JP2001349304A - 油圧回路 - Google Patents

油圧回路

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JP2001349304A
JP2001349304A JP2000166612A JP2000166612A JP2001349304A JP 2001349304 A JP2001349304 A JP 2001349304A JP 2000166612 A JP2000166612 A JP 2000166612A JP 2000166612 A JP2000166612 A JP 2000166612A JP 2001349304 A JP2001349304 A JP 2001349304A
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pump
actuator
valve
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Toshiharu Hagiwara
敏治 萩原
Yoshio Nishimoto
好男 西本
Jun Nakano
潤 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予兆音を発生させるための構成がコスト上昇
につながらない。 【解決手段】 第1ポンプP2からの油圧が第1方向切換
弁2,3に供給され、第2ポンプP2からの油圧が第2方向
切換弁4,5,6に供給され、第1方向切換弁及び第2方向
切換弁は各々対応するアクチュエータに接続され、第2
ポンプからの圧油を第1方向切換弁に供給可能な合流弁
12が設けられ、アクチュエータの非作動時に合流弁から
下流側タンクに接続された油圧回路において、所定のア
クチュエータが作動開始するときに、合流弁の上流側の
油圧を上昇、若しくは、合流弁の絞り開度を減少させ、
合流弁を通過する圧油の流速を上げて通過音を発生さ
せ、アクチュエータが作動開始することを操縦者に知ら
せるための予兆音として用いる。合流弁は、第2ポンプ
の供給圧と、第2アクチュエータの負荷圧及びばねと、
により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械等のアク
チュエータが動作を開始するのを予測するために、予兆
音を発生させる油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなものには、特開平8−
291541号公報に記載のものがある。これによる
と、アクチュエータの負荷圧を検出する圧力センサ及び
音を発生させる発音体などが設けられており、コストが
上昇する問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、予兆音を発
生させるための構成がコスト上昇につながらない油圧回
路の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、第1ポ
ンプからの油圧が第1方向切換弁に供給され、第2ポン
プからの油圧が第2方向切換弁に供給され、第1方向切
換弁及び第2方向切換弁は各々対応するアクチュエータ
に接続され、第2ポンプからの圧油を第1方向切換弁に
供給可能な合流弁が設けられ、アクチュエータの非作動
時に合流弁の下流側をタンクに接続された油圧回路にお
いて、所定のアクチュエータが作動開始するときに、合
流弁の上流側の油圧を上昇、若しくは、合流弁の絞り開
度を減少させ、合流弁を通過する圧油の流速を上げて通
過音を発生させることにより、前記通過音を前記所定の
アクチュエータが作動開始することを操縦者に知らせる
ための予兆音として用いることを特徴とする(請求項
1)。
【0005】この手段は、既存の合流弁が予兆音を発生
するので、別途、予兆音を発生させるための機構を設け
ることなく、コストを低減することができる。
【0006】前記手段において、前記合流弁の一方に
は、第2ポンプの供給圧が入力され、他方には第2アク
チュエータの負荷圧が導入されると共にばねが配置さ
れ、前記合流弁は、第2アクチュエータの負荷圧とばね
力に基づき、第2ポンプの供給圧を制御する圧力補償機
能を有し、前記所定のアクチュエータは、第2ポンプか
ら圧油が供給されるアクチュエータであって、前記所定
のアクチュエータが作動開始するときに、第2アクチュ
エータの負荷圧に基づき、第2ポンプの供給圧を上昇さ
せる構成とするのがよい。
【0007】この構成では、第2方向切換弁が操作され
対応する第2アクチュエータが作動するとき、その負荷
圧が合流弁に導入されて第2ポンプの供給圧を上昇さ
せ、これにより合流弁を通過する圧油の流速が早くな
り、合流弁が通過音を発生する。つまり、合流弁は、負
荷圧が導入されたときに、予兆音が発生するように、第
2ポンプの供給圧を上げるから、別途、予兆音を発生さ
せるための機構を設けないでよく、コストを低減するこ
とができる。
【0008】前記手段において、前記合流弁の一方に
は、第2ポンプの供給圧が入力され、他方には第2アク
チュエータの負荷圧が導入されると共にばねが配置さ
れ、前記合流弁は、第2アクチュエータの負荷圧とばね
力に基づき、第2ポンプの供給圧を制御する圧力補償機
能を有し、前記所定のアクチュエータが作動開始すると
きに、ばね力を上げることにより、第2ポンプの供給圧
を上昇させる構成とするのがよい。
【0009】この構成では、第1方向切換弁を操作して
第1アクチュエータを作動させるとき、また、第2方向
切換弁を操作して第2アクチュエータを作動させると
き、いずれもばね力を上げて、第2ポンプの供給圧を上
昇させるから、圧力補償機能に影響することなく、第2
ポンプから油圧が供給されるアクチュエータ以外のアク
チュエータの予兆音も発生させることができる。
【0010】また別に、本発明の手段は、第1ポンプか
らの油圧が第1方向切換弁に供給され、第1方向切換弁
はアクチュエータに接続され、第2ポンプとタンクとの
間に絞りが設けられた油圧回路において、アクチュエー
タが作動開始するときに、絞りの上流側の油圧を上昇、
若しくは、絞りの開度を減少させ、絞りを通過する圧油
の流速を上げて通過音を発生させることにより、前記通
過音を前記アクチュエータが作動開始することを操縦者
に知らせるための予兆音として用いることを特徴とする
(請求項4)。
【0011】この手段では、第1ポンプに接続される部
位に予兆音を発生させるための機構を設け難いときに他
の第2ポンプに接続される絞りを用いることにより、第
1ポンプから圧油が供給されるアクチュエータの予兆音
を発生させることができる。
【0012】また別に、この発明の手段は、ポンプから
の圧油が方向切換弁に供給され、方向切換弁はアクチュ
エータに接続され、ポンプとタンクとの間に絞り弁が設
けられ、この絞り弁はポンプの供給圧とばねのばね力に
基づき制御される油圧回路において、アクチュエータが
作動を開始するときに、ばねのばね力を上げて、絞り弁
の上流側の油圧を上昇、若しくは、絞り弁の開度を減少
させ、絞り弁を通過する圧油の流速を上げて通過音を発
生させることにより、前記通過音を前記アクチュエータ
が作動開始することを操縦者に知らせるための予兆音と
して用いることを特徴とする(請求項5)。
【0013】この手段では、既存の絞り弁、例えば合流
弁が、予兆音を発生するので、別途、予兆音を発生させ
るための機構を設けることなく、コストを低減すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1、図
2を用いて説明する。図1はクレーンの幾つものアクチ
ュエータの各々に圧油を供給する多連方向切換弁1を回
路図で示したものであり、この多連方向切換弁1は、主
に第1ポンプP1から圧油の供給を受ける2個の第1方
向切換弁2、3、第2ポンプP2から圧油の供給を受け
る3個の第2方向切換弁4、5、6、各方向切換弁に対
応している圧力補償弁7、8、9、10、11、第1ポ
ンプP1の供給圧油に第2ポンプP2の供給圧油を合流
させる合流弁12等で構成されている。
【0015】各方向切換弁2、3、4、5、6は、油圧
パイロット型のもので、両側にパイロット部を備えてお
り、パイロット部に圧油を給排することにより切換動作
するようになっている。各方向切換弁には、対応するア
クチュエータに圧油を給排するアクチュエータ用のポー
トを設けてある。すなわち、方向切換弁2には補巻アク
チュエータ用のポートA1、B1、方向切換弁3には主
巻アクチュエータ用のポートA2、B2、方向切換弁4
にはブーム伸縮アクチュエータ用のポートA3、B3、
方向切換弁5にはブーム起伏アクチュエータ用のポート
A4、B4、方向切換弁6にはジブの旋回アクチュエー
タ用のポートA5、B5を夫々設けてある。
【0016】また、各方向切換弁2、3、4、5、6に
は、アクチュエータ作動時の負荷圧検出用通路13、1
4、15、16、17が接続しており、その検出された
負荷圧により対応する圧力補償弁7、8、9、10、1
1が制御されるようになっている。また、検出された負
荷圧に基づいて、第1方向切換弁2、3の中の最高負荷
圧を選択する高圧選択弁18、第2方向切換弁4、5、
6の中の最高負荷圧を選択する高圧選択弁19、20を
設けてあり、その最高負荷圧は合流弁12の制御に使用
される。
【0017】合流弁12は、状況に応じて第2ポンプP
2からの圧油を第1ポンプP1からの圧油に合流させる
ように設けてある。すなわち、合流弁12は、スプール
型のものでスプール21の両端に軸方向作用力を受けて
移動し、遮断位置と開放位置との間で開度が徐々に変化
するようになっており、開閉と可変絞りの機能を有して
いる。この実施の形態における合流弁12の構造は、図
2に示すようになっている。スプール21の右端に作用
する油圧は、第2ポンプP2の油圧が、通路22から、
スプール21内の通路23を通って図における右端に位
置する圧力室24に導入され、スプール21を左方へ移
動させるように作用する。
【0018】また、スプール21の図2における左端に
は、ばね室25に収容されたばね26の一端が当接して
おり、ばね26の他端はばね受27で受けられ、前記ば
ね室25の左に設けられたピストン室28に収容されて
いる第1ピストン29の突出部30が前記ばね受27に
当接し、第1ピストン29背面(図の左側)には同じピ
ストン室28内で第2ピストン31が当接している。ピ
ストン室28は第1ピストン29の前側室32と、第1
ピストン29と第2ピストン31との間の室33と、第
2ピストン31の後側室34とに区画されている。第1
ピストン29は中心に突出部30を通り前後方向(移動
方向)に貫通した連通孔35を有し、その連通孔35の
途中には絞り36を設けてある。第2ピストン31の後
側室34には第1方向切換弁2、3側の高圧選択弁18
の出口に接続する通路37が接続している。第1ピスト
ン29と第2ピストン31との間の室33には第2方向
切換弁4、5、6側の高圧選択弁19の出口に接続する
通路38が接続している。その通路38は、図2におい
ては、スプール21の右端近くの外周部分に現れてお
り、スプール内の通路39に絞り40を介して接続し、
その通路39は前記ばね室25に達している。第1ピス
トン29の前側室32は、通路41を介してタンク通路
42に接続している。従って、スプール21の左端部に
作用する右方向の作用力は、ばね26によるばね力と、
高圧選択弁18、又は19からの出力圧とによるもので
ある。
【0019】合流弁12は、前記スプール21の移動に
より、第2ポンプP2の供給通路43に接続する通路4
4と、第1方向切換弁2、3への供給通路45に接続す
る通路46との間の開度を変更する。図2における47
は図1における絞り47を形成するノッチである。
【0020】この図2に示すような構成の多連方向切換
弁1は、前述した合流弁12の細部とその関連の構成を
除いては殆ど公知のものである。しかしながら、この構
成においては、第1方向切換弁2、3、及び第2方向切
換弁4、5、6を操作して夫々に対応するアクチュエー
タを動作させる時に、合流弁12が合流弁を通過する圧
油によってアクチュエータが動き始める際の予兆音を発
する点が、従来のものとは異なる。以下にその動作を説
明する。
【0021】第1方向切換弁2、3及び第2方向切換弁
4、5、6がいずれも操作されていない状態(中立位置
にある状態)では、第1ポンプP1から供給される圧油
は、圧力補償弁7、8を通り、方向切換弁3、2を通
り、タンク通路42接続する通路48を経てタンクTに
戻されている。また、第2ポンプから供給される圧油
は、第2方向切換弁4、5、6を通過できないから、供
給通路43の油圧が合流弁12の圧力室24に作用して
おり、反対側のばね室25、ピストン室28には負荷圧
が作用していない状態であるから、合流弁12は殆ど圧
縮されていない設定のばね26の作用力に抗して開いて
おり、第2ポンプP2からの圧油が第1ポンプP1の圧
油に合流して、通路48を経てタンクTに戻されている
状態である。
【0022】この状態から第1方向切換弁2、又は3を
操作したとき、第1ポンプP1の圧油が操作した方向切
換弁を介して対応するアクチュエータに供給されるよう
になり、その負荷圧が負荷圧検出通路13又は14、高
圧選択弁18を介して、合流弁12のピストン室28の
第2ピストン31後側室34に作用する。この圧力は第
1、第2ピストン29、31を前進させてばね26を圧
縮し、図2において、スプール21の反対側の油圧室2
4に作用している第2ポンプP2からの供給圧による作
用力が前記圧縮されたばね26の作用力に抗してスプー
ル21を右方移動端から少し左方へ移動させた状態とな
る。従って、合流弁12は開度を小さくされ、通過する
圧油の流速が速くなり、通過音を発生する。この通過音
はアクチュエータの負荷圧が立ち上がった時点の直後に
発生するから、クレーン操縦者は予兆音として利用でき
る。なお、ばね26は、予め殆ど圧縮されていない状態
で配置されている。そして、ばね26が、第1、第2ピ
ストン29、31の前進により圧縮されたとき、ばね
は、後述する第2ポンプP2の供給圧補償機能に応じた
バネ力になるように設定されている。よって、バネ力を
変更しても圧力補償機能に影響することなく、予兆音を
発生させることができる。さらに、第1ポンプP1に接
続されるアクチュエータの予兆音を発生させるために、
第2ポンプに接続される部位(合流弁12)を用いるこ
とにより、第1ポンプP1に接続される部位に予兆音発
生機構を付加し難い油圧回路にも適用できる。
【0023】また、第2方向切換弁4、5、又は6を操
作したときは、操作した方向切換弁を介して対応するア
クチュエータに第2ポンプP2からの圧油が供給される
ようになり、その負荷圧が負荷圧検出通路15、16、
又は17、高圧選択弁19、通路38、絞り40、通路
39を介して合流弁12のばね室25に作用すると共に
さらに絞り36を介してピストンの間の室33にも作用
する。この圧力はスプール21の左端に直接作用すると
共に第1ピストン29及びばね26を介しても作用し、
図2において、スプール21の反対側の油圧室24に作
用している第2ポンプP2からの供給圧による作用力に
抗してスプール21を右方へ移動させる。このとき絞り
36の存在によりピストン間の室33に圧油が充満する
以前に、ばね室25内の圧油によりスプール21が右端
近くへ移動し、これにより合流弁12は開度が小さくな
り、これに少し遅れて第1ピストン29が徐々に前進
し、ばね26を圧縮するように作用するから、ばね26
の押圧作用が加わり、スプール21は略右端に到達して
平衡する。この間の合流弁12の開度が始めに小さくな
った状態で、通過する圧油の流速が速くなり、前記と同
様に通過音を発生するから、この通過音を、クレーン操
縦者は予兆音として利用できる。この場合、アクチュエ
ータの負荷圧が上昇すると、合流弁12の開度が小さく
なるから、この開度の低下により第2ポンプP2からの
供給圧は上昇する。また、一般的には、第2方向切換弁
4、5、又は6が操作されると、エンジン出力で第2ポ
ンプP2の吐出量がコントロールされて増加し、第2ポ
ンプP2の供給圧は十分に上がり、確実に前記通過音は
発生する。
【0024】また、この合流弁12は、開度が、第2ポ
ンプP2の供給圧と、第2方向切換弁15、16、又は
17に対応するアクチュエータの負荷圧及びばね26
(第1、第2ピストン29、31を前進させて圧縮した
状態)の作用力とにより制御され、第2ポンプP2から
第2方向切換弁4,5,6側に供給する供給圧の補償機
能を有している。すなわち、第2ポンプP2側のアクチ
ュエータに負荷圧が発生している状態では、ばね26が
圧縮されていると共に負荷圧がばね力と共にスプール2
1に作用しているから、さらに高いこれに応じた圧力に
第2ポンプP2の供給圧が保持される。従って、第2方
向切換弁側の負荷圧が上昇すると、合流弁12の開度が
低減しアクチュエータに供給する供給圧を補償する。ま
た、第1方向切換弁側の負荷圧が発生した状態では、ば
ね26が圧縮されてその時のばね26による設定圧と平
衡するようにスプール21が移動し、第2ポンプP2の
供給圧が上昇する。これらにより、第2ポンプP2の供
給圧が上昇して合流弁12の絞り47を通過する流速が
速くなり、通過音(予兆音)が発生する。上述のよう
に、第1方向切換弁2、3および第2方向切換弁4、5、
6のための予兆音を合流弁12でまとめて発生させるか
ら、個別に予兆音発生機構を設ける必要がない。
【0025】前記実施の形態とは別に、図1に示した油
圧回路の、第2切換弁4,5,6、圧力補償弁9,1
0,11、負荷圧検出通路15,16,17、通路38
等がないような油圧回路においても、合流弁12は前述
したと略同様に負荷圧により第1、第2ピストン29,
31が前進してばね26を圧縮し、そのばねの押圧力に
対応して合流弁12の開度が小さくなり、若しくは、第
2ポンプP2の供給圧が上昇して、圧油の通過速度が速
くなって予兆音を発生する。この場合の合流弁12は、
アクチュエータの負荷圧の上昇により開度が小さくなる
絞り弁と考えることができる。従って、第1ポンプP1
に接続される部位に予兆音を発生させるための機構を設
け難いときに、第2ポンプP2に接続される絞り弁を利
用することによって予兆音を発生させる構成が可能であ
る。
【0026】また、前記実施の形態とは別に、図1に示
した油圧回路の、第1ポンプP1、第1方向切換弁2、
3、圧力補償弁7,8、負荷圧検出通路13,14、通
路37等がなく、合流弁12の下流がタンクに接続され
たような油圧回路においても、合流弁12は前述したと
略同様に負荷圧により第1ピストン29が前進してばね
26を圧縮し、そのばねの押圧力に対応して合流弁12
の開度が小さくなり、若しくは、第2ポンプP2の供給
圧が上昇して、圧油の通過速度が速くなって予兆音を発
生する。この場合の合流弁12は、アクチュエータの負
荷圧の上昇により開度が小さくなる絞り弁と考えること
ができる。実用上は合流弁12を利用すればよく、これ
によって新たに別の予兆音発生機構を製作する必要がな
くなる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、既存の合流弁
が予兆音を発生するので、別途、予兆音を発生させるた
めの機構を設けることなく、コストを低減することがで
きる。請求項2に記載の発明は、合流弁は、負荷圧が導
入されたときに、予兆音が発生するように、第2ポンプ
の供給圧を上げるから、別途、予兆音を発生させるため
の機構を設けることなく、コストを低減することができ
る。請求項3に記載の発明は、ばね力を上げて、第2ポ
ンプの供給圧を上昇させるから、圧力補償機能に影響す
ることなく、第2ポンプから油圧が供給されるアクチュ
エータ以外のアクチュエータの予兆音も発生させること
ができる。請求項4に記載の発明は、第1ポンプに接続
される部位に予兆音を発生させるための機構を設け難い
ときに他の第2ポンプに接続される絞りを用いることに
より、第1ポンプから圧油が供給されるアクチュエータ
の予兆音を発生させることができる。請求項5に記載の
発明は、既存の絞り弁、例えば合流弁が、予兆音を発生
するので、別途、予兆音を発生させるための機構を設け
ることなく、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す油圧回路図であ
る。
【図2】同実施の形態の主要部の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 多連方向切換弁 2、3 第1方向切換弁 4〜6 第2方向切換弁 7〜11 圧力補償弁 12 合流弁 13〜17 負荷圧検出通路 18〜20 高圧選択弁 21 スプール 22、23 通路 24 圧力室 25 ばね室 26 ばね 27 ばね受 28 ピストン室 29 第1ピストン 30 突出部 31 第2ピストン 32 前側室 33 間の室 34 後側室 35 連通孔 36 絞り 37〜39 通路 40 絞り 41 通路 42 タンク通路 43 供給通路 44 通路 45 供給通路 46 通路 47 絞り(ノッチ) 48 通路
フロントページの続き (72)発明者 中野 潤 兵庫県神戸市西区福吉台1丁目1617番1 株式会社ナブコ西神工場内 Fターム(参考) 3H089 AA21 BB30 DA06 DB01 DB13 DB43 FF22 GG02 JJ01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ポンプからの油圧が第1方向切換弁
    に供給され、第2ポンプからの油圧が第2方向切換弁に
    供給され、第1方向切換弁及び第2方向切換弁は各々対
    応するアクチュエータに接続され、第2ポンプからの圧
    油を第1方向切換弁に供給可能な合流弁が設けられ、ア
    クチュエータの非作動時に合流弁の下流側をタンクに接
    続された油圧回路において、所定のアクチュエータが作
    動開始するときに、合流弁の上流側の油圧を上昇、若し
    くは、合流弁の絞り開度を減少させ、合流弁を通過する
    圧油の流速を上げて通過音を発生させることにより、前
    記通過音を前記所定のアクチュエータが作動開始するこ
    とを操縦者に知らせるための予兆音として用いることを
    特徴とする油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記合流弁の一方には、第2ポンプの供
    給圧が入力され、他方には第2アクチュエータの負荷圧
    が導入されると共にばねが配置され、前記合流弁は、第
    2アクチュエータの負荷圧とばね力に基づき、第2ポン
    プの供給圧を制御する圧力補償機能を有し、前記所定の
    アクチュエータは、第2ポンプから圧油が供給されるア
    クチュエータであって、前記所定のアクチュエータが作
    動開始するときに、第2アクチュエータの負荷圧に基づ
    き、第2ポンプの供給圧を上昇させることを特徴とする
    請求項1に記載の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記合流弁の一方には、第2ポンプの供
    給圧が入力され、他方には第2アクチュエータの負荷圧
    が導入されると共にばねが配置され、前記合流弁は、第
    2アクチュエータの負荷圧とばね力に基づき、第2ポン
    プの供給圧を制御する圧力補償機能を有し、前記所定の
    アクチュエータが作動開始するときに、ばね力を上げる
    ことにより、第2ポンプの供給圧を上昇させることを特
    徴とする請求項1に記載の油圧回路。
  4. 【請求項4】 第1ポンプからの油圧が第1方向切換弁
    に供給され、第1方向切換弁はアクチュエータに接続さ
    れ、第2ポンプとタンクとの間に絞りが設けられた油圧
    回路において、アクチュエータが作動開始するときに、
    絞りの上流側の油圧を上昇、若しくは、絞りの開度を減
    少させ、絞りを通過する圧油の流速を上げて通過音を発
    生させることにより、前記通過音を前記アクチュエータ
    が作動開始することを操縦者に知らせるための予兆音と
    して用いることを特徴とする油圧回路。
  5. 【請求項5】 ポンプからの圧油が方向切換弁に供給さ
    れ、方向切換弁はアクチュエータに接続され、ポンプと
    タンクとの間に絞り弁が設けられ、この絞り弁はポンプ
    の供給圧とばねのばね力に基づき制御される油圧回路に
    おいて、アクチュエータが作動を開始するときに、ばね
    のばね力を上げて、絞り弁の上流側の油圧を上昇、若し
    くは、絞り弁の開度を減少させ、絞り弁を通過する圧油
    の流速を上げて通過音を発生させることにより、前記通
    過音を前記アクチュエータが作動開始することを操縦者
    に知らせるための予兆音として用いることを特徴とする
    油圧回路。
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