JP2001342613A - 防音壁及び防音壁用金具 - Google Patents

防音壁及び防音壁用金具

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JP2001342613A JP2001092548A JP2001092548A JP2001342613A JP 2001342613 A JP2001342613 A JP 2001342613A JP 2001092548 A JP2001092548 A JP 2001092548A JP 2001092548 A JP2001092548 A JP 2001092548A JP 2001342613 A JP2001342613 A JP 2001342613A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防音板の支柱からの取り外しが容易であり、
かつ再利用が可能な防音壁及びこの防音壁に使用される
金具を提供することを目的とする。 【解決手段】 矩形状の防音部材14の周縁部に側枠体
15を取り付けて防音パネルを11形成し、この防音パ
ネル11をH型鋼からなる支柱12の溝間に挿入して形
成される防音壁において、支柱12の溝間に挿入される
防音パネル11の側枠体15であって、支柱12の溝を
構成する面と相対する面に、支柱12の溝との間隔を保
持する金具26、27を取付け、金具26、27は、側
枠体15に固定され、金具26、27の上端部を湾曲し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路や鉄道の路
側に配備される防音壁及びこの防音壁に使用される防音
壁用金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高速道路等の道路や新幹線等の鉄
道の路側に配備される防音壁は、図7(a)に示すよう
に、H型鋼からなる支柱1の溝間に防音板2を挿入して
形成される。そして、防音板2とその上側に載せられる
防音板2との間に図7(b)に示すような金具3を取付
けることにより、防音板2を支柱1に対して一定の位置
に保持させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金具3は、
図7(b)に示すように、取付部4から下方に折り曲げ
られて下方辺5を形成し、途中で取付部4と反対方向に
折り曲げられ、そして、上方に折り曲げられ、次いで、
突出縁6で上記下方辺5に向かって折り曲げられること
により形成されている。このため、金具3は弾性を有す
るので、支柱1に防音板2及び金具3を挿入して取り付
ける場合、金具3の突出縁6にかかる力は上向きとな
り、金具3の形状は保持される。しかし、防音板2を取
り替えるために支柱1から防音板2を取り外す際、金具
3の突出縁6にかかる力は下向きとなり、金具3は変形
する、又は防音板2が取り外せないこととなる。このた
め、再利用は不可能となる。そこで、この発明は、防音
板の支柱からの取り外しが容易であり、かつ再利用が可
能な防音壁及びこの防音壁に使用される金具を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は矩形状の防音
部材の周縁部に側枠体を取り付けて防音パネルを形成
し、この防音パネルをH型鋼からなる支柱の溝間に挿入
して形成される防音壁において、上記支柱の溝間に挿入
される防音パネルの側枠体であって、上記支柱の溝を構
成する面と相対する面に、上記支柱の溝との間隔を保持
する金具を取付け、上記金具を上記側枠体に固定し、そ
の上端部を湾曲させたことを特徴とすることにより、上
記の課題を解決したのである。金具の上端部を湾曲させ
たので、金具に弾性を付与することができる。また、防
音パネルの挿入又は取り外しの際に金具にかかる力を湾
曲部の弾性で吸収し、金具が変形等することがなく、再
利用が可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。この発明にかかる防音壁は、図1
(a)(b)に示すように、防音パネル11をH型鋼か
らなる支柱12の溝間に挿入して形成される。この防音
壁は、高速道路等の道路や新幹線等の鉄道の側壁13に
取り付けられ、防音用に使用される。
【0006】上記防音パネル11は、図2に示すよう
に、矩形状の防音部材14の周縁部に側枠体15を取り
付けて形成される。このとき、防音部材14の各辺に取
り付けられる側枠体15同士は、コーナー連結部材16
によって連結される。
【0007】防音パネル11は、図3に示すように、そ
の側枠体15の一部がH型鋼からなる支柱12の溝21
に挿入される。このとき、上記支柱12の溝21間に挿
入される防音パネル11の側枠体15であって、支柱1
2の溝の内側を構成する面である内側面22及び中央面
23と相対する面、すなわち、側枠体5の側面24及び
端面25に、支柱12の溝21との間隔を保持する防音
壁用金具26、27が取付けられる。具体的には、側枠
体15の側面24に、支柱12の溝21の内側面22と
の間隔を保持するための防音壁用金具26が設けられ、
また、側枠体15の端面25に、支柱12の溝21の中
央面23との間隔を保持するための防音壁用金具27が
設けられる。
【0008】このとき、図4及び図5に示すように、防
音パネル11は、支柱12に対して所定の位置に保持さ
れる。
【0009】上記防音壁用金具26及び27は、図6
(a)〜(h)に示すように、側枠体15に固定させる
ための平板部28を有すると共に、その上端部に湾曲し
た構造を有する。それ以外の部分は特に限定されるもの
ではなく、図6(a)(e)(g)に示すように、下端
部が平坦な構造を有するもの、図6(c)に示すよう
に、下端部が湾曲したもののいずれであってもよい。
【0010】上端部を湾曲させることにより、防音パネ
ル11の挿入、取り外しの際、この防音壁用金具26、
27にかかる力を、この湾曲部の弾性で吸収し、防音壁
用金具26、27の変形を抑制することが可能となる。
【0011】上記防音壁用金具26及び27は、図3に
示すように、側枠体15から外方に向かって突き出した
構造を有する。すなわち、図6(b)(d)(f)
(h)に示すように、平板部28から湾曲した上端部に
向けて、突き出した構造を有する。この平板部28と上
端部の湾曲部とにより弾性が発生し、図4及び図5に示
すように、支柱12の溝21の内側面22及び中央面2
3に、側枠体15が所定の位置で安定的に保持されると
共に、防音パネル11の挿入、取り外しが可能となる。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、防音壁用金具の上端
部を湾曲させたので、弾性を付与することができる。ま
た、防音パネルの挿入又は取り外しの際に金具にかかる
力を湾曲部の弾性で吸収し、防音壁用金具が変形するの
を防止でき、再利用が可能となる。
【0013】さらに、防音壁用金具を側枠体から外方に
向かって突き出させたので、防音パネルを支柱の溝の中
で所定位置で安定的に保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明にかかる防音壁の例を示す正面
図 (b)(a)の側面図
【図2】図1(a)の防音パネルの例を示す正面図
【図3】図1(a)の防音壁の支柱の部分拡大断面図
【図4】図1(a)の防音壁の支柱の部分の正面断面図
【図5】図1(a)の防音壁の支柱の部分の平面断面図
【図6】(a)防音壁用金具の例を示す斜視図 (b)(a)の側面図 (c)防音壁用金具の例を示す斜視図 (d)(c)の側面図 (e)防音壁用金具の例を示す斜視図 (f)(e)の側面図 (g)防音壁用金具の例を示す斜視図 (h)(g)の側面図
【図7】(a)従来の防音壁の例を示す断面図 (b)従来の防音壁用金具の例を示す断面図
【符号の説明】
1 支柱 2 防音板 3 金具 4 取付部 5 下方辺 11 防音パネル 12 支柱 13 側壁 14 防音部材 15 側枠体 16 コーナー連結部材 21 溝 22 内側面 23 中央面 24 側面 25 端面 26 防音壁用金具 27 防音壁用金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の防音部材の周縁部に側枠体を取
    り付けて防音パネルを形成し、この防音パネルをH型鋼
    からなる支柱の溝間に挿入して形成される防音壁におい
    て、 上記支柱の溝間に挿入される防音パネルの側枠体であっ
    て、上記支柱の溝を構成する面と相対する面に、上記支
    柱の溝との間隔を保持する金具を取付け、 上記金具は、上記側枠体に固定され、その金具の上端部
    を湾曲したことを特徴とする防音壁。
  2. 【請求項2】 矩形状の防音部材の周縁部に側枠体を取
    り付けて防音パネルを形成し、この防音パネルをH型鋼
    からなる支柱の溝間に挿入して防音壁を形成する際に、
    上記支柱の溝間に挿入される防音パネルの側枠体であっ
    て、上記支柱の溝を構成する面と相対する面に、上記支
    柱の溝との間隔を保持し、かつ、上記側枠体に固定さ
    れ、その上端部に湾曲した構造を有する防音壁用金具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009161942A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd 遮音壁及び遮音パネル保持金具
JP2015059337A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 積水樹脂株式会社 防音壁およびばね金具

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JP2009161942A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd 遮音壁及び遮音パネル保持金具
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