JP2001349010A - 改修屋根 - Google Patents

改修屋根

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JP2001349010A
JP2001349010A JP2000174534A JP2000174534A JP2001349010A JP 2001349010 A JP2001349010 A JP 2001349010A JP 2000174534 A JP2000174534 A JP 2000174534A JP 2000174534 A JP2000174534 A JP 2000174534A JP 2001349010 A JP2001349010 A JP 2001349010A
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roof
arc
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fixing
modifying
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Masataka Sugimoto
正隆 杉本
Tadashi Fukuhara
正 福原
Kazuhiro Ishikawa
和弘 石川
Masaaki Onishi
正晃 大西
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設スレート屋根をそのままにして、その上
から新設屋根を修正することができる改修屋根に関す
る。 【解決手段】 弧状山部2,2,…が連続する波形スレ
ート既設屋根における固定用フックボルト4と、筺体7
の底板部7aには上方に膨出し且つその中央箇所に固定
用貫通孔7c1 が形成された収納空隙部7cと,前記筺
体7の幅方向両側上端から下向き傾斜状の嵌合突起部
8,8をそれぞれ備えた改修用吊子Bと、主板10の幅
方向一端側に被重合山形部11が,他端側に重合山形部
12がそれぞれ形成され,前記被重合山形部11及び重
合山形部12には前記改修用吊子Bの嵌合突起部8,8
に嵌合する嵌合屈曲部13,13がそれぞれ形成された
改修屋根板材C1 とからなり、前記改修用吊子Bは前記
固定用フックボルト4を介して前記弧状山部2に固定さ
れ、隣接する改修屋根板材C1 ,C1 の被重合山形部1
1と重合山形部12とが前記改修用吊子B上に重合配置
され、前記嵌合屈曲部13,13同士が前記改修用吊子
Bの嵌合突起部8,8に嵌合されること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既設スレート屋根を
そのままにして、その上から新設屋根を補修することが
できる改修屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より既設スレート屋根が存在してい
るが、これらが長期の使用により、老朽化したり、或い
は脆くなったりして、雨水が室内に浸入するようにな
る。そのために、新たな屋根に葺き替える必要が生じる
が、一般には、既設のスレート屋根全体を撤去してから
新たな屋根に葺き替える手段をとることが多い。
【0003】しかし、既設屋根を撤去してから新たに屋
根を施工するには、会社,工場では、撤去時に粉塵等が
立ち込めたり、取り外した屋根等の部品が落下したり、
雨天の場合には設備、製品等の保護のためテント,天幕
等の架設家屋を設営しなければならない。さらに、場合
によっては、会社,工場等の操業を一端中断することも
ある。その間に生じる損失,損害は甚大である。そこ
で、近年では、既設屋根を撤去しないで、その既設屋根
の上から新たな屋根を施工することが多くなっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】ところが、老朽化した既
設屋根をそのままにして、その上から新たな屋根を施工
する場合に、既設屋根を利用するものであるために該既
設屋根には、新たな屋根板材を施工するための加工が必
要となる。特に、既設屋根が波形スレート板から構成さ
れるものでは、その波形スレート板を構造材に固定して
いるフックボルトが利用されることが多い。
【0005】さらに、波形スレート既設屋根の場合にお
いて、その施工された時期が古いものでは、比較的構造
がしっかりしていることが多く、使用されているフック
ボルトについて当時(既設屋根の施工時)のものと現在
のものとを比較すると、その強度において当時のものの
方が優れていることが強度実験の結果から明らかになっ
ている。下記表1にその実験データが示されている。
【表1】 単位は(重量キログラム)kgf及び(ニュートン)N
の両方で記載されている。また、kgf及びNは、1k
gf≒9.8Nとし、上記表1における両単位間の数値
は近似値としている。
【0006】このように、既設屋根に使用される構成部
材が強度的な品質に優れている場合には、これらをその
まま、手を加えずに使用することが望ましい。しかし、
実際には、既設のスレート屋根上に新たな屋根を施工す
るには、前記既設のスレート屋根のフックボルトから波
形スレート板を固定しているナットを一旦外し、新たな
部品を付け加えて、施工することになる場合が多く、フ
ックボルトに多少の加工が加えられたり、或いはまった
く新たなフックボルトを使用することになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
弧状山部が連続する波形スレート既設屋根における固定
用フックボルトと、筺体の底板部には上方に膨出し且つ
その中央箇所に固定用貫通孔が形成された収納空隙部
と,前記筺体の幅方向両側上端から下向き傾斜状の嵌合
突起部をそれぞれ備えた改修用吊子と、主板の幅方向一
端側に被重合山形部が,他端側に重合山形部がそれぞれ
形成され,前記被重合山形部及び重合山形部には前記改
修用吊子の嵌合突起部に嵌合する嵌合屈曲部がそれぞれ
形成された改修屋根板材とからなり、前記改修用吊子は
前記固定用フックボルトを介して前記弧状山部に固定さ
れ、隣接する改修屋根板材の被重合山形部と重合山形部
とが前記改修用吊子上に重合配置され、前記嵌合屈曲部
同士が前記改修用吊子の嵌合突起部に嵌合されてなる改
修屋根としたことにより、既設スレート屋根の上から新
たな屋根を施工するのに、既設屋根に対してほとんど手
を加えることなく、新設屋根を簡易且つ迅速に葺成する
ことができ、上記課題を解決したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を第1図乃
至第5図に基づいて説明する。まず、波形スレート既設
屋根Aは、断面は略サインカーブ状の波形に形成されて
いる。該既設スレート屋根Aは、その高さ方向を上下に
2分する中心線の下方を弧状谷部1とし、上方を弧状山
部2と称する〔図1(A),(B)等参照〕。
【0009】その波形スレート既設屋根Aは、多数のス
レート屋根板材A1 ,A1 ,…から構成されたものであ
る。該スレート屋根板材A1 は、C形チャンネル鋼等の
構造材3上に載置され、固定用フックボルト4の下端の
フック4bが前記構造材3の縁に係止され、固定用フッ
クボルト4の先端の螺子部4aが前記弧状山部2の頂面
を貫通し、その螺子部4aに座金5が装着され、ナット
6にて締め付けられている〔図2(B),図3等参
照〕。その座金5は、弧状山部2の頂部箇所の円弧に対
応させて直径方向に弧状をなしている〔図2(A),
(B)参照〕。
【0010】次に、改修用吊子Bは、筺体7と二つの嵌
合突起部8,8とから構成されている。まず、筺体7は
略直方体状をなし、その上方が開口されている。該筺体
7は、底板部7a,幅方向の側板部7b1 ,7b1 及び
前後方向の側板部7b2 ,7b2 から構成されている
〔図4(A),(B)参照〕。
【0011】その底板部7aは、筺体7の底面を構成す
る部位であり、且つ前記波形スレート既設屋根Aの弧状
山部2の頂部箇所に配置される部位である。また、底板
部7aは、弧状山部2箇所の円弧に略従うようにした円
弧状面として形成され、改修用吊子Bを弧状山部2に載
置したときの安定性を確保する〔図2(A),図4
(B)等参照〕。
【0012】前記底板部7aには、収納空隙部7cが形
成されている。該収納空隙部7cは、具体的には前記底
板部7aが上方側(筺体7の開口側)に略偏平円筒状に
盛り上がるように膨出している〔図4(A),(B)参
照〕。また、前記収納空隙部7cは、底板部7aの下面
側から見ると、その中心箇所に円形状に凹む部屋状部位
が形成されることになる。
【0013】さらに、該底板部7aの中心箇所には固定
用貫通孔7c1 が形成されている。前記収納空隙部7c
の固定用貫通孔7c1 には、前述した波形スレート既設
屋根Aの弧状山部2から突出した固定用フックボルト4
が貫通する。そして、収納空隙部7c内には、前記固定
用フックボルト4の螺子部4aに締め付けられたナット
6が収納される〔図2(A)参照〕。
【0014】次に、筺体7の上方(開口側)箇所でその
幅方向両側より嵌合突起部8,8が形成されている。該
嵌合突起部8,8は、筺体7に対して外方下向きに傾斜
して形成されている。その嵌合突起部8,8は、後述す
る改修屋根板材C1 に形成された嵌合屈曲部13,13
と嵌合する部位である。前記嵌合突起部8,8は、筺体
7の幅方向の両側板部7b1 ,7b1 の上端と一体的に
連続形成されたものであり、該側板部7b1 と嵌合突起
部8との間にわたって補強用のリブが形成されている。
【0015】次に、改修屋根板材C1 については、前記
波形スレート既設屋根A上に配置して、改修屋根部Cを
構成するものである〔図1(A),図2(A)等参
照〕。まず、主板10の幅方向一端側に被重合山形部1
1が形成され、前記主板10の他端側に重合山形部12
が形成されている。その被重合山形部11及び重合山形
部12は、それぞれ略台形山形状をなしており、その被
重合山形部11の幅方向両側の両傾斜片11a,11a
及び重合山形部12の幅方向両側の両傾斜片12a,1
2aには、嵌合屈曲部13,13がそれぞれ形成されて
いる〔図1(A),(B)参照〕。
【0016】その嵌合屈曲部13,13は、幅方向に隣
接する改修屋根板材C1 ,C1 の被重合山形部11と重
合山形部12とを連結固定する役目をなす部位である。
具体的には、被重合山形部11に重合山形部12を重合
させ、両方に形成された嵌合屈曲部13,13同士を嵌
合させて隣接する改修屋根板材C1 ,C1 の被重合山形
部11と重合山形部12とを固定する〔図2(A),図
5(C)等参照〕。
【0017】次に、前記主板10には、幅方向に複数の
アーチ状屈曲部14,14,…が形成される。該アーチ
状屈曲部14,14,…は、その下面側に前述した波形
スレート既設屋根Aの弧状山部2,2,…の頂部箇所が
位置するようになっており、改修屋根板材C1 が波形ス
レート既設屋根Aに安定した状態で配置することができ
るようにしたものである〔図1(A),図6(A),
(B)等参照〕。
【0018】そのアーチ状屈曲部14,14,…は、種
々の形状が存在しているが、その第1実施例として、偏
平三角山形状に形成されたものである。前記波形スレー
ト既設屋根Aの弧状山部2の頂部箇所は、その偏平三角
山形状としたアーチ状屈曲部14の下面側に当接するこ
とができる〔図1(A),(B)及び図6(A)等参
照〕。
【0019】前記アーチ状屈曲部14を偏平三角山形状
とすることで、波形スレート既設屋根Aの各弧状山部2
の頂部箇所に円弧が僅かに異なっていても、アーチ状屈
曲部14は偏平三角山形状の両傾斜面にて弧状山部2と
当接するものであるから、波形スレート既設屋根Aに対
する改修屋根板材C1 の配置が安定する。
【0020】次に、そのアーチ状屈曲部14の別の実施
例としては、該アーチ状屈曲部14が円弧状に形成され
たものである〔図6(B)参照〕。具体的には、そのア
ーチ状屈曲部14の円弧が弧状山部2の頂部箇所の円弧
に略一致したものとする。これによって、アーチ状屈曲
部14は、波形スレート既設屋根Aの弧状山部2の頂部
との相性がより一層良好となり安定性も向上させること
ができる。また、改修屋根板材C1 の主板10には、上
記アーチ状屈曲部14が形成されないで、主板10が単
に平坦状に形成された実施例も存在する〔図6(C)参
照〕。
【0021】次に、改修屋根部Cの施工について図5に
基づいて説明する。まず、波形スレート既設屋根Aにお
いて、各スレート屋根板材A1 の弧状山部2の頂部箇所
から固定用フックボルト4の先端箇所の螺子部4aが突
出している。その固定用フックボルト4の突出した螺子
部4aに座金5が装着されナット6が締め付けられて、
スレート屋根板材A1 が構造材3に固着されている。
【0022】改修用吊子Bは、その固定用フックボルト
4の突出部分が利用される〔図5(A)参照〕。まず、
固定用フックボルト4の弧状山部2からの突出部位を改
修用吊子Bの固定用貫通孔7c1 に貫通させるようにし
て、改修用吊子Bを弧状山部2上に配置する。このと
き、固定用フックボルト4に締め付けられたナット6
は、改修用吊子Bの底板部7aに形成された収納空隙部
7cに収納された状態となる〔図5(B)参照〕。
【0023】これによって、改修用吊子Bの底板部7a
は、ナット6に邪魔されることなく、弧状山部2に前記
座金5を介して載置される。また、底板部7aは弧状山
部2の円弧に対応して、略同一の円弧とすれば、より安
定した配置とすることができるものである。或いは、前
記座金5が弧状山部2の円弧に沿って、略同一の円弧と
すれば、改修用吊子Bの底板部7aは、座金5に対して
安定した配置とすることができる。
【0024】その改修用吊子Bは、固定用ナット9が前
記固定用フックボルト4に締め付けられて弧状山部2上
に固定される〔図5(B)参照〕。このようにして、波
形スレート既設屋根Aの各弧状山部2,2,…に改修用
吊子B,B,…が固定されてゆく。
【0025】その多数の改修用吊子B,B,…の隣接す
る改修用吊子B,B間に改修屋根板材C1 が配置され、
被重合山形部11が改修用吊子B上に配置される。そし
て、改修用吊子Bの嵌合突起部8,8と被重合山形部1
1に形成された嵌合屈曲部13,13とが嵌合し、被重
合山形部11が改修用吊子Bに固定される。次に、その
被重合山形部11上に、隣接する次位の改修屋根板材C
1 の重合山形部12が重合される。
【0026】そして、被重合山形部11と重合山形部1
2の嵌合屈曲部13,13同士が嵌合するとともに、そ
の被重合山形部11と重合山形部12が改修用吊子Bに
固定され、波形スレート既設屋根Aに改修屋根部Cが施
工され、改修屋根が出来上がる〔図2(A),(B)参
照〕。
【0027】また、改修屋根板材C1 の主板10には、
アーチ状屈曲部14,14,…が形成されており、その
改修屋根板材C1 を波形スレート既設屋根Aに載置した
ときに、アーチ状屈曲部14,14,…は、弧状山部
2,2,…上に対応するようにして配置されることとな
り、改修屋根板材C1 の安定した配置の状態とすること
ができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、弧状山部2,2,…
が連続する波形スレート既設屋根における固定用フック
ボルト4と、筺体7の底板部7aには上方に膨出し且つ
その中央箇所に固定用貫通孔7c1 が形成された収納空
隙部7cと,前記筺体7の幅方向両側上端から下向き傾
斜状の嵌合突起部8,8をそれぞれ備えた改修用吊子B
と、主板10の幅方向一端側に被重合山形部11が,他
端側に重合山形部12がそれぞれ形成され,前記被重合
山形部11及び重合山形部12には前記改修用吊子Bの
嵌合突起部8,8に嵌合する嵌合屈曲部13,13がそ
れぞれ形成された改修屋根板材C1 とからなり、前記改
修用吊子Bは前記固定用フックボルト4を介して前記弧
状山部2に固定され、隣接する改修屋根板材C1 ,C1
の被重合山形部11と重合山形部12とが前記改修用吊
子B上に重合配置され、前記嵌合屈曲部13,13同士
が前記改修用吊子Bの嵌合突起部8,8に嵌合されてな
る改修屋根としたことにより、老朽化した波形スレート
既設屋根Aを撤去したり、また波形スレート既設屋根A
を固定する固定用フックボルト4等を一旦,分解するこ
となく、これらを利用して簡易且つ迅速に改修屋根を施
工することができる等の効果を奏する。
【0029】上記効果を詳述すると、その改修用吊子B
には、筺体7の底板部7aの上方に膨出し、且つその中
央箇所に固定用貫通孔7c1 が形成された収納空隙部7
cが形成されている。これによって、改修用吊子Bを波
形スレート既設屋根Aの弧状山部2上に載置するとき
に、固定用フックボルト4にスレート屋根板材A1 を固
定するためのナット6がその収納空隙部7c内に収ま
り、改修用吊子Bが弧状山部2上に安定した状態で載置
されるものである。
【0030】それゆえに、波形スレート既設屋根Aの固
定用フックボルト4からナット6をわざわざ外すことな
く、そのままの状態で、改修用吊子Bを弧状山部2上に
配置することができ、固定用フックボルト4の螺子部4
aをそのまま利用して、新たな固定用ナット9にて改修
用吊子Bを固定することができる。そして、波形スレー
ト既設屋根Aの施工当時の固定用フックボルト4をその
ままほとんど手を付けず、また一切加工することなく使
用することができる。
【0031】従って、老朽化した波形スレート既設屋根
Aを撤去することなく、また波形スレート既設屋根Aを
固定する固定用フックボルト4を一旦,分解することな
くそのままにしておき、これらを利用し、改修屋根部C
を簡易且つ迅速に施工することができ、しかもその作業
を効率的に行うことができる。
【0032】次に、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記改修用吊子Bの筺体7の底板部7aは、前記弧
状山部2頂面箇所の円弧状に略等しい円弧形状をなして
いる改修屋根としたことにより、改修用吊子Bの底板部
7aを弧状山部2の頂部に載置したときに、底板部7a
と弧状山部2の頂部(或いは弧状山部2に装着された円
弧状に形成された座金5)との接合の相性が良好とな
り、改修用吊子Bを波形スレート既設屋根Aに極めて安
定した状態で装着することができる。
【0033】次に、請求項3の発明は、請求項1又は2
において、前記改修屋根板材C1 の主板10には、前記
波形スレート既設屋根Aの弧状山部2箇所に対応する位
置に上方に膨出するアーチ状屈曲部14,14,…が形
成されてなる改修屋根としたことにより、波形スレート
既設屋根A上に改修屋根板材C1 を配置したときの安定
性を確保することができる。
【0034】上記効果を詳述すると、改修屋根板材C1
の主板10には、上方に膨出するアーチ状屈曲部14,
14,…が形成され、該アーチ状屈曲部14,14,…
は、前記波形スレート既設屋根Aの弧状山部2,2,…
の箇所に対応する位置となっている。
【0035】そのために、改修屋根板材C1 を波形スレ
ート既設屋根A上に配置すると、各アーチ状屈曲部1
4,14,…と各弧状山部2,2,…とがそれぞれ一致
し、改修屋根板材C1 の位置決めが簡単に行われ、施工
性を良好にすることができる。また、改修屋根板材C1
が波形スレート既設屋根Aに対して施工状態が極めて安
定してものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の正面略示図 (B)は改修屋根板材の正面略示図 (C)は改修屋根板材の重合山形部箇所の拡大図 (D)は改修屋根板材の被重合山形部箇所の拡大図
【図2】(A)は本発明の要部の拡大縦断正面図 (B)は本発明の要部斜視図
【図3】波形スレート既設屋根上に改修用吊子を装着し
た斜視図
【図4】(A)は改修用吊子の一部切除した斜視図 (B)は改修用吊子の断面図
【図5】(A)は施工初期段階の工程図 (B)は改修用吊子装着状態の工程図 (C)は改修用吊子に改修屋根板材を装着する工程図
【図6】(A)主板に偏平三角山形状のアーチ状屈曲部
を形成した実施形態の要部縦断正面図 (B)主板に偏平円弧状のアーチ状屈曲部を形成した実
施形態の要部縦断正面図 (C)主板にアーチ状屈曲部を形成しない実施形態の要
部縦断正面図
【符号の説明】
B…改修用吊子 C1 …改修屋根板材 2…弧状山部 4…固定用フックボルト 7…筺体 7a…底板部 7c…収納空隙部 7c1 …固定用貫通孔 8…嵌合突起部 10…主板 11…被重合山形部 12…重合山形部 13…嵌合屈曲部 14…アーチ状屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 和弘 東京都港区芝浦4丁目13番23号 三晃金属 工業株式会社内 (72)発明者 大西 正晃 東京都港区芝浦4丁目13番23号 三晃金属 工業株式会社内 Fターム(参考) 2E108 AA02 AS02 BB04 BN05 BN06 DD04 GG20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弧状山部が連続する波形スレート既設屋
    根における固定用フックボルトと、筺体の底板部には上
    方に膨出し且つその中央箇所に固定用貫通孔が形成され
    た収納空隙部と,前記筺体の幅方向両側上端から下向き
    傾斜状の嵌合突起部をそれぞれ備えた改修用吊子と、主
    板の幅方向一端側に被重合山形部が,他端側に重合山形
    部がそれぞれ形成され,前記被重合山形部及び重合山形
    部には前記改修用吊子の嵌合突起部に嵌合する嵌合屈曲
    部がそれぞれ形成された改修屋根板材とからなり、前記
    改修用吊子は前記固定用フックボルトを介して前記弧状
    山部に固定され、隣接する改修屋根板材の被重合山形部
    と重合山形部とが前記改修用吊子上に重合配置され、前
    記嵌合屈曲部同士が前記改修用吊子の嵌合突起部に嵌合
    されてなることを特徴とする改修屋根。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記改修用吊子の筺
    体の底板部は、前記弧状山部頂面箇所の円弧状に略等し
    い円弧形状をなしていることを特徴とする改修屋根。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記改修屋根
    板材の主板には、前記波形スレート既設屋根の弧状山部
    箇所に対応する位置に上方に膨出するアーチ状屈曲部が
    形成されてなることを特徴とする改修屋根。
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