JP2001347234A - 洗浄槽 - Google Patents

洗浄槽

Info

Publication number
JP2001347234A
JP2001347234A JP2000174635A JP2000174635A JP2001347234A JP 2001347234 A JP2001347234 A JP 2001347234A JP 2000174635 A JP2000174635 A JP 2000174635A JP 2000174635 A JP2000174635 A JP 2000174635A JP 2001347234 A JP2001347234 A JP 2001347234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
tank
valve
cleaned
cleaning fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000174635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4302293B2 (ja
Inventor
Yasuo Onishi
康雄 大西
Ichiro Sakka
一郎 作花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Engineering Co Ltd filed Critical Kuraray Engineering Co Ltd
Priority to JP2000174635A priority Critical patent/JP4302293B2/ja
Publication of JP2001347234A publication Critical patent/JP2001347234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4302293B2 publication Critical patent/JP4302293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で洗浄効果が高く、コンパクトで
実用性の高いゴムやプラスチック製の小型成型部品の洗
浄に有効な洗浄槽を提供する。 【解決手段】 洗浄用流体出口を有する密閉可能な蓋、
洗浄用流体入口を有する円錐状の底壁部及び円筒状の側
壁部からなり、内部に下端と上端がラッパ状に拡径され
たガイド筒を有し、洗浄用流体入口部に噴流ノズルを、
かつ洗浄用流体出口と前記円筒状の側壁部の上端との間
に仕切板を設けた槽により上記課題は解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高度の洗浄を要求される
ゴムやプラスチック製の小型成型部品例えば各種ゴム栓
あるいは医療用継手などの成型品を効率よく洗浄、滅
菌、乾燥するための洗浄槽に関するものである。とくに
本発明の洗浄槽は、薬剤、薬液などの医療瓶の栓体とし
て用いられている打栓用の足長ゴム栓や輸液用ゴム栓の
ような空気抜孔などを有する複雑な形状のゴム部品や血
液回路用プラスチック継手などの小型成型部品の洗浄に
有効である。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に行われている医療瓶用ゴ
ム栓などの小型成型物品の洗浄方法としては、洗浄すべ
き物品(以下、被洗浄物という)を水中に浸漬し、攪拌
して洗浄するだけの撹拌洗浄法、高圧ジェットを吹き付
ける高圧ジェット洗浄法、二重メッシュ構造の分散器か
ら空気の脈動を発生させて洗浄を行う脈動洗浄法、ある
いは被洗浄物を超音波洗浄器に収容して超音波により洗
浄する超音波洗浄法などが知られている。
【0003】しかしながら、上記小型成型物品を単に水
や薬液中に浸漬し、攪拌しただけでは洗浄液を均一に流
動させるのが困難なため、洗浄斑が生じ易く、しかも物
品相互の摩擦により物品が損傷したり、剥離された異物
が物品に再付着するなどの恐れがあり、満足な洗浄効果
は得られていない。
【0004】また、ゴム栓でも、半打栓用足長ゴム栓や
輸液用ゴム栓などのように、空気孔を有するなど複雑な
形状の物品の場合は、凹部や小孔内表面のような細部の
洗浄は困難である。高圧ジェット洗浄法によっても、大
量の成型物品を一時に洗浄する場合、物品全体に均等に
ジェット噴流が吹き付けられることは皆無で、1つの物
品をとってみても、噴流の当り具合に差が生じて均等な
洗浄は困難であるばかりでなく、表皮下における微細な
気泡や、表面粗面に付着する微細空気などは完全に除去
できない。
【0005】さらに、超音波洗浄法では、被洗浄物がゴ
ム栓のような弾性を有する物品の場合、その軟性面に音
波が吸収されて洗浄効果はほとんど得られていない。ま
た、空気の脈動を利用する脈動洗浄法は、洗浄器の下部
に空気の脈動を発生させる分散器が設けられているた
め、被洗浄物の比重が小さい場合、被洗浄物は洗浄器の
上部に集積し、洗浄効果が充分でなく、他の洗浄方式に
よらざるを得ない。このように、高度の洗浄性が要求さ
れる各種ゴムやプラスチック製の小型成型品の洗浄にお
いては、いずれの方法によっても満足な洗浄効果が得ら
れていないのが実情であり、被洗浄物の材質の違い、比
重の大小にかかわらず、一つの槽で効率的に洗浄が可能
で、さらに同じ槽で滅菌、乾燥を行うことができる洗浄
槽が待望されていた。
【0006】従来の各種ゴム製品は材質的に脆いものが
あり、噴流によりゴム栓自体が損傷し、コンタミの発生
が多くみられたが、最近はゴム質がよくなり、噴流洗浄
が適用可能となった。このような状況に鑑み、本出願人
は上記問題を解決する洗浄装置として、容器内に上端と
下端が拡径されたガイド筒を設けた洗浄装置を発明し、
先に特願昭57−229881号(特公昭62−390
30号公報)として出願した。この装置によれば、被洗
浄物をガイド筒内外を循環流動させることにより、異物
を効果的に剥離し、かつ被洗浄物を均一に洗浄すること
が可能である。
【0007】さらに効果的な洗浄を行なうため、出願人
は円筒状の回転ドラムを密閉容器に内在させた洗浄装置
について検討し、特願昭60−104736号(特公平
1−34105号公報)として出願した。この装置は、
密閉容器内に円筒状の回転ドラムを設けた洗浄装置であ
り、水噴流ポンプにより回転ドラム内に強力な噴流を発
生させることによるジェット洗浄効果を利用した、洗浄
効果の大きい洗浄装置である。
【0008】しかしながら、特公昭62−39030号
公報に記載の装置は洗浄機能しか有さず、また被洗浄物
の比重が大きい場合には洗浄効果が大きいものの、比重
が小さい場合には充分な洗浄効果が得られなかった。一
方、高い洗浄効果が得られ、好評で納入実績のある特公
平1−34105号公報に記載の洗浄装置は、回転ドラ
ムを密閉容器に内在させるため回転部のシ−ルが必須で
あり、回転部の摺動による異物の発生やメカニカルシ−
ル部等からの異物の侵入が皆無とはいえない。また、前
述したように、装置自体が複雑になるうえ、装置が大き
くなるので、製造するのに費用がかかりすぎるなどの問
題がある。
【0009】これらの問題を解決するものとして、本出
願人は、被洗浄物の比重の大小にかかわらず洗浄効果が
高く、構造が簡単で異物の発生や侵入の恐れのないコン
パクトでかつ同一槽で滅菌、乾燥が可能な洗浄槽を特願
平7−142527号(特開平8−257519号公
報)として提案した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−25751
9号公報に開示された洗浄槽は、上記したような特徴を
有するものであるが、例えば毛髪のように、細長く可撓
性に富んだ形状でかつ湿潤状態で絡みやすい特殊な異物
はうまく排出できないことがあり、このような異物をも
完全に除去するという観点からは、必ずしも満足できる
ものではなかった。
【0011】したがって、本発明の目的は、上記した毛
髪のような特殊な異物でも洗浄除去可能で、被洗浄物や
異物の比重の大小にかかわらず洗浄及び異物排出効果が
高く、構造が簡単で異物の発生や侵入の恐れのないコン
パクトでかつ同一槽で滅菌、乾燥が可能な洗浄槽を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討し、本発明に至った。すなわち本
発明は、洗浄用流体出口を有する密閉可能な蓋、洗浄用
流体入口を有する円錐状の底壁部及び円筒状の側壁部か
らなり、洗浄用流体入口部に噴流ノズル、該槽の内部に
下端部と上端部が拡径されたガイド筒及び該ガイド筒上
端部の対面に仕切板を有する槽であって、該仕切板は前
記洗浄用流体出口と前記円筒状の側壁部の上端との間に
配置されるようにしたことを特徴とする洗浄槽である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄槽の主要な構成部品
は、洗浄用流体出口を有する密閉可能な蓋、洗浄用流体
入口を有する円錐状の底壁部及び円筒状の側壁部からな
る槽本体、洗浄用流体入口部に設けられる噴流ノズル、
前記の槽内部に設けられる下端部と上端部が拡径された
ガイド筒、洗浄用流体の下流側すなわち該ガイド筒上端
部に正対するように設けられる仕切板である。
【0014】該仕切板は、洗浄により剥離された異物を
洗浄槽外へ排出できるように開口されている。該開口と
しては、通常、加工コストが安価な丸孔が穿孔されて使
用されることが多いが、被洗浄物品が洗浄槽外へ流出せ
ず、かつ孔部に引っ掛からない形状と寸法であれば開口
の形状は問わない。なお、多様な形態の異物をより効率
的に排出するために、開口の寸法は、前記の制約の範囲
内でより大きくすることが好ましい。また、当該仕切板
の全面に亘りより効果的に異物を排出させるために、1
枚の仕切板に複数種類の形状及び/又は寸法の穿孔を設
けることもできる。
【0015】本発明の最大の特徴は、前記仕切板を、前
記洗浄用流体出口と前記円筒状の側壁部の上端との間に
配置するようにしたことにある。仕切板をかかる位置に
配置することによって、毛髪などのように、細長く可撓
性に富んだ形状でかつ湿潤状態で絡みやすい特殊な異物
でも容易に洗浄除去可能となる。仕切板は、洗浄用流体
出口と円筒状の槽側壁部の上端との間であって、洗浄用
流体の流入量に応じた間隙をガイド筒の上端面から離し
て配置される。ガイド筒の上端部から流出する洗浄用流
体は、一般に、放射状に拡径しながら仕切板に向かって
上昇するが、このとき、仕切板直前の流速がほぼ等速な
上昇流を形成するように前記間隙の距離を設定するのが
異物の排出性の面から好ましい。このため、仕切板は、
洗浄用流体出口に近い方に配置するのがよい。仕切板の
開口率が30〜50%のとき、開口部からの流体排出速
度が0.05〜0.3m/秒になるように仕切板を配置す
るのが異物の排出を良好にする点から好ましい。
【0016】前記ガイド筒は、該中心軸と前記噴流ノズ
ルの中心軸が一致するように支持体を介して槽の側壁部
に固設される。一般に、被洗浄物の形状には種々ある
が、被洗浄物の容積をVとした場合、被洗浄物の直径d
は(6V/π)1/3で示される球相当直径で表すことが
できる。本発明の洗浄槽において、ガイド筒の直管部内
径は6d〜14dにするのが洗浄効果の面で好ましい。
【0017】ラッパ状に拡径されるガイド筒の下端部と
上端部の拡がり角は、下端部(α)については、噴流ノ
ズルから流入する洗浄流体を有効にガイド筒内に導入で
き、かつ被洗浄物のブロック化防止のために拡径部分と
槽の底壁部との間隙が3d以上あればよく、通常、9〜
20゜に設定される。また、上端部(β)については、
ガイド筒内に導入された洗浄流体が流れに悪影響を及ぼ
す渦等を発生せずに流れさえすればよく、通常、2〜1
0゜に設定される。ガイド筒の支持体は、ガイド筒を確
実に支持でき、被洗浄物が引っ掛からない形状のもので
あれば、板状又は棒状などどのようなものであって差し
支えない。
【0018】前記噴流ノズルは、一般に、複数のノズル
孔から構成される噴流口であり、噴流口は被洗浄物が通
過せず被洗浄物の一部が孔に入り込まない範囲で、かつ
洗浄用流体の噴流速度が5〜20m/秒になるように設
定される。また、噴流口が円状の間隙から構成されるも
のであってもよい。噴流ノズルの噴流口は、ガイド筒の
中心軸を基準にしてガイド筒の直管部の内径の1/2よ
りも該中心軸側に設けるのが好ましい。噴流ノズルの噴
流口をこのようにすることで、ラッパ状の拡径部(流入
側)にエネルギ−ロスを少なく、効率良くガイド筒外側
からガイド筒内に洗浄液を流入させ、ガイド筒内におけ
る噴流と循環流との合流の流速及び液量を大きくするこ
とができるので、洗浄効果を高めることができるのであ
る。該噴流ノズルは、被洗浄物の通過を遮断するための
弁に設けると効率的であり好ましい。
【0019】前記槽の側壁部は、通常、円筒状である
が、洗浄用流体及び被洗浄物の槽内流動が槽及びガイド
筒の中心軸に対して対称になる形状であれば多少の変形
した形状であっても差し支えない。また、側壁部が円筒
状でなく、円錐状の底壁部が槽の頂部まで連続した形状
のものであってもよい。この場合、円筒ガイド筒の下部
拡径部と側壁部分の間隙を調整する意味で、またデザイ
ン的な面から、側壁部分の途中を1回ないし数回屈折さ
せてもよい。当該洗浄槽の内径はガイド筒の直管部内径
の4〜7倍であるのが洗浄効果を大きくする上で、かつ
コンパクトな洗浄槽を製作する上で好ましい。
【0020】洗浄槽の容量は、処理する被洗浄物の量に
応じて各種のものを製作することが可能であるが、0.
1〜2m3程度のものが取扱い易く実用的である。ま
た、被洗浄物の充填率は、通常30〜70%程度に設定
されるが、これに限定されることはなく、洗浄槽内で被
洗浄物が円滑に循環流動できればよい。なお、洗浄槽に
覗き窓を設けると内部の状態を直接目視確認でき、作業
上好ましい。洗浄槽を回動自在に構成すると、被洗浄物
の性状によっては槽を転倒して使用することもでき、好
ましい。また、洗浄効果をさらにあげるために、洗浄中
に槽を揺動させてもよい。
【0021】以上のように構成される洗浄槽を用いるこ
とにより、洗浄用流体入口部に設けられた噴流ノズルか
らの噴流と洗浄槽内部に設けられたガイド筒との相乗作
用により強力な洗浄効果を得ることができ、かつ洗浄用
流体出口と円筒状の槽側壁部の上端との間に適切に設け
られた仕切板により高い異物排出効果を得ることができ
る。洗浄用流体として、通常、精製水、注射用水が用い
られるが、洗浄効果を上げるために加温することも有効
である。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。図1は本発明の洗浄槽の断面図である。図1におい
て、1は洗浄槽、2a及び2bは洗浄用流体出口3を有
する密閉可能な蓋であり、2bは、洗浄用流体出口3を
有する上蓋、2aは、円筒状の側壁部4にボルトなどの
固定具で緊締される下蓋である。5はガイド筒であり、
支持体6によって円筒状の側壁部4にネジなどで固定さ
れる。7は仕切板、8は円錐状の低壁部であり、円錐の
頂部には板状弁体に噴流口を持つ噴流ノズル9が設けら
れている。
【0023】該弁体は特に制約はなく、バタフライ弁や
スリース弁などの通常用いられる弁の弁体であってもよ
い。前記噴流ノズル9の下部フェルールは着脱が容易な
クランプ継手10でエルボ配管12と締結されている。
該配管12はスイベルジョイント11で配管13と接続
されている。被洗浄物を洗浄槽から取り出す場合、前記
クランプ継手10を取外した後、配管12を前記スイベ
ルジョイント11の軸心を回転軸にして回動させて洗浄
槽の下部に製品受缶等を置く空間を設けて行うことがで
きる。14は洗浄用流体出口配管である。
【0024】図2は噴流ノズルの一例であり、円状の間
隙をバタフライ弁形の弁とケーシングとの間に形成させ
た場合の拡大図である。図3は、板状の弁体の端部を軸
心にしてロータリアクチュエータ15で回動されるスラ
イド弁の弁体に均等な間隔で多孔ノズルを設けた他の噴
流ノズルの例である。図4は、A−A線断面図である。
ノズルを構成する1ケの孔の径は、先述のように、被洗
浄物に噴流が均等にあたり、かつガイド筒5の内側と外
側を、洗浄用流体が循環流動し、その循環流に乗って被
洗浄物が流動するように、先述の噴出し速度になるよう
に設定される。通常、ノズルの径は3mm〜6mm程度
に設定される。
【0025】かかる噴流ノズルを使用するのも本発明の
特徴の一つであり、この噴流ノズルと槽内部に設けられ
た上端と下端がラッパ状に拡径されたガイド筒及びガイ
ド筒上方に適切な距離をとって配置された仕切板との相
乗効果により、異物が良く剥離され効率良く槽外へ排出
されるとともに、噴流が被洗浄物に均等にあたる良好な
流動状態を作り出し、高い洗浄効果が得られるのであ
る。
【0026】図5は、本発明の洗浄槽を使用して被洗浄
物の洗浄、滅菌及び乾燥を行なう場合のフロ−シ−トで
ある。本発明の洗浄槽を使用するシステムとしては、本
発明の洗浄槽、洗浄液を貯溜する分離用槽、被洗浄物と
洗浄液とのスラリ−を洗浄槽へ投入するための投入用
槽、槽内を減圧状態にするための真空ポンプ(図示せ
ず)及び被洗浄物のスラリー移送のため、洗浄液を昇圧
し送液するため及び/又は循環するための送液ポンプか
ら構成される。また、洗浄用流体入口配管及び洗浄用流
体出口配管は槽転倒用中空軸内を潜りぬけ、洗浄槽全体
が転倒可能な、さらに洗浄槽が正立または倒立下状態で
槽が回転可能な方向に揺動可能な構造となっている。洗
浄槽が正立状態とは図1に示す洗浄槽の状態を、倒立状
態とは図1と上下逆の状態をいう。図3における噴流ノ
ズルは、スライド弁の弁体に均等な間隔で設けられた多
孔ノズルの例である。次に、本発明の洗浄槽について、
被洗浄物の洗浄、滅菌及び乾燥を行なう場合の使用方法
について図5のフロ−シ−トを用いて説明する。
【0027】(1)洗浄の準備 製品仕込み用槽35に被洗浄物、及び輸送用水供給弁3
6より輸送用水を投入し、投入用槽内をスラリ−状態に
する。モ−タ−17を作動させ、洗浄槽1を図4に示し
た状態と上下逆の状態にし、次いでロータリアクチュエ
ータ15を作動させ、洗浄槽底壁に取り付けられたスラ
イド弁の板状弁体を開く。
【0028】スラリ−輸送管バルブ21、洗浄用水供給
バルブ22、滅菌用蒸気供給バルブ23、乾燥用空気供
給バルブ24、洗浄液循環バルブ25、洗浄液排水バル
ブ28、ドレン排水バルブ29、分離用槽排水バルブ3
4及び輸送用水供給弁36を閉止し、真空引きライン3
1から洗浄槽及び分離用槽系統を減圧状態にする。スラ
リ−輸送管バルブ21を開け、製品仕込み用槽35と洗
浄槽1との圧力差を利用して製品仕込み用槽内のスラリ
−状物を集合管20を経由して洗浄槽1へ投入する。集
合管20は固体、液体及び気体が通る必要があるので、
中心部をスラリ−状物が通りぬけ、周囲から洗浄用及び
輸送用水、滅菌用蒸気、乾燥用及び水追出し用空気等の
流体が通過でき、製品が外側へ通過できないように内筒
が網状になった二重管を使用している。
【0029】製品仕込み用槽内のスラリ−状物が1回で
洗浄槽1へ輸送できない場合は、洗浄槽内に設けられた
仕切板7及び洗浄液出口配管14を経由して、輸送用水
を分離用槽32へ抜き出した水を輸送用水返送バルブ2
6を開き、循環ポンプ33を作動させて製品仕込み用槽
35へ返送する操作を繰り返せばよい。洗浄槽1へスラ
リ−状物を投入後、系内の陰圧を開放した後、洗浄液排
水バルブ28、分離用槽排水バルブ34及び製品仕込み
用排水バルブ38を開放し、排水する。排水完了後、前
記各排水バルブ及びスラリー輸送管バルブ21を閉止す
る。次に、ロータリアクチュエータ15を作動させて噴
流ノズルを形成している板状弁体を閉状態にし、モータ
ー17を作動させて洗浄槽1を正立の状態にもどす。
【0030】(2)洗浄 各バルブの開閉を確認し、洗浄用水供給バルブ22から
給水し、洗浄槽1を満水にし、オ−バ−フロ−水により
分離用槽32の所定液面になるまで液面計37で確認し
つつ給水し、循環ポンプ33を作動させ、洗浄用液を循
環させる。必要により、循環ポンプ33の後にフィルタ
−を設けてもよい。分離用槽の液面計37の他、洗浄槽
1に圧力計、温度計及び洗浄槽内を観察する覗き窓など
を設置するのが、準備段階での状況の確認、定常運転時
の目安、異常の検出等に便利である。定常状態では、図
4に示されるように、ラッパ状のガイド筒の内側と外側
を循環する循環流ができ、覗き窓より被洗浄物が良好に
洗浄されているのを確認できる。洗浄時間にとくに制限
はないが、通常は5〜20分間程度に設定される。
【0031】被洗浄物の比重が洗浄用液より大きい場合
は、洗浄槽を正立状態で、ラッパ状のガイド筒の内外の
循環流に被洗浄物を乗せて洗浄を行う。また、被洗浄物
の比重が洗浄用液より小さい場合(被洗浄物が浮く場
合)には、洗浄槽を倒立状態でラッパ状のガイド筒の内
外の循環流に被洗浄物を乗せて洗浄を行う。このよう
に、本発明の洗浄槽は、被洗浄物の比重が洗浄液より大
きくても小さくても適用可能であり、とくに被洗浄物の
比重が洗浄液よりも小さい場合には洗浄槽を倒立状態で
使用することにより、比重の大きな場合と同様な洗浄が
可能である。
【0032】被洗浄物が小径シリンジのバレル用ゴムパ
ッキンのように、凹部に空気溜まりができ易く洗浄液の
濡れ性が良くない場合には、洗浄槽1が正立状態での循
環洗浄の初期又は途中に、循環ポンプ33を一時的に停
止させかつ洗浄液循環バルブ25を閉止後、真空ライン
31を開放して洗浄槽1内を減圧にし、被洗浄物中の空
気を系外へ排出することにより洗浄性を確実なものにす
ることもできる。
【0033】さらに、洗浄しながら給水及び排水を同時
に行い、連続的に濯ぎ洗いをしたり、循環を停止して洗
浄槽を倒立状態にして排水後、新しい水を供給し、満水
にして洗浄槽を正立状態に戻した後に再度循環して濯ぎ
洗いをすることも可能である。
【0034】比重が大小様々な異物が排出対象である場
合、洗浄中に間歇的または連続的に洗浄槽全体を揺動さ
せると洗浄の均一性がさらに上がり好ましい。揺動は洗
浄流体の入口配管及び出口配管が潜りぬける中空軸をベ
アリング等の回転用軸受16により回転可能に構成さ
れ、モ−タ−17を作動させることによって行なう。
【0035】揺動させる角度にとくに制限はないが、正
立状態もしくは倒立状態を基準にして±40〜50゜の
範囲で揺動させるのが、高洗浄効果及び低消費エネルギ
−の点から好ましい。揺動させる角度は、例えば回転軸
に円板を付設し、円板の所定の位置に貫通孔を設定し、
設定位置の貫通孔を光電管で検知することにより、制御
させればよい。揺動をスム−ズに行ない、また配管の破
壊を防ぐためには配管の一部をフレキシブルチュ−ブと
するのが望ましい。18及び19はこのようなフレキシ
ブルチュ−ブである。
【0036】所定時間洗浄した後、循環ポンプ33を停
止する。モ−タ−17を作動させ、洗浄槽1を倒立の状
態にした後、洗浄槽内の液を洗浄液出口配管14及び洗
浄用液戻りバルブ27を経由して分離用槽32へ抜き取
る。そして、分離用槽32の液は分離用槽排水バルブ3
4から系外へ抜き取る。排水は乾燥用空気供給バルブ2
4を開き、空気を供給しながら押し出すように行う。排
水操作中、洗浄槽を揺動し、被洗浄物内に溜まった水を
できるだけ残らないように排水する。
【0037】(3)滅菌 充分な液切りを行なうためと滅菌操作を効果的に行うた
めに、洗浄槽1を倒立にしたまま、バルブ21、22、
23、24、25,26,28、29及び34を閉止
し、真空ライン31から水分を系外へ排気する。このと
き、洗浄槽を揺動させるとより効果的である。充分液切
りを行った後に、真空ライン31を閉じてバルブ27を
閉止し、滅菌用蒸気供給バルブ23を開き、洗浄槽内に
蒸気を導入し、槽内の空気を滅菌蒸気で置換後、ドレン
排水バルブ29を開き、所定温度まで昇温した後、所定
時間滅菌を行う。
【0038】滅菌は所定の湿熱滅菌を行うため、通常、
温度121゜以上を保持したまま20分間以上継続して
実施するが、タイマーにより任意の時間に設定できる。
蒸気ドレンはスチ−ムトラップ30から系外へ排出す
る。滅菌を均一に行なうために洗浄槽全体を間歇的また
は連続的に揺動させるのが効果的である。滅菌中に被滅
菌物中にドレンが溜まり温度が低下するが、揺動により
効果的に流下するので温度低下するのを防ぎ、より均一
な温度で滅菌することができる。さらに、滅菌終了後の
残留ドレンが再蒸発するために多量の熱量を消費するの
で、揺動によりできるだけ液切りし、残留水分を減らす
ことが乾燥時間の短縮に大きく寄与する。倒立状態で乾
燥用空気供給バルブ24から乾燥空気を洗浄槽内に導入
し、洗浄液排水バルブ28を開き、系外へ乾燥空気を放
出しながらドレンを排出する。
【0039】(4)乾燥 バルブ28を閉止し、バルブ27を開き、真空引きライ
ン31から真空ポンプなどで強制排気させながら乾燥を
行なう減圧乾燥を行えばより効果的である。乾燥を均一
に行なうために乾燥中に洗浄槽を間歇的または連続的に
揺動させるとさらに効果的である。
【0040】被乾燥物及び洗浄槽内に付着した水分及び
被洗浄物の内部の残留水分は、乾燥初期は滅菌操作後の
余熱利用により蒸発させ、乾燥中期から後期は、乾燥空
気として低露点圧縮空気を加温及び/または洗浄槽を外
部からスチ−ム等により加熱し、真空ポンプによる強制
排気を行い槽内の平衡水分率を下げることにより効果的
に系外に排出でき、乾燥操作を促進することができる。
【0041】(5)製品の取り出し 乾燥終了後、洗浄槽1を正立の状態にし、図2に示され
る噴流ノズルを使用する場合は、クランプ継手10を外
し、洗浄液入口部のエルボ配管12をスイベルジョイン
ト11を中心に回動させ、バタフライ弁形の噴流ノズル
9を90゜旋回させる。図3に示される噴流ノズルを使
用する場合は、クランプ継手10を外し、洗浄液入口部
のエルボ配管12をスイベルジョイント11を中心に回
動させ、スライド弁付属のロータリアクチュエータ15
を作動させて弁体を水平に回動させ全開状態にすると、
製品は円錐上底面を転がって排出口より排出されるの
で、これを製品容器に受ける。製品排出時、製品の再汚
染を防ぐためクリ−ンル−ム及び/又はクリーンブース
で行なうようにするのが好ましい。この場合、製品受け
容器は洗浄、滅菌、乾燥された清浄なものであるのが必
要であることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】本発明により、洗浄用流体出口を有する
密閉可能な蓋、洗浄用流体入口を有する円錐状の底壁部
及び円筒状の側壁部からなり、洗浄用流体入口部に噴流
ノズル、該槽の内部に下端部と上端部が拡径されたガイ
ド筒及び該ガイド筒上端部の対面に仕切板を有する槽で
あって、該仕切板は前記洗浄用流体出口と前記円筒状の
側壁部の上端との間に配置されるようにした洗浄槽が提
供される。このような洗浄槽を用いて薬剤、薬液などの
医療瓶の栓体として用いられている打栓用の足長ゴム栓
や輸液用ゴム栓のような空気抜孔などを有する複雑な形
状のゴム部品や血液回路用プラスチック継手などの小型
成型部品の洗浄を行なうと、毛髪などのように、細長く
可撓性に富んだ形状でかつ湿潤状態で絡みやすい特殊な
異物でも洗浄除去することができ、極めて洗浄効果が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄槽の一例を示す断面概略図であ
る。
【図2】本発明の洗浄槽に用いられる噴流ノズルの一例
の拡大図である。
【図3】本発明の洗浄槽に用いられる噴流ノズルの一例
の拡大図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明の洗浄槽を使用して洗浄を行う場合のフ
ロ−シ−トの例である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2a 密閉下蓋 2b 密閉上蓋 3 洗浄用流体出口 4 円筒状側壁部 5 ガイド筒 6 支持体 7 仕切板 8 円錐状底壁部 9 噴流ノズル 10 クランプ継手 11 スイベルジョイント 12 エルボ配管 13 配管 14 洗浄用流体出口配管 15 ロータリアクチュエータ 16 回転用軸受 17 モ−タ− 18 フレキシブルチュ−ブ 19 フレキシブルチュ−ブ 20 集合管 21 スラリ−輸送管バルブ 22 洗浄用水供給バルブ 23 滅菌用蒸気供給バルブ 24 乾燥用空気供給バルブ 25 洗浄液循環バルブ 26 輸送用水返送バルブ 27 洗浄用液戻りバルブ 28 洗浄液排水バルブ 29 ドレン排水バルブ 30 ドレントラップ 31 真空引きライン 32 分離用槽 33 循環ポンプ 34 分離用槽排水バルブ 35 製品仕込み用槽 36 輸送用水供給弁 37 液面計 38 製品仕込み用槽排水バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄用流体出口を有する密閉可能な蓋、
    洗浄用流体入口を有する円錐状の底壁部及び円筒状の側
    壁部からなり、洗浄用流体入口部に噴流ノズル、該槽の
    内部に下端部と上端部が拡径されたガイド筒及び該ガイ
    ド筒上端部の対面に仕切板を有する槽であって、該仕切
    板は前記洗浄用流体出口と前記円筒状の側壁部の上端と
    の間に配置されるようにしたことを特徴とする洗浄槽。
  2. 【請求項2】 該仕切板の開口率が30〜50%のと
    き、開口部からの流体排出速度が0.05〜0.3m/秒
    になるように、仕切板を洗浄用流体出口と円筒状の側壁
    部の上端との間に配置した請求項1記載の洗浄槽。
  3. 【請求項3】 該洗浄槽が回動自在に構成されている請
    求項1又は2記載の洗浄槽。
  4. 【請求項4】 該噴流ノズルが被洗浄物の通過を遮断す
    るための弁に設けられた請求項1〜3いずれかに記載の
    洗浄槽。
JP2000174635A 2000-06-12 2000-06-12 洗浄槽 Expired - Lifetime JP4302293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000174635A JP4302293B2 (ja) 2000-06-12 2000-06-12 洗浄槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000174635A JP4302293B2 (ja) 2000-06-12 2000-06-12 洗浄槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001347234A true JP2001347234A (ja) 2001-12-18
JP4302293B2 JP4302293B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=18676631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000174635A Expired - Lifetime JP4302293B2 (ja) 2000-06-12 2000-06-12 洗浄槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4302293B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075559A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Mitsubishi Materials Techno Corp 滅菌装置及び滅菌方法
JP2019508243A (ja) * 2016-03-02 2019-03-28 ネッツハンマー、エリック 小さいパーツのための処理方法およびデバイス
CN113351568A (zh) * 2021-07-16 2021-09-07 吉林农业科技学院 一种中药材漂洗筛选设备

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104550109B (zh) * 2014-12-24 2016-04-20 楚天科技股份有限公司 一种胶塞清洗机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075559A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Mitsubishi Materials Techno Corp 滅菌装置及び滅菌方法
JP2019508243A (ja) * 2016-03-02 2019-03-28 ネッツハンマー、エリック 小さいパーツのための処理方法およびデバイス
CN113351568A (zh) * 2021-07-16 2021-09-07 吉林农业科技学院 一种中药材漂洗筛选设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4302293B2 (ja) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4197000A (en) Positive developing method and apparatus
JP3736587B2 (ja) 洗浄殺菌ユニット
JP3406887B2 (ja) フィルタの洗浄装置
EP1943932B1 (en) Household appliance for sanitizing foods
CN107790453A (zh) 一种进样瓶自动清洗装置
JP2009254781A (ja) マルチ噴射ノズル付き内視鏡洗浄機
JP3609869B2 (ja) 洗浄槽
JP2001347234A (ja) 洗浄槽
US5901718A (en) Wash tank for small molded parts
JP4286639B2 (ja) 洗浄槽
JP3273551B2 (ja) 内視鏡用付属部品洗滌装置および内視鏡洗浄装置
CN207641968U (zh) 一种进样瓶自动清洗装置
CN212041911U (zh) 一种全自动药桶清洗设备
JP2002263592A (ja) ゴム栓洗浄装置及びゴム栓搬送方法
CN108144936A (zh) 实验室用清洗装置
CN211802751U (zh) 一种液相瓶自动清洗装置
CN207371950U (zh) 一种全密闭真空溶剂清洗机
JPH09243266A (ja) ワークの乾燥装置
JP4064211B2 (ja) 物品の受渡装置及び受渡方法
CN216679322U (zh) 一种药瓶胶塞用灭菌干燥清洗机
US20210205857A1 (en) Processing method and device for small parts
JPS6239030B2 (ja)
CN207806077U (zh) 一种螺母清洗装置
RU2036734C1 (ru) Установка для очистки изделий
KR101915438B1 (ko) 의료용 튜브 세척장치 및 이의 세척방법.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4302293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term