JP2002217462A - ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置 - Google Patents

ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置

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JP2002217462A JP2001014346A JP2001014346A JP2002217462A JP 2002217462 A JP2002217462 A JP 2002217462A JP 2001014346 A JP2001014346 A JP 2001014346A JP 2001014346 A JP2001014346 A JP 2001014346A JP 2002217462 A JP2002217462 A JP 2002217462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピエゾスタックへの充電量を高精度で制御す
る事である。 【解決手段】 ピエゾスタック3Aの充電を、オンオフ
を繰り返すスイッチング素子14のオン期間に直流電源
11からインダクタ13を介して行い、充電電流検出信
号が上限値信号に達するとオフ期間に切り換えて、オフ
期間にインダクタ13にフライホイール電流を流して行
う多重スイッチング方式の回路において、スイッチング
素子14を制御する制御回路19が上限値信号を充電指
示信号と充電量検出信号の差分に比例して与えて、目標
電圧に近づくほど上限値信号が小さくなるようにし、か
つ、充電指示信号を、満充電時における充電量検出信号
よりも大きな値に設定して、充電期間の終期に充電電流
が極端に小さくなるのを回避することで、充電精度を確
保しながら充電時間が長くならないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピエゾアクチュエー
タ駆動回路および燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ピエゾアクチュエータはPZT等の圧電
材料の圧電作用を利用したもので、容量性素子であるピ
エゾスタックが充放電により伸長または縮小してピスト
ン等を直線動する。例えば、内燃機関の燃料噴射装置に
おいて、燃料噴射用のインジェクタの開閉弁の切り替え
をピエゾアクチュエータにより行うものが知られてお
り、このものでは開閉弁の切り替えを行う弁体に対する
駆動力や弁体のリフト量がピエゾスタックの充電量で設
定されることになる。
【0003】ピエゾアクチュエータの駆動用のピエゾア
クチュエータ駆動回路は、例えば、ピエゾスタックに直
流電源からスイッチング素子およびインダクタを介して
通電するピエゾスタックへの第1の通電経路と、直流電
源およびスイッチング素子をバイパスしてインダクタか
らピエゾスタックに通電する第2の通電経路とを有して
おり、第1の通電経路には、前記スイッチング素子のオ
ン期間に漸増する充電電流が流れ、第2の通電経路に
は、前記スイッチング素子のオフ期間に漸減する充電電
流がフライホイール作用で流れる。スイッチング素子の
オンオフを繰り返すことで、充電電流が漸増と漸減とを
繰り返してピエゾスタックの充電量が増加していき、ピ
エゾスタックの両端間電圧が段階的に上昇していく。こ
れは多重スイッチング方式として知られており、充電量
が所定の目標充電量に達するとスイッチング素子をオフ
に固定し充電を終了する(特許第2684650号
等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スイッチング素子をオ
フに固定した時、インダクタには、その時点の充電電流
の大きさに応じたエネルギーが蓄積されており、オフ固
定後にこの蓄積エネルギーを消費してフライホイール電
流による充電が行われて、その分が目標充電量に対する
誤差となる。この誤差に基因してピエゾアクチュエータ
が発生する押圧力や変位量がばらつくことになる。この
ため、例えば、前記燃料噴射装置であれば弁体がシート
に着座する時に過剰な衝撃が発生したり、リフト量が不
適正なものになるおそれがあり、寿命や精度の観点から
前記誤差を抑制することが必要である。
【0005】解決方法として、この誤差の分を予め目標
充電量の中に見込んでおくことも考えられるが、環境の
変化等でピエゾアクチュエータ駆動回路を構成する部品
の定数が変動すると、ピエゾスタックの充電量が目標充
電量に達した時の充電電流の大きさも変動して前記誤差
が一定せず、抜本的な解決方法ではない。
【0006】また、充電量の誤差が最も大きくなるのは
充電電流がピーク値に達した時と、スイッチング素子を
オフに固定した時とが一致する場合である。したがっ
て、充電量の誤差の抑制策として、スイッチング素子の
オン期間からオフ期間に切り換えるタイミングを早めて
充電電流のピーク値を抑えることが考えられる。
【0007】しかしながら、ピーク値を抑えることで平
均充電電流が小さくなり、その分、充電時間が長くな
り、またスイッチング回数が増えて部品の寿命を縮める
という問題がある。
【0008】本発明は前記実情に鑑みなされたもので、
必要な充電精度を確保しつつ、適正な充電時間で、充電
制御を行うことのできるピエゾアクチュエータ駆動回路
および燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ピエゾアクチュエータに設けられたピエゾスタック
に直流電源からインダクタを介して通電する第1の通電
経路を有し、該通電経路には、その途中に設けられてオ
ンオフを繰り返すスイッチング素子のオン期間に漸増す
る充電電流を流し、前記直流電源および前記スイッチン
グ素子をバイパスしてインダクタからピエゾスタックに
通電する第2の通電経路を有し、該通電経路には、前記
スイッチング素子のオフ期間に漸減する充電電流をフラ
イホイール作用で流し、前記充電電流が繰り返しピーク
値をとるように前記スイッチング素子のオンオフを制御
するとともに、前記ピエゾスタックの充電量が、外部か
らの入力で設定された目標充電量に達すると前記スイッ
チング素子をオフに固定する制御手段とを具備する多重
スイッチング方式のピエゾアクチュエータ駆動回路にお
いて、前記制御手段に、前記オン期間の進行度を検出
し、該進行度が大きいほど大きな進行度検出信号を出力
するオン期間進行度検出手段と、ピエゾスタックの充電
量を検出し、充電量が大きいほど大きな充電量検出信号
を出力する充電量検出手段と、充電量が目標充電量に達
した時の充電量検出信号よりも大きな値に設定した充電
指示信号を出力する指示信号出力手段と、充電指示信号
と充電量検出信号との差分に比例した信号をオン期間規
定信号として出力する減算手段と、進行度検出信号とオ
ン期間規定信号とを比較して、進行度検出信号が大きく
なると、前記スイッチング素子をオンする制御信号の出
力を禁止して前記オフ期間に切り換える制御信号出力禁
止手段とを具備せしめる。
【0010】前記進行度検出信号が前記オン期間規定信
号の大きさになるとオン期間からオフ期間に切り換わ
る。オン期間規定信号は充電指示信号と充電量検出信号
との差分に比例するから、充電量が目標充電量に近づく
ほど小さくなり、オン期間は短くなる。充電期間終期に
おいて充電電流のピーク値は小さくなる。したがって、
スイッチング素子がオフに固定された時点でインダクタ
に保持されているエネルギーは小さくなり、ピエゾスタ
ックに最終的に充電される充電量に対する誤差割合は小
さく抑えられる。
【0011】また、充電開始後、最初のうちは比較的、
オン期間は長くピーク値は大きいから、平均の充電電流
が大きく、充電は速やかに進む。そして、オン期間規定
信号の大きさを決める充電指示信号と充電量検出信号と
の差分が、充電量が目標充電量に達した時に0ではない
ので、例えばオン期間規定信号を単純に充電量と目標充
電量の差分に比例して与えた場合のように、充電完了間
際にピーク値が極端に小さくなることはない。これによ
り、目標充電量までの充電を、充電量の精度を確保しつ
つ短時間で行うことができる。なお、充電量が目標充電
量に達した時のオン期間規定信号の大きさは、これが規
定するピーク値に依存する充電誤差を考慮して、要求仕
様に応じて設定すればよいことになる。
【0012】請求項2記載の発明では、ピエゾアクチュ
エータに設けられたピエゾスタックに直流電源からイン
ダクタを介して通電する第1の通電経路を有し、該通電
経路には、その途中に設けられてオンオフを繰り返すス
イッチング素子のオン期間に漸増する充電電流を流し、
前記直流電源および前記スイッチング素子をバイパスし
てインダクタからピエゾスタックに通電する第2の通電
経路を有し、該通電経路には、前記スイッチング素子の
オフ期間に漸減する充電電流をフライホイール作用で流
し、前記充電電流が繰り返しピーク値をとるように前記
スイッチング素子のオンオフを制御するとともに、前記
ピエゾスタックの充電量が、外部からの入力で設定され
た目標充電量に達すると前記スイッチング素子をオフに
固定する制御手段とを具備する多重スイッチング方式の
ピエゾアクチュエータ駆動回路において、前記制御手段
に、前記オン期間の進行度を検出し、該進行度が大きい
ほど大きな進行度検出信号を出力するオン期間進行度検
出手段と、ピエゾスタックの充電量を検出し、充電量が
大きいほど大きな充電量検出信号を出力する充電量検出
手段と、充電量が目標充電量に達した時の充電量検出信
号よりも小さな値に設定した切り換え指示信号を出力す
る切り換え指示信号出力手段と、切り換え指示信号と充
電量検出信号との大小を比較する比較手段と、充電量検
出信号が切り換え指示信号よりも小さい時は第1のオン
期間規定信号を出力し、充電量検出信号が切り換え指示
信号よりも大きい時は第2のオン期間規定信号を出力す
るオン期間規定信号出力手段と、前記進行度検出信号と
前記オン期間規定信号とを比較して、前記進行度検出信
号が大きくなると、前記スイッチング素子をオンする制
御信号の出力を禁止して前記オフ期間に切り換える制御
信号出力禁止手段とを具備せしめる。
【0013】前記進行度検出信号が前記オン期間規定信
号の大きさになるとオン期間からオフ期間に切り換わ
る。オン期間規定信号は、充電量検出信号が切り換え指
示信号の大きさに達するまでは大きな第1のオン期間規
定信号であり、充電量検出信号が切り換え指示信号の大
きさを越えると小さな第2のオン期間規定信号に切り換
わる。すなわち、充電量が目標充電量に近づくとオン期
間は短くなる。充電期間終期において充電電流のピーク
値は小さくなる。したがって、スイッチング素子がオフ
に固定された時点でインダクタに保持されているエネル
ギーは小さくなり、ピエゾスタックに最終的に充電され
る充電量に対する誤差割合は小さく抑えられる。
【0014】また、充電開始後、第2のオン期間規定信
号に切り換わるまでは比較的、オン期間は長くピーク値
は大きいから、平均の充電電流が大きく、充電は速やか
に進む。これにより、目標充電量までの充電を、充電量
の精度を確保しつつ短時間で行うことができる。なお、
充電量が目標充電量に達した時のオン期間規定信号であ
る第2のオン期間規定信号の大きさは、これにより規定
されるピーク値に依存する充電誤差を考慮して、要求仕
様に応じて設定すればよいことになる。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、前記制御手段に、前記ピエゾ
スタックの充電電流を検出し、該充電電流に比例した充
電電流検出信号を出力する充電電流検出手段と、下限の
充電電流値を規定する下限値信号を生成する下限値信号
生成手段と、充電電流検出信号と下限値信号とを入力と
し、充電電流検出信号が下限値信号よりも小さくなる
と、前記制御信号の出力を許容する制御信号出力許容手
段とを具備せしめ、かつ、前記下限値信号を0よりも大
きな値に設定する。
【0016】スイッチング素子のオフ期間における充電
電流は0に向かって漸減するから、下限値信号を0より
も大きな値とすることで、充電電流検出信号が確実に下
限値信号を下回り、スイッチング素子のオン期間からオ
フ期間への切り換えを安定的になし得る。
【0017】請求項4記載の発明では、コモンレールか
ら供給される高圧の燃料の噴射用のノズル部と、燃料の
噴射と停止とを切り換える弁体であって、その開閉作動
用として前記高圧燃料の圧力が作用する弁体と、前記高
圧燃料圧力に抗して前記弁体を作動せしめる押圧力を出
力するピエゾアクチュエータと、前記ピエゾアクチュエ
ータを駆動する請求項1ないし3いずれか記載のピエゾ
アクチュエータ駆動回路とを具備する構成とする。
【0018】ピエゾスタックの充電量を正確に制御する
ことができるので、コモンレール内燃料圧力に抗して弁
体が作動するのに必要な押圧力やリフト量を過不足のな
い適正な大きさに制御することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1、図2に本
発明を適用したピエゾアクチュエータ駆動回路の構成を
示す。本ピエゾアクチュエータ駆動回路1は多重スイッ
チング方式の回路構成において、制御手段19を、充電
制御において目標充電量等に応じて充電電流の大きさを
制御する構成としたものである。本ピエゾアクチュエー
タ駆動回路1の説明に先立ち、ピエゾアクチュエータ駆
動回路1を有し構成されるコモンレール式の4気筒ディ
ーゼルエンジンの燃料噴射装置の全体構成について説明
する。
【0020】図3に前記燃料噴射装置の構成を示す。デ
ィーゼルエンジンの気筒数分のインジェクタ4が各気筒
に対応して設けられ(図例ではインジェクタ4は1つの
み図示)、供給ライン55を介して連通する共通のコモ
ンレール54から燃料の供給を受け、インジェクタ4か
ら各気筒の燃焼室内に略コモンレール54内の燃料圧力
(以下、コモンレール圧力)に等しい噴射圧力で燃料を
噴射するようになっている。コモンレール54には燃料
タンク51の燃料が高圧サプライポンプ53により圧送
されて高圧で蓄えられる。
【0021】また、コモンレール54からインジェクタ
4に供給された燃料は、上記燃焼室への噴射用の他、イ
ンジェクタ4の制御油圧等としても用いられ、インジェ
クタ4から低圧のドレーンライン56を経て燃料タンク
51に還流するようになっている。
【0022】圧力センサ57はコモンレール54に設け
られてコモンレール圧力を検出し、その検出結果に基づ
いてECU58が調量弁52を制御してコモンレール5
4への燃料の圧送量を調整し、コモンレール圧力を他の
センサ入力等により知られる運転条件に応じた適正な噴
射圧となるように制御する。また、ECU58はクラン
ク角度等の検出信号に基づいて燃料の噴射時期や噴射量
を演算し、これに応じてインジェクタ4の開弁と閉弁と
を切り換え、インジェクタ4から所定の期間、燃料を噴
射せしめる。
【0023】図4に前記インジェクタ4の構造を示す。
インジェクタ4は棒状体で、図中下側部分がエンジンの
図略の燃焼室壁を貫通して燃焼室内に突出するように取
り付けられている。インジェクタ4は下側から順にノズ
ル部4a、背圧制御部4b、ピエゾアクチュエータ4c
となっている。
【0024】ノズル部4aの本体404内にニードル4
21がその後端部にて摺動自在に保持されており、ニー
ドル421はノズル本体404内の先端部に形成された
環状シート4041に着座または離座する。ニードル4
21の先端部の外周空間405には高圧通路401を介
してコモンレール54から高圧燃料が導入され、ニード
ル421のリフト時に噴孔403から燃料が噴射され
る。ニードル421にはその環状段面4211に前記高
圧通路401からの燃料圧がリフト方向(上向き)に作
用している。
【0025】ニードル421の後方には高圧通路401
からインオリフィス407を介して制御油としての燃料
が導入されており、ニードル421の背圧を発生する背
圧室406が形成される。この背圧は、背圧室406に
配設されたスプリング422とともにニードル421の
後端面4212に着座方向(下向き)に作用する。
【0026】前記背圧は背圧制御部4bで切り替えら
れ、背圧制御部4bは前記ピエゾスタック3Aを備えた
ピエゾアクチュエータ4cにより駆動される。
【0027】前記背圧室406はアウトオリフィス40
9を介して常時、背圧制御部4bの弁室410と連通し
ている。弁室410は天井面4101が上向きの円錐状
に形成されており、天井面4101の最上部で低圧室4
11とつながっている。低圧室411はドレーンライン
56に通じる低圧通路402と連通している。
【0028】弁室410の底面4102には高圧通路4
01から分岐する高圧制御通路408が開口している。
【0029】弁室410内には、下側部分を水平にカッ
トしたボール423が配設されている。ボール423は
上下動可能な弁体であり、下降時には、上記カット面で
弁座としての弁室底面(以下、高圧側シートという)4
102に着座し弁室410を高圧制御通路408と遮断
し、上昇時には弁座としての上記天井面(以下、低圧側
シートという)4101に着座し弁室410を前記低圧
室411から遮断する。これにより、ボール423下降
時には背圧室410がアウトオリフィス409、弁室4
10を経て低圧室411と連通し、ニードル421の背
圧が低下してニードル421がリフトする。一方、ボー
ル423の上昇時には背圧室406が低圧室411と遮
断されて高圧通路401のみと連通し、ニードル421
の背圧が上昇してノズルニードル421が着座する。
【0030】ボール423はピエゾアクチュエータ4c
により押圧駆動される。ピエゾアクチュエータ4cは、
低圧室411の上方に上下方向に形成された縦穴412
に径の異なる2つのピストン424,425が摺動自在
に保持され、上側の大径のピストン425の上方にピエ
ゾスタック3Aが上下方向を伸縮方向として配設されて
いる。
【0031】大径ピストン425はその下方に設けられ
たスプリング426によりピエゾスタック3Aと当接状
態を維持しており、ピエゾスタック3Aの伸縮量と同じ
だけ上下方向に変位するようになっている。
【0032】ボール423と対向する下側の小径ピスト
ン424と大径ピストン425と縦穴412とで画され
た空間には燃料が充填されて変位拡大室413が形成さ
れており、ピエゾスタック3Aの伸長で大径ピストン4
25が下方変位して変位拡大室413の燃料を押圧する
と、その押圧力が変位拡大室413の燃料を介して小径
ピストン424に伝えられる。ここで、小径ピストン4
24は大径ピストン425よりも小径としているので、
ピエゾスタック3Aの伸長量が拡大されて小径ピストン
424の変位に変換される。
【0033】変位拡大室413は常時十分な燃料が満た
されるように図示しないチェック弁を介して低圧通路4
02と通じている。チェック弁は低圧通路402から変
位拡大室413に向かう方向を順方向として設けられて
おり、ピエゾスタック3Aの伸長により大径ピストン4
25が押圧された時に閉じて燃料を変位拡大室413に
閉じ込めるようになっている。
【0034】燃料噴射時には、先ず、ピエゾスタック3
Aが充電されてピエゾスタック3Aが伸長することによ
り、小径ピストン424が下降してボール423を押し
下げる。これによりボール423が低圧側シート410
1からリフトするとともに高圧側シート4102に着座
して背圧室406が低圧通路402と連通するので、背
圧室406の燃料圧が低下する。これにより、ニードル
421に離座方向に作用する力の方が着座方向に作用す
る力よりも優勢となって、ニードル421がリフトして
燃料噴射が開始される。
【0035】噴射停止は反対にピエゾスタック3Aの放
電によりピエゾスタック3Aを縮小してボール423へ
の押し下げ力を解除する。この時、弁室410内は低圧
となっており、またボール423の底面には高圧制御通
路408から高圧の燃料圧力が作用しているから、ボー
ル423には全体としては上向きの燃料圧が作用してい
る。そして、前記ボール423への押し下げ力の解除に
より、ボール423が高圧側シート4102からリフト
するとともに再び低圧側シート4101に着座して弁室
410の燃料圧力が上昇するため、ニードル421が着
座し噴射が停止する。
【0036】次に、ピエゾアクチュエータ駆動回路1に
ついて説明する。ピエゾアクチュエータ駆動回路1は、
車載のバッテリ111、昇圧型チョッパ回路を構成しバ
ッテリ111から数十〜数百Vの直流電圧を発生するD
C−DCコンバータ112、およびその出力端に並列に
接続されたバッファコンデンサ113により直流電源1
1を構成し、ピエゾスタック3A,3B,3C,3Dの
充電用の電圧を出力する。バッファコンデンサ113は
比較的静電容量の大きなもので構成され、ピエゾスタッ
ク3A〜3Dへの充電作動時にも略一定の電圧値を保つ
ようになっている。ピエゾスタック3B〜3Dは図4に
示したピエゾスタック3Aと実質的に同じもので、残り
の3つのインジェクタ4に1対1に対応して搭載され
る。
【0037】直流電源11のバッファコンデンサ113
からピエゾスタック3A〜3Dにインダクタ13を介し
て通電する第1の通電経路12aが設けてあり、通電経
路12aには、バッファコンデンサ113とインダクタ
13間にこれらと直列に第1のスイッチング素子14が
介設されている。第1のスイッチング素子14はMOS
FETで構成され、その寄生ダイオード141がバッフ
ァコンデンサ113の両端間電圧に対して逆バイアスと
なるように接続される。
【0038】また、インダクタ13とピエゾスタック3
A〜3Dは直流電源11および第1のスイッチング素子
14をバイパスする第2の通電経路12bを形成してお
り、この通電経路12bは、インダクタ13とスイッチ
ング素子14の接続中点に接続される第2のスイッチン
グ素子15を有している。第2のスイッチング素子15
もMOSFETで構成され、その寄生ダイオード151
がバッファコンデンサ113の両端間電圧に対して逆バ
イアスとなるように接続される。
【0039】通電経路12a,12bはピエゾスタック
3A〜3Dのそれぞれに共通であり、次のように駆動対
象としてのピエゾスタック3A〜3Dが選択できる。す
なわち、ピエゾスタック3A〜3Dのそれぞれには直列
にスイッチング素子(以下、適宜、選択スイッチング素
子という)16A,16B,16C,16Dが1対1に
接続されており、噴射気筒のインジェクタ4のピエゾス
タック3A〜3Dに対応する16A〜16Dがオンされ
る。選択スイッチング素子16A〜16DはMOSFE
Tが用いられている。その寄生ダイオード161A,1
61B,161C,161Dは、バッファコンデンサ1
13に対して逆バイアスとなるように接続されている。
【0040】また、駆動制御回路191には、ピエゾス
タック3A〜3Dに直列に接続された抵抗値の小さなオ
ン期間進行度検出手段であり充電電流検出手段である抵
抗器17の両端間電圧、および第2のスイッチング素子
15に直列に接続された抵抗値の小さな抵抗器18の両
端間電圧が入力しており、ピエゾスタック3A〜3Dの
充電電流および放電電流が知られるようになっている。
また、駆動制御回路191には、充電量としてのピエゾ
スタック3A〜3Dの両端間電圧(以下、ピエゾスタッ
ク電圧という)が入力している。
【0041】スイッチング素子14,15,16A〜1
6Dの各ゲートには駆動制御回路191からそれぞれ制
御信号が入力しており、前記のごとく選択スイッチング
素子16A〜16Dのいずれかをオンして駆動対象のピ
エゾスタック3A〜3Dが選択されるとともに、スイッ
チング素子14,15のゲートにはパルス状の制御信号
である駆動信号が入力してスイッチング素子14,15
をオンオフし、ピエゾスタック3A〜3Dの充電制御お
よび放電制御を行うようになっている。充電制御および
放電制御にあたっては、抵抗器17,18により検出さ
れた充電電流および放電電流、ピエゾスタック電圧に基
づいて、さらに、ECU58の演算部であり充電指示信
号出力手段であるCPU192からの噴射信号および充
電指示信号である指示電圧信号に基づいて行われる。駆
動制御回路191とCPU192とで制御手段19を構
成する。
【0042】噴射信号は、「H」と「L」からなる二値
信号で、燃料噴射をすべき期間に略対応して「H」とな
る。また、指示電圧信号は、圧力センサ57により検出
されたコモンレール圧力の検出信号(以下、コモンレー
ル圧力信号という)に所定のオフセット量を加えた大き
さの信号である。
【0043】以下に、駆動制御回路191について、ピ
エゾスタック3A〜3Dの充電を行う回路構成を中心に
説明する。
【0044】駆動制御回路191は、駆動信号発生回路
21でスイッチング素子14のゲートに入力する駆動信
号を発生し、駆動信号を出力するか禁止するかの条件は
その他の回路部分22〜28により設定される。回路部
分22〜28について説明する。直列に接続されて充電
量検出手段25を構成する抵抗器251,252が設け
てあり、ピエゾスタック電圧を分割して電圧信号(以
下、ピエゾスタック電圧信号という)を生成するように
なっている。該ピエゾスタック電圧信号と、指示電圧信
号を抵抗器261,262により分割した信号(以下、
目標電圧信号という)とが入力する第1の比較器22が
設けられ、ピエゾスタック電圧信号と目標電圧信号とを
比較して「H」と「L」よりなる二値信号を出力する。
【0045】ここで、指示電圧信号の大きさおよび抵抗
器261,262の抵抗値は、目標電圧信号が、ピエゾ
スタック電圧が目標電圧に達した時のピエゾスタック電
圧信号と等しくなるように設定される。しかして、第1
の比較器22からはピエゾスタック電圧が目標電圧より
も高いか低いかの二値信号を出力する。この二値信号は
ピエゾスタック電圧が目標電圧よりも低いときが「H」
である。
【0046】比較器22の出力信号は駆動信号発生回路
21のANDゲート回路211に入力している。スイッ
チング素子14の駆動信号はこのANDゲート回路21
1の出力信号であり、ピエゾスタック電圧が目標電圧よ
りも低い時のみスイッチング素子14のオンが許容され
ることになる。
【0047】また、指示電圧信号の大きさはCPU19
2においてコモンレール圧力の検出信号に応じて設定さ
れ、図5に示すように、目標電圧が、後述するインジェ
クタ開弁電圧よりも高圧側でコモンレール圧力が高いほ
ど高い電圧となるようにする。したがって、指示電圧信
号の大きさは、抵抗器261,262で分割されたとき
に、コモンレール圧力で規定される目標電圧に対応する
目標電圧信号が得られるように、当該目標電圧信号の大
きさに抵抗器261,262の抵抗値で規定される係数
を乗じて得る。
【0048】また、抵抗器17の両端間電圧(以下、充
電電流検出信号という)と下限値信号生成手段である基
準電圧発生器28から出力される基準電圧(以下、下限
値信号という)とが入力する制御信号出力許容手段であ
る第2の比較器23を備えており、充電電流検出信号が
下限値信号よりも高いか低いかの二値信号を出力する。
この二値信号は充電電流検出信号が下限値信号よりも低
いときが「H」である。比較器23の出力信号は噴射信
号とともに駆動信号発生回路21のANDゲート回路2
13に入力しており、ANDゲート回路213の出力信
号はフリップフロップ回路212のセット端子に入力し
ている。しかして、フリップフロップ回路212のセッ
ト端子は、噴射信号が出力されている間のみ、充電電流
検出信号と下限値信号の比較信号が入力することにな
る。
【0049】また、充電電流検出信号と減算手段である
差動増幅器27の出力信号(以下、上限値信号という)
とが入力する制御信号出力禁止手段である第3の比較器
24を備えており、充電電流検出信号が上限値信号より
も高いか低いかの二値信号を出力する。この二値信号は
充電電流検出信号が上限値信号よりも高いときが「H」
である。比較器24からの出力信号は前記フリップフロ
ップ回路212のリセット端子に入力している。
【0050】前記差動増幅器27は、ピエゾスタック電
圧信号と指示電圧信号とを入力としており、差動増幅器
27から出力される上限値信号はピエゾスタック電圧が
上昇するにつれて漸減する。
【0051】また、駆動信号発生回路21は、前記フリ
ップフロップ回路212の出力(Q)が前記比較器22
の出力信号とともにANDゲート回路211に入力して
いる。
【0052】したがって、噴射信号が出力されており、
かつピエゾスタック電圧が目標電圧に達するまで、すな
わち充電期間中は、ANDゲート回路211,213の
作動で、駆動信号発生回路21からの駆動信号は、充電
電流検出信号と下限値信号との比較信号である比較器2
3の出力をセット信号とするとともに、充電電流検出信
号とオン期間規定信号である上限値信号との比較信号で
ある比較器24の出力をリセット信号とするフリップフ
ロップ回路212の出力(Q)と等価である。
【0053】すなわち、スイッチング素子14のオンに
より、通電経路12aに充電電流が流れる。このオン期
間における充電電流は、略バッファコンデンサ電圧とピ
エゾスタック電圧の差に比例した上昇速度で電流値が上
昇し、差動増幅器27から出力される上限値信号で規定
される所定値に達すると、比較器24の出力が「H」と
なってフリップフロップ回路212がリセットされ、前
記所定値をピーク値としてスイッチング素子14はオフ
しオフ期間に入る。充電電流検出信号はオン期間の進行
度が大きいほど大きくなる進行度検出信号である。
【0054】次いでオフ期間には、第2のスイッチング
素子15の寄生ダイオード151がインダクタ13に発
生する誘導起電力に対し順バイアスとなり、第2の通電
経路12bに、インダクタ13に蓄積されたエネルギー
により漸減する充電電流がフライホイール作用で流れ
て、これが下限値に達すると、比較器23の出力が
「H」となってフリップフロップ回路212がセットさ
れて、再びスイッチング素子14がオンし、オン期間に
入る。
【0055】そして、ピエゾスタック電圧が目標電圧に
達すると比較器22の出力が「L」になってスイッチン
グ素子14はオフに固定される。
【0056】図6はピエゾアクチュエータ駆動回路1の
各部の作動状態を示すタイミングチャートである。前記
差動増幅器27は、ピエゾスタック電圧信号と指示電圧
信号とを入力としているから、差動増幅器27から出力
される上限値信号はピエゾスタック電圧が上昇するにつ
れて漸減する。したがって、充電期間の初めには充電電
流は比較的ピーク値が高いものとなって平均充電電流が
高くなり、ピエゾスタック電圧が速やかに目標電圧に近
づく。そして、充電期間の終わりにはピーク値は低くな
る。
【0057】ここで、ピエゾスタック電圧が目標電圧に
達した時点で充電電流が0でなければ、その時点で充電
電流に応じたエネルギーがインダクタ13に保持されて
いるので、スイッチング素子14のオフ固定後に第2の
通電経路12bにフライホイール電流が流れ、前記のご
とく電圧誤差を生ずる。オフ固定時の充電電流は最大で
ピーク値であり、前記のごとくピーク値は小さくなって
いる。したがって、ピエゾスタック電圧の目標電圧との
電圧誤差を抑制することができる。
【0058】また、前記のごとく、目標電圧信号が、ピ
エゾスタック電圧が目標電圧に達した時のピエゾスタッ
ク電圧信号と等しいから、抵抗器261における電圧降
下の分、指示電圧信号は目標電圧信号よりも大きい。し
たがって、ピエゾスタック電圧が目標電圧に達し、ピエ
ゾスタック電圧信号が目標電圧信号と等しくなった時に
も、指示電圧信号とピエゾスタック電圧信号の差分は0
よりも大きい。しかして、差動増幅器27から出力され
る上限値信号は、ピエゾスタック電圧が目標電圧に近づ
いた時に極端に小さくなることはない。これにより、充
電期間の最後に必要以上に充電の進行が遅くなったり、
スイッチング素子14のスイッチング回数が増加するこ
とを防止することができる。
【0059】ピエゾスタック電圧が目標電圧に達した時
の上限値信号の大きさは目標電圧との許容される前記電
圧誤差を考慮して設定すればよく、許容される電圧誤差
が大きいほど大きめにし、充電時間の短縮化、スイッチ
ング回数の低減を計るのがよい。充電開始時と充電完了
時とで上限値信号の差を小さくするには、抵抗器261
の抵抗値を相対的に大きくするとともに、抵抗器262
に所定の目標電圧信号が生成するように指示電圧信号を
設定すればよい。上限値信号の全体的な大きさは差動増
幅器27の増幅率で調整する。
【0060】また、指示電圧信号をコモンレール圧力が
低いほど小さく設定することで次の効果を奏する。前記
図5には、低圧側シート4101に着座状態のボール4
23が弁室410内の燃料圧力に抗して低圧側シート4
101からリフト可能な押圧力をピエゾアクチュエータ
4cが発生する最低のピエゾスタック電圧(インジェク
タ開弁電圧)を併せて示している。弁室410内の燃料
圧力はコモンレール圧力が高いほど高いから、ボール開
弁電圧もコモンレール圧力が高いほど高い。目標電圧は
インジェクタ開弁電圧よりも高いことが必要になるが、
必要以上に高ければボール423が高圧側シート410
2に着座する時の衝撃が大きくなり、低ければボール4
23の低圧側シート4101から離座が安定してなされ
ないおそれがある。目標電圧もボール開弁電圧よりも高
圧側で、コモンレール圧力に応じて設定することで、ボ
ール423に適正な押圧力を与えることができる。ま
た、ピエゾアクチュエータ駆動回路1の不要な発熱が回
避される。
【0061】また、ピエゾスタック電圧が目標電圧に達
した最終の上限値信号は抵抗器261の両端間電圧の大
きさであり、この電圧は目標電圧が低いほど小さくな
る。目標電圧が小さいほど、スイッチング素子14オフ
固定後のフライホイール電流による電圧誤差の割合が大
きくなるから、最終のピーク値を規定する前記抵抗器2
61の両端間電圧が小さくなることで、電圧誤差の影響
が大きい、目標電圧が小さいときには充電量精度が優先
される。一方、目標電圧が大きくより充電時間の短縮の
必要があるときには、最終のピーク値を含む充電期間を
通じたピーク値は大きいから、充電速度が優先となる。
【0062】また、スイッチング素子14のオフ期間か
らオン期間への切り換えは、前記のごとく、充電電流検
出信号が下限値信号を下回ると行われるが、インダクタ
13に蓄積されたエネルギーを消費しつくせば充電電流
は確実に0になるので、下限値信号を0よりも大きくし
ておくことで、比較器23の出力信号が確実に「L」か
ら「H」に切り換わり、動作が安定する。
【0063】なお、ピエゾスタック3A〜3Dの放電制
御は、従来装置と同様に、第2のスイッチング素子15
をオンオフし、オン期間に第2の通電経路12bに漸増
する放電電流を流し、オフ期間に第1の通電経路12a
に漸減する放電電流を流す。オフ期間にはピエゾスタッ
ク3A〜3Dからバッファコンデンサ113に電荷が回
収されることとなる。スイッチング素子15のオンとオ
フの切り換えは抵抗器18で検出される放電電流が所定
値に達するとオフし、放電電流が0に達するとオンす
る。
【0064】(第2実施形態)図7に本発明の第2実施
形態になる燃料噴射装置のピエゾアクチエータ駆動回路
の構成を示す。本実施形態は、第1実施形態においてピ
エゾアクチュエータ駆動回路の駆動制御回路を別の構成
に代えたもので、図中、第1実施形態と同じ番号を付し
た部分は第1実施形態と同じ作動をするので第1実施形
態との相違点を中心に説明する。
【0065】ピエゾアクチュエータ駆動回路1Aの駆動
制御回路191Aは、基本的な構成が第1実施形態と同
じで、CPU192とともに制御手段19Aを構成して
おり、充電電流のピーク値の制御を別の構成で行うよう
にしたものである。
【0066】スイッチング素子14のオン期間からオフ
期間への切り換え時期を規定するフリップフロップ回路
212のリセット端子には、比較器24の出力信号が入
力している。比較器24は差動増幅器27Aの出力信号
を(−)入力とし、オン期間進行度検出手段であるラン
プ波発生回路29の出力信号を(+)入力としている。
【0067】差動増幅器27Aは第1実施形態のものと
実質的に同じ構成のもので、前記電圧指示信号と前記ピ
エゾスタック電圧信号とが入力し、その差分に比例した
信号を出力する。出力信号はオン期間の長さを規定する
オン期間規定信号となる。
【0068】ランプ波発生回路29は定電流電源291
が演算用コンデンサ292を充電するようになってお
り、ランプ波発生回路29の出力信号としての演算用コ
ンデンサ292の両端間電圧を一定速度で上昇せしめ
る。
【0069】演算用コンデンサ292には並列にトラン
ジスタ293が設けられ、そのオン時に演算用コンデン
サ292が急速放電するようになっている。トランジス
タ293はスイッチング素子14の駆動信号を入力とす
るNOTゲート回路294の出力信号によりオンオフす
る。すなわち、ランプ波発生回路29の出力信号は、ス
イッチング素子14のオフ期間においては0Vをとり、
スイッチング素子14のオン期間においてはオン期間開
始後の経過時間すなわちオン期間の進行度に比例して上
昇し、進行度を検出する信号となる(以下、ランプ波発
生回路29の出力信号をオン時間検出信号という)。
【0070】本実施形態では、充電制御期間中には、充
電電流が下限値まで低下し駆動信号発生回路21の出力
信号が「H」になると充電電流の上昇が開始されるとと
もにトランジスタ283がオフして、ランプ波発生回路
29から出力されるオン時間検出信号が0Vから上昇す
る。そして、オン時間検出信号が差動増幅器27Aから
出力されるオン期間規定信号に達すると、比較器24の
出力信号が「H」になってオン期間が終了する。ピエゾ
スタック電圧が大きくなり、差動増幅器27Aから出力
されるオン期間規定信号が小さくなると、オン期間の長
さが短くなる。
【0071】本実施形態によれば、図8に示すように、
充電が進行するにつれてオン期間の長さが短くなり、充
電電流のピーク値が小さくなる。これにより、第1実施
形態と同様に、必要な充電精度を確保しつつ、適正な充
電時間で、充電制御を行うことができる。
【0072】(第3実施形態)図9に本発明の第3実施
形態になる燃料噴射装置のピエゾアクチエータ駆動回路
の構成を示す。本実施形態は、第1実施形態においてピ
エゾアクチュエータ駆動回路の駆動制御回路およびCP
Uを別の構成に代えたもので、図中、第1実施形態と同
じ番号を付した部分は第1実施形態と同じ作動をするの
で第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0073】本ピエゾアクチュエータ駆動回路1Bは、
ピエゾスタック電圧信号が入力し充電が完了したか否か
を判ずる比較器22の(+)入力に、駆動制御回路19
1Bとともに制御手段19Bを構成するCPU192A
から目標電圧信号が直接に入力している。この目標電圧
信号は実質的に第1、第2実施形態の目標電圧信号と同
じもので、比較器22は、ピエゾスタック電圧が目標電
圧に達すると、「L」になってスイッチング素子14が
オフに固定される。
【0074】また、CPU192Aからの目標電圧信号
は、CPU192Aとともに切り換え指示信号出力手段
6を構成する抵抗器61,62で分割され、切り換え指
示信号である切り換え電圧信号に変換されるようになっ
ている。この切り換え電圧信号およびピエゾスタック電
圧信号を入力として、ピーク電流切り換え回路27Aが
設けてある。ピーク電流切り換え回路27Aのオン期間
規定信号である出力信号は、充電電流のピーク値を規定
する比較器24の(−)入力となっている(以下、前記
出力信号を上限値信号という)。
【0075】ピーク電流切り換え回路27Aから出力さ
れる上限値信号は、定電圧源273の出力電圧を抵抗器
274,275,276により分割した電圧出力であ
る。接地側の抵抗器275,276のうち抵抗器276
は直列にトランジスタ272が接続してあり、そのオフ
時には、前記上限値信号は、直列に接続された抵抗器2
74,275における、抵抗器275の両端間電圧とし
て与えられる。一方、トランジスタ272のオン時には
抵抗器275に並列に抵抗器276が接続されるので、
実質的に前記抵抗器275の抵抗値が小さくなり、前記
上限値信号はトランジスタ272のオフ時よりも小さく
なる。このように、トランジスタ272のオンとオフと
を切り換えることでピーク値が大小の二値をとることが
できるようになっている。これらトランジスタ272、
定電圧源273、抵抗器274〜276によりオン期間
規定信号出力手段27aを構成している。
【0076】トランジスタ272の制御信号は比較手段
である比較器271の出力信号として与えられる。比較
器271には、前記ピエゾスタック電圧信号が(+)入
力として入力し、前記切り換え電圧信号が(−)入力と
して入力しており、ピエゾスタック電圧信号が切り換え
電圧信号よりも大きければ比較器は「H」となる。ここ
で、目標電圧信号はピエゾスタック電圧が目標電圧に達
した時のピエゾスタック電圧信号と等しいから、目標電
圧信号を抵抗器61,62で分割した切り換え電圧信号
はピエゾスタック電圧が目標電圧に達した時のピエゾス
タック電圧信号よりも小さい。分割比率は抵抗器61の
抵抗値をr11、抵抗器62の抵抗値をr12としてr12/
(r11+r12)である。したがって、ピエゾスタック電
圧が目標電圧のr12/(r11+r12)×100%の所定
の切り換え電圧に達するまでは比較器271は「L」レ
ベルを出力してトランジスタ272はオフであり、ピエ
ゾスタック電圧が前記切り換え電圧信号に対応する切り
換え電圧を越えると比較器271は「H」レベルを出力
してトランジスタ272をオンする。
【0077】本実施形態によれば、図10に示すよう
に、ピエゾスタック電圧が切り換え電圧を越えると、そ
れまでよりも充電電流のピーク値が小さくなる。これに
より、スイッチング素子14をオフに固定した時の充電
電流の最大値を抑制してピエゾスタック電圧の電圧誤差
を低減することができる。また、切り換え電圧を越える
までは比較的充電電流のピーク値は大きく平均の充電電
流が大きなものとなるから、速やかに充電を行い得る。
切り換え電圧の大きさをある程度目標電圧に近い値とし
ておくことで、充電が略完了するまでを高速で行うこと
ができ、第1、第2実施形態のものよりも充電時間を短
縮することができる。
【0078】なお、本実施形態の構成は、第2実施形態
のようにランプ波発生回路によりオン期間中の通電時間
を測定してスイッチング素子のオンからオフへの切り換
えタイミングを計るものにも適用することができ、並列
に接続した演算用コンデンサの一方をトランジスタによ
り断接可能に構成することで、演算用コンデンサの電圧
上昇速度を切り換えられるようにすればよい。
【0079】なお、目標電圧がコモンレール圧力に対し
て直線的に与えられるのではなく、図5のインジェクタ
開弁電圧の特性に応じて曲線的に与えられるのでもよ
い。
【0080】また、前記各実施形態ではピエゾスタック
電圧を充電量の指標としているが、ピエゾスタックに供
給される電力量や電荷量を指標としてもよいのは勿論で
ある。
【0081】また、本発明は、インジェクタの燃料噴射
制御用のピエゾアクチュエータだけではなく、他の用途
に用いられるピエゾアクチュエータの駆動用にも適用す
ることができる。また、目標充電量が可変の構成でなく
とも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1のピエゾアクチュエータ
駆動回路の回路図である。
【図2】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の要部回路
図である。
【図3】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路により駆動
されるピエゾアクチュエータが搭載された燃料噴射用の
インジェクタを有する内燃機関の燃料噴射装置の構成図
である。
【図4】前記インジェクタの断面図である。
【図5】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動を説
明するグラフである。
【図6】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の各部の作
動を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明を適用した第2のピエゾアクチュエータ
駆動回路の要部回路図である。
【図8】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の各部の作
動を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明を適用した第3のピエゾアクチュエータ
駆動回路の要部回路図である。
【図10】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の各部の
作動を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,1A,1B ピエゾアクチュエータ駆動回路 11 直流電源 111 バッテリ 112 DC−DCコンバータ 113 バッファコンデンサ 12a,12b 通電経路 13 インダクタ 14 第1のスイッチング素子 141 寄生ダイオード 15 第2のスイッチング素子 151 寄生ダイオード 16A,16B,16C,16D 選択スイッチング素
子 161A,161B,161C,161D 寄生ダイオ
ード 17 抵抗器(オン期間進行度検出手段、充電電流検出
手段) 18 抵抗器 19,19A,19B 制御手段 191,191A,191B 駆動制御回路 192 CPU(充電指示信号出力手段) 192A CPU 23 比較器(制御信号出力許容手段) 24 比較器(制御信号出力禁止手段) 25 充電量検出手段 251,252 抵抗器 27 差動増幅器(減算手段) 27A ピーク電流切り換え回路 271 比較器(比較手段) 27a オン期間規定信号出力手段 28 基準電圧発生回路(下限値信号生成手段) 29 ランプ波発生回路(オン期間進行度検出手段) 3A,3B,3C,3D ピエゾスタック 4 インジェクタ 4a ノズル部 4b 背圧制御部 4c ピエゾアクチュエータ 54 コモンレール 57 コモンレール圧力センサ 58 ECU 6 切り換え指示信号出力手段 61,62 抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/09 H01L 41/08 U

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピエゾアクチュエータに設けられたピエ
    ゾスタックに直流電源からインダクタを介して通電する
    第1の通電経路を有し、該通電経路には、その途中に設
    けられてオンオフを繰り返すスイッチング素子のオン期
    間に漸増する充電電流を流し、 前記直流電源および前記スイッチング素子をバイパスし
    てインダクタからピエゾスタックに通電する第2の通電
    経路を有し、該通電経路には、前記スイッチング素子の
    オフ期間に漸減する充電電流をフライホイール作用で流
    し、 前記充電電流が繰り返しピーク値をとるように前記スイ
    ッチング素子のオンオフを制御するとともに、前記ピエ
    ゾスタックの充電量が、外部からの入力で設定された目
    標充電量に達すると前記スイッチング素子をオフに固定
    する制御手段とを具備する多重スイッチング方式のピエ
    ゾアクチュエータ駆動回路において、 前記制御手段に、 前記オン期間の進行度を検出し、該進行度が大きいほど
    大きな進行度検出信号を出力するオン期間進行度検出手
    段と、 ピエゾスタックの充電量を検出し、充電量が大きいほど
    大きな充電量検出信号を出力する充電量検出手段と、 充電量が目標充電量に達した時の充電量検出信号よりも
    大きな値に設定した充電指示信号を出力する指示信号出
    力手段と、 充電指示信号と充電量検出信号との差分に比例した信号
    をオン期間規定信号として出力する減算手段と、 進行度検出信号とオン期間規定信号とを比較して、進行
    度検出信号が大きくなると、前記スイッチング素子をオ
    ンする制御信号の出力を禁止して前記オフ期間に切り換
    える制御信号出力禁止手段とを具備せしめたことを特徴
    とするピエゾアクチュエータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 ピエゾアクチュエータに設けられたピエ
    ゾスタックに直流電源からインダクタを介して通電する
    第1の通電経路を有し、該通電経路には、その途中に設
    けられてオンオフを繰り返すスイッチング素子のオン期
    間に漸増する充電電流を流し、 前記直流電源および前記スイッチング素子をバイパスし
    てインダクタからピエゾスタックに通電する第2の通電
    経路を有し、該通電経路には、前記スイッチング素子の
    オフ期間に漸減する充電電流をフライホイール作用で流
    し、 前記充電電流が繰り返しピーク値をとるように前記スイ
    ッチング素子のオンオフを制御するとともに、前記ピエ
    ゾスタックの充電量が、外部からの入力で設定された目
    標充電量に達すると前記スイッチング素子をオフに固定
    する制御手段とを具備する多重スイッチング方式のピエ
    ゾアクチュエータ駆動回路において、 前記制御手段に、 前記オン期間の進行度を検出し、該進行度が大きいほど
    大きな進行度検出信号を出力するオン期間進行度検出手
    段と、 ピエゾスタックの充電量を検出し、充電量が大きいほど
    大きな充電量検出信号を出力する充電量検出手段と、 充電量が目標充電量に達した時の充電量検出信号よりも
    小さな値に設定した切り換え指示信号を出力する切り換
    え指示信号出力手段と、 切り換え指示信号と充電量検出信号との大小を比較する
    比較手段と、 充電量検出信号が切り換え指示信号よりも小さい時は第
    1のオン期間規定信号を出力し、充電量検出信号が切り
    換え指示信号よりも大きい時は第2のオン期間規定信号
    を出力するオン期間規定信号出力手段と、 前記進行度検出信号と前記オン期間規定信号とを比較し
    て、前記進行度検出信号が大きくなると、前記スイッチ
    ング素子をオンする制御信号の出力を禁止して前記オフ
    期間に切り換える制御信号出力禁止手段とを具備せしめ
    たことを特徴とするピエゾアクチュエータ駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載のピエゾ
    アクチュエータ駆動回路において、前記制御手段に、 前記ピエゾスタックの充電電流を検出し、該充電電流に
    比例した充電電流検出信号を出力する充電電流検出手段
    と、 下限の充電電流値を規定する下限値信号を生成する下限
    値信号生成手段と、 充電電流検出信号と下限値信号とを入力とし、充電電流
    検出信号が下限値信号よりも小さくなると、前記制御信
    号の出力を許容する制御信号出力許容手段とを具備せし
    め、 かつ、前記下限値信号を0よりも大きな値に設定したピ
    エゾアクチュエータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 コモンレールから供給される高圧の燃料
    の噴射用のノズル部と、 燃料の噴射と停止とを切り換える弁体であって、その開
    閉作動用として前記高圧燃料の圧力が作用する弁体と、 前記高圧燃料圧力に抗して前記弁体を作動せしめる押圧
    力を出力するピエゾアクチュエータと、 前記ピエゾアクチュエータを駆動する請求項1ないし3
    いずれか記載のピエゾアクチュエータ駆動回路とを具備
    することを特徴とする燃料噴射装置。
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