JP2001344860A - ディスクイジェクト装置 - Google Patents

ディスクイジェクト装置

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JP2001344860A
JP2001344860A JP2000163852A JP2000163852A JP2001344860A JP 2001344860 A JP2001344860 A JP 2001344860A JP 2000163852 A JP2000163852 A JP 2000163852A JP 2000163852 A JP2000163852 A JP 2000163852A JP 2001344860 A JP2001344860 A JP 2001344860A
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pickup
transmission path
power transmission
drive motor
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JP2000163852A
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Shinsaku Tanaka
進作 田中
Takashi Yamanaka
隆 山中
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Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/051Direct insertion, i.e. without external loading means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/26Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive-transfer means therefor

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの取出しが迅速に行なえるディスク
イジェクト装置を提供すること。 【解決手段】 ピックアップ駆動モータからピックアッ
プに至る経路中に滑り機構を介在させ、同モータからデ
ィスク取出し機構に至る経路中に開閉機構を介在させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ピックアップ駆動
モータを利用してディスクの取出しを行なうディスクイ
ジェクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ピックアップ駆動モータを利用してディ
スクの取出しを行なうディスクイジェクト装置として
は、従来、ピックアップ駆動モータからピックアップに
至る第1の動力伝達経路と、前記ピックアップ駆動モー
タからディスク取出し機構に至る第2の動力伝達経路と
を、交互に開閉するものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成では、
イジェクト操作を行なうと、まず第1の動力伝達経路を
閉じてピックアップを初期位置へ復帰させた後、第2の
動力伝達経路を閉じてディスクの取出しを行なわねばな
らないため、イジェクト操作を行なっても直ちにディス
クの取出し動作を開始させることができず、ディスクを
速やかに取出すことができなかった。本発明はこのよう
な問題を解決するためになされたもので、ピックアップ
駆動モータを利用してディスクの取出しを行なうディス
クイジェクト装置であって、しかもピックアップを初期
位置へ復帰させながらディスクの取出しを開始できるよ
うにし、ディスクを速やかに取出せるようにすることに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクイジェ
クト装置は、ピックアップ駆動モータからピックアップ
に至る第1の動力伝達経路中に滑り機構を介在させて、
負荷が一定値を越えると該滑り機構が滑り動作してピッ
クアップ駆動モータからピックアップに至る動力の伝達
を遮断するようにする。また、前記ピックアップ駆動モ
ータからディスク取出し機構に至る第2の動力伝達経路
中には該経路を開閉する開閉機構を介在させ、イジェク
ト操作により開閉機構を閉じて、前記ピックアップ駆動
モータによりピックアップを初期位置へ復帰させながら
前記ディスク取出し機構でディスクの取出しを行なわせ
る。そしてピックアップが初期位置に復帰した後は、前
記滑り機構を滑り動作させながらディスク取出し機構で
ディスクの取出しを行なうように構成される。
【0005】前記第2の動力伝達経路中に、前記滑り機
構よりも大きな負荷によって動力の伝達を遮断する過負
荷吸収機構を介在させると、ディスクの取出しを無理に
止めようとした場合でも、過負荷吸収機構でピックアッ
プ駆動モータの動力を吸収して、装置の損傷を防止する
ことができる。
【0006】また、前記開閉機構を閉状態に保持する保
持機構を設け、前記ディスク取出し機構によるディスク
取出し動作の最終過程で該保持を解除して開閉機構を開
らくようにすると、ディスク取出し完了後、第2の動力
伝達経路を自動的に遮断することができる。さらに、イ
ジェクト操作に伴い、前記ピックアップ駆動モータに高
電圧を供給する高電圧供給手段を設けると、イジェクト
操作時には該モータを高速回転させて、ディスクを、よ
り早く取出すことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】ピックアップ駆動モータからピッ
クアップに至る第1の動力伝達経路中には滑り機構を介
在させ、ピックアップ駆動モータからディスク取出し機
構に至る第2の動力伝達経路中には開閉機構を介在させ
る。そこでイジェクト操作を行なうと、ピックアップ駆
動モータが起動してピックアップが初期位置へ向って移
動するが、イジェクト操作により開閉機構が閉じてディ
スク取出し機構が作動し、ディスクの取出し動作も開始
される。そしてピックアップが初期位置まで復帰して第
1の動力伝達経路における負荷が一定値を越えると、滑
り機構が滑り動作して動力の伝達を遮断する。一方、デ
ィスク取出し機構はピックアップ駆動モータの動力によ
りディスク取出し動作を継続する。
【0008】前記第2の動力伝達経路中には、前記滑り
機構よりも大きな負荷によって動力の伝達を遮断す過負
荷吸収機構を介在させておく。そうすると、ディスクの
取出しを無理に止めた場合でも、ピックアップ駆動モー
タの動力を過負荷吸収機構で吸収し、装置の損傷を防止
できる。
【0009】また、保持機構によりイジェクト釦を押し
込み位置に留めて前記開閉機構を閉状態に保持し、ディ
スク取出し機構が、ディスク取出し動作の最終過程でイ
ジェクト釦を復帰させるようにすると、ディスク取出し
動作の終了と同時に開閉機構が開らいて、第2の動力伝
達機構が遮断される。イジェクト操作に伴い、高電圧供
給手段によりピックアップ駆動モータに高電圧を供給す
るようにすると、モータが高速回転してピックアップの
復帰動作とディスクの取出しをさらに速やかに行なうこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1ないし図5は本発明のディスクイジェク
ト装置の第一実施例を示すものである。図1はディスク
イジェクト装置を備えたディスクプレーヤの概略平面図
で、ディスク12が所定の再生位置に装填された状態を
示している。図中1はターンテーブル、2はピックアッ
プ、3はこのピックアップ2を支持して往復動作可能な
ピックアップ支持体、4はピックアップ駆動モータであ
る。
【0011】前記ターンテーブル1はステッピングモー
タ(図示せず)により回転駆動される。前記ピックアッ
プ支持体3は一部にラック5を備え、直線軌道に沿っ
て、ストッパ6a、6b間を往復動自在である。ラック
5の近傍にはピニオン7とウォームギヤ8が同軸上に配
置され、ラック5にはピニオン7を噛合させている。ピ
ニオン7とウォームギヤ8との間には図2の如く摩擦板
9を介挿し、ピニオン7と摩擦板9とで滑り機構10を
構成するようにしている。すなわち、滑り機構10は、
ピックアップ駆動モータ4からピックアップ2に至る動
力伝達経路(第1の動力伝達経路)中に介在することに
なる。
【0012】ウォームギヤ8は、ピックアップ駆動モー
タ4の軸に固定されたウォーム11に噛合し、ピックア
ップ駆動モータ4の回転は、ウォーム11、ウォームギ
ヤ8、滑り機構10およびラック5を介してピックアッ
プ支持体3に伝達される。ピックアップ駆動モータ4が
一方向に回転するときは、ピックアップ支持体3の移動
に伴い、ピックアップ2がディスク12の記録面に沿っ
てその内側から外側へ向けて移動し、ピックアップ駆動
モータ4が他方向へ回転するときは、これに伴い、ピッ
クアップ2が内側の初期位置へ向けて移動する。そし
て、通常動作時におけるピックアップ支持体3の移動範
囲は、最大移動範囲より小さく設定されていて、終端ま
で移動することはないが、ディスク取出し操作を行なう
と、ピックアップ駆動モータ4は、ピックアップ支持体
3がストッパ6aにより規制されて初期位置に停止した
後も、ピニオン7と摩擦板9との間で滑り動作させなが
ら更に回転し続ける。
【0013】図中13はカムギヤである。このカムギヤ
13は、裏面側に渦巻きカム14を有する。カムギヤ1
3の軸には回動板15が、中央部分を支持されている。
回動板15は一端側で切換ギヤ16を支持し、このギヤ
16をカムギヤ13に噛合させている。切換ギヤ16と
回動板15とは開閉機構17を構成するもので、回動板
15の回動に伴い、切換ギヤ16は、ウォームギヤ8に
対して離反または噛合して、ピックアップ駆動モータ4
からディスク取出し機構に至る動力伝達経路(第2の動
力伝達経路)を開閉する。
【0014】図中18はイジェクト釦である。イジェク
ト釦18は一部に押圧突部19を有し、常時、ばね20
により復帰方向へ附勢されている。イジェクト釦18の
近傍にはフックレバー21が配置されている。フックレ
バー21は軸22を支点として回動自在であり、その一
端には、傾斜面23および係止段部24が連続形成さ
れ、傾斜面23をイジェクト釦18の押圧突部19に対
向させている。また、フックレバー21の他端には板ば
ね25が取着され、この板ばね25の端部を前記回動板
15の他端側に係合させている。また、フックレバー2
1はばね26により常時一方向へ附勢され、その附勢方
向への回動をストッパ27により規制されている。そし
て、フックレバー21、ばね26およびストッパ27に
より、保持機構28を構成するようにしている。
【0015】図中29は、ディスク取出し機構の一部を
なすスライド板である。ディスク取出し機構は、スライ
ド板29の図中上方向への移動に伴い、再生位置にある
ディスク12を取出す動作を行なうが、ディスク取出し
機構自体は公知であるから、説明を省略する。スライド
板29には、前記フックレバー21の一部に対向する押
圧突部30と、係合突部31とが設けられている。
【0016】図中32は軸33を支点として回動自在な
連結レバーであり、一端に設けられたカムピン34を前
記カムギヤ13の渦巻きカム14に当接させ、他端をス
ライド板29の係合突部31に対向させている。
【0017】回動板15が反時計方向へ回動して切換ギ
ヤ16(開閉機構17)がウォームギヤ8に噛合する
と、ピックアップ駆動モータ4の回転がウォームギヤ8
および切換ギヤ16を介してカムギヤ13に伝達され、
カムギヤ13の回転に伴い渦巻きカム14が連結レバー
32のカムピン34を押して連結レバー32を反時計方
向へ回動させる。そして連結レバー32がスライド板2
9の係合突部31を押し、スライド板29が図中上方向
へ移動してディスク取出し機構がディスク取出し動作を
行なう構成となっている。
【0018】以上の如く構成されたディスクイジェクト
装置によれば、ターンテーブル1上にディスク12が装
填され再生動作が行われている途中で、イジェクト釦1
8を押込むと、図示しないスイッチが投入されてピック
アップ駆動モータ4が起動するとともに、イジェクト釦
18の押圧突部19がフックレバー21の傾斜面23を
押し、フックレバー21を時計方向へ回動させる。これ
によってフックレバー21は回動板15を反時計方向へ
回動させて、切換ギヤ16をウォームギヤ8に噛合させ
る。フックレバー21の余剰の回動は、板ばね25のた
わみにより吸収される。
【0019】イジェクト釦18の押圧突部19が傾斜面
23から外れると、フックレバー18がばね26および
板ばね25の弾性により僅かに復帰して、図3の如く係
止段部24でイジェクト釦18を押込み位置に留めるの
で、切換ギヤ15はウォームギヤ8に噛合した位置に保
持される。
【0020】そこで、ピックアップ駆動モータ4の回転
がウォームギヤ8および滑り機構10を介してピックア
ップ支持体3に伝達され、ピックアップ2がディスク1
2の記録面の外側から内側へ向って移動する。同時に、
ピックアップ駆動モータ4の回転がウォームギヤ8およ
び開閉機構17を介してカムギヤ13に伝達され、カム
ギヤ13が反時計方向へ回転する。これに伴い図4の如
く渦巻きカム4が連結レバー32のカムピン34を押
し、連結レバー32を反時計方向へ回動させる。そこ
で、連結レバー32の他端がスライド板29の係合突部
31を押し、スライド板29を図中上方向へ移動させ
る。このスライド板29の移動により、ディスク取出し
機構が再生位置にあるディスク12を取出す動作を行な
うことになる。
【0021】ピックアップ支持体3は、ストッパ6aに
当接して停止し、ピックアップ2を初期位置に位置させ
るが、ピックアップ駆動モータ4は、滑り機構10を構
成するピニオン7と摩擦板9との間で滑りを生じさせな
がら、回転し続ける。またカムギヤ13はモータ4の回
転力により回転し、スライド板29を移動し続ける。そ
してディスク取出し機構によるディスクの取出しが完了
する最終段階で、図5の如くスライド板29の押圧突部
30がフックレバー21を押す。そうするとフックレバ
ー21が時計方向へ僅かに回動するのでイジェクト釦1
8の押圧突部19が係止段部24から外れ、イジェクト
釦18はばね20により復帰する。また、イジェクト釦
18の復帰によりピックアップ駆動モータ4が停止し、
フックレバー21および回動板15は初期位置に復帰
し、切換ギヤ16はウォームギヤ8から離反する。
【0022】以上の如く、このディスクイジェクト装置
は、ピックアップ駆動モータ4からピックアップ2に至
る第1の動力伝達経路中に滑り機構10を介在させ、ピ
ックアップ駆動モータ4からディスク取出し機構に至る
第2の動力伝達経路中には該経路を開閉する開閉機構1
7を介在させているので、イジェクト操作により開閉機
構17を閉じることにより、前記ピックアップ駆動モー
タ4の動力でピックアップ2を初期位置へ移動させなが
ら、ディスク取出し機構によるディスク12の取出しを
行なわせ、ピックアップ2が初期位置に復帰した後も、
滑り機構10を滑り動作させながら、ディスク取出し機
構によるディスク12の取出しを継続させることができ
る。したがって、ディスク12の取出し開始時期を早
め、ディスク12を速やかに取出すことができる。
【0023】また、イジェクト釦18を保持機構28に
よって押込み位置に保持し、ディスク取出し機構による
ディスク取出し動作の最終過程でその保持を解除して切
換ギヤ16をウォームギヤ8から離反させるようにして
いるので、ディスク取出し終了と同時に、ピックアップ
駆動モータ4からディスク取出し機構に至る動力伝達経
路を自動的に、遮断することができる。
【0024】図6は、第一実施例の構成に過負荷吸収機
構を付加した変形例を示すもので、第一実施例と同一部
分については同一符号を付してある。すなわち、回動板
15の一端側には切換ギヤ16のほか、これと同径のも
う1枚のギヤ35を重ねて支持させ、両ギヤ16,35
間に摩擦板36を挟んで、ギヤ35と摩擦板36とで過
負荷吸収機構37を構成するようにしている。そして、
回動板15の回動に伴い、ギヤ35をウォームギヤ8に
対して離反または噛合させる。
【0025】そこで、ギヤ35をウォームギヤ8に噛合
させた状態では、ピックアップ駆動モータ4の回転は、
ウォームギヤ8、ギヤ25および切換ギヤ16を介して
カムギヤ13に伝達される、更に連結レバー32を介し
てスライド板29を含むディスク取出し機構に伝達され
るようになる。ところが、ディスク取出し中にディスク
12の取出しを妨害するような無理な外圧が加わった場
合には、ギヤ35と摩擦板36とので滑り動作してウォ
ームギヤ8からカムギヤ13への動力の伝達を遮断する
ようになる。
【0026】なお、過負荷吸収機構37は、前記滑り機
構10よりも大きな付加によって動力の伝達を遮断する
ように構成される。このような構成にすると、ディスク
取出し中にディスク12の取出しを妨害するような無理
な外圧が加わった場合には、ギヤ35と摩擦板36との
で滑り動作することにより、動力伝達経路を構成する各
部の損傷を防止できる。
【0027】図7は、第一実施例に、イジェクト操作の
ときだけピックアップ駆動モータ4への供給電圧を高め
る構成を加えた変形例を示すもので、第一実施例と同一
部分には同一符号を付してある。
【0028】すなわち、図中38a、38bは、それぞ
れ第1電源および第2電源である。また、39はピック
アップ駆動モータ4の制御スイッチ、39a,39b,
39cは、それぞれ制御スイッチ39の第1接点、第2
接点、第3接点であり、第1、第2電源38a、38b
と、制御スイッチ39とで高電圧供給手段40を構成し
ている。ピックアップ駆動モータ4は、第1電源38a
に、第1および第2接点39a,39bを直列に介して
接続し、第3接点39cと第2接点39bとの間には第
2電源38bを介挿する。
【0029】そして、ディスク再生時には制御スイッチ
39の第1、第2接点39a,39b間を閉じ、イジェ
クト時には、イジェクト釦18の押込み動作により制御
スイッチ39の第1、第3接点39a,39c間を閉じ
るようにするのである。このようにすると、ピックアッ
プ駆動モータ4は、再生時には第1電源38aのみに接
続され、イジェクト時には第1、第2電源38a,38
bの直列回路に接続されることになり、イジェクト時に
はモータ4が高速回転してイジェクト動作が速やかに行
われることになる。
【0030】図8ないし図12は本発明のディスクイジ
ェクト装置の第二実施例を示すものであるが、第一実施
例と同一の部分は、第一実施例と同一の符号で示してあ
る。図8はディスクイジェクト装置を備えたディスクプ
レーヤの概略平面図で、ディスク12が所定の再生位置
に装填された状態を示している。
【0031】ターンテーブル1の近傍位置に、ピックア
ップ2を支持したピックアップ支持体3を配置し、これ
をピックアップ駆動モータ4により往復駆動する構成
は、第一実施例と同様である。また、ピックアップ駆動
モータ4の回転を、ウォーム11、ウォームギヤ8およ
びピニオン7に順次伝達し、更にラック5を介してピッ
クアップ支持体3をストッパ6a、6b間の範囲で直線
的に移動する構成も第一実施例と同様である。
【0032】ウォームギヤ8の上面側には中間ギヤ41
が一体形成されている。そして中間ギヤ41とピニオン
7との間には図9の如く摩擦板9を介挿し、ピニオン7
と摩擦板9とで滑り機構10を構成している。この滑り
機構10は、ピックアップ駆動モータ4からピックアッ
プ2に至る動力伝達経路(第1の動力伝達経路)中に介
在する。
【0033】ウォームギヤ8の近傍には、同軸かつ一体
化された大小ギヤ42,43が配置され、その大ギヤ4
2を中間ギヤ41に噛合させている。また、大小ギヤ4
2,43の軸を支点として回動自在な回動板44に、開
閉機構としての切換ギヤ45を支持させ、この切換ギヤ
45を小ギヤ43に噛合させている。なお、小ギヤ43
と回動板44との間には摩擦板46が介挿され、回動板
44が大小ギヤ42,43の回転方向に応じて同方向へ
附勢されるようにしている。
【0034】軸47には、ディスク取出し機構としての
ディスク押戻し板48が、回動自在に支持されている。
押戻し板48の回動中心部には扇形ギヤ49および山形
突部50がそれぞれ形成され、扇形ギヤ49の近傍には
カム溝51が形成され、更に押戻し板48の回動端部に
は、ディスク12の外周に当接する当接部52が形成さ
れている。カム溝51は、一端側から他端に向って漸次
押戻し板48の回動中心に近づく形状をなすが、カム溝
51の他端部は、回動中心から遠ざかる向きに傾斜した
傾斜部53となっている。
【0035】扇形ギヤ49にはギヤ54を噛合させてい
る。そして、前記回動板44の回動により、切換ギヤ4
5をギヤ54に対して離反または噛合させるようにして
いる。
【0036】軸55にはディスク押込み板56が回動自
在に支持され、この押し込み板56に形成されたカムピ
ン57を前記カム溝51に係合させて、押戻し板48と
押込み板56とを連動させるようにしている。押込み板
56の回動端部にはディスク12の外周に当接する当接
部58が形成されている。
【0037】図中59は保持レバーである。このレバー
59は一端に押圧部60を有し、軸61を支点として回
動自在であり、かつ、スプリング62により押圧部60
を前記山形突部50に押付けている。したがって、押戻
し板48の回動に伴い、山形突部50に対する押圧部6
0の当接位置が変化し、押圧部60が山形突部50の頂
点を境にして、図8の如く山形突部50の左方の傾斜面
に当接しているときは、押戻し板48を時計回りに附勢
し、押圧部58が図10の如く山形突部50の右方の傾
斜面に当接しているときは、押戻し板48を反時計回り
に附勢する。
【0038】図中63はイジェクト釦である。イジェク
ト釦63の先端には引離しレバー64の一端が連結さ
れ、引離しレバー64の他端は前記切換ギヤ45の軸6
5に対向させている。引離しレバー64は軸66を支点
として回動自在であり、スプリング67で一方向へ附勢
されている。この附勢の方向は、イジェクト釦63を復
帰させ、かつ、切換ギヤ45をギヤ54から引離す方向
である。
【0039】以上の構成において、図10の如く、ディ
スク12の外周で押戻し板48の当接部52を押しなが
らディスク12を挿入していくと、押戻し板48が時計
方向へ回動し、押し込み板56も押戻し板48に追随し
て時計方向へ回動する。やがて保持レバー59の押圧部
60が図11の如く山形突部50の頂点に達し、更にデ
ィスク12を挿入していくと、押戻し板48はスプリン
グ62の弾性力を山形突部50の左方の傾斜面で受け
て、一気に時計方向へ回動する。このとき、押し込み板
56の当接部58でディスク12の外周を押し、ディス
ク12を装置内に押込んでいく。そして、カムピン57
がカム溝51の傾斜部53に移行すると、押し込み板5
6は反時計方向へ僅かに回動し、図8の如く、当接部5
8がディスク12から離反するようになる。
【0040】このような状態で再生動作が行われている
途中で、図12の如くイジェクト釦63を押込むと、図
示しないスイッチが投入されてピックアップ駆動モータ
4が起動し、モータ4の回転が滑り機構10を介してピ
ニオン7に伝達され、ピックアップ2が初期位置へ向け
て移動する。また、大小ギヤ42,43の回転により回
動板44が時計方向へ回動し、切換ギヤ45をギヤ54
に噛合させる。
【0041】そこでモータ4の動力がギヤ45を介して
押戻し板48へ伝達され、押戻し板48が反時計方向へ
回動して、図11の如く当接部52でディスク12を押
し戻す。そして当接部52が山形突部50の右方の傾斜
面を押すようになると、押戻し板48は一気に反時計方
向へ回動し、図10の如く、当接部52でディスク12
を押し戻す。ディスク12が押し戻されたことを感知し
てモータ4が停止すると、引離しレバー64が、切換ギ
ヤ45をギヤ54から引離しながら、スプリング67に
より復帰する。
【0042】なお、ディスク押戻し板48によるディス
ク12の取出し動作は、ピックアップ2が初期位置に達
した後は滑り機構10を滑り動作させながら、継続され
る。
【0043】この第二実施例の構成においても、第一実
施例と同様、ピックアップ駆動モータ4からピックアッ
プ2に至る第1の動力伝達経路中に滑り機構10を介在
させ、ピックアップ駆動モータ4からディスク取出し機
構(ディスク押戻し板48)に至る第2の動力伝達経路
中には該経路を開閉する開閉機構(ディスク押戻し板4
8)を介在させているので、イジェクト操作により開閉
機構を閉じることにより、前記ピックアップ駆動モータ
4の動力でピックアップ2を初期位置へ移動させなが
ら、ディスク取出し機構によるディスク12の取出しを
行なわせ、ピックアップ2が初期位置に復帰した後も、
滑り機構10を滑り動作させながら、ディスク取出し機
構によるディスク12の取出しを継続させることができ
る。したがって、ディスク12の取出し開始時期を早
め、ディスク12を速やかに取出すことができる。
【0044】また、イジェクト釦18を保持機構28に
よって押込み位置に保持し、ディスク取出し機構による
ディスク取出し動作の最終過程でその保持を解除して切
換ギヤ16をウォームギヤ8から離反させるようにして
いるので、ディスク取出し終了と同時に、ピックアップ
駆動モータ4からディスク取出し機構に至る動力伝達経
路を自動的に、遮断することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ピック
アップ駆動モータからピックアップ取出し機構に至る経
路中に滑り機構を介在させたことにより、ピックアップ
を初期位置に復帰させながら、ディスクの取出し動作を
開始させ、ピックアップが初期位置に復帰した後は滑り
機構を滑り動作させながらディスクの取出し動作を継続
することができ、ディスクを速やかに取出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示す概略平面図
【図2】 同実施例の一部を示す概略断面図
【図3】 同実施例の動作状態を示す概略平面図
【図4】 同実施例の動作状態を示す概略平面図
【図5】 同実施例の動作状態を示す概略平面図
【図6】 同実施例に過負荷吸収機構を付加した変形例
を示す概略断面図
【図7】 第一実施例に高電圧供給手段を付加した変形
例を示す回路構成図
【図8】 本発明の第二実施例を示す概略平面図
【図9】 同実施例の一部を示す概略断面図
【図10】同実施例の動作状態を示す概略平面図
【図11】同実施例の動作状態を示す概略平面図
【図12】同実施例の動作状態を示す概略平面図
【符号の説明】
2 ピックアップ 4 ピックアップ駆動モータ 10 滑り機構 17 開閉機構 28 保持機構 29 ディスク取出し機構 40 高電圧供給手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピックアップ駆動モータ(4)からピック
    アップ(2)に至る第1の動力伝達経路と、前記ピック
    アップ駆動モータからディスク取出し機構(29,4
    8)に至る第2の動力伝達経路とを備え、ピックアップ
    駆動モータの動力を利用してディスクの取出しを行なう
    ディスクイジェクト装置において、 前記第1の動力伝達経路中に、負荷が一定値を越えると
    滑り動作して動力の伝達を遮断する滑り機構(10)を
    介在させ、 前記第2の動力伝達経路中に、該経路を開閉する開閉機
    構(17)を介在させ、 イジェクト操作により前記ピックアップ駆動モータを起
    動させてピックアップを初期位置へ復帰させるととも
    に、前記開閉機構を閉じて前記ディスク取出し機構でデ
    ィスクの取出しを行なわせ、ピックアップが初期位置に
    復帰した後は、前記滑り機構を滑り動作させながら前記
    ディスク取出し機構でディスクの取出しを行なわせるこ
    とを特徴とするディスクイジェクト装置。
  2. 【請求項2】前記第2の動力伝達経路中には、前記滑り
    機構よりも大きな負荷によって動力の伝達を遮断する過
    負荷吸収機構(37)を介在させた請求項1に記載のデ
    ィスクイジェクト装置。
  3. 【請求項3】前記開閉機構を閉状態に保持する保持機構
    (28)を備え、前記ディスク取出し機構によるディス
    ク取出し動作の最終過程で該保持を解除して開閉機構を
    開状態とする請求項1に記載のディスクイジェクト装
    置。
  4. 【請求項4】イジェクト操作に伴い、前記ピックアップ
    駆動モータに高電圧を供給する高電圧供給手段(40)
    を備えた請求項1に記載のディスクイジェクト装置。
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