JP2001349372A - 粒状物を用いた制振台板 - Google Patents

粒状物を用いた制振台板

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JP2001349372A
JP2001349372A JP2000171790A JP2000171790A JP2001349372A JP 2001349372 A JP2001349372 A JP 2001349372A JP 2000171790 A JP2000171790 A JP 2000171790A JP 2000171790 A JP2000171790 A JP 2000171790A JP 2001349372 A JP2001349372 A JP 2001349372A
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vibration
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Mitsuaki Oda
光秋 織田
Toshio Wada
寿夫 和田
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプ,モータ,ファン,エンジン等の機器を
載置する機械台や台板などをパネル構造の箱体とし、該
箱体内に粒状物を充填することにより、制振・吸音でき
る制振台板を提供する。 【解決手段】機械台の外壁を鉄板等の金属製で形成され
たパネル構造の箱体とし、該箱体内に粒状物を充填する
ことにより、箱体と充填した粒状物との間で生じる摩擦
衝突により、振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、
制振し、粒状体間の空間および多孔質粒状体により吸音
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ,モータ,
ファン,エンジン等の機器を据え付ける制振用の台板に
関するもので、これらの機器から伝搬した台板の振動と
台板から放射される音を著しく低減することができる制
振台板に係るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、上記の機器は、地盤基礎に機械台
や台板を固定し、この基礎の上に据え付けられる。これ
らの機器の振動が機械台や台板に伝搬され、台板が大き
な振動・騒音の発生源になる。そこで、機械台や台板の
振動は、コンクリートを流し込んだり、制振塗料を塗布
することにより抑えていたが、この種の方法では機械台
の形状が複雑な場合には、かなりの手間と費用を要し
た。また、コンクリートや制振塗料は吸音率が小さいた
め、これら施工面と機械との間で音がこもり、逆に騒音
を大きくするという問題がある。
【0003】これに対し、特開平10−140809号
公報に記載されているように、平面に並べられた複数の
ウエブ材により形成される空間に粒子を充填した緩衝材
の考案が提供されている。この空間に充填された粒子間
の動きによって衝撃力を吸収しようとするものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】上記した従来技術の場合、緩衝床内を伝搬
する振動を低減するものであり、板の振動、および板か
らの放射音を低減する構造のものではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明は上記種々の欠点を解消すべくなさ
れたもので、機械台や台板などをパネル構造の箱体と
し、該箱体内に粒状物を充填することにより、制振・吸
音しようとするものである。上記機械台や台板の振動
は、これらのパネル面と充填した粒状物との間で生じる
摩擦衝突により、振動エネルギーが熱エネルギーに変換
され、制振効果が得られるものである。この機構が、従
来のコンクリートや制振材による振動を拘束する減衰機
構と異なるところである。
【0006】また、本発明によれば、制振のために粒状
物を用いるので、機械台や台板が複雑な形状のものに対
しても対応が可能である。そして、粒状物は入れ替えが
自在であるので、機械台や台板の設計変更時にも容易に
対応できるとともに、粒状物が摩耗して制振吸音効果が
低下しても容易に交換可能である。更に、粒状物間の空
間で音波が吸収されるため、コンクリートなどに比べこ
もり音が小さくなる。また、多孔質な粒状物を用いるこ
とで、一層吸音効果を高めることもできる。
【発明の実施の形態】
【0007】本発明による実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明による機械台の第一実施例を示す斜
視図である。同図において、1は機械台で、該機械台1
は外壁が鉄板等の金属製で箱体状に形成されており、そ
の内部には粒状物3が充填されている。該粒状物3は、
鉄球,石炭灰,汚泥,ゴミ溶融スラグ,タングステン
球,セラミックス球などで生成されたものである。な
お、材質はこれに限定するものではないが、多孔質な物
質が望ましい。例えば、セラミックスが最適である。4
は、ポンプ,モータ,ファン,エンジン等の機器で、該
機器4は上記機械台1に固着されている。ポンプ,モー
タ,ファン,エンジン等の機器4が稼動して、振動・騒
音が発生すると、機械台1の箱体2を介して粒状物3に
伝達される。機械台の振動は箱体2に充填された粒状物
3が、該箱体2と粒状物3との間で、あるいは粒状物3
同志の間で摩擦衝突することにより、振動エネルギーが
熱エネルギーに変換され、制振が行われる。更に、機械
台内部のこもり音は、粒状物間の隙間および多孔質粒状
物で吸収されることになる。
【0008】図2は、本発明による機械台の第二実施例
を示す斜視図である。図1と同じ符号のものは、同一物
を示し詳細な説明を省略する。同図において、5は多孔
板で、該多孔板5は、前記機械台1の箱体2と一定の間
隔を有して形成されている。この多孔板5の孔は、粒状
体3の径よりも小さく形成されている。機械台1の箱体
2と多孔板5との間に粒状物3が充填されている。上記
間隔は、該粒状物3が略7〜10層ほど積層される程度
であれば良い。ポンプ,モータ,ファン,エンジン等の
機器4が稼動して、振動・騒音が発生すると、機械台1
の箱体2を介して粒状物3に伝達される。機械台の振動
は箱体2と多孔板5との間に略7〜10層ほど積層した
粒状体3により、前記実施例と同様にして、箱体2と粒
状物3との間で、あるいは粒状物3同志の間で摩擦衝突
することにより、振動エネルギーが熱エネルギーに変換
され、制振が行われる。更に、機械台内部のこもり音は
粒状物間の隙間および多孔質粒状物で吸収されることに
なる。
【0009】図3は、本発明による機械台の第三実施例
を示す斜視図である。図1と同じ符号のものは、同一物
を示し詳細な説明を省略する。同図において、機械台1
は略直方体に形成されており、その内部に複数個の凹部
6を形成したものである。本機械台1は、鋳造で造る方
法、あるいは溶接で格子構造,リブ構造等により造る方
法等いずれでも良い。上記凹部6内に粒状物3が適当な
空隙を有して充填されている。該機械台1上には、図示
していないが、ポンプ,モータ,ファン,エンジン等の
機器4が載置されている。該機器4が稼動して、振動・
騒音が発生すると、機械台1の内部に形成した凹部6内
に充填した粒状物3に伝達される。この粒状物3が、前
記実施例と同様にして、上記機械台1と粒状物3との間
で、あるいは粒状物3同志の間で摩擦衝突することによ
り、振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、制振が
行われる。更に、機器と台板間のこもり音は粒状物間の
隙間および多孔質粒状物で吸収されることになる。
【0010】前記した機械台1の実施例は、台形あるい
は直方体のものを示したが、この形状に限定するもので
はなく、設置場所に応じ、また機器の形状に応じて適宜
形成されることは言うまでもない。
【0011】図4は、本発明による台板の実施例を示す
断面側面図である。同図において、7は台板で、該台板
7は地盤の所要位置に固定されている。8は支持材で、
該支持材8は台板7に固着されており、前記機器4を支
持するものである。また、支持材8は、機器4を均等に
支持するために複数個固着されている。台板7,支持材
8及び機器4とで形成される空間9内に、粒状体3が収
納されている。機器4の振動は、支持材8を介して台板
7に伝わり、台板7が振動し、さらに、音を放射する。
上記粒状体3により台板を制振し、更に、機器と台板か
ら発生する騒音は、粒状体3が吸音し低減するものであ
る。
【0012】
【発明の効果】上記のとおり構成されるものであり、本
発明によれば、機械台あるいは台板の振動は、該機械台
あるいは台板に充填・収納された粒状体にて振動エネル
ギーが熱エネルギーに変換されることにより、騒音は粒
状体の吸音により著しく低減される。また、機械台ある
いは台板を適宜設置場所に応じ設計できるので、全く制
限を受けることなく設置可能である。そして、機器の軽
重に関係なく安定的に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機械台の第一実施例を示す一部断
面斜視図である。
【図2】本発明による機械台の第二実施例を示す一部断
面斜視図である。
【図3】本発明による機械台の第三実施例を示す一部断
面斜視図である。
【図4】本発明による台板の実施例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 機械台 2 外壁 3 粒状物 4 機器 5 多孔板 6 凹部 7 台板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16M 5/00 F16M 5/00 D 7/00 7/00 E G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ,モータ,ファン,エンジン等の機
    器を載置する機械台の外壁を鉄板等の金属製で形成され
    たパネル構造の箱体とし、該箱体内に粒状物を充填した
    ことを特徴とする粒状物を用いた制振台板。
  2. 【請求項2】上記粒状物が多孔質な粒状物であることを
    特徴とする請求項1記載の粒状物を用いた制振台板。
  3. 【請求項3】上記粒状物がセラミックスであることを特
    徴とする請求項1〜2記載の粒状物を用いた制振台板。
  4. 【請求項4】上記粒状物は入れ替えが自在であることを
    特徴とする請求項1〜3記載の粒状物を用いた制振台
    板。
  5. 【請求項5】ポンプ,モータ,ファン,エンジン等の機
    器を載置する機械台であって、該機械台は略直方体に形
    成されており、その内部に複数個の凹部を形成し、該凹
    部内に粒状物を充填したことを特徴とする粒状物を用い
    た制振台板。
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