JP4284831B2 - テープカセット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオテープレコーダーの如き磁気記録再生装置やその他各種の情報処理装置などに使用するテープカセットの蓋構造に関するものであり、特に蓋構成としてテープの前面と上面及び後面をそれぞれ覆う3枚蓋のテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気記録の高密度化にともない、ビデオテープレコーダー(以下VTRという)及びテープカセットがコンパクトになり、VTRは風景や撮影取りのように屋外で使用される機会が多くなってきた。
【0003】
その中で、テープカセットの蓋構造についても薄型化と屋外使用を考慮し、特に開蓋時の開高さをできるだけ低くするためテープの前面、上面及び後面をそれぞれ別部材で構成して覆うようにした3枚蓋のものが考案され実用化されている。
【0004】
以下、図面を参照しながら上述した従来のテープカセット10について説明する。図9は開蓋状態における従来のテープカセット10の組立斜視図、図10はテープカセット10の分解斜視図、図11は閉蓋状態における組立斜視図、図12は底面側から見た閉蓋状態における組立斜視図である。
【0005】
図9において、カセット本体は合成樹脂で成形された上ハーフ2と下ハーフ3を上下方向から組合せることにより一体の筐体に形成される。又、カセット本体にはテープ4を巻回した一対のリール5が収納されている。カセット本体の前面にはVTR側のテープ引き出し部材(図示せず)が挿入される為の開口部6が設けられている。開口部6の下ハーフ3側の両側には下ハーフ3と一体に形成された一対のテープガイド7が設けられており、テープ4はテープガイド7に案内されて開口部6に沿って架張される。
【0006】
図10において、前蓋11は開口部6に架張されたテープ4の前面を覆う前板11aと上ハーフ2および下ハーフ3の前方側面を覆う側板11bとから構成されており略コの字形状をしている。前面部11aの下部両端には切り欠き11cが設けられている。切り欠き11cの片側面11fは後述する下ハーフ3のテープ通過口3aの前端部に設けられた斜面部3eと同様な傾斜をもって形成されている。又、前板11aの上部両端には一対のピン孔11dが形成されている。一方、前蓋11の側板11bには一対の支点ピン11eが設けられ、支点ピン11eは上ハーフ2の前方両側壁部に設けられた一対の切欠部(図示せず)に挿入され前蓋11は支点ピン11eを中心に回動自在とされている。又、支点ピン11eの一方側にはコイルバネ12が装着されており前蓋11を常時閉蓋方向に回動付勢している。
【0007】
上蓋8の側板8aの前方内側には一対の支持ピン8bが設けられ、支持ピン8bは前蓋11のピン孔11dに挿入されて回動自在とされている。さらに、上板8cの内側には一対の軸受部8dが設けられており、軸受部8dにはピン孔8eが形成されている。
【0008】
上ハーフ2の側壁前方には一対のガイド溝2dが形成され、ガイド溝2dには上蓋8の側板8aに形成されたガイドピン8fが摺動自在に取り付けられている。
【0009】
後蓋9の上部側面には一対の支持ピン9aが設けられており、支持ピン9aは上蓋8の軸受部8dに回動自在に取り付けられている。又,後蓋9の下部側面には一対のガイドピン9bを有した突出部9cが設けられている。
【0010】
下ハーフ3の開口部6の両側にはテープ4が通る通過口3aが形成されている。通過口3aの開口部6側には一対のテープガイド7とその後方に一対の後蓋ガイド溝3bが設けられている。後蓋ガイド溝3bには後蓋9のガイドピン9bが摺動自在に挿入されている。一方、通過口3aの前端部にはテープカセット10がVTRのカセットホルダー(図示せず)に挿入された時の前方向位置を決める前方向位置規制突起3cが設けられている。前方向位置規制突起3cは、テープカセット10の長手方向と平行な前方向位置規制面3dと斜面部3eから成っている。さらに、下ハーフ3の一方壁3fにはスリット3gが設けられており、スリット3g内の壁上部には軸受け部3hが形成されている。軸受け部3hには蓋ロック部材13が取り付けられており、蓋ロック部材13は板バネ14でロック方向に付勢されている。尚、上ハーフ2と下ハーフ3はネジ15によって締結されている。
【0011】
閉蓋時は、図11に示すようにテープ4は上蓋8と後蓋9と前蓋11によって覆われると共に、下ハーフ3の前方向位置規制突起3cに前蓋11の切り欠き11cが入り込むようになっている。又、図12に示すように下ハーフ3のテープ通過口3aの前端部に設けた前方向位置規制突起3cの斜面部3eは前蓋11の切り欠き11cの片側面11fとわずかな間隔をおいて対向するようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な蓋構成ではテープカセット10を床などに落とした場合、具体的にはテープカセット10を前蓋側の特にコーナーから落とした時に前蓋の変形、前蓋回動軸の折れ、上蓋あるいは後蓋の外れ等が生じ蓋の開閉動作ができなくなるという重欠点があった。
【0013】
図13は前蓋11の斜視図、図14は図13をa方向から見た図、図15は前蓋11が長手方向に変形した状態を示した図である。図14に示すように前蓋11は比較的厚みの薄い平板状の前板11aと側板11bとから構成されており且つ略コの字状になっているので支点ピン11eを固定端として矢印B方向に力が作用した場合、図15に示すような形状に変形してしまう。
【0014】
次に、上述した前蓋11を組み込んだテープカセットを床などに落とした場合について説明する。図16はテープカセット10が床16にぶつかった瞬間の状態を示し、図17は図16の矢視C部における力の作用状態を示したものである。
【0015】
図16に示すように前蓋11は落下の衝撃でテープカセット10の長手方向(図中の矢印D方向)に移動し、下ハーフ3の前方向位置規制突起3cの斜面部3eと前蓋11の切り欠き11cの片側面11fとが当接する。ところが、当接面が移動方向(図中の矢印D方向)に対して傾斜をもっているので図17に示すように衝撃力F1は分力F2と分力F3となり分力F3が前蓋11をe方向に移動させる力となって作用する。その結果、図18に示すように前蓋11の切り欠き11cの片側面11fが下ハーフ3の斜面部3eを乗り越えてしまい前蓋に異常な力が加わり前蓋の変形、前蓋回動軸の折れ、上蓋あるいは後蓋の外れ等が生じ蓋の開閉動作ができなくなるという重欠問題が発生していた。
【0016】
本発明は上記課題を解決する為になされ、その目的とする所はテープカセットを誤って落とした場合においても蓋へのダメージがなく常時安定した蓋開閉動作が行える蓋構造を有するテープカセットを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係るテープカセットは、下ハーフの開口部の両側前面に設けた前方向位置規制突起の側面の内側同士あるいは外側同士のどちらか一方をカセット本体の長手方向に対して直角の平面部に形成すると共に、前蓋の前板の下部両側に受け面部を設け、受け面部を前板の面に対して直角の面に形成し、閉蓋時、下ハーフの平面部と前蓋の受け面部をわずかの間隔をおいて対向して位置させ、前蓋が長手方向に移動した時、下ハーフの平面部と前蓋の受け面部が当接する様に構成されている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面と共に詳細に説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明に係るテープカセット1の分解斜視図である。図9から図18までに示した従来のテープカセット10と同一の部材には同一の参照番号を付している。又、テープカセット1の基本的な構造は従来のテープカセット10と同様である。
【0020】
より詳細に説明すると、図1に示した様に、本発明に係るテープカセット1は、従来のテープカセット10と同様に、前蓋11は開口部6に架張されたテープ4の前面を覆う前板11aと上ハーフ2および下ハーフ3の前方側面を覆う側板11bとから構成されており略コの字形状をしている。前板11aの下部両端には切り欠き11cが設けられている。切り欠き11cの片側面11fは前板11aに対して直角の面に形成されている。又、前板11aの上部両端には一対のピン孔11dが形成されている。一方、前蓋11の側板11bには一対の支点ピン11eが設けられ、支点ピン11eは上ハーフ2の前方両側壁部に設けられた一対の切欠部2bに挿入され前蓋11は支点ピン11eを中心に回動自在とされている。又、支点ピン11eの一方側にはコイルバネ12が装着されており前蓋11を常時閉蓋方向に回動付勢している。
【0021】
上蓋8の側板8aの前方内側には一対の支持ピン8bが設けられ、支持ピン8bは前蓋11のピン孔11dに挿入されて回動自在とされている。さらに、上板8cの内側には一対の軸受部8dが設けられており、軸受部8dにはピン孔8eが形成されている。
【0022】
上ハーフ2の側壁前方には一対のガイド溝2dが形成され、ガイド溝2dには上蓋8の側板8aに形成されたガイドピン8fが摺動自在に取り付けられている。
【0023】
後蓋9の上部側面には一対の支持ピン9aが設けられており、支持ピン9aは上蓋8の軸受け部8dに回動自在に取り付けられている。又,後蓋9の下部側面には一対のガイドピン9bを有した突出部9cが設けられている。
【0024】
下ハーフ3の開口部6の両側にはテープ4が通る通過口3aが形成されている。通過口3aの開口部6側には一対のテープガイド7とその後方に一対の後蓋ガイド溝3bが設けられている。後蓋ガイド溝3bには後蓋9のガイドピン9bが摺動自在に挿入されている。一方、通過口3aの前端部にはテープカセット1がVTRのカセットホルダー(図示せず)に挿入された時の前方向位置を決める前方向位置規制突起3cが設けられている。前方向位置規制突起3cは前方向位置規制面3dと、前方向位置規制面3dに対して直角の平面部3eから成っている。さらに、下ハーフ3の一方壁3fにはスリット3gが設けられており、ロック部材13が取り付けられており、蓋ロック部材13は板バネ14でロック方向に付勢されている。尚、上ハーフ2と下ハーフ3はネジ15によって締結されている。
【0025】
閉蓋時は、図2に示すように下ハーフ3の前方向位置規制突起3cの平面部3eは前蓋11の切り欠き11cの片側面11fとわずかな間隔をおいて対向するようになっている。
【0026】
以上の様に構成された本発明のテープカセット1を誤って床などに落下させた場合を図でもって説明する。図3はテープカセット1が床16にぶつかった瞬間の状態を示し、図4は図3の矢視G部における力の作用状態を示したものである。
【0027】
図3に示すように前蓋11は落下の衝撃でテープカセット1の長手方向(図中の矢印H方向)に移動し、下ハーフ3の前方向位置規制突起3cの平面部3eと前蓋11の切り欠き11cの片側面11fとが当接する。ところが、当接面が移動方向(図中の矢印H方向)に対して直角の面になっているので図4に示すように衝撃力F1は図17で説明した分力F2に全て置き換わり分力F3は発生しなくなる。その結果、前蓋11はその状態で維持することができる。
【0028】
以上、説明した様に本発明の実施の形態1の構成にすることによりテープカセット1を誤って床などに落下させた場合でも、従来カセットで発生していた前蓋11の切り欠き11cの片側面11fが下ハーフ3の斜面部3eを乗り越えてしまうという現象は起こらなくなり前蓋の変形、前蓋回動軸の折れ、上蓋あるいは後蓋の外れ等が生じ蓋の開閉動作ができなくなるいう重欠問題が回避できる。
【0029】
(実施の形態2)
図5は、本発明に係るテープカセット17の開蓋状態における組立斜視図である。図5において、カセット本体は合成樹脂で成形された上ハーフ2と下ハーフ3を上下方向から組合せることにより一体の筐体に形成される。又、カセット本体にはテープ4を巻回した一対のリール5が収納されている。カセット本体の前面にはVTR側のテープ引き出し部材(図示せず)が挿入される為の開口部6が設けられている。開口部6の下ハーフ3側の両側には下ハーフ3と一体に形成された一対のテープガイド7が設けられており、テープ4はテープガイド7に案内されて開口部6に沿って架張される。閉蓋時は、テープ4は上蓋8と後蓋(図示せず)と前蓋11によって覆われる。
【0030】
前蓋11の前板11aの下部両端には切り欠き11cが設けられている。切り欠き11cの片側面11fは前板11aに対して直角の面に形成されている。
【0031】
下ハーフ3の開口部6の両側にはテープ4が通るテープ通過口3aが形成されている。又、テープ通過口3aの外側の前端部にはテープカセット1がVTRのカセットホルダー(図示せず)に挿入された時の前方向位置を決める前方向位置規制突起3cが設けられている。前方向位置規制突起3cは前方向位置規制面3dと、前方向位置規制面3dに対して直角の平面部3eから成っている閉蓋時には、下ハーフ3の前方向位置規制突起3c部に前蓋11の切り欠き11cが入り込むようになっている。
【0032】
この様に本発明においては、前蓋11の片側面11fと下ハーフ3の平面部3eとの当接位置をテープ通過口3aの外側に設けたものであり、実施の形態1と同等の効果がある上に、当接位置とテープ走行位置が離れているので当接によって当接面に発粉や微少なバリが生じた場合でもテープに影響を与え難い利点がある。
【0033】
(実施の形態3)
図6は、本発明に係るテープカセット18の開蓋状態における組立斜視図である。図6において、カセット本体は合成樹脂で成形された上ハーフ2と下ハーフ3を上下方向から組合せることにより一体の筐体に形成される。又、カセット本体にはテープ4を巻回した一対のリール5が収納されている。カセット本体の前面にはVTR側のテープ引き出し部材(図示せず)が挿入される為の開口部6が設けられている。開口部6の下ハーフ3側の両側には下ハーフ3と一体に形成された一対のテープガイド7が設けられており、テープ4はテープガイド7に案内されて開口部6に沿って架張される。閉蓋時は、テープ4は上蓋8と後蓋(図示せず)と前蓋11によって覆われる。
【0034】
前蓋11の前板11aの下部両端には切り欠き11cが設けられている。切り欠き11cの片側下端部には突起11gが設けられており、切り欠き11cの片側面11fは突起11gの面と一体化され前板11aに対して直角の略L字状の面として構成されている。
【0035】
下ハーフ3の開口部6の両側にはテープ4が通るテープ通過口3aが形成されている。又、テープ通過口3aの外側の前端部にはテープカセット18がVTRのカセットホルダー(図示せず)に挿入された時の前方向位置を決める前方向位置規制突起3cが設けられている。前方向位置規制突起3cは前方向位置規制面3dと前方向位置規制面3dに直角な平面部3eからなっており閉蓋時には、下ハーフ3の前方向位置規制突起3c部に前蓋11の切り欠き11cが入り込むようになっている。
【0036】
この様に本発明においては、前蓋11の片側面11fと下ハーフ3の平面部3eとの当接面を大きくとることができるので実施の形態1、実施の形態2に比べより確実な規制ができる利点がある。
【0037】
(実施の形態4)
図7は、本発明に係るテープカセット19の開蓋状態における組立斜視図である。図7において、カセット本体は合成樹脂で成形された上ハーフ2と下ハーフ3を上下方向から組合せることにより一体の筐体に形成される。又、カセット本体にはテープ4を巻回した一対のリール5が収納されている。カセット本体の前面にはVTR側のテープ引き出し部材(図示せず)が挿入される為の開口部6が設けられている。開口部6の下ハーフ3側の両側には下ハーフ3と一体に形成された一対のテープガイド7が設けられており、テープ4はテープガイド7に案内されて開口部6に沿って架張される。閉蓋時は、テープ4は上蓋8と後蓋(図示せず)と前蓋11によって覆われる。
【0038】
前蓋11の前板11aの下部両端にはテープカセット19の蓋ロックを解除するためにVTR側蓋ロック解除部材(図示せず)が通過する切り欠き11hが設けられている。さらに、切り欠き11hの内側には一対の切り欠き11cが設けられている。切り欠き11cの片側面11fは前板11aに対して直角の面に形成されている。
【0039】
下ハーフ3の開口部6の両側にはテープ4が通るテープ通過口3aが形成されている。又、テープ通過口3aの外側の前端部にはテープカセット19がVTRのカセットホルダー(図示せず)に挿入された時の前方向位置を決める前方向位置規制突起3cが設けられている。前方向位置規制突起3cは前方向位置規制面3dと、前方向位置規制面3dに対して直角の平面部3eから成っている閉蓋時には、下ハーフ3の前方向位置規制突起3c部に前蓋11の切り欠き11cが入り込むようになっている。
【0040】
この様に本発明においては、前蓋11の片側面11fと下ハーフ3の平面部3eとの当接位置を前方向位置規制突起3cの外側面に設けているので、テープカセット19を前蓋側の特にコーナーから落とした時、テープカセット19のコーナーから前蓋11の片側面11fと下ハーフ3の平面部3eとの当接位置までの距離が実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3に比べ短くできるので前蓋11の変形を受け難い利点がある。
【0041】
(実施の形態5)
図8は、本発明に係るテープカセット20の開蓋状態における組立斜視図である。図8において、カセット本体は合成樹脂で成形された上ハーフ2と下ハーフ3を上下方向から組合せることにより一体の筐体に形成される。又、カセット本体にはテープ4を巻回した一対のリール5が収納されている。カセット本体の前面にはVTR側のテープ引き出し部材(図示せず)が挿入される為の開口部6が設けられている。開口部6の下ハーフ3側の両側には下ハーフ3と一体に形成された一対のテープガイド7が設けられており、テープ4はテープガイド7に案内されて開口部6に沿って架張される。閉蓋時は、テープ4は上蓋8と後蓋(図示せず)と前蓋11によって覆われる。
【0042】
前蓋11の前板11aの下部両端にはテープカセット20の蓋ロックを解除するためにVTR側蓋ロック解除部材(図示せず)が通過する切り欠き11hが設けられている。さらに、切り欠き11hの内側には一対の切り欠き11cが設けられている。前蓋11の前板11aの下部両端には切り欠き11cが設けられている。切り欠き11cの片側下端部には突起11gが設けられており、切り欠き11cの片側面11fは突起11gの面と一体化され前板11aに対して直角の略L字状の面として構成されている。
【0043】
下ハーフ3の開口部6の両側にはテープ4が通るテープ通過口3aが形成されている。又、テープ通過口3aの外側の前端部にはテープカセット20がVTRのカセットホルダー(図示せず)に挿入された時の前方向位置を決める前方向位置規制突起3cが設けられている。前方向位置規制突起3cは前方向位置規制面3dと、前方向位置規制面3dに対して直角な平面部3eから成っている閉蓋時には、下ハーフ3の前方向位置規制突起3c部に前蓋11の切り欠き11cが入り込むようになっている。
【0044】
この様に本発明においては、前蓋11の片側面11fと下ハーフ3の平面部3eとの当接位置を前方向位置規制突起3cの外側に設けているので、テープカセット20を前蓋側の特にコーナーから落とした時、テープカセット20のコーナーから前蓋11の片側面11fと下ハーフ3の平面部3eとの当接位置までの距離が実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3に比べ短いので前蓋11の変形を受け難くさらに前蓋11の片側面11fと下ハーフ3の平面部3eとの当接面を大きくしているためより確実な規制ができる利点がある。
【0045】
【発明の効果】
以上の様に本発明においては、下ハーフの開口部の両側前面に設けた前方向位置規制突起の側面の内側同士あるいは外側同士のどちらか一方をカセット本体の長手方向に対して直角の平面部に形成すると共に、前蓋の前板の下部両側に受け面部を設け、受け面部を前板の面に対して直角の面に形成し、閉蓋時、下ハーフの平面部と前蓋の受け面部をわずかの間隔をおいて対向して位置させ、前蓋が長手方向に移動した時、下ハーフの平面部と前蓋の受け面部が当接する様に構成したことによりテープカセットを誤って床などに落下させた場合でも、前蓋の切り欠き部の片側面が下ハーフの平面部を乗り越えてしまうことがなくなるため前蓋の変形、回動軸の折れ、上蓋あるいは後蓋の外れ等が生じ蓋の開閉動作ができなくなるという重欠問題が防止できる。
【0046】
このように、本発明によりテープカセットを誤って落とした場合においても蓋へのダメージがなく常時安定した蓋開閉動作が行える蓋構造を有するテープカセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1のテープカセット1の分解斜視図
【図2】本発明に係る実施の形態1のテープカセット1のテープカセット1の底面側から見た組立斜視図
【図3】本発明に係る実施の形態1のテープカセット1のテープカセット1の落下した瞬間の状態図
【図4】本発明に係る実施の形態1のテープカセット1のテープカセット1の落下した時の前蓋とハーフ下の当接部力関係図
【図5】本発明に係る実施の形態2のテープカセット17の開蓋状態の組立斜視図
【図6】本発明に係る実施の形態3のテープカセット18の開蓋状態の組立斜視図
【図7】本発明に係る実施の形態4のテープカセット19の開蓋状態の組立斜視図
【図8】本発明に係る実施の形態5のテープカセット20の開蓋状態の組立斜視図
【図9】従来のテープカセット10の開蓋状態図
【図10】従来のテープカセット10の分解斜視図
【図11】従来のテープカセット10の閉蓋状態図
【図12】従来のテープカセット10の底面側から見た組立斜視図
【図13】従来のテープカセット10の上蓋の斜視図
【図14】従来のテープカセット10の上蓋の底面側から見た図
【図15】従来のテープカセット10の上蓋に変形が生じた状態を底面側から見た図
【図16】従来のテープカセット10の落下した瞬間の状態図
【図17】従来のテープカセット10の落下した時の前蓋とハーフ下の当接部力関係図
【図18】従来のテープカセット10が落下して前蓋が変形した状態を示す図
【符号の説明】
1 (本発明の実施の形態1の)テープカセット
2 上ハーフ
3 下ハーフ
3a 通過口
3d 前方向位置規制面
3e 平面部
4 テープ
5 リール
6 開口部
7 テープガイド
8 上蓋
9 後蓋
10 (従来の)テープカセット
11 前蓋
11a 前板
11b 側板
11c 切り欠き
11f (切り欠きの)片側面
11g 突起
17 (本発明の実施の形態2の)テープカセット
18 (本発明の実施の形態3の)テープカセット
19 (本発明の実施の形態4の)テープカセット
20 (本発明の実施の形態5の)テープカセット

Claims (3)

  1. 上ハーフと下ハーフとから成り、前面に装置側のテープ引き出し部材挿入用の開口部を形成したカセット本体と、前記開口部の両側に設けられたテープガイドによって前記開口部に架張されたテープと、前記カセット本体に回動自在に支持され前記テープの前面を覆う前蓋と前記テープの上面を覆う上蓋と前記テープの後面を覆う後蓋とを備え、
    前記下ハーフにおける前記開口部の両側前面に、装置に挿入した時前方向位置を決める前方向位置規制突起を設け、且つ、それぞれの前記前方向位置規制突起の側面の内側同士あるいは外側同士のどちらか一方を前記カセット本体の長手方向に対して直角の平面部に形成すると共に、前記前蓋の前板の下部両側に受け面部を設け、前記受け面部を前記前板の面に対して直角の面に形成し、閉蓋時、前記下ハーフの前記平面部と前記前蓋の前記受け面部をわずかの間隔をおいて対向して位置させ、前記前蓋が長手方向に移動した時、前記下ハーフの前記平面部と前記前蓋の前記受け面部が当接する様にしたことを特徴とするテープカセット。
  2. 前記下ハーフの前記平面部前記前蓋の前記受け面部の当接位置を前記下ハーフのテープ通過口から外れた位置に設けたことを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
  3. 前記前蓋の前記受け面部を前記前板の厚みより幅広い面で形成したことを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
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