JP2001347419A - 丸 鋸 - Google Patents

丸 鋸

Info

Publication number
JP2001347419A
JP2001347419A JP2000168528A JP2000168528A JP2001347419A JP 2001347419 A JP2001347419 A JP 2001347419A JP 2000168528 A JP2000168528 A JP 2000168528A JP 2000168528 A JP2000168528 A JP 2000168528A JP 2001347419 A JP2001347419 A JP 2001347419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circular saw
main body
saw
hole
circular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000168528A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Tsune
良孝 津根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUNE WAGNER CARBIDE CO Ltd
Original Assignee
TSUNE WAGNER CARBIDE CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUNE WAGNER CARBIDE CO Ltd filed Critical TSUNE WAGNER CARBIDE CO Ltd
Priority to JP2000168528A priority Critical patent/JP2001347419A/ja
Publication of JP2001347419A publication Critical patent/JP2001347419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断中に刃先部で発生した摩擦熱、及び丸
鋸本体と振れ止めブロックとの接触によって発生する摩
擦熱を外部に発散させ、それにより丸鋸本体の熱膨張を
抑えて精度を維持することのできる丸鋸を提供する。 【解決手段】 丸鋸本体2の外周部側にあって丸鋸1使
用時に鋸フレーム8に設けられた振れ止めブロック1
6,17,18,19と隣接する位置に、所要形状の貫
通孔5が丸鋸本体2周方向に沿って一定ピッチ又は不定
ピッチで形成されてなることを特徴とする丸鋸1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材の切断に使
用される丸鋸に関し、特に、回転切断中に丸鋸本体に発
生する高温の摩擦熱を外部へ発散させることのできる丸
鋸に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】丸鋸は、回転切断中に丸鋸
本体外周縁部の刃先に高温の摩擦熱が発生し、丸鋸本体
の中心部側へ伝導する。この摩擦熱が放熱されずに丸鋸
本体に留まると、丸鋸本体の外周部側が膨張して熱変形
を生じ、切断精度を低下させることになる。また、切断
加工中にはクーラントを供給するが、超硬チップ付き鋸
歯の場合は、切断中に加熱した超硬チップを急激に冷却
すると、超硬チップが破損するため、クーラントの流量
を極力少なくして刃先部の冷却を抑えるようにしてお
り、これがために特に超硬チップ付き鋸歯を有する丸鋸
では、切断中に発生した高温の熱が丸鋸本体に残り易く
なる。
【0003】また超硬チップ付き鋸歯を有する丸鋸で
は、切断速度が100m/min程度と非常に高く、切
断中に可なりの振動を生じることから、丸鋸を取り付け
る鋸フレーム側には丸鋸本体の振動を抑える振れ止め手
段が設けられている。この振れ止め手段は、丸鋸本体の
周辺部をその両側から挟むように対向配設された両側一
対の振れ止めブロックからなるもので、各振れ止めブロ
ックは、台板とこれの内面に固着されたチップとで構成
され、チップと丸鋸本体との間には微小隙間が形成され
るが、丸鋸本体がチップと接触することによって摩擦熱
を発生し、この摩擦熱も、丸鋸本体の刃先部で発生する
摩擦熱と同様に丸鋸本体に留まることになる。
【0004】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、切断中に刃先部で発生する高温の摩擦熱、
及び丸鋸本体と振れ止めブロックとの接触によって発生
する摩擦熱を外部に発散させ、それにより丸鋸本体の熱
膨張を抑えて精度を維持することのできる丸鋸を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の丸
鋸は、丸鋸本体2の外周部側にあって丸鋸1使用時に鋸
フレーム8に設けられた振れ止めブロック16,17,
18,19と隣接する位置に、所要形状の貫通孔5が丸
鋸本体2周方向に沿って一定ピッチ又は不定ピッチで形
成されてなることを特徴とする。
【0006】請求項2は、請求項1に記載の丸鋸におい
て、各貫通孔5は、丸鋸回転方向に対し上り傾斜となる
ような長孔からなることを特徴とする。この長孔は、直
線状に長い孔に限らず、円弧状に長い孔も含むものとす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る丸鋸1を示
す正面図、図2の(A)は、図1に示す丸鋸1の一部拡
大正面図、(B)は(A)のX−X線断面図である。こ
の丸鋸1は、例えば直径250mm、厚さ1.7mmの
丸鋸本体2を有し、丸鋸本体2の外周縁に72個の超硬
チップ3付き鋸歯4が形成されている。そして、この丸
鋸本体2の外周部側には、丸鋸使用時に後述する鋸フレ
ーム8に設けられた振れ止め手段10,11の振れ止め
ブロック16,17,18,19と隣接する位置に、複
数の貫通孔5が丸鋸本体2周方向に沿って一定ピッチで
形成されている。
【0008】各貫通孔5は、図1の矢印Rで示す丸鋸1
の回転方向に対し夫々上り傾斜となるような長孔からな
るもので、その寸法を例示すれば、孔5の長さが26m
m、孔5の幅が5mmとなっている。もちろん、このよ
うな長孔からなる貫通孔5に限るものではなく、円弧状
や円形などの貫通孔としてもよい。また、上記長孔は、
直線状に長い孔に限らず、円弧状に長い孔も含む。尚、
丸鋸本体2の中央部には丸鋸切断機の回転軸に通す孔2
4が設けられると共に、この孔24の近傍に鋸取付孔2
5が設けられている。
【0009】図4は、本発明に係る丸鋸1を取り付けた
丸鋸切断機の概略側面図、図5は、図4のY−Y線断面
図である。これらの図において6は、被切断材Wを丸鋸
1による切断位置Pの前後で把持する主バイス機構で、
固定バイスジョー7a、可動バイスジョー7b、及び可
動バイスジョー7bを固定バイスジョー7aに対し開閉
駆動する油圧シリンダ(図示せず)からなる。被切断材
Wを把持してこれを切断位置Pに対し搬送する送材バイ
ス機構については省略する。丸鋸1は、揺動形の鋸フレ
ーム8に装備され、この鋸フレーム8は、枢軸9を中心
に揺動可能であって、遊端部側に取り付けられた丸鋸1
を、主バイス機構6により把持された被切断材Wに対し
進退移動させるようになっている。
【0010】また図4及び図5において、10及び11
はそれぞれ鋸フレーム8に設けられた振れ止め手段、1
2は切断加工部にミスト(霧)状のクーラントを供給す
するクーラント供給手段を示す。13は、丸鋸1を挟ん
でフレーム本体14と対面するように配設されたカバー
体で、フレーム本体14との間に介装されたヒンジ15
によって開閉可能となっている。図4及び図5はカバー
体13が閉じた状態を示している。
【0011】図5に示すように、振れ止め手段10は、
丸鋸1の周辺部をその両側から挟むように対向配設され
た両側一対の振れ止めブロック16,17からなり、ま
た振れ止め手段11は、上記振れ止め手段10から周方
向に適当間隔をおいた位置で丸鋸1の周辺部を両側から
挟むように対向配設された両側一対の振れ止めブロック
18,19からなる。また図5に示すように、各振れ止
め手段10,11の夫々一方側の振れ止めブロック1
6,18は鋸フレーム10のフレーム本体20側に取り
付けられ、他方の振れ止めブロック17,19は開閉可
能なカバー体13側に取り付けられている。
【0012】また、各振れ止めブロック16,17,1
8,19は、台板16a,17a,18a,19aと、
これの内面側に固着されて実質的に振れ止め作用を行う
チップ16b,17b,18b,19bとからなるもの
で、各チップ16b,17b,18b,19bと丸鋸本
体2との対向側面間に微小隙間s(図3参照)を形成す
るように配設される。尚、図4において21は、カバー
体13を閉じた位置でフレーム本体14に固定するため
のボルトである。
【0013】上記のような振れ止め手段10,11を鋸
フレーム8に設けたことにより、丸鋸1として超硬チッ
プ3付き鋸歯4を使用した場合において高速回転時に生
ずる振動を抑制できる。また、丸鋸1として高速度鋼鋸
歯を使用した場合でも、径の相当大きい丸鋸1や、径に
比べて鋸厚の薄い丸鋸1では振動を生ずることがある
が、その場合の振動を振れ止め手段10,11で抑制で
きる。
【0014】また、クーラント供給手段12は、図4に
示すように、丸鋸1及び被切断材Wに対しミスト状のク
ーラントを供給する複数のミスト用ノズル22を備え、
一つのノズル22は、例えば鋸フレーム8のフレーム本
体14上端部に丸鋸1の周縁部に向けて取り付けられ、
他のノズル22は、フレーム本体14に設けられた取付
アーム23の先端部に切断位置Pに向けて角度調節可能
に取り付けられ、各ノズル22はミスト供給管路22a
を介してミスト供給源(図示省略)に接続されている。
【0015】上記のような丸鋸切断機の使用において
は、丸鋸1の丸鋸本体2外周部側に貫通孔5が周方向に
沿って形成されていることにより、切断中に丸鋸本体2
外周縁部の鋸歯4で発生する高温の摩擦熱は、外気と通
じる貫通孔5によって外部に発散される。即ち、丸鋸1
の回転に伴って貫通孔5が風を切る状態となって、丸鋸
本体2外周部の摩擦熱が丸鋸本体2の外部に発散される
ことになる。また、この貫通孔5は、鋸フレーム8に設
けられた振れ止め手段10,11の振れ止めブロック1
6,17,18,19と隣接する位置に設けられている
から、丸鋸本体2の側面に対し微小隙間sを形成する各
振れ止めブロック16,17,18,19のチップ16
b,17b,18b,19bが丸鋸本体2の側面と接触
して摩擦熱を生じても、その摩擦熱は貫通孔5を通じ外
部に発散されて放熱され、丸鋸本体2に留まることがな
い。
【0016】このように切断中に丸鋸本体2外周縁部の
鋸歯4や、振れ止め手段10,11との接触部で発生し
た熱を貫通孔5により外部に発散させて放熱させること
ができるから、丸鋸本体2の熱膨張を抑えて、丸鋸本体
2自体の精度を維持し、切削精度の低下を防止すること
ができる。
【0017】また、この実施形態に示したように、各貫
通孔5が丸鋸1の回転方向に対して夫々上り傾斜となる
ような長孔からなるものでは、丸鋸1の回転によって貫
通孔5がより有効に風を切ることができるから、丸鋸本
体2からの熱の発散率が良くなる。尚、この実施形態で
は、貫通孔5を丸鋸本体2の外周部側に周方向に沿って
一定ピッチおきに形成した丸鋸1について例示したが、
この貫通孔5は一定ピッチに限らず、周方向に不定ピッ
チで形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明の丸鋸によれば、丸
鋸本体外周部側に貫通孔が周方向一定ピッチ又は不定ピ
ッチで形成されることにより、切断中に丸鋸本体の外周
縁部で発生する高温の摩擦熱は、外気と通じる貫通孔に
よって外部に発散される。また、貫通孔は、丸鋸使用時
に鋸フレームに設けられた振れ止め手段と隣接する位置
に形成されているから、各振れ止めブロックのチップが
丸鋸本体の側面と接触して摩擦熱を生じても、その摩擦
熱は貫通孔により外部に発散されて放熱され、それによ
り丸鋸本体の熱膨張を抑えて、丸鋸本体の精度を維持
し、切削精度の低下を防止することができる。
【0019】請求項2に記載のように、各貫通孔は、丸
鋸回転方向に対し上り傾斜となるような長孔からなるた
め、丸鋸の回転によって貫通孔がより有効に風を切るこ
とができ、丸鋸本体からの熱の発散率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る丸鋸を示す正面図である。
【図2】 (A)は図1に示す丸鋸の一部拡大正面図、
(B)は(A)のX−X線断面図である。
【図3】 貫通孔が振れ止め手段と隣接する位置に形成
されている状態を示す拡大断面図である。
【図4】 本発明に係る丸鋸を取付けた丸鋸切断機の概
略側面図である。
【図5】 図4のY−Y線断面図である。
【符号の説明】 【符号の説明】
1 丸鋸 2 丸鋸本体 3 超硬チップ 4 鋸歯 5 貫通孔 8 鋸フレーム 10,11 振れ止め手段 16,17,18,19 振れ止めブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸鋸本体の外周部側にあって丸鋸使用時
    に鋸フレームに設けられた振れ止めブロックと隣接する
    位置に、所要形状の貫通孔が丸鋸本体周方向に沿って一
    定ピッチ又は不定ピッチで形成されてなることを特徴と
    する丸鋸。
  2. 【請求項2】 各貫通孔は、丸鋸回転方向に対し上り傾
    斜となるような長孔からなることを特徴とする請求項1
    に記載の丸鋸。
JP2000168528A 2000-06-06 2000-06-06 丸 鋸 Pending JP2001347419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000168528A JP2001347419A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 丸 鋸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000168528A JP2001347419A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 丸 鋸

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001347419A true JP2001347419A (ja) 2001-12-18

Family

ID=18671519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000168528A Pending JP2001347419A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 丸 鋸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001347419A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154250A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toray Ind Inc バンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法及びバンドナイフ式スライサー
CN102350547A (zh) * 2011-10-17 2012-02-15 卢庆玉 一种适配于双锯片切割机的双锯片结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154250A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toray Ind Inc バンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法及びバンドナイフ式スライサー
CN102350547A (zh) * 2011-10-17 2012-02-15 卢庆玉 一种适配于双锯片切割机的双锯片结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006011434A1 (ja) ワークの切断方法及び帯鋸盤
JP2001347419A (ja) 丸 鋸
CN100409987C (zh) 用于切割金属板的圆锯装置
JP2003059864A (ja) ダイシング装置
JPH03208517A (ja) 被加工材を切断分離する装置
FR2695851A1 (fr) Installation pour le traitement de barres profilées, notamment de barres profilées lourdes en acier.
ATE306376T1 (de) Maschine zum schneiden von öffnungen in einem substrat
JP3030237B2 (ja) 丸鋸切断機における鋸刃の振れ止め装置
JP2005082413A (ja) スクライブ装置
JP2001162617A (ja) 柱状部材の切断装置
JP2005057160A (ja) ダイシング装置
JP2004174623A (ja) 切削工作機
JP2017185588A (ja) ワイヤソー装置
JPH1177429A (ja) 長尺ワーク切断装置
WO2008136515A1 (ja) 金属材料の面取り装置及び面取り方法
JP2003145335A (ja) 高速切削用サーキュラソー
CN214350000U (zh) 一种复合低噪声耐磨合金锯片
JP2002319553A (ja) ダイシング装置
JP3026256U (ja) 正面フライス工具
JP4097157B2 (ja) 溶断方法における溶融付着物の除去方法及び溶断装置における溶融付着物の除去装置
EP4212301A1 (en) Flaming machine for processing pieces made of a stone material
CN214445042U (zh) 一种耐热钢铸件加工用的减震型金属切割机
JPH0432170Y2 (ja)
JPH0586419U (ja) 丸鋸盤の振れ止め装置
JPH1034485A (ja) 切粉除去装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030625