JP2001349237A - 圧電素子を有する燃料噴射系及び圧電素子を有する燃料噴射系の作動方法 - Google Patents

圧電素子を有する燃料噴射系及び圧電素子を有する燃料噴射系の作動方法

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JP2001349237A
JP2001349237A JP2001103955A JP2001103955A JP2001349237A JP 2001349237 A JP2001349237 A JP 2001349237A JP 2001103955 A JP2001103955 A JP 2001103955A JP 2001103955 A JP2001103955 A JP 2001103955A JP 2001349237 A JP2001349237 A JP 2001349237A
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energy
voltage
fuel injection
piezoelectric
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JP2001103955A
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Johannes-Joerg Rueger
リューガー ヨハネス−イェルク
Udo Schulz
シュルツ ウド
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
    • F02D41/2096Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils for controlling piezoelectric injectors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子用の活性化電圧レベルを十分に正確
にセットすることができるようにすること。 【解決手段】 本発明は、例えば、内燃機関内の燃料供
給系でアクチュエータとして使用される圧電素子をチャ
ージするための方法及び装置に関する。方法及び装置
は、圧電素子が作動電圧によって作動され、作動電圧は
圧電素子の温度に対して補正される。圧電素子の温度
は、エネルギバランスモデルを使用して検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲請
求項1の上位概念に記載の装置、即ち、圧電素子を充電
及び/又は放電することによって噴射燃料量を制御す
る、圧電素子を有する燃料噴射系、及び、請求項8の上
位概念に記載の方法、即ち、圧電素子を充電及び/又は
放電することによって噴射燃料量を制御する、圧電素子
を有する燃料噴射系の作動方法に関しており、即ち、圧
電素子の充電用の方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで詳細に考察する圧電素子は、殊に
排他的ではないが、アクチュエータとして使用される圧
電素子である。圧電素子は、公知のように、この圧電素
子に印加された、又は、この圧電素子内に生じた電圧の
関数として収縮したり、伸張したりする特性を持ってい
る。
【0003】圧電素子を使用するアクチュエータを実際
に用いることにより、殊に、問題のアクチュエータが高
速及び/又は頻繁な運動を実行する必要がある場合に有
利であるようにすることができる。
【0004】圧電素子アクチュエータを使用する燃料噴
射系は、1次近似では、圧電素子アクチュエータが、印
加電圧とリニアな伸張との間に比例関係を示すという事
実によって特徴付けられる。圧電素子をアクチュエータ
として使用することにより、殊に、内燃機関用の燃料噴
射ノズルで有利であるように改善することができる。例
えば、ヨーロッパ特許第0371469号公報及びヨー
ロッパ特許第0379182号公報を参照すると、燃料
噴射ノズルで圧電素子を用いる点について記載されてい
る。
【0005】圧電素子は、容量性素子であり、容量性素
子は、既述のように、特定の充電状態又は容量性素子内
に生じる電圧又は容量性素子に印加される電圧に応じて
収縮及び伸張する。燃料噴射ノズルの例では、圧電素子
の伸張及び収縮は、噴射ニードルのリニアストロークを
操作する制御弁に使用される。
【0006】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1974
2073号公報及びドイツ連邦共和国特許出願公開第1
9729844号公報(その全てが本願明細書に引用さ
れている)には、燃料噴射系内の噴射ニードルを制御す
るために2重作動する、2重弁座バルブを有する圧電素
子が開示されている。
【0007】内燃機関のシリンダ内への燃料噴射用のニ
ードルのリニアなストロークを制御するための、例え
ば、2重作動、2重弁座バルブとして構成された燃料噴
射ノズルでは、相応のシリンダ内に噴射される燃料量
は、バルブが開かれている時間の関数であり、圧電素子
を用いた場合、バルブのバルブプラグが2重作動制御弁
の2つの弁座の一方に配設されると、このバルブは閉じ
られたままか、又は、閉じられる。この目的は、高い精
度で所望の燃料噴射容量を達成することにあり、例え
ば、予備噴射中、特に小さな噴射噴射容量を達成するこ
とにある。
【0008】2重作動制御弁の例では、圧電素子は、当
該圧電素子に印加された活性化電圧の作用によって伸張
又は収縮され、その結果、相応の被制御バルブプラグ
が、設定された時間期間中最大燃料流にするように相応
の噴射ニードルを位置調整するための、2重作動制御弁
の2つの弁座間の中程に配置されている。例えば、相応
のバルブプラグが最大燃料流に正確に位置調整されるよ
うに、十分な精度で活性化電圧を決定して印加するのは
難しいことが分かっている。
【0009】殊に、温度依存のヒステリシス効果を、バ
ルブプラグを正確に位置調整するのに考慮する必要があ
ることが分かっている。例えば、異なった温度で、圧電
素子は、活性化電圧が低い電圧から接近しているか、又
は、高い温度から接近しているかどうかに依存して、異
なった電圧で異なった経過を有している。この効果を考
慮しないと、制御弁の位置及び燃料噴射操作の際に精度
が低下してしまう。更に、圧電素子の温度が極端に高い
か、又は、低くなると、圧電素子の温度を測定して、圧
電素子の温度依存性を補償する所定手段が有効でなくな
ってしまう。この点については、特許出願、名称"Fuel
Injection System"、(attorney docketnumber 10744/5
7、本発明の譲渡人によって本件と同日に提出された)
に詳細に説明されており、その全てが本願明細書に引用
されている。
【0010】しかし、圧電素子の温度は、一般的に測定
されないので、圧電素子のエネルギバランスモデルは、
直接測定しないで圧電素子の温度を決定するのに使用す
ることができる。これにより、圧電素子の温度を極めて
精確に評価することができ、相応して、制御弁の位置調
整精度を高めることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、請求
項1の上位概念に記載した装置、及び、請求項8の上位
概念に記載した方法を、例えば、バルブプラグを最大燃
料流となるように正確に位置調整するように、圧電素子
用の活性化電圧レベルを十分に正確にセットすることが
できるようにすることにある。特別な圧電素子は、例え
ば、燃料噴射系のような系でアクチュエータとして使用
される幾つかの圧電素子の1つにすることができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、この課
題は、請求項1(装置)の特徴要件及び請求項8(方
法)の特徴要件により解決される。
【0013】つまり、−圧電素子を充電するための作動
電圧が、特定の圧電素子の温度の関数として設定される
のであり(請求項1の特徴要件)、−充電前に、作動電
圧が、圧電素子を充電するために測定され、作動電圧
は、圧電素子の温度の関数として設定される(請求項8
の特徴要件)。
【0014】
【発明の実施の形態】有利な実施例は、従属請求項に記
載されている。
【0015】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例を用いて
詳細に説明する。
【0016】図10には、アクチュエータとして圧電素
子2010を使用する燃料噴射系の略図が示されてい
る。図10を参照すると、圧電素子2010は、所定活
性化電圧に応じて伸張及び収縮するように電力給電され
る。圧電素子2010は、ピストン2015に結合され
ている。伸張状態では、圧電素子2010により、ピス
トン2015は、ヒュードロリック流体、例えば、燃料
を含むヒュードロリック(hydraulic)アダプタ2020内
に突入する。圧電素子の伸張の結果として、2重作動制
御弁2025は、ヒュードロリックアダプタ2020からヒュー
ドロリックに押し出され、バルブプラグ2035は、第1の
閉位置2040から拡張される。2重作動制御弁2025及び中
空穴2020を組み合わせて、2重作動、2重弁座弁として
言及されることが屡々あり、その理由は、圧電素子2010
が非励起状態である場合、2重作動制御弁2025は、その
最初の閉位置2040のままである。他方、圧電素子2010が
完全に伸張した場合、この圧電素子は、その第2の閉位
置2030にされる。バルブプラグ2035の後者の位置は、図
10に一点鎖線で略示されている。
【0017】燃料噴射系は、噴射ニードル2070を有して
おり、この噴射ニードルにより、圧縮燃料供給ライン20
60から燃料をシリンダ(図示していない)内に噴射する
ことができるようになる。圧電素子2010が励起されない
か、又は、完全に伸張されている場合、2重作動制御弁
2025は、その都度、その最初の閉位置2040、又は、その
第2の閉位置2030にされる。バルブプラグ2035の後者の
位置は、図10に一点鎖線で略示されている。
【0018】燃料噴射系は、噴射ニードル2070を有して
おり、この噴射ニードルにより、圧縮燃料供給ライン20
60から燃料をシリンダ(図示していない)内に噴射する
ことができるようになる。圧電素子2010が励起されてい
ないか、又は、完全に伸張されている場合、2重作動制
御弁2025は、その都度、その最初の閉位置2040又はその
第2の閉位置2030にされる。両者の場合に、ヒュードロ
リックレール圧は、噴射ニードル2070を閉位置に維持す
る。従って、燃料混合気はシリンダ(図示していない)
内に入らない。逆に、圧電素子2010が励起されて、2重
作動弁2025が、所謂中空穴2050に関して中間位置にさ
れ、それから、圧力が、圧縮燃料供給ライン2060に低下
される。この圧力低下により、圧縮燃料供給ライン2060
内の圧力差が、噴射ニードル2070の頂部と底部との間と
なり、その結果、噴射ニードル2070は持ち上げられて、
シリンダ(図示していない)内に燃料噴射される。
【0019】図1には、例えば、2重作動制御弁に作用
する圧電素子を使用する燃料噴射系の実施例での、予め
選択された固定時間周期中の作動電圧Uと噴射燃料容積
mとの関係が図示されている。y軸は、予め選択された
固定時間周期中のシリンダ室内に噴射された燃料の容積
を示す。x軸は、2重作動制御弁のバルブプラグを移動
するのに使用される、相応の圧電素子に印加又は蓄積さ
れた作動電圧を示す。
【0020】x=0,y=0では、作動電圧Uはゼロであり、バ
ルブプラグは、予め選択された固定時間周期中の燃料流
を阻止する第1の閉位置に位置している。ゼロより大き
な作動電圧Uの値の場合、Uoptとして示されるx軸点
に至る迄、作動電圧Uの指示値により、バルブプラグ
は、移動して第1の閉位置から離れ、第2の閉位置に向
かい、そのようにして、固定時間周期の間噴射された燃
料の容積は大きくなり、作動電圧はUoptに達し、y軸
上に指示される容積値はme,maxになる。固定時間
周期の間噴射燃料の最大容積に相応する点me,max
は、圧電素子に印加されるか、又は、蓄積される作動電
圧値を示し、その結果、第1の閉位置と第2の閉位置と
の間でのバルブプラグが最適に移動する。
【0021】図1に示されているように、Uoptより
も大きな活性化電圧の値の場合に、固定時間周期中噴射
される燃料の容積は、ゼロに達する迄減少する。これ
は、最適点からの、及び、2重作動制御弁の第2の閉位
置に向かった、バルブふラグが第2の閉位置に対向して
位置する迄のバルブプラグの変位を示す。従って、図1
には、活性化電圧により、圧電素子がバルブプラグを最
適点に至る迄変位する場合に生じる燃料噴射の最大容積
が示されている。
【0022】本発明によると、特定の圧電素子の場合に
所定時間のUoptの値は、その時点での特定の圧電素
子の作動特性によって影響されるということが分かる。
即ち、所定の活性化電圧の場合に圧電素子によって生じ
る変位量は、特定圧電素子の作動特性の関数として変化
する。従って、所定の固定時間周期の間に燃料噴射の最
大容積me,maxに達するために、圧電素子に印加又
は圧電素子で生じる活性化電圧は、特定の圧電素子の電
流作動特性に関する値をUoptを達成するように設定
する必要がある。
【0023】図2には、上述の2重弁座弁を示す、例示
的な制御弁のストロークのプロフィールを略示する2つ
のグラフが示されている。図2の上側には、x軸が時間
を示し、y軸がバルブプラグの変位量を示す(バルブリ
フト)。図2の下側では、x軸が時間を示し、y軸が、
上側の図のバルブリフトから生じる燃料流を供給するた
めのノズルニードルリフトを示す。上側及び下側の図
は、それぞれx軸によって示されているように、相互に
時間が一致している。噴射サイクル中、圧電素子はチャ
ージされて、圧電素子は伸張する。この点について、以
下詳細に説明する。相応のバルブプラグが、第1の閉位
置から、予備噴射ストローク用の第2の閉位置に移動さ
れる(図2の上側に示されている)。図2の下側の図に
は、バルブプラグが、2重作動制御弁の2つの弁座間で
動いて、両弁座間でプラグが動くに連れてバルブが開閉
して生じる小さな燃料噴射が示されている。一般的に
は、圧電素子は、2つのステップでチャージすることが
でき、つまり、第1のステップでは、圧電素子が所定電
圧にチャージされて、バルブが開かれ、第2のステップ
では、圧電素子が更にチャージされて、バルブが再度第
2の閉位置に閉じられる。各ステップ間には、一般的
に、所定の時間遅延がある。
【0024】予め選択された時間期間後、ディスチャー
ジ作動が実行され(この点について、以下詳細に説明す
る)、その際、圧電素子内のチャージが低減され、その
結果、圧電素子は収縮し(詳細に説明されているよう
に)、バルブプラグが動かされて、第2の閉位置から離
れ、2つの弁座間の中間点に保持される。図1に示され
ているように、圧電素子内の作動電圧は、バルブリフト
の最適点に相応するU ptに等しい値に達することが
でき、それにより、主噴射に割り当てられた時間周期の
間最大燃料流me,maxが達成される。図2の上側及
び下側のグラフには、主燃料噴射の結果達成される中間
点でのバルブリフトのホールディングが示されている。
【0025】主噴射用の時間周期の終了時点で、圧電素
子は、ゼロの作動電圧に放電され、圧電素子は更に収縮
し、バルブプラグが動いて最適位置から離れ、第1の閉
位置に向かい、バルブを閉じて燃料流を停止する(図2
の上側及び下側のグラフに示されている)。この時点
で、バルブプラグは、再度、他の予備噴射、主噴射周期
を繰り返す位置になる(例えば、上述のように)。もち
ろん、何らかの他の噴射周期を実行してもよい。
【0026】図3には、本発明を実施することができる
装置構成の実施例のブロック図が示されている。
【0027】図3には、詳細領域A及び非詳細領域Bが
あり、それらの分離は、破線cによって示されている。
詳細領域Aは、圧電素子10,20,30,40,5
0,60の充電及び放電用の回路を有している。考察し
ている例では、これらの圧電素子10,20,30,4
0,50,60は、内燃機関の燃料噴射ノズル(特に、
所謂コモンレール噴射器内の)内のアクチュエータであ
る。圧電素子は、そのような目的のために使用すること
ができる。と言うのは、公知のように、及び上述のよう
に、圧電素子は、それに印加された電圧の関数として収
縮及び膨張するという特性を有しているからである。説
明している実施例で、6個の圧電素子10,20,3
0,40,50,60を設ける理由は、内燃機関内で6
個のシリンダを独立に制御するためであり、従って、何
らかの他の個数の圧電素子にしても、何らかの他の目的
に適うかもしれない。
【0028】非詳細領域Bは、制御ユニットD及び作動
IC Eを有しており、これら両者によって、詳細領域
A内の各要素は制御され、例えば、本発明により、制御
ユニットDに入力して当該制御ユニットDによって使用
するために、内燃機関の燃料圧縮及び回転速度(rpm)
のようなシステム作動特性を測定するための測定システ
ムFと同様に制御され、以下、詳細に説明する。本発明
によると、制御ユニットD及び作動IC Eは、各特定
圧電素子の作動特性の関数として圧電素子用の作動電圧
を制御するようにプログラミングされている。
【0029】最初に、詳細領域A内の個別要素につい
て、以下説明する。それから、圧電素子10,20,3
0,40,50,60の充放電のプロシージャについて
は、一般的に説明する。最後に、制御ユニットD及び作
動IC Eを用いて制御される本発明による両プロシー
ジャのやり方について、詳細に説明する。
【0030】詳細領域A内の回路は、6個の圧電素子1
0,20,30,40,50,60を有している。
【0031】圧電素子10,20,30,40,50,
60は、第1のグループG1と第2のグループG2とに
配分されており、各々3つの圧電素子(即ち、第1のグ
ループG1に圧電素子10,20及び30、乃至、第2
のグループG2に圧電素子40,50及び60)を有し
ている。グループG1及びG2は、相互に他方に並列に
接続された回路部分の構成要素である。グループセレク
タスイッチ310,320は、圧電素子10,20及び
30乃至40,50及び60のグループG1,G2を形
成するのに使用することができ、各場合に、共通の充放
電装置によって放電される(しかし、グループセレクタ
スイッチ310,320は、充電プロシージャにとって
は無意味であり、この点について、以下詳細に説明す
る)。
【0032】グループセレクタスイッチ310,320
は、コイル240と各グループG1及びG2(そのコイ
ル側の端子)との間に配設されていて、トランジスタと
して実施されている。サイドドライバ311,321
は、作動IC Eから受信された制御信号を、要求され
ているスイッチを閉じたり開いたりするのに適した電圧
に変換するように実施されている。
【0033】ダイオード315及び325(グループセ
レクタダイオードとして言及される)は各々、グループ
セレクタスイッチ310,320と並列に設けられてい
る。グループセレクタスイッチ310,320が、例え
ば、MOSFET又はIGBTとして実施されている場
合、これらのグループセレクタダイオード315及び3
25は、寄生ダイオード自体によって構成してもよい。
ダイオード315,325は、チャージプロシージャー
中グループセレクタスイッチ310,320をバイパス
する。従って、グループセレクタスイッチ310,32
0の機能は、放電プロシージャーだけのために、圧電素
子10,20及び30乃至40,50及び60のグルー
プG1,G2を選択するのに減らされる。
【0034】各グループG1乃至G2内で、圧電素子1
0,20及び30乃至40,50及び60は、圧電ブラ
ンチ110,120及び130(グループG1)及び1
40,150及び160(グループG2)の構成部とし
て配設されており、これらは並列接続されている。各圧
電ブランチは、圧電素子10,20,30,40,50
乃至60及び抵抗13,23,33,43,53乃至6
3(ブランチ抵抗として言及されている)を有する第1
の並列回路と、トランジスタ11,21,31,41,
51乃至61(ブランチセレクタスイッチとして言及さ
れている)として構成されたセレクタスイッチと、ダイ
オード12,22,32,42,52乃至62(ブラン
チダイオードとして言及されている)から構成された第
2の並列回路との直列回路を有している。
【0035】ブランチ抵抗13,23,33,43,5
3乃至63により、相応の圧電素子10,20,30,
40,50乃至60が、チャージプロシージャーの間及
び後に連続的に自らディスチャージする(各容量性の圧
電素子10,20,30,40,50乃至60の両端子
を各々相互に接続しているので)。しかし、ブランチ抵
抗13,23,33,43,53乃至63は充分に大き
くて、このプロシージャーが、以下説明するような制御
されたチャージ及びディスチャージプロシージャーに比
較して緩慢であるようにされる。従って、どんな圧電素
子10,20,30,40,50又は60のチャージ
も、チャージングプロシージャー後の適切な時間内では
非チャージ状態と見なせると仮定するのは理に適ってい
る(それにもかかわらず、この理由により、ブランチ抵
抗13,23,33,43,53及び63が、システム
の故障又は他の例外的な状況の場合に、圧電素子10,
20,30,40,50及び60上に電荷が残るのを回
避することができる)。従って、ブランチ抵抗13,2
3,33,43,53及び63は、以下の説明では省略
する。
【0036】個別の圧電ブランチ110,120,13
0,140,150乃至160内のブランチセレクタス
イッチ/ブランチダイオード対、即ち、セレクタスイッ
チ11及び圧電ブランチ120内のダイオード12等
は、寄生ダイオードを有する電子スイッチ(即ち、トラ
ンジスタ)、例えば、MOSFET又はIGBT(グル
ープセレクタスイッチ/ダイオード310及び315乃
至320及び325)を使用して実施することができ
る。
【0037】ブランチセレクタスイッチ11,21,3
1,41,51乃至61は、圧電素子10,20,3
0,40,50又は60のブランチを形成するのに使用
することができ、圧電素子10,20,30,40,5
0又は60は、どんな場合でも共通のチャージ及びディ
スチャージ装置によってチャージされる:つまり、各場
合に、チャージされた圧電素子10,20,30,4
0,50又は60は全てチャージされ、これらのブラン
チセレクタスイッチ11,21,31,41,51又は
61は、以下説明するチャージプロシージャー中閉じら
れる。通常、何時でも、ブランチセレクタスイッチは1
つしか閉じられない。
【0038】ブランチダイオード12,22,32,4
2,52及び62は、ディスチャージプロシージャー
中、ブランチセレクタスイッチ11,21,31,4
1,51乃至61をバイパスするために使われる。従っ
て、チャージプロシージャーの場合に考察している例で
は、どの個別圧電素子を選択してもよく、他方、ディス
チャージプロシージャーの場合には、第1のグループG
1又は第2のグループG2の圧電素子10,20,3
0,40,50又は60のどちらか又は両方を選択する
必要がある。
【0039】圧電素子10,20,30,40,50又
は60自体を再チューニングする場合、ブランチセレク
タ圧電端子15,25,35,45,55乃至65は、
ブランチセレクタスイッチ11,21,31,41,5
1乃至61、又は、相応のダイオード12,22,3
2,42,52乃至62のどちらかのグループに接続さ
れ、及び、両方の場合に付加的に抵抗300によって接
続される。
【0040】抵抗300の目的は、圧電素子10,2
0,30,40,50又は60のチャージ及びディスチ
ャージ中、ブランチセレクタ圧電端子15,25,3
5,45,55乃至65とアースとの間に流れる電流を
測定することである。これらの電流を検知することによ
り、圧電素子10,20,30,40,50又は60の
チャージ及びディスチャージを制御することができるよ
うになる。特に、チャージスイッチ220及びディスチ
ャージスイッチ230を、電流の大きさに依存して開閉
することにより、チャージ電流及びディスチャージ電流
を所定平均値に設定することができ、及び/又は、所定
最大値を超過するか、及び/又は、所定最小値を下回っ
た状態に保持することができる(以下詳述する)。
【0041】考察している例では、測定自体は、更に、
例えば、5V DCの電圧を供給する電圧源621を必
要とし、更に、2つの抵抗622及び623として構成
された分圧器を必要とする。これは、作動IC E(こ
れにより測定が実行される)が負の電圧になるのを阻止
するためである。さもないと、測定点620に負の電圧
が生じて、作動IC Eを用いて処理することができな
くなり:つまり、そのような負の電圧は、前記電圧源6
21及び分圧抵抗622及び623によって給電される
正の電圧セットアップとの加算により正の電圧にチャー
ジされる。
【0042】各圧電素子10,20,30,40,50
又は60の他方の端子、即ち、グループセレクタ圧電端
子14,24,34,44,54乃至64は、グループ
セレクタスイッチ310乃至320又はグループセレク
タダイオード315乃至325を介して、同様に、コイ
ル240及びチャージングスイッチ220とチャージン
グダイオード221とから構成された並列回路を介し
て、電圧源のプラス極に接続されており、択一選択的
に、又は、付加的に、グループセレクタスイッチ310
乃至320又はダイオード315乃至325同様にコイ
ル240と、ディスチャージングスイッチ230又はデ
ィスチャージングダイオード231とから構成された並
列回路とを介してアースに接続されている。チャージン
グスイッチ220及びディスチャージングスイッチ23
0は、トランジスタ、例えば、サイドドライバ222乃
至232を介して制御されるトランジスタとして構成さ
れている。
【0043】実施例で考察している容量特性のある素子
を有する電圧源は、(バッファ)キャパシタ210であ
る。キャパシタ210は、バッテリ200(例えば、エ
ンジン自動車バッテリ)及びその下流側のDC電圧コン
バータ201によってチャージされる。DC電圧コンバ
ータ201は、バッテリ電圧(たとえば、12V)を実
質的に他のDC電圧(例えば、250V)に変換し、キ
ャパシタ210をその電圧にチャージする。DC電圧コ
ンバータ201は、トランジスタスイッチ202及び抵
抗203を用いて制御され、この抵抗203は、測定点
630の電流測定のために利用される。
【0044】クロスチェックの目的のために、測定点6
50での別の電流測定は、作動ICE並びに抵抗65
1,652及び653及び5V DC電圧、例えば、電
源654によって行うことができ:更に、測定点640
での電圧測定は、作動ICE並びに分圧抵抗641及び
642によって行うことがてきる。
【0045】最後に、抵抗330(トータルディスチャ
ージ抵抗として言及されている)、トランジスタ331
(ストップスイッチとして言及されている)として構成
されたストップスイッチ、ダイオード332(トータル
ディスチャージダイオードとして言及されている)は、
圧電素子10,20,30,40,50及び60をディ
スチャージするのに使用される(以下詳述するような
「通常の」ディスチャージ作動によってディスチャージ
されない事態が生じた場合)。ストップスイッチ331
は、有利には、「通常の」ディスチャージプロシージャ
ー(ディスチャージスイッチ230を介しての周期的な
ディスチャージ)後に閉じられる。それにより、圧電素
子10,20,30,40,50及び60は、抵抗33
0及び300を介してアースに接続され、従って、圧電
素子10,20,30,40,50及び60内に残留し
ていることがある何らかの残留チャージが除去される。
トータルディスチャージダイオード332は、圧電素子
10,20,30,40,50及び60に負の電圧(場
合によっては、これによりダメージを受けることがあ
る)が生じないようにする。
【0046】全ての圧電素子10,20,30,40,
50及び60の全て、又は、何らかの特定の圧電素子の
チャージ及びディスチャージは、単一のチャージ及びデ
ィスチャージ装置(グループ及びその圧電素子全てに共
通に)を用いて実施される。考察している実施例では、
共通のチャージ及びディスチャージ装置は、バッテリ2
00、DC電圧コンバータ201、キャパシタ210、
チャージスイッチ220及びディスチャージスイッチ2
30、チャージダイオード221及びディスチャージダ
イオード231及びコイル240を有している。
【0047】各圧電素子のチャージ及びディスチャージ
は、同じやり方で行われ、以下、第1の圧電素子10だ
けを用いて説明する。
【0048】チャージ及びディスチャージプロシージャ
の間生じる条件については、図4a〜4dを用いて説明
する。その内、図4a及び4bは、圧電素子10のチャ
ージを示し、図4c及び4dは、圧電素子10のディス
チャージを示す。
【0049】1つ以上の圧電素子10,20,30,4
0,50又は60の、チャージ又はディスチャージされ
るべきものの選択は、ディスチャージプロシージャ同様
な以下説明するようなチャージプロシージャは、作動I
C E及び制御ユニットDによって、上述のスイッチ1
1,21,31,41,51,61;310,320;
220,230及び331の1つ以上開閉を用いて作動
される。詳細領域Aと、作動IC E及び制御ユニット
Dとの各素子間の相互作用について、以下更に説明す
る。
【0050】チャージプロシージャーに関しては、最初
に特定の、チャージされるべき圧電素子10,20,3
0,40,50又は60が選択される。排他的に第1の
圧電素子10をチャージするために、第1のブランチ1
10のブランチセレクタスイッチ11が閉じられ、それ
以外のブランチセレクタスイッチ21,31,41,5
1及び61は全て開かれ続ける。排他的に他の圧電素子
20,30,40,50,60をチャージするために、
又は、同時に幾つかの圧電素子をチャージするために、
相応のブランチセレクタスイッチ21,31,41,5
1及び/又は61を閉じることによって選択される。
【0051】その際、チャージプロシージャ自体は以下
のようにして行われる:一般的に、考察している例で
は、チャージプロシージャは、キャパシタ210と第1
の圧電素子10のグループセレクタ圧電端子14との正
の電位差を必要とする。しかし、チャージスイッチ22
0とディスチャージスイッチ230とが開かれている限
り、圧電素子10のチャージ又はディスチャージは行わ
れない:この状態では、図3に示されている回路は、定
常状態条件内であり、即ち、圧電素子10は、そのチャ
ージ状態を実質的に変化しないように保持し、電流は流
れない。
【0052】第1の圧電素子10をチャージするため
に、チャージスイッチ220は閉じられる。理論的に
は、第1の圧電素子10は、そのようにすることによっ
てチャージされる。しかし、これは、大きな電流を生
じ、含まれている素子にダメージを与えることがある。
従って、発生電流は、測定点620で測定され、スイッ
チ220は、検出電流が所定限界を超過すると即座に再
度開けられる。従って、第1の圧電素子10に所望のチ
ャージを達成するために、チャージスイッチ220は、
繰り返し閉じたり開けられたりし、ディスチャージスイ
ッチ230は開かれたままである。
【0053】詳細には、チャージスイッチ220が閉じ
られると、図4aに示された状態が生じ、即ち、圧電素
子10、キャパシタ210,コイル240から構成され
た直列回路を含む閉回路が形成され、その際、電流i
LE(t)が図4aに矢印で示されているように流れ
る。この電流が流れた結果として、両方の正のチャージ
は、第1の圧電素子10のグループセレクタ圧電端子1
4に流され、エネルギがコイル240に蓄積される。
【0054】チャージスイッチ220が閉じられていた
後短時間(例えば、数μs)開いた場合、図4bに示さ
れた状態が生じる:圧電素子10,チャージダイオード
221、及び、コイル240から構成された直列回路を
有する閉回路が形成され、この閉回路内で、電流i
μ(t)が、図4bに矢印により示されたように流れ
る。この電流の結果、コイル240内に蓄積されたエネ
ルギが圧電素子10内に流れる。圧電素子10に分配さ
れたエネルギに相応して、圧電素子に生じた電圧、及
び、圧電素子の外寸が増大する。コイル240から圧電
素子10へエネルギが転送されると、図3に示されてい
て既に説明したような、回路の定常状態条件に再度達す
る。
【0055】その時点で、又は、それよりも早く、又
は、それよりも遅く(チャージ作動の所望の時間プロフ
ィールに依存して)、チャージスイッチ220が再度閉
じられ、再度開かれ、その結果、上述のプロセスが繰り
返される。チャージスイッチ220の再閉及び再開の結
果として、圧電素子10内に蓄積されたエネルギが増大
し(圧電素子10内に既に蓄積されたエネルギ及び新規
に分配されたエネルギは、一緒に加算される)、圧電素
子10に生じる電圧、及び、その外寸は、それにより増
大する。
【0056】チャージスイッチ220の前述の開閉が数
回繰り返された場合、圧電素子10に生じる電圧、及
び、圧電素子10の膨張が段階的に増大する。
【0057】チャージスイッチ220が所定回数開閉さ
れると、及び/又は、圧電素子10が所望のチャージ状
態に達すると、圧電素子のチャージは、チャージスイッ
チ220が開かれることによって終了される。
【0058】ディスチャージプロシージャに関しては、
考察している実施例では、圧電素子10,20,30,
40,50,60は、以下のようなグループ(G1及び
/又はG2)で放電される:最初に、グループ又はグル
ープG1及び/又はG2のグループセレクタスイッチ3
10及び/又は320の、放電される必要がある圧電素
子が閉じられる(ブランチセレクタスイッチ11,2
1,31,41,51,61が、ディスチャージプロシ
ージャの場合に、圧電素子10,20,30,40,5
0,60の選択に影響を及ぼさず、つまり、この場合
に、これらは、ブランチダイオード12,22,32,
42,52,62によってバイパスされるからであ
る)。従って、第1のグループG1の部分として圧電素
子10を放電するために、第1のグループセレクタスイ
ッチ310が閉じられる。
【0059】ディスチャージスイッチ230が閉じられ
ている場合、図4に示された状態が生じる:圧電素子1
0及びコイル240から構成された直列回路を有する閉
回路が形成され、この閉回路内には、図4cに矢印によ
って示されたように電流i (t)が流れる。この電
流の結果、圧電素子内に蓄積されたエネルギ(その一部
分)が、コイル240に搬送される。圧電素子10から
コイル240に搬送されたエネルギに相応して、圧電素
子10に生じる電圧、及び、その外寸が減少する。
【0060】ディスチャージスイッチ230が、閉じら
れていた後短時間(例えば、数μs)、図4dに示され
た状態が生じる:圧電素子10、キャパシタ210、デ
ィスチャージダイオード231、及び、コイル240か
ら構成された直列回路を含む閉回路が形成される。この
閉回路内には、電流iEA(t)が、図4dに矢印によ
って示されたように流れる。この電流が流れた結果、コ
イル240内に蓄積されたエネルギがキャパシタ210
に戻される。コイル240からキャパシタ210にエネ
ルギが搬送されると、回路の定常状態が図3に示されて
いるように、既述のように、再度達成される。
【0061】その時点で、又は、それ以前、又はそれ以
降(放電作動の所望の時間プロフィールに依存して)、
ディスチャージスイッチ230は、再度開閉を繰り返
し、その結果、上述のプロセスが繰り返される。ディス
チャージスイッチ230が再度開閉を繰り返す結果、圧
電素子10内に蓄積されたエネルギが更に減少し、圧電
素子に生じる電圧、及び、その外寸がそれに応じて減少
する。
【0062】ディスチャージスイッチ230の前述の開
閉が数回繰り返されると、圧電素子10に生じる電圧、
及び、その圧電素子10の膨張が段階的に減少される。
【0063】ディスチャージスイッチ230が所定回数
開閉されると、及び/又は、圧電素子が所望の放電状態
に達すると、圧電素子10の放電が、ディスチャージス
イッチ230が開かれることによって終了される。
【0064】作動IC E及び制御ユニットDと、詳細
領域A内の各要素との相互作用が、ブランチセレクタ制
御線410,420,430,440,450,46
0、グループセレクタ制御線510,520、ストップ
スイッチ制御線530、チャージスイッチ制御線540
及びディスチャージスイッチ制御線550及び制御線5
60を介して、作動IC Eから詳細領域A内の各要素
へ送信される制御信号によって実行される。他方、セン
サ線700,710,720,730,740,750
を介して作動IC Eに伝送される、詳細領域A内の測
定点600,610,620,630,640,650
で得られたセンサ信号が用いられる。
【0065】制御線は、既述のように相応のスイッチを
開閉することにより、1つ又は幾つかの圧電素子10,
20,30,40,50,60のチャージ又はディスチ
ャージプロシージャを実行するために、圧電素子10,
20,30,40,50,60を選択するのに、トラン
ジスタベースに電圧を印加するか、又は、印加しないよ
うに使用される。センサ信号は、特に、測定点600乃
至610の測定及び測定点620からの充放電電流の測
定から圧電素子10,20及び30乃至40,50及び
60の合成電圧を決定するのに使用される。制御ユニッ
トD及び作動IC Eは、以下図3及び5を用いて詳細
に説明するように、制御ユニットD及び作動IC Eの
両者の相互作用を実行するために、両方の種類の信号を
結合するために使用される。
【0066】図3に示されているように、制御ユニット
D及び作動IC Eは、並列バス840を用いて、及
び、付加的に直列バス850を用いて相互に接続されて
いる。並列バス840は、特に、制御ユニットDから作
動IC Eに制御信号を高速伝送するのに使用され、他
方、直列バス850は、遅速なデータ転送用に使用され
る。
【0067】図5には、幾つかのコンポーネントが示さ
れており、作動IC Eは、論理回路800、RAMメ
モリ810、デジタル/アナログ変換器システム820
及び比較器システム830を含む。更に、高速並列バス
840(制御信号用に使用される)は、作動IC Eの
論理回路800に接続されており、遅速な直列バス85
0は、RAMメモリ810に接続されている。論理回路
800は、RAMメモリ810、比較器システム830
及び信号線410,420,430,440,450,
460;510,520;530;540,550,5
60に接続されている。RAMメモリ810は、論理回
路800並びにデジタル/アナログ変換器システム82
0に接続されている。デジタル/アナログ変換器システ
ム820は、更に、比較器システム830に接続されて
いる。比較器システム830は、更に、直列線700及
び710;720;730,740及び750、及び、
既述のように、論理回路800に接続されている。
【0068】上述の各コンポーネントは、例えば、以下
のようなチャージプロシージャで使用される:制御ユニ
ットDを用いて、所定のターゲット電圧にチャージされ
るべき特定の圧電素子10,20,30,40,50,
60が決定される。従って、最初に、ターゲット電圧の
値(デジタル数によって表現された)は、遅速な直列バ
ス850を介してRAMメモリ810に伝送される。タ
ーゲット電圧は、例えば、図1に関して上述のような、
主噴射で使用されるUoptの値である。事後に、又
は、同時に、選択されるべき特定の圧電素子10,2
0,30,40,50又は60に相応するコード、及
び、RAMメモリ810内の所望の電圧のアドレスが、
並列バス840を介して論理回路800に伝送される。
その後、ストロボ信号は、並列バス840を介して論理
回路800に送信され、それにより、チャージプロシー
ジャ用のスタート信号が供給される。
【0069】スタート信号により、最初に、論理回路8
00がRAMメモリ810からターゲット電圧を取り出
し、ターゲット電圧をデジタル/アナログ変換器システ
ム820に転送し、その際、デジタル/アナログ変換器
システム820の1アナログ出力側から所望の電圧が出
力される。更に、前記のアナログ出力側(図示していな
い)は、比較器システム830に接続されている。それ
に加えて、論理回路800は、測定点600(第1のグ
ループG1の圧電素子10,20,30のどれか)、又
は、測定点610(第2のグループG2の圧電素子4
0,50又は60のどれか)を、比較器システム830
に対して選択する。その結果、選択された圧電素子1
0,20,30,40,50又は60のターゲット電圧
及びプリセット電圧は、比較器システム830によって
比較される。比較の結果、即ち、ターゲット電圧とプリ
セット電圧との間の差が、論理回路800に伝送され
る。それにより、論理回路800は、ターゲット電圧及
びプリセット電圧が相互に等しくなると即座にこのプロ
シージャを停止することができる。
【0070】第2に、論理回路800は、制御信号を、
選択された圧電素子10,20,30,40,50又は
60に相応するブランチセレクタスイッチ11,21,
31,41,51又は61に供給し、その結果、スイッ
チは閉じられる(説明した例でのチャージプロシージャ
のオンセット前に全てのセレクタスイッチ11,21,
31,41,51及び61が開状態であるように考慮さ
れる)。それから、論理回路800は、制御信号をチャ
ージスイッチ220に供給し、その結果、スイッチは閉
じられる。更に、論理回路800は、測定点620で生
じる電流を測定開始(又は、測定継続)する。このため
に、測定電流は、比較器システム830によって所定最
大値と比較される。この所定最大値が、検出電流によっ
て達成されると即座に、論理回路800は、チャージス
イッチ220を再度開く。
【0071】再度、測定点620での残留電流が検出さ
れ、所定の最小値と比較される。前述の所定最小値が達
成されると即座に、論理回路800は、チャージスイッ
チ220を再度閉じられ、再度プロシージャを開始す
る。
【0072】チャージスイッチ220の開閉は、測定点
600又は610での検出電圧がターゲット電圧以下で
ある限り繰り返される。ターゲット電圧が達成されると
即座に、論理回路は、プロシージャの継続を停止する。
【0073】ディスチャージプロシージャは、相応のや
り方で行われる:圧電素子10,20,30,40,5
0,60の選択は、グループセレクタスイッチ310乃
至320、チャージスイッチ220の代わりにディスチ
ャージスイッチ230を用いて達成され、開閉されて、
所定の最小ターゲット電圧が達成される。
【0074】圧電素子10,20,30,40,50,
60での充放電作動のタイミング及び電圧レベルの保持
は、例えば、主噴射の時間は、バルブストロークに従っ
て、例えば、図2に示されているようにすることができ
る。
【0075】前述の充放電プロシージャのやり方は、例
としてだけ挙げたものである。従って、上述の回路又は
他の回路を利用する他のプロシージャは、所望の目的に
マッチしており、相応のプロシージャを、上述の例の代
わりに使用してもよい。
【0076】図6には、内燃機関2505を制御するた
めの構成が示されている。この構成は、基本電圧計算ユ
ニット2500を含んでおり、この基本電圧計算ユニッ
トは、図6の詳細領域A内に含まれている回路の圧電素
子10,20,30,40,50,60に印加される基
本電圧を計算する(詳細領域Aは、図4に示されてい
る)。基本電圧計算ユニット2500は、燃料噴射系の
加圧燃料供給ライン内の圧力Prailに依存する。有
利な実施例では、基本電圧は、第1の補正ブロック25
01を介して温度補正値Kτを使用して補正される。第
1の補正ブロック2501からの出力は、補正された基
本電圧である。この補正された基本電圧は、有利には、
経年変化補正値Kを使用して第2の又は後続の補正ブ
ロック2502によって補正される。第1及び第2の補
正ブロック2501及び2502は、有利には、乗算器
であり、即ち、基本電圧は、温度補正値Kτによって乗
算され、出力は、第2又は後続の補正ブロック2502
に入力され、経年変化補正値Kによって乗算される。
経年変化補正値Kは、補正値計算ユニット2512を
介して計算される。補正ブロック2502及び補正値計
算ユニット2512は、補償ユニット2511の部分で
ある。第2の又は後続の補正ブロック2502の出力
は、有利には、更に、第3又は後続の補正ブロック25
03を介して、オンライン補正値Kを使用して補正さ
れる。第3又は後続の補正ブロック2503は、有利に
は、加算器によって実行され、即ち、オンライン補正値
は、有利には、第2又は後続の補正ブロック250
2の出力に加算される。第3又は後続の補正ブロック2
503の出力は、有利には、電圧及び電圧勾配制御器2
504を介して供給される。
【0077】基本電圧計算ユニット2500及び補正ブ
ロック2501,2502,2503、並びに、電圧及
び電圧勾配制御器2504は、図4の制御ユニットD内
で実施されるソフトウエアモジュールである。
【0078】更に、図6では、電圧及び電圧勾配制御器
2504は、図4に示された作動IC Eに、直列バス
850を介して接続されている。作動IC Eは、詳細
領域A内の回路に、信号線410,420,430,4
40,450,460,510,520,530,54
0,550,560,700,710,720,73
0,740及び750を介して接続されている。内燃機
関2505への燃料噴射は、図4の詳細領域A内の回路
の圧電素子10,20,30,40,50,60を介し
て制御される。内燃機関2505の回転速度が測定さ
れ、燃料補正ユニット2506内に供給される。燃料補
正ユニット2506は、周波数アナライザを有してお
り、この周波数アナライザは、回転速度の周波数を評価
する。燃料補正ユニット2506は、内燃機関2505
の各個別シリンダに対する、この周波数解析に依存して
燃料補正値Δmを計算する。
【0079】図6に示された構成は、所望の燃料容積m
を計算する燃料容積計算ユニット2507を含む。所
望の燃料容積は、加算器2508を介して燃料補正値Δ
に加算される。所望の燃料容積は、燃料容積補正値
Δmに、加算器2508を介して加算される。所望の
燃料容積mと燃料容積補正値Δmとの和は、燃料測
定ユニット2509に供給される。燃料測定ユニット
は、内燃機関2505に燃料を噴射するために、電圧が
圧電素子10,20,30,40,50,60に供給さ
れるべき時間を計算する。燃料補正ユニット2506、
加算器2508、燃料容積計算ユニット2507、及
び、燃料測定ユニット2509は、制御ユニットD内で
実施される。内燃機関2505に燃料を噴射するため
に、電圧が、圧電素子10,20,30,40,50,
60に印加されるべき時点をシグナリングする時間信号
は、燃料測定ユニット2509から作動IC Eに、並
列バス840を介して伝送される。
【0080】オンライン補正値Kは、オンライン最適
化ユニット2510によって計算される。オンライン最
適化ユニット2510は、燃料補正ユニット2506に
よって計算された燃料補正値Δmに依存してオンライ
ン補正値Kを計算する。
【0081】図7には、圧電素子トラベル又はリフト
と、温度との関係を示す図が示されている。図7に示さ
れているように、特に0℃以下で、圧電素子のリニアな
膨張により、強い温度依存性があることが示される。従
って、圧電素子を使用して、燃料噴射系内のノズルニー
ドルを正確に配置するために、この温度依存性を考慮す
る必要がある。
【0082】前述のように、圧電素子の温度を直接測定
するのが実際上難しいことが度々ある。従って、温度依
存性が考慮される必要がある場合、圧電素子の温度を決
定する他のやり方は、圧電素子温度を決定するために、
アクチュエータのエネルギバランスを使用することもで
きる。
【0083】例えば、電気エネルギWelは、圧電素子
に、電気駆動システムによって供給される。
【0084】Welは、圧電素子をチャージするのに必
要なエネルギと、圧電素子をディスチャージする間除去
されるエネルギとの差である。アクチュエータは、この
エネルギWelを熱及び制御バルブ、従って、ノズルニ
ードルを動かすための機械的なエネルギに変換する。変
換されたエネルギは、1次近似では、約80:20の熱
エネルギ対機械的なエネルギの比を示す。この比は、燃
料噴射系のレール圧P railへの所定の依存性を示
す。
【0085】Welに加えて、熱、及び機械的なエネル
ギ、エネルギバランスモデルは、圧電素子と環境との熱
交換を考慮する必要がある。例えば、圧電素子温度が環
境(インジェクタ、エンジン)の周囲温度よりも高い場
合、熱は散逸される。さもないと、熱が供給される。つ
まり、熱交換が大きくなればなるほど、圧電素子と環境
との温度差も大きくなる。
【0086】供給された、即ち、純電気エネルギは、単
に制御ユニットDで検出することができ、その結果、駆
動サイクル中圧電素子のエネルギ消費が分かる。更に、
エンジン速度及び駆動プロフィールに基づいて、圧電素
子によって経過された駆動サイクル数が分かる。
【0087】図8には、アクチュエータとして使用され
る圧電素子のエネルギ損失対温度の図が示されている。
【0088】図9には、既述のような圧電素子エネルギ
バランスをモデリングした機能構造が示されている。
【0089】圧電素子温度を検出するために、以下の情
報が使用される。第1に、熱が電気駆動システムによっ
て供給される。
【0090】1.Wel=Q Welは、圧電素子に供給される電気エネルギであり、
Qは、圧電素子に供給される熱エネルギである。Qから
ボディの温度を検出するために、以下の式が使用され
る; 2.Q=c m dT cは、特定の熱キャパシタンスであり、mは、質量、d
Tは、温度増加量である。第2に、圧電素子と環境との
熱交換が考慮される。
【0091】3.Q=c m (T−Tm) ここでは、Tは、圧電素子温度、Tmは、周囲温度と相
応の質量と熱キャパシタンス関係から検出された混合温
度である。
【0092】その結果、圧電素子温度は; 4.T(n+1)=T(n)+Qeff/(c m) ここで、Qeffは、圧電素子の温度に貢献する有効熱
量、nは、時間増分を示す。この量は、供給された電気
エネルギ、機械的なエネルギと環境との熱交換との差と
して表現される。
【0093】図9から分かるように、W
el,input(熱エネルギに相応する電気エネル
ギ)及びW入力(機械的なエネルギ)が圧電素子に入
り、WWとして示されている環境との熱交換があり、熱
及び機械的な出力(各々Wel,input及びW
output)が出力される。
【0094】温度の初期値として、水温又はエンジンオ
イル温度を、エンジンスタート時に使用することができ
る。分かっていない熱キャパシタンスを明示的に検出す
る必要はない。その代わり、圧電素子の材料定数を決定
するための上述のモデルを使用して一連の測定を実行す
ることができ、つまり、環境へのエネルギ放出の概算値
を検出することができる。
【0095】しかし、圧電素子に影響する主要因は、電
気駆動である。特に、チャージ及びディスチャージサイ
クル数及びその周波数が重要要因である。
【0096】この方法及び装置を使用して、圧電素子温
度は、他のプロセスと対比させた駆動データから直接得
られる。
【0097】エネルギをバランスすることによって、圧
電素子温度が得られる。
【0098】
【発明の効果】本発明によると、圧電素子の温度ヒステ
リシス効果を補償することができるようになる。本発明
により達成される利点は、この温度ヒステリシス効果の
考察により達成され、アクチュエータの最大経過を、極
めて大きな精度で評価することができ、従って、駆動電
圧を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2重作動制御弁の例での固定時間周期内での作
動電圧と噴射燃料容積との間の関係を示す図
【図2】2重作動制御弁の例での例示的な制御弁ストロ
ークと相応のノズルニードルリフトのプロフィール略図
【図3】本発明が実施される装置構成の実施例のブロッ
ク図
【図4a】図3の回路での第1のチャージ期間中(チャ
ージスイッチ220が閉じられている)生じる状態を説
明するための図
【図4b】図3の回路での第2のチャージ期間中(チャ
ージスイッチ220が再度開かれている)生じる状態を
説明するための図
【図4c】図3の回路での第1のディスチャージ期間中
(ディスチャージスイッチ230が閉じられている)生
じる状態を説明するための図
【図4d】図3の回路での第2のディスチャージ期間中
(ディスチャージスイッチ230が再度開かれている)
生じる状態を説明するための図
【図5】図3に示された作動IC Eのコンポーネント
のブロック図
【図6】図3に示された制御ユニットD及び作動IC
Eで実施されるソフトウェアモジュール、並びに、これ
ら各モジュール間の結合、燃料噴射システム、相応の内
燃機関のブロック図
【図7】温度の関数として圧電素子の直線状の膨張を示
す図
【図8】温度の関数として、補正されたエネルギ損失を
示す図
【図9】圧電素子エネルギバランスモデルの関数構造を
示す図
【図10】圧電素子によって作動される燃料噴射弁の略
【符号の説明】
10,20,30,40,50又は60 圧電素子 11,21,31,41,51,61 ブランチセレク
タスイッチ 14,24,34,44,54,64 グループセレク
タ圧電端子 15,25,35,45,55,65 ブランチセレク
タ圧電端子 110,120,130,140,150,160 圧
電ブランチ 220 チャージスイッチ 222,232 サイドドライバ 230 ディスチャージスイッチ 240 コイル 310,320 グループセレクタスイッチ 621 電圧源 800 論理回路 820 デジタル/アナログ変換器システム D 制御ユニット 2010 圧電素子 2015 ピストン 2020 アダプタ 2025 2重作動制御弁 2035 バルブプラグ 2060 圧縮燃料供給ライン 2070 噴射ニードル 2500 基本電圧計算ユニット 2505 内燃機関 D 制御ユニット E 作動IC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/083 H01L 41/08 P 41/09 V (72)発明者 ウド シュルツ ドイツ連邦共和国 ヴァイヒンゲン/エン ツ コルンブルーメンヴェーク 34 Fターム(参考) 3G066 AA07 AC09 BA51 CC06T CC68U CD26 CE13 CE27 CE29 3G301 HA02 JA14 LB11 LC05 LC10 MA11 PE08Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)を充電及び/又は放電することによって噴
    射燃料量を制御する、圧電素子(10,20,30,4
    0,50又は60)を有する燃料噴射系において、制御
    ユニット(D)は、圧電素子(10,20,30,4
    0,50又は60)を充電するための作動電圧を、特定
    の圧電素子(10,20,30,40,50又は60)
    の温度の関数として設定することを特徴とする燃料噴射
    系。
  2. 【請求項2】 制御ユニット(D)は、エネルギバラン
    スモデルによって圧電素子(10,20,30,40,
    50又は60)の温度を測定する請求項1記載の燃料噴
    射系。
  3. 【請求項3】 エネルギバランスモデルは、電気装置シ
    ステムによって供給されるエネルギの関数である請求項
    1又は2記載の燃料噴射系。
  4. 【請求項4】 エネルギバランスモデルは、圧電素子
    (10,20,30,40,50又は60)を充電及び
    /又は放電するのに使用されるエネルギの関数である請
    求項1から3迄の何れか1記載の燃料噴射系。
  5. 【請求項5】 エネルギバランスモデルは、機械的及び
    熱エネルギの関数である請求項1から4迄の何れか1記
    載の燃料噴射系。
  6. 【請求項6】 エネルギバランスモデルは、更に、圧電
    素子(10,20,30,40,50又は60)の環境
    との熱交換の関数である請求項1から5迄の何れか1記
    載の燃料噴射系。
  7. 【請求項7】 特定の圧電素子(10,20,30,4
    0,50又は60)の温度は、 T(n+1)=T(n)+Qeff/(c m) として表現することができ、その際、Qeffは、前記
    圧電素子(10,20,30,40,50又は60)に
    供給される電気エネルギ、機械的エネルギ、及び、前記
    圧電素子の環境との熱交換の差として表現された実効熱
    量であり、nは、時間インクリメントであり、cは、特定
    の熱キャパシタンスであり、mは、前記圧電素子(1
    0,20,30,40,50又は60)の質量である請
    求項1から5迄の何れか1記載の燃料噴射系。
  8. 【請求項8】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)を充電及び/又は放電することによって噴
    射燃料量を制御する、圧電素子(10,20,30,4
    0,50又は60)を有する燃料噴射系の作動方法にお
    いて、充電前に、作動電圧を、圧電素子(10,20,
    30,40,50又は60)を充電するために測定し、
    前記作動電圧を、前記圧電素子(10,20,30,4
    0,50又は60)の温度の関数として設定することを
    特徴とする燃料噴射系の作動方法。
  9. 【請求項9】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0又は60)の温度は、エネルギバランスモデルによっ
    て測定される請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 エネルギバランスモデルは、電気装置
    システムによって供給される熱の関数である請求項8又
    は9記載の方法。
  11. 【請求項11】 エネルギバランスモデルは、圧電素子
    (10,20,30,40,50又は60)を充電する
    のに使用されるエネルギ及び/又は放電するのに使用さ
    れるエネルギの関数である請求項8から10迄の何れか
    1記載の方法。
  12. 【請求項12】 エネルギバランスモデルは、機械的及
    び熱エネルギの関数である請求項8から11迄の何れか
    1記載の方法。
  13. 【請求項13】 エネルギバランスモデルは、更に圧電
    素子(10,20,30,40,50又は60)の環境
    との熱交換の機能である請求項8から12迄の何れか1
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 特定の圧電素子(10,20,30,
    40,50又は60)の温度は、 T(n+1)=T(n)+Qeff/(c m) として表現することができ、その際、Qeffは、前記
    圧電素子(10,20,30,40,50又は60)に
    供給された電気エネルギ、機械的エネルギと、当該圧電
    素子の環境との熱交換との差として表現された実効熱量
    であり、nは、時間インクリメントであり、cは、特定の
    熱キャパシタンスであり、mは、前記圧電素子(10,
    20,30,40,50又は60)の質量である請求項
    8から13迄の何れか1記載の方法。
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