JP2001342865A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JP2001342865A
JP2001342865A JP2000160685A JP2000160685A JP2001342865A JP 2001342865 A JP2001342865 A JP 2001342865A JP 2000160685 A JP2000160685 A JP 2000160685A JP 2000160685 A JP2000160685 A JP 2000160685A JP 2001342865 A JP2001342865 A JP 2001342865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン制御を行うための制御パラメータ、
制御プログラムを容易に変更することが可能なエンジン
制御装置を提供することである。 【課題手段】 制御プログラム・制御パラメータメモリ
28に記憶された制御プログラム、制御パラメータに基
づいてエンジンの制御を行うエンジン制御装置におい
て、所定の情報を収集している基地局から送信される情
報及び制御プロクラムを受信する受信制御装置42と、
前記受信制御装置により受信した前記情報に基づいて前
記制御パラメータを変更すると共に前記受信手段により
受信した前記制御プログラムに設定されている制御プロ
グラムを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、設定された制御
パラメータ、制御プログラムに基づいてエンジンの制御
を行うエンジン制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンの制御は、予
め設定された制御パラメータ、制御プログラムに基づい
てエンジン制御制御装置(電子制御ユニット)により行
われている。ところで制御パラメータ、制御プログラム
の設定は、様々な走行状況の下において高い走行性能を
確保する必要性から様々な走行条件を考慮して設定され
ることが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、当
初から様々な走行条件を考慮して制御パラメータ、制御
プログラムを設定することは困難であり、また一度設定
した制御パラメータ、制御プログラムを変更するために
は、修理工場において車載コンピュータの交換を必要と
していた。
【0004】この発明の課題は、エンジン制御を行うた
めの制御パラメータ、制御プログラムを容易に変更する
ことが可能なエンジン制御装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエンジン
制御装置は、設定された制御パラメータに基づいてエン
ジンの制御を行うエンジン制御装置において、所定の情
報を収集している基地局から送信される情報を受信する
受信手段と、前記受信手段により受信した前記情報に基
づいて前記制御パラメータを変更する制御パラメータ変
更手段とを備えることを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載のエンジン制御装置
は、前記制御パラメータ変更手段が前記受信手段により
前記情報を受信する毎に前記制御パラメータを変更する
ことを特徴とする。
【0007】この請求項1、請求項2記載のエンジン制
御装置によれば、基地局から送信される大気圧等の情報
に基づいて、エンジン制御のための制御パラメータを変
更するため、常に最新の情報に基づき最適な制御パラメ
ータを用いてエンジン制御を行うことができる。
【0008】また、請求項3記載のエンジン制御装置
は、設定された制御プログラムに基づいてエンジンの制
御を行うエンジン制御装置において、所定の情報を収集
している基地局から送信される制御プログラムを受信す
る受信手段と、前記エンジンが停止していることを判断
するエンジン停止判断手段と、前記エンジン停止判断手
段により前記エンジンが停止していると判断された場合
に、前記設定された制御プログラムを前記受信手段によ
り受信した前記制御プログラムに更新する制御プログラ
ム更新手段とを備えることを特徴とする。
【0009】この請求項3記載のエンジン制御装置によ
れば、基地局から送信される制御プログラムを受信し、
記憶されている制御プログラムを受信した制御プログラ
ムに変更するため、制御プログラムを変更するための労
力、コストの低減を図ることができる。また、エンジン
が停止している状態で制御プログラムの変更を行うこと
から制御プログラムの変更を確実に行うことができる。
【0010】また、請求項4記載のエンジンの制御装置
は、前記情報が気象情報であることを特徴とする。この
請求項4記載のエンジン制御装置によれば、受信した気
象情報に基づいて制御パラメータを変更することができ
る。
【0011】また、請求項5記載のエンジンの制御装置
は、前記情報が道路情報であることを特徴とする。この
請求項5記載のエンジン制御装置によれば、受信した道
路情報に基づいて制御パラメータを変更することができ
る。
【0012】更に請求項6記載のエンジン制御装置の前
記情報がエンジン性能変更情報であることを特徴とす
る。この請求項6記載のエンジン制御装置によれば、受
信したエンジン性能変更情報に基づいて制御パラメータ
を変更することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態の説明を行う。図1は、実施の形態に係る
エンジン制御装置を搭載した車両を含むエンジン制御シ
ステムの全体構成図である。
【0014】図1に示すように、このエンジン制御シス
テムにおけるエンジン制御装置を搭載した車両2は、基
地局4との間で、FM信号等を介して双方向にデータの
送受信を行うことができる。また、車両2は、GPS衛
星からのGPS信号を受信することにより自車位置側位
を行うことができる。
【0015】図2は、所定地域又は所定地方毎に設けら
れている基地局4のシステム構成図である。基地局4
は、その基地局4が設けられている所定地域又は所定地
方内の車両2から送信されてくる車両状態情報、例えば
車両異常、車両位置等のデータを受信する受信制御部1
0を有し、この受信制御部10により受信された車両状
態情報は、データ処理部12を介して接続されている記
憶部14に記憶される。尚、車両状態情報は、車両固有
の識別番号等を利用してどの車両から発信されたもので
あるかが分かるようにしておくことが望ましい。
【0016】また、記憶部14に記憶されているその基
地局4が設けられている所定地域又は所定地方内の気象
情報、道路状況、車両2のエンジン制御プログラムを変
更するための制御プログラム等は、データ処理部12を
介して接続されている送信制御部16により、その基地
局4が設けられている所定地域又は所定地方内の車両2
に対して送信される。なお、所定地域又は所定地方内の
気象情報、道路状況、エンジンを制御するための制御プ
ログラム等は、オンラインによるデータ転送等により基
地局4の記憶部14に記憶される。
【0017】図3は、車両2に搭載されているエンジン
制御装置のブロック構成図である。図中符号20で示す
ものは、ECU(電子制御ユニット)であり、中央処理
装置(以下、CPUという)22、読出し専用メモリ
(以下、ROMという)24、ランダムアクセスメモリ
(以下、RAMという)26、制御プログラム・制御パ
ラメータメモリ28、外部入出力回路30を備え、これ
らは互いにバス32により接続されている。
【0018】CPU22は、設定された制御プログラ
ム、制御パラメータ等に基づいてエンジン制御のための
各種演算処理を実行する。また、ROM24にはCPU
22で演算処理を実行するために必要な制御プログラム
等が記憶されている。また、RAM26にはCPU22
による演算結果、受信制御装置42を介して受信された
データ等が一時的に記憶される。更に、制御プログラム
・制御パラメータメモリ28には、変更が必要となる可
能性のある制御プログラム・制御パラメータが記憶され
ている。
【0019】外部入出力回路30には、エアフローメー
タ34、回転数センサ36及び酸素センサ38が接続さ
れ、エアーフローメータ34により計測されたエンジン
が吸入する吸入空気量GAを示す信号、回転数センサ3
6により検出されたエンジン回転数NEを示す信号及び
酸素センサ38により検出された排気ガス中の酸素濃度
を示す信号が入力される。
【0020】また、外部入出力回路30には、インジェ
クタ40が接続され、インジェクタ40に対して駆動信
号が出力される。更に、外部入出力回路30には、受信
制御装置42が接続され、基地局4から送信される制御
プログラム、制御パラメータに関する信号の受信を行
う。一方、外部入出力回路30には、送信制御装置44
が接続され、基地局4に対して車両状態情報、例えば車
両走行状況、車両異常情報等の送信を行う。
【0021】また、外部入出力回路30には、GPSコ
ンピュータ46が接続されている。このGPSコンピュ
ータ46には、受信制御装置48が接続されており、G
PS衛星からのGPS信号を受信してGPSコンピュー
タ46に入力する。GPSコンピュータ46は、GPS
信号に基づいて自車位置側位を行い、車両位置情報をE
CU20に入力する。
【0022】このエンジン制御装置においては、記憶さ
れている大気圧データを常に最新のものに更新してい
る。即ち、図4に示すように、CPU22は、受信制御
装置42により受信された、基地局4から送信されるそ
の地域又は地方の大気圧データを外部入出力回路30を
介して受信すると(ステップS10)、この大気圧デー
タを制御プログラム・制御パラメータ記憶部28に記憶
する(ステップS11)。この大気圧データの更新は、
一定時間間隔で繰り返し行われるものであることから制
御プログラム・制御パラメータ記憶部28に記憶されて
いる大気圧データは常に最新のもとなる。
【0023】このエンジン制御装置においては、制御プ
ログラム・制御パラメータ記憶部28に記憶されている
大気圧データに基づいた燃料噴射量を求める。即ち、C
PU22は、空燃比(エンジンに吸入される混合気中の
空気/燃料の重量比)A/Fを酸素センサ38の出力信
号から求め、その空燃比A/Fが理論空燃比となるよう
にインジェクタ40からの燃料噴射量である目燃料噴射
時間TAUを数式1に基づき算出する(ステップS2
0)。
【0024】
【数1】 ここで、Kは定数、GAは吸入空気量、NEはエンジン
回転数であり、K・(GA/NE)は理論空燃比を得る
ように設定された基本噴射時間である。また、FAFは
酸素センサ38の出力信号の変化に伴い変化するフィー
ドバック補正係数であり、空燃比A/Fが理論空燃比と
なるように基本燃料噴射時間K・(GA/NE)を補正
する。
【0025】CPU22はさらに、この目標燃料噴射時
間TAUに対して後述する補正係数KFPCを乗算して
最終燃料噴射時間を算出し(ステップS21)、この最
終燃料噴射時間に応じた駆動信号を、図3に示す外部入
出力回路30を介してインジェクタ40に出力する。こ
の信号の出力により、インジェクタ40の開弁時間が制
御されて所定量の燃料が噴射される。
【0026】次に、図6に示すフローチャートにしたが
って、CPU22により行われる補正係数KFPCの演
算方法について説明する。先ず、エアーフローメータ3
4において検出され吸入空気量GA、回転数センサ36
において検出されたエンジン回転数NE、制御プログラ
ム・制御パラメータ記憶部28に記憶されている大気圧
データPAを読み込み、続いてGN=GA/NEを求め
る(ステップS30)。次に、単位回転当たり空気量G
NMAXを演算する(ステップS31)。単位回転当た
り空気量GNMAXは任意のエンジン回転数NEのスロ
ットル弁全開時における標準的な単位回転当たりの吸入
空気量であって、標準大気圧及び標準吸気温のもとで予
め試験等でそれぞれ求められており、マップデータとし
てROM24に記憶されている。従って、単位回転当た
り空気量GNMAXはステップS30で得たエンジン回
転数NEに基づきこのマップデータを参照することによ
り求められる。
【0027】次に、推定吸気管圧力P1を算出する(ス
テップS32)。このGNとGNMAXとの比は、イン
ジェクタ40の噴口付近の圧力(噴口圧)と強い相関関
係があり、GN/GNMAX=0の時は、真空であり、
GN/GNMAX=1の時は、大気圧と考えることがで
きる。従って、GN/GNMAXでインジェクタ40の
噴口付近の圧力を推定することができる。次に、補正係
数KFPCを数式2に基づいて算出する(ステップS3
3)。
【0028】
【数2】 ここでCは設定燃圧であり、PAは制御プログラム・制
御パラメータ記憶部28に記憶されている大気圧であ
る。このエンジン制御装置においては、基地局4から送
信されるその車両が位置する地域又は地方の最新の大気
圧データに基づいて最終燃料噴射時間が求められる。
【0029】従って、最終燃料噴射時間をその車両が位
置する地域又は地方における最適値とすることができる
ため、車両の走行性能を向上させることができると共に
燃料消費量を適正な量とすることができる。
【0030】次に、制御プログラム・制御パラメータ記
憶部28に記憶されているエンジン制御のための制御プ
ログラムを基地局4から送信される制御プログラムに変
更する場合について説明する。制御プログラム・制御パ
ラメータ記憶部28には、数式1を含む目標燃料噴射時
間を演算するための制御プログラムが記憶されている
が、空燃比A/Fがより理論空燃比に近い値になるよう
に、フィードバック補正係数FAFをフィードバック補
正係数FAF’に変更した、数式3を含む目標燃料噴射
時間を演算するための制御プログラムに変更する必要が
生じた場合を例として説明する。
【0031】
【数3】 図7のフローチャートに示すように、CPU22は、基
地局4から送信される数式3を含む目標燃料噴射時間を
演算するための制御プログラムを受信制御装置42,外
部入出力回路30を介して受信すると、それが1回目の
受信の場合にはRAM26に記憶する(ステップS4
0)。次に、基地局4から送信される数式3を含む目標
燃料噴射時間を演算するための制御プログラムを受信制
御装置42,外部入出力回路30を介して受信すると、
それが2回目の受信の場合にはRAM26に記憶し(ス
テップS41)、1回目に受信した制御プログラムと2
回目に受信した制御プログラムとが一致しているか否か
の判断を行う(ステップS42)。
【0032】ここで1回目に受信した制御プログラムと
2回目に受信した制御プログラムとが一致している場合
には、GPSコンピュータ46に接続されている表示部
(図示せず)に制御プログラム書換え要求表示を行う
(ステップS43)。
【0033】次に、制御プログラムの書換えを要求する
ための書換えボタン(図示せず)が運転者等により操作
されたか否かの判断を行い(ステップS44)、操作さ
れた場合にエンジンが停止しているか否かの判断を行う
(ステップS45)。従って、書換えボタンが運転者等
により操作された場合であってもエンジンが停止してい
ない場合には制御プログラムの書換えは行われない。
【0034】上述のステップS45において、エンジン
が停止していると判断された場合には、制御プログラム
・制御パラメータ記憶部28に記憶されている数式1を
含む目標燃料噴射時間を演算するための制御プログラム
をRAM26に記憶されている数式3を含む目標燃料噴
射時間を演算するための制御プログラムに書換える(ス
テップS46)。この制御プログラムの書換えが行われ
ている期間中は、GPSコンピュータ46に接続されて
いる表示部に制御プログラム書換え中表示を行う(ステ
ップS47)。なお、制御プログラムの書換えが全て終
了したか否かの判断は常に行われており(ステップS4
8)、制御プログラムの書換え期間中に、エンジンが始
動された場合には、エンジン制御に書換え前の制御プロ
グラムが用いられ、エンジンが停止した時点で書換えボ
タンが操作された場合に、再度制御プログラムの書換え
が行われる。書換えが終了したら、書換えの終了したこ
とを基地局4へ送信して(ステップ49)、その後は基
地局にて管理を行う。
【0035】このエンジン制御装置においては、制御プ
ログラムの変更が必要になった場合においても、基地局
4から制御プログラムを送信することにより、制御プロ
グラムの変更を行うことができる。従って、制御プログ
ラムの変更のために車両を修理工場に持っていく等の手
間が省け車両所有者の労力の低減を図ることができる。
また、所定の地域を走行している車両の制御パラメータ
のみを一斉に変更することができることから制御プログ
ラムのバージョンアップ等、制御プログラムの変更に伴
う労力、コストの低減を図ることができる。
【0036】なお、上述の実施の形態においては、基地
局4から気象情報として、その地域又は地方の大気圧情
報の送信を受け、この大気圧情報に基づいて目標燃料噴
射時間の演算を行っているが、基地局4から送信された
大気圧情報に基づいて点火時期を演算するための制御パ
ラメータを変更するようにしても良い。
【0037】また、上述の実施の形態においては、基地
局4から気象情報として、その地域又は地方の大気圧情
報の送信を受けているが、その地域又は地方の予想日照
量、予想最高気温等の情報の送信を受けるようにしても
良い。この場合に、予想日照量が大きく、又は予想最高
気温が高い場合には、エンジンの空燃比を通常よりもリ
ッチに設定するように制御パラメータを変更してNOX
の発生を抑制するようにすることができる。また、最高
気温が高い場合には、冷却ファンを回すことにより燃料
のパーコレーションの発生を防止することができ、また
燃料配管のベーパの発生を防止することができる。
【0038】また、基地局4から気象情報として、その
地域又は地方の予想最低気温の情報の送信を受けるよう
にしても良い。この場合に、予想最低気温が低い場合に
は、エンジン内の湿度除去の制御を行うことによりスロ
ットルバルブ、エア通路等の凍結を防止することができ
る。また、車載の蓄熱材を暖め翌朝のエンジン始動に備
える制御を行う場合には、翌朝のエンジン始動性の向上
を図ることができる。
【0039】また、基地局4から気象情報として、その
地域又は地方の大気圧、気温情報の送信を受け、大気
圧、気温情報に基づいてVVT(Variable Valve Timin
g)付きエンジンの冷間始動時に、VVTの最遅角の制限
を行うように制御パラメータを変更することも可能であ
る。VVTの最遅角でインテークバルブの閉じが遅い場
合には、高地における冷間始動時に吸入空気量が少なく
なるため、トルク発生量が小さくなるが、VVTの最遅
角の制限を行うことによりトルク発生量の低減を抑制す
ることができる。
【0040】また、湿度情報の送信を受けることより、
湿度が低い場合には、その湿度情報に基づいて制御パラ
メータを変更して点火時期を調整することによりノッキ
ングの発生を抑制することができる。
【0041】また、基地局4から気象情報として、その
地域又は地方における光化学スモッグ注意報の情報の送
信を受けた場合には、エンジンの空燃比を通常よりもリ
ッチに設定するように制御パラメータを変更してNOX
の発生を抑制するようにすることができる。
【0042】また、上述の実施の形態においては、基地
局4から気象情報の送信を受けているが、道路状況に関
する情報の送信を受けるようにしても良い。この場合
に、その地域で渋滞が発生している場合には、発進時に
おけるトルクの上昇が緩やかになるように制御パラメー
タの変更を行うことが可能になり、急発進や飛び出し感
を抑制することができる。
【0043】また、上述の実施の形態においては、基地
局4から気象情報の送信を受けているが、エンジン性能
の変更に関する情報の送信を受けるようにしても良い。
この場合に、その情報に基づいて、燃料噴射時間、点火
時期等のエンジン制御のためのパラメータを変更するこ
とにより、エンジン性能の変更を行うことができる。
【0044】また、上述の実施の形態において、制御プ
ログラム・制御パラメータ記憶部28に記憶されている
制御プログラムを基地局4から送信される制御プログラ
ムに変更する場合には、書換えボタンが操作された場合
に、制御プログラムの書換えを行っているが、1回目に
受信した制御プログラムと2回目に受信した制御プログ
ラムとが一致した場合に、エンジンが停止していること
を条件として制御プログラムの書換えを行うようにして
も良い。
【0045】また、上述の実施の形態においては、目標
燃料噴射時間を演算するための制御プログラムを基地局
4から送信し、制御プログラム・制御パラメータメモリ
28に記憶されている制御プログラムを基地局4から送
信される制御プログラムに変更しているが、点火時期を
制御するための制御プログラム等、他の制御プログラム
を送信するようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、基地局から送信され
る大気圧等の情報に基づいて、エンジン制御のための制
御パラメータを変更するため、常に最新の情報に基づき
最適な制御パラメータを用いてエンジン制御を行うこと
ができる。
【0047】また、基地局から送信される制御プログラ
ムを受信し、記憶されている制御プログラムを受信した
制御プログラムに変更するため、制御プログラムを変更
するための労力、コストの低減を図ることができる。ま
た、エンジンが停止している状態で制御プログラムの変
更を行うことから制御プログラムの変更を確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るエンジン制御装置を搭載した
車両を含むエンジン制御システムの全体構成図である。
【図2】実施形態に係る基地局のシステム構成図であ
る。
【図3】実施形態に係る車両に搭載されているエンジン
制御装置のブロック構成図である。
【図4】実施形態に係るエンジン制御装置における大気
圧データの更新のためのフローチャートである。
【図5】実施形態に係るエンジン制御装置における最終
燃料噴射時間の演算のためのフローチャートである。
【図6】実施形態に係るエンジン制御装置における補正
係数の演算のためのフローチャートである。
【図7】実施形態に係るエンジン制御装置における制御
プログラムの変更のためのフローチャートである。
【符号の説明】
2…車両、4…基地局、6…GPS衛星、10…受信制
御部、12…データ処理部、14…記憶部、16…送信
制御部、20…ECU、28…制御プログラム・制御パ
ラメータメモリ、40…インジェクタ、42…受信制御
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02P 5/15 G05B 13/02 C G05B 13/02 F02P 5/15 E Fターム(参考) 3G022 BA01 CA10 EA02 FA03 GA00 GA11 GA13 3G084 BA09 BA13 BA17 CA07 DA10 DA14 DA26 EA05 EB02 EB11 FA00 FA01 FA02 FA11 FA29 FA33 3G093 BA04 BA20 BA26 CA00 DA01 DA02 DA03 DA04 DA11 DB00 EA04 EA05 EA13 EC01 FA00 FA02 FA03 3G301 JA18 JA25 JB07 KA28 LA00 LB01 MA01 MA11 NB15 ND01 NE13 PA01Z PA07Z PA09Z PA10Z PD03A PE01Z PG00Z 5H004 GA15 GB12 HA13 HB01 HB02 HB03 HB04 HB08 JB07 KC32 KC55 KD70 MA04 MA05 MA06 MA36 MA55

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された制御パラメータに基づいてエ
    ンジンの制御を行うエンジン制御装置において、 所定の情報を収集している基地局から送信される情報を
    受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記情報に基づいて前記制
    御パラメータを変更する制御パラメータ変更手段とを備
    えることを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御パラメータ変更手段は、前記受
    信手段により前記情報を受信する毎に前記制御パラメー
    タを変更することを特徴とする請求項1記載のエンジン
    制御装置。
  3. 【請求項3】 設定された制御プログラムに基づいてエ
    ンジンの制御を行うエンジン制御装置において、 所定の情報を収集している基地局から送信される制御プ
    ログラムを受信する受信手段と、 前記エンジンが停止していることを判断するエンジン停
    止判断手段と、 前記エンジン停止判断手段により前記エンジンが停止し
    ていると判断された場合に、前記設定された制御プログ
    ラムを前記受信手段により受信した前記制御プログラム
    に更新する制御プログラム更新手段とを備えることを特
    徴とするエンジン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記情報は、気象情報であることを特徴
    とする請求項1記載のエンジン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記情報は、道路情報であることを特徴
    とする請求項1記載のエンジン制御装置。
  6. 【請求項6】 前記情報は、エンジン性能変更情報であ
    ることを特徴とする請求項1記載のエンジン制御装置。
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Cited By (4)

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