JPH01187345A - 燃料噴射制御用圧電素子の駆動制御装置 - Google Patents
燃料噴射制御用圧電素子の駆動制御装置Info
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- JPH01187345A JPH01187345A JP828388A JP828388A JPH01187345A JP H01187345 A JPH01187345 A JP H01187345A JP 828388 A JP828388 A JP 828388A JP 828388 A JP828388 A JP 828388A JP H01187345 A JPH01187345 A JP H01187345A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/20—Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
- F02D41/2096—Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils for controlling piezoelectric injectors
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は燃料噴射制御用圧電素子の駆動制御装置に関す
る。
る。
結晶構造が変化するためにピエゾ圧電素子は温度に応じ
て受容しうる電荷量が変化し、一般的に云ってピエゾ圧
電素子の温度が低(なるにつれて受容しうる電荷量が減
少する。受容しうる電荷量が減少するとピエゾ圧電素子
の伸び量が減少し、従ってピエゾ圧電素子の温度が低下
するほどピエゾ圧電素子の伸び量が減少するために良好
な燃料噴射制御が行なえなくなる。そこで温度が低くな
るにつれて伸び量が増大する圧電素子板と、温度が低(
なるにつれて伸び量が減少する圧電素子板を積層したピ
エゾ圧電素子が公知である(特開昭60−1877号公
報参照)。このピエゾ圧電素子では温度にかかわらずに
一定の伸び量を得ることができる。
て受容しうる電荷量が変化し、一般的に云ってピエゾ圧
電素子の温度が低(なるにつれて受容しうる電荷量が減
少する。受容しうる電荷量が減少するとピエゾ圧電素子
の伸び量が減少し、従ってピエゾ圧電素子の温度が低下
するほどピエゾ圧電素子の伸び量が減少するために良好
な燃料噴射制御が行なえなくなる。そこで温度が低くな
るにつれて伸び量が増大する圧電素子板と、温度が低(
なるにつれて伸び量が減少する圧電素子板を積層したピ
エゾ圧電素子が公知である(特開昭60−1877号公
報参照)。このピエゾ圧電素子では温度にかかわらずに
一定の伸び量を得ることができる。
しかしながら、このピエゾ圧電素子では逆の伸び特性を
有する2種類の圧電素子板が必要であるという問題があ
るばかりでなく、ピエゾ圧電素子の伸び量を自由に制御
できないという問題がある。
有する2種類の圧電素子板が必要であるという問題があ
るばかりでなく、ピエゾ圧電素子の伸び量を自由に制御
できないという問題がある。
上記問題点を解決するために本発明によれば圧電素子に
より燃料噴射を制御するようにした燃料噴射制御装置に
おいて、圧電素子の温度を代表する温度を検出する温度
センサと、温度センサにより検出された温度が低くなる
につれて圧電素子に印加する駆動電圧を高くする駆動電
圧制御装置を具備している。
より燃料噴射を制御するようにした燃料噴射制御装置に
おいて、圧電素子の温度を代表する温度を検出する温度
センサと、温度センサにより検出された温度が低くなる
につれて圧電素子に印加する駆動電圧を高くする駆動電
圧制御装置を具備している。
第1O図から第12図を参照すると、lはユニ・7トイ
ンジエクタのハウジング本体、2はその先端部にノズル
口3を形成したノズル、4はスペーサ、5はスリーブ、
6はこれらノズル2、スペーサ4、スリーブ5をハウジ
ング本体1に固締するためのノズルホルダを夫々示す。
ンジエクタのハウジング本体、2はその先端部にノズル
口3を形成したノズル、4はスペーサ、5はスリーブ、
6はこれらノズル2、スペーサ4、スリーブ5をハウジ
ング本体1に固締するためのノズルホルダを夫々示す。
ノズル2内にはノズル口3の開閉制御を行なうニードル
7が摺動可能に挿入され、ニードル7の頂部は加圧ピン
8を介してスプリングリテーナ9に連結される。このス
プリングリテーナ9は圧縮ばね10により常時、下方に
向けて押圧され、この押圧力は加圧ビン8を介してニー
ドル7に伝えられる。従ってニードル7は圧縮ばね10
によって常時閉弁方向に付勢されることになる。
7が摺動可能に挿入され、ニードル7の頂部は加圧ピン
8を介してスプリングリテーナ9に連結される。このス
プリングリテーナ9は圧縮ばね10により常時、下方に
向けて押圧され、この押圧力は加圧ビン8を介してニー
ドル7に伝えられる。従ってニードル7は圧縮ばね10
によって常時閉弁方向に付勢されることになる。
一方、ハウジング本体l内にはニードル7と共軸的にプ
ランジャ孔11が形成され、このプランジャ孔ll内に
プランジャ12が摺動可能に挿入される。プランジャ1
2の上端部はタペット13に連結され、このタベソ)1
3は圧縮ばね14により常時上方に向けて付勢される。
ランジャ孔11が形成され、このプランジャ孔ll内に
プランジャ12が摺動可能に挿入される。プランジャ1
2の上端部はタペット13に連結され、このタベソ)1
3は圧縮ばね14により常時上方に向けて付勢される。
このタペット13は機関駆動のカム(図示せず)により
上下動せしめられ、それによってプランジャ12がプラ
ンジャ孔11内において上下動せしめられる。−方、プ
ランジャ12下方のプランジャ孔ll内にはプランジャ
12によって画定された燃料加圧室15が形成される。
上下動せしめられ、それによってプランジャ12がプラ
ンジャ孔11内において上下動せしめられる。−方、プ
ランジャ12下方のプランジャ孔ll内にはプランジャ
12によって画定された燃料加圧室15が形成される。
この燃料加圧室15は棒状フィルタ16および燃料通路
17を介してニードル加圧室18に連結され、このニー
ドル加圧室18はニードル7周りの環状燃料通路19を
介してノズル口3に連結される。また、プランジャ孔1
1の内壁面上には第11図に示すようにプランジャ12
が上方位置にあるときに燃料加圧室15内に開口する燃
料供給ボート20が形成され、この燃料供給ポート20
から燃料加圧室15内に3kg/c+J程度の圧力の燃
料が供給される。
17を介してニードル加圧室18に連結され、このニー
ドル加圧室18はニードル7周りの環状燃料通路19を
介してノズル口3に連結される。また、プランジャ孔1
1の内壁面上には第11図に示すようにプランジャ12
が上方位置にあるときに燃料加圧室15内に開口する燃
料供給ボート20が形成され、この燃料供給ポート20
から燃料加圧室15内に3kg/c+J程度の圧力の燃
料が供給される。
一方、ハウジング本体1内にはプランジャ孔11内の側
方近傍において横方向に延びる摺動孔21が形成される
。この摺動孔21内には溢流弁22が摺動可能に挿入さ
れ、この摺動孔21に隣接してこの摺動孔21よりも大
径の燃料溢流室23が形成される。この燃料溢流室23
には燃料供給口24から燃料が供給され、図示しない燃
料流出口から燃料が流出する。この燃料溢流室23内の
燃料圧は3 kg / aJ程度に維持されている。溢
流弁22は燃料溢流室23内に位置する拡大頭部22a
と、拡大頭部22aに隣接して形成された円周溝22b
とを有し、この拡大頭部22aが弁ポート25の開閉制
御を行なう。摺動弁22は拡大頭部22aと反対側に位
置する圧縮ばね26により第10図において常時右方に
向けて付勢される。また、ハウジング本体l内には第1
1図に示すように燃料加圧室15から半径方向上方に向
けて延びる燃料溢流路27が形成される。この燃料溢流
路27の一端は常時燃料加圧室15内に連通しており、
燃料溢流路27の他端は常時溢流弁22の円周溝22b
内に連通ずる。
方近傍において横方向に延びる摺動孔21が形成される
。この摺動孔21内には溢流弁22が摺動可能に挿入さ
れ、この摺動孔21に隣接してこの摺動孔21よりも大
径の燃料溢流室23が形成される。この燃料溢流室23
には燃料供給口24から燃料が供給され、図示しない燃
料流出口から燃料が流出する。この燃料溢流室23内の
燃料圧は3 kg / aJ程度に維持されている。溢
流弁22は燃料溢流室23内に位置する拡大頭部22a
と、拡大頭部22aに隣接して形成された円周溝22b
とを有し、この拡大頭部22aが弁ポート25の開閉制
御を行なう。摺動弁22は拡大頭部22aと反対側に位
置する圧縮ばね26により第10図において常時右方に
向けて付勢される。また、ハウジング本体l内には第1
1図に示すように燃料加圧室15から半径方向上方に向
けて延びる燃料溢流路27が形成される。この燃料溢流
路27の一端は常時燃料加圧室15内に連通しており、
燃料溢流路27の他端は常時溢流弁22の円周溝22b
内に連通ずる。
更に、ハウジング本体l内には、摺動孔21と共軸的に
ロッド孔28が形成され、このロット孔28内にロッド
29が摺動可能に挿入される。ロッド29の一端は溢流
弁22の拡大頭部22aと当接可能に配置され、ロッド
29の他端にはロッド29の他端により画定された圧力
制御室30が形成される。
ロッド孔28が形成され、このロット孔28内にロッド
29が摺動可能に挿入される。ロッド29の一端は溢流
弁22の拡大頭部22aと当接可能に配置され、ロッド
29の他端にはロッド29の他端により画定された圧力
制御室30が形成される。
一方、ハウジング本体1には圧電素子ハウジング31が
固締され、この圧電素子ハウジング31内に多数の圧電
素子板を積層したピエゾ圧電素子32が挿入される。圧
電素子ハウジング31の下端部にはピストン33が摺動
可能に挿入され、このピストン33の下方には燃料で満
たされたシリンダ室34が形成される。このシリンダ室
34は燃料通路35を介して圧力制御室30に連結され
る。また、シリンダ室34内にはピストン33を常時上
方に向けて付勢する皿ばね36が挿入され、ピエゾ圧電
素子32は圧電素子ハウジング31の頂部とピストン3
3間において支持される。圧電素子ハウジング31内に
は冷却液体、例えば燃料をピエゾ圧電素子32の周りに
供給するための冷却液体供給通路37と冷却液体排出通
路38が形成される。冷却液体供給通路37からピエゾ
圧電素子32の上端部周りに供給された冷却液体、例え
ば燃料はピエゾ圧電素子32を冷却しつつピエゾ圧電素
子32の周りを下降し、冷却液体排出通路38から排出
される。圧電素子ハウジング31の頂部にはピエゾ圧電
素子32に電力を供給するためのプラグ39が取付けら
れる。
固締され、この圧電素子ハウジング31内に多数の圧電
素子板を積層したピエゾ圧電素子32が挿入される。圧
電素子ハウジング31の下端部にはピストン33が摺動
可能に挿入され、このピストン33の下方には燃料で満
たされたシリンダ室34が形成される。このシリンダ室
34は燃料通路35を介して圧力制御室30に連結され
る。また、シリンダ室34内にはピストン33を常時上
方に向けて付勢する皿ばね36が挿入され、ピエゾ圧電
素子32は圧電素子ハウジング31の頂部とピストン3
3間において支持される。圧電素子ハウジング31内に
は冷却液体、例えば燃料をピエゾ圧電素子32の周りに
供給するための冷却液体供給通路37と冷却液体排出通
路38が形成される。冷却液体供給通路37からピエゾ
圧電素子32の上端部周りに供給された冷却液体、例え
ば燃料はピエゾ圧電素子32を冷却しつつピエゾ圧電素
子32の周りを下降し、冷却液体排出通路38から排出
される。圧電素子ハウジング31の頂部にはピエゾ圧電
素子32に電力を供給するためのプラグ39が取付けら
れる。
一方、第13図および第14図に示されるようにハウジ
ング本体1には逆止弁40が挿入される。
ング本体1には逆止弁40が挿入される。
この逆止弁40は弁ポート41の開閉制御をするボール
42と、ボール42のリフト量を規制するロッド43と
、ボール42および43を常時下方に向けて押圧する圧
縮ばね44とを具備し、従って弁ポート41は通常ボー
ル42によって閉鎖される。逆止弁40の弁ボート41
は環状の燃料流入通路45および燃料流入通路46を介
して燃料溢流室23に連結され、逆止弁40の燃料流出
通路47はシリンダ室34内に連結される。前述したよ
うに燃料溢流室23内の燃料圧は3 kg / cJ程
度に維持されており、シリンダ室34内の燃料圧が燃料
溢流室23内の燃料圧よりも低くなると逆止弁40が開
弁じて燃料がシリンダ室34内に補給される。従ってシ
リンダ室34は常時燃料によって満たされることになる
。
42と、ボール42のリフト量を規制するロッド43と
、ボール42および43を常時下方に向けて押圧する圧
縮ばね44とを具備し、従って弁ポート41は通常ボー
ル42によって閉鎖される。逆止弁40の弁ボート41
は環状の燃料流入通路45および燃料流入通路46を介
して燃料溢流室23に連結され、逆止弁40の燃料流出
通路47はシリンダ室34内に連結される。前述したよ
うに燃料溢流室23内の燃料圧は3 kg / cJ程
度に維持されており、シリンダ室34内の燃料圧が燃料
溢流室23内の燃料圧よりも低くなると逆止弁40が開
弁じて燃料がシリンダ室34内に補給される。従ってシ
リンダ室34は常時燃料によって満たされることになる
。
前述したようにプランジャ12が上方位置にあるときに
は燃料供給ボート20から燃料加圧室15内に燃料が供
給され、従ってこのときには燃料加圧室15内は3 k
g / cJ程度の低圧になっている。一方、このとき
ピエゾ圧電素子32は最大収縮位置にあり、このときシ
リンダ室34および圧力制御室30内の燃料圧は3 k
g/ ct&程度の低圧になっている。従ってこのとき
溢流弁22は圧縮ばね26のばね力により第10図にお
いて右方に移動しており、溢流弁22の拡大頭部22a
が弁ボート25を開口している。斯くしてこのとき燃料
溢流路27および溢流弁22の円周/7122b内の燃
料圧も3 kg / cut程度の低圧になっている。
は燃料供給ボート20から燃料加圧室15内に燃料が供
給され、従ってこのときには燃料加圧室15内は3 k
g / cJ程度の低圧になっている。一方、このとき
ピエゾ圧電素子32は最大収縮位置にあり、このときシ
リンダ室34および圧力制御室30内の燃料圧は3 k
g/ ct&程度の低圧になっている。従ってこのとき
溢流弁22は圧縮ばね26のばね力により第10図にお
いて右方に移動しており、溢流弁22の拡大頭部22a
が弁ボート25を開口している。斯くしてこのとき燃料
溢流路27および溢流弁22の円周/7122b内の燃
料圧も3 kg / cut程度の低圧になっている。
次いでプランジャ12が下降すると燃料供給ポート20
がプランジャ12によって閉鎖されるが溢流弁22が弁
ボート25を開口しているために燃料加圧室15内の燃
料は燃料溢流路27、溢流弁22の円周?L!2bおよ
び弁ポート25を介して燃料溢流室23内に流出する。
がプランジャ12によって閉鎖されるが溢流弁22が弁
ボート25を開口しているために燃料加圧室15内の燃
料は燃料溢流路27、溢流弁22の円周?L!2bおよ
び弁ポート25を介して燃料溢流室23内に流出する。
従ってこのときも燃料加圧室15内の燃料圧は3 kg
/ ca!程度の低圧となっている。
/ ca!程度の低圧となっている。
次いで燃料噴射を開始ずべくピエゾ圧電素子32に電荷
がチャージされるとピエゾ圧電素子32は軸線方向に伸
長し、その結果ピストン33が下降するためにシリンダ
室34および圧力制御室30内の燃料圧が急激に上昇す
る。圧力制御室30内の燃料圧が上昇するとロッド29
が第10図において左方に移動するためにそれに伴なっ
て溢流弁22も左方に移動し、溢流弁22の拡大頭部2
2aが弁ポート25を閉鎖する。弁ポート25が閉鎖さ
れると燃料加圧室15内の燃料圧はプランジャ12の下
降運動により急速に上界し、燃料加圧室15内の燃料圧
が予め定められた圧力、例えば1500 kg / c
j以上の一定圧を越えるとニードル7が開弁じてノズル
口3から燃料が噴射される。
がチャージされるとピエゾ圧電素子32は軸線方向に伸
長し、その結果ピストン33が下降するためにシリンダ
室34および圧力制御室30内の燃料圧が急激に上昇す
る。圧力制御室30内の燃料圧が上昇するとロッド29
が第10図において左方に移動するためにそれに伴なっ
て溢流弁22も左方に移動し、溢流弁22の拡大頭部2
2aが弁ポート25を閉鎖する。弁ポート25が閉鎖さ
れると燃料加圧室15内の燃料圧はプランジャ12の下
降運動により急速に上界し、燃料加圧室15内の燃料圧
が予め定められた圧力、例えば1500 kg / c
j以上の一定圧を越えるとニードル7が開弁じてノズル
口3から燃料が噴射される。
このとき燃料溢流路27を介して溢流弁22の円周溝2
2b内にも高圧が加わるが円周溝22bの軸方向両端面
の受圧面積が等しいためにこの高圧によって溢流弁22
に駆動力が作用しない。
2b内にも高圧が加わるが円周溝22bの軸方向両端面
の受圧面積が等しいためにこの高圧によって溢流弁22
に駆動力が作用しない。
次いで燃料噴射を停止すべくピエゾ圧電素子32にチャ
ージされた電荷がディスチャージされるとピエゾ圧電素
子32が収縮する。その結果、ピストン33が皿ばね3
6のばね力により上昇せしめられるためにシリンダ室3
4および圧力制御室30内の燃料圧が低下する。圧力制
御室30内の燃料圧が低下するとロッド29および溢流
弁22が圧縮ばね26のばね力により第10図において
右方に移動するために溢流弁22の拡大頭部22bが弁
ボート25を開口する。その結果、燃料加圧室15内の
高圧の燃料が燃料溢流路27、溢流弁22の円周溝22
bおよび弁ポート25を介して燃料溢流室23内に流出
するために燃料加圧室15内の燃料圧はただちに3.0
kg / cIll程度の低圧まで低下し、ニードル
7が下降して燃料噴射を停止する。次いでプランジャ1
2が上昇して上端位置まで戻り、再び下降を開始する。
ージされた電荷がディスチャージされるとピエゾ圧電素
子32が収縮する。その結果、ピストン33が皿ばね3
6のばね力により上昇せしめられるためにシリンダ室3
4および圧力制御室30内の燃料圧が低下する。圧力制
御室30内の燃料圧が低下するとロッド29および溢流
弁22が圧縮ばね26のばね力により第10図において
右方に移動するために溢流弁22の拡大頭部22bが弁
ボート25を開口する。その結果、燃料加圧室15内の
高圧の燃料が燃料溢流路27、溢流弁22の円周溝22
bおよび弁ポート25を介して燃料溢流室23内に流出
するために燃料加圧室15内の燃料圧はただちに3.0
kg / cIll程度の低圧まで低下し、ニードル
7が下降して燃料噴射を停止する。次いでプランジャ1
2が上昇して上端位置まで戻り、再び下降を開始する。
ピエゾ圧電素子32は前述したように多数の圧電素子板
を積層するごとにより形成されており、各圧電素子板は
温度が低くなるにつれて伸び量が減少する同一の材料か
ら形成されている。従ってピエゾ圧電素子32を製造す
るに当って一種ガ1の圧電素子板しか必要としないとい
う利点があるがその反面第9図に示すようにピエゾ圧電
素子32の温度Tが低下するとピエゾ圧電素子32の伸
び量が減少する。なお、第9図はピエゾ圧電素子32に
同一の駆動電圧を印加したときのピエゾ圧電素子32の
温度Tと伸び量の関係を示している。
を積層するごとにより形成されており、各圧電素子板は
温度が低くなるにつれて伸び量が減少する同一の材料か
ら形成されている。従ってピエゾ圧電素子32を製造す
るに当って一種ガ1の圧電素子板しか必要としないとい
う利点があるがその反面第9図に示すようにピエゾ圧電
素子32の温度Tが低下するとピエゾ圧電素子32の伸
び量が減少する。なお、第9図はピエゾ圧電素子32に
同一の駆動電圧を印加したときのピエゾ圧電素子32の
温度Tと伸び量の関係を示している。
そこで本発明ではピエゾ圧電素子32に印加する駆動電
圧を温度に応じて制御することにより温度が低い場合で
あっても十分な伸び量を得ることができるようにしてい
る。次に第1図から第8図を参照してこの駆動電圧の制
御方法について説明する。
圧を温度に応じて制御することにより温度が低い場合で
あっても十分な伸び量を得ることができるようにしてい
る。次に第1図から第8図を参照してこの駆動電圧の制
御方法について説明する。
第1図は駆動電圧制御装置の第1実施例を示している。
第1図に示される駆動電圧制御装置は電子制御ユニット
50と駆動回路51とにより構成される。
50と駆動回路51とにより構成される。
駆動回路51は電tA52と、トランジスタからなるス
イッチング素子53と、充電側コイル54と、ダイオー
ド55と、放電側コイル56と、サイリスタ57とを具
備する6ビエゾ圧電素子32の一方の端子は電源52の
マイナス側端子に接続される。ピエゾ圧電素子32の他
方の端子は一方ではダイオード55、充電用コイル54
およびスイッチング層53を介して電源52のプラス側
端子に接続され、他方では放電用コイル56およびサー
イリスタ57を介して電源52のマイナス側端子に接続
される。充電用コイル54にはサージ電流を吸収するだ
めのダイオード58、抵抗59が並列接続される。
イッチング素子53と、充電側コイル54と、ダイオー
ド55と、放電側コイル56と、サイリスタ57とを具
備する6ビエゾ圧電素子32の一方の端子は電源52の
マイナス側端子に接続される。ピエゾ圧電素子32の他
方の端子は一方ではダイオード55、充電用コイル54
およびスイッチング層53を介して電源52のプラス側
端子に接続され、他方では放電用コイル56およびサー
イリスタ57を介して電源52のマイナス側端子に接続
される。充電用コイル54にはサージ電流を吸収するだ
めのダイオード58、抵抗59が並列接続される。
一方、電子制御ユニット50はディジタルコンピュータ
からなり、双方向性バス60によって相互に接続された
ROM (リードオンリメモリ)61゜RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)62.CPU(マイクロプロセッサ
)63.入力ポートロ4および出力ポートロ5を具備す
る。入力ポートロ4には機関回転数をNを表わす回転数
センサ66の出力信号が人力され、更に機関負荷りを表
わす負荷センサ67の出力信勺がAD変換368を介し
て人力される。また、入力ポートロ4にはピエゾ圧電素
子32の温度を代表する温度を検出する温度センサ69
がAD変換器70を介して入力される。
からなり、双方向性バス60によって相互に接続された
ROM (リードオンリメモリ)61゜RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)62.CPU(マイクロプロセッサ
)63.入力ポートロ4および出力ポートロ5を具備す
る。入力ポートロ4には機関回転数をNを表わす回転数
センサ66の出力信号が人力され、更に機関負荷りを表
わす負荷センサ67の出力信勺がAD変換368を介し
て人力される。また、入力ポートロ4にはピエゾ圧電素
子32の温度を代表する温度を検出する温度センサ69
がAD変換器70を介して入力される。
この温度センサ69はピエゾ圧電素子32そのものの温
度を検出するために第10図に示すように圧電素子ハウ
ジング31に取付けることもできるし、また温度センサ
69によってピエゾ圧電素子32の温度を代表する機関
冷却水温或いは機関温度を検出することもできる。出力
ポートロ5は対応する駆動回路71 、72を介してス
イッチング素子53を構成するトランジスタのベース、
およびサイリスタ57のゲート端子に接続される。
度を検出するために第10図に示すように圧電素子ハウ
ジング31に取付けることもできるし、また温度センサ
69によってピエゾ圧電素子32の温度を代表する機関
冷却水温或いは機関温度を検出することもできる。出力
ポートロ5は対応する駆動回路71 、72を介してス
イッチング素子53を構成するトランジスタのベース、
およびサイリスタ57のゲート端子に接続される。
第2図に駆動電圧制御を実行するためのフローチャート
を示す。
を示す。
第2図を参照するとまず初めにステップ80において機
関回転数Nを表わす回転数センサ66の出力信号、機関
負7iLを表わす負荷センサ67の出力信号およびピエ
ゾ圧電素子32の温度を代表する温度Tを表わす温度セ
ンサ69の出力信号を読込む。次いでステップ81では
温度Tに基いてスイッチング素子53をオンとする時間
Δtが計算される。第3図に示されるようにこのオン時
間Δtは温度Tが低くなるにつれて長くなる。第3図に
示すオン時間Δtと温度Tとの関係は予めROM61内
に記憶されている。
関回転数Nを表わす回転数センサ66の出力信号、機関
負7iLを表わす負荷センサ67の出力信号およびピエ
ゾ圧電素子32の温度を代表する温度Tを表わす温度セ
ンサ69の出力信号を読込む。次いでステップ81では
温度Tに基いてスイッチング素子53をオンとする時間
Δtが計算される。第3図に示されるようにこのオン時
間Δtは温度Tが低くなるにつれて長くなる。第3図に
示すオン時間Δtと温度Tとの関係は予めROM61内
に記憶されている。
次いでステップ82では機関回転数N、負負荷等から噴
射時間tが計算され、次いでステップ83では機関回転
数N、負負荷等から噴射開始時期【、が計算される。こ
の噴射開始時期(、はスイツチング素子53をオフから
オンに切換える時期を示している。次いでステップ84
では噴射開始時期t1とオン時間Δtからスイッチング
素子53をオンからオフに切換える時期1tが計算され
る。次いでステップ85では噴射開始時期t。
射時間tが計算され、次いでステップ83では機関回転
数N、負負荷等から噴射開始時期【、が計算される。こ
の噴射開始時期(、はスイツチング素子53をオフから
オンに切換える時期を示している。次いでステップ84
では噴射開始時期t1とオン時間Δtからスイッチング
素子53をオンからオフに切換える時期1tが計算され
る。次いでステップ85では噴射開始時期t。
と噴射時間tから噴射完了時期t、が計算される。
この噴射開始完了時期t、はサイリスタ57をオンにす
る時期を示している。次いでステップ86において’l
+ 2+t3が出力ポートロ5に出を 力される。
る時期を示している。次いでステップ86において’l
+ 2+t3が出力ポートロ5に出を 力される。
次に駆動回路51の作動を第4図に示すタイムチャート
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
1、においてスイッチング素子53がオンになると電源
52からスイッチング素子53、充電用コイル54およ
びダイオード55を介して電荷がピエゾ圧電素子32に
次第にチャージされ、それに伴なってピエゾ圧電素子3
2の端子電圧が次第に増大する。このときピエゾ圧電素
子32の端子電圧は充電用コイル54とピエゾ圧電素子
32(コンデンサとみなしうる)からなる発振回路によ
って電源52の電圧よりも高くなる。ピエゾ圧電素子3
2にチャージされた電荷はダイオード55が設けられて
いるために放電することなくそのままチャージされ続け
る。t2においてスイッチング素子53がオフにされる
とピエゾ圧電素子32へのチャージは停止せしめられる
。
52からスイッチング素子53、充電用コイル54およ
びダイオード55を介して電荷がピエゾ圧電素子32に
次第にチャージされ、それに伴なってピエゾ圧電素子3
2の端子電圧が次第に増大する。このときピエゾ圧電素
子32の端子電圧は充電用コイル54とピエゾ圧電素子
32(コンデンサとみなしうる)からなる発振回路によ
って電源52の電圧よりも高くなる。ピエゾ圧電素子3
2にチャージされた電荷はダイオード55が設けられて
いるために放電することなくそのままチャージされ続け
る。t2においてスイッチング素子53がオフにされる
とピエゾ圧電素子32へのチャージは停止せしめられる
。
ところで第4図の実線は温度Tが低いときを示しており
、このときはオン時間Δtが長いために電荷がピエゾ圧
電素子32に十分にチャージされ、斯くしてピエゾ圧電
素子32の端子電圧Vはかり高くなる。一方、温度Tが
高くなると第3図に示されるようにオン時間Δむが短か
くなってΔt′(第4図)となるためにピエゾ圧電素子
32に対する電荷のチャージ作用が早い時期に停止せし
められる。その結果、ピエゾ圧電素子32の端子電圧v
′は低くなる。この端子電圧はピエゾ圧電素子32に印
加される駆動電圧に相当しており、従って温度Tが低く
なるほど駆動電圧が高くなってチャージ量が増大する。
、このときはオン時間Δtが長いために電荷がピエゾ圧
電素子32に十分にチャージされ、斯くしてピエゾ圧電
素子32の端子電圧Vはかり高くなる。一方、温度Tが
高くなると第3図に示されるようにオン時間Δむが短か
くなってΔt′(第4図)となるためにピエゾ圧電素子
32に対する電荷のチャージ作用が早い時期に停止せし
められる。その結果、ピエゾ圧電素子32の端子電圧v
′は低くなる。この端子電圧はピエゾ圧電素子32に印
加される駆動電圧に相当しており、従って温度Tが低く
なるほど駆動電圧が高くなってチャージ量が増大する。
従って温度Tが低いときであってもピエゾ圧電素子32
の十分な伸び量を確保することができる。
の十分な伸び量を確保することができる。
t、ではサイリスタ57がオンとされるためにピエゾ圧
電素子32にチャージされた電荷が放電用コイル56お
よびサイリスタ57を介してディスチャージされ、斯く
してピエゾ圧電素子32の端子電圧が低下する。
電素子32にチャージされた電荷が放電用コイル56お
よびサイリスタ57を介してディスチャージされ、斯く
してピエゾ圧電素子32の端子電圧が低下する。
ピエゾ圧電素子32に電荷がチャージされると燃料噴射
が開始され、チャージされた電荷がディスチャージされ
ると燃料噴射が停止するのでLlにおいて燃料噴射が開
始され、t、において燃料噴射が停止することになる。
が開始され、チャージされた電荷がディスチャージされ
ると燃料噴射が停止するのでLlにおいて燃料噴射が開
始され、t、において燃料噴射が停止することになる。
第5図は駆動電圧制御装置の第2実施例を示している。
第5図に示される駆動電圧制御装置も電子制御ユニット
90と駆動回路91とにより構成される。
90と駆動回路91とにより構成される。
駆動回路91は電源を内蔵したDC−DCコンバータ9
2と、充電側コイル93と、サイリスタ94と、放電側
コイル95と、サイリスク96とを具備する。ピエゾ圧
電素子32の一方の端子はDC−DCコンバータ92の
マイナス側端子に接続される。ピエゾ圧電素子32の他
方の端子は一方ではサイリスタ94および充電用コイル
93を介してDC−DCコンバータ92のプラス側端子
に接続され、他方では放電用コイル95およびサイリス
タ96を介してDC−DCコンバータ92のマイナス側
端子に接続される。
2と、充電側コイル93と、サイリスタ94と、放電側
コイル95と、サイリスク96とを具備する。ピエゾ圧
電素子32の一方の端子はDC−DCコンバータ92の
マイナス側端子に接続される。ピエゾ圧電素子32の他
方の端子は一方ではサイリスタ94および充電用コイル
93を介してDC−DCコンバータ92のプラス側端子
に接続され、他方では放電用コイル95およびサイリス
タ96を介してDC−DCコンバータ92のマイナス側
端子に接続される。
一方、電子制御ユニット90はディジタルコンピュータ
からなり、双方向性ハス100によって相互に接続され
たROM (リードオンリメモリ001゜RAM (ラ
ンダムアクセスメモ1月102.CPU(マイクロプロ
セッサ)103.入力ポート104および出カポー目0
5を具備する。入力ポートlO4には機関回転数Nを表
わす回転数センサ66の出力信号が入力され、更に機関
負荷りを表わす負荷センサ67の出力信号がAD変換器
106を介して人力される。また、入力ポート104に
はピエゾ圧電素子32の温度を代表する温度を検出する
温度セン69がAD変換器107を介して入力される。
からなり、双方向性ハス100によって相互に接続され
たROM (リードオンリメモリ001゜RAM (ラ
ンダムアクセスメモ1月102.CPU(マイクロプロ
セッサ)103.入力ポート104および出カポー目0
5を具備する。入力ポートlO4には機関回転数Nを表
わす回転数センサ66の出力信号が入力され、更に機関
負荷りを表わす負荷センサ67の出力信号がAD変換器
106を介して人力される。また、入力ポート104に
はピエゾ圧電素子32の温度を代表する温度を検出する
温度セン69がAD変換器107を介して入力される。
この温度センサ69はピエゾ圧電素子32そのものの温
度を検出するために前述した如く圧電素子ハウジング3
1に取付けることもできるし、また温度センサ69によ
ってピエゾ圧電素子32の温度を代表する機関冷却水温
或いは機関温度を検出することもできる。出力ポートロ
5は対応する駆動回路108 、109 、110
を介してDC−DCコンバータ92の制御端子およびサ
イリスク94 、96のゲート端子に接続される。従っ
てDC−DCコンバータ92の出力電圧は電子制御ユニ
ット90の出力信号によって制御される。
度を検出するために前述した如く圧電素子ハウジング3
1に取付けることもできるし、また温度センサ69によ
ってピエゾ圧電素子32の温度を代表する機関冷却水温
或いは機関温度を検出することもできる。出力ポートロ
5は対応する駆動回路108 、109 、110
を介してDC−DCコンバータ92の制御端子およびサ
イリスク94 、96のゲート端子に接続される。従っ
てDC−DCコンバータ92の出力電圧は電子制御ユニ
ット90の出力信号によって制御される。
第6図に駆動電圧制御を実行するためのフローチャート
を示す。
を示す。
第6図を参照するとまず初めにステップ120において
機関回転数Nを表わす回転数センサ66の出力信号、機
関負荷りを表わす負荷センサ67の出力信号およびピエ
ゾ圧電素子32の温度を代表する温度Tを表わす温度セ
ンサ69の出力信号を読込む。次いでステップ121で
は温度Tに基いてDC−DCコンバータ92の出力電圧
Eが計算される。第7図に示されるように出力電圧Eは
温度Tが低くなるにつれて高くなる。第7図に示す出力
電圧Eと温度Tとの関係は予めROMl0I内に記憶さ
れている。
機関回転数Nを表わす回転数センサ66の出力信号、機
関負荷りを表わす負荷センサ67の出力信号およびピエ
ゾ圧電素子32の温度を代表する温度Tを表わす温度セ
ンサ69の出力信号を読込む。次いでステップ121で
は温度Tに基いてDC−DCコンバータ92の出力電圧
Eが計算される。第7図に示されるように出力電圧Eは
温度Tが低くなるにつれて高くなる。第7図に示す出力
電圧Eと温度Tとの関係は予めROMl0I内に記憶さ
れている。
次いでステップ122では機関回転数N、負負荷等から
噴射時間tが計算され、次いでステップ123では機関
回転数N、負負荷等から噴射開始時期1.が計算される
。この噴射開始時期t、はサイリスタ94をオンにする
時期を示している。次いでステップ124では噴射開始
時期(、と噴射時間tから噴射完了時期t2が計算され
る。ごの噴射開始完了時期t2はサイリスタ9Gをオン
にする時期を示している。次いでステップ125におい
てt++tz、Eが出力ボート105に出力される。
噴射時間tが計算され、次いでステップ123では機関
回転数N、負負荷等から噴射開始時期1.が計算される
。この噴射開始時期t、はサイリスタ94をオンにする
時期を示している。次いでステップ124では噴射開始
時期(、と噴射時間tから噴射完了時期t2が計算され
る。ごの噴射開始完了時期t2はサイリスタ9Gをオン
にする時期を示している。次いでステップ125におい
てt++tz、Eが出力ボート105に出力される。
次に駆動回路91の作動を第8図に示すタイムチャート
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
DC−DCコンバータ92は電子制御ユニット90の出
力信号に基いて出力電圧Eを発生ずる。
力信号に基いて出力電圧Eを発生ずる。
t、においてサイリスタ94がオンになるとDC−DC
コンバータ92から充電用コイル93およびサイリスタ
94を介して電荷がピエゾ圧電素子32に次第にチャー
ジされ、それに伴なってピエゾ圧電素子32の端子電圧
が次第に増大する。このときピエゾ圧電素子32の端子
電圧は充電用コイル93とピエゾ圧電素子32 (コン
デンサとみなしうる)からなる発振回路によって’D
C−D Cコンバータ92の出力電圧Eよりも高くなる
。ピエゾ圧電素子32にチャージされた電荷はサイリス
タ94が設けられているために放電することなくそのま
まチャージされ続けている。このときピエゾ圧電素子3
2にチャージされる電荷量はDC−DCコンバータ92
の出力電圧Eに比例し、従ってピエゾ圧電素子32の端
子電圧はDC−DCコンバータ92の出力電圧に比例す
る。
コンバータ92から充電用コイル93およびサイリスタ
94を介して電荷がピエゾ圧電素子32に次第にチャー
ジされ、それに伴なってピエゾ圧電素子32の端子電圧
が次第に増大する。このときピエゾ圧電素子32の端子
電圧は充電用コイル93とピエゾ圧電素子32 (コン
デンサとみなしうる)からなる発振回路によって’D
C−D Cコンバータ92の出力電圧Eよりも高くなる
。ピエゾ圧電素子32にチャージされた電荷はサイリス
タ94が設けられているために放電することなくそのま
まチャージされ続けている。このときピエゾ圧電素子3
2にチャージされる電荷量はDC−DCコンバータ92
の出力電圧Eに比例し、従ってピエゾ圧電素子32の端
子電圧はDC−DCコンバータ92の出力電圧に比例す
る。
ところで第8図の実線は温度Tが低いときを示しており
、このときはDC−DCコンバータ92の出力電圧Eが
高いために電荷がピエゾ圧電素子32に十分にチャージ
され、斯くしてピエゾ圧電素子32の端子電圧Vはかな
り高くなる。一方、温度Tが高くなると第7図に示され
るようにDC−DCコンバータ92の出力電圧Eが低下
するためにピエゾ圧電素子32への電荷のチャージ量が
減少し、結果、ピエゾ圧電素子32の端子電圧V′は低
くなる。この端子電圧はピエゾ圧電素子32に印加され
る駆動電圧に相当しており、従って温度Tが低くなるほ
ど駆動電圧が高くなってチャージ量が増大する。従って
温度Tが低いときであってもピエゾ圧電素子32の十分
な伸び量を確保することができる。
、このときはDC−DCコンバータ92の出力電圧Eが
高いために電荷がピエゾ圧電素子32に十分にチャージ
され、斯くしてピエゾ圧電素子32の端子電圧Vはかな
り高くなる。一方、温度Tが高くなると第7図に示され
るようにDC−DCコンバータ92の出力電圧Eが低下
するためにピエゾ圧電素子32への電荷のチャージ量が
減少し、結果、ピエゾ圧電素子32の端子電圧V′は低
くなる。この端子電圧はピエゾ圧電素子32に印加され
る駆動電圧に相当しており、従って温度Tが低くなるほ
ど駆動電圧が高くなってチャージ量が増大する。従って
温度Tが低いときであってもピエゾ圧電素子32の十分
な伸び量を確保することができる。
t2ではサイリスタ96がオンとされるためにピエゾ圧
電素子32にチャージされた電荷が放電用コイル95お
よびサイリスク96を介してディスチャージされ、斯く
してピエゾ圧電素子32の端子電圧が低下する。
電素子32にチャージされた電荷が放電用コイル95お
よびサイリスク96を介してディスチャージされ、斯く
してピエゾ圧電素子32の端子電圧が低下する。
ピエゾ圧電素子32に電荷がチャージされると燃料噴射
が開始され、チャージされた電荷がディスチャージされ
ると燃料噴射が停止するので1において燃料噴射が開始
され、L2において燃料噴射が停止することになる。
が開始され、チャージされた電荷がディスチャージされ
ると燃料噴射が停止するので1において燃料噴射が開始
され、L2において燃料噴射が停止することになる。
本発明ではピエゾ圧電素子32の伸び量がピエゾ圧電素
子32の温度にかかわらずに一定となるように制御する
こともできるし、またピエゾ圧電素子32の伸び量をピ
エゾ圧電素子32の温度により異なる最適な伸び量に制
御することもできる。
子32の温度にかかわらずに一定となるように制御する
こともできるし、またピエゾ圧電素子32の伸び量をピ
エゾ圧電素子32の温度により異なる最適な伸び量に制
御することもできる。
ピエゾ圧電素子の伸び量を温度に応じた最適の伸び量に
制御することができる。
制御することができる。
第1図はピエゾ圧電素子の駆動制御回路図、第2図はピ
エゾ圧電素子の駆動電圧を制御するためのフローチャー
ト、第3図はスイッチング素子のオン時間と温度との関
係を示す線図、第4図はピエゾ圧電素子駆動制御のタイ
ムチャート、第5図は別の実施例を示すピエゾ圧電素子
の駆動制御回路図、第6図はピエゾ圧電素子の駆動電圧
を制御するためのフローチャート、第7図は°DC−D
Cコンバータの出力電圧と温度との関係を示す線図、第
8図はピエゾ圧電素子駆動制御のタイムチャート、第9
図はピエゾ圧電素子の伸び量と温度との関係を示す線図
、第10図は第11図のX−X線に沿ってみたユニット
インジェクタの側面断面図、第11図は第1θ図のXI
−XI線に沿ってみた側面断面図、第12図は第10図
の平面図、第13図は第1O図のxm−xm線に沿って
みた断面図、第14図は第13図のXIV−XI”/線
に沿ってみた断面図である。 32・・・ピエゾ圧電素子、50・・・電子制御ユニッ
ト、51・・・駆動回路、 52・・・電源53・
・・スイッチング素子、 54 、56 、93 、95・・・コイル、55・・
・ダイオード、 57 、94 、96・・・サイリ
スク。
エゾ圧電素子の駆動電圧を制御するためのフローチャー
ト、第3図はスイッチング素子のオン時間と温度との関
係を示す線図、第4図はピエゾ圧電素子駆動制御のタイ
ムチャート、第5図は別の実施例を示すピエゾ圧電素子
の駆動制御回路図、第6図はピエゾ圧電素子の駆動電圧
を制御するためのフローチャート、第7図は°DC−D
Cコンバータの出力電圧と温度との関係を示す線図、第
8図はピエゾ圧電素子駆動制御のタイムチャート、第9
図はピエゾ圧電素子の伸び量と温度との関係を示す線図
、第10図は第11図のX−X線に沿ってみたユニット
インジェクタの側面断面図、第11図は第1θ図のXI
−XI線に沿ってみた側面断面図、第12図は第10図
の平面図、第13図は第1O図のxm−xm線に沿って
みた断面図、第14図は第13図のXIV−XI”/線
に沿ってみた断面図である。 32・・・ピエゾ圧電素子、50・・・電子制御ユニッ
ト、51・・・駆動回路、 52・・・電源53・
・・スイッチング素子、 54 、56 、93 、95・・・コイル、55・・
・ダイオード、 57 、94 、96・・・サイリ
スク。
Claims (1)
- 圧電素子により燃料噴射を制御するようにした燃料噴射
制御装置において、圧電素子の温度を代表する温度を検
出する温度センサと、温度センサにより検出された温度
が低くなるにつれて圧電素子に印加する駆動電圧を高く
する駆動電圧制御装置を具備した燃料噴射制御用圧電素
子の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP828388A JPH01187345A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 燃料噴射制御用圧電素子の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP828388A JPH01187345A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 燃料噴射制御用圧電素子の駆動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01187345A true JPH01187345A (ja) | 1989-07-26 |
Family
ID=11688855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP828388A Pending JPH01187345A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 燃料噴射制御用圧電素子の駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01187345A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03138432A (ja) * | 1989-04-11 | 1991-06-12 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射装置の制御回路 |
EP1138914A1 (en) * | 2000-04-01 | 2001-10-04 | Robert Bosch GmbH | Determining the piezoelectric element temperature using a model of the energy balance of the piezoelectric element |
EP1138935A1 (en) * | 2000-04-01 | 2001-10-04 | Robert Bosch GmbH | Determination of the piezoelectric element temperature and its utilization for correcting the drive voltage |
EP1138912A1 (en) * | 2000-04-01 | 2001-10-04 | Robert Bosch GmbH | Online optimization of injection systems having piezoelectric elements |
EP1138906A1 (en) * | 2000-04-01 | 2001-10-04 | Robert Bosch GmbH | Optimization of injection systems having piezoelectric elements by compensating for temperature dependence |
FR2807106A1 (fr) * | 2000-04-01 | 2001-10-05 | Bosch Gmbh Robert | Procede de commande d'un injecteur a l'aide d'un actionneur piezo-electrique |
-
1988
- 1988-01-20 JP JP828388A patent/JPH01187345A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03138432A (ja) * | 1989-04-11 | 1991-06-12 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射装置の制御回路 |
EP1138914A1 (en) * | 2000-04-01 | 2001-10-04 | Robert Bosch GmbH | Determining the piezoelectric element temperature using a model of the energy balance of the piezoelectric element |
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