JP2001349238A - 圧電素子を有する燃料噴射システムおよび圧電素子を有する燃料噴射システムを操作する方法 - Google Patents

圧電素子を有する燃料噴射システムおよび圧電素子を有する燃料噴射システムを操作する方法

Info

Publication number
JP2001349238A
JP2001349238A JP2001103958A JP2001103958A JP2001349238A JP 2001349238 A JP2001349238 A JP 2001349238A JP 2001103958 A JP2001103958 A JP 2001103958A JP 2001103958 A JP2001103958 A JP 2001103958A JP 2001349238 A JP2001349238 A JP 2001349238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
voltage
fuel
activation
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001103958A
Other languages
English (en)
Inventor
Johannes-Joerg Rueger
リューガー ヨハネス−イェルク
Dirk Dr Samuelsen
ザムエルゼン ディルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2001349238A publication Critical patent/JP2001349238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
    • F02D41/2096Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils for controlling piezoelectric injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • F02D41/2429Methods of calibrating or learning
    • F02D41/2438Active learning methods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • F02D41/2429Methods of calibrating or learning
    • F02D41/2451Methods of calibrating or learning characterised by what is learned or calibrated
    • F02D41/2464Characteristics of actuators
    • F02D41/2467Characteristics of actuators for injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/008Controlling each cylinder individually

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 例えば内燃機関内のアクチュエータとして使
用される圧電素子を有する噴射システムのオンライン最
適化において、アクチュエータの最大移動量と、経年変
化に依存しない高精度の噴射システムの提供。 【解決手段】 圧電素子が、特定の圧電素子の作動特性
の関数として、および噴射される燃料の体積に対する補
正値に基づいてセットされた値を有する活動化電圧によ
って活動化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、請求項1の上位概念部分で定義
される装置および請求項7の上位概念部分で定義される
方法、すなわち、圧電素子を充電するための方法および
装置に関する。
【0002】現在の圧電素子は、より詳細に考察する
と、必ずではないが、とりわけアクチュエータとして使
用される圧電素子である。圧電素子をこのような目的の
ために使用することができるのは、周知のように、圧電
素子が、それらに印加された電圧またはそれらに生じた
電圧の関数として圧縮または伸長する性質を有している
からである。
【0003】圧電素子を用いたアクチュエータの実装
は、問題のアクチュエータが迅速な、および/または頻
繁な運動を実行しなければならない場合に特に有利であ
る。
【0004】圧電素子のアクチュエータとしての使用
は、とりわけ、内燃機関のための燃料噴射ノズルにおい
て有利である。燃料噴射ノズルにおける圧電素子の有用
性に関しては、例えば、EP 0 371 469 B1およびEP 0 37
9 182 B1を参照せよ。
【0005】圧電素子は容量性素子であり、既に上で部
分的に示唆したように、所定の充電状態、または、圧電
素子に生じた電圧もしくは圧電素子に印加された電圧に
したがって、圧縮および伸長する。燃料噴射ノズルの例
では、圧電素子の伸長および圧縮は、噴射ニードルの直
線的ストロークを操作する弁を制御するために利用され
ている。以下で説明され、参照のため全体として本明細
書に取り込まれているドイツ特許出願DE 197 42 073 A1
およびDE 197 29 844 A1は、燃料噴射システム内の噴射
ニードルを制御する複動式両座弁を有する圧電素子を開
示している。
【0006】燃料噴射ノズル、例えば、燃料を内燃機関
のシリンダに噴射するためのニードルの直線ストローク
を制御する複動式両座弁として実装された燃料噴射ノズ
ルでは、相応のシリンダに噴射される燃料量は、弁が開
いている時間の関数であり、また圧電素子を使用してい
る場合であれば、この圧電素子に印加される活動化電圧
の関数である。制御弁の弁体が、両座弁の2つのシート
のうちの1つに配置されている場合には、ノズルニード
ルはそのままか、または閉じられる。弁体がシートの間
の中間位置にある場合には、ノズルニードルはそのまま
か、または開かれる。目標は、所望の燃料噴射量を高い
精度で達成すること、特に少ない噴射量を例えば予備噴
射の間に達成することである。
【0007】複動制御弁の例では、圧電素子は、圧電素
子に印加される活動化電圧の作用で伸長および圧縮し、
これによって、対応する制御される弁体が複動制御弁の
2つのシートの間の中間に位置決めされ、対応する噴射
ニードルが所定の期間に最大の燃料流量を噴射するよう
に位置決めされる。すべての噴射素子と噴射システムの
全寿命とに適した活動化電圧を、例えば対応する弁体を
最大燃料流量のために正確に位置決めするのに十分な精
度で決定および印加することは困難であった。
【0008】したがって、本発明の課題は、請求項1の
上位概念部分で定義される装置および請求項7の上位概
念部分で定義される方法を開発し、弁体を最大燃料流量
のために正確に位置決めするのに十分な精度で、例えば
圧電素子のための活動化電圧レベルを設定することであ
る。特定の圧電素子は、システム、例えば燃料噴射シス
テムにおいてアクチュエータとして使用されている複数
の圧電素子のうちの1つであってよい。
【0009】この課題は、本発明によれば、請求項1
(装置)の特徴部分および請求項7(方法)の特徴部分
でクレームされている特徴によって解決される。
【0010】これらは次のものを提供する。
【0011】特定の圧電素子および油圧コンポーネント
(請求項1の特徴部分)の測定された作動特性の関数と
して、活動化電圧値を調節する最適化ユニットによりオ
ンラインで制御されるべき圧電素子を充電するための活
動化電圧値。
【0012】特定の圧電素子および油圧コンポーネント
(請求項7の特徴部分)の測定された作動特性量の関数
として充電に先行して行われるべき、圧電素子を充電す
るための活動化電圧の値の設定。
【0013】圧電素子の伸長または圧縮の程度は、それ
ぞれの特定の圧電素子の作動特性により影響され、サン
プル毎に、および/または圧電素子の使用年数にしたが
って変化する。したがって、本発明によれば、圧電素子
によって実現されている特定のアクチュエータの変位量
は、所定の電圧の印加に応じて、例えば特定の圧電素子
の作動特性および/またはアクチュエータの使用年数の
関数として変化することが確定される。その結果とし
て、アクチュエータは同じ電圧で充電されても異なる働
きをし、その動作も経時的に変化する。
【0014】したがって、複動制御弁の例において、噴
射ニードルを最大燃料流量に対する最適な位置へ動かす
のに十分な素子の変位に適する圧電素子の活動化電圧レ
ベルは、圧電素子の作動特性および作動特性の経年変化
に影響される。燃料噴射および噴射特性の経過の観点か
らは、これは一般的に最適なシステム動作からの逸脱を
意味している。さらに、サンプル毎の偏差および油圧コ
ンポーネント自体の経年劣化の作用は、噴射システム全
体の働きにも影響する。本発明より以前は、これらの作
用は、特定の作動特性とアクチュエータの経年劣化とに
起因する変動が、システム動作にほとんど影響しない
か、またはまったく影響しないほど頑丈に噴射装置を設
計することでしか克服することができなかった。
【0015】活動化電圧のレベルを充電すべき圧電素子
のうちの特定の1つの作動特性の関数として設定したと
すると、制御弁は、アクチュエータの作動特性のサンプ
ル毎の変動または作動特性の経年変化には依存せずに十
分な精度で制御される。圧電素子に印加される活動化電
圧は、どの所定の時点においても、特定の圧電素子の作
動特性に比べて適切である。このようにして、噴射量が
少ない場合または噴射量特性の経過が複雑である場合で
さえ、所望の噴射量を十分な精度で達成することができ
る。
【0016】本発明の有利な実施例は、従属請求項、以
下の説明および図面から明らかである。
【0017】本発明を以下の明細書においてより詳細
に、実施例を参照し、図面を参照しながら説明する。
【0018】図7は、圧電素子2010をアクチュエー
タとして使用する燃料噴射システムの概略的な表示であ
る。図7を参照すると、圧電素子2010は、印加され
た活動化電圧に応じて伸長および圧縮するように電気的
に励起される。圧電素子2010はピストン2015に
結合されている。伸長した状態では、圧電素子2010
は、油圧油、例えば燃料を含む油圧アダプタ2020に
ピストン2015を突出させる。圧電素子の伸長の結果
として、複動制御弁2025は水理的に油圧アダプタ2
020から押し出され、弁体2035は第1の閉成位置
2040から離れる。複動制御弁2025と中空の内孔
2050の組合せは、しばしば複動式両座弁と呼ばれ
る。それは、圧電素子2010が非励起状態にある時
は、複動制御弁2025が第1の閉成位置2040に留
まるからである。その一方で、圧電素子が完全に伸長し
た時は、それは第2の閉成位置2030に留まる。弁体
2035の後者の位置が、図7ではゴーストラインで概
略的に示されている。
【0019】燃料噴射システムは、噴射ニードル207
0を有しており、これが加圧燃料供給ライン2060か
らシリンダ(図示せず)へ燃料を噴射する。圧電素子2
010が非励起状態にある時、またはそれが完全に伸長
した時は、複動制御弁2025は、それぞれ第1の閉成
位置2040または第2の閉成位置2030に留まる。
いずれの場合でも、油圧レールの圧力が噴射ニードル2
070を閉成位置に保つ。したがって、混合燃料はシリ
ンダ(図示せず)に進入しない。逆に、圧電素子201
0が励起され、複動制御弁2025が、中空の内孔に関
していわゆる中間位置にある時は、加圧燃料供給ライン
2060に圧力降下が存在する。この加圧燃料供給ライ
ン2060における圧力降下は、噴射ニードル2070
の上部と底部の間に圧力差分を生じさせ、これによって
噴射ニードルが揚程し、燃料がシリンダ(図示せず)に
噴射される。
【0020】図1は、両座制御弁に作用する圧電素子を
使用した1つの例示的な燃料噴射システムについて、所
定の一定期間中の活動化電圧Uと噴射される燃料の体積
Qの間の関係を描いたグラフを示している。y軸は、所
定の一定期間中にシリンダ室へ噴射される燃料の体積を
表している。x軸は、相応の圧電素子に印加または蓄え
られる活動化電圧を表している。この圧電素子は、複動
制御弁の弁体を変位させるために使用されるものであ
る。
【0021】x=0、y=0において、活動化電圧はゼ
ロであり、弁体は、所定の一定期間の間、燃料の流れを
阻止するために、第1の閉成位置に位置する。ゼロ以上
かつUoptと表示されたx軸上の点までの活動化電圧
の値に対しては、活動化電圧の表示された値は、弁体を
第1のシート位置から第2の閉成位置へ変位させる。こ
れによって、活動化電圧がUoptに近づく一定期間の
間に、より大きな体積の燃料が、y軸上でQe,max
と表示された値の体積まで噴射される。この一定期間に
噴射される燃料の最大体積に対応する点Q
e,maxは、圧電素子に印加するため、または圧電素
子を充電するための活動化電圧値を表しており、これが
弁体を第1のバルブシートと第2のバルブシートの間へ
の最適に変位させる。
【0022】図1のグラフで示されているように、U
optより大きい活動化電圧Uの値に対しては、一定期
間に噴射される燃料の体積は、ゼロに到達するまで減少
する。これは、第2の閉成位置に位置するまで、弁体が
最適点から複動制御弁の第2のシートに向かって変位す
る様子を表している。したがって、図1のグラフは、燃
料噴射の最大体積は、活動化電圧が圧電素子によって弁
体を最適点へ変位させた時に生じるということを示して
いる。
【0023】本発明は、Uoptに対する値は、特定の
圧電素子のためのどの時点でも、その時点の特定の圧電
素子の作動特性に影響されていることを教えてくれる。
つまり、ある活動化電圧に応じて圧電素子によって引き
起こされる変位の量は、特定の圧電素子の作動特性の関
数として変化する。したがって、燃料噴射の最大体積を
所定の一定期間中に達成するためには、圧電素子に印加
される活動化電圧、または圧電素子に生じる活動化電圧
は、Uoptを達成するために特定の圧電素子の作動特
性に関係する値に設定されるべきである。
【0024】図2は、例示のための制御弁のストローク
の概略的経過を表す二重グラフを示しており、上で論じ
た複動制御弁の動作を表している。図2の上側グラフで
は、x軸は時間を表し、y軸は弁体の変位(弁の揚程)
を表している。図2の下側グラフでは、x軸はまた時間
を表しており、一方y軸は、燃料流量を提供するための
ノズルニードルの揚程を表しており、この燃料流量は、
上側グラフの弁の揚程から生じている。上側グラフと下
側グラフは、それぞれのx軸によって表される時間が一
致するように調整されている。
【0025】噴射サイクルの間、圧電素子は充電され、
これにより圧電素子は、後でより詳細に説明するよう
に、伸長し、図2の上側グラフで示されているように、
対応する弁体を予備噴射ストロークのために第1のシー
トから第2のシートへ移動させる。図2の下側グラフ
は、弁体が複動制御弁の2つのシートの間を動く時に生
じる燃料の小さな噴射、およびプラグが2つのシートの
間を動く時の弁の開閉を示している。一般に、圧電素子
の充電は2つのステップで行うことができる。第1のス
テップでは、圧電素子を所定の電圧まで充電して弁を開
き、第2のステップでは、圧電素子をさらに充電して制
御弁を第2の閉成位置で再び閉じる。ステップ間には、
一般に、いくらかの時間的な遅延があり得る。
【0026】所定の期間の後、以下でより詳細に説明さ
れるように、放電動作が実行され、圧電素子内の電荷が
低減される。これにより、同様により詳細に説明される
ように、圧電素子は圧縮し、弁体を第2の閉成位置から
動かし、2つのシートの間の中間点に維持する。図1で
示されているように、圧電素子内の活動化電圧は、主噴
射に割当てられた期間内に、中間点に相応するUopt
に等しい値にまで達すべきものであり、この値において
最大の燃料流量Qe,maxが得られる。図2の上側グ
ラフと下側グラフでは、弁の揚程が中間点に維持され、
燃料主噴射が行われる様子が示されている。
【0027】主噴射の期間の終了時に、圧電素子はゼロ
の活動化電圧にまで放電され、これにより圧電素子がさ
らに圧縮し、図2の上側グラフと下側グラフで示されて
いるように、弁体を最適位置から第1のシートに向かっ
て移動させ、弁を閉じ、燃料の通流をストップさせる。
この時点で、弁体は再び、例えばすぐ上で説明したよう
な別の予備噴射‐主噴射サイクルを繰り返すための位置
にある。もちろん他のいずれかの噴射サイクルを実行す
ることもできる。
【0028】図3は、本発明を実現する構成の実施例の
ブロック線図を提供している。
【0029】図3には、詳細エリアAと非詳細エリアB
があり、それらの分離は破線cによって示されている。
この詳細エリアAには、圧電素子10,20,30,4
0,50および60を充電および放電する回路が含まれ
ている。考察中の実施例では、これら圧電素子10,2
0,30,40,50および60は、内燃機関の(とり
わけ、いわゆるコモンレール式インジェクタにある)燃
料噴射ノズル内のアクチュエータである。圧電素子がこ
のような目的のために使用できるのは、周知のように、
また上で説明したように、圧電素子が、それらに印加さ
れた、もしくはそれらに生じた電圧の関数として圧縮ま
たは伸長する性質を有しているからである。この説明さ
れている実施例で6つの圧電素子10,20,30,4
0,50および60を使用する理由は、内燃機関内の6
つのシリンダを独立に制御するためである。したがっ
て、他のいずれかの数の圧電素子は、他のいずれかの目
的に適しているだろう。
【0030】非詳細エリアBには、制御ユニットDと活
動化集積回路Eが含まれており、本発明によれば、以下
で詳細に説明するように、これら両方によって詳細エリ
アA内の素子が制御され、同様に、作動特性を測定する
ためのシステムである測定システムFが制御される。こ
の作動特性は、例えば燃料圧と内燃機関の回転速度(r
pm)であり、この内燃機関の回転速度(rpm)は、
制御ユニットDへ入力され、これにより使用される。本
発明によれば、制御ユニットDと活動化集積回路Eは、
圧電素子に対する活動化電圧を、特定の圧電素子の作動
特性関数として制御するようにプログラムされている。
【0031】以下の説明では、まず詳細エリアA内の個
々の素子について説明する。ついで、圧電素子10,2
0,30,40,50および60を充電するプロシージ
ャおよび放電するプロシージャを一般的に説明する。最
後に、これら両方のプロシージャを制御ユニットDと活
動化集積回路Eによって制御する方法を、本発明に従っ
て詳細に説明する。
【0032】詳細エリアA内の回路は、6つの圧電素子
10,20,30,40,50および60を有してい
る。
【0033】これら圧電素子10,20,30,40,
50および60は、第1のグループG1と第2のグルー
プG2に分配され、各グループは3つの圧電素子を有す
る(すなわち、第1のグループG1に圧電素子10,2
0および30、または第2のグループG2に圧電素子4
0,50および60)。グループG1およびG2は、互
いに並列に接続された回路部分の構成要素である。グル
ープセレクタスイッチ310,320は、圧電素子1
0,20および30、または40,50および60のグ
ループG1、G2のいずれが、各ケースにおいて共通の
充/放電装置によって放電されるのかを決めるために使
用することができる(しかしながら、グループセレクタ
スイッチ310,320は、以下においてさらに詳細に
説明されるように、充電プロシージャに対しては意味が
ない)。
【0034】グループセレクタスイッチ310,320
は、コイル240とグループG1およびG2のそれぞれ
(G1およびG2のコイル側端子のそれぞれ)との間に
配置されており、トランジスタによって実現されてい
る。サイドドライバ311,321は、活動化集積回路
Eからの制御信号を、要求された通りにスイッチを開閉
するのに適した電圧に変換するように実現されている。
【0035】ダイオード315および325(グループ
セレクタダイオードと呼ばれる)は、それぞれグループ
セレクタスイッチ310,320と並列して設けられて
いる。グループセレクタスイッチ310,320が、例
えばMOSFETまたはIGBTによって実現されてい
る場合には、これらグループセレクタダイオード315
および325は、寄生ダイオードそのものによって構成
することができる。ダイオード315,325は、充電
プロシージャの間、グループセレクタスイッチ310,
320をバイパスする。したがって、グループセレクタ
スイッチ310,320の働きは、放電プロシージャの
ために、圧電素子10,20および30、または40,
50および60のグループG1、G2を選択することだ
けに縮減されている。
【0036】各グループG1またはG2の内部では、圧
電素子10,20および30または圧電素子40,50
および60が、並列に接続されている圧電分岐110,
120および130(グループG1)ならびに分岐14
0,150および160(グループG2)の構成素子と
して配置されている。各圧電分岐は、次の2つの並列回
路から成る直列回路を有する。第1の並列回路は、圧電
素子10,20,30,40,50または60と抵抗1
3,23,33,43,53または63(分岐抵抗と呼
ばれる)とを有し、第2の並列回路は、トランジスタ1
1,21,31,41,51または61によって実現さ
れているセレクタスイッチ(分岐セレクタスイッチと呼
ばれる)とダイオード12,22,32,42,52ま
たは62(分岐ダイオードと呼ばれる)とから成る。
【0037】分岐抵抗13,23,33,43,53ま
たは63は、対応するそれぞれの圧電素子10,20,
30,40,50または60を充電プロシージャ中およ
び充電プロシージャ後に連続的に放電させる。というの
も、これらの分岐抵抗は、それぞれの容量性圧電素子1
0,20,30,40,50または60の端子を互いに
接続しているからである。しかしながら、分岐抵抗1
3,23,33,43,53または63は十分大きいた
め、以下で説明する制御された充/放電プロシージャに
比べて、このプロシージャを遅くしてしまう。したがっ
て、圧電素子10,20,30,40,50または60
のいずれかの電荷は、充電プロシージャの後の所定の適
切な期間内においては不変であると見なすことは、なお
も妥当な仮定である(それでも分岐抵抗13,23,3
3,43,53および63を実装する理由は、システム
のブレークダウンまたは他の異常な状況の際に、圧電素
子10,20,30,40,50および60に電荷が残
るのを避けるためである)。したがって、分岐抵抗は以
下の説明では無視してもよい。
【0038】個々の圧電分岐110,120,130,
140,150または160における分岐セレクタスイ
ッチ/分岐ダイオード対、つまり、圧電分岐110のセ
レクタスイッチ11およびダイオード12、圧電分岐1
20のセレクタスイッチ12およびダイオード22等々
は、寄生ダイオードを有する電子的スイッチ(つまりト
ランジスタ)、例えば(グループセレクタスイッチ/ダ
イオード対310および315、または320および3
25のそれぞれに関して上で述べたように)MOSFE
TまたはIGBTを有する電子的スイッチを使用して実
現することができる。
【0039】分岐セレクタスイッチ11,21,31,
41,51または61は、圧電素子10,20,30,
40,50または60のうちのいずれが、各ケースにお
いて、共通の充/放電装置によって充電されるのかを決
めるために使用することができる。各ケースにおいて、
充電される圧電素子10,20,30,40,50また
は60は、すべてその分岐セレクタスイッチ11,2
1,31,41,51または61が、以下で説明する充
電プロシージャの間閉じている圧電素子である。通常
は、どの時点においても、分岐セレクタスイッチのうち
のただ一つだけが閉じている。
【0040】分岐ダイオード12,22,32,42,
52および62は、分岐セレクタスイッチ11,21,
31,41,51または61を放電プロシージャの間に
バイパスするために使用される。したがって、考察中の
充電プロシージャの例では、個々の圧電素子のいずれも
選択可能であるが、それに対して放電プロシージャに関
しては、圧電素子10,20および30、または40,
50および60の、第1のグループG1か、または第2
のグループG2か、またはこれら両方が選択されなけれ
ばならない。
【0041】圧電素子10,20,30,40,50お
よび60それ自体に戻ると、分岐セレクタピエゾ端子1
5,25,35,45,55または65は、分岐セレク
タスイッチ11,21,31,41,51または61を
介してか、または相応のダイオード12,22,32,
42,52または62を介してアースに接続してもよい
し、両方のケースにおいて、付加的に抵抗300を介し
て接続してもよい。
【0042】この抵抗300の目的は、圧電素子10,
20,30,40,50および60の充電および放電の
間に、分岐セレクタピエゾ端子15,25,35,4
5,55または65とアースとの間を流れる電流を測定
することである。これらの電流を知ることにより、圧電
素子10,20,30,40,50および60の制御さ
れた充電および放電が可能となる。とりわけ充電スイッ
チ220と放電スイッチ230をこれら電流の大きさに
依存した形で開閉することにより、充電電流と放電電流
を所定の平均値に設定し、および/またはこれら電流が
所定の最大値および/または最小値を超過することがな
いようにすることができる。これについては、以下の明
細書でより詳細に説明する。
【0043】考察中の例では、測定自体がさらに、例え
ばDC5Vの電圧を供給する電圧源621と、2つの抵
抗622および623によって実現された分圧器とを必
要としている。これは、活動化集積回路E(これによっ
て測定が行われる)を負の電圧から護るためである。こ
のようにしないと、測定点620にこの負の電圧が生じ
ることがあり、これは活動化集積回路Eを用いては処理
することができない。このような負電圧は、前記電圧源
621と分圧器抵抗622および623とによって供給
される正電圧セットアップの付加により正電圧に変換さ
れる。
【0044】各圧電素子10,20,30,40,50
および60の他の端子、すなわちグループセレクタピエ
ゾ端子14,24,34,44,54または64は、コ
イル240と充電スイッチ220および充電ダイオード
221から成る並列回路とを介して電圧源のプラス極へ
接続されるだけでなく、グループセレクタスイッチ31
0または320を介して、またはグループセレクタダイ
オード315または325を介して電圧源のプラス極に
接続されてもよい。代替的または付加的には、コイル2
40と放電スイッチ230または放電ダイオード231
から成る並列回路とを介してアースに接続されるだけで
なく、グループセレクタスイッチ310または320を
介して、またはダイオード315または325を介して
アースに接続されてもよい。充電スイッチ220および
放電スイッチ230は、例えばそれぞれサイドドライバ
222と232を介して制御されるトランジスタによっ
て実現される。
【0045】電圧源は容量性の性質を備えた素子を有し
ており、この素子は、考察中の実施例では、(バッフ
ァ)キャパシタ210である。キャパシタ210は、バ
ッテリ200(例えば自動車バッテリ)とこれに後置接
続された直流変圧器201により充電される。直流変圧
器201は、バッテリ電圧(例えば12V)を実質的に
他のいずれかの直流電圧(例えば250V)へ変換し、
キャパシタ210をその電圧まで充電する。直流変圧器
201は、トランジスタスイッチ202と抵抗203を
用いて制御される。抵抗203は、測定点630から電
流を測定するために使用される。
【0046】クロスチェックのために、測定点630で
の別の電流測定が、抵抗651,652および653な
らびに5Vの直流電圧、例えば電圧源654によってだ
けでなく、活動化集積回路Eによっても可能である。さ
らに、測定点640での電流測定は、分圧抵抗641お
よび642によってだけでなく、活動化集積回路Eによ
っても可能である。
【0047】最後に、抵抗330(全放電抵抗と呼ばれ
る)、トランジスタ331によって実現されたストップ
スイッチ(ストップスイッチと呼ばれる)およびダイオ
ード332(全放電ダイオードと呼ばれる)は、圧電素
子10,20,30,40,50および60を放電する
ために使用される(これら素子が、以下で説明する「通
常の」放電動作により放電されなかった場合)。ストッ
プスイッチ331は、有利には「通常の」放電プロシー
ジャ(放電スイッチ230を介したサイクル放電)の
後、閉じられる。これによりストップスイッチ331
は、圧電素子10,20,30,40,50および60
を抵抗330および300を通してアースに接続し、圧
電素子10,20,30,40,50および60に残留
している可能性のある残留電荷をすべて除去する。全放
電ダイオード332は、圧電素子10,20,30,4
0,50および60に負の電圧が生じるのを妨げる。こ
の負の電圧は、ある状況においては、前記圧電素子に損
傷を与えることもある。
【0048】すべての圧電素子10,20,30,4
0,50および60、またはいずれかの特定の圧電素子
の充電および放電は、(すべてのグループおよびこれら
グループの圧電素子に共通の)1つの充/放電装置を用
いて行われる。考察中の実施例では、この共通の充/放
電装置は、バッテリ200、直流変圧器201、キャパ
シタ210、充電スイッチ220と放電スイッチ23
0、充電ダイオード221と放電ダイオード231、お
よびコイル240を有している。
【0049】各圧電素子の充電および放電は同じ仕方で
行われる。以下の明細書では、第1の圧電素子10のみ
を参照して説明する。
【0050】充/放電プロシージャの間に生じる状態
は、図4Aから図4Dを参照して説明される。これら図
のうち、図4Aと図4Bは、圧電素子10の充電を表し
ており、図4Cと図4Dは、圧電素子10の放電を表し
ている。
【0051】充電または放電すべき1つまたは複数の特
定の圧電素子10,20,30,40,50または60
の選択、以下において説明される充電プロシージャおよ
び放電プロシージャは、活動化集積回路Eと制御ユニッ
トDによって、上述の1つまたは複数のスイッチ11,
21,31,41,51,61;310,320;22
0,230および331を開閉することにより駆動され
る。詳細エリアA内の素子と、活動化集積回路Eおよび
制御ユニットD内の素子との間の相互作用は、以下の明
細書において詳細に説明される。
【0052】充電プロシージャに関しては、まず充電す
べきいずれかの特定の圧電素子10,20,30,4
0,50または60を選択しなければならない。第1の
圧電素子10を排他的に充電するためには、第1の分岐
110の分岐セレクタスイッチ11が閉じられる。それ
に対して、他のすべての分岐セレクタスイッチ21,3
1,41,51および61は開いたままである。他のい
ずれかの圧電素子10,20,30,40,50または
60を排他的に充電するためには、または同時に複数の
圧電素子を充電するためには、相応の分岐セレクタスイ
ッチ21,31,41,51および/または61を閉じ
ることによって圧電素子を選択する。
【0053】すると充電プロシージャそれ自体が始ま
る。
【0054】一般に、考察中の実施例においては、充電
プロシージャは、キャパシタ210と第1の圧電素子1
0のグループセレクタピエゾ端子14との間に正の電位
差を必要とする。しかしながら、充電スイッチ220と
放電スイッチ230が開いている限り、圧電素子10の
充電または放電は起こらない。この状態では、図3に示
されている回路は定常状態にある。つまり、圧電素子1
0は、その充電状態を実質的に不変に保っており、電流
は流れない。
【0055】第1の圧電素子10を充電するためには、
充電スイッチ220が閉じられる。理論的には、こうす
るだけで第1の圧電素子10は充電される。しかしなが
ら、これでは、含まれている素子に損傷を与えるおそれ
のある大電流が生じてしまう。それゆえ、生じる電流は
測定点620で測定され、スイッチ220は、検出され
た電流が所定の限界値を超すとすぐに再び開かれる。し
たがって、第1の圧電素子10上にどのような所望の電
荷を達成するためにも、充電スイッチ220は繰り返し
開閉される。それに対して、放電スイッチ230は開い
たままである。
【0056】より詳細には、充電スイッチ220が閉じ
ている場合には、図4Aに示されている状態が生じる、
すなわち、圧電素子10、キャパシタ210およびコイ
ル240から成る直列回路を含む閉回路が形成され、こ
の回路を電流iLE(t)が図4Aの矢印により示され
るように流れる。この電流の流れの結果として、両方の
正の電荷が第1の圧電素子10のグループセレクタピエ
ゾ端子14へ移送され、エネルギーがコイル240に蓄
積される。
【0057】充電スイッチ220が、閉成後すぐに(例
えば、数μsして)開く場合には、図4Bに示された状
態が生じる。すなわち、圧電素子10、充電ダイオード
221およびコイル240から成る直列回路を含む閉回
路が形成され、この回路を電流iLA(t)が図4Bの
矢印により示されるように流れる。この電流の流れの結
果として、コイル240に蓄積されているエネルギーが
圧電素子10へ流れる。圧電素子10へのエネルギー供
給に応じて、圧電素子10に生じる電圧およびその外的
な大きさが増す。一旦コイル240から圧電素子10へ
のエネルギー移送が生じると、図3において示され、既
に説明されたように、回路の定常状態に再び達する。
【0058】その時点で、またはそれ以前、またはそれ
以後(充電動作の所望の時間的経過に依存する)、充電
スイッチ220はもう一度閉じ、再び開き、上記プロセ
スが繰り返される。充電スイッチ220の再閉成と再開
放の結果として、圧電素子10に蓄積されるエネルギー
は増大し(圧電素子10に既に蓄積されているエネルギ
ーと新しく供給されたエネルギーが足し合わされる)、
これに応じて、圧電素子10に生じる電圧およびその外
的な大きさが増す。
【0059】前述した充電スイッチ220の閉成と開放
が何度も繰り返されると、圧電素子10に生じる電圧、
および圧電素子10の伸長は段階的に大きくなる。
【0060】一旦充電スイッチ220が所定の回数だけ
開閉すると、および/または一旦圧電素子10が所望の
充電状態に達すると、圧電素子の充電は、充電スイッチ
220を開いたままにすることによって終了する。
【0061】放電プロシージャに関しては、考察中の実
施例では、圧電素子10,20,30,40,50およ
び60は以下のようにグループ(G1および/またはG
2)で放電される。
【0062】まず、放電すべき圧電素子を含むグループ
の、またはグループG1および/またはG2の、グルー
プセレクタスイッチ310および/または320が、閉
じられる(分岐セレクタスイッチ11,21,31,4
1,51,61は、放電プロシージャのための圧電素子
10,20,30,40,50,60の選択に影響しな
い。というのも、この場合には、分岐セレクタスイッチ
は分岐ダイオード12,22,32,42,52および
62によりバイパスされるからである)。したがって、
第1のグループG1の一部である圧電素子10を放電す
るためには、第1のグループセレクタスイッチ310が
閉じられる。
【0063】放電スイッチ230が閉じている場合に
は、図4Cに示されている状態が生じる。すなわち、圧
電素子10とコイル240から成る直列回路を含む閉回
路が形成され、この回路を電流iEE(t)が図4Cの
矢印により示されるように流れる。この電流の流れの結
果として、圧電素子に蓄積されているエネルギー(の一
部)がコイル240へ移送される。この圧電素子10か
らコイル240へのエネルギー移送に応じて、圧電素子
10に生じる電圧およびその外的な大きさが低減する。
【0064】放電スイッチ230が、閉成後すぐに(例
えば、数μsして)開く場合には、図4Dに示されてい
る状態が生じる。すなわち、圧電素子10、キャパシタ
210、放電ダイオード231およびコイル240から
成る直列回路を含む閉回路が形成され、この回路を電流
EA(t)が図4Dの矢印により示されるように流れ
る。この電流の流れの結果、コイル240に蓄積されて
いるエネルギーがキャパシタ210に戻される。一旦コ
イル240からキャパシタ210へのエネルギー移送が
生じると、図3において示され、既に説明されたよう
に、回路の定常状態に再び達する。
【0065】その時点で、またはそれ以前、またはそれ
以後(放電動作の所望の時間経過に依存する)、放電ス
イッチ230はもう一度閉じ、再び開き、上記プロセス
が繰り返される。放電スイッチ230の再閉成と再開放
の結果として、圧電素子10に蓄積されるエネルギーは
さらに減少し、これに応じて、圧電素子10に生じる電
圧およびその外的な大きさも低減する。
【0066】前述した放電スイッチ230の閉成と開放
が何度も繰り返されると、圧電素子10に生じる電圧、
および圧電素子10の伸長は段階的に小さくなる。
【0067】一旦放電スイッチ230が所定の回数だけ
開閉すると、および/または一旦圧電素子10が所望の
放電状態に達すると、圧電素子の充電は、放電スイッチ
230を開いたままにすることによって終了する。
【0068】活動化集積回路Eおよび制御ユニットD
と、詳細エリアA内の素子との間の相互作用は、活動化
集積回路Eから詳細エリアA内の素子まで、分岐セレク
タ制御線410,420,430,440,450,4
60と、グループセレクタ制御線510,520と、ス
トップスイッチ制御線530と、充電スイッチ制御線5
40および放電スイッチ制御線550と、制御線560
とを介して伝送される制御信号により行われる。その一
方で、詳細エリアA内の測定点600,610,62
0,630,640,650で得られたセンサ信号が存
在し、これらセンサ信号は、センサ線700,710,
720,730,740,750を介して活動化集積回
路Eへ伝送される。
【0069】制御線は、トランジスタのベースに電圧を
印加すること、または印加しないことによって、圧電素
子10,20,30,40,50または60を選択する
ために使用される。これは、1つまたは複数の圧電素子
10,20,30,40,50,60の充電プロシージ
ャまたは放電プロシージャを上記相応のスイッチの開閉
により行うためである。センサ信号は、とりわけ、圧電
素子10,20および30、または40,50および6
0に生じる電圧を測定点600または610から検出す
るため、および充/放電電流を測定点620から検出す
るために使用される。制御ユニットDと活動化集積回路
Eは、両方の種類の信号を組合せて、両方を相互作用さ
せるために使用される。これについては、図3および図
5を参照して詳細に説明する。
【0070】図3に示されているように、制御ユニット
Dと活動化集積回路Eは、パラレルバス840および付
加的にシリアルバス850により互いに接続されてい
る。パラレルバス840は、とりわけ制御ユニットDか
ら活動化集積回路Eへの制御信号の高速伝送のために使
用されており、それに対して比較的低速のシリアルバス
850は、比較的緩慢なデータ転送のために使用されて
いる。
【0071】図5には、活動化集積回路Eに含まれるい
くつかのコンポーネントが示されている。すなわち、論
理回路800、RAMメモリ810、デジタルアナログ
変換システム820およびコンパレータシステム830
が示されている。さらに、高速パラレルバス840(制
御信号のために使用される)は、活動化集積回路Eの論
理回路800に接続されており、それに対してシリアル
バス850は、RMAメモリ810に接続されている。
論理回路800は、RAMメモリ810、コンパレータ
システム830および信号線410,420,430,
440,450および460;510および520;5
30;540,550および560に接続されている。
RAMメモリ810は、デジタルアナログ変換システム
820にだけでなく、論理回路800にも接続されてい
る。デジタルアナログ変換システム820はさらにコン
パレータシステム830に接続されている。コンパレー
タシステム830はさらにセンサ線700および71
0;720;730,740および750に、および既
に述べたように論理回路800にも接続されている。
【0072】上に挙げたコンポーネントは、充電プロシ
ージャにおいて例えば以下のように使用することができ
る。
【0073】制御ユニットDを用いて、所定の目標電圧
まで充電すべき特定の圧電素子10,20,30,4
0,50または60が決定される。したがって、まず目
標電圧の値(デジタル数値により表される)がRAMメ
モリ810へ比較的低速のシリアルバス850を介して
伝送される。この目標電圧は、例えば図1に関連して上
で説明した、主噴射で使用されるUoptに対する値と
することもできる。前記伝送以後またはそれと同時に、
選択すべき特定の圧電素子10,20,30,40,5
0または60に対応するコード、および所望の電圧のR
AMメモリ810内におけるアドレスが、論理回路80
0へパラレルバス840を介して伝送される。その後、
ストローブ信号が論理回路800へパラレルバス840
を介して送られ、充電プロシージャのための開始信号が
出される。
【0074】第一に論理回路800は、開始信号を受け
て、RAMメモリ810から目標電圧のデジタル数値を
ピックアップし、それをデジタルアナログ変換システム
820に送る。これによって、変換システム820の1
つのアナログ出力側に所望の電圧が生じる。さらに、前
記アナログ出力側(図示せず)はコンパレータシステム
830に接続されている。これに加えて、論理回路80
0は、コンパレータシステム830への(第1のグルー
プのいずれかの圧電素子10,20または30のため
の)測定点600を選択するか、またはコンパレータシ
ステム830への(第2のグループのいずれかの圧電素
子40,50または60のための)測定点610を選択
する。この結果として、目標電圧と選択された圧電素子
10,20,30,40,50または60における実際
の電圧がコンパレータシステム830により比較され
る。この比較の結果である目標電圧と実際の電圧との間
の差分が論理回路800へ伝送される。それによって、
論理回路800は、目標電圧と実際の電圧が互いに等し
くなるとすぐにプロシージャを停止することができる。
【0075】第二に、論理回路800は、いずれかの選
択された圧電素子10,20,30,40,50または
60に対応する分岐セレクタスイッチ11,21,3
1,41,51または61に制御信号を印加し、これに
よって、スイッチは閉じられる(すべての分岐セレクタ
スイッチ11,21,31,41,51および61は、
説明中の実施例では、充電プロシージャの開始前には開
放状態にあったとする)。そして、論理回路800は制
御信号を充電スイッチ220に印加し、これによって、
このスイッチは閉じられる。さらに、論理回路800
は、測定点620上に生じているいずれかの電流の測定
を開始(または続行)する。これに関して、測定された
電流は、コンパレータシステム830によって、いずれ
かの所定の最大値と比較される。検出された電流が所定
の最大値に達するとすぐに、論理回路800は充電スイ
ッチ220を再び開く。
【0076】その一方で、測定点620における残留電
流が検出され、いずれかの所定の最小値と比較される。
この所定の最小値が達成されるとすぐに、論理回路80
0は充電スイッチを再び閉じ、プロシージャが再開す
る。
【0077】充電スイッチ220の開閉は、測定点60
0または610で検出される電圧が目標電圧以下である
限り、繰り返される。目標電圧が達成されるとすぐに、
論理回路はプロシージャの継続を停止する。
【0078】放電プロシージャも相応の方法で行われ
る。すなわち、圧電素子10,20,30,40,50
または60の選択は、グループセレクタスイッチ310
または320を用いて行われ、充電スイッチ220の代
わりに放電スイッチ230が開閉され、所定の最小目標
電圧が達成される。
【0079】充/放電動作のタイミングと、圧電素子1
0,20,30,40,50または60内の電圧レベル
の保持、例えば主噴射のタイミングは、弁のストローク
のパラメータに従って、例えば図2に示されている弁の
ストロークに従って決定および達成される。
【0080】充電プロシージャまたは放電プロシージャ
を実行する方法の上記説明は、単なる例に過ぎないと理
解されるべきである。したがって、上で説明した回路ま
たは他の回路を使用する他のいずれかのプロシージャ
が、いずれかの所望の目的に適していることもあり、い
ずれかの相応のプロシージャが上で説明した例において
使用されることもある。
【0081】図6は内燃機関2025を制御するための
構成を示している。この構成は、図6の詳細エリアAに
含まれる回路の圧電素子10,20,30,40,50
および60に印加すべき基礎電圧を計算する基礎電圧計
算ユニット2500を有している。詳細エリアAは図3
にも示されている。基礎電圧計算ユニット2500は、
燃料噴射システムの燃料供給ライン内の圧力prail
に依存して基礎電圧を計算する。有利な実施例では、基
礎電圧は、温度補正値Kを使用する第1の補正ブロッ
ク2501を介して補正される。第1の補正ブロック2
501からの出力は補正された基礎電圧である。この補
正された基礎電圧は、有利には、経年変化補正値K
使用する第2または後続の補正ブロック2502により
補正される。第1および第2の補正ブロック2501お
よび2502は、有利には乗算器である。つまり、基礎
電圧は、温度補正値Kにより乗積され、その出力が第
2または後続の補正ブロック2502に入り、経年変化
補正値Kにより乗積される。第2または後続の補正ブ
ロック2502の出力は、有利にはオンライン補正値K
を使用する第3または後続の補正ブロック2503を
介してさらに補正される。この第3または後続の補正ブ
ロック2503は、有利には加算器として実現される。
つまり、オンライン補正値Kは、有利には第2または
後続の補正ブロック2502の出力に加算される。第3
または後続の補正ブロック2503の出力は、有利には
電圧/電圧傾度コントローラ2504を通して供給され
る。
【0082】基礎電圧計算ユニット2500、補正ブロ
ック2501,2502および2503、ならびに電圧
/電圧傾度コントローラ2504は、図3の制御ユニッ
ト内に実装されているソフトウェアモジュールである。
【0083】さらに図6では、電圧/電圧傾度コントロ
ーラ2504は、シリアルバス850を介して活動化集
積回路Eに接続されている。活動化集積回路Eと詳細エ
リアAは互いに、センサ線700,710,720,7
30,740および750、ならびに信号線410,4
20,430,440,450,460,510,52
0,540,550および560によって接続されてい
る。内燃機関2505への燃料噴射は、図3の詳細エリ
アA内の回路の圧電素子10,20,30,40,50
および60を介して制御されている。内燃機関2505
の回転速度が測定され、燃料補正ユニット2506へ供
給される。燃料補正ユニット2506は、回転速度の周
波数を上げる周波数分析器を有している。燃料補正ユニ
ット2506は、この周波数分析の際に、燃料補正値Δ
を内燃機関2505の個々のそれぞれのシリンダの
ために計算する。
【0084】図6に示されている構成は、所望の燃料体
積Qを計算する燃料体積計算ユニット2507も有し
ている。所望の燃料体積は、加算器2508を介して燃
料体積補正値ΔQに加算される。所望の燃料体積Q
と燃料体積補正値ΔQの和は、燃料計量ユニット25
09へ供給される。燃料計量ユニットは、燃料を内燃機
関2505へ噴射するために、圧電素子10,20,3
0,40,50および60に電圧を印加すべき時間を計
算する。燃料補正ユニット2506、加算器2508、
燃料体積計算ユニット2507および燃料計量ユニット
は、制御ユニットD内に実装されている。燃料を内燃機
関2505へ噴射するために、圧電素子10,20,3
0,40,50および60にいつ電圧を印加すべきか知
らせる報時信号が、パラレルバス840を介して活動化
集積回路Eに伝送される。
【0085】オンライン補正値Kはオンライン最適化
ユニット2510によって計算される。オンライン最適
化ユニット2510は、オンライン補正値Kを燃料補
正ユニット2506により計算された燃料補正値ΔQ
に基づいて計算する。
【0086】図1に関連して上で説明したように、圧電
素子が燃料噴射システムにおいてアクチュエータとして
使用されている場合には、噴射される燃料の体積は、計
量ユニット2509により計算される弁の開放期間と、
この期間に圧電素子に印加される活動化電圧の両方の関
数である。燃料噴射システムの動作における課題は、主
噴射の期間の間に、図1に示されている活動化電圧値U
optを得ることである。別の課題は、圧電素子の充電
時に活動化電圧を最適化し、制御弁を第1のシートから
中間位置へ移動させることである。同様に、電圧傾度も
最適化されなければならない。なぜなら、電圧傾度も、
電圧と燃料量との間の関係に類似した関係を燃料体積に
対して有しているからでる。RAMメモリ810に記憶
されている値には、電圧傾度に影響するパラメータだけ
でなく、充電プロシージャおよび/または放電プロシー
ジャで使用される電圧も含まれている。
【0087】Uoptの値は、燃料噴射システムの作動
特性、例えば燃料圧の関数として変化することがある。
つまり、ある活動化電圧に対する圧電素子に起因する変
位の量は、燃料圧の関数として変化する。したがって、
燃料噴射の最大体積Qe,m axを所定の一定期間の間
に達成するためには、圧電素子に印加される活動化電
圧、または圧電素子に生じる活動化電圧は、Uopt
達成するために現在の燃料圧に関係する値に設定される
べきである。Uoptは特に噴射システムのサンプル毎
に、噴射システムの作動特性、例えばインジェクタおよ
び圧電素子ならびにそれらの使用年数の関数として変化
することがある。
【0088】それゆえ、本発明によれば、そして図6に
示されているように、オンライン最適化ユニット251
0は、例えば制御ユニットD内にソフトウェアモジュー
ルを有している。制御ユニットDは、各シリンダに対す
るΔQEiの値を受け取るために、燃料補正ユニット2
506の出力側に接続された入力側を有している。
【0089】オンライン最適化ユニット2510は、各
シリンダに対するΔQEiの値は、シリンダに対応する
特定の圧電素子の作動特性、またはそのアクチュエータ
に対する作動特性の経時的変化によって影響され得ると
いう認識に基づいている。オンライン最適化ユニット2
510は、最適化のステップとして、対応するアクチュ
エータに印加される電圧Uの増分的変化を選択し、この
選択を第3の補正ブロック2503へ入力する。オンラ
イン最適化ユニット2510は、Uが変化した後も、Δ
Eiの値を監視し続ける。
【0090】このプロシージャは、最適電圧Uopt
到達するまで続けられる。このことは、両方向の変化、
つまり電圧のさらなる上昇または低下はΔQEiの値の
上昇につながるという事実から結論することができる。
このとき、所定期間内の最大量が図1に従って噴射され
る。
【0091】このプロシージャは、個々の最適電圧U
opt,iを達成するために、それぞれのシリンダおよ
びそれぞれの活動化電圧レベルに対して繰り返される。
【0092】ΔQEiの値が(電圧Uの)変化が原因で
低下するならば、より大きな体積の燃料噴射をもたらし
た動作、およびこの動作の方向は正しいかったのであ
る。オンライン最適化ユニット2510は、ΔQEi
値が低下し続けるならば、電圧Uの同じ方向の付加的な
増分的変化を選択するだろう。このプロシージャは、Δ
Eiの値が最小化されるまで続く。ΔQEiの値が
(電圧Uの)増分的変化に従って上昇するならば、変化
の方向は正しくなかったのであり、最適化ステップは放
棄される。そして、オンライン最適化ユニット2510
は、(電圧Uの)逆方向の増分的変化を開始する。この
逆方向の増分的変化は、例えばUの現在の値に足し合わ
せるべき減算値である。
【0093】このようにして、最適化ユニット2510
は、特定の圧電素子10,20,30,40,50また
は60のそれぞれに対するUoptの値を調整する。こ
れは、圧電素子10,20,30,40,50または6
0の間の作動特性の違い、いずれかの特定の圧電素子の
作動特性の経年変化、および油圧式の噴射部材の動作の
違いを調停するためである。
【0094】最適化ユニット2510は、例えば活動化
許可ユニット(図6には図示せず)によって使用可能ま
たは使用不能になる。環境データ、例えばエンジン回転
数rpm、レール圧、温度などに依存して、活動化許可ユ
ニットは最適化ユニット2510を使用可能または使用
不能にすることができる。
【0095】通常は最適化には多少の時間と特定の環境
データが必要なため、最適化は、例えば1つの作動サイ
クルにつき1回しか使用可能になることができない。印
加する電圧をサンプル毎の違いおよび経年作用に適する
ように最適化することが目的であるので、1つの作動サ
イクルにつき1回で通常は十分である。
【0096】一般に、最適化は所定の期間内に実行する
こともできる。
【0097】最適化の結果は、補正値がすべての作動ポ
イントに対して一定であることである。これとは対照的
に、補正電圧値の下に、最適化が実行される作動ポイン
トの特性も記憶することが可能である。このように、す
べての作動ポイントに対して異なった補正値を与える補
正曲線を形成することができる。
【0098】さらに、最適化のための時間を短縮するた
めに、最適化プロセスを同時に複数のシリンダで実行す
ることができる。
【0099】したがって最適化は、特定の圧電素子のそ
れぞれの経年変化および作動特性が、活動化電圧レベル
の決定において補償されることを保証する。この方法
は、ダブルスイッチング弁に限定されるものではなく、
アクチュエータとして圧電素子を使用するどの種類の噴
射システムでも実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】所定期間の活動化電圧と噴射される燃料体積と
の間の関係を表すグラフを複動制御弁を例として示す。
【図2】例示のための制御弁のストロークと相応のノズ
ルニードルの揚程の概略的な経過を複動制御弁を例とし
て示す。
【図3】本発明を実現する構成の例示的実施例のブロッ
ク線図を示す。
【図4A】図3の回路において、第1の充電フェーズ
(充電スイッチ220が閉じている)の間に生じる状態
を説明する図を示す。
【図4B】図3の回路において、第2の充電フェーズ
(充電スイッチ220が再び開く)の間に生じる状態を
説明する図を示す。
【図4C】図3の回路において、第1の放電フェーズ
(放電スイッチ230が閉じている)の間に生じる状態
を説明する図を示す。
【図4D】図3の回路において、第2の放電フェーズ
(放電スイッチ230が再び開く)の間に生じる状態を
説明する図を示す。
【図5】図3にも示されている活動化集積回路Eのコン
ポーネントのブロック線図を示す。
【図6】制御ユニットD内に実装されているソフトウェ
アモジュールと図3にも示されている活動化集積回路
E、ならびにこれらモジュールと燃料噴射システムと相
応の内燃機関との間の結合のブロック線図を示す。
【図7】アクチュエータとして圧電素子を使用する燃料
噴射システムの概略的な表示を示す。
【符号の説明】
222,232,311,321 サイドドライバ 621,654 電圧源 410,420,430,440,450,460、5
10,520,530,540,550,560 制御
線 700,710,720,730,740,750 セ
ンサ線 800 論理回路 810 RAMメモリ 820 デジタルアナログ変換システム 830 コンパレータシステム 840 パラレルバス 850 シリアルバス 2500 基礎電圧計算ユニット 2501,2502,2503 補正ブロック 2504 電圧/電圧傾度コントローラ 2505 内燃機関 2506 燃料補正ユニット 2507 燃料体積計算ユニット 2508 加算器 2509 燃料計量ユニット 2510 最適化ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/083 H01L 41/08 P 41/09 U (72)発明者 ディルク ザムエルゼン ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスブル ク ティッシェンドルフシュトラーセ 7 Fターム(参考) 3G066 AA02 AD07 BA43 BA51 CE27 DA01 DA09 DC18 3G301 HA04 JA24 LB04 LC05 MA11 MA23 NA00 NA06 NB20 NE24 PB08Z

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0または60)を有する燃料噴射システムであって、 前記圧電素子(10,20,30,40,50または6
    0)を充電および/または放電することにより燃料量を
    制御する燃料噴射システムにおいて、 最適化ユニットが、前記圧電素子(10,20,30,
    40,50または60)の充電または放電のための活動
    化電圧値のオンライン制御を提供し、前記最適化ユニッ
    トは、前記活動化電圧または電圧傾度の値を前記圧電素
    子(10,20,30,40,50または60)の作動
    特性の関数として調整する、ことを特徴とする燃料噴射
    システム。
  2. 【請求項2】 前記圧電素子(10,20,30,4
    0,50または60)は、燃料噴射システム内のアクチ
    ュエータである、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記最適化ユニットは、増分により前記
    活動化電圧または電圧傾度の値を調整し、前記増分の正
    当性を噴射される燃料の体積の関数として検証する、請
    求項1または2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記最適化ユニットは、前記増分の正当
    性を噴射される燃料の体積に対する補正値の関数として
    検証する、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記活動化電圧または電圧傾度の増分に
    よる調整は、環境データに依存して、活動化許可ユニッ
    トによって使用可能および/または使用不能にされる、
    請求項3または4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記活動化電圧または電圧傾度の増分に
    よる調整は、所定の期間内に行われる、請求項3,4ま
    たは5記載の装置。
  7. 【請求項7】 圧電素子(10,20,30,40,5
    0または60)を有する燃料噴射システムを操作する方
    法であって、 前記圧電素子(10,20,30,40,50または6
    0)を充電および/または放電することにより燃料量を
    制御する燃料噴射システムを操作する方法において、 前記充電または放電に先行して、前記圧電素子を充電も
    しくは放電するための活動化電圧または電圧傾度の値
    を、前記圧電素子(10,20,30,40,50また
    は60)の特定の作動特性の関数として定める、ことを
    特徴とする燃料噴射システムを操作する方法。
  8. 【請求項8】 前記圧電素子(10,20,30,4
    0,50または60)は、燃料噴射システム内のアクチ
    ュエータである、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記活動化電圧または電圧傾度の値を増
    分により調整し、前記増分の正当性を噴射される燃料の
    体積の関数として検証する、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記増分の正当性を噴射される燃料の
    体積に対する補正値の関数として検証する、請求項9記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記活動化電圧または電圧傾度の増分
    による調整を所定の期間内に行う、請求項7,8,9ま
    たは10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記活動化電圧の調整の結果として、
    補正電圧値を決定する、請求項7,8,9,10または
    11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記補正電圧値を複数の作動ポイント
    に対して決定し、補正曲線または補正キーフィールドを
    形成する、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの補正値または補正曲
    線または補正キーフィールドをEEPROMに記憶す
    る、請求項12または13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記活動化電圧の調整をそれぞれの活
    動化電圧レベルに対して個別に実行する、請求項9,1
    0,11,12,13または14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記活動化電圧の調整を複数の燃料イ
    ンジェクタに対して同時に実行する、請求項9,10,
    11,12,13,14または15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記圧電素子(10,20,30,4
    0,50または60)の電圧傾度に対して最適化を実行
    する、請求項9,10,11,12,13,14,15
    または16に記載の方法。
JP2001103958A 2000-04-01 2001-04-02 圧電素子を有する燃料噴射システムおよび圧電素子を有する燃料噴射システムを操作する方法 Pending JP2001349238A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP00106993.9 2000-04-01
EP00106993A EP1138912A1 (en) 2000-04-01 2000-04-01 Online optimization of injection systems having piezoelectric elements

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001349238A true JP2001349238A (ja) 2001-12-21

Family

ID=8168333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001103958A Pending JP2001349238A (ja) 2000-04-01 2001-04-02 圧電素子を有する燃料噴射システムおよび圧電素子を有する燃料噴射システムを操作する方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6691682B2 (ja)
EP (1) EP1138912A1 (ja)
JP (1) JP2001349238A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009534581A (ja) * 2006-04-24 2009-09-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 噴射装置の駆動方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19903555C2 (de) * 1999-01-29 2001-05-31 Daimler Chrysler Ag Vorrichtung zur Steuerung eines Piezoelement-Einspritzventils
DE60043181D1 (de) * 2000-04-01 2009-12-03 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Regelung von Spannungen und Spannungsgradienten zum Antrieb eines piezoelektrischen Elements
DE10129375B4 (de) * 2001-06-20 2005-10-06 Mtu Friedrichshafen Gmbh Injektor mit Piezo-Aktuator
DE10143501C1 (de) * 2001-09-05 2003-05-28 Siemens Ag Verfahren zum Ansteuern eines piezobetriebenen Kraftstoff-Einspritzventils
JP4161635B2 (ja) * 2002-08-19 2008-10-08 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置
DE10355411B3 (de) * 2003-11-27 2005-07-14 Siemens Ag Einspritzanlage und Einspritzverfahren für eine Brennkraftmaschine
JP4148127B2 (ja) * 2003-12-12 2008-09-10 株式会社デンソー 燃料噴射装置
DE102006060311A1 (de) * 2006-12-20 2008-06-26 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betrieb eines Einspritzventils
DE102007033469B4 (de) * 2007-07-18 2017-06-14 Continental Automotive Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Formung eines elektrischen Steuersignals für einen Einspritzimpuls
DE102012214565B4 (de) * 2012-08-16 2015-04-02 Continental Automotive Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben eines Einspritzventils
DE102013220613B4 (de) * 2013-10-11 2024-03-14 Vitesco Technologies GmbH Verfahren und Computerprogramm zum Ansteuern eines Kraftstoffinjektors
CN113156871A (zh) * 2021-05-17 2021-07-23 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 数字化控制装置及其控制方法、控制系统、存储介质
CN116678462A (zh) * 2022-02-22 2023-09-01 中国航发商用航空发动机有限责任公司 航空发动机燃油控制系统及其燃油计量装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3011595A1 (de) 1980-03-26 1981-10-01 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Korrektureinrichtung fuer ein kraftstoffmesssystem bei einer brennkraftmaschine
US4841936A (en) 1985-06-27 1989-06-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel injection control device of an internal combustion engine
US4749897A (en) 1986-03-12 1988-06-07 Nippondenso Co., Ltd. Driving device for piezoelectric element
JPH07101021B2 (ja) 1986-11-07 1995-11-01 日本電装株式会社 シングルドライブ・多重ノズル式電子制御式圧電式燃料噴射装置
JPS63143361A (ja) 1986-12-04 1988-06-15 Aisan Ind Co Ltd インジエクタ用バルブの制御方法
JP2568603B2 (ja) 1988-01-11 1997-01-08 日産自動車株式会社 燃料噴射装置
JPH01187345A (ja) * 1988-01-20 1989-07-26 Toyota Motor Corp 燃料噴射制御用圧電素子の駆動制御装置
US4899714A (en) 1988-10-12 1990-02-13 Ford Motor Company Air/gas forced fuel injection system
EP0371469B1 (en) 1988-11-30 1995-02-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for driving piezoelectric element for closing and opening valve member
JP2536114B2 (ja) 1989-01-18 1996-09-18 トヨタ自動車株式会社 圧電素子の駆動装置
US5315976A (en) 1990-03-17 1994-05-31 Robert Bosch Gmbh Error-corrected closed-loop control system
JPH05296093A (ja) 1992-04-15 1993-11-09 Zexel Corp 内燃機関用燃料噴射装置の電子ガバナ
JP2833935B2 (ja) 1992-07-10 1998-12-09 三菱電機株式会社 内燃機関制御装置
US5361014A (en) 1993-11-10 1994-11-01 Caterpillar Inc. Apparatus for driving a piezoelectric actuator
GB9420617D0 (en) * 1994-10-13 1994-11-30 Lucas Ind Plc Drive circuit
DE19652807C2 (de) * 1996-12-18 2002-08-29 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Ansteuern eines kapazitiven Stellgliedes
JPH10213041A (ja) 1997-01-31 1998-08-11 Yamaha Motor Co Ltd 内燃機関用液体噴射装置
JPH10288119A (ja) * 1997-04-18 1998-10-27 Nissan Motor Co Ltd 燃料噴射弁の駆動装置
DE19729844A1 (de) 1997-07-11 1999-01-14 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE19742073A1 (de) 1997-09-24 1999-03-25 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzvorrichtung für Brennkraftmaschinen
US6032652A (en) 1997-11-27 2000-03-07 Denso Corporation Fuel injection system having variable fuel atomization control
JP3405163B2 (ja) 1997-12-17 2003-05-12 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP3855473B2 (ja) * 1998-07-08 2006-12-13 いすゞ自動車株式会社 コモンレール式燃料噴射装置
US6253736B1 (en) 1999-08-10 2001-07-03 Cummins Engine Company, Inc. Fuel injector nozzle assembly with feedback control

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009534581A (ja) * 2006-04-24 2009-09-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 噴射装置の駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20020017280A1 (en) 2002-02-14
US6691682B2 (en) 2004-02-17
EP1138912A1 (en) 2001-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6619268B2 (en) Method and apparatus for regulating voltages and voltage gradients for driving piezoelectric elements
EP1138915B1 (en) Method and apparatus for determining charge quantity during charging and discharging of piezoelectric elements
JP2001349238A (ja) 圧電素子を有する燃料噴射システムおよび圧電素子を有する燃料噴射システムを操作する方法
EP1138905B1 (en) Apparatus and method for detecting a load decrease when driving piezoelectric elements
EP1138909B1 (en) Method and apparatus for controlling a fuel injection process
KR100886523B1 (ko) 시스템 파라미터를 제어하기 위한 방법 및 장치
JP4723108B2 (ja) 圧電素子を充電するための装置および圧電素子を充電するための方法
EP1138914B1 (en) Determining the piezoelectric element temperature using a model of the energy balance of the piezoelectric element
EP1138910B1 (en) Control of the polarization of piezoelectric elements before each first injection to achieve optimized starting conditions
EP1138908B1 (en) Controlling a injection system with piezoelectric elements
JP4950385B2 (ja) 圧電素子を充電するための装置および圧電素子を充電する方法
EP1138906B1 (en) Optimization of injection systems having piezoelectric elements by compensating for temperature dependence
EP1138935B1 (en) Determination of the piezoelectric element temperature and its utilization for correcting the drive voltage
EP1138911B1 (en) Method and apparatus for charging a piezoelectric element
EP1139444B1 (en) Fuel injection system
EP1138913A1 (en) Method and apparatus for charging a piezoelectric element based on measured charge/discharge times
EP1139447A1 (en) Method and apparatus for determining a frequency compensated capacitance of piezoelectric elements
EP1139449A1 (en) Fuel injection system