JP2001347915A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP2001347915A
JP2001347915A JP2000168167A JP2000168167A JP2001347915A JP 2001347915 A JP2001347915 A JP 2001347915A JP 2000168167 A JP2000168167 A JP 2000168167A JP 2000168167 A JP2000168167 A JP 2000168167A JP 2001347915 A JP2001347915 A JP 2001347915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インフレーターを構成するインフレーター本体
とディフューザーとを簡便に組み付けることができ、か
つ、インフレーター本体を安定して支持できるエアバッ
グ装置を提供すること。 【解決手段】エアバッグ装置M1は、エアバッグ11
と、インフレーター20と、を備える。インフレーター
20は、膨張用ガスを吐出可能なガス吐出口24を先端
側に設けたインフレーター本体21と、インフレーター
本体を覆ってガス吐出口から吐出される膨張用ガスをエ
アバッグのガス流入部14へ案内するディフューザー3
8と、を備える。インフレーター20は、インフレータ
ー本体の先端側部位22におけるガス吐出口よりも元部
側の外周面25a全周を、ディフューザーの内周面40
a全周に圧接させ、かつ、インフレーター本体の元部側
部位29を、凹状部43によってディフューザーに固定
させて、組み付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開膨張可能に折
り畳まれて収納されたエアバッグと、エアバッグに膨張
用ガスを供給するためのインフレーターと、を備えたエ
アバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアバッグ装置は、展開膨張可能
に折り畳まれて収納されたエアバッグと、エアバッグに
膨張用ガスを供給するためのインフレーターと、を備え
て構成されていた。
【0003】そして、インフレーターとしては、膨張用
ガスを吐出可能なガス吐出口を外周面に配設させた円柱
状のインフレーター本体と、インフレーター本体を覆っ
てインフレーター本体から吐出される膨張用ガスをイン
フレーター本体の軸方向に沿う先端側へ流出させるよう
に配設された円筒状のディフューザーと、を備えて、構
成されるものがあった(特開平11−32153号公報
等参照)。
【0004】上記公報のインフレータでは、インフレー
ター本体とディフューザーとの組み付けが、インフレー
ター本体におけるガス吐出口より元部側の外周面に形成
された雄ねじと、ディフューザーの内周面に形成された
雌ねじと、を相互に螺合させて行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報のイ
ンフレーターの組み付けでは、インフレーター本体が、
その元部側だけをディフューザーに螺合させて、片持ち
梁状に支持されていたことから、インフレーター本体の
支持状態を安定させるために、インフレーター本体の雄
ねじとディフューザーの雌ねじの軸心長を各々長くして
いた。
【0006】また、ガス吐出口から吐出される膨張用ガ
スを螺合部位でシールする必要もあることから、インフ
レーター本体の雄ねじとディフューザーの雌ねじとの軸
心長が長く必要となっていた。
【0007】そのため、雌ねじと雄ねじとの螺合時に、
インフレーター本体とディフューザーとを相対的に長く
回転させることとなって、手間がかかり、インフレータ
ー本体とディフューザーとの組付作業性が悪かった。
【0008】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、インフレーターを構成するインフレーター本体とデ
ィフューザーとを簡便に組み付けることができ、かつ、
インフレーター本体を安定して支持できるエアバッグ装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置は、折り畳まれて収納され、展開膨張可能なエアバ
ッグと、該エアバッグに設けられた筒状のガス流入部を
連結させて、前記エアバッグに膨張用ガスを供給するシ
リンダタイプのインフレーターと、を備えて構成される
エアバッグ装置であって、前記インフレーターが、膨張
用ガスを吐出可能なガス吐出口を先端側に設けた略円柱
状のインフレーター本体と、該インフレーター本体を覆
って前記ガス吐出口から吐出される膨張用ガスを前記ガ
ス流入部へ案内する略円筒状のディフューザーと、を備
えて構成され、前記インフレーター本体と前記ディフュ
ーザーとが、前記インフレーター本体の先端側部位にお
ける前記ガス吐出口よりも元部側の外周面全周を、前記
ディフューザーの内周面全周に圧接させ、かつ、前記イ
ンフレーター本体の元部側部位を、固定手段によって前
記ディフューザーに固定させて、組み付けられているこ
とを特徴とする。
【0010】圧接させる前記インフレーター本体の外周
面と前記ディフューザーの内周面とは、前記インフレー
ター本体の先端側へ縮径するテーパ面とすることが望ま
しい。
【0011】また、前記ディフューザーには、前記イン
フレーターを車両に取り付けるための取付部を設けるこ
とが望ましい。
【0012】さらに、前記固定手段は、前記ディフュー
ザー元部側に設けられて塑性変形させる部位によって、
構成することが望ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るエアバッグ装置では、イン
フレーターの組付時、インフレーター本体の先端側部位
におけるガス吐出口よりも元部側の外周面全周を、ディ
フューザーの内周面全周に圧接させ、かつ、インフレー
ター本体の元部側部位を、固定手段によってディフュー
ザーに固定させて、インフレーター本体とディフューザ
ーとを組み付けている。
【0014】すなわち、インフレーター本体は、組付完
了後には、先端側部位と元部側部位との両端側の二箇所
でディフューザーによって支持されるため、安定してデ
ィフューザー内で支持されることとなる。
【0015】また、インフレーター本体の先端側部位を
ディフューザーに圧接させ、かつ、固定手段を使用し
て、インフレーター本体の元部側部位をディフューザー
に固定させれば、両者を組み付けることができることか
ら、従来のように、相対的にインフレーター本体とディ
フューザーとを長く回転させなくとも良く、両者を簡便
に組み付けることができる。
【0016】したがって、本発明に係るエアバッグ装置
では、インフレーターを構成するインフレーター本体と
ディフューザーとを簡便に組み付けることができ、ま
た、インフレーター本体を安定して支持することができ
る。
【0017】勿論、組付完了時、インフレーター本体の
先端側部位におけるガス吐出口よりも元部側の外周面全
周がディフューザーの内周面全周に圧接されることか
ら、ガス吐出口からの膨張用ガスは、圧接部位よりイン
フレーター本体の元部側には漏れず、膨張用ガスのシー
ル性を確保することもできる。
【0018】そして、圧接させるインフレーター本体の
外周面とディフューザーの内周面とを、インフレーター
本体の先端側へ縮径するテーパ面とすれば、インフレー
ター本体をディフューザーの元部側から先端側に押し込
むだけで、インフレーター本体の先端側部位を容易にデ
ィフューザーに対して圧接させることができることか
ら、インフレーター本体とディフューザーとの組付作業
性を、一層、良好にすることができる。
【0019】また、インフレーターを車両に取り付ける
ための取付部を、ディフューザーに設ければ、エアバッ
グ装置の構成部品点数を少なくできて、エアバッグ装置
の車両への取付作業性を向上させることができる。
【0020】ちなみに、相対的な回転を伴う螺合による
従来のインフレーターの組み付けでは、インフレーター
本体とディフューザーとの周方向に沿った相対的な角度
位置を常に一定とすることが困難であった。そのため、
インフレーター本体への作動用リード線の結線方向が、
インフレーター本体周方向で、車両に対して一定方向に
設定されていると、インフレーター本体を組み付けたデ
ィフューザーを、車両に取付固定する際、ディフューザ
ーと別体の取付ブラケット等の取付部材を別途準備しな
ければならなかった。そして、従来では、インフレータ
ー本体とディフューザーとの組付完了後、ディフューザ
ーの周方向の角度位置ではなく、インフレーター本体の
周方向の角度を考慮しつつ、ディフューザーに対する角
度位置を調整して、取付部材をディフューザーに対して
組み付け、そして、その取付部材を車両に取付固定して
いた。
【0021】しかし、本発明に係るエアバッグ装置のイ
ンフレーターでは、単に、インフレーター本体の先端側
部位の外周面をディフューザーの内周面に圧接させ、か
つ、インフレーター本体の元部側部位を固定手段によっ
てディフューザーに固定させて、両者を組み付けるもの
であり、インフレーター本体への作動用リード線の結線
方向が、インフレーター本体周方向で、車両に対して一
定方向に設定されていても、取付部を備えたディフュー
ザーに対して、インフレーター本体を、周方向の所定角
度で組み付ければ、その後は、取付部を車両に取り付け
るだけで、作動用リード線の結線方向を所定方向にした
状態で、簡単にインフレーターを車両に取り付けること
が可能となり、インフレーターを含めたエアバッグ装置
の車両への取付作業性を著しく向上させることができ
る。
【0022】さらに、固定手段を、ディフューザー元部
側に設けられて塑性変形させる部位によって、構成すれ
ば、単に、かしめ等の塑性加工だけで、別部材を用いる
ことなく、インフレーター本体の元部側部位をディフュ
ーザーに固定させることができ、インフレーター本体と
ディフューザーとの組付作業を一層簡便に行うことがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】第1実施形態のエアバッグ装置M1は、頭
部保護用として用いられるものであり、図1に示すよう
に、車内側におけるドア開口Wの周縁のフロントピラー
部PFからルーフサイドレール部Rの後部側まで折り畳
まれて収納されたエアバッグ11を配設させて、構成さ
れている。このエアバッグ装置M1は、エアバッグ11
の他に、エアバッグ11に膨張用ガスを供給するインフ
レーター20と、折り畳まれたエアバッグ11を覆うエ
アバッグカバー6と、を備えて構成されている。
【0025】エアバッグカバー6は、フロントピラー部
PFのピラーガーニッシュ7と、ルーフヘッドライニン
グ4の下縁4aと、から構成され、エアバッグ11の展
開膨張時、ピラーガーニッシュ7とルーフヘッドライニ
ング4の下縁7a・4aが、エアバッグ11に押されて
車内側に開くこととなる。
【0026】エアバッグ11は、膨張用ガスを流入させ
て展開膨張張して開口Wを覆うエアバッグ本体12と、
インフレーター20に連結されてエアバッグ本体12に
膨張用ガスを流入させる略円筒状のガス流入部14と、
エアバッグ11の上縁側に配置される複数の取付部13
と、を備えて構成されている。なお、エアバッグ11
は、可撓性を有するように、ポリアミド糸等を使用した
袋織りで織成され、また、ガス流入部14内には、耐熱
性を向上させるために、袋織りで織成された長短のイン
ナチューブ(図示を省略)が配設されている。
【0027】各取付部13には、図1に示すように、フ
ロントピラー部PFからルーフサイドレール部Rにおけ
るボディ1側のインナパネル3にボルト16止めされる
取付ブラケット15が、取り付けられている。なお、各
取付ブラケット15には、ボルト16止めされる前に、
インナパネル3に設けられた図示しない係止孔に係止さ
せて、各取付ブラケット15を仮止めできるように、フ
ック(図符号省略)が形成されている。
【0028】ガス流入部14は、図1〜3に示すよう
に、インフレーター20の後述するディフューザー38
に対して、クランプ18を利用して、連結されている。
クランプ18は、図5に示すように、板金製として、両
端を離した略リング状の挟持部18aと、内周面を挟持
部18aの外周面に溶接させるとともに両端を離した略
リング状の塑性変形部18bと、を備えて構成されてい
る。塑性変形部18bの周方向に沿った略中央には、断
面コ字形に屈曲されたつまみ部18cが形成されてい
る。そして、ディフューザー38の周囲に、エアバッグ
11のガス流入部14を外装させ、さらに、その周囲に
クランプ18を外装して、つまみ部18cを摘んで、挟
持部18aを縮径させることにより、ガス流入部14を
ディフューザー38に連結させている。
【0029】インフレーター20は、図1〜4に示すよ
うに、略円柱状のインフレーター本体21と、略円筒状
のディフューザー38と、を備えて構成され、フロント
ピラー部PFの下方におけるボディ1側のサイドパネル
2に配設されている。
【0030】インフレーター本体21は、図3に示すよ
うに、元部側に、作動用リード線34を結線させて、リ
ード線34を介して入力される作動用信号によって、膨
張用ガスをガス吐出口24から吐出させるように構成さ
れている。そして、インフレーター本体24は、エアバ
ッグ11のガス流入部14側となる先端側部位22と、
リード線34側の元部側部位29と、を備えて構成され
ている。
【0031】先端側部位22は、複数のガス吐出口24
を開口させた略円柱状の頭部23と、頭部23から円錐
台形状に元部側に向かって拡径する圧接部25と、を備
えて構成されている。そして、圧接部25の外周面は、
インフレーター本体21の先端側に向って縮径されるテ
ーパ面25aとしている。元部側部位29は、円柱状の
胴部27から元部側方向へ円錐台形状に縮径する縮径部
30と、端面32a側にリード線34のコネクタ34b
を結合させる略円柱状のコネクタ部32と、を備えて構
成され、さらに、コネクタ部32の縮径部30側には周
方向の全周に突出する段差部31が配設されて、構成さ
れている。コネクタ部32の端面32aには、リード線
34の結線方向が一定方向となるように、図示しない接
続口が開口され、この図示しない接続口は、実施形態の
場合、図1に示すように、インフレーター20がボディ
1のサイドパネル2に適切に固定された際、インフレー
ター20から下方へリード線本体34aが延びるよう
に、設定されている。
【0032】ディフューザー38は、図2・3に示すよ
うに、板金製として、インフレーター本体21より大き
な内径寸法を備えた略円筒形状とし、インフレーター本
体21と同心状としてインフレーター本体21を覆って
いる。ディフューザー38は、先端に配置されてガス流
入部14と連結される円筒状の連結部39と、連結部3
9から円錐台形状に拡径する圧接部40と、圧接部40
から元部側方向へ円筒状に延びる胴部41と、元部端側
に配置される固定部42と、を備えて構成されている。
圧接部40の内周面は、インフレーター本体21の圧接
部25におけるテーパ面26の外縁側全周に、圧接可能
なテーパ面40aとしている。
【0033】固定部42は、断面U字状に湾曲した凹状
部43を備えて構成され、凹状部43の内周面43a
は、インフレーター本体21の段差部31における元部
側の面31aとコネクタ部32の外周面32b全周に当
接している。実施形態の場合、この凹状部43は、イン
フレーター本体21をディフューザー38に固定する固
定手段を構成しており、かしめ加工による塑性変形によ
り形成されている。
【0034】そして、圧接部40のテーパ面40aが、
インフレーター本体21における圧接部25のテーパ面
25aに圧接され、凹状部43の内周面43aが、イン
フレーター本体21の段差部31における元部側の面3
1aとコネクタ部32の外周面32b全周とに当接して
いることにより、インフレーター本体21がディフュー
ザー38に支持固定されて、インフレーター本体21と
ディフューザー38とが組み付けられている。
【0035】なお、インフレーター本体21の支持状態
を詳しく述べると、先端側に縮径したテーパ面25aが
ディフューザー圧接部40のテーパ面40aに圧接し、
段差部31の元部側面31aがディフューザー固定部4
2の凹状部内周面43aに当接することにより、インフ
レーター本体21は、軸方向に沿う移動が規制されるこ
ととなる。また、先端側部位22のテーパ面25aが、
その周方向で、ディフューザー圧接部40のテーパ面4
0aに包まれるように支持され、かつ、元部側部位29
のコネクタ部外周面32bが、その周方向で、ディフュ
ーザー固定部42の凹状部内周面43aに包まれるよう
に支持されることにより、インフレーター本体21は、
その軸直交方向への移動が規制されることとなり、その
結果、インフレーター本体21が、ディフューザー38
内で安定した状態で固定支持されている。
【0036】また、ディフューザー38の胴部41に
は、図2・4に示すように、インフレーター20をサイ
ドパネル2に固定する取付部としての取付ブラケット4
4が、ディフューザー38の軸方向に沿う二箇所に、設
けられている。取付ブラケット44は、曲げ加工された
板金から形成されて、胴部41の外周面に溶接された略
円弧状の連結部44aと、連結部44aの一端からディ
フューザー38の半径方向外方へ延びる略板状の取付基
部44bと、を備えて構成されている。各取付基部44
bには、取付孔44cが形成され、取付孔44cを挿通
してボディ1のサイドパネル2に締め付けられる取付ボ
ルト46により、各取付ブラケット44がサイドパネル
2に固定されることとなる。なお、サイドパネル2に
は、各取付ボルト46を螺合させるためのナット2a
が、固着されている。
【0037】次に、エアバッグ装置M1の組み付けと車
両への装着とを説明する。まず、折り畳んだエアバッグ
11と組み付けたインフレーター20とを準備してお
く。エアバッグ11の折り畳みは、平らに展開した状態
の上縁側に下縁側を接近させるように、蛇腹折りして折
り畳む。そして、折り崩れしないように、適宜、破断可
能なテープ材でくるみ、さらに、各取付部13に取付ブ
ラケット15を取り付けておく。
【0038】また、インフレーター20の組み付けは、
図6のAに示すように、予め、塑性変形部位としての凹
状部43を形成する前の状態のディフューザー38、す
なわち、ディフューザー素材36を用意しておく、この
ディフューザー素材36には、取付ブラケット44・4
4が固着されている。
【0039】そして、まず、図6のAに示すように、デ
ィフューザー素材36の元部側から先端側の連結部39
側へ、インフレーター本体21をディフューザー素材3
6内へ挿入し、インフレーター本体21の先端側部位の
テーパ面25a全周をディフューザー素材36における
圧接部40のテーパ面40a全周に圧接させる。
【0040】なお、この挿入作業時には、インフレータ
ー本体21とディフューザー素材36とを相対的に回転
させる螺合組付を行なわないことから、取付ブラケット
44を備えたディフューザー素材36とインフレーター
本体21との周方向に沿った相対的な角度位置を所望の
状態とすることができる。そして、仮に、この相対的な
角度位置に位置ずれを生じていたとしても、インフレー
ター本体21はディフューザー素材36の軸心回りに回
動できるため、この相対的な角度位置を的確な角度位置
に修正することが容易に行なえる。
【0041】その後、図6のBに示すように、テーパ面
25aをテーパ面40aに圧接させた状態で、ディフュ
ーザー素材36の塑性変形部位43をかしめて、その部
位の内・外径を絞り込み、内周面43aをインフレータ
ー本体21の段差部31における元部側面31aとコネ
クタ部32の外周面32bとに当接させれば、ディフュ
ーザー38が形成され、かつ、インフレーター本体21
とディフューザー38とが組み付けられることとなる。
【0042】次いで、コネクタ34bを図示しない接続
口に結合させて、インフレーター本体21のコネクタ部
32にリード線34を結線する。このとき、インフレー
ター本体21とディフューザー38との周方向に沿った
相対的な角度位置が所望状態となっているため、リード
線34の結線方向を所望の方向(実施形態では、ディフ
ューザー胴部41から取付ブラケット取付基部44bが
突出する方向に沿う方向)に向けることができる。
【0043】その後、図6のCに示すように、ディフュ
ーザー38の連結部39に、ガス流入部14を外装させ
る。なお、クランプ18は、予め、ガス流入部14に外
装させておく。
【0044】ついで、図6のDに示すように、連結部3
9を外装したガス流入部14の周囲に、クランプ18を
外装して、このクランプ18を縮径させ、ディフューザ
ー連結部39にガス流入部14を連結させて、エアバッ
グ11とインフレーター20とを組み付けたエアバッグ
組付体Uを形成する。
【0045】そして、このエアバッグ組付体Uを、サイ
ドパネル2とインナパネル3とにボルト46・16止め
し、さらに、エアバッグカバー6を配設させれば、エア
バッグ装置M1を車両に装着することができる。
【0046】車両へのエアバッグ装置M1の装着後、所
定の信号がリード線34を経てインフレーター20に入
力されれば、インフレーター20のガス吐出口24から
膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスがガス流入部14を
経てエアバッグ本体12に供給され、エアバッグ本体1
2が、図1の二点鎖線に示すように、大きく展開膨張す
ることになる。
【0047】そして、実施形態のエアバッグ装置M1の
インフレーター20では、組付時、インフレーター本体
21の先端側部位22におけるガス吐出口24よりも元
部側の外周面25a全周を、ディフューザー38の内周
面40a全周に圧接させ、かつ、インフレーター本体2
1の元部側部位29を、固定手段43によってディフュ
ーザー38に固定させて、インフレーター本体21とデ
ィフューザー38とを組み付けている。
【0048】すなわち、インフレーター本体21は、組
付完了後には、先端側部位22(圧接部25)と元部側
部位29(段差部31・コネクタ部32)との両端側の
二箇所でディフューザー38によって支持されるため、
安定してディフューザー38内で支持されることとな
る。
【0049】また、インフレーター本体21の先端側部
位22における圧接部25をディフューザー38の圧接
部40に圧接させ、かつ、固定手段43を使用して、イ
ンフレーター本体21の元部側部位20(段差部31・
コネクタ部32)をディフューザー38に固定させれ
ば、インフレーター20を組み付けることができること
から、従来のように、相対的にインフレーター本体とデ
ィフューザーとを長く回転させなくとも良く、両者を簡
便に組み付けることができる。
【0050】したがって、第1実施形態のエアバッグ装
置M1では、インフレーター20を構成するインフレー
ター本体21とディフューザー38とを簡便に組み付け
ることができ、また、インフレーター本体21を安定し
て支持することができる。
【0051】勿論、組付完了時、インフレーター本体2
1の先端側部位22におけるガス吐出口24よりも元部
側の外周面25a全周がディフューザー38の内周面4
0a全周に圧接されることから、ガス吐出口24からの
膨張用ガスは、圧接部位よりインフレーター本体21の
元部側には漏れず、膨張用ガスのシール性を確保するこ
ともできる。
【0052】そして、第1実施形態では、圧接させるイ
ンフレーター本体21の外周面とディフューザー38の
内周面とを、インフレーター本体21の先端側へ縮径す
るテーパ面25a・40aとしており、インフレーター
本体21をディフューザー38の元部側から先端側に押
し込むだけで、インフレーター本体21の先端側部位2
2における圧接部25を容易にディフューザー圧接部4
0に対して圧接させることができることから、インフレ
ーター本体21とディフューザー38との組付作業性
が、一層、良好となる。
【0053】また、第1実施形態では、インフレーター
20を車両に取り付けるための取付ブラケット44が、
ディフューザー38に設けられており、エアバッグ装置
M1の構成部品点数を少なくできて、エアバッグ装置M
1の車両への取付作業性を向上させることができる。
【0054】さらに、第1実施形態では、インフレータ
ー本体21をディフューザー38に固定する固定手段
を、ディフューザー38の元部側に設けた塑性変形部位
43によって構成しており、組付時、単に、かしめの塑
性加工だけで、別部材を用いることなく、インフレータ
ー本体21の元部側部位29をディフューザー38に固
定させることができ、インフレーター本体21とディフ
ューザー38との組付作業が一層簡便に行なえる。
【0055】なお、第1実施形態では、インフレーター
20を車両に取り付ける取付部としての取付ブラケット
50を、ディフューザー38の胴部41に、溶接して一
体化させているが、ねじ・リベット・接着剤を使用して
一体化させても良く、さらに、ディフューザー胴部41
等の形成部位から、一体的に突出させて形成しても良
い。
【0056】また、ディフューザー38に、固定部42
としての塑性変形部位43を設ける場合、圧接部25・
55の面25a・55aでシール性を確保されているた
め、その部位でのインフレーター本体21とのシール性
は不要であり、塑性変形部位43は、インフレーター本
体21の外周面全周に当接させなくとも良い。
【0057】次に、図7を示す第2実施形態のエアバッ
グ装置M2について説明する。このエアバッグ装置M2
は、インフレーター50に構造上の差異が存在する点を
除き、第1実施形態のエアバッグ装置M1と同様に構成
されている。
【0058】このインフレーター50は、略円柱状のイ
ンフレーター本体51と、略円筒状のディフューザー6
8と、固定手段としてのねじ部材73と、を備えて構成
され、さらに、第1実施形態と同様に、クランプ18を
使用して、ディフューザー68の先端外周にエアバッグ
11のガス流入部14を連結させた状態で、取付ブラケ
ット44をボルト46止めされて、ボディに取り付けら
れている。
【0059】インフレーター本体51は、長い円柱状の
胴部57の先端面に小径の円柱状の頭部53を配設させ
た形状として構成され、先端側部位52が、頭部53
と、頭部53より元部側に配置された胴部57における
先端側の圧接部55と、から構成され、インフレーター
本体51の元部側部位59が、リード線34を結線させ
るコネクタ部62として、胴部57の元部側に配設され
ている。頭部53には、膨張用ガスを吐出させる複数の
ガス吐出口54が形成されている。そして、インフレー
ター本体51は、圧接部55における胴部57の先端面
側の面を、ディフューザー68に圧接させる外周面55
aの部位としている。また、コネクタ部62の端面62
aの中央には、リード線34の結線方向が一定方向とな
るように、図示しない接続口が開口されている。
【0060】ディフューザー68は、インフレーター本
体51の外径よりも、大きな内径を備えた略円筒形状と
し、インフレーター本体51と同心状として、インフレ
ーター本体51を覆っている。このディフューザー68
は、先端側のガス流入部14を外装させる連結部69
と、連結部69から拡径して元部側まで円筒状に延びる
胴部71とを備えて構成され、内周面には、連結部69
と胴部71との境界部位に、内周側の全周に鍔状に延び
る圧接部70が形成されている。圧接部70は、インフ
レーター本体51の頭部53を挿通可能な挿通孔70b
を中央に配置させて、元部側の面を、インフレーター本
体51における圧接部55の外周面55aが圧接させる
内周面70aの部位としている。また、胴部71の元部
側端における外周面には、固定部72としての雄ねじ7
2aが螺刻されている。
【0061】固定手段としてのねじ部材73は、円板状
の底壁部73aと、底壁部73aの周縁から円筒状に延
びる周壁部73dと、を備えて構成されている。周壁部
73aには、ディフューザー68の雄ねじ72aに螺合
する雌ねじ73eが形成されている。また、底壁部73
aは、リード線34のコネクタ34bを挿通可能な挿通
孔73bを中央に備えるとともに、雌ねじ73eを雄ね
じ72aに螺合させてねじ部材73をディフューザー固
定部72に固定させた際、インフレーター本体51のコ
ネクタ部端面62aを嵌合可能な凹部73cを備えてい
る。
【0062】第2実施形態のインフレーター50の組み
付けでは、まず、頭部53を先頭にして、ねじ部材73
を外した状態のディフューザー68の元部側から、イン
フレーター本体51を挿入し、圧接部55の外周面55
aを圧接部70の内周面70aに当接させて、さらに、
蓋体凹部73にインフレーター本体51のコネクタ部6
2を嵌めるように、雌ねじ73eを雄ねじ72aに螺合
させてねじ部材73をディフューザー固定部72に装着
する。
【0063】なお、この雌ねじ73eの雄ねじ72aへ
の螺合時、ねじ部材73でインフレーター本体51が先
端側に押圧され、圧接部55の外周面55aが圧接部7
0の内周面70aに圧接されることとなる。また、ねじ
部材73の締め付けは、インフレーター50の作動時
に、ディフューザー68からねじ部材73が単に外れな
い状態であれば良く、また、シール性も考慮しなくとも
良いことから、ねじの軸心長を短くすることができ、従
来のようなインフレーター本体とディフューザーとの長
い螺合作業に比べて、簡便に行なえる。
【0064】そして、インフレーター本体51のコネク
タ部62にリード線34を結線すれば、インフレーター
50の組み付けが完了し、その後は、第1実施形態と同
様に、エアバッグ11と連結させて、エアバッグ組付体
Uを形成し、車両に装着すれば良い。
【0065】この第2実施形態でも、インフレーター5
0を構成するインフレーター本体51とディフューザー
68とを、固定手段としてのねじ部材73を使用して、
簡便に組み付けることができ、また、先端側部位52の
圧接部55が、ディフューザー68の圧接部70に押圧
支持され、元部側部位59のコネクタ部62が、ねじ部
材73を介在させて、ディフューザー68の固定部72
に支持されることから、ディフューザー68がインフレ
ーター本体51を安定して支持することができる。
【0066】勿論、組付完了時、インフレーター本体5
1の先端側部位22におけるガス吐出口54よりも元部
側の外周面55a全周がディフューザー68の内周面7
0a全周に圧接されることから、膨張用ガスのシール性
を確保することもできて、第1実施形態と略同様な作用
・効果を得ることができる。
【0067】なお、第2実施形態では、ねじ部材73に
インフレーター本体51のコネクタ部62を嵌合させる
凹部73cを設けた場合を示したが、ねじ部材73でイ
ンフレーター51を強く押圧すれば、インフレーター本
体51が圧接部70とねじ部材73とで強く挟持される
こととなって、インフレーター本体51の軸方向に沿う
方向の移動のみならず、軸直交方向の移動も防止できる
ため、凹部73cは設けなくとも良い。
【0068】また、第2実施形態では、固定手段とし
て、ディフューザー68に螺合されるねじ部材73を例
示したが、他に、インフレーター本体51とディフュー
ザー68とに対応する締結部を設ければ、ボルト・ナッ
ト、あるいは、リベット等を固定手段として、使用して
も良い。
【0069】次に、図8を示す第3実施形態のエアバッ
グ装置M3について説明する。このエアバッグ装置M3
も、インフレーター80に構造上の差異が存在する点を
除き、第1実施形態のエアバッグ装置M1と同様に構成
されている。
【0070】このインフレーター80は、略円柱状のイ
ンフレーター本体81と、略円筒状のディフューザー9
8と、を備えて構成されるとともに、クランプ18を使
用して、ディフューザー98の先端外周にエアバッグ1
1のガス流入部14を連結させた状態で、取付ブラケッ
ト44をボルト46止めされて、ボディに取り付けられ
ている。
【0071】インフレーター本体81は、先端側部位8
2が、頭部83と、頭部83より元部側に配置された円
筒状の胴部87における先端側の圧接部85と、から構
成され、インフレーター本体81の元部側部位89が、
胴部87の元部側で凹んだ段差部91と、元部側端に配
置されて、リード線34を結線させるコネクタ部92
と、から構成されている。頭部83には、膨張用ガスを
吐出させる複数のガス吐出口84が形成されている。コ
ネクタ部92の端面92aの中央には、リード線34の
結線方向が一定方向となるように、図示しない接続口が
開口されている。
【0072】ディフューザー98は、インフレーター本
体81の外径よりも、大きな内径を備えた略円筒形状の
板金製とし、インフレーター本体81と同心状として、
インフレーター本体81を覆っている。このディフュー
ザー98は、先端側のガス流入部14を外装させる連結
部99と、連結部99から元部側まで略円筒状に延びる
胴部101と、胴部101の元部側端の固定部102
と、を備えて構成され、さらに、連結部99の元部側
に、半径方向の内方へ全周にわたって突出した断面U字
形状の圧接部100を、備えて構成されている。固定部
102は、第1実施形態の凹状部43と同様な凹状部1
03と、端面側の一つ若しくは複数の爪片104と、か
ら構成されている。なお、胴部101には、ディフュー
ザー98の軽量化のためにに、所定数の肉盗み孔101
aが形成されている。
【0073】圧接部100と固定部102の凹状部10
3とは、円筒形状の状態から、全周を絞り加工するよう
に、インフレーター80の組付時に、ディフューザー9
8(ディフューザー素材)を塑性変形させて形成されて
いる。そして、圧接部100の内周面100aは、イン
フレーター本体81の先端側部位82における圧接部8
5の外周面85a全周に圧接され、凹状部103の内周
面103aは、インフレーター本体81の段差部91に
おける元部側に空間を空けた面91aと底部外周面91
bとに当接されている。
【0074】また、爪片104は、ディフューザー98
の軸方向に沿った状態から、曲げ塑性変形されて、イン
フレーター本体81のコネクタ部端面92aに当接され
ている。
【0075】第3実施形態のインフレーター80の組み
付けでは、まず、塑性変形させていない円筒状の状態の
ディフューザー98(ディフューザー素材)の元部側か
ら、頭部83を先頭にして、インフレーター本体81を
所定位置まで挿入し、ついで、ディフューザー98の圧
接部100の配置部位で、全周を絞るようにかしめ加工
して、圧接部85の外周面85a全周に内周面100a
を圧接するように、圧接部100を形成する。また、凹
状部103の配置部位で、絞るようにかしめ加工して、
内周面103aを、インフレーター本体81の段差部9
1における元部側面91aと底部外周面91bとに当接
させるように、凹状部103を形成する。さらに、爪片
104を、折り曲げてインフレーター本体81のコネク
タ部端面92aに当接させる。
【0076】そして、インフレーター本体81のコネク
タ部92にリード線34を結線すれば、インフレーター
80の組み付けが完了し、その後は、第1実施形態と同
様に、エアバッグ11と連結させて、エアバッグ組付体
Uを形成し、車両に装着すれば良い。
【0077】この第3実施形態では、別途、固定手段を
使用せずに、インフレーター本体81をディフューザー
98に固定させており、第1実施形態と略同様な作用・
効果を得ることができる。
【0078】なお、第3実施形態では、ディフューザー
98の固定部102に、二箇所の塑性変形部位103・
104を設けたが、どちらか一方でも良い。
【0079】また、各実施形態では、頭部保護用のエア
バッグ装置M1を示したが、シートに取り付ける側突用
のエアバッグ装置等の他の態様のエアバッグ装置に対し
ても、本各発明を好適に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のエアバッグ装置を車内側から見
た正面図である。
【図2】同実施形態に使用するエアバッグ装置のインフ
レーター付近の拡大正面図である。
【図3】同実施形態に使用するエアバッグ装置のインフ
レーター付近の拡大縦断面図である。
【図4】図2のIV−IV部位の断面図である。
【図5】同実施形態に使用するクランプの斜視図であ
る。
【図6】同実施形態の組付工程を順に説明する図であ
る。
【図7】第2実施形態に使用するエアバッグ装置のイン
フレーター付近の拡大縦断面図である。
【図8】第3実施形態に使用するエアバッグ装置のイン
フレーター付近の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
11…エアバッグ、 14…ガス流入部、 20・50・80…インフレータ 21・51・81…インフレーター本体、 22・52・82…先端側部位、 24・54・84…ガス吐出口、 25a・55a・85a…(インフレーター本体側圧接
部)外周面、 29・59・89…元部側部位、 38・68・98…ディフューザー 40a・70a・100a…(ディフューザー側圧接
部)内周面、 44…(取付部)取付ブラケット、 43・103…(固定手段・塑性変形部位)凹状部、 73…(固定手段)ねじ部材、 104…(固定手段・塑性変形部位)爪片、 M1・M2・M3…エアバッグ装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳まれて収納され、展開膨張可能な
    エアバッグと、 該エアバッグに設けられた筒状のガス流入部を連結させ
    て、前記エアバッグに膨張用ガスを供給するシリンダタ
    イプのインフレーターと、 を備えて構成されるエアバッグ装置であって、 前記インフレーターが、膨張用ガスを吐出可能なガス吐
    出口を先端側に設けた略円柱状のインフレーター本体
    と、該インフレーター本体を覆って前記ガス吐出口から
    吐出される膨張用ガスを前記ガス流入部へ案内する略円
    筒状のディフューザーと、を備えて構成され、 前記インフレーター本体と前記ディフューザーとが、前
    記インフレーター本体の先端側部位における前記ガス吐
    出口よりも元部側の外周面全周を、前記ディフューザー
    の内周面全周に圧接させ、かつ、前記インフレーター本
    体の元部側部位を、固定手段によって前記ディフューザ
    ーに固定させて、組み付けられていることを特徴とする
    エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 圧接させる前記インフレーター本体の外
    周面と前記ディフューザーの内周面とが、前記インフレ
    ーター本体の先端側へ縮径するテーパ面とされているこ
    とを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記ディフューザーが、前記インフレー
    ターを車両に取り付けるための取付部を備えていること
    を特徴とする請求項1若しくは請求項2記載のエアバッ
    グ装置。
  4. 【請求項4】 前記固定手段が、前記ディフューザー元
    部側に設けられて塑性変形させる部位によって、構成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
    かに記載のエアバッグ装置。
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