JP2001345503A - レーザ逆コンプトン光生成装置 - Google Patents

レーザ逆コンプトン光生成装置

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JP2001345503A
JP2001345503A JP2000163780A JP2000163780A JP2001345503A JP 2001345503 A JP2001345503 A JP 2001345503A JP 2000163780 A JP2000163780 A JP 2000163780A JP 2000163780 A JP2000163780 A JP 2000163780A JP 2001345503 A JP2001345503 A JP 2001345503A
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laser
reaction section
laser beam
compton light
electron
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JP2000163780A
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Nobutada Aoki
延忠 青木
Satoshi Nakagawa
敏 中川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逆コンプトン散乱効果を利用してX線またはγ
線等の短波長光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装
置を提供する。 【解決手段】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装
置は、反応部18の別々の位置にレーザ逆コンプトン光
ポート22と、レーザビームポート21とを設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームにレー
ザビームを衝突させ、逆コンプトン散乱効果を利用して
大収量の短波長光を生成するレーザ逆コンプトン光生成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原子核や素粒子等の技術分野で
は、電磁力を用いて荷電粒子等の電子ビームを高エネル
ギ状態に加速させる電子蓄積リングが良く知られてい
る。この電子蓄積リングは、当初、研究用に開発された
ものであるが、最近では、ほぼ光速で走る電子ビームに
レーザビームを衝突させ、逆コンプトン散乱効果を利用
して大収量のX線やγ線等を生成し、生成したX線やγ
線等を各種分野へ広く適用することが行われている。そ
の中で、X線は半導体リソグラフィ、物質構造の検査、
生体組織検査、超微量分析等に広く利用されている。ま
た、γ線は、核物理分野でのプローブ(探査)光として
利用されている。
【0003】このように、より多くの分野への適用が期
待されているレーザ逆コンプトン光生成装置は、例え
ば、図15に示す構成のものが良く知られている。
【0004】全体を符号1で示す電子蓄積リングは、線
形加速器2、入射器3、偏向電磁石4、直線部分を利用
し電子ビーム5にレーザビーム6を衝突させる反応部
7、反応部7で生成したレーザ逆コンプトン光8を取り
出すレーザ逆コンプトン光取出しポート9、レーザ装置
10、レーザ入射光学系11を備えた構成になってい
る。
【0005】線形加速器2は、電子を数千万ボルト(数
十MeV)まで加速し、輸送管12を介して入射器3か
らビームダクト13に入射する。ビームダクト13に入
射した電子は、偏向電磁石4で磁場が加えられて時計方
向に偏向し、ビームダクト13内を周回する。
【0006】その際、直線部を利用した反応部7では、
レーザ装置10からのレーザビーム6がレーザ入射光学
系11を介して入射され、ここで電子ビーム5に衝突さ
せ、衝突に基づくレーザ逆コンプトン光8を生成する。
生成したレーザ逆コンプトン光8は、レーザ逆コンプト
ン光取出しポート9から例えばリソグラフィ等の利用系
14に供給するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図15で示した従来の
レーザ逆コンプトン光生成装置では、レーザビーム6の
入射とレーザ逆コンプトン光8の取出しとが同一のポー
トであるレーザ逆コンプトン光取出しポート9で行われ
ている。レーザビーム6の入射とレーザ逆コンプトン光
8の取出しとを一つのレーザ逆コンプトン光取出しポー
ト9で併用させたのは、電子ビーム5とレーザビーム6
との正面衝突(ヘッドオン)方向に対して角度を浅く
し、衝突する領域をより長くさせて大収量のレーザ逆コ
ンプトン光8を確保する考えに基づく。
【0008】しかし、このような考えは、衝突領域を長
く確保できる反面、光学レンズ系を用いてレーザビーム
6を集束するとき、長い焦点距離のレンズを用いなけれ
ばならないが、レーザビーム6の集束径を小さくできな
いことを考えると、反応部7でのレーザビーム6の密度
を高くすることができなくなる問題があった。
【0009】また、レーザ逆コンプトン光8は、レーザ
入射光学系11からのレーザビーム6との干渉を避ける
ためにレーザビーム入射角を設定しなければならない
が、その設定角度が限られた範囲でしか選択できず、種
々の不都合をもたらしていた。
【0010】また、レーザ逆コンプトン光8の波長も、
適用する電子ビーム5のエネルギとレーザビーム6の波
長とが設定されていれば、レーザビーム6の入射角度に
依存することになっており、上述のとおり、入射角度の
自由選択が許されないと、極く限られた範囲のものしか
選択できない不都合・不具合があった。
【0011】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、短波長光の選択範囲をより広くし、かつ大
収量のレーザ逆コンプトン光を効率よく生成できるレー
ザ逆コンプトン光生成装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレーザ逆コ
ンプトン光生成装置は、上述の目的を達成するために、
請求項1に記載したように、電子蓄積リングの直線部分
を利用して反応部を形成し、この反応部にレーザ系から
のレーザビームを供給し、電子ビームに衝突させ、レー
ザ逆コンプトン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成
装置において、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コン
プトン光ポートとレーザビームポートとを設置したもの
である。
【0013】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項2に
記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用して
反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
て、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コンプトン光ポ
ートとレーザビームポートとを設置するとともに、上記
レーザ系に設けられ、レーザビームを集束させる集光光
学素子と、上記反応部の上流側に設けられ、電子ビーム
を集束させる集束電磁石とを備えたものである。
【0014】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項3に
記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用して
反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
て、上記反応部に供給されたレーザビームに線状集束部
分を形成させる円筒ミラーを設けたものである。
【0015】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項4に
記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用して
反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
て、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コンプトン光ポ
ートとレーザビームポートとを設置するとともに、上記
レーザ系に設けられ、レーザビームを集束させる集光光
学素子と、上記反応部の上流側に設けられ、電子ビーム
を集束させる集束電磁石と、上記反応部に設けられ、供
給されたレーザビームに線状集束部分を形成させる円筒
ミラーとを備えたものである。
【0016】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項5に
記載したように、円筒ミラーは、反応部の軸方向に沿っ
て複数設けたものである。
【0017】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項6に
記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用して
反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
て、上記反応部に設けられ、供給されたレーザビームを
電子ビーム軸に平行に偏向させる穴あきミラーと、電子
ビーム軸に平行のレーザビームを電子ビーム軸に向かわ
せる方向に偏向させる穴あきプリズムと、電子ビーム軸
に向かわせる方向に偏向させたレーザビームにレーザ線
状集束部分を形成させる円筒ミラーとを備えたものであ
る。
【0018】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項7に
記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用して
反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
て、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コンプトン光ポ
ートとレーザビームポートとを設置する一方、上記レー
ザ系に設けられ、レーザビームを集束させる集光光学素
子と、上記反応部に設けられ、供給されたレーザビーム
を電子ビーム軸に平行に偏向させる穴あけミラーと、電
子ビーム軸に平行のレーザビームを電子ビーム軸に向か
わせる方向に偏向させる穴あきプリズムと、電子ビーム
軸に向かわせる方向に偏向させたレーザビームにレーザ
線状集束部分を形成させる円筒ミラーと、上記反応部の
上流側に設けられ、電子ビームを集束させる集束電磁石
とを備えたものである。
【0019】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項8に
記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用して
反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
て、上記反応部に供給されたレーザビームをレーザ線状
集束部分として形成する半導体レーザを設けたものであ
る。
【0020】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項9に
記載したように、半導体レーザは、反応部の軸方向に沿
って複数設置したものである。
【0021】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項10
に記載したように、半導体レーザは、反応部の軸方向に
対し、軸対象に複数設置したものである。
【0022】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項11
に記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用し
て反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザ
ビームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コン
プトン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置にお
いて、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反
応部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光
路に形成する共振器ミラーを備えたものである。
【0023】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項12
に記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用し
て反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザ
ビームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コン
プトン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置にお
いて、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反
応部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光
路に形成する共振器ミラーと、上記閉光路に設けられ、
線形加速器からの信号と、レーザ装置からのレーザビー
ムとを同期調整するモードロック機構部とを備えたこも
のである。
【0024】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項13
に記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用し
て反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザ
ビームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コン
プトン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置にお
いて、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反
応部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光
路に形成する共振器ミラーと、上記閉光路の外側に設け
られ、上記共振器ミラーにレーザビームを出射するレー
ザ装置とを備えたものである。
【0025】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項14
に記載したように、レーザ装置は、入口側レーザ共振ミ
ラーと出口側レーザ共振ミラーとを備えたものである。
【0026】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項15
に記載したように、電子蓄積リングの直線部分を利用し
て反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザ
ビームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コン
プトン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置にお
いて、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反
応部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光
路に形成する共振器ミラーと、上記閉光路の外側に設け
られ、上記共振器ミラーにレーザビームを出射するレー
ザ装置と、上記共振器ミラーからのレーザビームをフィ
ードバックさせてレーザビームのモードと電子ビームの
モードとを同期調整するモード同調用共振器ミラーとを
備えたものである。
【0027】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項16
に記載したように、レーザ装置は、チタンサファイアレ
ーザ、色素レーザ、半導体レーザのうち、いずれかを選
択したものである。
【0028】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、上述の目的を達成するために、請求項17
に記載したように、閉光路は三角形形状に形成したもの
である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーザ逆コン
プトン光生成装置の実施形態を図面および図面に付した
符号を引用して説明する。
【0030】図1は、本発明に係るレーザ逆コンプトン
光生成装置の第1実施形態を示す概略系統図である。
【0031】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、ビームダクト15により閉回路に形成した電
子蓄積リング16と、この電子蓄積リング16の一側に
接続する線形加速器17と、この電子蓄積リング16の
他側の直線部分を利用した反応部18にレーザ系19か
らのレーザビーム20を入射するレーザビームポート2
1と、その反応部18の下流側のビームダクト15に接
続するレーザ逆コンプトン光ポート22とを備えた構成
になっている。
【0032】線形加速器17は、電子を数千万ボルトに
加速するもので、輸送管23および入射器24を介して
加速した電子を電子蓄積リング16に供給している。
【0033】電子蓄積リング16は、偏向電磁石25を
複数個備え、線形加速器17から供給された電子ビーム
26を偏向させビームダクト25内を周回している。
【0034】一方、レーザ系19は、レーザ装置27、
レーザ入射光学系28を備え、レーザ装置27からのレ
ーザビーム20をレーザ入射光学系28、レーザビーム
ポート21を介して反応部18に供給し、ここで交叉角
θの選択幅を大きく拡げて電子ビーム26に衝突させ、
その際、逆コンプトン散乱効果を利用してX線またはγ
線のレーザ逆コンプトン光29を生成し、生成したレー
ザ逆コンプトン光29をレーザ逆コンプトン光ポート2
2から例えばリソグラフィ等の利用系30に供給する。
【0035】このように、本実施形態は、電子蓄積リン
グ16の直線部分を利用した反応部18と、この反応部
18の下流側との別々の位置にレーザビームポート21
とレーザ逆コンプトン光ポート22とをそれぞれ設け、
電子ビーム26にレーザビーム20を衝突させる交叉角
θを拡く設定したので、反応部18で生成したレーザ逆
コンプトン光の波長の選択幅を拡げることができ、選択
幅の拡がったレーザ逆コンプトン光を大収量することが
できる。
【0036】なお、本実施形態は、電子蓄積リング16
の直線部分を利用した反応部18にレーザビームポート
21を設けるともに、反応部18の下流側にレーザ逆コ
ンプトン光ポート22を設けたが、この例に限らず、例
えば図2に示すように、反応部18の上流側に電子ビー
ム26を集束させる集束電磁石31を設けると共に、レ
ーザ系19にレーザビーム20を集光させる集光光学系
素子32を設け、反応部18にレーザビーム20と電子
ビーム26との集束点Pを形成すれば、レーザ逆コンプ
トン光29の量を集束点Pで電子ビーム26の密度とレ
ーザビーム20の密度とに比例して増加させることがで
き、極めて効果的である。
【0037】図3は、本発明に係るレーザ逆コンプトン
光生成装置の第3実施形態を示す概念図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一または対応する部分には
同一符号を付す。
【0038】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、電子蓄積リング16の反応部18に軸方向に
沿って複数の円筒ミラー33,33を設置したものであ
る。円筒ミラー33,33は、図4に示すように、電子
ビーム26の電子ビーム軸にレーザビーム20が集束す
る位置に設置される。
【0039】このように、本実施形態は、電子蓄積リン
グ16の反応部18に軸方向に沿って複数の円筒ミラー
33,33を設置するとともに、その設置位置を電子ビ
ーム軸にレーザビーム20の線状集束部分が形成できる
位置に設定し、レーザビーム20の密度を高めたので、
電子ビーム26とレーザビーム20との衝突の際、大収
量のレーザ逆コンプトン光29を効果的に生成すること
ができる。
【0040】図5は、本発明に係るレーザ逆コンプトン
光生成装置の第4実施形態を示す概念図である。なお、
第1実施形態および第3実施形態の構成部分と同一また
は対応する部分には同一符号を付す。
【0041】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせ
たもので、電子蓄積リング16の反応部18の上流側に
電子ビーム26を集束させる集束電磁石31を設け、レ
ーザ系19にレーザビーム20を集光さる集光光学素子
32を設けるとともに、反応部18で、かつ集束電磁石
31の下流側に円筒ミラー33,33,…を設けたもの
である。
【0042】このように、本実施形態は、反応部18に
集束電磁石31と円筒ミラー33,33,…を設けると
ともに、レーザ系19に集光光学素子32を設け、電子
ビーム26およびレーザビーム20のそれぞれの軸に対
して集束させたので、レーザビーム20の密度を増加さ
せることができ、レーザビーム20の密度の増加に伴っ
てレーザ逆コンプトン光29を効果的に生成することが
できる。
【0043】図6は、本発明に係るレーザ逆コンプトン
光生成装置の第5実施形態を示す概念図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一または対応する部分には
同一符号を付す。
【0044】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、電子蓄積リング16の反応部18に穴あきミ
ラー34と穴あきプリズム35とを設置するとともに、
穴あきプリズム35の上流側に円筒ミラー36を設置し
たものである。
【0045】このような構成を備えた反応部18におい
て、穴あきミラー34に入射したレーザビーム20は、
ここで電子ビーム26の電子ビーム軸と平行にさせ、さ
らに穴あきプリズム35で予め定められた角度にして電
子ビーム軸に向かわせる方向に偏向させる。穴あきプリ
ズム35で偏向したレーザビーム20は、図7に示すよ
うに、円筒ミラー36内の電子ビーム軸上に向かわせて
レーザ線状集束部分を形成し、円筒ミラー36内を順
次、反射を繰り返して進む間に、電子ビーム軸上に順
次、レーザ線状集束部分を形成してその密度を高める。
【0046】このように、本実施形態は、反応部18に
穴あきミラー34、穴あきプリズム35、円筒ミラー3
6を設置し、レーザビーム20を電子ビーム軸に向かわ
せて偏向させ、集束部分を形成して密度を高めたので、
電子ビーム26とレーザビーム20との衝突の際、大収
量のレーザ逆コンプトン光を効果的に生成することがで
きる。
【0047】図8は、本発明に係るレーザ逆コンプトン
光生成装置の第6実施形態を示す概念図である。なお、
第1実施形態および第5実施形態の構成部分と同一また
は対応する部分には同一符号を付す。
【0048】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、第2実施形態と第5実施形態とを組み合わせ
たもので、電子蓄積リング16の反応部18に穴あきミ
ラー34、穴あきプリズム35、円筒ミラー36、電子
ビーム26を集束させる集束電磁石31を設けるととも
に、レーザ系19にレーザビーム20を集光させる集光
光学素子32を設けたものである。
【0049】このように、本実施形態は、反応部18に
穴あきミラー34、穴あきプリズム35、円筒ミラー3
6、集束電磁石31を設けるとともに、レーザ系19に
集束光学素子32を設け、レーザ系19からのレーザビ
ーム20を穴あきミラー34、穴あきプリズム35で偏
向させ、偏向したレーザビーム20を円筒ミラー36で
電子ビーム26の電子ビーム軸上に向かわせて集束部分
を形成してその密度を高めたので、電子ビーム26とレ
ーザビーム20との衝突の際、大収量のレーザ逆コンプ
トン光29を効果的に生成することができる。
【0050】図9は、本発明に係るレーザ逆コンプトン
光生成装置の第7実施形態を示す概念図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一または対応する部分には
同一符号を付す。
【0051】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、電子蓄積リング16の反応部18の軸方向に
複数の半導体レーザ37,37,…を設けるとともに、
円筒レンズ等のレンズ系38,38,…を設け、半導体
レーザ37,37,…からのレーザビーム20をレンズ
系38,38,…およびレーザ入射口39,39,…を
介して反応部18に入射し、電子ビーム26の電子ビー
ム軸に線状の集束部分を形成したものである。なお、半
導体レーザ37,37,…、レンズ系38,38,…お
よびレーザ入射口39,39,…は、図10に示すよう
に、反応部18に対し、軸対象にそれぞれ設けている。
【0052】このように、本実施形態は、反応部18に
対して軸対象位置に複数の半導体レーザ37,37,
…、レンズ系38,38,…およびレーザ入射口39,
39,…を設け、半導体レーザ37,37,…からのレ
ーザビーム20を電子ビーム26の電子ビーム軸に線状
の集束部分を形成してその密度を高めたので、電子ビー
ム26とレーザビーム20との衝突の際、大収量のレー
ザ逆コンプトン光を効果的に生成することができる。
【0053】図11は、本発明に係るレーザ逆コンプト
ン光生成装置の第8実施形態を示す概念図である。な
お、第1実施形態の構成部分と同一または対応する部分
には同一符号を付す。
【0054】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、電子蓄積リング16の反応部18の外側に設
けたレーザ装置27から反応部18に向かって出射した
レーザビーム20のビーム路がレーザ入射口39,3
9,…および反応部18を介して三角形状の閉光路とな
るように共振器ミラー40,40,40を設置するとと
もに、共振器ミラー40,40,40で強度を高めたレ
ーザビーム20をレーザ入射口39,39,…を介して
反応部18を通る電子ビーム26の電子ビーム軸で衝突
させたものである。
【0055】このように、本実施形態は、レーザ装置2
7から出射したレーザビーム20のビーム路が三角形状
の閉光路となるように共振器ミラー40,40,40を
設置し、共振器ミラー40,40,40で強度を高めた
レーザビーム20を電子ビーム軸で電子ビーム26と衝
突させたので、大収量のレーザ逆コンプトン光を効果的
に生成することができる。
【0056】なお、本実施形態は、レーザビーム20の
ビーム路が三角形状の閉光路となるように共振器ミラー
40,40,40を反応部18の外側に設置したが、こ
の例に限らず、例えば、図12に示すように、共振器ミ
ラー40とレーザ装置27との間にモードロック機構部
41を設け、図1で示した線形加速器17からの信号に
レーザ装置27からのレーザビーム20を同期調整し、
電子ビーム26の電子ビーム軸でパルス状の電子ビーム
26とパルス状のレーザビーム20とを衝突させてもよ
い。
【0057】図13は、本発明に係るレーザ逆コンプト
ン光生成装置の第10実施形態を示す概念図である。な
お、第1実施形態および第8実施形態の構成部分と同一
または対応する部分には同一符号を付す。
【0058】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、電子蓄積リング16における反応部18のレ
ーザ入射口39,39,…を介して三角形状の閉光路に
形成したレーザビーム20のビーム路の外側に、入口側
レーザ共振器ミラー42aおよび出口側レーザ共振器ミ
ラー42bを備えたレーザ装置27を設置し、レーザビ
ーム20のビーム路の外側に設けたレーザ装置27から
反応部18に向かって出射したレーザビーム20をビー
ム路内の共振器ミラー40,40,…で蓄積させ、強度
を高めたレーザビーム20を電子ビーム26の電子ビー
ム軸で衝突させたものである。
【0059】このように、本実施形態は、三角形状の閉
光路に形成したレーザビーム20のビーム路の外側に、
入口側レーザ共振器ミラー42a、出口側レーザ共振器
ミラー42bを備えたレーザ装置27を設置し、レーザ
装置27からのレーザビーム20をビーム路内の共振器
ミラー40,40,…で強度を高めて電子ビーム軸で電
子ビーム26と衝突させたので、大収量のレーザ逆コン
プトン光を効果的に生成することができる。
【0060】図14は、本発明に係るレーザ逆コンプト
ン光生成装置の第11実施形態を示す概念図である。な
お、第1実施形態および第8実施形態の構成部分と同一
または対応する部分には同一符号を付す。
【0061】本実施形態に係るレーザ逆コンプトン光生
成装置は、電子蓄積リング16の反応部18にレーザビ
ーム20のビーム路を三角形状の閉光路に形成し、その
ビーム路の外側にレーザ装置27を設置する際、そのビ
ーム路内の共振器ミラー40,40,…のうち、少なく
とも一つ以上にモード同調用共振器ミラー43を設けた
ものである。
【0062】従来、レーザビーム20のビーム路の外側
にレーザ装置27を設置する場合、ビーム路内のレーザ
ビームモードとレーザ装置27からのレーザビーム発振
モードとの間に偏差が出ることがある。
【0063】本実施形態は、このような点を考慮したも
ので、ビーム路内の共振器ミラー40,40,…のう
ち、少なくとも一つ以上にレーザビーム20をフィード
バックさせて調整するモード同調用共振器ミラー43を
設け、ビーム路内のレーザビームモードとレーザ装置2
7からのレーザビーム発振モードとを同調させたもので
ある。なお、レーザ装置27は、スペクトル幅の広い発
振特性を持ったチタンサファイアレーザ、色素レーザ、
半導体レーザのうち、いずれかが選択されている。
【0064】このように、本実施形態は、ビーム路内の
レーザビームモードとレーザ装置27からのレーザビー
ム発振モードとを同調させ強度を高めて電子ビーム軸で
電子ビーム26と衝突させたので、大収量のレーザ逆コ
ンプトン光を効果的に生成することができる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るレー
ザ逆コンプトン光生成装置は、レーザビームポートとレ
ーザ逆コンプトン光ポートとのそれぞれを反応部の別々
の位置に設け、レーザビームを電子ビームに衝突させる
交叉角を拡く設定したので、レーザ逆コンプトン光の波
長の選択幅を拡げることができる。
【0066】また、本発明に係るレーザ逆コンプトン光
生成装置は、レーザビームの密度を増加させる手段を設
けてレーザビームを電子ビームに衝突させたので、大収
量のレーザ逆コンプトン光を効果的に生成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置の
第1実施形態を示す概略系統図。
【図2】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置の
第2実施形態を示す概念図。
【図3】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置の
第3実施形態を示す概念図。
【図4】図3のA−A矢視方向から切断した切断断面
図。
【図5】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置の
第4実施形態を示す概念図。
【図6】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置の
第5実施形態を示す概念図。
【図7】図6のB−B矢視方向から切断した切断断面
図。
【図8】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置の
第6実施形態を示す概念図。
【図9】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置の
第7実施形態を示す概念図。
【図10】図9のC−C矢視方向から切断した切断断面
図。
【図11】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置
の第8実施形態を示す概念図。
【図12】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置
の第9実施形態を示す概念図。
【図13】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置
の第10実施形態を示す概念図。
【図14】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置
の第11実施形態を示す概念図。
【図15】本発明に係るレーザ逆コンプトン光生成装置
を示す概略系統図。
【符号の説明】
1 電子蓄積リング 2 線形加速器 3 入射器 4 偏向電磁石 5 電子ビーム 6 レーザビーム 7 反応部 8 レーザ逆コンプトン光 9 レーザ逆コンプトン光取出しポート 10 レーザ装置 11 レーザ入射光学系 12 輸送管 13 ビームダクト 14 利用系 15 ビームダクト 16 電子蓄積リング 17 線形加速器 18 反応部 19 レーザ系 20 レーザビーム 21 レーザビームポート 22 レーザ逆コンプトン光ポート 23 輸送管 24 入射器 25 偏向電磁石 26 電子ビーム 27 レーザ装置 28 レーザ入射光学系 29 レーザ逆コンプトン光 30 利用系 31 集束電磁石 32 集光光学素子 33 円筒ミラー 34 穴あきミラー 35 穴あきプリズム 36 円筒ミラー 37 半導体レーザ 38 レンズ系 39 レーザ入射口 40 共振器ミラー 41 モードロック機構部 42a 入口側レーザ共振ミラー 42b 出口側レーザ共振ミラー 43 モード同調用共振器ミラー
フロントページの続き Fターム(参考) 2G085 AA14 BA13 BA15 BA20 CA19 DB04 4G075 AA01 AA43 CA36 CA39 CA42 DA02 EB24 EB32 EC06 5F072 AC10 HH02 HH03 JJ20 KK06 LL08 PP07 RR07 RR10 YY03 YY05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子蓄積リングの直線部分を利用して反
    応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビー
    ムを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプト
    ン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コンプトン光ポ
    ートとレーザビームポートとを設置したことを特徴とす
    るレーザ逆コンプトン光生成装置。
  2. 【請求項2】 電子蓄積リングの直線部分を利用して反
    応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビー
    ムを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプト
    ン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コンプトン光ポ
    ートとレーザビームポートとを設置するとともに、上記
    レーザ系に設けられ、レーザビームを集束させる集光光
    学素子と、上記反応部の上流側に設けられ、電子ビーム
    を集束させる集束電磁石とを備えたことを特徴とするレ
    ーザ逆コンプトン光生成装置。
  3. 【請求項3】 電子蓄積リングの直線部分を利用して反
    応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビー
    ムを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプト
    ン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部に供給されたレーザビームに線状集束部
    分を形成させる円筒ミラーを設けたことを特徴とするレ
    ーザ逆コンプトン光生成装置。
  4. 【請求項4】 電子蓄積リングの直線部分を利用して反
    応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビー
    ムを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプト
    ン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コンプトン光ポ
    ートとレーザビームポートとを設置するとともに、上記
    レーザ系に設けられ、レーザビームを集束させる集光光
    学素子と、上記反応部の上流側に設けられ、電子ビーム
    を集束させる集束電磁石と、上記反応部に設けられ、供
    給されたレーザビームに線状集束部分を形成させる円筒
    ミラーとを備えたことを特徴とするレーザ逆コンプトン
    光生成装置。
  5. 【請求項5】 円筒ミラーは、反応部の軸方向に沿って
    複数設けたことを特徴とする請求項3または4記載のレ
    ーザ逆コンプトン光生成装置。
  6. 【請求項6】 電子蓄積リングの直線部分を利用して反
    応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビー
    ムを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプト
    ン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部に設けられ、供給されたレーザビームを
    電子ビーム軸に平行に偏向させる穴あきミラーと、電子
    ビーム軸に平行のレーザビームを電子ビーム軸に向かわ
    せる方向に偏向させる穴あきプリズムと、電子ビーム軸
    に向かわせる方向に偏向させたレーザビームにレーザ線
    状集束部分を形成させる円筒ミラーとを備えたことを特
    徴とするレーザ逆コンプトン光生成装置。
  7. 【請求項7】 電子蓄積リングの直線部分を利用して反
    応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビー
    ムを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプト
    ン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の別々の位置にレーザ逆コンプトン光ポ
    ートとレーザビームポートとを設置する一方、上記レー
    ザ系に設けられ、レーザビームを集束させる集光光学素
    子と、上記反応部に設けられ、供給されたレーザビーム
    を電子ビーム軸に平行に偏向させる穴あけミラーと、電
    子ビーム軸に平行のレーザビームを電子ビーム軸に向か
    わせる方向に偏向させる穴あきプリズムと、電子ビーム
    軸に向かわせる方向に偏向させたレーザビームにレーザ
    線状集束部分を形成させる円筒ミラーと、上記反応部の
    上流側に設けられ、電子ビームを集束させる集束電磁石
    とを備えたことを特徴とするレーザ逆コンプトン光生成
    装置。
  8. 【請求項8】 電子蓄積リングの直線部分を利用して反
    応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビー
    ムを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプト
    ン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部に供給されたレーザビームをレーザ線状
    集束部分として形成する半導体レーザを設けたことを特
    徴とするレーザ逆コンプトン光生成装置。
  9. 【請求項9】 半導体レーザは、反応部の軸方向に沿っ
    て複数設置したことを特徴とする請求項8記載のレーザ
    逆コンプトン光生成装置。
  10. 【請求項10】 半導体レーザは、反応部の軸方向に対
    し、軸対象に複数設置したことを特徴とする請求項8記
    載のレーザ逆コンプトン光生成装置。
  11. 【請求項11】 電子蓄積リングの直線部分を利用して
    反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
    ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
    トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反応
    部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光路
    に形成する共振器ミラーを備えたことを特徴とするレー
    ザ逆コンプトン光生成装置。
  12. 【請求項12】 電子蓄積リングの直線部分を利用して
    反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
    ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
    トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反応
    部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光路
    に形成する共振器ミラーと、上記閉光路に設けられ、線
    形加速器からの信号と、レーザ装置からのレーザビーム
    とを同期調整するモードロック機構部とを備えたここと
    を特徴とするレーザ逆コンプトン光生成装置。
  13. 【請求項13】 電子蓄積リングの直線部分を利用して
    反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
    ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
    トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反応
    部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光路
    に形成する共振器ミラーと、上記閉光路の外側に設けら
    れ、上記共振器ミラーにレーザビームを出射するレーザ
    装置とを備えたことを特徴とするレーザ逆コンプトン光
    生成装置。
  14. 【請求項14】 レーザ装置は、入口側レーザ共振ミラ
    ーと出口側レーザ共振ミラーとを備えたことを特徴とす
    る請求項13記載のレーザ逆コンプトン光生成装置。
  15. 【請求項15】 電子蓄積リングの直線部分を利用して
    反応部を形成し、この反応部にレーザ系からのレーザビ
    ームを供給し、電子ビームに衝突させ、レーザ逆コンプ
    トン光を生成するレーザ逆コンプトン光生成装置におい
    て、上記反応部の外側に設けたレーザ装置から上記反応
    部に向かって出射するレーザビームのビーム路を閉光路
    に形成する共振器ミラーと、上記閉光路の外側に設けら
    れ、上記共振器ミラーにレーザビームを出射するレーザ
    装置と、上記共振器ミラーからのレーザビームをフィー
    ドバックさせてレーザビームのモードと電子ビームのモ
    ードとを同期調整するモード同調用共振器ミラーとを備
    えたことを特徴とするレーザ逆コンプトン光生成装置。
  16. 【請求項16】 レーザ装置は、チタンサファイアレー
    ザ、色素レーザ、半導体レーザのうち、いずれかを選択
    したことを特徴とするレーザ逆コンプトン光生成装置。
  17. 【請求項17】 閉光路は三角形形状に形成したことを
    特徴とする請求項11,12,13または15記載のレ
    ーザ逆コンプトン光生成装置。
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