JP2001348118A - バッファコンベア - Google Patents

バッファコンベア

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JP2001348118A JP2000171878A JP2000171878A JP2001348118A JP 2001348118 A JP2001348118 A JP 2001348118A JP 2000171878 A JP2000171878 A JP 2000171878A JP 2000171878 A JP2000171878 A JP 2000171878A JP 2001348118 A JP2001348118 A JP 2001348118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ライン間に置くバッファコンベアで、単
純な機構で安価で、かつサイクルタイムが短いラインに
も適用可能なものを提供する。 【解決手段】 高速でピッチ送りするチェーンコンベア
10a,10bと連続送りコンベア11a,11bで構
成され、治具3aはそれらコンベア上を循環し、チェー
ンコンベア上で治具内にワークを着脱する。連続送りコ
ンベア11aからチェーンコンベア10bに治具3aを
移し変えるときは、同期して回転するフック7bと回転
バー27とで、治具3aの底面を支えながら持ち上げ
る。従って、そのとき特殊な移載機構は必要なく、チェ
ーンコンベア10a,10bは高速でピッチ送りしたま
ま、治具3aの移し変えができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、或るサイクルタイ
ムで製品を製造する複数の製造装置の間を結ぶもので、
製造途中のワークをその中に一旦預け入れることができ
るバッファコンベアに関する。中でも、製造するワーク
が比較的小さく、そのサイクルタイムが0.5秒程度と
短いものに関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の中には、比較的小型で、生産
のサイクルタイムが大変に短いものが多くある。電池や
キーボードのスイッチなどがその一例である。これらの
電子部品は、数多くの製造工程を経て最終製品になる。
例えば電池の製造であると、容器の成型、容器内へ
の電解液の注入、容器の密閉などの製造工程を順次経
ることになる。そして、それら製造工程は別々の製造装
置(製造ライン)からなり、ワークは各製造装置を順次
移動・搬送されて、製品になるのが一般的である。図8
は、そのイメージを示す平面図である。ここで、ワーク
は、容器の成型ラインに投入された後、容器内への
電解液の注入ラインに搬送され、次に容器の密閉ライ
ンに搬送されていく。各製造ラインは、図8のように、
円形のインデックステーブルであったり、矩形循環型の
コンベアラインであったり種々雑多である。
【0003】このレイアウトであると、いま仮に、途中
の電解液の注入ラインが何かのトラブルで停止する
と、それより前の容器の成型ラインも即座に停止しな
ければならない。これは、両製造ラインの間に、ワーク
を一旦格納する場所、いわゆるバッファがないためであ
る。従って、稼働率を考えてみると、の製造ライン
の平均稼働率が各々90%であっても、全体の稼働率は
90%×90%=81%と結果的に低いものになってし
まう。そこで、このような不具合を解消するために、製
造ラインの間には、バッファコンベア2がしばしば設置
される。この様子を図9に示す。この場合のバッファコ
ンベア2は、矩形循環型のコンベアである。、両ラ
インが正常に動いている間、ワークは、取出しポジショ
ンAから載置ポジションBへ搬送される。ところが、
電解液の注入ラインが何かのトラブルで停止すると、
で処理されたワークはAからCに搬送される。そしてバ
ッファコンベア2は動きつづけて、ワークはバッファエ
リアに滞留する。そして、が復旧すると、バッファコ
ンベア2上のワークは、DからBに搬送される。
【0004】このように、バッファコンベア2を設けて
おけば、後の製造ラインに何かトラブルが発生しても、
その前の製造ラインは停止しないで製造を続けることが
できる。また逆に、前の製造ラインがトラブルで停止し
た場合でも、バッファコンベア2に処理済みのワークが
ある程度あれば、その後の製造ラインにはそのワークを
供給することで、後の製造ラインは停止しないで製造を
続けることができる。
【0005】特開平11−322024あるいは特開平
10−017133等に、バッファコンベアが提案され
ている。それらは、省スペース化を図ろうとして、バッ
ファエリアを上下に確保したり、空マガジンの占有度を
減らそうと工夫を凝らした提案である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電池の
製造ラインなど、ワークの大きさが小さく、かつ大変短
いサイクルタイム(0.5秒/個)で動く特殊な製造ラ
インに対して、バッファ機能を持たそうとした場合に
は、数々の問題が出てきた。それを以下に説明する。通
常、ワークは治具にセットされて、製造ラインを流れ
る。ところが、1個の治具に対してワーク1個をセット
していたのでは、治具の数が大量に必要となる。それと
同時に、結果的に大きなスペースも必要となる。
【0007】そこで、ワークが小さく大変短いサイクル
タイムで処理する場合は、多数のワークを1個の治具に
順次セットしていき、その治具をバッファエリアに格納
する方法が採られる。同時にコンベアラインは、受け取
り・受け渡しの度に停止させる必要のない連続送りコン
ベアあるいはピッチ送りコンベアが好んで用いられる。
それは、それらのコンベアであれば製造コストを低くで
きるし、高い処理能力が維持できるからである。
【0008】図10に、その具体例を示す。図10は、
それをイメージした平面図である。装置Rと装置Sの間
に、バッファコンベア2が設置されている。このバッフ
ァコンベア2は、P1・P2コンベアとC1・C2コン
ベアの4つのコンベアで構成されている。装置Rで処理
されたワークは、P1コンベアの長尺の治具3に複数個
順次セットされる。その後、治具はC1コンベア及びP
2コンベアへと載り移る。なお、P2コンベアでは、治
具にセットされたワークが一つずつ取り出されて、装置
Sに渡される。ここで、P1・P2コンベアはピッチ送
りコンベアで、C1・C2コンベアは連続送りコンベア
となっている。更に、このピッチ送りコンベアは、チェ
ーンコンベアである。図10をF方向から見た正面図
を、図11に示す。2つのスプロケット4,4(片方が
駆動源)に巻回されたチェーン5の表面には、定ピッチ
でフック7が固定され、そのフック7に治具を引っ掛け
て搬送する。ここで、スプロケット4,4は高速で回転
・停止を繰り返し、それに伴って治具3はピッチ送りさ
れる。一方、連続送りコンベアは、進行方向に向かって
両側にベルト8が配されたベルトコンベアである。これ
も、片方が駆動源となる2つのスプロケットに、ベルト
8が巻回されている。
【0009】従って、治具3はP1コンベア→C1コン
ベア→P2コンベア→C2コンベアを循環する。装置R
からワークが供給され、装置Sへワークが排出される間
は、治具内にはワークがセットされており、その他にお
いては治具3は空の状態である。つまり、C1コンベア
上がバッファエリアとなる。このシステムは、チェーン
コンベアと連続送りのベルトコンベアの組み合わせであ
るため、先に述べたように、大変製造コスト低く押さえ
ることができ、魅力的なものである。
【0010】ただその中のコンベア間で、治具3を移載
するところに問題があった。P1コンベアからC1コン
ベアへ、治具3を移載するときを例にあげる。両コンベ
アは動きが異なる上に、P1コンベアは高速にピッチ送
りするものである。そのため、両者をただ単に動かしな
がら、両コンベアの間に何の機構もなしでは、治具3を
P1コンベアからC1コンベアへ移し変えることはでき
ない。つまり、所謂ピックアンドプレースユニットなど
の移載ユニットを両コンベア間に設置して、それを用い
て移載する必要があった。また、両コンベアの上面高さ
も往々にして違うため、移載ユニットは必要であった。
そのため、このバッファコンベアは、単にコンベアを組
み合わせるだけでは機能せず、移載ユニットを必要と
し、高価なものになった。それと同時に、仮に移載ユニ
ットを設置したとしても、P1コンベアから治具3をピ
ックアップする作業は、チェーンコンベアが一定のタク
トでピッチ送りしたままでは困難であった。それに、い
ま前提条件としているように、そのタクトが0.5秒程
度と大変短い場合は、とても不可能であった。そこで、
両コンベア間で治具3を移載するするときは、P1コン
ベアを一旦停止させて、治具3を移載ユニットに預ける
必要があった。そのため1つの治具3を移載する度に、
P1コンベアが一定時間停止することになってしまい、
装置Rからのワークの供給もその間滞ることとなった。
すなわち、製造ライン全体の処理能力が低下することに
なった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
した問題点を解決するために提案されたバッファコンベ
アとなっている。まず、治具をピッチ送りしながら搬送
する第1のチェーンコンベアと、第1のチェーンコンベ
アから治具を受け取る第1の連続送りコンベアと、第1
の連続送りコンベアから治具を受け取りピッチ送りする
第2のチェーンコンベアと、第2のチェーンコンベアか
ら治具を受け取りまたその治具を第1のチェーンコンベ
アに受け渡す第2の連続送りコンベアとからなってお
り、第1のチェーンコンベア及び第2のチェーンコンベ
アは一定のピッチ送り動作を保ったまま、治具の受け取
り及び受け渡し作業をすることができることを特徴とし
ている。
【0012】ここで、第1及び第2のチェーンコンベア
の上面は、第1及び第2の連続送りコンベアの上面より
高くなっており、また、第1もしくは第2のチェーンコ
ンベアは、治具をピッチ送りする間に、治具にワークを
セットもしくは治具からワークを取り外すことも特徴と
する。
【0013】そのために、治具は下面の一端に凹部を有
し、第1及び第2のチェーンコンベアのチェーンには一
定間隔でフックが設けられ、第1及び第2の連続送りコ
ンベアの終端には、第1及び第2のチェーンコンベアを
駆動させるスプロケットと連動して回転する回転バーが
設置されている。そこで、治具を、チェーンコンベアか
ら連続送りコンベアに移し変える際、フックは、スプロ
ケットの外周に沿って回転動作中に、治具下面の一端に
ある凹部にはまり込むとともに、回転バーが治具下面の
他端に当たり回転動作をしながら、治具を搬送するもの
である。つまり、フックと回転バーで治具を下から支え
ながら、治具を傾かないように搬送する構造となってい
る。
【0014】また、治具を、チェーンコンベアから連続
送りコンベアに移し変える個所には、治具を上から押さ
えるパッドが設置されている。このため、高速で治具を
移し変えるときでも、治具は飛び出してしまうことはな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面にしたがって、本発
明に係るバッファコンベアの好ましい形態について詳説
する。なお、従来例と同じ構成部品については、従来例
と同符号を用いる。
【0016】
【実施例1】そのレイアウトを、図1を用いて説明す
る。図1は、レイアウトをイメージした平面図である。
ピッチ送りするチェーンコンベア10a,10bが平行
に配置され、それらの進行方向は逆である。また、連続
送りコンベア11a,bも平行に配置され、その進行方
向も互いに逆である。そして、それら4台のコンベア
は、長い角棒状の治具3aの受け渡しができるように、
四角形の各辺に対応する形で配置され、その結果、治具
3は4台のコンベア上を循環するものとなっている。こ
のように、4台のコンベアで、バッファコンベアは構成
されている。初めに、ワーク1aは、チェーンコンベア
10a上でピッチ送りされる空の治具3aの中に、或る
製造装置から一つずつセットされる。治具3aの中に
は、定ピッチ(チェーンコンベア10aの送りピッチと
同じ)で、ワーク1aが合計10個セットされる。
【0017】ワーク1aがセットされた治具3aは、次
に連続送りコンベア11aに移し変えられる。そのまま
連続送りコンベア11a上で、端まで移動した治具3a
は、こんどはピッチ送りするチェーンコンベア10bに
移し変えられる。そして、そこで治具3aがピッチ送り
する最中に、治具内にセットされたワーク1aを一つず
つ取り出す。取り出されたワーク1aは、別な装置に載
置される。従って、このチェーンコンベア10b上で、
ワーク1aは全て取り除かれ、治具3aは空になる。
【0018】空になった治具3aは、次に、連続送りコ
ンベア11bに移し変えられる。そして、この連続送り
コンベア11b上で、反対側の端まで移動した空の治具
3aは、再度チェーンコンベア10aに移し変えられて
いく。ここで、両連続送りコンベア11a,11bに
は、途中に治具3aを前後反転させる反転機構が設けら
れている。これは、治具3aがチェーンコンベア10a
上でワーク1aをセットした方向のまま、チェーンコン
ベア10b上へ平行移動したのでは、次工程の装置の方
向へワーク1aを取り出すことができないからである。
このように、治具3aならびにワーク1aが、バッファ
コンベア2aの上を循環して流れていく。
【0019】各コンベアおよび治具3aの構造や、各コ
ンベア間で治具3aを移し変える方法について、図2〜
図5を用いて以下に詳述する。図2は、図1をH方向か
ら見た正面図である。それぞれのコンベアは基盤上に設
置されている。そして、チェーンコンベア10aの上面
は、連続送りコンベア11a,11bの上面より高くな
っている。従って、このシステムは、段差のあるコンベ
ア間において、角棒状の治具を移し変えるシステムとな
っている。チェーンコンベア10aは、チェーン5aが
2つのスプロケット4a,4aに巻回されていて、その
スプロケット4a,4aが一定角度回転した後一定時間
停止を繰り返すことにより、定ピッチ送りをするもので
ある。しかも、その回転・停止が高速で行なわれる。チ
ェーンコンベア10aには、一定間隔でフック7aが設
けられており、このフック7aで治具3aの底面にある
凹部12を引っ掛けて、治具3aをピッチ送りする。
【0020】引き続き、図3〜図5を用いて、治具の流
れ、及び治具を移し変える方法について説明する。図3
(a)は、図1のG部分を詳しく描いた平面図である。
また図3(b)は、その部分を、図1においてJ−J方
向から見た正面図である。(ただし、図3(b)には、
連続送りコンベアは描いておらず、そのベルトの上面高
さ位置を参考に記載している。)更に図4は、図3をK
方向から見た拡大側面図である。連続送りコンベア11
aは、両端にスプロケットを持ち、スプロケットの両側
にはベルトが巻回されている。スプロケットの回転に伴
い、ベルト8aは移動をする。そのベルト8aの上に載
って、治具3aが連続的に流れる。流れてきた治具3a
は、連続送りコンベア11aの終端で、治具ストッパー
13に載り移る。治具ストッパー13は、上面がベルト
8a上面より若干低くなっており、治具3aは自然にベ
ルト8aから治具ストッパー13に載り移る。そして、
治具ストッパー13の端部には突き当て14があり、治
具3aはその突き当て14に当たって止まる。
【0021】一方、チェーンコンベア10bも、2つの
スプロケット17,18にチェーン5aが巻回されたも
ので、駆動側スプロケット17の軸は駆動源のモータに
つながっている(図示省略)。一方、従動側スプロケッ
ト18の軸には、伝達スプロケット19がはめ込まれて
いる。また、基盤上には回転バーユニット20が設置さ
れている。このユニットは駆動源を持たず、回転自在な
回転軸22の先端には回転アーム23が、またその途中
にはアーム回転スプロケット24が固定されている。こ
こで、図3のように、従動側スプロケット18とアーム
回転スプロケット24は、タイミングベルト26で連結
されており、従動側スプロケット18の回転に伴って、
アーム回転スプロケット24は回転する。チェーンコン
ベア10bはピッチ送りをする際、駆動側スプロケット
17が一定角度回転・停止を行なう。従って、その時従
動側スプロケット18が一定角度回転・停止をし、アー
ム回転スプロケット24も同様に一定角度回転・停止を
行なう。本発明では、従動側スプロケット18とアーム
回転スプロケット24を同じ大きさにしている。そのた
め、両者は、1ピッチ当たりの回転角度が同じである。
【0022】ここで、回転バーユニット20について補
足をする。回転アーム23の先端には回転バー27があ
り、その両端にはリング28を有している。そして、こ
の2つのリング28は、その間にちょうど治具3aがは
まるように取り付けられている。回転アームは360°
回転することができる。なぜなら、治具ストッパー13
は或る間隔を持って2つに分かれており、その治具スト
ッパー13を連続送りコンベア11a本体に固定するア
ングル29も余り出っ張っていないため、回転アーム2
3は何にも当たらずに自由に回転できるからである。
【0023】なお、チェーンコンベア10bのフック7
a、及びそれに引っかかる治具3aの凹部12の形状に
ついて述べる。フック7aにはカムフォロア30を用い
ていて、治具3aの底面に設けられた凹部12は、その
カムフォロア30が大きなガタなくはまり込む大きさに
なっている。(図3(b)とともに図2も参照。説明の
ため、ここには治具3aを上方に離して描いている。)
【0024】引き続き図5〜図6を用いて、連続送りコ
ンベア11aからチェ ーンコンベア10bに、治具3
aを移し変える方法を説明する。図5〜図6は、チェー
ンコンベア10bのピッチ送りと回転バー27の回転に
伴って、治具3aが移り変わる様子を描いたものであ
る。ここでも、見易いように、連続送りコンベア11a
は描いていない。なお、冒頭で述べたように、チェーン
コンベア10a,10bでは、10個のワーク1aが治
具3aにセットあるいは治具3aから取り出しが行なわ
れる。そこで、回転アーム23は、10回の割り出しで
ちょうど1回転するようにし、割り出し角度は36°/
回となっている。それに、チェーンコンベア10bに
は、フック7aを10チェーン毎に合計4個取りつけて
いて、その間隔は、隣接する2つのフック7aに治具3
aを引っ掛けても、治具3aどうしが当たらないように
なっている。
【0025】図5(a)…連続送りコンベア上に流れて
きた治具3aは、治具ストッパー13(図示省略)に当
たって、水平な状態で止まっている。そして、フック7
aと回転アーム23はともに水平で、フック7aは治具
3aの凹部12にはまり込んでいる。また、治具3aの
後部は回転バー27のリング28,28の間にはまり込
んで、回転バー27の上に載っている。図5(b)…チ
ェーンコンベア10bが1ピッチ移動すると、従動側ス
プロケット18がその分回転(36°)して停止する。
この時、タイミングベルト26で連結されたアーム回転
スプロケット24も、同時に36°回転して停止する。
このとき、治具3aは、底面の前方にはフック7aが入
り込んで、後方は回転バー27が支えながら、少し上昇
する。この間、治具3aはほとんど水平を保ったままで
ある。これは、フック7aの回転半径と回転バー27の
回転半径とを同じにしているためである。図5(c)…
更にチェーンコンベア10bが1ピッチ移動すると、従
動側スプロケット18とアーム回転スプロケット24も
更に36°回転する。そして、治具3aは一段と上昇す
る。この間も、フック7aと回転バー27に支えられ
て、治具3aはほとんど水平を保っている。
【0026】図6(d)…更にチェーンコンベア10b
がもう1ピッチ移動すると、フック7aが垂直に立った
状態になる。これは、治具3aが最大高さを過ぎた直後
の状態であり、治具3aはこの後、この高さのままチェ
ーンコンベア11b上をピッチ送りされることになる。
また、チェーンコンベア10bには天井板31が取り付
けられていて、この状態で、天井板31の底面と治具3
aの上面とは僅かに隙間がある。そして、天井板31
は、L寸法分だけ治具3aにかぶさっている。このた
め、治具3aは回転を伴いながら持ち上げられても、上
方に飛び出してフック7aから容易にはずれることはな
い。更に、チェーンコンベア10bの両側(進行方向の
両側;紙面の表裏側)には、フック7aをかわすように
下板32が設けられており、治具3aの前端の底面は下
板32の載っている。従って、治具3aは、この後天井
板31と下板32の間を移動することになる。なお、天
井板31と下板32とは、フック7bが見易いように、
2点鎖線で描いている。また、図5(a)〜(c)に
は、両板31,32を描いていない。これは、図5
(a)〜(c)の状態では、その間の動作説明に天井板
31と下板32とが直接関係ないことと、フック7bの
動きを見易くしたためである。図6(e)…そして、チ
ェーンコンベア10bがもう1ピッチ移動する。する
と、回転バー27は治具3aの底面からはずれるが、治
具3aはフック7aで引っ張られながら、後天井板31
と下板32の間を移動する。図6(f)…この図は、こ
の後、チェーンコンベア10bが更に5ピッチ移動した
時の状態を示している。連続送りコンベア11aの治具
ストッパー13(図示省略)には、次の治具3aが到着
しているが、チェーンコンベア10bのフック7aと回
転バー27は、まだ治具3aの底面には達していない。
しかしながら、連続したフック7aで治具3aを連続し
て引っ掛けても、図に示すように、その2つの治具3a
はぶつかることはなく、治具3aを移し変えることがで
きる。
【0027】以上説明したように、本発明のバッファコ
ンベアは、チェーンコンベアに設けたフックがスプロケ
ットの周囲を回転する(半回転分)ときに、その回転に
同期してかつ回転角度を合わせながら、回転バーも回転
する。そして、フックと回転バーはそれぞれ、治具の底
面の前方・後方を支えながら、治具を持ち上げる。それ
で上面の高さが低い連続送りコンベアから、高いチェー
ンコンベアに移し変えることができる。そして、この
際、チェーンコンベアは一瞬たりとも停止させる必要は
なく、ピッチ送り動作を続けたままでよい。しかも、こ
のピッチ送りスピードが0.5秒/ピッチ程度の高速動
作であっても、治具の移し変えが可能である。
【0028】
【実施例2】次に、図7を用いて実施例2の説明をす
る。図7は、図5〜図6と同様に、チェーンコンベア1
0bのピッチ送りと回転バー27の回転に伴って、治具
3aがコンベア間を移り変わる様子を描いたものであ
る。
【0029】これは、先の実施例1に対して、治具3a
の移し変え個所に、治具3aの押さえユニット33を追
加している。押さえユニット33は基盤に固定されてい
る。そして、詳述は省くが、その駆動源は高圧エアー
で、エアーシリンダーの動作により、先端のパッド34
が上下動する。これが下降端にある時、パッド34の底
面は、天井板31の下面より若干低くなっている。そし
て、治具3aがフック7aと回転バー27で持ち上げら
れて最も高い位置になったとき、パッド34は、治具3
aの後半部分をほぼ覆う大きさとなっている。
【0030】従って、治具3aが持ち上げられる時、治
具3aの後半部分はパッド34に当たる。ここで、エア
ーシリンダーの高圧エアー圧が適当に調整してあるた
め、治具3aが当たるとパッドは上方に逃げて、その下
面は天井板31の下面とほぼ面一となる。そしてその
後、治具3aは、上面がパッド34と天井板31の間
を、平行にピッチ送りされる。
【0031】この押さえユニット33の効果を、以下に
述べる。チェーンコンベア10bは、0.5秒/ピッチ
程度の高速で動作している。従って、移り変わる際、治
具3aは高速で、かつ回転を伴いながら持ち上げられ
る。しかも、治具3aが最大高さまで持ち上げられると
きは、回転動作をする回転バー27がその頂点を通過す
る際に、治具3aの後部が一瞬上方に跳ね上げられる格
好となる。(これは、図5(c)から図6(d)に移る
ときの現象であり、両図を参照。)そのために、そのス
ピードと治具3aの形状・重さによっては、治具3aが
上方に飛び出してしまう危険性がある。ところが、この
押さえユニット33があれば、治具3aは飛び出すこと
はない。また、高圧エアー圧は、治具3aがパッド34
に当たって接触しながら回転・移動しても、回転バー2
7がスムーズに回転できる程度に設定されており、チェ
ーンコンベア10bのピッチ送りに何ら悪影響を与える
こともない。
【0032】以上2つの実施例について説明したが、全
体を通して何点か補足しておく。まず、図3に戻って、
チェーンコンベア10bから連続送りコンベア11b
に、治具3aを移し変える方法について述べる。連続送
りコンベア11bの受け取り端には、上下動するエレベ
ーターユニット36がある。これは、エアーシリンンダ
ーで駆動するものでよい。その先端には、治具載せプレ
ート37があり、その上面には治具の案内となるベアリ
ング38が複数配置されている。ここで、治具載せプレ
ート37の幅は、連続送りコンベア11bのベルト2本
の内寸法より小さい。そのため、治具載せプレート37
は、2本のベルト8aの間を上下できる。チェーンコン
ベア10bから治具3aを受け取るとき、治具載せプレ
ート37は上方にあって(図3(b)に示す状態)、ピ
ッチ送りされた治具3aはそのまま治具載せプレート3
7に載り移る。この際、治具3aは、ベアリング38の
内側に沿って載り移る。治具3aが完全に載り移ると、
治具載せプレート37はベルト8aの下まで下降する。
すると治具3aがベルト8aの上に載り、治具3aはベ
ルト8aに載って流れていく。
【0033】次は、治具の形状や装置各部の材質に関す
るものである。治具は、図でこれまで示したように、上
下面に凸部や突起がない形状にするべきである。これ
は、もし凸部や突起があれば、治具が連続送りコンベア
端部の治具ストッパーの上にうまく載らなくなる。ある
いは、回転バーがそれらに当たって、治具を水平に保っ
たまま持ち上げることができなくなる。また、チェーン
コンベア上の天井板や下板の間を、治具がスムーズに移
動できなくなる、などの不具合を生じるからである。ま
た、治具が接触しながら移動する個所となる、天井板や
下板それにパッドは、フッソ系の樹脂などのように、滑
り性の良い材質にするべきである。
【0034】また次は、連続送りコンベアの途中に設け
た、治具の反転機構について言及する。これまで述べた
実施例においては、ワークを治具にセットしたり治具か
ら取り出したりする方向が片側しかないために、上記反
転機構を設けている。しかし、治具の形状を変えて、治
具の長辺の両側からワークをセットしたり取り出すこと
ができれば、このような反転機構は必要ない。
【0035】最後に、実施例2の形態の実験機を用い
て、発明者が行った実験の結果を述べる。主な仕様は下
記の通りであり、0.4秒/個タクトでワークを治具に
挿入、及び治具から取り出しながら、問題なく治具を循
環させることができた。 ・チェーンコンベアのピッチ送り…32mmピッチ/
0.15秒 ・治具の大きさ…長さ320mm×高さ55mm×幅6
0mm ・ワークの収納数…10ワーク/治具
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバッファ
コンベアは、ピッチ送りする2台のチェーンコンベア
と、2台の連続送りコンベアとで構成され、治具はそれ
らコンベア上を循環するものである。ここで、ワーク
は、治具内に、治具がチェーンコンベア上でピッチ送り
される間にセットされ、あるいは治具内から取り出され
る。また、チェーンコンベアは高速運転を続けたまま
で、治具をチェーンコンベアから連続送りコンベアへ移
し変えることができる。従って、バッファコンベアの前
後に配置された、サイクルタイムの短い製造ラインのバ
ッファとしての機能を十分に発揮する。また、コンベア
はチェーンコンベアあるいは連続送りコンベアなどの単
純なもので構成され、なおかつ、コンベア間で治具を移
し変える際、特殊な移載機構が一切いらない。そのた
め、価格が安く、設計も容易なバッファコンベアとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバッファコンベアをイメージした平
面図
【図2】 本発明のバッファコンベアの正面図
【図3】 本発明のバッファコンベアの一部分を示す平
面図と、正面図
【図4】 本発明のバッファコンベアの一部分を示す側
面図
【図5】 本発明のバッファコンベアを用いて、コンベ
ア間で治具を移し変える様子を示す正面図(1)
【図6】 本発明のバッファコンベアを用いて、コンベ
ア間で治具を移し変える様子を示す正面図(2)
【図7】 本発明のバッファコンベアの、他の実施例を
示す正面図
【図8】 従来の製造ラインをイメージした平面図
【図9】 従来のバッファコンベアを設置した製造ライ
ンをイメージした平面図
【図10】 従来のバッファコンベアを設置した製造ラ
インを示す、別なイメージ図
【図11】 上記製造ラインの部分側面図
【符号の説明】 1a ワーク 2,2a バッファコンベア 3,3a 治具 4,4a スプロケット 5,5a チェーン 7,7a フック 8,8a ベルト 10a,10b チェーンコンベア 11a,11b 連続送りコンベア 12 凹部 13 治具ストッパー 14 突き当て 17 駆動側スプロケット 18 従動側スプロケット 19 伝達スプロケット 20 回転バーユニット 22 回転軸 23 回転アーム 24 アーム回転スプロケット 26 タイミングベルト 27 回転バー 28 リング 29 アングル 30 カムフォロア 31 天井板 32 下板 33 押さえユニット 34 パッド 36 エレベーターユニット 37 治具載せプレート 38 ベアリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】治具をピッチ送りしながら搬送する第1の
    チェーンコンベアと、第1のチェーンコンベアから前記
    治具を受け取る第1の連続送りコンベアと、第1の連続
    送りコンベアから前記治具を受け取りピッチ送りする第
    2のチェーンコンベアと、第2のチェーンコンベアから
    前記治具を受け取りまたその治具を前記第1のチェーン
    コンベアに受け渡す第2の連続送りコンベアとからな
    り、 前記第1のチェーンコンベア及び前記第2のチェーンコ
    ンベアは一定のピッチ送り動作を保ったまま、前記治具
    の受け取り及び受け渡し作業をすることを特徴とするバ
    ッファコンベア。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2のチェーンコンベアの上
    面は、前記第1及び第2の連続送りコンベアの上面より
    高いことを特徴とする請求項1記載のバッファコンベ
    ア。
  3. 【請求項3】前記第1もしくは第2のチェーンコンベア
    は、前記治具をピッチ送りする間に、治具にワークをセ
    ットもしくは治具からワークを取り外すことを特徴とす
    る請求項2記載のバッファコンベア。
  4. 【請求項4】前記治具は下面の少なくとも一端に凹部を
    有し、 前記第1及び第2のチェーンコンベアのチェーンには一
    定間隔でフックが設けられ、 前記第1及び第2の連続送りコンベアの終端には、前記
    第1及び第2のチェーンコンベアを駆動させるスプロケ
    ットと連動して回転する回転バーが設置され、 前記治具を、チェーンコンベアから連続送りコンベアに
    移し変える際、 前記フックは、前記スプロケットの外周に沿って回転動
    作中に、治具下面の前記凹部にはまり込み、前記回転バ
    ーが治具下面の他端に当たり回転動作をしながら、治具
    を搬送することを特徴とする請求項2記載のバッファコ
    ンベア。
  5. 【請求項5】 前記治具を、チェーンコンベアから連続
    送りコンベアに移し変える個所には、治具を上から押さ
    えるパッドが設置されたことを特徴とする請求項4記載
    のバッファコンベア。
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