JP2001349097A - 支柱立設具 - Google Patents
支柱立設具Info
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Abstract
きる支柱立設具を提供する。 【解決手段】 床等の基板(10)上に支柱(30)を立設する
ための支柱立設具において、基板(10)上に固定されるベ
ース材(40)と、ベース材(40)から立設された中柱(50)
と、そして、支柱(30)に中柱(50)を内装するように挿入
して立設させた状態で該中柱(50)に該支柱(30)を固定す
る固定具(46)とを有して構成されたことを特徴とする。
Description
し、さらに詳しくは、床等の基板上に支柱を立設させる
ための支柱立設具に関する。
する。地面や建造物の床等の基板上に支柱を立てようと
する場合、支柱を基板に埋設するか、または、板状のベ
ース材を支柱に溶接することが行なわれている。しか
し、溶接工法では、薄肉の支柱や合金製金属の支柱は溶
接加工が難しく汎用性に乏しい。また、現場での作業も
困難となる。このため、基板に固定されるとともに支柱
を内装する鞘管を備えて構成されるベース材が用いられ
ている。具体的には、図3に示すように、板状のベース
材(20)、鞘管たる支柱支持パイプ(25)、ベース材(20)を
基板(10)に固定するためのベース固定具(21)、および支
柱支持パイプ(25)と支柱(30)とを固定する固定具(26)を
備えている。
うな支柱立設具によると、曲げ応力が作用した場合、支
柱支持パイプ(25)の上端部と支柱(30)との接点付近に応
力が集中しやすく、そこから変形、破損など局部挫屈が
発生する可能性が高い。支柱(30)が支柱支持パイプ(25)
と比較して特に長い場合は、支柱(30)の重量も前記接点
付近にかかり、変形、破損などの局部挫屈が発生しやす
くなる。特に、パイプ状の支柱の場合は顕著に現れる。
そこで、本発明が解決すべき課題は、床等の基板上に立
設される支柱の強度不足を補うとともに、変形・破損な
どの発生を防止することが可能な支柱立設具を提供する
ことにある。
解決するために請求項1に記載の発明は、床等の基板(1
0)上に支柱(30)を立設するための支柱立設具において、
基板(10)上に固定されるベース材(40)と、ベース材(40)
から立設された中柱(50)と、そして、支柱(30)に中柱(5
0)を内装するように挿入して立設させた状態で該中柱(5
0)に該支柱(30)を固定する固定具(46)とを有して構成さ
れたことを特徴とする。
立設する面であり、地面やコンクリート・木材で形成さ
れる建造物の床等をいう。まず、ベース材(40)をベース
固定具(41)にて基板(10)上へ固定する。そして、支柱(3
0)の端部に形成された中空部(31)に中柱(50)を内装する
ように挿入して支柱(30)を立設した後、支柱(30)の下部
をビス等の固定具(46)にて中柱(40)に固定する。このよ
うな支柱立設具によれば、支柱(30)にかかる曲げ応力
は、中柱(50)と支柱(30)とが接する面へ分散されるの
で、応力集中が生じにくく、変形や破損が発生する可能
性を低減することができる。
求項2に記載の発明は、請求項1に記載の支柱立設具に
おいて、ベース材(40)には、中柱(50)を挿入して立設さ
れた支柱(30)の下端部を外周側から支持する補助立設部
(45)が設けられていることを特徴とする。
入して立設された支柱(30)の下端部の外周を囲むように
設けられており、中柱(50)と補助立設部(45)との隙間(4
7)に支柱(30)が挿入される。これにより、支柱(30)の下
端部の外周が補助立設部(45)に支持され支柱(30)が安定
して固定される。
の発明は、請求項1又は2に記載の支柱立設具におい
て、支柱(30)がパイプ状の支柱であることを特徴とす
る。
るので、端部に中柱(50)が挿入可能な空間を有している
と共に、重量比における強度が高いので支柱(30)として
用いるには好ましい。
の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の支柱
立設具において、基板(10)上に固定されるベース材
(40)を被覆するカバー部材(60)が設けられていること
を特徴とする。
固定された支柱立設具の上面全体を覆う部材(60)や、補
助立設部(45)及びベース固定具(41)などを個別に覆う部
材などをいう。
覆することにより、足元が支柱立設具に接触した場合で
あっても、補助立設部(45)やベース固定具(41)が露出し
ていないので部材によるけがの心配がなくなり安全性が
高まる。また、柱立設具の美感性も高まる。
一実施形態を図面に基づいて、更に詳しく説明する。こ
こで使用する図面は、図1乃至図2である。図1は、本
発明に係る支柱立設具の一実施形態を示す斜視図であ
る。図2は、図1に示す支柱立設具の断面図である。
成について説明する。本実施形態に係る支柱立設具は、
床等の基板(10)上に固定されるベース材(40)と、そのベ
ース材(40)から立設された中柱(50)と、その端部側に中
柱(50)が挿入される中空部(31)を有する支柱(30)に中柱
(50)を挿入して支柱(30)を立設させた状態で支柱(30)を
固定する固定具(46)とを有している。
地させる必要があることから加重や衝撃に耐えうる素
材、例えば、金属製で形成するのが好ましい。また、本
実施形態において、基板(10)は円板状に形成されている
が、基板(10)の形状はこれに限るものではなく、多角形
状であってもよい。円板状であれば、誤って足元が接触
した場合であっても怪我をしにくく、安全性が高い。ベ
ース材(40)には、ベース材(40)を基板(10)に固定するた
めのベース固定具(41)、例えば、アンカーボルトなどを
差し込むためのボルト孔(42)が設けられている。
垂直に立設固定されている。中柱(50)を中心部付近に固
定するのは安定性を考慮したためである。ただし、中柱
(50)は必ずしもベース材(40)の中心部付近に立設されて
いなくてもよい。また、中柱(50)は、支柱(30)を確実に
支持する必要があるため、硬質な材質、例えば金属製で
構成するのが好ましい。ここで、立設固定される支柱(3
0)は、端部側に中柱(50)が挿入される中空部(31)を有し
ていればよく、それ以外の部分は中実であってもよい。
従って、支柱(30)は中空であるパイプ状のものに限定さ
れるものではない。ただし、パイプ状の支柱は当然に端
部側に中柱(50)が挿入される中空部(31)を有しており、
また、重量比における強度が高いので、支柱(30)として
は好ましい部材である。そのため、図1及び図2に示す
実施形態においてはパイプ状の支柱を用いている。
設された支柱(30)の下端部の外周を囲むように設けられ
ており、中柱(50)と補助立設部(45)との隙間(47)に支柱
(30)が挿入される。これにより、支柱(30)の下端部が外
周側から補助立設部(45)に支持され支柱(30)が安定して
固定される。そして、補助立設部(45)の側面には支柱(3
0)に向かって複数のビス孔(48)が穿設され、ビス等の固
定具(46)で支柱(30)が固定される。
明する。まず、ベース材(40)を、床等の基板(10)上に配
置し、ベース固定具(41)によって基板(10)に固定する。
基板(10)に固定された支柱立設具の中柱(50)と補助立設
部(45)の隙間(47)に支柱(30)を挿入する。これにより、
支柱(30)の下部が中柱(50)と補助立設部(45)によって支
持されると共に、支柱(30)は中柱(50)に支持される。隙
間(47)に挿入された支柱(30)の下部は補助立設部(45)に
穿設されたビス孔(48)から固定具(46)によって固定され
る。
れるため、歩行者の足元が補助立設部(45)やベース固定
具(41)などに接触することがある。そこで、図2に示す
支柱立設具には、支柱立設具の上面全体を覆うカバー部
材(60)が設けられている。カバー部材(60)は、歩行者の
足元がベース材(40)、補助立設部(45)やベース固定具(4
1)等に接触しても怪我をしないようにスポンジや弾力性
を有するクッション材で形成されている。その結果、パ
イプ型支柱立設具の安全性が高まると共に、ベース材(4
0)、補助立設部(45)やベース固定具(41)等が覆い隠され
るので美感性も高まる。尚、カバー部材(60)は、パイプ
型支柱立設具の上面全体を覆うものだけでなく、補助立
設部(45)やベース固定具(41)を個々に覆うものであって
もよい。
基板(10)上に支柱(30)を立設するための支柱立設具にお
いて、基板(10)上に固定されるベース材(40)と、ベース
材(40)から立設された中柱(50)と、そして、支柱(30)に
中柱(50)を内装するように挿入して立設させた状態で該
中柱(50)に該支柱(30)を固定する固定具(46)とを有して
構成したので、床等の基板上に立設される支柱の変形・
破損などの発生を防止することができるという効果があ
る。すなわち、支柱の中空部には、中柱が差し込まれて
いるので、支柱にかかる曲げ応力は、中柱と支柱との接
触面へ分散されて応力集中が生じにくく、変形や破損が
起き難くなる。すなわち、支柱に対して、横方向に応力
が加わった場合に、支柱の一部分に応力が集中するよう
なことがなく、中柱と支柱との接触面に応力が分散され
るという効果がある。従って、支柱の変形や破損の発生
を防止できる。
(40)には、中柱(50)を挿入して立設された支柱(30)の下
端部を外周側から支持する補助立設部(45)を設けたの
で、支柱の下端部の外周が補助立設部に支持され支柱が
より安定して固定されるという効果がある。
イプ状の支柱としたので、重量比における強度が高いと
いう効果がある。
固定されるベース材を被覆するカバー部材を設けたの
で、歩行者の足元が支柱立設具に接触した場合であって
も、部材によるけがの心配がなくなり安全性が高まる。
また、柱立設具の美感性も高まるという効果がある。
視図である。
固定具 25 支柱支持パイプ 26 固定具 30 支柱 31 内部空
間 40 ベース材 41 ベース
固定具 42 ボルト孔 45 補助立
設部 46 固定具 47 隙間 48 ビス孔 50 中柱 60 カバー部材
Claims (4)
- 【請求項1】 床等の基板上に支柱を立設するための支
柱立設具において、前記基板上に固定されるベース材
と、 前記ベース材から立設された中柱と、そして、 前記支柱に前記中柱を内装するように挿入して立設させ
た状態で該中柱に該支柱を固定する固定具と、 を有して構成されたことを特徴とする支柱立設具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の支柱立設具において、 前記ベース材には、前記中柱を挿入して立設された前記
支柱の下端部を外周側から支持する補助立設部が設けら
れていることを特徴とする支柱立設具。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の支柱立設具にお
いて、 前記支柱がパイプ状の支柱であることを特徴とする支柱
立設具。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
支柱立設具において、 前記基板上に固定される前記ベース材を被覆するカバー
部材が設けられていることを特徴とする支柱立設具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000166641A JP2001349097A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 支柱立設具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000166641A JP2001349097A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 支柱立設具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349097A true JP2001349097A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18669927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000166641A Pending JP2001349097A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 支柱立設具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001349097A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101078884B1 (ko) | 2009-06-08 | 2011-11-01 | 우주엘엔티(주) | 도로시설물용 기둥의 설치구조 |
AU2007202364B2 (en) * | 2006-05-26 | 2012-09-13 | InfraBuild Trading Pty Ltd | Construction mount |
KR102070102B1 (ko) * | 2019-06-25 | 2020-03-02 | 주식회사 달란트리 | 연직하중 및 수평하중 개선형 목재 지주 |
-
2000
- 2000-06-02 JP JP2000166641A patent/JP2001349097A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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