JP2001348032A - 金属缶及びその製造方法 - Google Patents
金属缶及びその製造方法Info
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- JP2001348032A JP2001348032A JP2000170617A JP2000170617A JP2001348032A JP 2001348032 A JP2001348032 A JP 2001348032A JP 2000170617 A JP2000170617 A JP 2000170617A JP 2000170617 A JP2000170617 A JP 2000170617A JP 2001348032 A JP2001348032 A JP 2001348032A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 上下を丸缶体とし、その胴部を角缶体となす
金属缶の製造 【解決手段】 金属板を円筒形に形成した後、胴部を角
筒状に成形し、ついで、上下端に端板を巻き締めする。
金属缶の製造 【解決手段】 金属板を円筒形に形成した後、胴部を角
筒状に成形し、ついで、上下端に端板を巻き締めする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、上下端を丸缶形
とし、缶胴部を角缶形とすることを目的とした金属缶及
びその製造方法に関する。
とし、缶胴部を角缶形とすることを目的とした金属缶及
びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来金属缶は、用途又は容量により大小
様々の丸缶又は角缶が製造されている。
様々の丸缶又は角缶が製造されている。
【０００３】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の丸缶又
は角缶には夫々特徴があり、製造工程も異なっていた。
例えば丸缶は製造容易であるが、多数を箱詰めする場合
には空間が多くなって、同一缶高の角缶より容量が少な
くなる傾向があるとか、箱詰時の安定性に欠ける場合が
あるなどの問題点があった。
は角缶には夫々特徴があり、製造工程も異なっていた。
例えば丸缶は製造容易であるが、多数を箱詰めする場合
には空間が多くなって、同一缶高の角缶より容量が少な
くなる傾向があるとか、箱詰時の安定性に欠ける場合が
あるなどの問題点があった。
【０００４】また角缶は成形時の能率が丸缶より悪いと
か、上下端板の巻締めについて高速かつ均等加圧力を加
えるには複雑な加工機を必要とするなどの問題点があっ
た。
か、上下端板の巻締めについて高速かつ均等加圧力を加
えるには複雑な加工機を必要とするなどの問題点があっ
た。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属板を円
筒形に成形した後、缶胴相当部を角筒状に成形し、つい
で上下端板を巻締めすることにより、前記従来の問題点
を解決したのである。
筒形に成形した後、缶胴相当部を角筒状に成形し、つい
で上下端板を巻締めすることにより、前記従来の問題点
を解決したのである。
【０００６】即ち金属缶の発明は、上下を丸缶体とし、
胴部を角缶体にしたことを特徴とする金属缶である。ま
た丸缶体は、下端凹入部を上端凸出部に嵌装し、又は下
端凸出部を上端凹入部に嵌挿することができるように成
形したものであり、角缶体の対向隅部の間隔は、丸缶体
の上端外径及び下端外径より大きくしたものである。
胴部を角缶体にしたことを特徴とする金属缶である。ま
た丸缶体は、下端凹入部を上端凸出部に嵌装し、又は下
端凸出部を上端凹入部に嵌挿することができるように成
形したものであり、角缶体の対向隅部の間隔は、丸缶体
の上端外径及び下端外径より大きくしたものである。
【０００７】次に製造方法の発明は、金属薄板を用いて
円筒を成形した後、上下端部を丸缶体に成形し、缶胴部
を角缶体に成形し、然る後端板を固定することを特徴と
した金属缶の製造方法であり、金属薄板を円筒に成形
し、ついで前記円筒の中間部を平面と、弧状面の連続面
よりなる断面方形の缶胴部を成形した後、該缶胴部の上
下端に円形の端板を固着して丸缶体にすることを特徴と
した金属缶の製造方法である。
円筒を成形した後、上下端部を丸缶体に成形し、缶胴部
を角缶体に成形し、然る後端板を固定することを特徴と
した金属缶の製造方法であり、金属薄板を円筒に成形
し、ついで前記円筒の中間部を平面と、弧状面の連続面
よりなる断面方形の缶胴部を成形した後、該缶胴部の上
下端に円形の端板を固着して丸缶体にすることを特徴と
した金属缶の製造方法である。
【０００８】前記発明において、丸缶体の製造は従来の
製造ラインをそのまま使用することができる。また缶胴
部の角成形については、円筒内へ入れた内型を拡開し、
外型と協同して所定寸法に成形することにより、高速か
つ均一に角胴丸缶を製造することができる。
製造ラインをそのまま使用することができる。また缶胴
部の角成形については、円筒内へ入れた内型を拡開し、
外型と協同して所定寸法に成形することにより、高速か
つ均一に角胴丸缶を製造することができる。
【０００９】前記は、角缶体は四角胴を想定している
が、六角胴、八角胴も同様に製造することができる。ま
た丸缶体と角缶体の成形順は必ずしも前記にこだわるも
のではない。
が、六角胴、八角胴も同様に製造することができる。ま
た丸缶体と角缶体の成形順は必ずしも前記にこだわるも
のではない。
【００１０】前記発明において、角缶胴の形状を、平面
と弧面の連続面としたのは、平面において角缶の特質を
発揮させ、弧面を膨出して容量の増加（同一缶高）を図
ったものである。また上下缶端部の寸法に大小をつけ
て、互に嵌装できるようにしたので、積み上げた際の安
定性が良好になった。
と弧面の連続面としたのは、平面において角缶の特質を
発揮させ、弧面を膨出して容量の増加（同一缶高）を図
ったものである。また上下缶端部の寸法に大小をつけ
て、互に嵌装できるようにしたので、積み上げた際の安
定性が良好になった。
【００１１】
【発明の実施の形態】この発明は、上下を丸缶体とし、
缶胴部を角缶体とした金属缶である。
缶胴部を角缶体とした金属缶である。
【００１２】この発明は、従来法により円筒を成形した
後、上下部を丸缶体にし、缶胴部を角缶体に成形したも
のである。缶胴部の成形時に、上下端部は円筒形状にな
っているので、安定した同一形状の角缶胴を成形するこ
とが容易であり、角缶胴の内型拡開の際も、上下端部が
変形するおそれがない。
後、上下部を丸缶体にし、缶胴部を角缶体に成形したも
のである。缶胴部の成形時に、上下端部は円筒形状にな
っているので、安定した同一形状の角缶胴を成形するこ
とが容易であり、角缶胴の内型拡開の際も、上下端部が
変形するおそれがない。
【００１３】
【実施例１】この発明は、上下端板２、３の巻締部２
ａ、３ａを丸缶体にし、上端板２に口部４を設けると共
に、缶胴部５を平面部５ａと、弧面部５ｂの連続面の角
缶体とした金属缶１である。
ａ、３ａを丸缶体にし、上端板２に口部４を設けると共
に、缶胴部５を平面部５ａと、弧面部５ｂの連続面の角
缶体とした金属缶１である。
【００１４】前記上端巻締部２ａの外径を、下端巻締部
３ａの内径より小さくして、図３（ａ）のように互に嵌
装し、又は上端巻締部２ａの内径を、下端巻締部３ａの
外径より大きくして、図３（ｂ）のように互いに嵌装で
きるような寸法に成形してある。従って各缶を上下方向
へ安定して積み上げることができる。
３ａの内径より小さくして、図３（ａ）のように互に嵌
装し、又は上端巻締部２ａの内径を、下端巻締部３ａの
外径より大きくして、図３（ｂ）のように互いに嵌装で
きるような寸法に成形してある。従って各缶を上下方向
へ安定して積み上げることができる。
【００１５】
【実施例２】この発明の製造方法の実施例を図４につい
て説明する。矩形金属薄板６を円筒状にして円筒５を成
形し、ついで内型７を円筒内に挿入すると共に、外型８
を設定した後、内型７を拡開して、缶の隅部に相当する
部分を弧状に膨出成形して角缶体１ａを成形した後、円
筒５の上下部にフランジ１ｂ、１ｃを成形し、ついで前
記フランジ１ｂ、１ｃに上下端板２、３を巻締固定して
丸缶体１ｄ、１ｅを成形し、この発明の金属缶１ができ
る。
て説明する。矩形金属薄板６を円筒状にして円筒５を成
形し、ついで内型７を円筒内に挿入すると共に、外型８
を設定した後、内型７を拡開して、缶の隅部に相当する
部分を弧状に膨出成形して角缶体１ａを成形した後、円
筒５の上下部にフランジ１ｂ、１ｃを成形し、ついで前
記フランジ１ｂ、１ｃに上下端板２、３を巻締固定して
丸缶体１ｄ、１ｅを成形し、この発明の金属缶１ができ
る。
【００１６】前記製造方法において、円筒５を成形した
後に、角缶体を成形するので、上下端板部の変形は皆無
であり、同一形状、同一寸法の金属缶を容易かつ能率よ
く製造することができる。
後に、角缶体を成形するので、上下端板部の変形は皆無
であり、同一形状、同一寸法の金属缶を容易かつ能率よ
く製造することができる。
【００１７】
【発明の効果】この発明によれば、角胴丸缶であるか
ら、比較的容量の大きい金属缶を能率よく大量生産でき
る効果がある。
ら、比較的容量の大きい金属缶を能率よく大量生産でき
る効果がある。
【００１８】また丸缶体については従来の製造技術及び
ラインをそのまま採用できるので、技術的信頼度は大き
く、しかも新投資を必要としない利点がある。更に角缶
体は、内型の拡開で容易に成形出来るので、角缶体を容
易かつ高速に成形することができる。従って全体的に丸
缶の製造速度に合わせて製造することができる効果があ
る。
ラインをそのまま採用できるので、技術的信頼度は大き
く、しかも新投資を必要としない利点がある。更に角缶
体は、内型の拡開で容易に成形出来るので、角缶体を容
易かつ高速に成形することができる。従って全体的に丸
缶の製造速度に合わせて製造することができる効果があ
る。
【００１９】また箱詰及び積み上げ時の安定性も良好で
ある。
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例の平面図。
【図２】同じく一部を断面した正面図。
【図３】（ａ）同じく積み上げ例を示す一部拡大断面
図。 （ｂ）同じく一部拡大断面図。
図。 （ｂ）同じく一部拡大断面図。
【図４】同じく製造における流れ図。
１ 金属缶 ２ 上端板 ２ａ 上端巻締部 ３ 下端板 ３ａ 下端巻締部 ４ 口部 ５ 円筒 ５ａ 平面部 ５ｂ 弧面部 ６ 矩形金属薄板 ７ 内型 ８ 外型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ２１Ｄ 51/46 Ｂ２１Ｄ 51/46 Ｂ Ｂ６５Ｄ 8/20 Ｂ６５Ｄ 8/20 Ａ Ｂ 21/02 21/02 Ｅ
Claims (5)
- 【請求項１】 上下を丸缶体とし、胴部を角缶体にした
ことを特徴とする金属缶。 - 【請求項２】 丸缶体は、下端凹入部を上端凸出部に嵌
装し、又は下端凸出部を上端凹入部に嵌挿することがで
きるように成形したことを特徴とする請求項１記載の金
属缶。 - 【請求項３】 角缶体の対向隅部の間隔は、丸缶体の上
端外径及び下端外径より大きくしたことを特徴とする請
求項１又は２記載の金属缶。 - 【請求項４】 金属薄板を用いて円筒を成形した後、上
下端部を丸缶体に成形し、缶胴部を角缶体に成形し、然
る後端板を固定することを特徴とした金属缶の製造方
法。 - 【請求項５】 金属薄板を円筒に成形し、ついで前記円
筒の中間部を平面と、弧状面の連続面よりなる断面方形
の缶胴部を成形した後、該缶胴部の上下端に円形の端板
を固着して丸缶体にすることを特徴とした金属缶の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000170617A JP2001348032A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 金属缶及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000170617A JP2001348032A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 金属缶及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001348032A true JP2001348032A (ja) | 2001-12-18 |
Family
ID=18673306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000170617A Pending JP2001348032A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 金属缶及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001348032A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100755176B1 (ko) * | 2006-05-30 | 2007-09-03 | 롯데알미늄 주식회사 | 엠보싱 캔의 제조방법 및 엠보싱 캔의 통형부 성형장치 |
| JP2011011213A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Jfe Steel Corp | 金属缶胴の製造方法 |
-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000170617A patent/JP2001348032A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100755176B1 (ko) * | 2006-05-30 | 2007-09-03 | 롯데알미늄 주식회사 | 엠보싱 캔의 제조방법 및 엠보싱 캔의 통형부 성형장치 |
| JP2011011213A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Jfe Steel Corp | 金属缶胴の製造方法 |
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Legal Events
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