量に使用されているので、これらからリサイクル
された硬質ポリウレタン発泡体は多量に容易に入手で
き、リサイクル効果が大きい。
【0011】請求項6の廃棄物等を利用した積層断熱材
は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の積層断熱
材において、真空引きして真空断熱材のコア材として使
用することを特徴とする。リサイクルした硬質ポリウレ
タン発泡体を微粉砕して得られるオープンセル構造を含
む発泡ポリウレタン粉末が相互にバインダーを介して接
着された構成のオープンセル構造を含むシート状発泡体
をコア材として用いて真空断熱材を作るには、前記のよ
うに、例えばこのコア材と吸着剤をバリア性バッグで覆
い、内部を減圧密閉して断熱性能の高い真空断熱材を作
ることができる。そしてこの真空断熱材をそのままある
いは必要に応じて熱処理して脱気して超低温冷凍庫、保
冷庫、冷凍庫などの断熱函体の外函の内壁面に貼着した
後、前記函体の内函と前記外函の間にクローズドセル構
造の発泡ポリウレタン断熱材を発泡充填して断熱函体を
製造することができる。
【0012】請求項7は、リサイクルした硬質ポリウレ
タン発泡体を微粉砕し、得られた発泡ポリウレタン粉末
にバインダーを混合した後、得られた混合物およびプラ
スチックシート、ゴムシート、金属板、金属箔、木質板
から選ばれる基質を型内に入れて熱プレス成形すること
を特徴とする、発泡ポリウレタン粉末がバインダーを介
して接着されたシート状発泡体の少なくとも1面に前記
基質が積層されている廃棄物等を利用した積層断熱材の
製造方法である。
【0013】請求項8は、リサイクルした硬質ポリウレ
タン発泡体を微粉砕し、得られた発泡ポリウレタン粉末
にバインダーを混合した後、得られた混合物をプラスチ
ック、ゴム、金属、木質から選ばれる函状物基質の内部
に充填し、その上面を覆うように他のシート状基質ある
いは函状物基質を重ねた後、熱プレス成形することを特
徴とする、函状物基質の内部に、発泡ポリウレタン粉末
がバインダーを介して接着されたシート状発泡体が密封
されて充填されて積層されている廃棄物等を利用した積
層断熱材の製造方法である。
【0014】請求項9は、請求項7あるいは請求項8記
載の積層断熱材の製造方法において、シート状発泡体を
積層する側の前記基質の表面に予めイソシアネートある
いはイソシアネートと水からなるバインダーを塗布して
おくことを特徴とする。前記基質の表面に予めイソシア
ネートあるいはイソシアネートと水からなるバインダー
を塗布しておくことにより前記基質の表面にシート状発
泡体をよく接着して積層できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図1は、本発明の積層断熱材をコア
材として備えた真空断熱材を用いた断熱函体の断面説明
図である。図2は図1に示した真空断熱材の断面説明図
である。1は断熱箱体であり、2はプラスチック製の内
箱、3は鉄板製の外箱である。4は本発明の積層断熱材
をコア材として備えた真空断熱材であり、アルミニウム
などの金属をポリエステルなどのプラスチックフィルム
上に数μから十数μ蒸着してラミネートした低ガス透過
性のプラスチックフィルムからなるバリア性バッグ5
と、前記バッグ5内のオープンセル構造のシート状ポリ
ウレタン発泡体からなるコア材6と、酸化カルシウムな
どのアルカリ金属塩、リチウムなどのアルカリ金属類、
活性炭などの水分やガスの吸着剤7とからなる。真空断
熱材4は、バリア性バッグ5内を9.3Pa以下、好ま
しくは約5Paの真空状態に保持されていて、熱伝導率
で0.0030から0.024w/mkの優れた断熱性
能を示す。前記コア材6はリサイクルした硬質ポリウレ
タン発泡体を微粉砕して得られるオープンセル構造の発
泡ポリウレタン粉末がバインダーを介して相互に接着さ
れたシート状発泡体の上下両面に金属シート基質8、8
がサンドイッチ積層されている。コア材6は気泡がほと
んど連続気泡の硬質ポリウレタン発泡体であり、シート
状発泡体の上下両面に金属シート基質8、8がサンドイ
ッチ積層されているので真空脱気した場合の大気圧にも
耐える強度を有する。吸着材7は、例えば、酸化カルシ
ウム、活性炭などの吸着剤を袋に入れたものや、酸化カ
ルシウム、活性炭などの吸着剤を接着材と混合し圧縮し
てシート状に加工したものを例示できる。
【0016】また、真空断熱材4は、前記外箱3の内壁
面にホットメルトや両面テープなどの接着層9で接着固
定され、前記内箱2と外箱3でできた空間10にクロー
ズドセル構造の発泡ポリウレタン断熱材11が発泡充填
されている。
【0017】クローズドセル構造の発泡ポリウレタン断
熱材11は、最も優れた断熱性能を有するものでも熱伝
導率が約0.018w/mkであり、真空断熱材4を断
熱壁12に用いることで、冷蔵庫などの省エネが達成で
きる。例えば、断熱壁12の壁厚の半分を真空断熱材4
にすると、断熱箱体1全体の断熱性能は、1.3から
1.5倍になり、400リットルクラスの冷蔵庫では1
0から13%の冷蔵庫の省エネが達成できる。したがっ
て、真空断熱材4の使用する容積が増えれば増えるほ
ど、省エネが達成できることになる。
【0018】図3は、本発明の他の積層断熱材からなる
真空断熱材の断面説明図である。この真空断熱材は、函
状物基質8Aの内部に接着され積層されて、発泡ポリウ
レタン粉末がバインダーを介して接着されたシート状発
泡体が充填されており、その上面を覆うように他のシー
ト状基質8Bが積層されており、内部は真空引きされ、
真空状態に保持されていて、熱伝導率で0.0030か
ら0.024w/mkの優れた断熱性能を示す。6はコ
ア材である。この場合は、金属−プラスチックラミネー
トフィルムなどからなるバリア性バッグ5を用いてもよ
いが内部を真空状態に保持できれば用いなくてもよい。
この真空断熱材は、例えば、リサイクルした硬質ポリウ
レタン発泡体を微粉砕し、得られた発泡ポリウレタン粉
末にイソシアネートと水からなるバインダーを混合した
後、得られた混合物をプラスチック製函状物基質8Aの
内部に充填し、その上面を覆うように他のシート状基質
8Bを重ねた後、熱プレス成形することにより製造でき
る。
【0019】函状物基質8Aの内部表面や、シート状発
泡体8Bをシート状発泡体と接着、積層するシート状基
質8Bの内表面に予めイソシアネートあるいはイソシア
ネートと水からなるバインダーを塗布しておくことによ
り、熱プレス成形して函状物基質8Aの内部表面および
シート状基質8Bの内表面とシート状発泡体とをよく接
着、積層することができる。
【0020】図4は本発明の積層断熱材用の発泡ポリウ
レタン粉末の製造工程を示す説明図である。図4に示し
たように、廃冷蔵庫は、先ず冷媒のフロンや炭酸ガスな
どが回収された後、コンプレッサーなどの部品を手分解
し、一軸破砕機によりまとめて粗破砕される。そして風
力選別機にかけられて鉄、非鉄、プラスチックスなどと
硬質ポリウレタン発泡体とに選別される。鉄、非鉄、プ
ラスチックスなどは磁気選別機で鉄が選別され、非鉄選
別機で非鉄が選別され、風力選別機でプラスチックス、
硬質プラスチックスが選別され、それぞれの用途にリサ
イクル使用される。
【0021】粗粉砕され選別された平均粒径約1〜10
mmの硬質ポリウレタン発泡体はそのまま本発明におい
て使用することができる。しかし、真空断熱材の用途に
使用する場合は、平均粒径約1〜10mmの硬質ポリウ
レタン発泡体は振動フィーダーにより気流粉砕方式装置
に供給されて微粉砕されて主として平均粒径約150μ
m以下の独立気泡がほとんど残存しない硬質ポリウレタ
ン発泡体粉末とする。微粉砕された硬質ポリウレタン発
泡体粉末はフィルターにより選別され例えば1mm以上
の粗大粉末を除去した後、サイクロン、バグフィルタに
て集めて平均粒径約150μm以下の独立気泡がほとん
ど残存しない硬質ポリウレタン発泡体粉末とすることが
好ましい。
【0022】図5は本発明で用いる気流粉砕方式装置の
一例の側面を一部断面にして示す側面説明図であり、図
6は図5に示した気流粉砕方式装置の正面を一部断面に
して示す正面説明図である。図5および図6において、
13は気流粉砕方式装置であり、気流粉砕方式装置13
は、モータ14と、モータ14によって駆動される上下
軸15と、上下軸15に備えられた羽根16と無数の高
速空気渦流を発生させるロータ17と、特殊形状を有す
るライナー18を内面に設けたケーシング19と、原料
フィーダー20と、全体を支持するベッド21と、下段
から多量の空気を粉砕室22へ供給する下部ファン23
と、粉砕物を装置外へ排出する上部ファン24と、を備
えている。
【0023】平均粒径約1〜10mmの硬質ポリウレタ
ン発泡体は原料フィーダー20により気流粉砕方式装置
13へ供給され、空気とともに粉砕室22へ供給され
て、硬質ポリウレタン発泡体は渦流により高圧と低圧を
繰り返して受けて疲労して、切断、粉砕されて、出口2
5より装置外に排出されるようになっている。気流粉砕
方式装置13により硬質ポリウレタン発泡体は温度上昇
することなく微粉砕される。気流粉砕方式装置13とし
て、大豆その他食品に使用されている公知の気流粉砕方
式装置を使用することができる。
【0024】独立気泡がほとんど残存しないように微粉
砕されたオープンセル構造の硬質発泡ポリウレタン粉末
を用いて真空断熱材を作る例を次に説明する。例えば、
オープンセル構造の硬質発泡ポリウレタン粉末を電気加
熱式オーブン(5m3 )に入れて予備乾燥した後、タン
ブルミキサに入れ、例えばトリレンジイソシナネートと
水をバインダーとして所定量添加してよく攪拌混合し、
バインダを硬質発泡ポリウレタン微粉末に均一に塗布す
る。そして、油圧式350tonプレスに備えた電気加
熱式成形金型内に基質の金属板を先ず入れ、その上にバ
インダーを混合塗布した硬質発泡ポリウレタン微粉末を
供給し、その上にさらにもう一つの基質の金属板を重ね
て、約100〜150℃、約5分程度、10〜20kg
f/cm2 熱プレス成形して2枚の金属板によりサンド
イッチ積層したコア材を作る。熱プレス成形後、コンタ
ーカッテイングマシンで定寸法にカットし、パネル孔加
工し、電気式加熱オーブンで本乾燥を行って脱気した
後、定法に従ってこのコア材と吸着剤をバリア性バッグ
で覆い、内部を減圧密閉して真空断熱材を作る。
【0025】図7に、発泡ポリウレタン微粉末100質
量部に対してバインダー(イソシアネートと水)1〜2
0質量部用いて得られた2枚の金属板によりサンドイッ
チ積層したコア材(厚さ15mm、密度200kg/m
3 )の圧縮強度(kPa)を示す。バインダーが配合さ
れないと発泡ポリウレタン微粉末は飛散し易くハンドリ
ング性が悪いがバインダーが1〜20質量部の範囲で添
加されるとハンドリング性が改善されるともに大きな圧
縮強度が得られる。バインダーが1質量部未満では脆く
なり、20質量部を超えると断熱性能が低下するので好
ましくない。
【0026】図8に、発泡ポリウレタン微粉末の平均粒
径(μm)と熱伝導率(mw/m・k)の関係を示す。
●はバリア性バッグで覆う前の2枚の金属板によりサン
ドイッチ積層したコア材の熱伝導率(大気圧と称す)を
示し、黒□はこのコア材をバリア性バッグで覆って作っ
た真空断熱材の熱伝導率を示す。バリア性バッグで覆う
前のコア材の熱伝導率(大気圧)は粒径によらずほぼ一
定であるが、コア材をバリア性バッグで覆って作った真
空断熱材の場合は発泡ポリウレタン微粉末の平均粒径が
低下するにつれて断熱性能が改善され、150μm以下
で良好な断熱性能を有する真空断熱材が得られる。
【0027】図9に、プレス圧力を変えて密度の異な
る、2枚の金属板によりサンドイッチ積層したコア材
(厚さ40mm、バインダー10質量部使用)を作った
時の圧縮強度(kPa)と密度の関係を示す。
【0028】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮するものではない。又、本発明
の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0029】
【発明の効果】請求項1の積層断熱材は、従来は特に用
途がないので、多くは埋め立て費用を払って埋立処分さ
れており、一部は熱回収に利用されている廃硬質ポリウ
レタン発泡体をリサイクルして再利用したものであり、
リサイクルした硬質ポリウレタン発泡体を微粉砕して得
られる発泡ポリウレタン粉末がバインダーを介して接着
されたシート状発泡体の少なくとも1面にプラスチッ
ク、ゴム、金属、木質から選ばれる基質が積層されてい
るので強度や断熱性能などが高く、各種用途に使用でき
る上、基質に着色、印刷するなどにより美的価値などを
付加することもできるという顕著な効果を奏する。前記
シート状発泡体の少なくとも1面に基質として外観化粧
パネルを接着、積層した積層断熱材を提供できるので外
観パネルを貼り付ける手間を省くことができる。
【0030】請求項2の積層断熱材は、前記基質がシー
ト、板、箔、あるいは函状物から選ばれる基質を用いた
ので、前記シート状発泡体の1面にプラスチック、ゴ
ム、金属、木質などの材質からなるシート、板、箔など
を積層したり、前記シート状発泡体の上下両面にプラス
チック、ゴム、金属、木質などの材質からなるシート、
板、箔などをサンドイッチ積層して強度や断熱性能など
の一層の向上を図ることができるという顕著な効果を奏
する。また、基質として函状物を用い、この函状物基質
の内部に前記シート状発泡体が充填されて積層されてい
る積層断熱材を提供することも、函状物基質の内部に前
記シート状発泡体が充填されておりその上面を覆うよう
に他のシート状基質あるいは函状物基質が積層されて前
記シート状発泡体が内部に密封されているような積層断
熱材を提供することもでき、強度や断熱性能などの向上
を図れる。前記シート状発泡体を内部に密封した積層断
熱材は、内部を真空引きすることにより真空断熱材とす
ることができる。この場合は、金属−プラスチックラミ
ネートフィルムなどからなるバリア性バッグは用いても
用いなくてもよい。
【0031】請求項3の積層断熱材の場合は、前記発泡
ポリウレタン粉末の平均粒径を150μm以下とするこ
とにより、大部分がオープンセル構造の発泡ポリウレタ
ン粉末を容易に得ることができるという顕著な効果を奏
する。
【0032】請求項4の積層断熱材は、バインダーとし
てイソシアネートと水を用い、このバインダーを前記発
泡ポリウレタン粉末100質量部に対して1〜20質量
部用いたので、無害で環境に優しく、微粉砕された粉末
を接着して微粉砕された粉末のハンドリング性が改善さ
れるとともに、イソシアネート基と水との反応によりウ
レア結合を生じる熱硬化反応が起こり高強度のシート状
発泡体および積層断熱材を得ることができるという顕著
な効果を奏する。
【0033】請求項5の積層断熱材は、冷蔵庫、フリー
ザー、ショウケースなどからリサイクルされた硬質ポリ
ウレタン発泡体を用いたので、多量に容易に入手でき、
リサイクル効果が大きいという顕著な効果を奏する。
【0034】請求項6の積層断熱材は、真空引きして熱
伝導率が0.003〜0.024w/mkの真空断熱材
のコア材として使用できるという顕著な効果を奏する。
クローズドセル構造のシート状発泡体の場合、セルから
のガス拡散による真空度の低下に起因して、断熱性能が
悪化するといった問題があるが、オープンセル構造のシ
ート状発泡体の場合はそのような問題がなく断熱性能に
優れており、冷凍庫、保冷庫、そして超低温冷凍庫(−
85〜−152℃)に使用して、その断熱性能の良さか
ら省エネ効果、断熱壁の厚みの薄肉化などを図ることが
できるという顕著な効果を奏する。
【0035】請求項7の積層断熱材の製造方法により、
発泡ポリウレタン粉末がバインダーを介して接着された
シート状発泡体の少なくとも1面に前記基質が積層され
ている廃棄物等を利用した積層断熱材を容易に製造でき
るという顕著な効果を奏する。
【0036】請求項8の積層断熱材の製造方法により、
函状物基質の内部に、発泡ポリウレタン粉末がバインダ
ーを介して接着されたシート状発泡体が密封されて充填
されて積層されている廃棄物等を利用した積層断熱材を
容易に製造できるという顕著な効果を奏する。
【0037】請求項9の積層断熱材の製造方法により、
前記基質の表面に予めイソシアネートあるいはイソシア
ネートと水からなるバインダーを塗布しておくことによ
り前記基質の表面にシート状発泡体をよく接着して積層
できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層断熱材を備えた真空断熱材を用い
た断熱函体の断面説明図である。
【図2】図1に示した真空断熱材の断面説明図である。
【図3】本発明の他の積層断熱材からなる真空断熱材の
断面説明図である。
【図4】本発明の積層断熱材に用いる発泡ポリウレタン
粉末の製造工程を示す説明図である。
【図5】気流粉砕方式装置の一例の側面を一部断面にし
て示す側面説明図である。
【図6】図5に示した気流粉砕方式装置の正面を一部断
面にして示す正面説明図である。
【図7】圧縮強度とバインダー混合量との関係を示すグ
ラフである。
【図8】熱伝導率と硬質発泡ポリウレタン粉末の粒径と
の関係を示すグラフである。
【図9】圧縮強度と密度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 断熱箱体 2 内箱 3 外箱 4 真空断熱材 5 バリア性バッグ 6 コア材 7 吸着剤 8 金属シート基質 8A 函状物基質 8B シート状基質 9 接着層 10 空間 11 クローズドセル構造の発泡ポリウレタン断熱材 12 断熱壁 13 気流粉砕方式装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 23/06 F25D 23/06 V W Fターム(参考) 3H036 AA08 AB25 AB33 AC06 AD09 3L102 JA01 JA02 JA09 MA07 MB23 MB25 MB26 MB27 4F100 AB01B AK01A AK01B AK51A AN00B AP00B AS00A BA02 BA10A BA10B DD32 DE01A DJ01A GB48 JJ02 JL16A YY00A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リサイクルした硬質ポリウレタン発泡体
    を微粉砕して得られる発泡ポリウレタン粉末がバインダ
    ーを介して接着されたシート状発泡体の少なくとも1面
    にプラスチック、ゴム、金属、木質から選ばれる基質が
    積層されていることを特徴とする廃棄物等を利用した積
    層断熱材。
  2. 【請求項2】 前記基質がシート、板、箔、あるいは函
    状物から選ばれる基質であることを特徴とする請求項1
    記載の積層断熱材。
  3. 【請求項3】 前記発泡ポリウレタン粉末の平均粒径が
    150μm以下であることを特徴とする請求項1あるい
    は請求項2記載の積層断熱材。
  4. 【請求項4】 前記バインダーとしてイソシアネートと
    水を用い、このバインダーを前記発泡ポリウレタン粉末
    100質量部に対して1〜20質量部用いたことを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の積層断
    熱材。
  5. 【請求項5】 冷蔵庫、フリーザー、ショウケースなど
    からリサイクルされた硬質ポリウレタン発泡体を用いた
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記
    載の真空断熱材。
  6. 【請求項6】 真空引きして真空断熱材のコア材として
    使用することを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れかに記載の真空断熱材。
  7. 【請求項7】 リサイクルした硬質ポリウレタン発泡体
    を微粉砕し、得られた発泡ポリウレタン粉末にバインダ
    ーを混合した後、得られた混合物およびプラスチックシ
    ート、ゴムシート、金属板、金属箔、木質板から選ばれ
    る基質を型内に入れて熱プレス成形することを特徴とす
    る、発泡ポリウレタン粉末がバインダーを介して接着さ
    れたシート状発泡体の少なくとも1面に前記基質が積層
    されている廃棄物等を利用した積層断熱材の製造方法。
  8. 【請求項8】 リサイクルした硬質ポリウレタン発泡体
    を微粉砕し、得られた発泡ポリウレタン粉末にバインダ
    ーを混合した後、得られた混合物をプラスチック、ゴ
    ム、金属、木質から選ばれる函状物基質の内部に充填
    し、その上面を覆うように他のシート状基質あるいは函
    状物基質を重ねた後、熱プレス成形することを特徴とす
    る、函状物基質の内部に、発泡ポリウレタン粉末がバイ
    ンダーを介して接着されたシート状発泡体が密封されて
    充填されて積層されている廃棄物等を利用した積層断熱
    材の製造方法。
  9. 【請求項9】 シート状発泡体を積層する側の前記基質
    の表面に予めイソシアネートあるいはイソシアネートと
    水からなるバインダーを塗布しておくことを特徴とする
    請求項7あるいは請求項8記載の積層断熱材の製造方
    法。
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