JP2001348536A - 接着剤付きフィルムの接着方法 - Google Patents
接着剤付きフィルムの接着方法Info
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Abstract
となく接着剤付きフィルムの不要部分を切断できると共
に、確実に金属パネルの所定部分に接着剤付きフィルム
を貼り付ける。 【解決手段】 金属パネル1表面の所定部分の周縁に接
し、且つ所定部分を囲んで下敷き材10a〜10dを取
り付け、その上に上記所定部分を覆って接着剤付きフィ
ルム2を貼り付けた後、上記所定部分と同形状の型板1
1を該所定部分に合致させてピン12によって位置決め
固定し、下敷き材10a〜10dを型板11の端に沿っ
て持ち上げることによって、型板11と下敷き材10a
〜10dとの剪断作用により接着剤付きフィルム2を上
記所定部分の形状に合わせて切断する。
Description
部品の生産を容易化すると共に製品品質の向上を図るた
めの技術であって、金属パネルの所定部分に接着剤付き
フィルムを貼り付けた後のトリム作業に特徴を有する接
着剤付きフィルムの接着方法に関する。
貼り付けられる金属パネル(アルミ板)には、その片側
全面に対して周辺部分を除いた所定領域に発電フィルム
が貼り付けられたものがある。このような金属パネルを
部品として取り扱う際には、上記の発電フィルムの貼り
付けられた部位に漏電防止のための絶縁フィルムを貼り
付けておく必要がある。
接着剤が予め塗布された接着剤付きフィルムが用いられ
るが、これを上記の金属パネル表面の発電フィルム上に
接着する際に、この絶縁フィルムを発電フィルムと同形
状に予め切断した後に接着しようとすると接着時の位置
決めが面倒であることから、発電フィルム全面を覆うよ
うにやや大きめの絶縁フィルムを貼り付け、その後に発
電フィルムの形状に合わせて絶縁フィルムの周縁を切断
する接着方法が通常採用されている。そして、このよう
な金属パネル組立部品の所定部位に接着剤付きフィルム
を貼り付けた後、その接着剤付きフィルムの周縁を所定
形状に合わせて切断する方法としては、従来、図7,図
8に示されるようなカッター4と定規3を用いた方法が
採用されている。これによると、金属パネル1の表面に
接着剤付きフィルム2を貼り付け、この貼り付けられた
接着剤付きフィルム2に対して切断する位置をマーク
し、このマークした位置へ定規3及びカッター4等を当
てて切断を行うものである。
ター等を用いた方法では、接着剤付きフィルムの厚み分
をカッターが貫いて切断が行われるため、接着剤付きフ
ィルムを貫いたカッターの刃によって接着剤付きフィル
ム下面の金属パネル表面を傷付ける虞がある。これを防
ぐために、図9に示されるように接着剤付きフィルム2
の下面に下敷き材10を敷いて切断を行うことも考えら
れるが、これによると切断後にこの下敷き材10を除去
する際に接着剤付きフィルム2の端部2aを剥がしてし
まう問題がある。また、下敷き材を用いないで、金属パ
ネル面への傷が生じないような小さな力で切断を行う
と、接着剤付きフィルムに切れていない箇所が発生する
ので、切断後に不要部分を除去する際に製品部分の接着
剤付きフィルムも剥がれてしまう問題がある。
提案されたものであって、その目的は、金属パネルの所
定部分に接着剤付きフィルムを貼り付けた後、その接着
剤付きフィルムの周縁を所定形状に合わせて切断する接
着剤付きフィルムの接着方法において、金属パネル組立
部品に対して傷等を付けることなく接着剤付きフィルム
の不要部分を切断できると共に、確実に金属パネルの所
定部分に接着剤付きフィルムを貼り付けることが可能な
接着剤付きフィルムの接着方法を提供することにある。
に、本発明は、金属パネル表面の所定部分に接着剤付き
フィルムを貼り付ける接着方法において、上記所定部分
の周縁に接すると共に該所定部分を囲んで下敷き材を取
り付け、その上に上記所定部分を覆って上記接着剤付き
フィルムを貼り付けた後、上記所定部分と同形状の型板
を該所定部分に合致させて位置決め固定し、上記下敷き
材を上記型板の端に沿って持ち上げることによって、上
記型板と下敷き材との協働により上記接着剤付きフィル
ムを切断することを特徴とする。
き材を取り付ける際に、上記の型板を上記所定形状に合
致させて仮固定し、該型板の周端面に上記下敷き材の端
面を当接させて配置させ、その後該型板を取り除いて上
記接着剤付きフィルムを貼り付けることを特徴とする。
き材は弾力性のプラスチック材又はフィルム材であるこ
とを特徴とする。
部分に接着剤付きフィルムを貼り付けるに際して、やや
大きめの接着剤付きフィルムを貼り付けた後に、所定部
分の形状に応じて接着剤フィルムを切断することは従来
例と同様であるが、その切断において、所定部分の形状
と同形の型板と下敷き材とを有効に用い、これらの交差
作用によって接着剤付きフィルムを所定部分と同形状に
切断するものである。
明する。第1工程としては、金属パネル上の接着剤付き
フィルムを貼り付けようとする所定部分に対して、その
周縁に接し、且つ所定部分を囲んで下敷き材を取り付け
る。この際には下敷き材の端が所定部分の周縁と一致す
るように位置決め配置されるが、上述のように、所定部
分と同形の型板を所定部分と合致させて仮固定して、そ
の周端面に下敷き材の端面を当接させて配置すると、迅
速且つ正確な位置決め配置が可能である。第2工程とし
ては、下敷き材で囲まれた所定部分の上に所定部分より
やや大きめの接着剤付きフィルムを貼り付ける。この工
程における接着剤付きフィルムの貼り付けにおいては正
確な位置決めは不要であり、大まかに所定部分を覆うよ
うに貼り付ければよい。第3工程としては、貼り付けら
れた接着剤付きフィルムの上から所定部分と同形の型板
を該所定部分に合致させて位置決め固定する。第4工程
としては、剛性及び弾力性を有する下敷き材を型板の端
に沿って持ち上げて接着剤付きフィルムを所定部分の形
状に沿って切断する。この際、接着剤付きフィルムは、
所定部分の上では型板に押圧されているので剥がれや皺
が生じることなく良質の接着がなされると共に、周辺の
不要部分に対しては型板の端と下敷き材の端面との剪断
作用によって精度の高い切断が施される。
を用いないので金属パネル表面に傷等を付けることな
く、また、確実に金属パネルの所定部分に接着剤付きフ
ィルムを貼り付けることが可能となる。
照して説明する。
剤付きフィルムの接着方法を示す説明図である。図1
は、金属パネル1の表面における周縁部分に下敷きフィ
ルム10a〜10dを取り付け、その上に接着剤付きフ
ィルム2を貼り付けた状態を示している。下敷きフィル
ム10a〜10dは、接着剤付きフィルム2より剛性の
高い弾力性のプラスチック材又はフィルム材からなる長
方形状の板状フィルムであって、4枚の下敷きフィルム
10a〜10dの一端によって金属パネル1上のフィル
ム接着部位1aを囲むように取り付けられる。この際の
下敷きフィルム10a〜10dの取り付けは、後述する
型板11を金属パネル1の表面に形成した位置決め孔1
bを案内として後述するピン12によって仮固定し、そ
の型板11の周端面に下敷きフィルム10a〜10dの
一端を当接させて配置する。この際に、下敷きフィルム
10a〜10dには接着剤が付いていないので、金属パ
ネル1上での位置調整を容易に行うことができる。そし
て、接着剤付きフィルム2は、フィルム接着部位1aよ
りやや面積の大きいものを用意して、特に位置決めする
必要なくフィルム接着部位1aを覆うように貼り付け
る。
フィルム2の上に型板11を位置決め固定した状態を示
している。この型板11は、金属パネル1上のフィルム
接着部位1aと同形の外形形状を備えるものであって、
金属パネル1上の位置決め孔1bを案内としてピン12
によって固定することにより、型板11の外縁がフィル
ム接着部位1aの外縁と合致するように設計されてい
る。
図を示すものである。金属パネル1の表面上に、下敷き
フィルム10a、接着剤付きフィルム2、型板11が順
に取り付けられており、型板11の端と下敷きフィルム
10aの端が接着剤付きフィルム2を挟んで合致してい
る状態を明確に示している。このように型板11はピン
12によって位置決めされ固定されている。
1a上に接着剤付きフィルム2を貼り付けた状態で、そ
の周端面部分をフィルム接着部位1aに合わせて切断し
ている状態を示している。ここでは、図2(或いは図
3)の状態から、型板11周囲の接着剤付きフィルム2
を下敷きフィルム10a(10b,10c,10d)に
密着させた状態を保ちながら金属パネル1から上方に持
ち上げていく。型板11は充分な剛性を有しており、し
かもその端の角部には接着剤付きフィルム2を切断可能
な程度のエッジが形成されている。したがって、図のよ
うに接着剤付きフィルム2を上方に持ち上げると、型板
11の周端面と下敷きフィルム10a(10b,10
c,10d)の端とによって挟まれた接着剤付きフィル
ム2に剪断力が作用し、その型板11の周端面或いは下
敷きフィルム10a(10b,10c,10d)の端に
沿って正確な切断が行われる。これによると、型板11
下の接着剤付きフィルム2は型板11によって常に押圧
された状態となっているので、切断時に切断箇所の周辺
が剥がれるといった不具合は生じない。また、当然なが
ら、カッター等の刃物を用いないので金属パネル1の表
面が傷付くこともない。
に切断された接着剤付きフィルム2が接着されている状
態を示している。上述の切断が完了すると、型板11と
ピン12は金属パネル1から取り外される。その後、金
属パネル1の表面上の位置決め孔1b周辺に着いている
接着剤付きフィルムを孔形状にトリムして作業を完了す
る。
を示す。同図に示すものは、各端部のR形や各辺部に切
り欠きを有した形状の切断に関するものであり、上記の
実施例と同様に各辺部の外形部に合わせた下敷きフィル
ムと加工品形状に合わせた型枠を用い、その間に接着剤
付きフィルム20を入れて切断するものである。この際
に、下敷きフィルムと接着剤付きフィルム20とを型板
部から持ち上げて切断する方向へ移動することにより、
接着剤付きフィルム20が所定の形状に切断されるもの
である。このとき、接着剤付きフィルムの切断部に切り
残しや裂け目等は発生していない。
面上に接着剤付きフィルムを貼り付けるに際し、加工品
外側形状に合わせた下敷きフィルムと加工品形に合わせ
た型板を用い、その間に切断する接着剤付きフィルムを
入れ、型板をピン等で固定した後、下敷きフィルムとそ
の上に貼付された接着剤付きフィルムを持ち上げ切断す
る方向へ移動することにより接着剤付きフィルムが切断
されるものである。これによると、下敷きフィルムを用
いたことにより接着剤付きフィルム切断部にヨレや捩れ
を発生させることなく切断が可能になり、また、カッタ
ー等の刃物が不要であるため、金属パネル面への傷発生
を回避することができる。
金属パネルの所定部分に接着剤付きフィルムを貼り付け
た後、その接着剤付きフィルムの周縁を所定形状に合わ
せて切断する接着剤付きフィルムの接着方法において、
金属パネル組立部品に対して傷等を付けることなく接着
剤付きフィルムの不要部分を切断できると共に、確実に
金属パネルの所定部分に接着剤付きフィルムを貼り付け
ることができる。
所定部分を下敷きで囲んで接着剤付きフィルムを接着し
た状態を示すものである。
ルムの上から所定部分に型板を固定した状態を示すもの
である。
と接着剤付きフィルムと型板の重なり状態を示すもので
ある。
着剤付きフィルムを切断する様子を示したものである。
付きフィルムが貼られた仕上げ状態を示したものであ
る。
接着剤付きフィルムを示したものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属パネル表面の所定部分に接着剤付き
フィルムを貼り付ける接着方法において、上記所定部分
の周縁に接すると共に該所定部分を囲んで下敷き材を取
り付け、その上に上記所定部分を覆って上記接着剤付き
フィルムを貼り付けた後、上記所定部分と同形状の型板
を該所定部分に合致させて位置決め固定し、上記下敷き
材を上記型板の端に沿って持ち上げることによって、上
記型板と下敷き材との協働により上記接着剤付きフィル
ムを切断することを特徴とする接着剤付きフィルムの接
着方法。 - 【請求項2】 上記下敷き材を取り付ける際に、上記の
型板を上記所定形状に合致させて仮固定し、該型板の周
端面に上記下敷き材の端面を当接させて配置させ、その
後該型板を取り除いて上記接着剤付きフィルムを貼り付
けることを特徴とする請求項1記載の接着剤付きフィル
ムの接着方法。 - 【請求項3】 上記下敷き材は、弾力性のプラスチック
材又はフィルム材であることを特徴とする請求項1記載
の接着剤付きフィルムの接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000169208A JP4566338B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 接着剤付きフィルムの接着方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001348536A true JP2001348536A (ja) | 2001-12-18 |
JP4566338B2 JP4566338B2 (ja) | 2010-10-20 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP4566338B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02185581A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-19 | Oki Electric Ind Co Ltd | 両面粘着テープおよびそれを用いた両面粘着シートの貼りつけ方法 |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000169208A patent/JP4566338B2/ja not_active Expired - Fee Related
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