JP2548616B2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給装置

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JP2548616B2
JP2548616B2 JP1314302A JP31430289A JP2548616B2 JP 2548616 B2 JP2548616 B2 JP 2548616B2 JP 1314302 A JP1314302 A JP 1314302A JP 31430289 A JP31430289 A JP 31430289A JP 2548616 B2 JP2548616 B2 JP 2548616B2
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文博 吉原
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の燃料供給装置に関し、特に始動
性の向上技術に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関の燃料供給装置の従来例として、以下のよう
なものがある。
即ち、予めスロットル弁開度と機関回転速度とをパラ
メータとする複数の運転領域毎に各運転領域に対応する
吸入空気流量Q若しくは基本燃料噴射量TPのデータをRO
M(又はRAM)に記憶させておき、スロットル弁開度と機
関回転速度との検出値に基づいて前記ROMから該当する
運転領域におけるデータを検索するように構成する。
そして、吸入空気流量Qを検索する場合には、検索さ
れた吸入空気流量Qから基本噴射量TP(=K・Q/N;Kは
定数)を演算した後、燃料噴射量TP=TP×COEF×α+TS
を演算する。そして、演算された燃料噴射量Tiに対応す
る噴射パルス信号を燃料噴射弁に出力し、機関に燃料を
噴射供給するようにしている。
また、基本噴射量TPをROMに記憶させる場合には、ス
ロットル弁開度と機関回転速度とにより検索された基本
噴射量TPを、前記燃料噴射量Tiの演算式に代入し燃料噴
射量Tiを演算するようにしている。
ここで、過渡運転時の空燃比を最適に維持するため
に、吸気通路内壁に沿って液状に流れる燃料(以下,壁
流燃料と称す)量を以下の如く補正するようにしてい
る。
すなわち、スロットル弁開度により求められた吸気通
路の流路断面積Aと機関回転速度Nとに基づいて機関1
回転あたりの吸入空気量Q(A/N)を演算した後このQ
によりマップから壁面付着量MFHを検索し、この壁面付
着量MFHと前回ルーチンで求められた壁面付着量MFとに
基づいて次式により過渡補正係数KATHOSを演算する。
KATHOS=(MFH−MF)×KMF;KMFは定数である。
即ち、過渡補正係数KATHOSは吸入空気量の変化率に基
づいた値となる。
そして、演算された過渡補正係数KATHOSは前記各種補
正係数COEFに加算することにより、燃料噴射量Tiを壁流
補正するようにしている。
ここで、壁流補正はスタータスイッチがオンからオフ
に切換わった時点から開始されるようになっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の燃料供給装置におい
ては、スタータスイッチがオンからオフに切換わった時
点から壁流補正を行うと共に、壁流補正時の壁面付着量
MFHをスロットル弁開度にも基づいて求めるようにして
いるので、始動時にエンジンキースイッチを素早く操作
すると、以下の不具合がある。
すなわち、スタータスイッチは、通常のクラッキング
時には第4図中破線示の如く、約0.8〜1秒間オンさ
れ、このオン中に機関回転速度が所定回転速度まで上昇
し不具合は発生しない。
これに対し、第4図中実線で示す如く、機関回転速度
が上昇を開始した時点でスタータスイッチを素早くオン
からオフに操作した場合、機関回転速度が前記所定回転
速度に達する前から過渡補正が開始されてしまう。この
とき、スロットル弁開度が一定に拘わらず機関回転速度
が急激に上昇するから、スロットル弁開度と機関回転速
度とから求められる前記機関1回転あたりの吸入空気量
は機関回転速度の上昇に伴って小さくなる。したがっ
て、これに伴って、壁面付着量MFHが減少し、過渡補正
係数KATHOSは、第4図中実線で示す如く低下して機関へ
の燃料供給量を減量するように使用するので、回転速度
の低下(第4図中の鎖線で示す)を招いたりエンジンス
トールの発生(第4図中の実線で示す)を招いたりする
という不具合が発生する。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、
始動時における回転速度の低下,エンジンストールの発
生を防止して始動性を向上できる内燃機関の燃料供給装
置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は第1図に示すように、スロットル
開度と機関回転速度とに基づいて機関1回転あたりの吸
入空気量を演算する吸入空気量演算手段Aと、該吸入空
気量に基づいて燃料供給量を設定する燃料供給量設定手
段Bと、前記吸入空気量の変化率に基づいて壁流燃料補
正量を設定する補正量設定手段Cと、設定された壁流燃
料補正量に基づいて前記設定された燃料供給量を補正す
る壁流補正手段Dと、補正された燃料供給量に基づいて
燃料供給手段Eを駆動制御する駆動制御手段Fと、を備
えるものにおいて、クランキング時を検出するクランキ
ング時検出手段Gと、クランキング開始時から予め設定
された時間が経過したか否かを判定する判定手段Hと、
前記クランキング開始時から、該判定手段により前記設
定時間が経過したと判定されるまでの間、前記壁流補正
手段Dによる補正を停止させる作動停止手段Iと、を備
えるようにした。
〈作用〉 上記の構成によれば、スロットル開度と機関回転速度
に基づいて吸入空気量を演算し、この吸入空気量の変化
率に基づいて壁流補正を行うものにおいて、クランキン
グ開始時にこの吸入空気量が大きく変化しても、クラン
キング開始時から、予め設定された時間内では壁流燃料
補正量に基づく燃料供給量の減量補正を停止させること
により、始動時の燃料噴射量を最適に維持し、もって始
動性を向上させるようにした。
〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第2図及び第3図に基づ
いて説明する。
第2図において、マイクロコンピュー等からなる制御
装置1には、回転速度センサ2からの機関回転速度検出
信号と、ストッロルセンサ3からのスロットル弁開度検
出信号と、水温センサ4からの冷却水温検出信号と、ク
ランキング時検出手段としてのスタータスイッチ5から
のオン・オフ信号と、が入力されている。
制御装置1は、第3図のフローチャートに従って作動
し、駆動回路6を会して燃料供給手段としての燃料噴射
弁7に噴射パルス信号を出力する。前記燃料噴射弁7は
スロットル弁上流の吸気通路に介装されるいわゆるSPI
(シングルポイントインジェクション)方式のものであ
る。
ここでは、制御装置1が燃料供給量設定手段と補正量
設定手段と壁流補正手段と判定手段と作動停止手段とを
構成する。また、制御装置1と駆動回路6とが駆動制御
手段を構成する。
次に作用を第3図のフローチャートに従って説明す
る。
S1では、回転速度センサ2等の各種信号を読込む。
S2では、検出された機関回転速度とスロットル弁開度
に基づいて基本噴射量TPをマップから検索する。
S3では、例えばスロットル弁開度の変化率に基づい
て、現在の運転状態が加速運転か否かを判定し、YESの
ときにはS5に進みNOのときにはS4に進む。
S4では、スタータスイッチ5がオンした時点(クラン
キング開始時)から予め設定された時間(例えば1秒〜
2秒)が経過したか否かを判定し、YESのときにはS5に
進みNOのときにはS6に進む。前記所定時間は冷却水温に
応じて変化させてもよい。このステップが判定手段に相
当する。
S5では、燃料流量差VMFを演算する。すなわち、スロ
ットル弁開度により求められた吸気通路の流路断面積A
と機関回転速度Nとに基づいて機関1回転あたりの吸入
空気量(=A/N)を演算した後、この吸入空気量に基づ
いて壁面付着量MFHを検索する。そして、検索された壁
面付着量MFHから前回ルーチンで設定された壁面付着量M
Fを減じ、燃料流量差VMF(=MFH−MF)を演算する。
S6では、前回ルーチンで設定された燃料流量差VMFが
零を超えているか否かを判定し、YESのときには前記S5
に進みNOのときにはS7に進む。
S7では、壁流補正を停止させるべく燃料流量差VMFを
零に設定する。
S8では、S5若しくはS7にて設定された燃料流量差VMF
に定数KMFを乗じて、壁流燃料補正量としての過渡補正
係数KATHOSを演算する。このステップ7が作動停止手段
に相当する。
S9では、各種補正係数COFEを次式により演算する。
COEF=1+KATHOS+KTW+・・・+KAS KTWは水温補正係数,KASは始動及び始動後増量補正係
数である。
S10では、燃料噴射量Tiを次式により演算する。
Ti=TP×COEF×α×TS αは空燃比フィードバック補正係数,TSはバッテリ電
圧による電圧補正分である。
このようにして演算された燃料噴射量Tiに対応する噴
射パルス信号を駆動回路6を介して燃料噴射弁7に出力
し、燃料を機関に供給する。
以上説明したように、スタータスイッチ5のオン時か
ら予め設定された時間内でかつ燃料流量差VMFが零以下
のときに燃料流量差VMFを零に設定して壁流補正を停止
させるようにしたので、始動時に必要な燃料噴射量を確
保できるため、回転速度の低下やエンジンストールの発
生を防止でき始動性を向上できる。また、加速運転時に
は予め設定された時間内であっても壁流補正を行うよう
にしたので、加速性能を最適に維持できる。
〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、スロットル開度と機
関回転速度に基づいて吸入空気量を演算し、この吸入空
気量の変化率に基づいて壁流補正を行うものにおいて、
クランキング開始時から予め設定された時間内では壁流
燃料補正量に基づく燃料供給量の減量補正を停止するよ
うにしたので、始動時に最適な燃料供給量を確保できる
ため、回転速度の低下,エンジンストールの発生を防止
して始動性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明の一
実施例を示す構成図、第3図は同上のフローチャート、
第4図は従来の欠点を説明するための図である。 1……制御装置、2……回転速度センサ、3……スロッ
トルセンサ、5……スタータスイッチ、6……駆動回
路、7……燃料噴射弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットル開度と機関回転速度とに基づい
    て機関1回転あたりの吸入空気量を演算する吸入空気量
    演算手段と、該吸入空気量に基づいて燃料供給を設定す
    る燃料供給量設定手段と、前記吸入空気量の変化率に基
    づいて壁流燃料補正量を設定する補正量設定手段と、設
    定された壁流燃料補正量に基づいて前記設定された燃料
    供給量を補正する壁流補正手段と、補正された燃料供給
    量に基づいて燃料供給手段を駆動制御する駆動制御手段
    と、を備える内燃機関の燃料供給装置において、クラン
    キング時を検出するクランキング時検出手段と、クラン
    キング開始時から予め設定された時間が経過したか否か
    を判定する判定手段と、前記クランキング開始時から、
    該判定手段により前記設定時間が経過したと判定される
    までの間、前記壁流補正手段による補正を停止させる作
    動停止手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の燃
    料供給装置。
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