JP2001344854A - 回転ヘッド磁気記録再生装置のトラッキング方法及び装置 - Google Patents

回転ヘッド磁気記録再生装置のトラッキング方法及び装置

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JP2001344854A
JP2001344854A JP2000166153A JP2000166153A JP2001344854A JP 2001344854 A JP2001344854 A JP 2001344854A JP 2000166153 A JP2000166153 A JP 2000166153A JP 2000166153 A JP2000166153 A JP 2000166153A JP 2001344854 A JP2001344854 A JP 2001344854A
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JP
Japan
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tracking
track
rotary head
magnetic recording
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Application number
JP2000166153A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Aoki
司 青木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック曲がりが発生しているトラックでも
正確に再生することができる回転ヘッド磁気記録再生装
置のトラッキング方法及び装置を提供する。 【解決手段】 回転ヘッドを使用する磁気記録再生装置
におけるトラッキング装置であって、定速より少し速い
速度で磁気テープを走行させながら回転ヘッド(1)に
よりこれを走査する手段と、回転ヘッド(1)の走査に
よる再生出力信号からトラック曲がりを測定する手段
(5),(9)と、前記トラック曲がりに対応したトラ
ッキング目標値及びオフトラック量を求める手段(1
1)と、前記オフトラック量を前記トラッキング目標値
に加えて回転ヘッド(1)のトラッキングを行う手段
(11),(8)を備えた回転ヘッドを使用する磁気記
録再生装置におけるトラッキングを行う前に、トラック
曲がりを測定するステップと、前記トラック曲がりに対
応したトラッキング目標値及びオフトラック量を求める
ステップと、前記オフトラック量を前記トラッキング目
標値に加えてトラッキングを行うステップを有するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ヘッド磁気記録
再生装置のトラッキング方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ヘッドを使用した磁気記録再
生装置におけるトラッキング方法としては、例えば磁気
テープ端部の同期信号等の基準信号トラック位置からこ
れに対して斜めに形成されている信号記録トラックのヘ
ッダ信号位置までの時間を信号記録トラックの幅方向数
箇所において計測して記録トラックのセンターを求める
測定を、磁気ヘッドが磁気テープ上の記録トラックに入
る入り側と離脱する出側で行い、そのセンターからのず
れの平均値からトラッキングエラー量を求めて制御を行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では次のような問題点がある。
【0004】一般的に、回転ヘッドにより記録されたト
ラックは上述のようにトラック曲がりが発生しており、
そのトラック曲がりによって信号記録トラック出側の信
号が読めなくなって前記測定ができなくなる場合があ
り、このような場合のトラッキングは入り側の基準信号
からトラック上の信号記録位置までの時間から求められ
る入り側のトラックセンターを頼りにトラッキングを行
うことになり、その結果、ますます出側の信号が読めな
くなって、エラー訂正でもそのトラック情報を回復でき
なくなり、そのトラックはバッドトラックとなる。この
ような場合、FWのリカバリー動作、すなわち、FW方
向にトラッキングを少しずつずらしてリリードを繰り返
し、トラッキングをとることになるが、このリカバリー
動作には時間が掛り実用的ではないという問題点があ
る。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、トラック曲がりが発生しているトラックでも正
確に再生することができる回転ヘッド磁気記録再生装置
のトラッキング方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ヘッド磁気
記録再生装置のトラッキング方法は、回転ヘッドを使用
する磁気記録再生装置におけるトラッキングを行う前
に、トラック曲がりを測定するステップと、前記トラッ
ク曲がりに対応したトラッキング目標値及びオフトラッ
ク量を求めるステップと、前記オフトラック量を前記ト
ラッキング目標値に加えてトラッキングを行うステップ
を有するものであり、また、本発明の回転ヘッド磁気記
録再生装置のトラッキング装置は、定速より少し速い速
度で磁気テープを走行させながら回転ヘッドによりこれ
を走査する手段と、前記回転ヘッドの走査による再生出
力信号からトラック曲がりを測定する手段と、前記トラ
ック曲がりに対応したトラッキング目標値及びオフトラ
ック量を求める手段と、前記オフトラック量を前記トラ
ッキング目標値に加えて回転ヘッドのトラッキングを行
う手段を備えたものである。
【0007】この発明によれば、トラック曲がりに最も
適したオフセット値をトラッキング目標値に加えるの
で、トラック曲がりが発生しているトラックでも正確に
再生することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明するが、方法発明とこれを
実現する装置発明の説明を並行して行うものとする。
【0009】図1は本発明の回転ヘッド磁気記録再生装
置のトラッキング方法の一実施の形態において、これを
実施し得る回転ヘッド磁気記録再生装置の要部構成を示
すブロック図、図2は本発明の回転ヘッド磁気記録再生
装置のトラッキング方法の一実施の形態におけるトラッ
キングタイマ値の説明図、図3は図2に示すトラッキン
グタイマ値の測定方法の説明図、図4は図3に示す測定
方法を信号記録トラックの任意の位置で実行する場合の
説明図、図5は本発明の回転ヘッド磁気記録再生装置の
トラッキング方法の一実施の形態におけるトラッキング
実行段階の説明図である。
【0010】図1において、1は互いにアジマスの異な
る複数のヘッドHを含む回転ヘッド装置で、リール装置
2から送り出された磁気テープ(図示省略)がその周囲
に約90度の範囲に巻きつけられ、キャプスタン装置3
により定速走行されてリール装置2に巻き取られるよう
に構成されている。この構成は現在一般的に用いられて
いる構成であるため、詳細な説明は省略する。4は回転
ヘッド装置1への記録信号をドライブする記録ドライ
バ、5は回転ヘッド装置1よりの再生信号を再生増幅す
る再生回路、6はキャプスタン装置3に用いられている
キャプスタンモータをドライブするキャプスタンモータ
ドライバ、7はリール装置2に用いられているリールモ
ータをドライブするリールモータドライバ、8はコント
ローラ、9はフォーマッタ、10はフォーマッタ9のメ
モリ、11はCPU、12はCPU11のメモリ、13
はSCSIコントローラ、14はメモリである。
【0011】次に、その動作を説明する。まず、信号記
録時は、記録ドライバ4から所望の記録信号を回転ヘッ
ド装置1に印加し、ヘッドHを回転させながら磁気テー
プをキャプスタン装置3により定速走行させることによ
り、図2に示すように磁気テープには、その端部に磁気
テープ長手方向と並行に基準信号となる同期信号トラッ
クQが形成されると共に、この同期信号トラックQに対
して斜め方向にヘッダ信号を含む信号記録トラックMが
形成される。
【0012】このようにして記録された信号を再生する
にあたって、上述のように信号記録トラックMのトラッ
ク曲がりによるヘッドのオフトラックを防ぎ、ヘッドH
が信号記録トラックMを正確にトレースするようにトラ
ッキングすることが必要であり、本発明方法及び装置は
このトラック曲がりに最も適したオフセットをトラッキ
ング目標値に加えることにより、トラック曲がりが発生
しているトラックでも正確に再生することができるよう
にしたものである。
【0013】このトラッキングを正確に機能させるため
には、まず、始めのステップとして信号記録トラックの
トラック曲がりを測定する必要があり、以下その方法に
ついて説明する。図1に示す装置において、磁気テープ
の走行速度を定速より少し速い速度で走行させ、ヘッド
Hが信号記録トラックM上を少しずつずれながら走行す
る状態とし、その時の再生回路5の再生出力レベルLと
フォーマッタ9の出力から後述のトラッキングタイマ値
を測定する。すなわち、図2に示すように、信号記録ト
ラックMとして記録されている記録信号Ssは目標コー
ドとなるヘッダ信号Shを含んでおり、同期信号トラッ
クQとして記録されている基準信号Sbの記録方向に対
して角度θだけ傾いているため、トラッキングタイマ値
T(基準信号Sb位置からヘッダ信号Sh位置にヘッド
が到達する時間)にはその位置によって長短があり、こ
れを測定することになる。
【0014】この時のヘッドHの出力とトラッキングタ
イマ値Tの関係は図3に示すようになり、ヘッドHは図
面右側のスキャン回数nあたりで信号記録トラックMに
かかり始め、左側に進行するに従ってそのかかる量は大
きくなり、スキャン回数n+2あたりで最大となる。そ
の後徐々に少なくなり、スキャン回数n+4あたりで外
れ始める。ヘッドHのエンベロープ出力レベルLは、ヘ
ッドHが信号記録トラックMにかかる量に比例するから
エンベロープ出力が最大になるところがトラックセンタ
ーとなり、この位置のトラッキングタイマ値はTcとな
る。
【0015】したがって、この求めたトラッキングタイ
マ値Tcをトラッキング目標値とすれば、その位置のト
ラックセンターをヘッドHがトレースすることになるの
で、次のステップとして、信号記録トラックの始点から
終点に至る間のトラック曲がりの測定上必要な任意の位
置においてトラッキングタイマ値Tcを計測し、その各
々をトラッキング目標値としてつないで行けばトラック
曲がりを数値化することができ、これをオフセット値と
してトラッキング目標値に加えれば正確なトラッキング
を行うことが可能となる。
【0016】図4はこのエンベロープ出力を、記録信号
トラック上の任意の5点A〜Eを選定して、各点でのト
ラッキング誤差時間△TNを示すトラックセンターを計
測し、再生回路5、フォーマッタ9により、そのエンベ
ロープ出力レベルLA,LB,LC,LD,LEからト
ラッキングタイマ値TAc,TBc,TCc,TDc,
TEcを求めたものである。このようにすると、本来一
点鎖線で示すように直線であるべきリニアリティ基準線
は曲線で示すリニアリティ曲線のように曲がっており、
この各センターをつなぐことによりトラック曲がりを数
値化することができ、これをオフセット値としてトラッ
キング目標値に加えることになるが、次に、その方法に
ついて説明する。
【0017】図5において、前記入り側の信号記録トラ
ックのトラッキングタイマ値をTc、前記出側の信号記
録トラックのトラッキングタイマ値をT′cとするとT
c−T′cがオフセット値となり、これをCPUコント
ローラ11、コントローラ8等により、入り側の信号記
録トラックのトラッキングタイマ値Tcに加えることに
より、前記入り側の信号記録トラックに対する実線のヘ
ッド軌跡は、前記出側の信号記録トラック位置において
は破線のヘッド軌跡となり、正確に信号記録トラックを
トレースすることになる。なお、図5のハッチング部分
は前記入り側から出側にかけてのトラック曲がりを模式
的に表している。
【0018】以上のように、本実施の形態によれば、ト
ラック曲がりに最も適したオフセットをトラッキング目
標値に加えることが可能となり、トラック曲がりが発生
しているトラックでもヘッドは正確に信号記録トラック
をトレースすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トラック
曲がりが発生しているトラックでも正確に再生すること
ができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ヘッド磁気記録再生装置のトラッ
キング方法の一実施の形態においてこれを実施し得る回
転ヘッド磁気記録再生装置要部構成を示すブロック図
【図2】本発明の回転ヘッド磁気記録再生装置のトラッ
キング方法の一実施の形態におけるトラッキングタイマ
値の説明図
【図3】図2に示すトラッキングタイマ値の測定方法の
説明図
【図4】図3に示す測定方法を信号記録トラックの任意
の位置で実行する場合の説明図
【図5】本発明の回転ヘッド磁気記録再生装置のトラッ
キング方法の一実施の形態におけるトラッキング実行段
階の説明図
【符号の説明】
1 回転ヘッド装置 2 リール装置 3 キャプスタン装置 4 記録ドライバ 5 再生回路 6 キャプスタンモータドライバ 7 リールモータドライバ 8 コントローラ 9 フォーマッタ 10 メモリ 11 CPUコントローラ 12 メモリ 13 SCSIコントローラ 14 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドを使用する磁気記録再生装置
    におけるトラッキングを行う前に、トラック曲がりを測
    定するステップと、前記トラック曲がりに対応したトラ
    ッキング目標値及びオフトラック量を求めるステップ
    と、前記オフトラック量を前記トラッキング目標値に加
    えてトラッキングを行うステップを含むことを特徴とす
    る回転ヘッド磁気記録再生装置のトラッキング方法。
  2. 【請求項2】 回転ヘッドを使用する磁気記録再生装置
    におけるトラッキング装置であって、定速より少し速い
    速度で磁気テープを走行させながら回転ヘッドによりこ
    れを走査する手段と、前記回転ヘッドの走査による再生
    出力信号からトラック曲がりを測定する手段と、前記ト
    ラック曲がりに対応したトラッキング目標値及びオフト
    ラック量を求める手段と、前記オフトラック量を前記ト
    ラッキング目標値に加えて回転ヘッドのトラッキングを
    行う手段を備えたことを特徴とする回転ヘッド磁気記録
    再生装置のトラッキング装置。
JP2000166153A 2000-06-02 2000-06-02 回転ヘッド磁気記録再生装置のトラッキング方法及び装置 Pending JP2001344854A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7477475B2 (en) 2006-05-26 2009-01-13 Sony Corporation Helical scan type magnetic tape reproduction apparatus and magnetic tape reproduction method

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