JP2001347939A - 圧力制御用モジュレータ - Google Patents

圧力制御用モジュレータ

Info

Publication number
JP2001347939A
JP2001347939A JP2000170526A JP2000170526A JP2001347939A JP 2001347939 A JP2001347939 A JP 2001347939A JP 2000170526 A JP2000170526 A JP 2000170526A JP 2000170526 A JP2000170526 A JP 2000170526A JP 2001347939 A JP2001347939 A JP 2001347939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power distribution
pressure control
controller board
distribution pattern
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000170526A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Oishi
祐二 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP2000170526A priority Critical patent/JP2001347939A/ja
Publication of JP2001347939A publication Critical patent/JP2001347939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロ
ックを一種類の樹脂モールド型で成形することを可能と
することで、低コストにて機電一体タイプと機電別体タ
イプのカバーブロックを製造することができる圧力制御
用モジュレータの提供。 【解決手段】カバーブロック2内にコントローラ基板3
を一体に組み込むための窪み部28を確保すると共に、
この窪み部28確保のために配電パターン25、26を
インサート成形する樹脂成形部27が屈曲形成され、機
電一体タイプと機電別体タイプの両配電パターン25、
26が、少なくとも樹脂成形部27の屈曲形状に沿った
平面折り曲げ形状において同一に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両におけ
るブレーキ液圧を制御するアンチスロックブレーキシス
テム等において用いられる圧力制御用モジュレータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンチロックブレーキシステム
(以後、ABSシステムという)において用いられる圧
力制御用モジュレータとしては、例えば、特開平10−
59151号公報「液圧制御装置」に示すように、圧力
制御ユニットにおけるモータ、電磁コイル、リレー等の
電気部品およびこれらを接続する電気回路を収容するカ
バーブロック内にコントローラ基板を一体に組み込んだ
機電一体タイプと、特開平6−122364号公報「ア
ンチスキッド装置」に示すように、前記コントローラ基
板がカバーブロックとは別体に設けられていて、両者間
をコネクタとハーネスで接続するようにした機電別体タ
イプとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機電一
体タイプと機電別体タイプとでは、コントローラ基板を
カバーブロック内に組み込むか別置きにするかの相違が
あるため、カバーブロックにおける樹脂成形内にインサ
ート成形される配電パターンが当然相違し、しかも、コ
ントローラ基板を組み込むためのスペースを確保する必
要があるか否かで配電パターンがインサートされる樹脂
成形部の形状および配電パターン自体の折り曲げ形状等
の設計基準が相違してくるため、互いに別設計となり、
従って、コストが高くつくという問題点があった。ちな
みに、機電別体タイプは、例えば、ABSシステムと4
WD制御システムのコントローラが統合される場合等に
必要になる。
【0004】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、機電一体タイプと機電別体タイプのカバ
ーブロックを一種類の樹脂モールド型で成形することを
可能とすることで、低コストにて機電一体タイプと機電
別体タイプのカバーブロックを製造することができる圧
力制御用モジュレータを提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的達成のために
本発明請求項1記載の圧力制御用モジュレータでは、圧
力制御ユニットにおける電磁コイル、リレー等の電気部
品およびこれらを接続する電気回路を収容するカバーブ
ロック内にコントローラ基板を一体に組み込んだ機電一
体タイプとコントローラ基板がカバーブロックとは別体
に設けられていて両者間をコネクタとハーネスで接続す
るようにした機電別体タイプとが存在する圧力制御用モ
ジュレータにおいて、前記カバーブロック内にコントロ
ーラ基板を一体に組み込むためのスペースを確保すると
共に、このスペース確保のために配電パターンをインサ
ート成形する樹脂成形部が屈曲形成され、前記機電一体
タイプと機電別体タイプの両配電パターンが、少なくと
も樹脂成形部の屈曲形状に沿った平面折り曲げ形状にお
いて同一に形成されている手段とした。
【0006】請求項2記載の圧力制御用モジュレータで
は、圧力制御ユニットにおける電磁コイル、リレー等の
電気部品およびこれらを接続する電気回路を収容するカ
バーブロック内にコントローラ基板を一体に組み込んだ
機電一体タイプとコントローラ基板がカバーブロックと
は別体に設けられていて両者間をコネクタとハーネスで
接続するようにした機電別体タイプとが存在する圧力制
御用モジュレータにおいて、前記カバーブロック内にコ
ントローラ基板を一体に組み込むためのスペースを確保
すると共に、このスペース確保のために配電パターンを
インサート成形する樹脂成形部が屈曲形成され、前記配
電パターンが、前記スペース内に組み込まれるコントロ
ーラ基板の端子への接続を可能とする電気回路側端子お
よびコネクタ側端子を備えたパターンに形成され、前記
コントローラ基板を組み込むためのスペースに、前記配
電パターンにおける各電気回路側端子と各外部コネクタ
側端子との間を直結する手段を備えた回路接続部材を組
み込むことにより機電別体タイプにも対応可能に形成さ
れている手段とした。
【0007】請求項3記載の圧力制御用モジュレータで
は、請求項2に記載の圧力制御用モジュレータにおい
て、前記回路接続部材が、前記配電パターンにおける各
電気回路側端子と各外部コネクタ側端子との間を直結す
る配線パターンを樹脂モールドしたプレートで構成され
ている手段とした。
【0008】請求項4記載の圧力制御用モジュレータで
は、請求項2に記載の圧力制御用モジュレータにおい
て、前記回路接続部材が、前記配電パターンにおける各
電気回路側端子と各外部コネクタ側端子との間を直結す
る配線パターンを備えたプリント基板で構成されている
手段とした。
【0009】請求項5記載の圧力制御用モジュレータで
は、請求項2に記載の圧力制御用モジュレータにおい
て、前記回路接続部材が、前記配電パターンにおける各
電気回路側端子と各外部コネクタ側端子との間を直結す
る金属板材もしくは金属線材で構成されている手段とし
た。
【0010】請求項6記載の圧力制御用モジュレータで
は、圧力制御ユニットにおける電磁コイル、リレー等の
電気部品およびこれらを接続する電気回路を収容するカ
バーブロック内にコントローラ基板を一体に組み込んだ
機電一体タイプとコントローラ基板がカバーブロックと
は別体に設けられていて両者間をコネクタとハーネスで
接続するようにした機電別体タイプとが存在する圧力制
御用モジュレータにおいて、前記カバーブロック内にコ
ントローラ基板を一体に組み込むためのスペースを確保
すると共に、このスペース確保のために配電パターンを
インサート成形する樹脂成形部が屈曲形成され、前記配
電パターンが機電別体タイプ用のパターンに形成されて
いて該配電パターンにおけるコントローラ基板との接続
回路部分を事後的に打ち抜きにより切断し、この切断さ
れた回路の両端部を前記スペースに組み込んだコントロ
ーラ基板の端子に接続することにより、機電一体タイプ
にも対応可能に構成されている手段とした。
【0011】
【作用】本発明請求項1記載の圧力制御用モジュレータ
では、上述のように、カバーブロック内にコントローラ
基板を一体に組み込むためのスペースが確保されると共
に、このスペース確保のために配電パターンをインサー
ト成形する樹脂成形部が屈曲形成され、かつ、機電一体
タイプと機電別体タイプの両配電パターンが、少なくと
も樹脂成形部の屈曲形状に沿った平面折り曲げ形状にお
いて同一に形成されることで、機電一体タイプと機電別
体タイプのカバーブロックを一種類の樹脂モールド型で
成形することが可能となり、これにより、低コストにて
機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロックを製
造することができるようになる。
【0012】請求項2記載の圧力制御用モジュレータで
は、上述のように構成されるため、カバーブロックのス
ペースにコントロール基板を組み込んで、該コントロー
ル基板の端子を配電パターンにおける電気回路側端子お
よびコネクタ側端子にそれぞれ接続することにより機電
一体タイプとして用いることができ、また、カバーブロ
ックのスペースに回路接続部材を組み込んで端子接続
し、コネクタとハーネスを介して別置きのコントロール
基板と接続することにより、機電別体タイプとして用い
ることができる。従って、機電一体タイプと機電別体タ
イプのカバーブロックを一種類の樹脂モールド型で成形
することが可能になると共に、配電パターンも共通化さ
れ、これにより、低コストにて機電一体タイプと機電別
体タイプのカバーブロックを製造することができるよう
になる。
【0013】請求項6記載の圧力制御用モジュレータで
は、上述のように配電パターンが機電別体タイプ用のパ
ターンに形成されているため、そのままの状態でコネク
タとハーネスを介して別置きのコントロール基板と接続
することにより、機電別体タイプとして用いることがで
き、また、カバーブロックにおけるスペースにコントロ
ール基板を組み込むと共に、配電パターンにおけるコン
トローラ基板との接続回路部分を事後的に打ち抜きによ
り切断し、この切断された回路の両端部を前記スペース
に組み込んだコントローラ基板の端子に接続することに
より、機電一体タイプとして用いることができる。従っ
て、機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロック
を一種類の樹脂モールド型で成形することが可能になる
と共に、配電パターンも共通化され、これにより、低コ
ストにて機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロ
ックを製造することができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (発明の実施の形態1)この発明の実施の形態1は、車
両におけるABSシステムにおいて用いられる圧力制御
用モジュレータに本発明を適用した例を示すものであ
り、まず、本発明の実施の形態1の圧力制御用モジュレ
ータの構成を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態1のABSユニ
ットにおける機電一体タイプ(カバーブロック内にコン
トローラ基板を一体に組み込むタイプ)の圧力制御用モ
ジュレータのメカ部と電気部を内蔵したカバーブロック
部とを分割した状態の一部縦断正面図、図2は図1のII
−II線における縦断側面図、図3は同カバーブロック部
の平面図、図4は同ABSユニットにおける機電別体タ
イプ(コントローラ基板がカバーブロックとは別体に設
けられていて両者間を外部接続コネクタとハーネスで接
続するタイプ)の圧力制御用モジュレータのメカ部とカ
バーブロック部とを分割した状態の一部縦断正面図、図
5は同カバーブロック部の平面図、図6は同圧力制御用
モジュレータの電気回路図((a)は機電一体タイプ、
(b)は機電別体タイプ)であり、これらの図におい
て、1はメカ部、2はカバーブロック、3はコントロー
ラ基板を示す。
【0016】前記メカ部1は、図1および図4に示すよ
うに、ハウジング11内には図示を省略した液圧ポン
プ、油圧回路、および、該油圧回路の開閉を行う電磁弁
の弁部12a、12bを内蔵すると共に、前記液圧ポン
プを駆動する電動モータ13が組み付けられている。
【0017】前記カバーブロック2は、電気絶縁性を有
する合成樹脂材料により成形されたケーシング21に、
メカ部1との組み付け面側に前記電磁弁の弁部12a、
12bを駆動する電磁コイル22a、22b、および、
リレー23等の電気部品が組み付けられ、その反対側に
は外部接続コネクタ24が設けられると共に、中間部に
はこれらの電気部品と外部接続コネクタ24との間を接
続する電気回路を構成する配電パターン25または26
が樹脂成形部27にインサート成形により組み込まれて
いる。
【0018】前記カバーブロック2の樹脂成形部27に
は、前記コントローラ基板3を一体に組み込み可能な窪
み部(スペース)28が形成されていて、この窪み部2
8を確保するために配電パターン25または26をイン
サート成形する樹脂成形部27が屈曲形成されている。
即ち、図1に示す前記機電一体タイプと図4に示す機電
別体タイプの両配電パターン25、26が、少なくとも
樹脂成形部27の屈曲形状に沿った平面折り曲げ形状に
おいて同一に形成されることにより、1種類のカバーブ
ロック2で機電一体タイプと機電別体タイプのいずれに
も対応できるように構成されている。
【0019】図1に示す機電一体タイプの樹脂成形部2
7にインサートされる配電パターン25は、図6の電気
回路図(a)に示すように、コントローラ基板3に接続
するための電気回路側端子25aおよび外部接続コネク
タ側端子25bが設けられていて、この両各端子25
a、25bにコントローラ基板3の両側縁部に形成され
た各端子をハンダ付け等により接続することにより、配
電パターン25へのコントローラ基板3の組み付けが行
われている。
【0020】そして、前記外部接続コネクタ24は、機
電一体タイプと機電別体タイプのいずれにも対応できる
ように、多数の端子が設けられていて、この端子は、機
電一体タイプでは、各種センサSと接続するセンサ入力
端子24aと、GNDその他の入力デバイスDと接続す
る入力デバイス端子24bと、バッテリBと接続する電
源端子24cとして用いられる。
【0021】一方、図4に示す機電別体タイプの樹脂成
形部27にインサートされる配電パターン26は、図6
の電気回路図(b)に示すように、前記機電一体タイプ
の配電パターン25における電気回路側端子25aと外
部接続コネクタ側端子25bとの間が直結された状態に
形成されている。
【0022】そして、前記外部接続コネクタ24の端子
は、前記バッテリBと接続する電源端子24cと、別置
きのコントローラ基板3と接続するコントローラ接続端
子24dとして用いられる。なお、別置きのコントロー
ラ基板3には、各種センサSおよび入力デバイスDが接
続される。
【0023】次に、この発明の実施の形態1の圧力制御
用モジュレータの作用・効果を説明する。即ち、この発
明の実施の形態1の圧力制御用モジュレータでは、カバ
ーブロック2内にコントローラ基板3を一体に組み込む
ための窪み部28が確保されると共に、この窪み部28
確保のために配電パターン25をインサート成形する樹
脂成形部27が屈曲形成され、かつ、機電一体タイプと
機電別体タイプの両配電パターン25、26が、少なく
とも樹脂成形部27の屈曲形状に沿った平面折り曲げ形
状において同一に形成されることで、機電一体タイプと
機電別体タイプのカバーブロック2を一種類の樹脂モー
ルド型で成形することが可能となり、これにより、低コ
ストにて機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロ
ックを製造することができるようになるという効果が得
られる。
【0024】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する、なお、この他の実施の形態の説明にあたって
は、前記発明の実施の形態1と同様の部分はその図示お
よび説明を省略し、もしくは同様の構成部分には同一の
符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説
明する。
【0025】(発明の実施の形態2)この発明の実施の
形態2の圧力制御用モジュレータは、機電一体タイプお
よび機電別体タイプの配電パターンとして、前記発明の
実施の形態1における機電一体タイプの配電パターン2
5のみを用いるようにしたものであり、まず、本発明の
実施の形態2の圧力制御用モジュレータの構成を図面に
基づいて説明する。
【0026】図7は本発明の実施の形態2のABSユニ
ットにおける機電一体タイプおよび機電別体タイプの圧
力制御用モジュレータにおけるカバーブロック部を示す
縦断正面図、図8は図7の IIX−IIX 線における縦断側
面図、図9は機電別体タイプの圧力制御用モジュレータ
における電気回路図、図10は同電気回路部のブロック
図((a)は機電一体タイプ、(b)は機電別体タイ
プ)を示す。
【0027】即ち、この発明の実施の形態2の圧力制御
用モジュレータは、機電一体タイプおよび機電別体タイ
プの配電パターンとして、前記発明の実施の形態1にお
ける機電一体タイプの配電パターン25のみを用い、機
電別体タイプの場合においては、機電一体タイプの場合
にコントローラ基板3を組み込むための窪み部28に、
該コントローラ基板3に代えて、配電パターン25にお
ける各電気回路側端子25aと各外部コネクタ側端子2
5bとの間を直結する配電パターンを樹脂モールドした
プリント基板(回路接続部材)4を組み込むと共に、該
プリント基板4の両側縁部に形成された各端子を配電パ
ターン25における両各端子25a、25bにハンダ付
け等により接続することにより、配電パターン25への
プリント基板4の組み付けを行うように構成されたもの
である。
【0028】従って、この発明の実施の形態2の圧力制
御用モジュレータによれば、機電一体タイプと機電別体
タイプのカバーブロック2を一種類の樹脂モールド型で
成形することが可能になると共に、配電パターン25も
共通化され、これにより、さらに低コストにて機電一体
タイプと機電別体タイプのカバーブロック2を製造する
ことができるようになるという効果が得られる。
【0029】(発明の実施の形態3)この発明の実施の
形態3の圧力制御用モジュレータは、機電一体タイプお
よび機電別体タイプの配電パターンが、機電別体タイプ
用のパターンに形成されていて、該配電パターン29に
おけるコントローラ基板3との接続回路部分を事後的に
打ち抜きにより切断することで機電一体タイプにも対応
可能に構成されたものであり、まず、本発明の実施の形
態3の圧力制御用モジュレータの構成を図面に基づいて
説明する。
【0030】図11は本発明の実施の形態3のABSユ
ニットにおける圧力制御用モジュレータの電気回路図
((a)は機電一体タイプ、(b)は機電別体タイ
プ)、図12は配電パターンにおけるコントローラ基板
との接続回路部分を示す要部拡大斜視図((a)は機電
一体タイプ、(b)は機電別体タイプ)を示す。
【0031】即ち、この発明の実施の形態3の圧力制御
用モジュレータは、その配電パターン29が、前記発明
の実施の形態1における機電別体タイプ用の配電パター
ン26(図6の(b))とほぼ同様に形成されている
が、この発明の実施の形態3では、該配電パターン29
におけるコントローラ基板3との接続回路部分に、L字
状の分岐パターン29aが形成されていて、機電一体タ
イプの場合においては、(図12の(a))に示すよう
に、配電パターン29におけるL字状の分岐パターン2
9aの先端片と並行する部分をパンチ抜きすることによ
り回路を切断し、この切断された回路の一方の端部とL
字状の分岐パターン29aの先端部を、前記窪み部28
に組み込んだコントローラ基板3の端子にワイヤボンデ
ィング等の電気接続手段30、31でそれぞれ接続する
ことにより、機電一体タイプにも対応可能に構成された
ものである。
【0032】従って、この発明の実施の形態3の圧力制
御用モジュレータによれば、機電一体タイプと機電別体
タイプのカバーブロック2を一種類の樹脂モールド型で
成形することが可能になると共に、配電パターンも共通
化され、これにより、さらに低コストにて機電一体タイ
プと機電別体タイプのカバーブロック2を製造すること
ができるようになるという効果が得られる。
【0033】以上、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明してきたが、具体的な構成はこれらの発明の実施
の形態に限られるものではない。例えば、発明の実施の
形態では、ABSシステムにおいて用いられる圧力制御
用モジュレータに本発明を適用した例を示したが、その
他のシステムにおける圧力制御用モジュレータにも本発
明を適用することができる。
【0034】また、発明の実施の形態2では、前記回路
接続部材として、配電パターンを樹脂モールドしたプリ
ント基板4を用いたが、その他、配線パターンを樹脂モ
ールドしたプレートで構成したり、配電パターンにおけ
る各電気回路側端子と各外部コネクタ側端子との間を直
結する金属板材もしくは金属線材で構成するようにして
もよい。
【0035】また、発明の実施の形態3では、配電パタ
ーン29におけるコントローラ基板3との接続回路部分
に、L字状の分岐パターン29aを形成し、機電一体タ
イプの場合においては、配電パターン29におけるL字
状の分岐パターン29aの先端片と並行する部分をパン
チ抜きすることにより回路を切断するようにしたが、図
13の(b)に示すように、配電パターン29における
コントローラ基板3との接続回路部分にクランク部29
bを形成し、機電一体タイプの場合においては、配電パ
ターン29におけるクランク部29bをパンチ抜きする
ことにより回路を切断するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明請求
項1記載の圧力制御用モジュレータでは、カバーブロッ
ク内にコントローラ基板を一体に組み込むためのスペー
スを確保すると共に、このスペース確保のために配電パ
ターンをインサート成形する樹脂成形部が屈曲形成さ
れ、前記機電一体タイプと機電別体タイプの両配電パタ
ーンが、少なくとも樹脂成形部の屈曲形状に沿った平面
折り曲げ形状において同一に形成されている手段とした
ことで、機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロ
ックを一種類の樹脂モールド型で成形することが可能と
なり、これにより、低コストにて機電一体タイプと機電
別体タイプのカバーブロックを製造することができるよ
うになるという効果が得られる。
【0037】請求項2記載の圧力制御用モジュレータで
は、カバーブロック内にコントローラ基板を一体に組み
込むためのスペースを確保すると共に、このスペース確
保のために配電パターンをインサート成形する樹脂成形
部が屈曲形成され、前記配電パターンが、前記スペース
内に組み込まれるコントローラ基板の端子への接続を可
能とする電気回路側端子およびコネクタ側端子を備えた
パターンに形成され、前記コントローラ基板を組み込む
ためのスペースに、前記配電パターンにおける各電気回
路側端子と各外部コネクタ側端子との間を直結する手段
を備えた回路接続部材を組み込むことにより機電別体タ
イプにも対応可能に形成されている手段としたことで、
機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロックを一
種類の樹脂モールド型で成形することが可能になると共
に、配電パターンも共通化され、これにより、低コスト
にて機電一体タイプと機電別体タイプのカバーブロック
を製造することができるようになるという効果が得られ
る。
【0038】請求項6記載の圧力制御用モジュレータで
は、カバーブロック内にコントローラ基板を一体に組み
込むためのスペースを確保すると共に、このスペース確
保のために配電パターンをインサート成形する樹脂成形
部が屈曲形成され、前記配電パターンが機電別体タイプ
用のパターンに形成されていて該配電パターンにおける
コントローラ基板との接続回路部分を事後的に打ち抜き
により切断し、この切断された回路の両端部を前記スペ
ースに組み込んだコントローラ基板の端子に接続するこ
とにより、機電一体タイプにも対応可能に構成されてい
る手段としたことで、機電一体タイプと機電別体タイプ
のカバーブロックを一種類の樹脂モールド型で成形する
ことが可能になると共に、配電パターンも共通化され、
これにより、低コストにて機電一体タイプと機電別体タ
イプのカバーブロックを製造することができるようにな
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のABSユニットにおけ
る機電一体タイプの圧力制御用モジュレータのメカ部と
電気部を内蔵したカバーブロック部とを分割した状態の
一部縦断正面図である。
【図2】図1のII−II線における縦断側面図である。
【図3】同圧力制御用モジュレータにおけるカバーブロ
ック部の平面図である。
【図4】同ABSユニットにおける機電別体タイプの圧
力制御用モジュレータのメカ部とカバーブロック部とを
分割した状態の一部縦断正面図である。
【図5】同圧力制御用モジュレータにおけるカバーブロ
ック部の平面図である。
【図6】同ABSユニットにおける圧力制御用モジュレ
ータの電気回路図((a)は機電一体タイプ、(b)は
機電別体タイプ)である。
【図7】本発明の実施の形態2のABSユニットにおけ
る機電一体タイプおよび機電別体タイプの圧力制御用モ
ジュレータにおけるカバーブロック部を示す縦断正面図
である。
【図8】図7の IIX−IIX 線における縦断側面図であ
る。
【図9】同ABSユニットにおける機電別体タイプの圧
力制御用モジュレータにおける電気回路図である。
【図10】同圧力制御用モジュレータにおける電気回路
部のブロック図((a)は機電一体タイプ、(b)は機
電別体タイプ)である。
【図11】本発明の実施の形態3のABSユニットにお
ける圧力制御用モジュレータの電気回路図((a)は機
電一体タイプ、(b)は機電別体タイプ)である。
【図12】同配電パターンにおけるコントローラ基板と
の接続回路部分を示す要部拡大斜視図((a)は機電一
体タイプ、(b)は機電別体タイプ)である。
【図13】同配電パターンにおけるコントローラ基板と
の接続回路部分の他の例を示す要部拡大斜視図((a)
は機電一体タイプ、(b)は機電別体タイプ)である。
【符号の説明】
1 メカ部 2 カバーブロック 3 コントローラ基板 4 プリント基板(回路接続部材) 11 ハウジング 12a 電磁弁の弁部 12b 電磁弁の弁部 13 電動モータ 21 ケーシング 22a 電磁コイル 22b 電磁コイル 23 リレー 24 外部接続コネクタ 24a センサ入力端子 24b 入力デバイス端子 24c 電源端子 25 配電パターン 25a 電気回路側端子 25b 外部接続コネクタ側端子 26 配電パターン 27 樹脂成形部 28 窪み部(スペース) 29 配電パターン 29a 分岐パターン 29b クランク部 30 電気接続手段 31 電気接続手段 B バッテリ D 入力デバイス S 各種センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力制御ユニットにおける電磁コイル、
    リレー等の電気部品およびこれらを接続する電気回路を
    収容するカバーブロック内にコントローラ基板を一体に
    組み込んだ機電一体タイプとコントローラ基板がカバー
    ブロックとは別体に設けられていて両者間をコネクタと
    ハーネスで接続するようにした機電別体タイプとが存在
    する圧力制御用モジュレータにおいて、 前記カバーブロック内にコントローラ基板を一体に組み
    込むためのスペースを確保すると共に、このスペース確
    保のために配電パターンをインサート成形する樹脂成形
    部が屈曲形成され、 前記機電一体タイプと機電別体タイプの両配電パターン
    が、少なくとも樹脂成形部の屈曲形状に沿った平面折り
    曲げ形状において同一に形成されていることを特徴とす
    る圧力制御用モジュレータ。
  2. 【請求項2】 圧力制御ユニットにおける電磁コイル、
    リレー等の電気部品およびこれらを接続する電気回路を
    収容するカバーブロック内にコントローラ基板を一体に
    組み込んだ機電一体タイプとコントローラ基板がカバー
    ブロックとは別体に設けられていて両者間をコネクタと
    ハーネスで接続するようにした機電別体タイプとが存在
    する圧力制御用モジュレータにおいて、 前記カバーブロック内にコントローラ基板を一体に組み
    込むためのスペースを確保すると共に、このスペース確
    保のために配電パターンをインサート成形する樹脂成形
    部が屈曲形成され、 前記配電パターンが、前記スペース内に組み込まれるコ
    ントローラ基板の端子への接続を可能とする電気回路側
    端子およびコネクタ側端子を備えたパターンに形成さ
    れ、 前記コントローラ基板を組み込むためのスペースに、前
    記配電パターンにおける各電気回路側端子と各外部コネ
    クタ側端子との間を直結する手段を備えた回路接続部材
    を組み込むことにより機電別体タイプにも対応可能に形
    成されていることを特徴とする圧力制御用モジュレー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記回路接続部材が、前記配電パターン
    における各電気回路側端子と各外部コネクタ側端子との
    間を直結する配線パターンを樹脂モールドしたプレート
    で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の圧
    力制御用モジュレータ。
  4. 【請求項4】 前記回路接続部材が、前記配電パターン
    における各電気回路側端子と各外部コネクタ側端子との
    間を直結する配線パターンを備えたプリント基板で構成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の圧力制御
    用モジュレータ。
  5. 【請求項5】 前記回路接続部材が、前記配電パターン
    における各電気回路側端子と各外部コネクタ側端子との
    間を直結する金属板材もしくは金属線材で構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の圧力制御用モジュ
    レータ。
  6. 【請求項6】 圧力制御ユニットにおける電磁コイル、
    リレー等の電気部品およびこれらを接続する電気回路を
    収容するカバーブロック内にコントローラ基板を一体に
    組み込んだ機電一体タイプとコントローラ基板がカバー
    ブロックとは別体に設けられていて両者間をコネクタと
    ハーネスで接続するようにした機電別体タイプとが存在
    する圧力制御用モジュレータにおいて、 前記カバーブロック内にコントローラ基板を一体に組み
    込むためのスペースを確保すると共に、このスペース確
    保のために配電パターンをインサート成形する樹脂成形
    部が屈曲形成され、 前記配電パターンが機電別体タイプ用のパターンに形成
    されていて該配電パターンにおけるコントローラ基板と
    の接続回路部分を事後的に打ち抜きにより切断し、この
    切断された回路の両端部を前記スペースに組み込んだコ
    ントローラ基板の端子に接続することにより、機電一体
    タイプにも対応可能に構成されていることを特徴とする
    圧力制御用モジュレータ。
JP2000170526A 2000-06-07 2000-06-07 圧力制御用モジュレータ Pending JP2001347939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000170526A JP2001347939A (ja) 2000-06-07 2000-06-07 圧力制御用モジュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000170526A JP2001347939A (ja) 2000-06-07 2000-06-07 圧力制御用モジュレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001347939A true JP2001347939A (ja) 2001-12-18

Family

ID=18673229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000170526A Pending JP2001347939A (ja) 2000-06-07 2000-06-07 圧力制御用モジュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001347939A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105535A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Nissin Kogyo Co Ltd ハウジングおよびハウジングの製造方法
JP2009029239A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Nissin Kogyo Co Ltd 電子制御ユニット及び車両挙動制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105535A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Nissin Kogyo Co Ltd ハウジングおよびハウジングの製造方法
JP2009029239A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Nissin Kogyo Co Ltd 電子制御ユニット及び車両挙動制御装置
US8112196B2 (en) 2007-07-26 2012-02-07 Nissin Kogyo Co., Ltd. Electronic control unit and vehicle behavior control device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100494849B1 (ko) 전자계전장치
US9136620B2 (en) Connecting element and related fluid assembly
JP5340303B2 (ja) 接続エレメント並びに該接続エレメントを有する流体アセンブリ
JP4482500B2 (ja) スピーカ装置およびスピーカ装置の製造方法、並びにスピーカ装置用のフレーム
US5474108A (en) Electromagnetic valve unit
JP4526465B2 (ja) 電磁リレー
JPH1175341A (ja) 電気モータ用回路ユニット
CN110383401B (zh) 线圈组装体和制动控制装置
JP2001347939A (ja) 圧力制御用モジュレータ
JP2007228757A (ja) 電気接続箱
JP4213561B2 (ja) 回路板収納構造および電気接続箱
JP5281608B2 (ja) 電子制御ユニットおよび車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2006085960A (ja) 多極コネクタ及びその製造方法
JP7294281B2 (ja) 接続端子、及び電子装置
JPH1141754A (ja) 三次元立体回路体
JP4412147B2 (ja) 電気部品装置
JP6525676B2 (ja) ブレーキ制御装置用チョークコイル
JP3338980B2 (ja) 三次元立体回路体及びその中継用端子
JP4764310B2 (ja) ハウジングおよびハウジングの製造方法
JP2003031095A (ja) 電磁リレー
JP3906589B2 (ja) リレーモジュール
JP6954774B2 (ja) 制御ユニット
JP2018131187A (ja) 電気部品組立体および車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2024032507A (ja) リレーユニット
JP5531565B2 (ja) 電気接続箱及び電気接続箱の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041112

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050831

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403