JP2002358749A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JP2002358749A JP2002358749A JP2001164154A JP2001164154A JP2002358749A JP 2002358749 A JP2002358749 A JP 2002358749A JP 2001164154 A JP2001164154 A JP 2001164154A JP 2001164154 A JP2001164154 A JP 2001164154A JP 2002358749 A JP2002358749 A JP 2002358749A
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- Japan
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- tape
- lock
- reel
- lock slider
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 輸送中の振動や落下時の衝撃等によってはテ
ープリールに対するロックが外れないようにしてテープ
の緩みを防止することを課題とする。 【解決手段】 不使用時にテープリールのテープを巻き
出す方向への回転を規制するリールロック手段が設けら
れ、リールロック手段は、テープリールに形成された係
合歯17と係合歯に係合する係合片20を有しロック位
置と非ロック位置との間を移動可能に設けられたロック
スライダー18とロックスライダーをロック位置へ付勢
する付勢手段27とから成り、係合片はロックスライダ
ーの移動方向に対して傾斜していると共に移動方向を横
切る方向への弾性を有する。さらにロックスライダーが
付勢手段に付勢されて係合片がテープリールの係合歯と
係合した状態において係合片の後面、すなわち、付勢方
向と反対側の面に接触する移動規制部26を設ける。
ープリールに対するロックが外れないようにしてテープ
の緩みを防止することを課題とする。 【解決手段】 不使用時にテープリールのテープを巻き
出す方向への回転を規制するリールロック手段が設けら
れ、リールロック手段は、テープリールに形成された係
合歯17と係合歯に係合する係合片20を有しロック位
置と非ロック位置との間を移動可能に設けられたロック
スライダー18とロックスライダーをロック位置へ付勢
する付勢手段27とから成り、係合片はロックスライダ
ーの移動方向に対して傾斜していると共に移動方向を横
切る方向への弾性を有する。さらにロックスライダーが
付勢手段に付勢されて係合片がテープリールの係合歯と
係合した状態において係合片の後面、すなわち、付勢方
向と反対側の面に接触する移動規制部26を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なテープカセッ
トに関する。詳しくは、落下等の衝撃時にテープの弛み
を防止する技術に関する。
トに関する。詳しくは、落下等の衝撃時にテープの弛み
を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】テープ状記録媒体、例えば、磁気テープ
(以下、「テープ」という)を卷回したテープリールを
カセット筐体内に回転可能に配設して成るテープカセッ
トにおいて、不使用中にテープがゆるむことがないよう
に、テープリールのテープを繰り出す方向への回転を阻
止することが行われている。
(以下、「テープ」という)を卷回したテープリールを
カセット筐体内に回転可能に配設して成るテープカセッ
トにおいて、不使用中にテープがゆるむことがないよう
に、テープリールのテープを繰り出す方向への回転を阻
止することが行われている。
【0003】図8乃至図11に従来のテープカセットの
一例を示す。
一例を示す。
【0004】テープカセットaはカセット筐体b内にテ
ープcを巻装した2つのテープリールd、dが回転可能
に収納され、テープcの一部c′はカセット筐体bの前
面に形成されたマウス部eと称される凹部の前面を横切
るように位置されている。
ープcを巻装した2つのテープリールd、dが回転可能
に収納され、テープcの一部c′はカセット筐体bの前
面に形成されたマウス部eと称される凹部の前面を横切
るように位置されている。
【0005】上記テープリールdはハブfの上下にフラ
ンジ(上側のフランジは図示しない)が設けられてお
り、下側のフランジgの外周縁には全周に亘って多数の
係合歯h、h、・・・が形成されている。
ンジ(上側のフランジは図示しない)が設けられてお
り、下側のフランジgの外周縁には全周に亘って多数の
係合歯h、h、・・・が形成されている。
【0006】カセット筐体bの後部中央にはリールロッ
ク手段iが設けられている。該リールロック手段iは、
テープリールd、dに形成された係合歯h、hと係合す
る係合片j、jを有しロック位置と非ロック位置との間
を移動可能に設けられたロックスライダーkと該ロック
スライダーをロック位置へ付勢する付勢手段lとから成
る。ロックスライダーkはほぼ直方体状の外形を為す主
部mと、後端が主部mの前面に支持された2つの係合片
j、jとから成り、係合片jは面方向が上下方向に沿う
向きの薄い板状をしており、2つの係合片j、jが上方
から見て前方に拡がる「ハ」字状を為すように主部mに
取り付けられている。そして、該係合片j、jは面方向
に直交する方向への弾性を有している。
ク手段iが設けられている。該リールロック手段iは、
テープリールd、dに形成された係合歯h、hと係合す
る係合片j、jを有しロック位置と非ロック位置との間
を移動可能に設けられたロックスライダーkと該ロック
スライダーをロック位置へ付勢する付勢手段lとから成
る。ロックスライダーkはほぼ直方体状の外形を為す主
部mと、後端が主部mの前面に支持された2つの係合片
j、jとから成り、係合片jは面方向が上下方向に沿う
向きの薄い板状をしており、2つの係合片j、jが上方
から見て前方に拡がる「ハ」字状を為すように主部mに
取り付けられている。そして、該係合片j、jは面方向
に直交する方向への弾性を有している。
【0007】カセット筐体bの後端部中央には2つの前
後方向に延びるガイド壁n、nが左右に間隔を置いて平
行に形成されている。そして、該ガイド壁nとnとの間
に上記ロックスライダーkの主部mが前後方向に摺動自
在に位置され、該主部mとカセット筐体bの後面壁oと
の間に付勢手段lとして圧縮コイルバネが介在され、該
圧縮コイルバネlの弾発力によってロックスライダーk
は前方へ、すなわち、図8中矢印F方向に付勢されてい
る。
後方向に延びるガイド壁n、nが左右に間隔を置いて平
行に形成されている。そして、該ガイド壁nとnとの間
に上記ロックスライダーkの主部mが前後方向に摺動自
在に位置され、該主部mとカセット筐体bの後面壁oと
の間に付勢手段lとして圧縮コイルバネが介在され、該
圧縮コイルバネlの弾発力によってロックスライダーk
は前方へ、すなわち、図8中矢印F方向に付勢されてい
る。
【0008】そして、テープカセットaが使用されてい
ないとき、すなわち、テープカセットaが記録及び/又
は再生装置に装着されていない状態においては、図8及
び図9に示すように、ロックスライダーkの係合片j、
jの先端j′、j′がテープリールd、dの係合歯h、
hと係合し、テープリールd、dのテープcが弛む方
向、すなわち、図9中矢印A方向への回転が阻止されて
いる。
ないとき、すなわち、テープカセットaが記録及び/又
は再生装置に装着されていない状態においては、図8及
び図9に示すように、ロックスライダーkの係合片j、
jの先端j′、j′がテープリールd、dの係合歯h、
hと係合し、テープリールd、dのテープcが弛む方
向、すなわち、図9中矢印A方向への回転が阻止されて
いる。
【0009】そして、テープカセットaが記録及び/又
は再生装置に装着されると、記録及び/又は再生装置に
設けられたロック解除手段によって、ロックスライダー
kは後方、すなわち、図10中矢印R方向へ移動され、
係合片j、jの先端j′、j′がテープリールd、dの
係合歯h、hから離れ、テープリールd、dが回転可能
な状態に、すなわち、ロックが解除される。
は再生装置に装着されると、記録及び/又は再生装置に
設けられたロック解除手段によって、ロックスライダー
kは後方、すなわち、図10中矢印R方向へ移動され、
係合片j、jの先端j′、j′がテープリールd、dの
係合歯h、hから離れ、テープリールd、dが回転可能
な状態に、すなわち、ロックが解除される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のテープカセットaにあっては、輸送時の振動や落下
時などの強い衝撃を受けると、テープに弛みが生じてし
まう惧があるという問題がある。
来のテープカセットaにあっては、輸送時の振動や落下
時などの強い衝撃を受けると、テープに弛みが生じてし
まう惧があるという問題がある。
【0011】すなわち、上記した衝撃により、テープリ
ールd、dが後方への移動力(図11(b)中矢印G参
照)を受けると、該移動力Gに基づくテープリールd、
dの加重がロックスライダーkを介して圧縮コイルバネ
lにかかり、圧縮コイルバネlが圧縮されるため、ロッ
クスライダーkが後方へ移動し、上記移動力Gの反動で
テープリールd、dが前方へ戻ったときに(図11
(c)中矢印−G参照)、瞬間的に係合片j、jの先端
j′、j′がテープリールd、dの係合歯h、hから離
れて、ロックが解除されてしまうため、テープリール
d、dが回転してテープcが弛んでしまうという問題が
ある。
ールd、dが後方への移動力(図11(b)中矢印G参
照)を受けると、該移動力Gに基づくテープリールd、
dの加重がロックスライダーkを介して圧縮コイルバネ
lにかかり、圧縮コイルバネlが圧縮されるため、ロッ
クスライダーkが後方へ移動し、上記移動力Gの反動で
テープリールd、dが前方へ戻ったときに(図11
(c)中矢印−G参照)、瞬間的に係合片j、jの先端
j′、j′がテープリールd、dの係合歯h、hから離
れて、ロックが解除されてしまうため、テープリール
d、dが回転してテープcが弛んでしまうという問題が
ある。
【0012】そこで、本発明は、輸送中の振動や落下時
の衝撃等によってはテープリールに対するロックが外れ
ないようにしてテープの緩みを防止することを課題とす
る。
の衝撃等によってはテープリールに対するロックが外れ
ないようにしてテープの緩みを防止することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明テープカセット
は、上記した課題を解決するために、リールロック手段
は、テープリールに形成された係合部と該係合部に係合
する係合片を有しロック位置と非ロック位置との間を移
動可能に設けられたロックスライダーと該ロックスライ
ダーをロック位置へ付勢する付勢手段とから成り、上記
係合片は上記ロックスライダーの移動方向に対して傾斜
していると共に上記移動方向を横切る方向への弾性を有
し、ロックスライダーが上記付勢手段に付勢されて係合
片がテープリールの係合部と係合した状態において係合
片の後面、すなわち、上記付勢方向と反対側の面に接触
する移動規制部を設け、不使用時には上記付勢手段に付
勢されてロックスライダーがロック位置に移動して係合
片がテープリールの係合部に係合し、記録及び/又は再
生装置に装着されると記録及び/又は再生装置に設けら
れたロック解除手段によってロックスライダーが非ロッ
ク位置に移動して係合片がテープリールの係合部から外
れるようにしたものである。
は、上記した課題を解決するために、リールロック手段
は、テープリールに形成された係合部と該係合部に係合
する係合片を有しロック位置と非ロック位置との間を移
動可能に設けられたロックスライダーと該ロックスライ
ダーをロック位置へ付勢する付勢手段とから成り、上記
係合片は上記ロックスライダーの移動方向に対して傾斜
していると共に上記移動方向を横切る方向への弾性を有
し、ロックスライダーが上記付勢手段に付勢されて係合
片がテープリールの係合部と係合した状態において係合
片の後面、すなわち、上記付勢方向と反対側の面に接触
する移動規制部を設け、不使用時には上記付勢手段に付
勢されてロックスライダーがロック位置に移動して係合
片がテープリールの係合部に係合し、記録及び/又は再
生装置に装着されると記録及び/又は再生装置に設けら
れたロック解除手段によってロックスライダーが非ロッ
ク位置に移動して係合片がテープリールの係合部から外
れるようにしたものである。
【0014】従って、本発明テープカセットにあって
は、運搬中の振動や落下等による衝撃によってテープリ
ールに移動力がかかり、該移動力によって係合片に非ロ
ック位置へ移動させようとするテープリールの荷重がか
かっても、係合片の後面に移動規制部が接触しているた
め、係合片にかかったテープリールの荷重はロックスラ
イダーを非ロック位置へと移動させることにならず、従
って、テープリールに対するロックが解除されてしまう
ことがない。
は、運搬中の振動や落下等による衝撃によってテープリ
ールに移動力がかかり、該移動力によって係合片に非ロ
ック位置へ移動させようとするテープリールの荷重がか
かっても、係合片の後面に移動規制部が接触しているた
め、係合片にかかったテープリールの荷重はロックスラ
イダーを非ロック位置へと移動させることにならず、従
って、テープリールに対するロックが解除されてしまう
ことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明テープカセットの
実施の形態を添付図面を参照して説明する。
実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0016】図1を参照してテープカセットの概要を説
明する。テープカセット1は、平面形状で横長の四角形
を為し上下方向に扁平なカセット筐体2内にテープ状記
録媒体として磁気テープ(以下、「テープ」という)3
を巻装した2つのテープリール4、4が回転可能に収納
されてなる。
明する。テープカセット1は、平面形状で横長の四角形
を為し上下方向に扁平なカセット筐体2内にテープ状記
録媒体として磁気テープ(以下、「テープ」という)3
を巻装した2つのテープリール4、4が回転可能に収納
されてなる。
【0017】カセット筐体2は上側の部分を為すアッパ
ーシェル5と下側の部分を為すロアーシェル6とが上下
で突き合わされて形成される。カセット筐体2の前端部
の両側にはテープ引出口7、7が形成され、テープ引出
口7と7との間の部分は前方及び上下に開口したマウス
部8とされている。上記テープ引出口7、7のマウス部
8側の側面にはテープガイド9、9が形成されており、
テープ3の一部3′は両端が上記テープガイド9、9に
巻き付けられた状態でマウス部8の前面を横切るように
位置されている。
ーシェル5と下側の部分を為すロアーシェル6とが上下
で突き合わされて形成される。カセット筐体2の前端部
の両側にはテープ引出口7、7が形成され、テープ引出
口7と7との間の部分は前方及び上下に開口したマウス
部8とされている。上記テープ引出口7、7のマウス部
8側の側面にはテープガイド9、9が形成されており、
テープ3の一部3′は両端が上記テープガイド9、9に
巻き付けられた状態でマウス部8の前面を横切るように
位置されている。
【0018】カセット筐体2の前端部にはテープ3の上
記一部3′の前後を保護するためのフロントリッド10
及びバックリッド11がテープ3を覆う閉蓋位置とテー
プ3を開放する開蓋位置との間を移動自在に設けられて
いる。そして、テープカセット1が使用されていないと
きは、上記フロントリッド10とバックリッド11が閉
蓋位置にあってテープ3のカセット筐体2外に露出して
いる部分3′の前後を覆って保護している。そして、テ
ープカセット1が図示しない記録及び/又は再生装置に
装着されると、フロントリッド10及びバックリッド1
1が開蓋位置へと移動してテープ3の上記一部3′が露
出される。そして、記録及び/又は再生装置に設けられ
たテープ引出部材がマウス部8内に位置されてから所定
の位置へと移動され、これによって、テープ3はカセッ
ト筐体2から引き出されて所定の走行経路、すなわち、
テープパスを形成するように位置される。
記一部3′の前後を保護するためのフロントリッド10
及びバックリッド11がテープ3を覆う閉蓋位置とテー
プ3を開放する開蓋位置との間を移動自在に設けられて
いる。そして、テープカセット1が使用されていないと
きは、上記フロントリッド10とバックリッド11が閉
蓋位置にあってテープ3のカセット筐体2外に露出して
いる部分3′の前後を覆って保護している。そして、テ
ープカセット1が図示しない記録及び/又は再生装置に
装着されると、フロントリッド10及びバックリッド1
1が開蓋位置へと移動してテープ3の上記一部3′が露
出される。そして、記録及び/又は再生装置に設けられ
たテープ引出部材がマウス部8内に位置されてから所定
の位置へと移動され、これによって、テープ3はカセッ
ト筐体2から引き出されて所定の走行経路、すなわち、
テープパスを形成するように位置される。
【0019】上記テープリール4はテープ3が巻装され
るハブ12と該ハブ12の上下両端部に設けられた上下
のフランジ13、14とから成り、ハブ12と下フラン
ジ14とは一体に形成されており、別体の上フランジ1
3がハブ12の上端に取り付けられる。なお、上フラン
ジ13は透明な材料で形成されアッパーシェル5に設け
られた透明な窓15を通してテープ3の巻量を確認する
ことができるようになっている。また、図示しないが、
ハブ12には下端に開口したリール台係合穴が形成され
ており、記録及び/又は再生装置に装着されると、記録
及び/又は再生装置に設けられたリール台のリール係合
軸がロアーシェル6の底面部6aに形成された挿通孔1
6、16を通してハブ12、12のリール台係合穴に係
合されるようになっている。
るハブ12と該ハブ12の上下両端部に設けられた上下
のフランジ13、14とから成り、ハブ12と下フラン
ジ14とは一体に形成されており、別体の上フランジ1
3がハブ12の上端に取り付けられる。なお、上フラン
ジ13は透明な材料で形成されアッパーシェル5に設け
られた透明な窓15を通してテープ3の巻量を確認する
ことができるようになっている。また、図示しないが、
ハブ12には下端に開口したリール台係合穴が形成され
ており、記録及び/又は再生装置に装着されると、記録
及び/又は再生装置に設けられたリール台のリール係合
軸がロアーシェル6の底面部6aに形成された挿通孔1
6、16を通してハブ12、12のリール台係合穴に係
合されるようになっている。
【0020】上記したようなテープカセット1におい
て、使用していない状態、すなわち、記録及び/又は再
生装置に装着されていない状態において、テープ3に弛
みが生じると、テープ3が予期しない箇所に絡まって損
傷したり、記録及び/又は再生装置に装着して、テープ
3がカセット筐体2から引き出されるときに装置側のテ
ープガイド等に絡まってテープ3や装置側の部材が損傷
を受ける惧れがある。
て、使用していない状態、すなわち、記録及び/又は再
生装置に装着されていない状態において、テープ3に弛
みが生じると、テープ3が予期しない箇所に絡まって損
傷したり、記録及び/又は再生装置に装着して、テープ
3がカセット筐体2から引き出されるときに装置側のテ
ープガイド等に絡まってテープ3や装置側の部材が損傷
を受ける惧れがある。
【0021】そこで、不使用時におけるテープの弛みを
防止する手段が施される。
防止する手段が施される。
【0022】上記テープリール4の下フランジ14の周
縁部には全周に亘って係合歯17、17、・・・が形成
されている(図1、図2、図3参照)。
縁部には全周に亘って係合歯17、17、・・・が形成
されている(図1、図2、図3参照)。
【0023】カセット筐体2の後部中央部にはロックス
ライダー18が前後方向に移動可能に設けられる(図1
参照)。図2乃至図4からよく分かるように、ロックス
ライダー18はほぼ直方体の外形を為す主部19を有
し、該主部19の前面から2つの係合片20、20が前
方へ向けて突設されている(図2、図3参照)。係合片
20、20は面方向が上下方向に沿う板状をしており、
2つの係合片20、20が上方から見て前方に行くに従
って互いの間隔が開くほぼ「ハ」字状を為すように配置
されている。また、各係合片20、20は先端に行くに
従って肉厚が薄くなるように形成されている。主部19
には下面に開口した凹部21が形成されており、該凹部
21の後面21aは上方に行くに従って前方へ変位する
傾斜面に形成されている(図4参照)。また、主部19
の後面の両側部には上下方向に延びると共に互いに向き
合った溝22、22が形成されている(図3参照)。
ライダー18が前後方向に移動可能に設けられる(図1
参照)。図2乃至図4からよく分かるように、ロックス
ライダー18はほぼ直方体の外形を為す主部19を有
し、該主部19の前面から2つの係合片20、20が前
方へ向けて突設されている(図2、図3参照)。係合片
20、20は面方向が上下方向に沿う板状をしており、
2つの係合片20、20が上方から見て前方に行くに従
って互いの間隔が開くほぼ「ハ」字状を為すように配置
されている。また、各係合片20、20は先端に行くに
従って肉厚が薄くなるように形成されている。主部19
には下面に開口した凹部21が形成されており、該凹部
21の後面21aは上方に行くに従って前方へ変位する
傾斜面に形成されている(図4参照)。また、主部19
の後面の両側部には上下方向に延びると共に互いに向き
合った溝22、22が形成されている(図3参照)。
【0024】上記したロックスライダー18は合成樹脂
により主部19と係合片20、20とが一体に形成さ
れ、係合片20、20はその形状が薄い板状に形成され
ることによって面方向に直交する方向(図3の矢印B参
照)への弾性が付与されている。
により主部19と係合片20、20とが一体に形成さ
れ、係合片20、20はその形状が薄い板状に形成され
ることによって面方向に直交する方向(図3の矢印B参
照)への弾性が付与されている。
【0025】図2乃至図4からよく分かるように、ロア
ーシェル6の後端部中央には互いに平行を為し前後方向
に延びる2つのガイド壁23、23が立設されていて、
ロアーシェル6の底面壁6aのうち2つのガイド壁23
と23との間の位置に挿入孔24が形成されている。ま
た、ガイド壁23、23の後端寄りの互いに対向した面
には上下方向に延びるリブ25、25が形成されてい
る。
ーシェル6の後端部中央には互いに平行を為し前後方向
に延びる2つのガイド壁23、23が立設されていて、
ロアーシェル6の底面壁6aのうち2つのガイド壁23
と23との間の位置に挿入孔24が形成されている。ま
た、ガイド壁23、23の後端寄りの互いに対向した面
には上下方向に延びるリブ25、25が形成されてい
る。
【0026】図2及び図4からよく分かるように、上記
ガイド壁23、23の前端にはガイド壁23、23と同
じ壁状を為す移動規制部26、26が連設されている。
そして、該移動規制部26、26の上縁26a、26a
は前方へ行くに従って下方へ変位する傾斜縁とされてい
る。
ガイド壁23、23の前端にはガイド壁23、23と同
じ壁状を為す移動規制部26、26が連設されている。
そして、該移動規制部26、26の上縁26a、26a
は前方へ行くに従って下方へ変位する傾斜縁とされてい
る。
【0027】上記ロックスライダー18は、主部19が
ガイド壁23と23との間に前後方向に摺動自在に位置
される(図2、図3参照)。
ガイド壁23と23との間に前後方向に摺動自在に位置
される(図2、図3参照)。
【0028】図2乃至図4からよく分かるように、ロッ
クスライダー18の主部19の後面とロアーシェル6の
後面壁6bとの間に付勢手段として圧縮コイルバネ27
が介挿され、これによって、ロックスライダー18は前
方、すなわち、図3中矢印F方向へ付勢される。圧縮コ
イルバネ27は前端部27aと後端部27bが中間部分
27cより大径に形成された鼓状に形成されており、前
端部27aの両側部がロックスライダー18の主部19
の後端に形成された溝22、22に係合され、また、後
端部27bの両側部がガイド壁23、23に形成された
リブ25、25に係合され、これによって、ロックスラ
イダー18は圧縮コイルバネ27を介してロアーシェル
6に仮支持され、テープカセットの組み立て途中におい
て、ロアーシェル6から脱落しないようになっている。
クスライダー18の主部19の後面とロアーシェル6の
後面壁6bとの間に付勢手段として圧縮コイルバネ27
が介挿され、これによって、ロックスライダー18は前
方、すなわち、図3中矢印F方向へ付勢される。圧縮コ
イルバネ27は前端部27aと後端部27bが中間部分
27cより大径に形成された鼓状に形成されており、前
端部27aの両側部がロックスライダー18の主部19
の後端に形成された溝22、22に係合され、また、後
端部27bの両側部がガイド壁23、23に形成された
リブ25、25に係合され、これによって、ロックスラ
イダー18は圧縮コイルバネ27を介してロアーシェル
6に仮支持され、テープカセットの組み立て途中におい
て、ロアーシェル6から脱落しないようになっている。
【0029】アッパーシェル5の上面部5aの下面のう
ちロアーシェル6のガイド壁23と23との間に対応し
た位置には前後方向に延びる規制リブ28、28(図4
参照)が形成されており、該規制リブ28、28がロッ
クスライダー18の主部19の上面に当接し、ロックス
ライダー18が上下方向でガタつかないようになってい
る。
ちロアーシェル6のガイド壁23と23との間に対応し
た位置には前後方向に延びる規制リブ28、28(図4
参照)が形成されており、該規制リブ28、28がロッ
クスライダー18の主部19の上面に当接し、ロックス
ライダー18が上下方向でガタつかないようになってい
る。
【0030】そして、不使用時、すなわち、テープカセ
ット1が記録及び/又は再生装置に装着されていない状
態では、図2乃至図4に示すように、ロックスライダー
18の係合片20、20の先端が2つのテープリール
4、4の係合歯17、17に各別に係合し、これによっ
て、テープリール4、4のテープ3が弛む方向、すなわ
ち、図3中矢印A方向への回転が阻止されている。ま
た、この状態で、上記移動規制部26、26の先端は係
合片20、20の斜め後方を向いた面に当接している
(図2、図3参照)。さらに、ロックスライダー18の
凹部21はロアーシェル6の底面壁6aに形成された挿
入口24に対応している(図4参照)。
ット1が記録及び/又は再生装置に装着されていない状
態では、図2乃至図4に示すように、ロックスライダー
18の係合片20、20の先端が2つのテープリール
4、4の係合歯17、17に各別に係合し、これによっ
て、テープリール4、4のテープ3が弛む方向、すなわ
ち、図3中矢印A方向への回転が阻止されている。ま
た、この状態で、上記移動規制部26、26の先端は係
合片20、20の斜め後方を向いた面に当接している
(図2、図3参照)。さらに、ロックスライダー18の
凹部21はロアーシェル6の底面壁6aに形成された挿
入口24に対応している(図4参照)。
【0031】そして、テープカセット1が記録及び/又
は再生装置に装着されると、記録及び/又は再生装置に
設けられたロック解除ピン29がロアーシェル6の底面
壁6aに形成された挿入口24からカセット筐体2内に
挿入される。ロック解除ピン24の上端部には後下がり
に傾斜した傾斜面29aが形成されており、まず、この
傾斜面29aがロックスライダー18の傾斜面21aに
当接し、該傾斜面21aを上方へ押し上げようとする
(図5参照)。しかしながら、ロックスライダー18は
アッパーシェル5の規制リブ28、28によって上方へ
の移動が阻止されているので、傾斜面21aが傾斜面2
9aによって押し上げられて生じる後方への押圧成分に
よって後方、すなわち、図5中矢印R方向へ移動され
る。そして、ロック解除ピン29が完全にカセット筐体
2内に挿入されると、ロックスライダー18は移動範囲
の後端まで移動し、係合片20、20の先端はテープリ
ール4、4の係合歯17、17から離間して(図6参
照)、テープリール4、4に対するロックが解除され
る。
は再生装置に装着されると、記録及び/又は再生装置に
設けられたロック解除ピン29がロアーシェル6の底面
壁6aに形成された挿入口24からカセット筐体2内に
挿入される。ロック解除ピン24の上端部には後下がり
に傾斜した傾斜面29aが形成されており、まず、この
傾斜面29aがロックスライダー18の傾斜面21aに
当接し、該傾斜面21aを上方へ押し上げようとする
(図5参照)。しかしながら、ロックスライダー18は
アッパーシェル5の規制リブ28、28によって上方へ
の移動が阻止されているので、傾斜面21aが傾斜面2
9aによって押し上げられて生じる後方への押圧成分に
よって後方、すなわち、図5中矢印R方向へ移動され
る。そして、ロック解除ピン29が完全にカセット筐体
2内に挿入されると、ロックスライダー18は移動範囲
の後端まで移動し、係合片20、20の先端はテープリ
ール4、4の係合歯17、17から離間して(図6参
照)、テープリール4、4に対するロックが解除され
る。
【0032】なお、ロックスライダー18が図2乃至図
4に示すロック位置から図6に示す非ロック位置まで移
動する間に、係合片20、20はその後ろ向きの面に移
動規制部26、26の先端が当接しているので、互いの
先端が近づく方向へ撓み、これによって、ロックスライ
ダー18が非ロック位置へと移動することが出来る。し
かしながら、落下等の衝撃によって、テープリール4、
4が瞬間的に後方へ移動させようとする力(図7(b)
の矢印G参照)を受けた場合、該力Gはテープリール
4、4を介して係合片20、20を瞬時に後方へ移動さ
せようとして、しかも係合片20、20の先端に作用す
るため、2つの係合片20、20は互いに近づく方向へ
撓むことが出来ず、そして、移動規制部26、26が係
合片20、20の後ろ向きの面に当接しているため、係
合片20、20、従って、ロックスライダー18は後方
へ移動することが出来ず、係合片20、20の先端がテ
ープリール4、4の係合歯17、17から外れてテープ
リール4、4に対するロックが解除されてしまうことが
ない。
4に示すロック位置から図6に示す非ロック位置まで移
動する間に、係合片20、20はその後ろ向きの面に移
動規制部26、26の先端が当接しているので、互いの
先端が近づく方向へ撓み、これによって、ロックスライ
ダー18が非ロック位置へと移動することが出来る。し
かしながら、落下等の衝撃によって、テープリール4、
4が瞬間的に後方へ移動させようとする力(図7(b)
の矢印G参照)を受けた場合、該力Gはテープリール
4、4を介して係合片20、20を瞬時に後方へ移動さ
せようとして、しかも係合片20、20の先端に作用す
るため、2つの係合片20、20は互いに近づく方向へ
撓むことが出来ず、そして、移動規制部26、26が係
合片20、20の後ろ向きの面に当接しているため、係
合片20、20、従って、ロックスライダー18は後方
へ移動することが出来ず、係合片20、20の先端がテ
ープリール4、4の係合歯17、17から外れてテープ
リール4、4に対するロックが解除されてしまうことが
ない。
【0033】なお、ロックスライダー18をロアーシェ
ル6にセットする際、係合片20、20の後面に移動規
制部26、26の先端が当接した状態にする必要があ
る。そこで、上記テープカセット1にあっては、移動規
制部26、26の上縁26a、26aが傾斜縁とされて
いるので、ロックスライダー18をロアーシェル6の2
つのガイド壁23と23との間に上方から挿入していく
と、係合片20、20の下縁が移動規制部26、26の
傾斜縁26a、26aに当接し、そこからさらにロック
スライダー18が下方へ移動されると、係合片20、2
0は傾斜縁26a、26aによって互いの先端間が接近
する方向への力を受け、該力によって互いの先端間が接
近する方向に撓み、係合片20、20が移動規制部2
6、26の先端間に位置し、且つ、後面に移動規制部2
6、26の先端が当接した状態にセットされる。
ル6にセットする際、係合片20、20の後面に移動規
制部26、26の先端が当接した状態にする必要があ
る。そこで、上記テープカセット1にあっては、移動規
制部26、26の上縁26a、26aが傾斜縁とされて
いるので、ロックスライダー18をロアーシェル6の2
つのガイド壁23と23との間に上方から挿入していく
と、係合片20、20の下縁が移動規制部26、26の
傾斜縁26a、26aに当接し、そこからさらにロック
スライダー18が下方へ移動されると、係合片20、2
0は傾斜縁26a、26aによって互いの先端間が接近
する方向への力を受け、該力によって互いの先端間が接
近する方向に撓み、係合片20、20が移動規制部2
6、26の先端間に位置し、且つ、後面に移動規制部2
6、26の先端が当接した状態にセットされる。
【0034】上記したテープカセット1にあっては、落
下や運搬中の振動等による衝撃によってテープシール
4、4に瞬間的に大きな移動力がかかっても、それによ
ってロックスライダー18がロックを解除する方向に移
動してしまうことが無く、テープ3の緩みを防止するこ
とが出来る。
下や運搬中の振動等による衝撃によってテープシール
4、4に瞬間的に大きな移動力がかかっても、それによ
ってロックスライダー18がロックを解除する方向に移
動してしまうことが無く、テープ3の緩みを防止するこ
とが出来る。
【0035】なお、上記した実施の形態において示した
各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際し
て行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるよ
うなことがあってはならないものである。
各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際し
て行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるよ
うなことがあってはならないものである。
【0036】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、カセット筐体内にテープ
状記録媒体(以下、「テープ」という)を巻装したテー
プリールが回転可能に収納され、不使用時にテープリー
ルのテープを巻き出す方向への回転を規制するリールロ
ック手段が設けられたテープカセットであって、上記リ
ールロック手段は、テープリールに形成された係合部と
該係合部に係合する係合片を有しロック位置と非ロック
位置との間を移動可能に設けられたロックスライダーと
該ロックスライダーをロック位置へ付勢する付勢手段と
から成り、上記係合片は上記ロックスライダーの移動方
向に対して傾斜していると共に上記移動方向を横切る方
向への弾性を有し、ロックスライダーが上記付勢手段に
付勢されて係合片がテープリールの係合部と係合した状
態において係合片の後面、すなわち、上記付勢方向と反
対側の面に接触する移動規制部を設け、不使用時には上
記付勢手段に付勢されてロックスライダーがロック位置
に移動して係合片がテープリールの係合部に係合し、記
録及び/又は再生装置に装着されると記録及び/又は再
生装置に設けられたロック解除手段によってロックスラ
イダーが非ロック位置に移動して係合片がテープリール
の係合部から外れることを特徴とする。
に、本発明テープカセットは、カセット筐体内にテープ
状記録媒体(以下、「テープ」という)を巻装したテー
プリールが回転可能に収納され、不使用時にテープリー
ルのテープを巻き出す方向への回転を規制するリールロ
ック手段が設けられたテープカセットであって、上記リ
ールロック手段は、テープリールに形成された係合部と
該係合部に係合する係合片を有しロック位置と非ロック
位置との間を移動可能に設けられたロックスライダーと
該ロックスライダーをロック位置へ付勢する付勢手段と
から成り、上記係合片は上記ロックスライダーの移動方
向に対して傾斜していると共に上記移動方向を横切る方
向への弾性を有し、ロックスライダーが上記付勢手段に
付勢されて係合片がテープリールの係合部と係合した状
態において係合片の後面、すなわち、上記付勢方向と反
対側の面に接触する移動規制部を設け、不使用時には上
記付勢手段に付勢されてロックスライダーがロック位置
に移動して係合片がテープリールの係合部に係合し、記
録及び/又は再生装置に装着されると記録及び/又は再
生装置に設けられたロック解除手段によってロックスラ
イダーが非ロック位置に移動して係合片がテープリール
の係合部から外れることを特徴とする。
【0037】従って、本発明テープカセットにあって
は、運搬中の振動や落下等による衝撃によってテープリ
ールに移動力がかかり、該移動力によって係合片を非ロ
ック位置へ移動させようとするテープリールの荷重がか
かっても、係合片の後面に移動規制部が接触しているた
め、係合片にかかったテープリールの荷重はロックスラ
イダーを非ロック位置へと移動させることにならず、従
って、テープリールに対するロックが解除されてしまう
ことがない。
は、運搬中の振動や落下等による衝撃によってテープリ
ールに移動力がかかり、該移動力によって係合片を非ロ
ック位置へ移動させようとするテープリールの荷重がか
かっても、係合片の後面に移動規制部が接触しているた
め、係合片にかかったテープリールの荷重はロックスラ
イダーを非ロック位置へと移動させることにならず、従
って、テープリールに対するロックが解除されてしまう
ことがない。
【0038】請求項2に記載した発明にあっては、上記
カセット筐体の底面壁には上記ロックスライダーの係合
片を除く部分の移動方向を規定する互いにほぼ並行を為
す2つのガイド壁が立設され、上記移動規制部は上記ガ
イド壁のロック位置側端部に連続した壁状に形成される
と共に、該移動規制部の上縁はロック位置側に行くに従
って下方へ変位する傾斜縁とされ、ロックスライダーは
上方からガイド壁の間に挿入されてカセット筐体に組み
込まれるようにしたので、ロックスライダーをカセット
筐体の2つのガイド壁の間に上方から挿入していくと、
係合片の下縁が移動規制部の傾斜縁に当接し、そこから
さらにロックスライダーが下方へ移動されると、係合片
は傾斜縁によって互いの先端間が接近する方向への力を
受け、該力によって互いの先端間が接近する方向に撓
み、係合片が移動規制部の先端間に位置し、且つ、後面
に移動規制部の先端が当接した状態にセットされる。従
って、ロックスライダーのカセット筐体へのセットが容
易である。
カセット筐体の底面壁には上記ロックスライダーの係合
片を除く部分の移動方向を規定する互いにほぼ並行を為
す2つのガイド壁が立設され、上記移動規制部は上記ガ
イド壁のロック位置側端部に連続した壁状に形成される
と共に、該移動規制部の上縁はロック位置側に行くに従
って下方へ変位する傾斜縁とされ、ロックスライダーは
上方からガイド壁の間に挿入されてカセット筐体に組み
込まれるようにしたので、ロックスライダーをカセット
筐体の2つのガイド壁の間に上方から挿入していくと、
係合片の下縁が移動規制部の傾斜縁に当接し、そこから
さらにロックスライダーが下方へ移動されると、係合片
は傾斜縁によって互いの先端間が接近する方向への力を
受け、該力によって互いの先端間が接近する方向に撓
み、係合片が移動規制部の先端間に位置し、且つ、後面
に移動規制部の先端が当接した状態にセットされる。従
って、ロックスライダーのカセット筐体へのセットが容
易である。
【図1】図2乃至図7と共に本発明テープカセットの実
施の形態を示すものであり、本図は全体の分解斜視図で
ある。
施の形態を示すものであり、本図は全体の分解斜視図で
ある。
【図2】要部の拡大斜視図である。
【図3】要部の拡大平面図である。
【図4】ロック状態を示す図3のIV−IV線に沿う断
面図である。
面図である。
【図5】図6と共にロックが解除される状態を示す図4
と同じ部位で切断した断面図であり、本図はロックが解
除され始めた状態を示すものである。
と同じ部位で切断した断面図であり、本図はロックが解
除され始めた状態を示すものである。
【図6】ロックが完全に解除された状態を示すものであ
る。
る。
【図7】作用を示すものであり、(a)は通常の状態を
示し、(b)は衝撃時を示すものである。
示し、(b)は衝撃時を示すものである。
【図8】図9乃至図11と共に従来のテープカセットの
一例を示すものであり、本図はアッパーシェルを除去し
た状態の平面図である。
一例を示すものであり、本図はアッパーシェルを除去し
た状態の平面図である。
【図9】図10と共に要部を示す拡大平面図であり、本
図はロック状態を示すものである。
図はロック状態を示すものである。
【図10】ロックが解除された状態を示すものである。
【図11】作用を示すものであり、(a)は通常の状態
を、(b)、(c)は衝撃時を示し、(b)は衝撃直後
の状態を、(c)は衝撃が去った直後の状態をそれぞれ
示すものである。
を、(b)、(c)は衝撃時を示し、(b)は衝撃直後
の状態を、(c)は衝撃が去った直後の状態をそれぞれ
示すものである。
1…テープカセット、2…カセット筐体、3…磁気テー
プ(テープ)、4…テープリール、17…係合歯(係合
部)、18…ロックスライダー、20…係合片、23…
ガイド壁、26…移動規制部、26a…傾斜縁、27…
圧縮コイルバネ(付勢手段)、29…ロック解除ピン
(ロック解除手段)、矢印B…ロックスライダーの移動
方向を横切る方向
プ(テープ)、4…テープリール、17…係合歯(係合
部)、18…ロックスライダー、20…係合片、23…
ガイド壁、26…移動規制部、26a…傾斜縁、27…
圧縮コイルバネ(付勢手段)、29…ロック解除ピン
(ロック解除手段)、矢印B…ロックスライダーの移動
方向を横切る方向
Claims (2)
- 【請求項1】 カセット筐体内にテープ状記録媒体(以
下、「テープ」という)を巻装したテープリールが回転
可能に収納され、不使用時にテープリールのテープを巻
き出す方向への回転を規制するリールロック手段が設け
られたテープカセットであって、 上記リールロック手段は、テープリールに形成された係
合部と該係合部に係合する係合片を有しロック位置と非
ロック位置との間を移動可能に設けられたロックスライ
ダーと該ロックスライダーをロック位置へ付勢する付勢
手段とから成り、 上記係合片は上記ロックスライダーの移動方向に対して
傾斜していると共に上記移動方向を横切る方向への弾性
を有し、 ロックスライダーが上記付勢手段に付勢されて係合片が
テープリールの係合部と係合した状態において係合片の
後面、すなわち、上記付勢方向と反対側の面に接触する
移動規制部を設け、 不使用時には上記付勢手段に付勢されてロックスライダ
ーがロック位置に移動して係合片がテープリールの係合
部に係合し、記録及び/又は再生装置に装着されると記
録及び/又は再生装置に設けられたロック解除手段によ
ってロックスライダーが非ロック位置に移動して係合片
がテープリールの係合部から外れることを特徴とするテ
ープカセット。 - 【請求項2】 上記カセット筐体の底面壁には上記ロッ
クスライダーの係合片を除く部分の移動方向を規定する
互いにほぼ並行を為す2つのガイド壁が立設され、 上記移動規制部は上記ガイド壁のロック位置側端部に連
続した壁状に形成されると共に、該移動規制部の上縁は
ロック位置側に行くに従って下方へ変位する傾斜縁とさ
れ、 ロックスライダーは上方からガイド壁の間に挿入されて
カセット筐体に組み込まれることを特徴とする請求項1
に記載のテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164154A JP2002358749A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164154A JP2002358749A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002358749A true JP2002358749A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19007010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001164154A Pending JP2002358749A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002358749A (ja) |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001164154A patent/JP2002358749A/ja active Pending
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