JP2001344936A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2001344936A
JP2001344936A JP2000156339A JP2000156339A JP2001344936A JP 2001344936 A JP2001344936 A JP 2001344936A JP 2000156339 A JP2000156339 A JP 2000156339A JP 2000156339 A JP2000156339 A JP 2000156339A JP 2001344936 A JP2001344936 A JP 2001344936A
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Yoshinori Shiomi
良則 塩見
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各々のリールを個別に単独でロックする様に
したリールロック機構におけるロック解除動作を常時ス
ムーズ且つ安定にすることを目的とする。 【解決手段】 供給側リールロック部材を基部と爪部か
ら形成し、基部に底面と片側側面を開放した装置側のリ
ールロック解除操作部材挿入用凹部を設け、一方、巻取
側ロック部材を基部と爪部から形成し、基部に底面と片
側側面を開放した装置側のリールロック解除操作部材挿
入用凹部を設け、カセット本体に供給側リールロック部
材および巻取側ロック部材の片側側面が相対する様に装
着すると共に、供給側リールロック部材の基部の後面部
および巻取側リールロック部材の基部の後面部をロック
部材押さえバネでそれぞれ押圧する様にし、リールロッ
ク解除時、供給側リールロック部材の挿入用凹部および
巻取側リールロック部材の挿入用凹部で形成される凹部
にリールロック解除操作部材を挿入して解除動作を行う
様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダーの如き磁気記録再生装置やその他各種の情報処理
装置などに使用するテープカセットのリールロック機構
に関し、特に各々のリールを個別に単独でロックする様
にしたリールロック機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化にともない、
ビデオテープレコーダー(以下VTRという)及びテー
プカセットがコンパクトになりVTRは風景や撮影取り
のように屋外で使用される機会が多くなってきた。
【0003】その結果、テープカセットも特に屋外使用
を考慮し、塵埃対策としてテープを外気と遮断するため
にテープの前面及び後面をそれぞれ覆う2枚あるいは3
枚式の蓋構造のものが考案され実用化されている。
【0004】ところが、上述した蓋構造にすると副作用
として落下衝撃等が加わりテープ弛みが生じた場合に蓋
開閉によるテープ挟み込みが起き易くなってくる。この
点を考慮し各々のリールを個別に単独でロックする様に
したリールロック機構が考案され特開平6−89528
号で開示されている。
【0005】ここで、従来のテープカセットのリールロ
ック機構について特開平6−89528号で開示された
図面を参照しながら説明する。図9は従来のテープカセ
ット10の全体内部平面図、図10は従来のリールロッ
ク機構部の分解斜視図である。
【0006】図9に示す様に、テープカセット10を構
成するカセット本体は合成樹脂で成形された上ハーフ2
と下ハーフ3から成り、上ハーフ2と下ハーフ3を上下
方向から組合せることにより一体の筐体に形成される。
テープカセット10の前面にはVTR側のテープ引き出
し部材(図示せず)が挿入される為の開口部4が設けられ
ている。開口部4の下ハーフ3側の両側には下ハーフ3
と一体に形成された一対のテープガイド5が設けられて
いる。カセット本体内にはテープ6が巻回される供給側
リール7と巻取側リール8が収納されている。テープ6
は供給側リール7からテープガイド5を経由して巻取側
リール8へ巻き取られる。テープガイド5に案内されて
開口部4に沿って架張されたテープ6は閉蓋時、カセッ
ト本体に回動自在に取り付けられテープ6の前面を覆う
前蓋9と前蓋9に取り付けられ前蓋9と連動して動作し
テープ6の後面を覆う後蓋11によって覆われるように
なっている。テープカセット10の後面部中央付近には
供給側リール7および巻取側リール8が不使用時回転し
ないようにロックするリールロック機構12が設けられ
ている。
【0007】リールロック機構12の構成は図10に示
すように供給側ロック部材13と巻取側ロック部材14
とロック部材押さえバネ15とリールロック解除操作部
材16から構成されている。供給側ロック部材13は基
部13aと爪部13bから成り基部13aの上面に凸部
13cを有している。巻取側ロック部材14は基部14
aと爪部14bから成り基部14aの上面に凸部14c
を有している。リールロック解除操作部材16は後述す
るVTR側に設けられたリールロック解除操作ピンが挿
入される凹部16aと上面の後端部に一端を開放した長
溝17aを有した平板状の左腕部17と、一端を開放し
た長溝18aを有した平板状の右腕部18が形成されて
いる。
【0008】下ハーフ3には上述したリールロック解除
操作ピンが突入する突入孔19が設けられている。突入
孔19の左右両側には第1案内壁20および21が前後
方向に立設されている。さらに、第1案内壁20および
21の外側には所定間隔をおいて平行に第2案内壁22
および23が立設されている。第2案内壁22の上端に
は突片22aが、第2案内壁23の上端には突片23a
がそれぞれ形成されている。又、突入孔19の前方には
リールロック解除操作部材16の前方位置を規制するボ
ス24が設けられている。
【0009】供給側ロック部材13は第1案内壁20と
第2案内壁22の間に挿入され、巻取側ロック部材14
は第1案内壁21と第2案内壁23の間に挿入される。
挿入されると供給側ロック部材13は突片22aによ
り、巻取側ロック部材14は突片23aにより上方向へ
の浮きあがりが規制される。さらに、ロック部材押さえ
バネ15が供給側ロック部材13の基部13aの後面部
13dと下ハーフ3の内面部3aの間と、巻取側ロック
部材14の基部14aの後面部14dと下ハーフ3の内
面部3aの間にそれぞれ挿入され常時リールロック方向
に押圧付勢される。
【0010】一方、下ハーフ3の突入孔19上方の第1
案内壁20および21間にはリールロック解除操作部材
16が組み込まれ、長溝17aに供給側ロック部材13
の凸部13cが、長溝18aに巻取側ロック部材14の
凸部14cがそれぞれ係合し供給側ロック部材13と巻
取側ロック部材14とリールロック解除操作部材16が
連結される。尚、リールロック解除操作部材16は後述
する上ハーフ2の内面に設けられたリブによって浮きあ
がりを規制するようになっている。
【0011】以上の様に構成されたリールロック機構1
2について以下その動作について説明する。図11はリ
ールロック状態の平面図、図12、図13は図11のY
1−Y1断面図、図14は図15のY2−Y2断面図、
図15はリールロック解除状態の平面図である。
【0012】不使用時は、図11に示すように供給側ロ
ック部材13はロック部材押さえバネ15により前方向
に付勢され供給側ロック部材13の爪部13bと供給側
リール7の歯部7aが係合し供給側リール7の回転を阻
止している。一方、巻取側ロック部材14はロック部材
押さえバネ15により前方向に付勢され巻取側ロック部
材14の爪部14bと巻取側リール8の歯部8aが係合
し巻取側リール8の回転を阻止している。リールロック
解除操作部材16は供給側ロック部材13および巻取側
ロック部材14によって前方向に移動し下ハーフ3に設
けられたボス24に当接し位置決めされる。この時、リ
ールロック解除操作部材16の凹部16aと下ハーフ3
に設けられた突入孔19は図12に示すように下ハーフ
3の突入孔19の上方にリールロック解除操作部材16
の凹部16aがくるようになっている。尚、リールロッ
ク解除操作部材16は上ハーフ2の内面に設けられたリ
ブ2aによって浮きあがりを規制されている。
【0013】テープカセット10をVTRに装着する
と、図13に示すようにVTR側に設けられたリールロ
ック解除操作ピン25が下ハーフ3の突入孔19を通っ
てリールロック解除操作部材16の凹部16aに挿入さ
れる。その後、図14に示すようにリールロック解除操
作ピン25をA方向に移動することによりリールロック
解除操作部材16が後方に移動する。リールロック解除
操作部材16が後方に移動することにより供給側ロック
部材13および巻取側ロック部材14が後方に移動し、
図15に示すように供給側ロック部材13の爪部13b
と供給側リール7の歯部7aとの係合および巻取側ロッ
ク部材14の爪部14bと巻取側リール8の歯部8aと
の係合が外れリールロック状態が解除される。尚、リー
ルロック状態へは上述した動作と全く逆に成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本構成
では次のような課題があった。本構成のように左右のリ
ールロック部材を独立させて前後方向にスライド動作さ
せリールロックおよびリールロック解除を行うようにし
たリールロック機構では前後方向におけるリールの歯部
とリールロック部材の爪部の係合位置は左右で同じでな
く具体的にはリールロックされる時のリールの歯部の位
置により決定される。図16はその状態でのリールロッ
ク解除位置を示したものである。図16に示すように、
供給側リール7の歯部7aは巻取側リール8の歯部8a
に比べ後方側にあるため供給側リール7の歯部7aと供
給側ロック部材13の爪部13bの係合位置は巻取側リ
ール8の歯部8aと巻取側ロック部材14の爪部14b
の係合位置より後方にある。その結果、供給側ロック部
材13の凸部13cとリールロック解除操作部材16の
長溝17aの間に隙間Bが生じる。
【0015】この状態でリールロック解除を行おうとす
ると、図17に示すようにリールロック解除操作ピン2
5のC方向の移動によりリールロック解除操作部材16
に巻取側ロック部材14の凸部14cとリールロック解
除操作部材16の長溝18aの接点Dを支点とし、リー
ルロック解除操作ピン25とリールロック解除操作部材
16の凹部16aの接点Eを作用点として回転モーメン
トF(リールロック解除操作ピン解除力と点DEの図中
横方向距離Gの積)が働きリールロック解除操作部材1
6を傾けてしまう。リールロック解除操作部材16が傾
くと下ハーフ3の第1案内壁20および21との間の接
触抵抗が増大しリールロック解除力が異常に大きくなり
解除操作ができなくなってしまうという重欠点があっ
た。
【0016】本発明は上記課題を解決するためになさ
れ、その目的とする所は各々のリールを個別に単独でロ
ックする様にしたリールロック機構におけるロック解除
動作を常時スムーズ且つ安定にしたリールロック機構を
有するテープカセットを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係るテープカセットは供給側リールロック部材を基
部と爪部から形成し、基部に底面と片側側面を開放した
装置側のリールロック解除操作部材挿入用凹部を設け、
一方、巻取側ロック部材を基部と爪部から形成し、基部
に底面と片側側面を開放した装置側のリールロック解除
操作部材挿入用凹部を設け、カセット本体に供給側リー
ルロック部材および巻取側ロック部材の片側側面が相対
する様に装着すると共に、供給側リールロック部材の基
部の後面部および巻取側リールロック部材の基部の後面
部をロック部材押さえバネでそれぞれ押圧する様にし、
リールロック解除時、供給側リールロック部材の挿入用
凹部および巻取側リールロック部材の挿入用凹部で形成
される凹部にリールロック解除操作部材を挿入して解除
動作を行う様に構成されている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面と共に詳細に
説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明に係るテー
プカセット1の全体内部平面図、図2はリールロック機
構部の分解斜視図である。図9から図17までに示した
従来と同一の部材には同一の参照番号を付与する。
【0020】図1に示す様に、本発明に係るテープカセ
ット1を構成するカセット本体は合成樹脂で成形された
上ハーフ2と下ハーフ3から成り、上ハーフ2と下ハー
フ3を上下方向から組合せることにより一体の筐体に形
成される。カセット本体の前面にはVTR側のテープ引
き出し部材(図示せず)が挿入される為の開口部4が設け
られている。開口部4の下ハーフ3側の両側には下ハー
フ3と一体に形成された一対のテープガイド5が設けら
れている。カセット本体内にはテープ6が巻回される供
給側リール7と巻取側リール8が収納されている。テー
プ6は供給側リール7からテープガイド5を経由して巻
取側リール8へ巻き取られる。テープガイド5に案内さ
れて開口部4に沿って架張されたテープ6は閉蓋時、カ
セット本体に回動自在に取り付けられテープ6の前面を
覆う前蓋9と前蓋9に取り付けられ前蓋9と連動して動
作しテープ6の後面を覆う後蓋11によって覆われるよ
うになっている。テープカセット1の後面部中央付近に
は供給側リール7および巻取側リール8が不使用時回転
しないようにロックするリールロック機構26が設けら
れている。
【0021】リールロック機構26の構成は図2に示す
ように供給側ロック部材27と巻取側ロック部材28と
ロック部材押さえバネ15から構成されている。供給側
ロック部材27は基部27aと爪部27bから成ってい
る。基部27aには底面と片側側面を開放した前述した
VTR側に設けられたリールロック解除操作ピン25が
挿入される凹部27cが設けられている。一方、巻取側
ロック部材28は基部28aと爪部28bから成ってい
る。基部28aには底面と片側側面を開放した前述した
VTR側に設けられたリールロック解除操作ピン25が
挿入される凹部28cが設けられている。尚、供給側ロ
ック部材27および巻取側ロック部材28の片側側面の
開放面はお互いに対向するようになっている。
【0022】下ハーフ3には上述したリールロック解除
操作ピン25が突入する突入孔19が設けられている。
突入孔19の横方向中央部の前後に第1案内壁29と第
2案内壁30が前後方向に立設されている。又、左右両
側には第1案内壁29および第2案内壁30と平行して
第3案内壁31および第4案内壁32が前後方向に立設
されている。さらに、突入孔19の前方には供給側ロッ
ク部材27を規制するボス33と巻取側ロック部材28
を規制するボス34が設けられている。
【0023】上ハーフ2には下ハーフ3の第1案内壁2
9と第2案内壁30の間に入り込む第5案内壁35が立
設されている。又、第5案内壁35の外側には下ハーフ
3の第1案内壁29および第2案内壁30と第3案内壁
31のほぼ中間の位置に供給側ロック部材27の上下方
向を規制する規制壁36が立設されている。さらに、下
ハーフ3の第1案内壁29および第2案内壁30と第4
案内壁32のほぼ中間の位置に巻取側ロック部材28の
上下方向を規制する規制壁37が立設されている。
【0024】供給側ロック部材27は第1案内壁29お
よび第2案内壁30と第3案内壁31の間に挿入され、
一方、巻取側ロック部材28は第1案内壁29および第
2案内壁30と第4案内壁32の間に挿入される。その
後、上ハーフ2を重ねることにより上ハーフ2の規制壁
36が供給側ロック部材27の上方向への浮きあがりを
規制する。又、上ハーフ2の規制壁37が巻取側ロック
部材28の上方向への浮きあがりを規制する。さらに、
ロック部材押さえバネ15が供給側ロック部材27の基
部27aの後面部27dと下ハーフ3の内面部3aの間
と、巻取側ロック部材28の基部28aの後面部28d
と下ハーフ3の内面部3aの間にそれぞれ挿入され常時
リールロック方向に押圧付勢される。
【0025】以上の様に構成されたリールロック機構2
6について以下その動作について説明する。図3はリー
ルロック状態の平面図、図4、図5は図3のY3−Y3
断面図、図6は図7のY4−Y4断面図、図7はリール
ロック解除状態の平面図である。
【0026】不使用時は、図3に示すように供給側ロッ
ク部材27はロック部材押さえバネ15により前方向に
付勢され供給側ロック部材27の爪部27bと供給側リ
ール7の歯部7aが係合し供給側リール7の回転を阻止
している。一方、巻取側ロック部材28はロック部材押
さえバネ15により前方向に付勢され巻取側ロック部材
28の爪部28bと巻取側リール8の歯部8aが係合し
巻取側リール8の回転を阻止している。供給側ロック部
材27および巻取側ロック部材28は下ハーフ3に設け
られたボス33,34によって位置決めされる。この
時、巻取側ロック部材28の凹部28cと下ハーフ3に
設けられた突入孔19は図4に示すように下ハーフ3の
突入孔19の上方に巻取側ロック部材28の凹部28c
がくるようになっている。尚、巻取側ロック部材28は
上ハーフ2の内面に設けられた規制壁37によって浮き
あがりを規制されている。一方、供給側ロック部も巻取
側ロック部と全く同様である。
【0027】テープカセット1をVTRに装着すると、
図5に示すようにVTR側に設けられたリールロック解
除操作ピン25が下ハーフ3の突入孔19を通って巻取
側ロック部材28の凹部28cに挿入される。その後、
図6に示すようにリールロック解除操作ピン25をH方
向に移動することにより巻取側ロック部材28が後方に
移動し、図7に示すように供給側ロック部材27の爪部
27bと供給側リール7の歯部7aとの係合および巻取
側ロック部材28の爪部28bと巻取側リール8の歯部
8aとの係合が外れリールロック状態が解除される。
尚、リールロック状態へは上述した動作と全く逆に成さ
れる。
【0028】次に、リールロック状態において供給側ロ
ック部材27と巻取側ロック部材28の前後方向におけ
るリールの歯部とリールロック部材の爪部の係合位置が
異なっている場合について述べる。図8に示すように、
リールロック解除操作ピン25のI方向の移動により先
に巻取側ロック部材28の凹部28cとが当接する。こ
の時、巻取側ロック部材28の後面部28dとバネ15
の当接点をJ、リールロック解除操作ピン25と巻取側
ロック部材28の凹部28cの当接点をK、当接点Jと
当接点Kの図中横方向の距離をLとする。ところが、巻
取側ロック部材28の凹部28cは基部27a内に設け
られているので距離Lはわずかなものである。したがっ
て、巻取側ロック部材28の後面部28dとバネ15の
当接点Jを支点とし、リールロック解除操作ピン25と
巻取側ロック部材28の凹部28cの当接点Kを作用点
として働く回転モーメントはほとんど発生しなくなり供
給側ロック部材27および巻取側ロック部材28は傾く
ことなくスムーズに且つ安定して動作を行うことができ
る。
【0029】以上説明した様に、本発明の実施の形態1
の構成にすることにより供給側ロック部材27および巻
取側ロック部材28とリールロック解除操作ピン25の
間で回転モーメントがほとんど発生しなくなりリールロ
ック部材が傾くことを防止できる。尚、ロック部材押圧
バネ15の形状はこれに限定するものではなく、例え
ば、ねじりコイルバネを使用しても同等の効果を得るこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】以上の様に、本発明においては、供給側
リールロック部材を基部と爪部から形成し、基部に底面
と片側側面を開放した装置側のリールロック解除操作部
材挿入用凹部を設け、一方、巻取側ロック部材を基部と
爪部から形成し、基部に底面と片側側面を開放した装置
側のリールロック解除操作部材挿入用凹部を設け、カセ
ット本体に供給側リールロック部材および巻取側ロック
部材の片側側面が相対する様に装着すると共に、供給側
リールロック部材の基部の後面部および巻取側リールロ
ック部材の基部の後面部をロック部材押さえバネでそれ
ぞれ押圧する様にし、リールロック解除時、供給側リー
ルロック部材の挿入用凹部および巻取側リールロック部
材の挿入用凹部で形成される凹部にリールロック解除操
作部材を挿入して解除動作を行う様に構成したことによ
り、リールロック部材が傾くことがなくなり常時スムー
ズ且つ安定した動作を得ることができる。
【0031】このように、本発明によりロック解除動作
を常時スムーズ且つ安定にしたリールロック機構を有す
るテープカセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるテープカセット
1の全体内部平面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるリールロック機
構部の分解斜視図
【図3】本発明の実施の形態1におけるリールロック状
態の平面図
【図4】本発明の実施の形態1における図3のY3−Y
3断面図
【図5】本発明の実施の形態1における図3のY3−Y
3断面図
【図6】本発明の実施の形態1における図7のY4−Y
4断面図
【図7】本発明の実施の形態1におけるリールロック解
除状態の平面図
【図8】本発明の実施の形態1におけるリールロック状
態で供給側ロック部材27と巻取側ロック部材28の係
合位置が異なった場合の平面図
【図9】従来のテープカセット10の全体内部平面図
【図10】従来のリールロック機構部の分解斜視図
【図11】従来のリールロック機構部のリールロック状
態の平面図
【図12】図11のY1−Y1断面図
【図13】図11のY1−Y1断面図
【図14】図15のY2−Y2断面図
【図15】従来のリールロック機構部のリールロック解
除状態の平面図
【図16】従来のリールロック機構部のリールロック状
態で供給側ロック部材13と巻取側ロック部材14の係
合位置が異なった場合の平面図
【図17】従来のリールロック機構でリールロック解除
途中でリールロック解除操作部材16が傾いた状態を示
す平面図
【符号の説明】
1 (本発明の)テープカセット 2 上ハーフ 3 下ハーフ 6 テープ 7 供給側リール 7a (供給側リールの)歯部 8 巻取側リール 8a (巻取側リールの)歯部 10 (従来の)テープカセット 12 (従来の)リールロック機構 13 (従来の)供給側ロック部材 13a (供給側ロック部材の)基部 13b (供給側ロック部材の)爪部 13c (供給側ロック部材の)凸部 13d (供給側ロック部材の)後面部 14 (従来の)巻取側ロック部材 14a (巻取側ロック部材の)基部 14b (巻取側ロック部材の)爪部 14c (巻取側ロック部材の)凸部 14d (巻取側ロック部材の)後面部 15 ロック部材押さえバネ 16 リールロック解除操作部材 16a (リールロック解除操作部材の)凹部 17 (リールロック解除操作部材の)左腕部 17a (左腕部の)長溝 18 右腕部 18a (右腕部の)長溝 19 (下ハーフの)突入孔 20、21 (下ハーフの)第1案内壁 22 (下ハーフの)第2案内壁 22a (第2案内壁の)突片 23 (下ハーフの)第2案内壁 23a (第2案内壁の)突片 24 (下ハーフの)ボス 25 (VTR側の)リールロック解除操作ピン 26 (本発明の)リールロック機構 27 (本発明の)供給側ロック部材 27a (供給側ロック部材の)基部 27b (供給側ロック部材の)爪部 27c (供給側ロック部材の)凹部 27d (供給側ロック部材の)後面部 28 (本発明の)巻取側ロック部材 28a (巻取側ロック部材の)基部 28b (巻取側ロック部材の)爪部 28c (巻取側ロック部材の)凹部 28d (巻取側ロック部材の)後面部 29 (下ハーフの)第1案内壁 30 (下ハーフの)第2案内壁 31 (下ハーフの)第3案内壁 32 (下ハーフの)第4案内壁 33 (供給側ロック部材規制用の)ボス 34 (巻取側ロック部材規制用の)ボス 35 (上ハーフの)第5案内壁 36 (上ハーフの供給側ロック部材規制用の)規制壁 37 (上ハーフの巻取側ロック部材規制用の)規制壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ハーフ(2)と下ハーフ(3)から成る
    カセット本体と、前記カセット本体内にテープ(6)が
    巻回された供給側リール(7)と巻取側リール(8)と
    供給側リールロック部材(27)と巻取側リールロック
    部材(28)とロック部材押さえバネ(15)とを備
    え、前記供給側リールロック部材(27)を基部(27
    a)と爪部(27b)から形成し、前記基部(27a)
    に底面と片側側面を開放した装置側のリールロック解除
    操作部材(25)の挿入用凹部(27c)を設け、一
    方、前記巻取側ロック部材(28)を基部(28a)と
    爪部(28b)から形成し、前記基部(28a)に底面
    と片側側面を開放した装置側のリールロック解除操作部
    材(25)挿入用凹部(28c)を設け、前記カセット
    本体に前記供給側リールロック部材(27)および前記
    巻取側ロック部材(28)の前記片側側面が相対する様
    に装着すると共に、前記供給側リールロック部材(2
    7)の前記基部(27a)の後面部(27d)および前
    記巻取側リールロック部材(28)の前記基部(28
    a)の後面部(28d)を前記ロック部材押さえバネ
    (15)でそれぞれ押圧する様にし、リールロック解除
    時、前記供給側リールロック部材(27)の前記挿入用
    凹部(27c)および前記巻取側リールロック部材(2
    8)の前記挿入用凹部(28c)で形成される凹部に前
    記リールロック解除操作部材(25)を挿入して解除動
    作を行う様にしたことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】前記下ハーフ(3)の前記リールロック解
    除操作部材(25)の突入孔(19)の前後に第1案内
    壁(29)および第2案内壁(30)を設けると共に、
    前記第1案内壁(29)および前記第2案内壁(30)
    の外側に平行して第3案内壁(31)および第4案内壁
    (32)を設け、一方、前記上ハーフ(2)の内面に、
    前記下ハーフ(3)の前記第1案内壁(29)と前記第
    2案内壁(30)の間に入り込む第5案内壁(35)を
    設けると共に、前記第5案内壁(35)の外側に平行で
    且つ前記下ハーフ(3)の前記第1案内壁(29)およ
    び前記第2案内壁(30)と前記第3案内壁(31)お
    よび前記第4案内壁(32)のほぼ中間位置に規制壁
    (36、37)を設け、前記上ハーフ(2)と前記下ハ
    ーフ(3)を組み合わせることにより通路を形成し、前
    記通路に沿って前記供給側リールロック部材(27)お
    よび前記巻取側リールロック部材(28)を前後方向に
    移動案内させるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のテープカセット。
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