JP2001344584A - 電子媒体 - Google Patents

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JP2001344584A
JP2001344584A JP2000166058A JP2000166058A JP2001344584A JP 2001344584 A JP2001344584 A JP 2001344584A JP 2000166058 A JP2000166058 A JP 2000166058A JP 2000166058 A JP2000166058 A JP 2000166058A JP 2001344584 A JP2001344584 A JP 2001344584A
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JP2000166058A
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Hisaaki Takemura
尚朗 竹村
Yuji Tsuchimoto
祐二 土元
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングに移動自在に設けられる被検出体
の位置ずれを防止することにより、電子媒体に対し適切
に情報処理を行うことができるようにする。 【解決手段】 電子部品を内蔵し、情報処理装置内に挿
入されるケーシング4と、このケーシング4の第1及び
第2の位置P1,P2間で移動自在に設けられ、情報処
理装置内に挿入されたときその移動位置が第1或いは第
2の位置P1,P2であるのかが検出され、この検出位
置に応じて電子部品に対する情報の書き込みを禁止させ
るスライドスイッチ5と、このスライドスイッチ5が第
1或いは第2の位置P1,P2に移動されたとき、該ス
ライドスイッチ5を位置決め保持する突起部3bとを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯可能な記憶電子
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の記憶電子媒体はケーシングを有
し、このケーシング内に情報処理用の電子部品を配設し
ている。
【0003】また、ケーシングの外側面部には被検出体
としてのスライドスイッチが設けられ、このスライドス
イッチはケーシングの第1及び第2の位置間で移動され
るようになっている。
【0004】ケーシングが情報処理装置内に挿入される
と、そのスライドスイッチの位置がセンサにより物理的
に検出され、スライドスイッチが例えば、第1の位置に
あるときはメモリーに対する書き込みを可能とし、第2
の位置にあるときはメモリーに対する書き込みを禁止さ
せるようになっている。
【0005】一方、ケーシングは上下のケース部からな
り、これら上下のケース部は例えば、溶着されることに
より一体化されている。
【0006】即ち、上下のケース部の接合部には溶着用
の突起部が突出成形され、この溶着用の突起部を溶解さ
せることにより上下のケース部を溶着させるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上記したスライドスイッチを単にケーシング
にスライド自在に取り付けていたため、第1の位置或い
は第2の位置に移動されたスライドスイッチを確実に保
持することができず、スライドスイッチの位置ずれが発
生していた。
【0008】このため、スライドスイッチを所望した位
置で検出できなくなり、適正な情報処理が期待できない
という不都合があった。
【0009】また、従来においては、上下のケース部を
溶着する溶着用の突起部を上下のケース部の接合部のほ
ぼ全周に亘って形成していたため、上下のケース部を良
好に溶着できなくなる不都合があった。
【0010】即ち、ケース部は通常その製品の形態によ
り、単なる板状ではなく様々な形状をなし、また、上下
のケース部は通常、互いに異なる形状をなし、しかも、
ケース材料は通常、周囲温度が高温であると伸び、低温
であると縮む特性を有している。
【0011】このため、上下のケース部が溶着される
と、それぞれ異なる変形をして溶着部分に負荷が発生
し、溶着用の突起部をケース部のほぼ全周に亘って形成
すると、溶着部分または溶着部分の周囲で、強度的に弱
い部分が変形、或いは破損する等の現象が発生してい
た。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、被検出体をケーシングの第1或いは第2の位置に確
実に位置決め保持でき、また、第1及び第2のケース部
を変形、破損させるといったことなく、良好に溶着でき
るようにした電子媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、電子部品を内蔵し、
情報処理装置内に挿入されるケーシングと、このケーシ
ングの第1及び第2の位置間で移動自在に設けられ、前
記情報処理装置内に挿入されたときその移動位置が第1
或いは第2の位置であるのかが検出され、この検出位置
に応じて前記電子部品に対する情報の書き込みを禁止さ
せる被検出体と、この被検出体が前記第1或いは第2の
位置に移動されたとき、該被検出体を位置決め保持する
位置決め手段とを具備する。
【0014】請求項2記載のものは、第1のケース部と
この第1のケース部に被せられる第2のケース部を有
し、この第1及び第2のケース部内に電子部品を内蔵
し、情報処理装置内に挿入されるケーシングと、このケ
ーシングの第1及び第2の位置間で移動自在に設けら
れ、前記情報処理装置内に挿入されたときその移動位置
が第1或いは第2の位置であるのかが検出され、この検
出位置に応じて前記電子部品に対する情報の書き込みを
禁止させる被検出体と、この被検出体が前記第1或いは
第2の位置に移動されたとき、該被検出体を位置決め保
持する位置決め手段とを具備し、前記ケーシングの第1
及び第2のケース部の何れか一方の側面部にガイド部を
形成し、前記被検出体に凹部を形成し、前記被検出体は
その凹部内に前記ケース部のガイド部を嵌め込ませるこ
とにより移動自在に取り付けられる。
【0015】請求項8記載のものは、第1のケース部と
この第1のケース部に被せられる第2のケース部となら
なるケーシングと、このケーシング内に設けられた情報
処理用の電子部品とを具備し、前記第1及び第2のケー
ス部はその接合面の複数箇所で接着又は溶着されて一体
化される。
【0016】請求項11記載のものは、第1のケース部
とこの第1のケース部に被せられる第2のケース部を有
し、この第1及び第2のケース部内に電子部品を内蔵
し、情報処理装置内に挿入されるケーシングと、このケ
ーシングの第1及び第2の位置間で移動自在に設けら
れ、前記情報処理装置内に挿入されたときその移動位置
が第1或いは第2の位置であるのかが検出され、この検
出位置に応じて前記電子部品に対する情報の書き込みを
禁止させる被検出体と、この被検出体が前記第1或いは
第2の位置に移動されたとき、該被検出体を位置決め保
持する位置決め手段とを具備し、前記第1及び第2のケ
ース部はその接合面の複数箇所で接着又は溶着されて一
体化される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態である携
帯可能な記憶電子媒体(以下、媒体という)1を示す上
面図で、図2はその下面図で,図3はその側面図、図4
はその正面図、図5はその背面図である。
【0019】媒体1は樹脂製の上ケース2と下ケース3
とからなるケーシング4を有し、このケーシング4の側
面部には樹脂製の被検出体としてのスライドスイッチ5
が設けられている。上ケース2の上面一端側には所定間
隔を存して複数個の接触子としてのコンタクトパッド8
…が露出されている。コンタクトパッド8…は電源供
給、及び外部とのデータの授受等を行うものである。
【0020】ケーシング4内には図5に示すように基板
7が収納され、この基板7上にコンタクトパッド8…が
配設されている。コンタクトパッド8…は上ケース2に
形成された開口部2a…を介して外部に露出されてい
る。
【0021】スライドスイッチ5は電気的には接続され
ず、単にケーシング4の側面部にスライド自在に取り付
けられている。スライドスイッチ5はケーシング4の第
1及び第2の位置P1,P2間でスライドするようにな
っている。
【0022】ケーシング4が情報処理装置の内部に挿入
されたとき、スライドスイッチ5の位置が情報処理装置
内のセンサにより物理的に検知される。スライドスイッ
チ5が例えば、第1の位置P1で検知された場合には、
媒体1内のメモリーへの書き込みを可能とし、第2の位
置P2で検知された場合には、メモリーへの書込みを禁
止するようになっている。
【0023】図6は図2中のA−A線に沿って示す断面
図である。
【0024】ケーシング4の上ケース2の一側部にはガ
イド部としてのリブ2aが起立成形されている。スライ
ドスイッチ5は外部に露出するつまみ部5aを有し、こ
のつまみ部5aにはケーシング4の内側に向かって突出
する差込片としてのリブ5bが形成されている。このリ
ブ5bの下面部には下方に向かって垂直に突出する突片
5cが形成されている。この突片5cはつまみ部5aに
所定間隔を存して離間対向し、突片5cとつまみ部5a
との間には凹部5dが形成されている。スライドスイッ
チ5はその凹部5d内に上ケース2のリブ2aを嵌め込
ませてスライド自在に取り付けられている。
【0025】また、下ケース3の下面部にはリブ3aが
下方に向かって突出形成されている。この下ケース3の
リブ3aにはスライドスイッチ5のリブ5bの端面が離
間対向されている。
【0026】上記したように取り付けられたスライドス
イッチ5に対し、矢印X方向の力が加えられた場合に
は、スライドスイッチ5のリブ5bが下ケース3のリブ
3aに当接してスライドスイッチ5が上ケース2の下部
側へ潜り込むことを防止できるようになっている。
【0027】また、スライドスイッチ5に矢印R方向の
応力が加えられた場合には、リブ5bが下ケース3の下
面部に当接してスライドスイッチ5が上ケース2のリブ
2aから外れることを防止できるようになっている。
【0028】ところで、上ケース2のリブ2aの内面に
は位置決め手段としての突起部2bが突出成形されてい
る。
【0029】図7はスライドスイッチ5が第1の位置P
1に位置決めされた状態を示すもので、図8はスライド
スイッチ5が第2の位置P2に位置決めされた状態を示
すものである。
【0030】スライドスイッチ5が例えば、図7に示す
第1の位置P1から第2の位置P2に向かって移動され
ると、その凹部5dを構成する突片5cのスライド方向
の先端面が上ケース2のリブ2aの突起部2bを乗り上
がって進行する。そして、図8に示すように第2の位置
P2に到達すると、突片5cのスライド方向の後端面が
上ケース2のリブ2aの突起部2bを乗り越えて第2の
位置P2に位置決め保持される。
【0031】また、スライドスイッチ5が、図8に示す
第2の位置P2から第1の位置P1に向かって移動され
ると、その凹部5dを構成する突片5cのスライド方向
の先端面が上ケース2のリブ2aの突起部2bを乗り上
がって進行する。そして、図7に示すように第1の位置
P1に到達すると、凹部5dを構成する突片5cのスラ
イド方向の後端面が上ケース2のリブ2aの突起部2b
を乗り越えて第1の位置P1に位置決め保持される。
【0032】上記したように、スライドスイッチ5が第
1或いは第2の位置P1,P2に至ると、上ケース2の
リブ2aの突起部2bにより位置決め保持されるため、
位置ずれを発生することがない。
【0033】従って、媒体1が情報処理装置内に挿入さ
れた際、そのスライドイッチ5の位置を第1或いは第2
の位置で確実に検出することができ、媒体1に対し情報
処理を適正に行うことが可能になる。
【0034】図9は本発明の第2の実施の形態を示すも
のである。
【0035】なお、上記した第1の実施の形態で示した
部分と同一部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
【0036】この第2の実施の形態では、スライドスイ
ッチ5のリブ5bの端面略中央部に突起部5eを突設し
ている。下ケース3のリブ3aにはスライドスイッチ5
の移動方向に亘って所定間隔を存して第1及び第2の位
置決め孔3b,3cが穿設されている。
【0037】スライドスイッチ5が第1の位置P1にあ
る場合には、図10に示すように、そのリブ5bの突起
部5eが下ケース3のリブ3aの第1の位置決め孔3b
に嵌合されて位置決めされている。この第1の位置P1
からスライドスイッチ5が第2の位置P2に向かって移
動されると、スライドスイッチ5のリブ5bの突起部5
eが第1の位置決め孔3bから離脱してリブ3a上に乗
り上がり、図11に示すように、第2の位置P2に至る
と、そのリブ5bの突起部5eが下ケース3のリブ3a
の第2の位置決め孔3cに嵌合されて位置決め保持され
る。
【0038】この第2の実施の形態においても上記した
第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0039】図12は本発明の第3の実施の形態を示す
ものである。
【0040】なお、上記した第1の実施の形態で示した
部分と同一部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
【0041】この第3の実施の形態では、スライドスイ
ッチ5のリブ5bに図13にも示すようにその移動方向
に沿って所定間隔を存して第1及び第2の位置決め用凹
部5f,5gが形成されている。
【0042】また、下ケース3のリブ3aには上記した
第1及び第2の位置決め用凹部5f,5gに選択的に嵌
合される突起部3dが設けられている。
【0043】図13に示すように、スライドスイッチ5
が第1の位置P1にあるときは、第1の位置決め用凹部
5f内にリブ3aの突起部3dが嵌合されて位置決め保
持されている。
【0044】この状態からスライドスイッチ5が第2の
位置P2に向かって移動されると、第1の位置決め用凹
部5fがリブ3aの突起部3dから離脱して前進する。
図14に示すようにスライドスイッチ5が第2の位置P
2に至ると、第2の位置決め用凹部5gがリブ3aの突
起部3dに嵌合し、第2の位置P2に位置決め保持され
る。
【0045】この第3の実施の形態においても上記した
第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0046】図15は本発明の第4の実施の形態を示す
ものである。
【0047】なお、上記した第1の実施の形態で示した
部分と同一部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
【0048】この第4の実施の形態では、スライドスイ
ッチ5のリブ5bにスライド方向に亘って所定間隔を存
して第1及び第2の位置決め孔5h,5iが穿設されて
いる。下ケース3の内面側には第1及び第2の位置決め
孔5h,5iを選択的に嵌合させる突起部3eが突設さ
れている。
【0049】図16に示すように、スライドスイッチ5
が第1の位置P1にあるときは、第1の位置決め孔5h
に下ケース3の突起部3eが嵌合されて位置決め保持さ
れている。この状態から、スライドスイッチ5が第2の
位置P2に向かって移動されると、第1の位置決め孔5
hが突起部3eから離脱する。この移動によりスライド
スイッチ5が図17に示すように第2の位置P2に至る
と、第2の位置決め孔5iが下ケース2の突起部3eに
嵌合されて位置決め保持される。
【0050】この第4の実施の形態においても上記した
第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0051】図18は本発明の第5の実施の形態である
電子媒体を示す側断面図で、図19はその縦断正面図で
ある。
【0052】なお、上記した第1の実施の形態で示した
部分と同一部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
【0053】上下のケース2,3からなるケーシング4
内には基板7が収納されている。基板7の上面側には、
図20にも示すように電子部品としてのIC11及び複
数個の接触子8…がそれぞれ配設されている。基板7の
下面側にもIC11が設けられている。
【0054】図21は上ケース部2を示すもので、この
上ケース部2の先端側には窓部12が所定間隔を存して
複数形成されている。基板7上に配設された接触子8…
は上ケース部2の窓部12…から外部に露出され、外部
からの接触が可能となっている。
【0055】図22は下ケース3を示す平面図で、図2
3は図22中C―C線に沿って示す断面図である。
【0056】下ケース3の周壁上面部にはその周方向に
亘って所定間隔Sを存して溶着部14が複数突出成形さ
れている。また、下ケース3内の先端側にはその幅方向
に亘って所定間隔を存して複数のリブ15…が一体に突
設されている。
【0057】図24は図19中D―D線に沿って示す断
面図である。
【0058】基板7の一端側はリブ15…により支持さ
れ、基板7の一端側に実装された複数のチップ部品17
…はリブ15…間に配置されている。チップ部品17…
はリブ15…より低い高さで構成されている。
【0059】上記したように、下ケース3内にリブ15
…を一体的に突設成形し、これらリブ15…により接触
子8…を支持する構成とするため、接触子8…に接触端
子を接触させることにより、接触子8…とリブ15…と
の高さ関係の精度を向上することが可能となる。
【0060】また、下ケース3の剛性も向上させること
ができ、圧力が接触子8…加わっても従来と比較し変形
量が減り、安定した接触を得ることができる。
【0061】さらに、リブ15…により接触子8…を支
持するため、接触子8…への接触端子の接触により圧力
が接触子8…加わっても従来と比較し接触子8…の変形
量が減り、安定した接触を得ることができる。
【0062】さらに、リブ15…間に基板7上に実装さ
れたチップ部品17…を配置するため、接触子8…に対
する接触端子の接触により接触子8…に圧力が加わって
も、チップ部品17…の破損を防止することが可能とな
り製品の信頼性を向上できる。
【0063】また、チップ部品17…を接触子8…の裏
面側に実装可能としたことで高密度実装を可能とし、製
品の小型化を実現できる。
【0064】図25は超音波溶着装置21を示す概略的
構成図である。
【0065】超音波溶着装置21は電気エネルギを発振
する発振器22を備え、この発振器22には電気エネル
ギを超音波に変換する振動子23が接続されている。さ
らに、振動子23には超音波を増幅する増幅部24が接
続されている。
【0066】次に、超音波溶着装置21を用いて上下部
のケース2,3を溶着して一体化する場合について説明
する。
【0067】まず、超音波溶着装置21の増幅部24に
下ケース3を取り付け、ついで、この下ケース3を図2
6にも示すように溶着用の突起部14…を介して上ケー
ス2の上面部に接合載置する。
【0068】このように上下部のケース2,3を重ね合
わせたのち、超音波溶着装置21の発振器22から電気
エネルギを発振させる。この発振された電気エネルギは
振動子14により超音波に変換される。しかるのち、超
音波は途中で増幅部15により増幅伝送され、その超音
波振動が下ケース3の溶着用の突起部14…に衝突して
運動する。この超音波振動の衝突運動により衝突時の運
動エネルギが蓄積されて発熱し、この発熱により溶着用
の突起部14…が溶解し、図27に示すように上下部の
ケース2,3が溶着結合されることになる。
【0069】上記したようにように、下部ケース3の周
壁上面部にその周方向に亘って所定間隔を存して複数個
の溶着用の突起部14…を突出成形するため、従来のよ
うに下部ケース3の全周に亘って溶着用の突起部を形成
するものと異なり、溶着時において、上下部のケース
2,3の収縮率の違いによるケース部の収縮差を非溶着
部分で吸収することが可能となり、温度変化による製品
の信頼性の低下を防止することが可能となる。
【0070】なお、上下のケース2,3の結合は溶着に
よることなく、接着剤を用いての結合であっても良い。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ケーシン
グに移動自在に設けられる被検出体を第1或いは第2の
位置に位置決め保持する位置決め手段を備えるため、被
検出体の位置ずれを確実に防止できる。従って、被検出
体を所望した位置で検出することができ、適切な情報処
理が可能になる。
【0072】また、第1及び第2のケース部の接合部の
複数箇所を所定間隔を存して接着又は溶着して一体化す
るため、第1及び第2のケース部の収縮率の違いによる
ケース部の収縮差を非接着(非溶着部分)で吸収するこ
とが可能となり、温度変化による製品の信頼性を高める
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電子媒体を示
す上面図。
【図2】電子媒体を示す下面図。
【図3】電子媒体を示す側面図。
【図4】電子媒体を示す正面図。
【図5】電子媒体を一部破断して示す背面図。
【図6】図2中A−A線に沿って示す断面図。
【図7】スライドスイッチが第1の位置に移動された状
態を示す図。
【図8】スライドスイッチが第2の位置に移動された状
態を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態である電子媒体の一
部を示す断面図。
【図10】スライドスイッチが第1の位置に移動された
状態を示す図。
【図11】スライドスイッチが第2の位置に移動された
状態を示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態である電子媒体の
一部を示す断面図。
【図13】スライドスイッチが第1の位置に移動された
状態を示す図。
【図14】スライドスイッチが第2の位置に移動された
状態を示す図。
【図15】本発明の第4の実施の形態である媒体の一部
を示す断面図。
【図16】スライドスイッチが第1の位置に移動された
状態を示す図。
【図17】スライドスイッチが第2の位置に移動された
状態を示す図。
【図18】本発明の第5の実施の形態である電子媒体を
示す側断面図。
【図19】電子媒体を示す縦断正面図。
【図20】基板を示す平面図。
【図21】上ケース部を示す平面図。
【図22】下ケース部を示す平面図。
【図23】図22中C−C線に沿って示す断面図。
【図24】図19中D−D線に沿って示す断面図。
【図25】超音波溶着装置を示す概略的構成図。
【図26】溶着用突起部を介して接合された上下のケー
ス部を示す図。
【図27】溶着用突起部が溶着されて一体化された上下
のケース部を示す図。
【符号の説明】
1…電子媒体 2…上ケース 3a…リブ 3b…第1の位置決め孔 3c…第2の位置決め孔 3b…突起部 3e…突起部 3…下ケース 2a…リブ 2b…突起部 4…ケーシング 5…スライドスイッチ(被検出体) 5a…つまみ部 5b…リブ 5c…突片 5d…凹部 5e…突起部 5f…第1の位置決め用凹部 5g…第2の位置決め用凹部 5h…第1の位置決め孔 5i…第2の位置決め孔 7…基板 8…コンタクトパッド(接触子) 11…IC(電子部品) 12…窓 14…溶着用突起部 15…リブ 17…チップ部品 21…超音波溶着装置 22…発振器 23…振動子 24…増幅器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を内蔵し、情報処理装置内に挿
    入されるケーシングと、 このケーシングの第1及び第2の位置間で移動自在に設
    けられ、前記情報処理装置内に挿入されたときその移動
    位置が第1或いは第2の位置であるのかが検出され、こ
    の検出位置に応じて前記電子部品に対する情報の書き込
    みを禁止させる被検出体と、 この被検出体が前記第1或いは第2の位置に移動された
    とき、該被検出体を位置決め保持する位置決め手段と、 を具備することを特徴とする電子媒体。
  2. 【請求項2】 第1のケース部とこの第1のケース部に
    被せられる第2のケース部を有し、この第1及び第2の
    ケース部内に電子部品を内蔵し、情報処理装置内に挿入
    されるケーシングと、 このケーシングの第1及び第2の位置間で移動自在に設
    けられ、前記情報処理装置内に挿入されたときその移動
    位置が第1或いは第2の位置であるのかが検出され、こ
    の検出位置に応じて前記電子部品に対する情報の書き込
    みを禁止させる被検出体と、 この被検出体が前記第1或いは第2の位置に移動された
    とき、該被検出体を位置決め保持する位置決め手段とを
    具備し、 前記ケーシングの第1及び第2のケース部の何れか一方
    の側面部にガイド部を形成し、 前記被検出体に凹部を形成し、 前記被検出体はその凹部内に前記ケース部のガイド部を
    嵌め込ませることにより移動自在に取り付けられたこと
    を特徴とする電子媒体。
  3. 【請求項3】 前記ケーシング及び被検出体は樹脂製で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の電子媒体。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は前記ガイド部の中途
    部に突設され、前記被検出体の移動方向の端面を当接さ
    せて位置決め保持する突起部であることを特徴とする請
    求項2記載の電子媒体。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部は第1のケース部の一側部
    に形成され、 前記被検出体は前記ケーシングの側面部に露出されるつ
    まみ部と、このつまみ部に突設され前記ケーシングの第
    1及び第2のケース部間に差し込まれる差込片と、この
    差込片に前記第2のケース部に向かって垂直に突設され
    前記つまみ部との間に凹部を形成する突片とからなり、 前記第2のケース部には前記被検出体の差込片の差込方
    向の端面に対向し、前記被検出体の移動方向と直交する
    方向の動きを規制する規制用突起部を形成し、 前記位置決め手段は前記被検出体の差込片の端面に突設
    された突起部と、前記規制用突起部に前記被検出体の移
    動方向に亘って所定間隔を存して形成され前記被検出体
    の差込片の突起部を選択的に嵌合させることにより、前
    記被検出体を第1或いは第2の位置に位置決め保持する
    第1及び第2の孔部とからなることを特徴とする請求項
    2記載の電子媒体。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部は第1のケース部の一側部
    に形成され、 前記被検出体は前記ケーシングの側面部に露出されるつ
    まみ部と、このつまみ部に突設され前記ケーシングの第
    1及び第2のケース部間に差し込まれる差込片と、この
    差込片に前記第2のケース部に向かって垂直に突設され
    前記つまみ部との間に凹部を形成する突片とからなり、 前記第2のケース部には前記被検出体の差込片の差込方
    向の端面に対向し、前記被検出体の移動方向と直交する
    方向の動きを規制する規制用突起部を形成し、 前記位置決め手段は前記被検出体の差込片の端面にスラ
    イド方向に亘って所定間隔を存して形成された第1及び
    第2の凹部と、前記規制用突起部に突設され、前記第1
    及び第2の凹部を選択的に嵌合させることにより、前記
    被検出体を前記第1或いは第2の位置に位置決め保持す
    る突起部とを有することを特徴とする請求項2記載の電
    子媒体。
  7. 【請求項7】 前記ガイド部は第1のケース部の一側部
    に形成され、 前記被検出体は前記ケーシングの側面部に露出されるつ
    まみ部と、このつまみ部に突設され前記ケーシングの第
    1及び第2のケース部間に差し込まれる差込片と、この
    差込片に前記第2のケース部に向かって垂直に突設され
    前記つまみ部との間に凹部を形成する突片とからなり、 前記位置決め手段は前記被検出体の差込片にその移動方
    向に亘って所定間隔を存して形成された第1及び第2の
    孔部と、前記第1のケース部に突設され前記第1及び第
    2の孔部に選択的に嵌合することにより前記被検出体を
    第1或いは第2の位置に位置決め保持する突起部とを具
    備することを特徴とする請求項2記載の電子媒体。
  8. 【請求項8】 第1のケース部とこの第1のケース部に
    被せられる第2のケース部とならなるケーシングと、 このケーシング内に設けられた情報処理用の電子部品と
    を具備し、 前記第1及び第2のケース部はその接合面の複数箇所で
    接着又は溶着されて一体化されたことを特徴とする電子
    媒体。
  9. 【請求項9】 前記電子部品を取り付ける基板を備え、 この基板の一面側に外部端子と接触して通信する接触子
    を有し、前記ケーシングに前記基板の他面側に当接して
    前記接触子を支持する支持突起 を一体に突出成形したことを特徴とする請求項8記載の
    電子媒体。
  10. 【請求項10】 前記電子部品を取り付ける基板を備
    え、 この基板の一面側に外部端子と接触して通信する接触子
    を有し、 前記基板の他面側に複数のチップ部品を有し、 前記ケーシングに前記基板の他面側に当接して前記接触
    子を支持する複数の支持突起を一体に突出成形し、 前記複数の支持突起間に前記複数のチップ部品を配置し
    たことを特徴とする請求項8記載の電子媒体。
  11. 【請求項11】 第1のケース部とこの第1のケース部
    に被せられる第2のケース部を有し、この第1及び第2
    のケース部内に電子部品を内蔵し、情報処理装置内に挿
    入されるケーシングと、 このケーシングの第1及び第2の位置間で移動自在に設
    けられ、前記情報処理装置内に挿入されたときその移動
    位置が第1或いは第2の位置であるのかが検出され、こ
    の検出位置に応じて前記電子部品に対する情報の書き込
    みを禁止させる被検出体と、 この被検出体が前記第1或いは第2の位置に移動された
    とき、該被検出体を位置決め保持する位置決め手段とを
    具備し、 前記第1及び第2のケース部はその接合面の複数箇所で
    接着又は溶着されて一体化されたことを特徴とする電子
    媒体。
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