JP2009154250A - バンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法及びバンドナイフ式スライサー - Google Patents
バンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法及びバンドナイフ式スライサー Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】バンドナイフ3の熱膨張の増減を調整することによってバンドナイフの刃先の位置を制御するため、バンドナイフへ温度調整された液体を噴射する噴射ノズル2を設ける。被加工物を一対のニップロール6,6’により挟持しつつバンドナイフへ送り出しながらシート状にスライスするに際し、バンドナイフに液体を噴射してバンドナイフの熱膨張の増減を調整することにより、バンドナイフの刃先の位置を制御する。
【選択図】図3
Description
(1)一方の端面に刃を形成した帯状で金属からなるエンドレス状のバンドナイフと、該バンドナイフを緊張状態に巻き付けた一対のプーリとを用い、該プーリの少なくとも一方を駆動させて前記バンドナイフを走行させるとともに、被加工物を一対のニップロールにより挟持し、前記バンドナイフへ送り出しながらシート状にスライスするに際し、前記バンドナイフに液体を噴射し、前記バンドナイフの熱膨張の増減を調整することで、前記バンドナイフの刃先の位置を制御することを特徴とするバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
(2)前記バンドナイフの巾方向において、前記液体を前記バンドナイフの先端部或いは後端部のいずれか一方に噴射することを特徴とする、前記(1)に記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
(3)前記バンドナイフの巾方向において、前記液体を少なくとも2箇所から噴射することを特徴とする、前記(1)または(2)に記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
(4)前記液体の温度を一体に或いは噴射する場所の数に応じ個別に調整し、前記バンドナイフに噴射することを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
(5)前記被加工物をシート状にスライスしている最中の前記バンドナイフに対して、前記被加工物を通過し終えた直後の位置に前記液体を噴射することを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
(6)一方の端面に刃を持った帯状で金属からなるエンドレス状のバンドナイフと、前記バンドナイフを緊張状態に巻き付けた一対のプーリと、該プーリの少なくとも一方を駆動するプーリ駆動手段と、被加工物を挟持する一対のニップロールと、該ニップロールの少なくとも一方を駆動して前記被加工物を前記バンドナイフへ送り出すロール駆動手段とを有し、さらに、前記バンドナイフの熱膨張の増減を調整し該バンドナイフの刃先の位置を制御するため、前記バンドナイフへ液体を噴射する噴射ノズルを有することを特徴とするバンドナイフ式スライサー。
(7)前記バンドナイフの巾方向に前記噴射ノズルを少なくとも2個有することを特徴とする、前記(6)に記載のバンドナイフ式スライサー。
(8)前記噴射ノズルに供給される前記液体の温度を一体に或いは個別にコントロールする温度調整手段を有していることを特徴とする、前記(6)または(7)に記載のバンドナイフ式スライサー。
(9)前記噴射ノズルは、前記被加工物をシート状にスライスしている最中の前記バンドナイフの、前記被加工物を通過し終えた直後の位置に、設けられていることを特徴とする、前記(6)〜(8)のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサー。
(10)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法または前記(6)〜(9)のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーを用いてスライスされた研磨パッド。
図3は、上記図1、2において、本発明にかかる刃位置調整方法を示すバンドナイフ式スライサーの斜視図であり、2は、ブロック材8をシート状にスライスしている最中のバンドナイフ3に向け、該バンドナイフ先端部の温度より低い液体を噴射する噴射ノズルで、前記バンドナイフ3がブロック材8を通過し終えた直後の位置に備えられている。かかる噴射ノズル2の内部構造を図4に示すが、噴射ノズル2によれば、給水管201から供給された液体と、空気導入管202から停留部203を介し噴射孔204から噴射された圧縮空気とが混合部205で混ざり合い、霧状となって噴射される。
また、図5に、本発明にかかる別の刃位置調整方法を示す。この態様では、上記図3と逆の効果を狙い、噴射ノズル2からバンドナイフ3の後端部に向け高温の液体を噴射し、後端部を積極的に加熱し膨張させる。スライスによる摩擦熱でバンドナイフ3の先端部に熱膨張が生じるが、それに合わせてバンドナイフ3の後端部も積極的に熱膨張させ、張力をバンドナイフ3の巾方向に均一化することができる。その結果、バンドナイフ3がブロック8進行方向に対して逆の方向に進行することを防ぐことができ、バンドナイフ3の刃先の位置が安定し、非常に高精度なスライスが可能となる。
本発明において使用される液体は、水、潤滑油、切削油、アルコールなど特に限定されるもではなく、上記効果が得られるものであれば、如何なる態様のもので合っても構わない。かかる液体は、温度を一体に或いは噴射する場所の数に応じ個別に調整することが好ましい。その手段としては、液体温度の測定器と、測定した液体の温度に対応して加熱温度を設定できる熱交換機およびコントローラなどを例示できる。
2 噴射ノズル
3 バンドナイフ
4、4’ プーリ
5 プーリ駆動手段
6、6’ ニップロール
7 ロール駆動手段
8 ブロック材
9 ナイフ把持部
10 押しボルト
11 ロッド
21 熱交換機
22 温度測定器
23 ポンプ
24 コントローラ
25 位置検出センサ
26 タンク
27 ハンドバルブ
31 減圧弁
32 圧縮空気製造手段
33 圧力計
201 給水管
202 空気導入管
203 停留部
204 噴射孔
205 混合部
CL ニップロールの中心線
Q 刃先
Claims (10)
- 一方の端面に刃を形成した帯状で金属からなるエンドレス状のバンドナイフと、該バンドナイフを緊張状態に巻き付けた一対のプーリとを用い、該プーリの少なくとも一方を駆動させて前記バンドナイフを走行させるとともに、被加工物を一対のニップロールにより挟持し、前記バンドナイフへ送り出しながらシート状にスライスするに際し、前記バンドナイフに液体を噴射し、前記バンドナイフの熱膨張の増減を調整することで、前記バンドナイフの刃先の位置を制御することを特徴とするバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
- 前記バンドナイフの巾方向において、前記液体を前記バンドナイフの先端部或いは後端部のいずれか一方に噴射することを特徴とする請求項1に記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
- 前記バンドナイフの巾方向において、前記液体を少なくとも2箇所から噴射することを特徴とする請求項1または2に記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
- 前記液体の温度を一体に或いは噴射する場所の数に応じ個別に調整し、前記バンドナイフに噴射することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
- 前記被加工物をシート状にスライスしている最中の前記バンドナイフに対して、前記被加工物を通過し終えた直後の位置に前記液体を噴射することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法。
- 一方の端面に刃を持った帯状で金属からなるエンドレス状のバンドナイフと、前記バンドナイフを緊張状態に巻き付けた一対のプーリと、該プーリの少なくとも一方を駆動するプーリ駆動手段と、被加工物を挟持する一対のニップロールと、該ニップロールの少なくとも一方を駆動して前記被加工物を前記バンドナイフへ送り出すロール駆動手段とを有し、さらに、前記バンドナイフの熱膨張の増減を調整し該バンドナイフの刃先の位置を制御するため、前記バンドナイフへ液体を噴射する噴射ノズルを有することを特徴とするバンドナイフ式スライサー。
- 前記バンドナイフの巾方向に前記噴射ノズルを少なくとも2個有することを特徴とする請求項6に記載のバンドナイフ式スライサー。
- 前記噴射ノズルに供給される前記液体の温度を一体に或いは個別にコントロールする温度調整手段を有していることを特徴とする請求項6または7に記載のバンドナイフ式スライサー。
- 前記噴射ノズルは、前記被加工物をシート状にスライスしている最中の前記バンドナイフの、前記被加工物を通過し終えた直後の位置に、設けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサー。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーの刃位置調整方法または請求項6〜9のいずれかに記載のバンドナイフ式スライサーを用いてスライスされた研磨パッド。
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