JP2001348848A - 水門扉 - Google Patents
水門扉Info
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- JP2001348848A JP2001348848A JP2000170163A JP2000170163A JP2001348848A JP 2001348848 A JP2001348848 A JP 2001348848A JP 2000170163 A JP2000170163 A JP 2000170163A JP 2000170163 A JP2000170163 A JP 2000170163A JP 2001348848 A JP2001348848 A JP 2001348848A
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- lock
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Abstract
式の水門扉を提案すること。 【解決手段】 水門扉1の扉体3は、その一方の側端3
1が回転軸32を中心として旋回可能に支持されてお
り、他方の側端33が回転式戸当り金物4によって支持
されている。回転式戸当り金物4はロック部5によって
支持位置に固定され、水圧が作用する扉体3が閉鎖位置
に保持される。ロック部5のロックピン51を引き抜く
と、回転式戸当り金物4のロックが解除されて待避位置
まで90度回転する。この結果、扉体3が回転式戸当り
金物4から外れて、水圧によってその開放位置まで旋回
して、水門2が開放状態になる。扉体3を閉じるために
は、チェーンブロック6を駆動して扉体3に連結されて
いるワイヤ62を巻き上げると、扉体3が水圧に逆らっ
て閉鎖位置まで旋回して水門を閉じた状態になる。
Description
に関し、とくにその開閉機構を小型・コンパクトにする
ことのできる水門扉に関するものである。
開閉する開閉装置が備わっており、開閉装置によって扉
体をその閉鎖位置から開放位置に移動させると共に開放
位置から閉鎖位置に移動させるようになっている。開閉
装置としては油圧シリンダ等からなる機構が採用されて
いる。
圧に逆らって扉体を直接に開閉しているので、大掛かり
な開閉装置が必要であり、その分、設置場所を多く必要
としていた。このために、水門扉の設置場所によって
は、開閉装置を設置する場所を確保できない等の弊害が
発生することもある。
クトにすることのできる水門扉を提案することにある。
めに、本発明の水門扉は、一方の側端を中心として旋回
可能な扉体と、この扉体が旋回しないように当該扉体の
他方の側端を支持している可動式戸当りと、この可動式
戸当りを移動しないように固定しているロック機構とを
有し、前記ロック機構を解除すると、前記扉体に作用し
ている水圧により当該扉体が旋回して閉鎖位置から開放
位置まで移動することを特徴としている。
り水圧を受けている状態でロック機構を解除すると、水
圧によって扉体が旋回する。よって、扉体を開くための
動力を必要としないので、従来のような大掛かりな扉体
の開閉装置を設置する必要がない。
支持している支持位置と当該扉体から外れた待避位置の
間を旋回可能な回転式戸当りとすることができる。
支持位置にある前記回転式戸当りに差し込み可能なロッ
クピンあるいは、前記支持位置にある前記回転式戸当り
に係合可能なロックレバーを備えた構成のものとするこ
とができる。
持位置にある前記回転式戸当りの回転を弾性力によって
拘束している回転拘束部材を備えた構成のものとするこ
ともできる。
しては、前記ロックピンあるいは前記ロックレバーを移
動させるためのチェーン式駆動機構を用いることができ
る。また、この場合には、前記チェーン式駆動機構によ
り、開放位置にある前記扉体を前記閉鎖位置まで水圧に
逆らって旋回できるようにすることが望ましい。
戸当りに連結されたチェーン、ワイヤ等の線状部材と、
この線状部材を手動により巻き取り、繰り出し可能な手
動操作機と、この手動操作機の巻き取り、繰り出しを阻
止可能な手動式ロックとを備えた構成のものを採用する
ことができる。この場合には、手動式ロックにより手動
操作機をロックすれば、回転式戸当りを固定でき、従っ
て水門扉を閉じ位置に保持できる。手動式ロックを解除
すると、水圧によって回転式戸当りが旋回して、水門扉
が開く。
を適用した水門扉の実施例を説明する。図1は本例の水
門扉を示す平面図、下流側から見た場合の背面図、およ
び矢印Aの方向から見た場合の矢視図である。
水門扉1は、水路に形成した水門2を開閉するための扉
体3を有しており、この扉体3は鋼製あるいは木製等の
偏平な長方形の平板である。この扉体3における水門左
岸側の側端部31には回転自在の状態で回転軸32が上
下方向に貫通しており、この回転軸32は水門左岸側部
分21によって回転自在の状態で支持されている。
して旋回可能であり、本例では、水門2を閉鎖している
閉鎖位置(図の実線で示す位置)3Aと、この位置から
水流方向(水圧作用方向)に90度旋回した水門を開放
している開放位置3B(図で想像線で示す位置)の間を
旋回可能となっている。
4が取り付けられており、この回転式戸当り金物4によ
って扉体3の水門右岸側の側端部33が支持されてい
る。この回転式戸当り金物4は戸当り金物ロック部5に
よって、扉体3を支持している支持位置にロックされて
おり、当該戸当り金物ロック部5を解除すると、回転式
戸当り金物4の回転が自由となる。
ック部5の直上位置にはチェーンブロック6が配置され
ており、当該チェーンブロック6の隣接位置にはチェー
ンブロック操作盤7が配置されている。チェーンブロッ
ク6は戸当り金物ロック部5を解除するための駆動機構
であると共に、開放位置3Bにある扉体3を閉鎖位置3
Aまで水圧に逆らって強制的に旋回させるための駆動機
構としても利用される。
部、並びに回転軸側の部分を拡大して示す図であり、
(a)はその平面図、(b)は回転式戸当り金物および
そのロック部を水流方向の下流側から見た場合の背面図
である。これらの図に示すように、本例の回転式戸当り
金物4は、水門右岸側部分22によって回転自在に支持
されている垂直回転ピン41と、この垂直回転ピン41
の下端側部分に取り付けられている戸当り板42と、垂
直回転ピン41の上端側部分に取り付けられて水平に延
びている戸当りアーム43を備えている。
33を水流下流側から支持している支持位置4A(図に
おいて実線で示す位置)と、ここから90度回転した待避
位置4B(図において想像線で示す位置)の間を回転可
能となっている。待避位置4Bにおいては戸当り板42
が水流方向に平行になり、扉体3の側端33から完全に
外れた状態になる。
ロックしている戸当り金物ロック部5は、上端に円環が
取り付けられているロックピン51と、戸当りアーム4
3の先端に形成されたピン差し込み孔44と、水門左岸
側部分22に取り付けた固定台53に形成したピン差し
込み孔54とを備えている。ロックピン51を、戸当り
アーム43のピン差し込み孔44および固定台側のピン
差し込み孔54に差し込むことにより、戸当り金物4が
ロックされ、このロックピン51を引き上げることによ
りロックが解除されて、戸当り金物4の回転が自在にな
る。
1をロックピン51の円環に掛けて当該チェーンブロッ
ク6を駆動して吊フック61を引き上げると、ロックピ
ン51が引き抜かれる。また、図1に示すように、チェ
ーンブロック6のワイヤ62は水門右岸側部分22に取
り付けた固定シーブ63を介して、扉体3の水門右岸側
の側端33の上面に固定したワイヤ掛け金具64に連結
されている。従って、ワイヤ62を巻き取ることによ
り、開放位置3Bにある扉体3を水圧に逆らって閉鎖位
置3Aに旋回させることができる。
戸当り金物ロック部5のロックピン51を引き抜くと、
回転式戸当り金物4のロックが解除されて回転自在にな
る。この結果、閉鎖位置3Aにおいて常に水圧が作用し
ている扉体3が回転式戸当り金物4を押して、回転軸3
2を中心として水圧によって旋回して、その開放位置3
Bになり、水門2が開く。この扉体3の開放動作は水圧
を利用して行われるので、ロックピン51を抜き取るだ
けでよい。よって、従来のような大掛かりな開閉装置を
必要としない。
置3Aに戻すためには、チェーンブロック6を駆動し
て、ワイヤ62を巻き上げれば、その先端が連結されて
いる扉体3が開放位置3Bから水圧に逆らって閉鎖位置
3Aまで旋回する。閉鎖位置3Aに扉体3が至った後
に、回転式戸当り金物4を支持位置4Aに回転して、ロ
ップピン51を差し込めば、扉体3を閉鎖位置3Aに固
定できる。(戸当り金物ロック部の別の例)図3には回
転式戸当り金物4を支持位置4Aにロックするためのロ
ック部の別の例を示してある。図示のロック部5Aは、
ロックピン51の代わりにロックレバー51Aを備えて
おり、このロックレバー51Aの下端は固定台53Aに
回転可能な状態で支持され、垂直に起立したロック位置
(図において実線で示す位置)と、水平に倒れたロック
解除位置(図において想像線で示す位置)に旋回可能で
ある。これ以外のロック部5Aの構造は上記のロック部
5と同一である。
転式戸当り金物4と同様な構造であり、異なる部分は、
戸当りアーム43Aの先端部分にロックレバー51Aを
抜き差し可能な溝44Aが形成されていることである。
の移動をチェーンブロックにより行なうことができる。
ック部の更に別の実施例を示してある。この図に示す例
では、回転式戸当り金物410は、水門右岸側部分22
によって回転自在に支持されている垂直回転ピン411
と、この垂直回転ピン411の下端側部分に取り付けら
れている戸当り板412と、垂直回転ピン411の上端
側部分に取り付けられて水平に延びているカム板413
を備えている。このカム板413の外周面がカム面とな
っており、ここには、回転式戸当り金物410を図4
(a)に示す支持位置にロックするための湾曲部分41
5が形成されている。
3の外周面にコイルばね511のね力によって押し付け
られているロック用ボール512を備えている。ばね力
を緩めると、扉体3に作用している水圧によって、回転
式戸当り金物410が回転して、ボール512が湾曲状
カム面415を乗り超える。この結果、図4(b)に示
すように、戸当り金物410が90度回転した待避位置に
到る。
1を回転自在に支持している部分は、蝶番100によっ
て回転自在の状態で水門左岸側部分21に支持するよう
にしてもよい。
あるいは遠隔操作によりロック部を解除して扉体を開放
することができる。また、水位を検出し、検出結果に基
づき扉体を自動開放させることも可能である。
ると共に、開いた扉体3を水圧に逆らって閉じ位置まで
旋回させるための手動操作機構の例を示してある。この
図に示す手動操作機構100は、手動式の巻き取りドラ
ム101と、ここに巻き付けられているワイヤ102
と、このワイヤ102の先端を連結可能な回転式戸当り
金物104とを備えている。回転式戸当り金物104
は、図6(b)に示すように扉体3を閉じ位置の保持し
ている位置と、図6(c)に示すように、90度旋回し
て扉体3が水圧により自由に開くことのできる位置との
間を旋回可能である。
104がある場合に、手動式の巻き取りドラム101に
巻き付けられているワイヤ102の先端を、回転式戸当
り金物104の先端に連結し、手動によりドラム101
を巻き取ると、回転式戸当り金物104を図6(b)の
位置に戻すことができる。また、ドラム101にはラチ
ェット式の手動ロック機構、あるいは差し込み式のロッ
クピンが備わっており、ドラム101をこのようなロッ
ク機構によって回転しないようにロックすれば、回転式
戸当り金物104を図6(b)に示す状態に保持でき
る。換言すると、扉体3を閉じた状態に保持できる。
は、水門2の水位が上昇するとそれに応じて作用する浮
力が増加するフロートにより、アンロックとなる方向に
ロック部材を押す機構を採用できる。水位が上昇する
と、ロック部材をアンロック側に付勢する力が増加する
ので、手動操作によって、簡単にロック部材をアンロッ
ク位置に移動させることができるので便利である。
まで旋回させる場合には、扉体3に取り付けたワイヤ掛
け金具64にワイヤ102の先端を連結し、この状態で
巻き取りドラム101を手動でワイヤ巻き取り方向に回
せばよい。
おいては、扉体の一方の側端を回転自在に支持し、他方
の側端を可動式戸当りによって開かないように支持して
おき、当該可動式戸当りをロックしているロック部を解
除することにより、水圧を利用して閉鎖位置から開放位
置まで旋回させるように構成されている。従って、本発
明の水門扉では、ロック部を解除するための駆動機能が
備わっていればよいので、従来のように扉体を開くため
の大掛かりな開閉装置を設置する必要がないので、設置
場所に制限のある場合等に有効である。
は扉体を閉鎖位置まで水圧に逆らって旋回させるための
駆動機構としてチェーン式のものを利用しているので、
従来の油圧シリンダ等からなる開閉装置に比べて設置ス
ペースが少なくて済む。
(a)はその平面図、(b)は下流側から見た場合の背
面図、(c)は矢印Aの方向から見た場合の矢視図であ
る。
ている部分並びに戸当り金物およびそのロック部を示す
平面図であり、(b)は戸当り金物およびロック部を下
流側から見た場合の部分背面図である。
る。
(a)は扉体を支持している支持位置にある状態を示す
部分平面図、(b)は待避位置にある状態を示す部分平
面図である。
異なる構成を示す部分平面図である。
金物をロックするための手動操作機構を示す説明図であ
る。
4)
に関し、とくにその開閉機構を小型・コンパクトにする
ことのできる水門扉に関するものである。
開閉する開閉装置が備わっており、開閉装置によって扉
体をその閉鎖位置から開放位置に移動させると共に開放
位置から閉鎖位置に移動させるようになっている。開閉
装置としては油圧シリンダ等からなる機構が採用されて
いる。
圧に逆らって扉体を直接に開閉しているので、大掛かり
な開閉装置が必要であり、その分、設置場所を多く必要
としていた。このために、水門扉の設置場所によって
は、開閉装置を設置する場所を確保できない等の弊害が
発生することもある。
クトにすることのできる水門扉を提案することにある。
めに、本発明の水門扉は、一方の側端を中心として旋回
可能な扉体と、この扉体が旋回しないように当該扉体の
他方の側端を支持している可動式戸当りと、この可動式
戸当りを移動しないように固定しているロック機構とを
有し、前記ロック機構を解除すると、前記扉体に作用し
ている水圧により当該扉体が旋回して閉鎖位置から開放
位置まで移動することを特徴としている。
り水圧を受けている状態でロック機構を解除すると、水
圧によって扉体が旋回する。よって、扉体を開くための
動力を必要としないので、従来のような大掛かりな扉体
の開閉装置を設置する必要がない。
支持している支持位置と当該扉体から外れた待避位置の
間を旋回可能な回転式戸当りとすることができる。
支持位置にある前記回転式戸当りに差し込み可能なロッ
クピンあるいは、前記支持位置にある前記回転式戸当り
に係合可能なロックレバーを備えた構成のものとするこ
とができる。
持位置にある前記回転式戸当りの回転を弾性力によって
拘束している回転拘束部材を備えた構成のものとするこ
ともできる。
しては、前記ロックピンあるいは前記ロックレバーを移
動させるためのチェーン式駆動機構を用いることができ
る。また、この場合には、前記チェーン式駆動機構によ
り、開放位置にある前記扉体を前記閉鎖位置まで水圧に
逆らって旋回できるようにすることが望ましい。
戸当りに連結されたチェーン、ワイヤ等の線状部材と、
この線状部材を手動により巻き取り、繰り出し可能な手
動操作機と、この手動操作機の巻き取り、繰り出しを阻
止可能な手動式ロックとを備えた構成のものを採用する
ことができる。この場合には、手動式ロックにより手動
操作機をロックすれば、回転式戸当りを固定でき、従っ
て水門扉を閉じ位置に保持できる。手動式ロックを解除
すると、水圧によって回転式戸当りが旋回して、水門扉
が開く。
を適用した水門扉の実施例を説明する。図1は本例の水
門扉を示す平面図、下流側から見た場合の背面図、およ
び矢印Aの方向から見た場合の矢視図である。
水門扉1は、水路に形成した水門2を開閉するための扉
体3を有しており、この扉体3は鋼製あるいは木製等の
偏平な長方形の平板である。この扉体3における水門左
岸側の側端部31には回転自在の状態で回転軸32が上
下方向に貫通しており、この回転軸32は水門左岸側部
分21によって回転自在の状態で支持されている。
して旋回可能であり、本例では、水門2を閉鎖している
閉鎖位置(図の実線で示す位置)3Aと、この位置から
水流方向(水圧作用方向)に90度旋回した水門を開放
している開放位置3B(図で想像線で示す位置)の間を
旋回可能となっている。
4が取り付けられており、この回転式戸当り金物4によ
って扉体3の水門右岸側の側端部33が支持されてい
る。この回転式戸当り金物4は戸当り金物ロック部5に
よって、扉体3を支持している支持位置にロックされて
おり、当該戸当り金物ロック部5を解除すると、回転式
戸当り金物4の回転が自由となる。
ック部5の直上位置にはチェーンブロック6が配置され
ており、当該チェーンブロック6の隣接位置にはチェー
ンブロック操作盤7が配置されている。チェーンブロッ
ク6は戸当り金物ロック部5を解除するための駆動機構
であると共に、開放位置3Bにある扉体3を閉鎖位置3
Aまで水圧に逆らって強制的に旋回させるための駆動機
構としても利用される。
部、並びに回転軸側の部分を拡大して示す図であり、
(a)はその平面図、(b)は回転式戸当り金物および
そのロック部を水流方向の下流側から見た場合の背面図
である。これらの図に示すように、本例の回転式戸当り
金物4は、水門右岸側部分22によって回転自在に支持
されている垂直回転ピン41と、この垂直回転ピン41
の下端側部分に取り付けられている戸当り板42と、垂
直回転ピン41の上端側部分に取り付けられて水平に延
びている戸当りアーム43を備えている。
33を水流下流側から支持している支持位置4A(図に
おいて実線で示す位置)と、ここから90度回転した待避
位置4B(図において想像線で示す位置)の間を回転可
能となっている。待避位置4Bにおいては戸当り板42
が水流方向に平行になり、扉体3の側端33から完全に
外れた状態になる。
ロックしている戸当り金物ロック部5は、上端に円環が
取り付けられているロックピン51と、戸当りアーム4
3の先端に形成されたピン差し込み孔44と、水門左岸
側部分22に取り付けた固定台53に形成したピン差し
込み孔54とを備えている。ロックピン51を、戸当り
アーム43のピン差し込み孔44および固定台側のピン
差し込み孔54に差し込むことにより、戸当り金物4が
ロックされ、このロックピン51を引き上げることによ
りロックが解除されて、戸当り金物4の回転が自在にな
る。
1をロックピン51の円環に掛けて当該チェーンブロッ
ク6を駆動して吊フック61を引き上げると、ロックピ
ン51が引き抜かれる。また、図1に示すように、チェ
ーンブロック6のワイヤ62は水門右岸側部分22に取
り付けた固定シーブ63を介して、扉体3の水門右岸側
の側端33の上面に固定したワイヤ掛け金具64に連結
されている。従って、ワイヤ62を巻き取ることによ
り、開放位置3Bにある扉体3を水圧に逆らって閉鎖位
置3Aに旋回させることができる。
戸当り金物ロック部5のロックピン51を引き抜くと、
回転式戸当り金物4のロックが解除されて回転自在にな
る。この結果、閉鎖位置3Aにおいて常に水圧が作用し
ている扉体3が回転式戸当り金物4を押して、回転軸3
2を中心として水圧によって旋回して、その開放位置3
Bになり、水門2が開く。この扉体3の開放動作は水圧
を利用して行われるので、ロックピン51を抜き取るだ
けでよい。よって、従来のような大掛かりな開閉装置を
必要としない。
置3Aに戻すためには、チェーンブロック6を駆動し
て、ワイヤ62を巻き上げれば、その先端が連結されて
いる扉体3が開放位置3Bから水圧に逆らって閉鎖位置
3Aまで旋回する。閉鎖位置3Aに扉体3が至った後
に、回転式戸当り金物4を支持位置4Aに回転して、ロ
ックピン51を差し込めば、扉体3を閉鎖位置3Aに固
定できる。
回転式戸当り金物4を支持位置4Aにロックするための
ロック部の別の例を示してある。図示のロック部5A
は、ロックピン51の代わりにロックレバー51Aを備
えており、このロックレバー51Aの下端は固定台53
Aに回転可能な状態で支持され、垂直に起立したロック
位置(図において実線で示す位置)と、水平に倒れたロ
ック解除位置(図において想像線で示す位置)に旋回可
能である。これ以外のロック部5Aの構造は上記のロッ
ク部5と同一である。
転式戸当り金物4と同様な構造であり、異なる部分は、
戸当りアーム43Aの先端部分にロックレバー51Aを
抜き差し可能な溝44Aが形成されていることである。
の移動をチェーンブロックにより行なうことができる。
ック部の更に別の実施例を示してある。この図に示す例
では、回転式戸当り金物410は、水門右岸側部分22
によって回転自在に支持されている垂直回転ピン411
と、この垂直回転ピン411の下端側部分に取り付けら
れている戸当り板412と、垂直回転ピン411の上端
側部分に取り付けられて水平に延びているカム板413
を備えている。このカム板413の外周面がカム面とな
っており、ここには、回転式戸当り金物410を図4
(a)に示す支持位置にロックするための湾曲部分41
5が形成されている。
3の外周面にコイルばね511のね力によって押し付け
られているロック用ボール512を備えている。ばね力
を緩めると、扉体3に作用している水圧によって、回転
式戸当り金物410が回転して、ボール512が湾曲状
カム面415を乗り超える。この結果、図4(b)に示
すように、戸当り金物410が90度回転した待避位置に
到る。
1を回転自在に支持している部分は、蝶番100によっ
て回転自在の状態で水門左岸側部分21に支持するよう
にしてもよい。
あるいは遠隔操作によりロック部を解除して扉体を開放
することができる。また、水位を検出し、検出結果に基
づき扉体を自動開放させることも可能である。
ると共に、開いた扉体3を水圧に逆らって閉じ位置まで
旋回させるための手動操作機構の例を示してある。この
図に示す手動操作機構100は、手動式の巻き取りドラ
ム101と、ここに巻き付けられているワイヤ102
と、このワイヤ102の先端を連結可能な回転式戸当り
金物104とを備えている。回転式戸当り金物104
は、図6(b)に示すように扉体3を閉じ位置の保持し
ている位置と、図6(c)に示すように、90度旋回し
て扉体3が水圧により自由に開くことのできる位置との
間を旋回可能である。
104がある場合に、手動式の巻き取りドラム101に
巻き付けられているワイヤ102の先端を、回転式戸当
り金物104の先端に連結し、手動によりドラム101
を巻き取ると、回転式戸当り金物104を図6(b)の
位置に戻すことができる。また、ドラム101にはラチ
ェット式の手動ロック機構、あるいは差し込み式のロッ
クピンが備わっており、ドラム101をこのようなロッ
ク機構によって回転しないようにロックすれば、回転式
戸当り金物104を図6(b)に示す状態に保持でき
る。換言すると、扉体3を閉じた状態に保持できる。
は、水門2の水位が上昇するとそれに応じて作用する浮
力が増加するフロートにより、アンロックとなる方向に
ロック部材を押す機構を採用できる。水位が上昇する
と、ロック部材をアンロック側に付勢する力が増加する
ので、手動操作によって、簡単にロック部材をアンロッ
ク位置に移動させることができるので便利である。
まで旋回させる場合には、扉体3に取り付けたワイヤ掛
け金具64にワイヤ102の先端を連結し、この状態で
巻き取りドラム101を手動でワイヤ巻き取り方向に回
せばよい。
おいては、扉体の一方の側端を回転自在に支持し、他方
の側端を可動式戸当りによって開かないように支持して
おき、当該可動式戸当りをロックしているロック部を解
除することにより、水圧を利用して閉鎖位置から開放位
置まで旋回させるように構成されている。従って、本発
明の水門扉では、ロック部を解除するための駆動機能が
備わっていればよいので、従来のように扉体を開くため
の大掛かりな開閉装置を設置する必要がないので、設置
場所に制限のある場合等に有効である。
は扉体を閉鎖位置まで水圧に逆らって旋回させるための
駆動機構としてチェーン式のものを利用しているので、
従来の油圧シリンダ等からなる開閉装置に比べて設置ス
ペースが少なくて済む。
Claims (7)
- 【請求項1】 一方の側端を中心として旋回可能な扉体
と、この扉体が旋回しないように当該扉体の他方の側端
を支持している可動式戸当りと、この可動式戸当りが移
動しないように固定しているロック機構とを有し、 前記ロック機構を解除すると、前記扉体に作用している
水圧により当該扉体が旋回して閉鎖位置から開放位置ま
で移動することを特徴とする水門扉。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記可動式戸当りは、前記扉体を支持している支持位置
と当該扉体から外れた待避位置の間を旋回可能な回転式
戸当りであることを特徴とする水門扉。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記ロック機構は、前記支持位置にある前記回転式戸当
りに差し込み可能なロックピンあるいは、前記支持位置
にある前記回転式戸当りに係合可能なロックレバーを備
えていることを特徴とする水門扉。 - 【請求項4】 請求項2において、 前記ロック機構は、前記支持位置にある前記回転式戸当
りの回転を弾性力によって拘束している回転拘束部材を
備えていることを特徴とする水門扉。 - 【請求項5】 請求項3において、 前記ロックピンあるいは前記ロックレバーを移動させる
チェーン式駆動機構を備えていることを特徴とする水門
扉。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記チェーン式駆動機構により、開放位置にある前記扉
体を前記閉鎖位置まで水圧に逆らって旋回可能であるこ
とを特徴とする水門扉。 - 【請求項7】 請求項2において、 前記ロック機構は、前記回転式戸当りに連結されたチェ
ーン、ワイヤ等の線状部材と、この線状部材を手動によ
り巻き取り、繰り出し可能な手動操作機と、この手動操
作機の巻き取り、繰り出しを阻止可能な手動式ロックと
を備えていることを特徴とする水門扉。
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JP2000170163A JP2001348848A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 水門扉 |
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Publications (1)
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ID=18672923
Family Applications (1)
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