JP2003232892A - レーザ逆コンプトン発生装置 - Google Patents

レーザ逆コンプトン発生装置

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JP2003232892A
JP2003232892A JP2002031164A JP2002031164A JP2003232892A JP 2003232892 A JP2003232892 A JP 2003232892A JP 2002031164 A JP2002031164 A JP 2002031164A JP 2002031164 A JP2002031164 A JP 2002031164A JP 2003232892 A JP2003232892 A JP 2003232892A
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inverse
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Motoharu Marushita
元治 丸下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のビームラインを設置可能なレーザ逆コ
ンプトン発生装置を提供する。 【解決手段】 電子ビームeの軌道を逐次曲げる複数の
偏向電磁石11,12,13,14,15と、偏向電磁
石11,13,15の電子ビームe進行方向上流側に配
置され且つレーザビームLを電子ビームeへ向けて反射
するミラー16,17,18とを備え、電子ビームeに
対してミラー16,17,18が反射するレーザビーム
Lを衝突させて、偏向電磁石11,13,15の電子ビ
ームe進行方向上流側で、それぞれ逆コンプトン光Xを
発生させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ逆コンプトン
発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光速に近い速度に加速した電子と光を衝
突させると、電子の速度に応じてX線領域やγ線領域の
電磁波(逆コンプトン光)が発生する。
【0003】図5は従来のレーザ逆コンプトン発生装置
の第1の例を示すもので、この発生装置は、粒子加速器
(図示せず)から得た電子ビームeが通過する孔を有し
且つレーザ発振器1が出射するレーザビームLを電子ビ
ームe進行方向上流側へ反射して当該電子ビームeにレ
ーザビームLを衝突させるミラー2と、電子ビームeが
通過する孔を有し且つミラー2から出射されるレーザビ
ームLを電子ビームeの移動経路側方のダンパ3へ向け
て反射するミラー4と、前記のミラー2の孔を通過した
電子ビームeの軌道を曲げる偏向電磁石5と、該偏向電
磁石5によって軌道が曲った電子ビームeの進行を阻止
するダンパ6とを備えている。
【0004】電子ビームeの移動経路は、チェンバ並び
にダクトなど構造物(図示せず)で取り囲まれ、真空状
態に保持されている。
【0005】図5に示すレーザ逆コンプトン発生装置で
は、ミラー2,4の間における電子ビームeとレーザビ
ームLとの衝突によって発生し且つミラー2の孔を通過
する逆コンプトン光Xを、実験用のビームライン(図示
せず)に導いている。
【0006】図6は従来のレーザ逆コンプトン発生装置
の第2の例を示すもので、この発生装置は、粒子加速器
が出射する電子ビームeの軌道を曲げる偏向電磁石7
と、該偏向電磁石7によって軌道が曲った電子ビームe
及びレーザ発振器1から電子ビームeの進行方向上流側
へ向けて出射されるレーザビームLの双方が素子表面に
入射する分光素子8と、該分光素子8から出射されるレ
ーザビームLの進行を阻止するダンパ9とを備えてい
る。
【0007】電子ビームeの移動経路は、チェンバ並び
にダクトなど構造物で取り囲まれ、真空状態に保持され
ている。
【0008】分光素子8は、たとえば、シリコン(S
i)またはゲルマニウム(Ge)などの単結晶を、素子
表面が格子面に対して非対称角をなすように加工したも
ので、レーザビームLを表面法線に応じた角度で反射し
且つ逆コンプトン光Xを回折面法線に応じた角度でブラ
ッグ反射する。
【0009】また、分光素子8は、冷却機能を有するホ
ルダ(図示せず)に装着されている。
【0010】図6に示すレーザ逆コンプトン発生装置で
は、分光素子8の表面における電子ビームeとレーザビ
ームLの衝突により発生した逆コンプトン光Xを分光素
子8により反射して、実験用のビームラインに導いてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5及
び図6に示すレーザ逆コンプトン発生装置においては、
逆コンプトン光Xの発生点が1ヶ所であるため、複数の
ビームラインを設置することができなかった。
【0012】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、複数のビームラインを設置可能なレーザ逆コンプト
ン発生装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のレーザ逆コンプトン発生
装置は、電子ビームの軌道を逐次曲げる複数の偏向電磁
石と、2以上の所定の偏向電磁石の電子ビーム進行方向
上流側に配置され且つレーザビームを電子ビーム進行方
向上流側へ向けて反射する光学素子とを備えている。
【0014】また、本発明の請求項2に記載のレーザ逆
コンプトン発生装置は、電子ビームを加速する手段を、
所定の光学素子の電子ビーム進行方向上流側に配置して
いる。
【0015】本発明の請求項3に記載のレーザ逆コンプ
トン発生装置は、電子ビームの移動経路に設けた複数の
偏向電磁石と、各偏向電磁石の電子ビーム進行方向下流
側に配置され且つレーザビームを偏向電磁石で軌道が曲
った電子ビームの進行方向上流側へ向けて反射する分光
素子とを備えている。
【0016】また、本発明の請求項4に記載のレーザ逆
コンプトン発生装置は、電子ビームを加速する手段を、
所定の分光素子の電子ビーム進行方向上流側に配置して
いる。
【0017】本発明の請求項1に記載のレーザ逆コンプ
トン発生装置では、複数の偏向電磁石により逐次軌道が
曲げられる電子ビームに対して、2以上の所定の偏向電
磁石の電子ビーム進行方向上流側に配置した光学素子が
反射するレーザビームを衝突させて、所定の偏向電磁石
の電子ビーム進行方向上流側で逆コンプトン光を発生さ
せるようにする。
【0018】また、本発明の請求項2に記載のレーザ逆
コンプトン発生装置では、光学素子の電子ビーム進行方
向上流側でレーザ光に衝突させるべき電子ビームを適宜
加速して、逆コンプトン光のエネルギーを可変にする。
【0019】本発明の請求項3に記載のレーザ逆コンプ
トン発生装置では、所定の偏向電磁石により軌道が曲げ
られる電子ビームに対して、その進行方向下流側の分光
素子で反射するレーザビームを衝突させて、所定の分光
素子の近傍で逆コンプトン光を発生させるようにする。
【0020】また、本発明の請求項4に記載のレーザ逆
コンプトン発生装置では、分光素子の電子ビーム進行方
向上流側でレーザ光に衝突させるべき電子ビームを適宜
加速して、逆コンプトン光のエネルギーを可変にする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0022】図1は本発明のレーザ逆コンプトン発生装
置の実施の形態の第1の例を示している。
【0023】この発生装置は、線形加速器などから得た
電子ビームeの軌道を逐次曲げ得る偏向電磁石11,1
2,13,14,15と、電子ビームeが通過する孔を
有し且つレーザ発振器10が出射するレーザビームLを
電子ビームe進行方向上流側へ反射して電子ビームeに
衝突させるように奇数番目の偏向電磁石11,13,1
5の電子ビームe進行方向上流側に配置したミラー1
6,17,18と、電子ビームeが通過する孔を有し且
つミラー16,17,18から出射されるレーザビーム
Lを電子ビームeの移動経路側方に設置したダンパ22
へ向けて反射するミラー19,20,21と、偶数番目
の偏向電磁石12,14を励磁していないときに電子ビ
ームeの進行を阻止するダンパ23,24と、最後段の
偏向電磁石15を励磁しているときに電子ビームeの進
行を阻止するダンパ25とを備えている。
【0024】電子ビームeの移動経路は、チェンバ並び
にダクトなど構造物で取り囲まれ、真空状態に保持され
ている。
【0025】偏向電磁石11,12,13,14,15
を励磁し、レーザ発振器10を作動させてミラー16,
17,18へレーザビームLを出射させると、ミラー1
6,19間、ミラー17,20間、並びにミラー18,
21間の計3ヶ所で、レーザビームLが電子ビームeに
衝突し、逆コンプトン光Xが発生する。
【0026】この逆コンプトン光Xは、ミラー16,1
7,18の孔を通過して、実験用のビームラインにそれ
ぞれ導かれ、逆コンプトン光Xの発生に寄与しなかった
残りの電子ビームeは、偏向電磁石12,13,14,
15で軌道を曲げられ、最終的にはダンパ25に入射す
る。
【0027】偏向電磁石11,12,13,14,15
を励磁し、レーザ発振器10を作動させてミラー16,
18へレーザビームLを出射させると、ミラー16,1
9間、並びにミラー18,21間の2ヶ所でレーザビー
ムLが電子ビームeに衝突し、逆コンプトン光Xが発生
する。
【0028】偏向電磁石11,12,13,14,15
を励磁し、レーザ発振器10を作動させてミラー17,
18へレーザビームLを出射させると、ミラー17,2
0間、並びにミラー18,21間の2ヶ所でレーザビー
ムLが電子ビームeに衝突し、逆コンプトン光Xが発生
する。
【0029】偏向電磁石11,12,13,14,15
を励磁し、レーザ発振器10を作動させてミラー18へ
レーザビームLを出射させると、ミラー18,21間の
だけでレーザビームLが電子ビームeに衝突し、逆コン
プトン光Xが発生する。
【0030】偏向電磁石14を励磁せずに、偏向電磁石
11,12,13を励磁し、レーザ発振器10からミラ
ー16,17へレーザビームLを出射させると、ミラー
16,19間、並びにミラー17,20間の2ヶ所でレ
ーザビームLが電子ビームeに衝突し、逆コンプトン光
Xが発生する。
【0031】このとき、逆コンプトン光Xの発生に寄与
しなかった残りの電子ビームeは、ダンパ24に入射す
る。
【0032】偏向電磁石14を励磁せずに、偏向電磁石
11,12,13を励磁し、レーザ発振器10からミラ
ー17へレーザビームLを出射させると、ミラー17,
20間だけでレーザビームLが電子ビームeに衝突し、
逆コンプトン光Xが発生する。
【0033】偏向電磁石12,13,14,15を励磁
せずに、偏向電磁石11のみを励磁し、レーザ発振器1
0からミラー16へレーザビームLを出射させると、ミ
ラー16,19間だけでレーザビームLが電子ビームe
に衝突し、逆コンプトン光Xが発生する。
【0034】このとき、逆コンプトン光Xの発生に寄与
しなかった残りの電子ビームeは、ダンパ23に入射す
る。
【0035】このように、図1に示すレーザ逆コンプト
ン発生装置においては、複数の偏向電磁石11,12,
13,14,15により逐次軌道が曲げられる電子ビー
ムeに対して、所定の偏向電磁石11,13,15の電
子ビームe進行方向上流側に配置したミラー16,1
7,18が反射するレーザビームLを衝突させるので、
複数箇所で逆コンプトン光Xを発生でき、よって、ビー
ムラインを複数設置することが可能になる。
【0036】なお、上述したレーザ逆コンプトン発生装
置では、ミラー16,17,18のそれぞれにレーザ発
振器10を設置しているが、1基のレーザ発振器10を
複数のミラー16,17,18で共用するようにしても
よい。
【0037】図2は本発明のレーザ逆コンプトン発生装
置の実施の形態の第2の例を示しており、図中、図1と
同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0038】この発生装置では、ミラー19,20,2
1の電子ビームe進行方向上流側に加速管26,27,
28を配置し、偏向電磁石11,13,15の電子ビー
ムe進行方向上流側で、当該電子ビームeを適宜加速で
きるようにしている。
【0039】従って、線形加速器、あるいはエネルギー
蓄積リングのいずれから電子ビームeを得た場合であっ
ても、電子ビームeの速度を調整すれば、ミラー16,
19間、ミラー17,20間、並びにミラー18,21
間で発生する逆コンプトン光Xのエネルギーを可変にで
きる。
【0040】図3は本発明のレーザ逆コンプトン発生装
置の実施の形態の第3の例を示している。
【0041】この発生装置は、線形加速器などから得た
電子ビームeの移動経路に設置した複数の偏向電磁石3
1,32,33と、これらの偏向電磁石31,32,3
3の電子ビームe進行方向下流側に配置され且つレーザ
発振器10が出射するレーザビームLを偏向電磁石3
1,32,33で軌道が曲った電子ビームeの進行方向
上流側へ向けて反射する分光素子34,35,36と、
電子ビームeの進行方向とは反対側に位置するように偏
向電磁石31,32,33の至近に配置され且つレーザ
ビームLの進行を阻止するダンパ37,38,39と、
前記の偏向電磁石31,32,33と分光素子34,3
5,36の間に配置され且つ電子ビームeの軌道を曲げ
る偏向電磁石43,44,45と、該偏向電磁石43,
44,45により軌道が曲った電子ビームeの進行を阻
止するダンパ46,47,48とを備えている。
【0042】電子ビームeの移動経路は、チェンバ並び
にダクトなど構造物で取り囲まれ、真空状態に保持され
ている。
【0043】分光素子34,35,36は、先に述べた
分光素子8(図6参照)と同様に、シリコン(Si)ま
たはゲルマニウム(Ge)などの単結晶を、素子表面が
格子面に対して非対称角をなすように加工したもので、
レーザビームLを表面法線に応じた角度で反射し且つ逆
コンプトン光Xを回折面法線に応じた角度でブラッグ反
射する。
【0044】偏向電磁石31,43を励磁し、レーザ発
振器10から分光素子34へレーザビームLを出射させ
ると、分光素子34によって反射するレーザビームLが
偏向電磁石31で軌道が曲げられた電子ビームeに衝突
し、逆コンプトン光Xが発生する。
【0045】この逆コンプトン光Xは、分光素子34に
より反射して実験用のビームラインに導かれ、逆コンプ
トン光Xの発生に寄与しなかった残りのレーザビームL
は、37に入射し、逆コンプトン光Xの発生に寄与しな
かった残りの電子ビームeは、偏向電磁石43で軌道を
曲げられてダンパ46に入射する。
【0046】偏向電磁石32,44を励磁し、レーザ発
振器10から分光素子35へレーザビームLを出射させ
ると、分光素子35によって反射するレーザビームLが
偏向電磁石32で軌道が曲げられた電子ビームeに衝突
し、逆コンプトン光Xが発生する。
【0047】この逆コンプトン光Xは、分光素子35に
より反射して実験用のビームラインに導かれ、逆コンプ
トン光Xの発生に寄与しなかった残りのレーザビームL
は、38に入射し、逆コンプトン光Xの発生に寄与しな
かった残りの電子ビームeは、偏向電磁石44で軌道を
曲げられてダンパ47に入射する。
【0048】偏向電磁石33,45を励磁し、レーザ発
振器10から分光素子36へレーザビームLを出射させ
ると、分光素子36によって反射するレーザビームLが
偏向電磁石33で軌道が曲げられた電子ビームeに衝突
し、逆コンプトン光Xが発生する。
【0049】この逆コンプトン光Xは、分光素子36に
より反射して実験用のビームラインに導かれ、逆コンプ
トン光Xの発生に寄与しなかった残りのレーザビームL
は、39に入射し、逆コンプトン光Xの発生に寄与しな
かった残りの電子ビームeは、偏向電磁石45で軌道を
曲げられてダンパ48に入射する。
【0050】このように、図3に示すレーザ逆コンプト
ン発生装置においては、所定の偏向電磁石31,32,
33により軌道が曲げられる電子ビームeに対して、こ
れら偏向電磁石31,32,33の進行方向下流側に配
置した分光素子34,35,36で反射するレーザビー
ムLを衝突させるので、複数箇所で逆コンプトン光Xを
発生でき、よって、ビームラインを複数設置することが
可能になる。
【0051】なお、上述したレーザ逆コンプトン発生装
置では、分光素子34,35,36のそれぞれにレーザ
発振器10を設置しているが、1基のレーザ発振器10
を各分光素子34,35,36で共用するようにしても
よい。
【0052】図4は本発明のレーザ逆コンプトン発生装
置の実施の形態の第4の例を示しており、図中、図3と
同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0053】この発生装置では、偏向電磁石43,4
4,45の電子ビームe進行方向上流側に加速管40,
41,42を配置し、これらの加速管40,41,42
により電子ビームeを適宜加速できるようにしている。
【0054】従って、線形加速器、あるいはエネルギー
蓄積リングのいずれから電子ビームeを得た場合であっ
ても、電子ビームeの速度を調整すれば、各分光素子3
4,35,36の至近で発生する逆コンプトン光Xのエ
ネルギーを可変にできる。
【0055】なお、本発明のレーザ逆コンプトン発生装
置は上述した実施の形態のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更を加
え得ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、下記
のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0057】(1)本発明の請求項1または請求項2に
記載のレーザ逆コンプトン発生装置のいずれにおいて
も、複数の偏向電磁石により逐次軌道が曲げられる電子
ビームに、所定の偏向電磁石の電子ビーム進行方向上流
側に配置したミラーが反射するレーザビームが衝突する
ので、複数箇所で逆コンプトン光Xを発生でき、よっ
て、ビームラインを複数設置することが可能になる。
【0058】(2)本発明の請求項2に記載のレーザ逆
コンプトン発生装置では、光学素子の電子ビーム進行方
向上流側でレーザ光に衝突させるべき電子ビームを適宜
加速するので、逆コンプトン光のエネルギーを可変にで
きる。
【0059】(3)本発明の請求項3または請求項4に
記載のレーザ逆コンプトン発生装置のいずれにおいて
も、所定の偏向電磁石により軌道が曲げられる電子ビー
ムに、その進行方向下流側の分光素子で反射するレーザ
ビームが衝突するので、所定の分光素子の近傍で逆コン
プトン光を発生でき、よって、ビームラインを複数設置
することができる。
【0060】(4)本発明の請求項4に記載のレーザ逆
コンプトン発生装置では、分光素子の電子ビーム進行方
向上流側でレーザ光に衝突させるべき電子ビームを適宜
加速するので、逆コンプトン光のエネルギーを可変にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ逆コンプトン発生装置の実施の
形態の第1の例を示す概念図である。
【図2】本発明のレーザ逆コンプトン発生装置の実施の
形態の第2の例を示す概念図である。
【図3】本発明のレーザ逆コンプトン発生装置の実施の
形態の第3の例を示す概念図である。
【図4】本発明のレーザ逆コンプトン発生装置の実施の
形態の第4の例を示す概念図である。
【図5】従来のレーザ逆コンプトン発生装置の第1の例
を示す概念図である。
【図6】従来のレーザ逆コンプトン発生装置の第2の例
を示す概念図である。
【符号の説明】
11,12,13,14,15 偏向電磁石 16,17,18 ミラー 26,27,28 加速管 31,32,33 偏向電磁石 34,35,36 分光素子 40,41,42 加速管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームの軌道を逐次曲げる複数の偏
    向電磁石と、2以上の所定の偏向電磁石の電子ビーム進
    行方向上流側に配置され且つレーザビームを電子ビーム
    進行方向上流側へ向けて反射する光学素子とを備えてな
    ることを特徴とするレーザ逆コンプトン発生装置。
  2. 【請求項2】 電子ビームを加速する手段を、所定の光
    学素子の電子ビーム進行方向上流側に配置した請求項1
    に記載のレーザ逆コンプトン発生装置。
  3. 【請求項3】 電子ビームの移動経路に設けた複数の偏
    向電磁石と、各偏向電磁石の電子ビーム進行方向下流側
    に配置され且つレーザビームを偏向電磁石で軌道が曲っ
    た電子ビームの進行方向上流側へ向けて反射する分光素
    子とを備えてなることを特徴とするレーザ逆コンプトン
    発生装置。
  4. 【請求項4】 電子ビームを加速する手段を、所定の分
    光素子の電子ビーム進行方向上流側に配置した請求項3
    に記載のレーザ逆コンプトン発生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533081A (ja) * 2004-04-09 2007-11-15 リンシャン テクノロジーズ インコーポレイテッド 高線束の小型コンプトンx線源用の装置、システム、および方法
JP2009016120A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Ihi Corp X線発生装置用のレーザ導入兼x線取出機構
JP2009016119A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Ihi Corp X線発生装置の波長変更装置および方法
JP2009135018A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 National Institute Of Advanced Industrial & Technology X線発生装置及びx線発生方法

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