JP2001342510A - 金属の精錬方法 - Google Patents

金属の精錬方法

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JP2001342510A
JP2001342510A JP2000165706A JP2000165706A JP2001342510A JP 2001342510 A JP2001342510 A JP 2001342510A JP 2000165706 A JP2000165706 A JP 2000165706A JP 2000165706 A JP2000165706 A JP 2000165706A JP 2001342510 A JP2001342510 A JP 2001342510A
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metal
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hot metal
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JP2000165706A
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Kenichi Katayama
賢一 片山
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Nisshin Steel Co Ltd
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  • Manufacture Of Iron (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍石を使用することなく、スラグによる脱硫
および還元精錬を効率的に行う。さらにスラグの付加価
値を高める。 【解決手段】 電気炉1にメタル原料2と酸化物原料3
と、CaO源、SiO2源およびAl23源から成る造
滓剤7とを装入して溶解し、ステンレス鋼溶銑5の浴面
上にCaO:35〜50%,SiO2:25〜45%,
Al23:10〜20%,CaF2:0〜15%,Mg
O:0〜15%から成る低融点スラグ6を形成し、スラ
グ6による溶銑5の脱硫および還元精錬を行う。精錬
後、スラグを排出し、バラス材などに加工する。低融点
スラグ6が形成されるので、脱硫および還元精錬を効率
的に行うことができる。またCaF2源(蛍石)を用い
ないので、スラグからのF溶出量を低減することができ
る。したがって、スラグをバラス材に適用することが可
能となり、スラグの付加価値を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラグと溶融金属
とを反応させて溶融金属を精錬する金属の精錬方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気炉において溶融金属であ
るステンレス鋼溶銑を溶製する場合、電気炉にCaF2
源である蛍石が造滓剤として生石灰などとともに装入さ
れる。CaF2は、スラグの融点を低下させ、スラグの
流動性を高めるので、経済的な溶銑温度である1250
〜1400℃においてスラグと溶銑との反応を促進する
ことができる。したがって、スラグによる脱硫および還
元精錬を効率的に実施することができる。
【0003】CaF2を含むスラグは、水に浸漬すると
Fを溶出する。Fの溶出量は、スラグ中のCaF2濃度
に比例して増加するので、CaF2を高濃度に含むスラ
グは環境に関わる規制値を超える高濃度のFを溶出する
おそれがあり、バラス材等の土木建設材料等、用途によ
っては用いることができない。したがって、CaF2
高濃度に含むスラグは資源として有効利用できる用途が
制限され、その付加価値はきわめて低い。さらに利用で
きないものは高額な処理費用をかけて産業廃棄物として
処理する必要があり、環境問題としても大きな課題とな
っている。
【0004】この問題を解決するためには、蛍石を電気
炉に装入しなければよいけれども、これはスラグの流動
性を低下させる。したがってスラグの流動性を確保し
て、スラグによる脱硫および還元精錬の効果を従来レベ
ルに維持するためには、電気炉において高温操業を行
い、1400℃を超える溶銑温度にする必要がある。こ
れは電力原単位および耐火物溶損量の増大を招く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
問題を解決し、スラグの用途に応じて蛍石を使用するこ
となく、または削減した量でスラグによる脱硫および還
元精錬を効率的に行うことが可能であり、さらに副産物
として発生するスラグの付加価値を高めることのできる
金属の精錬方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶解炉に原料
を装入して溶解し、溶融金属と、その浴面上に浮遊する
スラグとを形成し、溶融金属とスラグとを反応させて溶
融金属を精錬する金属の精錬方法において、溶解炉にC
aO源、SiO2源およびAl23源を装入して低融点
スラグを形成することを特徴とする金属の精錬方法であ
る。
【0007】本発明に従えば、CaO源、SiO2源お
よびAl23源が溶解炉に装入されて低融点スラグが形
成されるので、CaF2源である蛍石を溶解炉に装入し
なくてもスラグの流動性を高めることができる。これに
よって、スラグと溶融金属との反応が促進されるので、
スラグによる溶融金属の精錬を効率的に実施することが
できる。したがって、経済的な操業温度でスラグによる
溶融金属の脱硫および還元精錬をCaF2源を溶解炉に
装入したときと同様に行うことができる。
【0008】また本発明は、スラグがスラグ総量に対し
てCaO:35〜50%,SiO2:25〜45%,A
23:10〜20%を含むことを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、スラグ中にCaO、Si
2およびAl23が充分に含まれているので、CaF2
を含んでいなくてもスラグの融点を低下させることがで
きる。
【0010】また本発明は、スラグがスラグ総量に対し
てCaF2:0〜15%,MgO:0〜15%をさらに
含むことを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、スラグ中に含まれるCa
2濃度が充分に低い濃度に抑制されるので、スラグを
水に浸漬してもF溶出濃度を環境に関わる規制値以下に
止めることができる。またMgOが充分に低い濃度に抑
制されるので、スラグの融点の上昇を防止することがで
きる。
【0012】また本発明は、Al23源がアルミニウム
ドロスであることを特徴とする。本発明に従えば、Al
23源が金属アルミニウムを含むアルミニウムドロスで
あるので、スラグ中に還元剤としての働きを持つアルミ
ニウムが含まれる。これによって、スラグ中の酸化物を
還元して溶融金属中に回収することができる。
【0013】また本発明は、溶融金属中に非酸化性ガス
を吹込んで撹拌することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、溶融金属が非酸化性ガス
によって撹拌されるので、スラグと溶融金属との反応を
さらに促進させることができる。
【0015】また本発明は、溶融金属がステンレス鋼溶
銑であることを特徴とする。本発明に従えば、溶融金属
がステンレス鋼溶銑であるので、スラグとステンレス鋼
溶銑との反応によってスラグ中に含まれるCr23が還
元され、有価金属であるCrを効率的に回収することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるステンレス鋼溶銑の精錬方法を好適に適用すること
のできる電気炉1および取鍋9の概略的な構成を示す系
統図である。
【0017】溶解炉である電気炉1には、メタル原料2
および酸化物原料3などの主原料と、造滓剤7とが装入
される。主原料および造滓剤7は、電極4間でのアーク
放電の際に発生する熱によって溶解され、溶融金属であ
るステンレス鋼溶銑5(以後、溶銑と略称することがあ
る)と、その浴面上に浮遊するスラグ6とが形成され
る。ステンレス鋼の主要な成分であるFe,Cr,Ni
などは、メタル原料2および酸化物原料3中に金属、合
金および酸化物などとして含まれ、溶融して溶銑5中に
溶け込む。スラグ6には、Cr23およびFeOなどの
酸化物が含まれ、電気炉1にはこれを還元するために炭
素原料であるコークス8などが投入される。
【0018】スラグ6は、溶銑5と反応して溶銑5を精
錬し、溶銑5中の不純物元素であるP,Sをスラグ6中
に吸収するとともに、スラグ6中の酸化物をコークス8
などの還元剤によって還元してCr,Feなどを溶銑5
中に回収する。電気炉1内における溶解および精錬終了
後、溶銑5およびスラグ6は取鍋9内に出銑される。
【0019】図2は、図1に示す取鍋9の構成を簡略化
して示す縦断面図である。取鍋9では、溶銑5およびス
ラグ6の撹拌が行われる。取鍋9は、大略的に有底円筒
状の形状を有しており、上部は開口している。上部の開
口部はシールカバー12によって密閉される。取鍋9の
外周面は、鉄皮と呼ばれる鋼板で覆われ、その内周面は
耐火物によって内張りされている。電気炉1からの出銑
が行われると、取鍋9内には溶銑5とスラグ6とが貯留
される。取鍋9内で溶銑5およびスラグ6の撹拌を行う
ために、シールカバー12の上方からランス15が装入
される。シールカバー12には挿入口16が設けられて
おり、ランス15を挿入口16に挿入することができ
る。挿入口16における気密性を確保するために、封止
部17が設けられる。封止部17は、挿入口16の内周
面とランス15の外周面との間の隙間を小さくして取鍋
9内への大気の侵入を防止する。取鍋9内には、ランス
15から非酸化性ガスが吹込まれるので、取鍋9内の雰
囲気の圧力は大気圧よりも高くなり、取鍋9内から流出
する排ガスによって取鍋9内への大気の侵入が防止され
る。ランス15から吹込まれた非酸化性ガスは、溶銑5
およびスラグ6を撹拌してスラグ6中酸化物の還元反応
および溶銑5の脱硫反応を促進する。撹拌は、撹拌時間
が所定時間に到達したとき、あるいは溶銑5の温度が予
め定める停止温度まで降下したとき停止される。
【0020】前記スラグ6は、電気炉1内に装入される
造滓剤7と、酸化物原料3中に含まれる造滓剤成分とに
よって形成される。造滓剤は、CaO源とSiO2源と
Al23源とから成り、従来からの造滓剤であるCaF
2源(蛍石)はスラグの利用用途に応じた環境に関わる
規制値をクリアーできる範囲に制限される。本実施の形
態では、CaO源、SiO2源およびAl23源とし
て、たとえば生石灰、珪石およびアルミニウムドロスが
それぞれ用いられる。CaO源としては石灰石でもよ
く、SiO2源としては珪砂でもよい。このように、造
滓剤としてCaF2源である蛍石が制限されるのは、C
aF2を含むスラグの資源化が非常に制限されるからで
ある。すなわち、CaF2を含むスラグを土木建設材料
である砂材およびバラス材として有効利用する場合、F
が水に溶出し、溶出F濃度が環境に関わる規制値を上回
るおそれがあるので、物理的性状としては砂材およびバ
ラス材として最適であるにもかかわらず、環境対策上こ
れらの用途に適用することができないからである。
【0021】前記スラグ6はCaO,SiO2,Al2
3,CaF2,MgO,MOから成る。MOは、Cr
23,MnO,FeO等の原料不純物起因の酸化物を総
称して表す。これらのうちCaO,SiO2,Al23
はスラグの主成分であり、造滓剤の添加量の調整によっ
て濃度を制御することができる。CaO,SiO2,A
23濃度はスラグの融点がCaF2を充分に含む従来
のスラグの融点とほぼ同一になるように設定される。す
なわち、1250〜1400℃の操業条件で流動性の良
好な低融点スラグを形成することができるように設定さ
れる。
【0022】MgOは、主として耐火物の溶損に起因す
る成分であり、電気炉の操業条件によって濃度が変動す
る。CaF2は、原料不純物または少量添加した蛍石と
して含まれる成分であり、MOは原料不純物として含ま
れる成分であり、共に原料配合によって濃度が変動す
る。またMOは、スラグの還元状態によって濃度が変動
し、還元が不充分のとき濃度が増加する。スラグ成分の
濃度は表1に示す範囲に選ばれることが好ましい。各ス
ラグ成分の濃度は、スラグ総量に対する百分率で表され
る。また本明細書における百分率はすべて質量%で表
す。これらの数値限定理由は次のとおりである。
【0023】
【表1】
【0024】CaO濃度が35〜50%の範囲に限定さ
れるのは、下限値未満の濃度では脱硫剤であるCaOの
量が不足し、脱硫能が低下するからであり、上限値を超
える濃度では、スラグの流動性が低下し、電気炉内に未
溶解物が残留して操業上のトラブルが発生しやすくなる
からである。また上限値を超える濃度では、Crの還元
が困難となるおそれがあり、さらにCaO原単位が増加
してコストアップを招く。
【0025】SiO2濃度が25〜45%の範囲に限定
されるのは、下限値未満の濃度ではCaOとのバランス
で塩基度が過大となり、スラグの流動性が低下してCa
Oの場合と同様のトラブルが発生しやすくなるからであ
る。また上限値を超える濃度では、スラグの流動性は向
上するものの、CaOとのバランスで塩基度が過小とな
り、スラグの脱硫能自体が低下するからである。
【0026】Al23濃度が10〜20%の範囲に限定
されるのは、下限値未満の濃度でも、上限値を超える濃
度でも、前記CaOおよびSiO2濃度との組合せでス
ラグの融点が上昇するので、スラグの流動性が低下し、
スラグの脱硫および還元能が低下するからである。すな
わち、蛍石を使用しないで低融点スラグを形成すること
ができなくなるからである。
【0027】CaF2濃度が0〜15%の範囲に限定さ
れるのは、上限値を超える濃度では、いかなるスラグの
用途であっても環境に関わる規制値を上回るおそれがあ
るからである。また、スラグを環境に関わる規制値の厳
しい用途に適用するときには、CaF2濃度は0〜5%
の範囲に選ばれることが好ましい。これは、上限値を超
える濃度では厳しい規制値を上回るおそれがあるからで
ある。このように、CaF2濃度の上限値は、用途に応
じて設定される。MgO濃度が0〜15%の範囲に限定
されるのは、上限値を超える濃度では、スラグの融点が
上昇し、スラグの脱硫能および還元能が低下するからで
ある。
【0028】MO濃度が7%未満に限定されるのは、M
O濃度は、前述のようにスラグの還元状態によって変動
し、設定条件というよりもむしろ還元結果を表すもので
あるので、上限値を超える濃度では、Cr23などの酸
化物の還元が不充分であり、Crなどのロスが過大であ
ると判断されるからである。塩基度が0.8〜2.0の
範囲に限定されるのは、下限値未満の塩基度ではスラグ
の脱硫能が低下するからであり、上限値を超える塩基度
ではスラグの流動性が低下するからである。
【0029】図3は、本発明の実施の一形態であるステ
ンレス鋼溶銑の精錬方法を説明するためのフローチャー
トである。ステップa1では、製造すべきステンレス鋼
の鋼種に基づいて電気炉での溶解精錬後の成分である出
銑成分の目標値が設定され、さらにスラグ成分の目標値
が設定される。スラグ成分の目標値は、表1に示すよう
に設定される。
【0030】ステップa2では、出銑成分およびスラグ
成分の目標値に応じて電気炉に装入する主原料および造
滓剤の種類と配合量とが決定される。主原料は、メタル
原料および酸化物原料から成る。メタル原料は、たとえ
ばスクラップであり、酸化物原料は、たとえば各種スラ
グ、ダストあるいはスケールなどである。これらの成分
は予め分析されている。主原料の種類および配合量は、
これらの成分分析値と目標成分とに基づいて決定され
る。造滓剤の種類と配合量は、次のようにして決定され
る。
【0031】(1)決定された主原料の種類および配合
量に基づいて造滓剤を添加する前のスラグ成分を、たと
えば表2のように予測する。このスラグ成分は、主原料
中に含まれている造滓剤成分によってもたらされるもの
であり、スラグ成分の予測は、同一鋼種に対する過去の
実績スラグ分析値に基づいて行われる。
【0032】(2)スラグ成分の予測値と目標値とに基
づいて、造滓剤である生石灰、珪石およびアルミニウム
ドロスの配合量を決定する。
【0033】
【表2】
【0034】電気炉に装入する原料には炭素源であるコ
ークスが含まれる。コークス装入量は、出銑する溶銑中
の炭素濃度と、還元すべきMO濃度と、経験から得られ
る歩留りとに基づいて決定される。
【0035】ステップa3では、原料の装入が行われ
る。原料の装入は、前記決定した配合量に基づいて主原
料を装入し、その後、造滓剤を装入することによって行
われる。造滓剤の装入は溶解開始後であってもよい。造
滓剤のAl23源には、前述のようにアルミニウムドロ
スが用いられる。アルミニウムドロスは、表3に示すよ
うに金属アルミニウムとAl23とを主成分として含
む。金属アルミニウムは、還元剤としての働きを有する
ので、スラグの還元力を高めることができ、スラグ中の
Cr23などを還元してCrロスを低減することができ
る。
【0036】
【表3】
【0037】ステップa4では、主原料および造滓剤の
溶解が行われ、溶銑とスラグとが形成される。前述のよ
うにスラグ成分は低融点スラグになるように調整されて
いるので、溶銑温度を高温にしなくてもスラグの流動性
を高めることができる。すなわち、1250〜1400
℃の経済的な操業温度で流動性の良好なスラグを形成す
ることができる。これによって、スラグによる溶銑の脱
硫および還元精錬反応を促進することができる。また、
電気炉の耐火物の溶損を低減することが可能となり、ス
ラグ中のMgO濃度を低下させることができる。
【0038】ステップa5では、溶銑およびスラグの成
分分析が行われる。これらの成分分析は、操業中にサン
プリング装置でサンプルを採取し、採取したサンプルを
迅速分析の可能な分析設備で分析することによって行わ
れる。ステップa6では、溶銑およびスラグの成分分析
値が出銑成分およびスラグ成分の目標値と一致している
か否かが判断される。この判断が否定であればステップ
a7に進み、肯定であればステップa8に進む。ステッ
プa7では、成分調整が行われる。成分調整は分析値と
目標値とが一致するように合金および造滓剤を添加する
ことによって行われる。成分調整後、再度ステップa5
に戻る。
【0039】ステップa8では、出銑が行われ、溶銑お
よびスラグが取鍋内に排出される。ステップa9では、
取鍋内で溶銑およびスラグの撹拌が行われる。この撹拌
は、図2に示すようにランス15から非酸化性ガス、た
とえばN2ガスを吹込むことによって行われる。これに
よって、スラグと溶銑との反応面積が増加し、スラグに
よる溶銑の脱硫および還元精錬反応が促進される。非酸
化性ガスの吹込みは電気炉1において行ってもよい。
【0040】ステップa10では、除滓が行われ、スラ
グが溶銑と分離されて排出される。ステップa11で
は、溶銑およびスラグの成分分析が行われる。排出され
たスラグは、冷却された後、破砕され、地金回収等の選
鉱処理を経て砂およびバラス材などの土木建設材料に加
工される。ステップa12では、除滓された溶銑が次工
程である転炉に移送される。
【0041】このように本実施の形態では、融点降下剤
である蛍石を使用しなくても、または削減しても低融点
で流動性の良好なスラグを形成することができるので、
スラグと溶銑との反応を促進することができ、スラグに
よる溶銑の脱硫および還元精錬を効率的に行うことがで
きる。また、非酸化性ガスによる撹拌が行われるので、
スラグと溶銑との反応面積を増大させることができ、ス
ラグと溶銑との反応をさらに促進することができる。こ
れによって、溶銑の低硫化を図ることができるととも
に、スラグ中のCr23濃度を低減することができ、C
rロスを低減することができる。また造滓剤として蛍石
の添加量が削減されるので、スラグ中のCaF2濃度を
低下することが可能となり、スラグからのFの溶出量を
低減することができる。これによって、スラグを砂およ
びバラス材などに加工しても、Fの溶出濃度を環境に関
わる規制値以下に止めることが可能となる。したがっ
て、スラグの有効利用範囲を拡大することができ、スラ
グの付加価値を高めることができる。
【0042】本実施の形態では、操業中にスラグサンプ
ルを採取し、スラグ成分を迅速分析設備で分析し、分析
値と目標値とが一致するようにフィードバック制御を行
うように構成されているけれども、電気炉に装入される
原料の成分が安定しているときには、本発明の実施の他
の形態として操業中におけるスラグ成分のフィードバッ
ク制御を行わないように構成してもよい。この実施の形
態のフローチャートは、図3のフローチャートと類似
し、相異点はステップa5の内容が「溶銑およびスラグ
の成分分析」から「溶銑の成分分析」に変更されるのみ
であるので、図示を省略する。すなわち、この実施の形
態では、図3のステップa5におけるスラグ成分の分析
が行われないので、精錬方法を簡素化することができ
る。スラグ成分の分析は撹拌後に採取したサンプルを用
いて操業終了後に行われ、その分析結果は次回の同一鋼
種の操業時に反映される。この実施の形態のその他の構
成は、図1〜図3に示す実施の形態と全く同一であるの
で説明を省略する。
【0043】以上述べたように、前記2つの実施の形態
におけるスラグには耐火物起因のMgOが含まれるよう
に構成されているけれども、MgOはスラグ成分として
必須の成分ではないので、MgOを含まない耐火物を用
いて、スラグ中にMgOを含まないように構成してもよ
い。また、Al23源としてアルミニウムドロスが用い
られているけれども、これに限定されるものではなく、
Al23を含有し、溶解性に優れるものであればAl2
3含有れんが屑でもよく、他の鉱物でもよい。またス
ラグ中のCaF2濃度は15%まで許容されているけれ
ども、CaF2を含まない酸化物原料を用いてCaF2
度を零にするようにしてもよい。また、溶銑中に非酸化
性ガスを吹込んで撹拌するように構成されているけれど
も、溶銑の目標S%が高目のときには撹拌を行わないよ
うに構成してもよい。また溶融金属としてステンレス鋼
溶銑が適用されているけれども、これに限定されるもの
ではなく、ステンレス鋼溶銑以外の溶銑、たとえば普通
鋼溶銑であってもよく、他の溶融金属であってもよい。
【0044】(実施例)ステンレス鋼溶銑の精錬を行う
スラグの成分が本発明の条件を満たす実施例と、本発明
の条件から外れる比較例とについてスラグの脱硫能、還
元能およびF溶出性を評価して比較した。スラグ中Ca
2濃度については、本実施例で得られるスラグをF規
制値の厳しい路盤材向け用途に適用するためにCa
2:0〜5%を本発明の条件として設定した。
【0045】(1−1)実施例1〜17 図1に示すように電気炉1に主原料と造滓剤とを装入
し、溶解して溶銑とスラグとを形成した。溶銑成分はス
テンレス鋼SUS304を製造するための成分に設定し
た。造滓剤には、生石灰と珪石とアルミニウムドロスと
を使用し、その配合量はスラグ成分に関する本発明の条
件を満たす範囲内で変化させた。ただし、実施例4のみ
少量の蛍石を使用した。溶解電力は、溶銑温度が138
0℃になるように設定した。
【0046】電気炉内でスラグによる溶銑の脱硫および
還元精錬を行った後、溶銑とスラグとを取鍋に出銑し、
溶銑中にN2ガスを吹込んで約15分間撹拌した。撹拌
後、スラグを取鍋から排出し、溶銑を転炉に移送した。
排出したスラグは、冷却して破砕し、地金を回収してバ
ラス材に加工した。スラグの脱硫能および還元能は、撹
拌後の溶銑およびスラグの成分分析を行い、成分分析結
果に基づいて表4に示す評価基準で評価した。F溶出性
は、バラス材を用いて溶出試験液を作製し、JISK0
102.34.1に規定される方法でF溶出濃度を測定
し、F溶出濃度に基づいて表4に示す評価基準で評価し
た。溶出試験液の作製は、環境庁告示第46号に則って
行った。撹拌後のスラグの成分分析結果を表5に示す。
またスラグのF溶出性、脱硫能および還元能の評価結果
を表6に示す。
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】(1−2)比較例1,13〜18 造滓剤の種類およびその配合量を除いて、実施例1〜1
7と同じ方法で溶銑およびバラス材を製造した。造滓剤
には、生石灰と、珪石と、アルミニウムドロスと蛍石と
を使用し、その配合量はスラグ成分に関する本発明の条
件から外れるように変化させた。撹拌後のスラグの成分
分析結果を表7に示す。またスラグのF溶出性、脱硫能
および還元能の評価結果を表8に示す。各評価は表4に
示す評価基準に従って行った。
【0051】(1−3)比較例2〜12 造滓剤の配合量および溶銑温度を除いて、実施例1〜1
7と同じ方法で溶銑およびバラス材を製造した。造滓剤
である生石灰、珪石およびアルミニウムドロスの配合量
は、スラグ成分に関する本発明の条件から外れるように
変化させた。溶銑温度は、比較例2,9〜12について
は1420℃に設定し、比較例3〜6については138
0℃に設定し、比較例7,8については1460℃に設
定した。撹拌後のスラグの成分分析結果を表7に示す。
またスラグのF溶出性、脱硫能および還元能の評価結果
を表8に示す。各評価は表4に示す評価基準に従って行
った。
【0052】
【表7】
【0053】
【表8】
【0054】表5〜表8から次のことが判る。 (a)スラグ成分に関する本発明の条件を全て満たす実
施例1〜17は、スラグのF溶出性、脱硫能および還元
能に関していずれも良好である。これは、低融点で流動
性の良好なスラグが形成され、かつスラグ中のCaF2
濃度が低いことによるものである。
【0055】(b)スラグ中のCaF2濃度が本発明の
範囲から外れている比較例1,13〜18は、F溶出性
に関して全て不合格である。
【0056】(c)スラグ中のAl23濃度が本発明の
範囲から外れている比較例2,9〜12は、脱硫能に関
して全て不良であり、還元能に関して一部不良である。
これは、成分不良によってスラグの融点が高くなり、前
述のように溶銑温度を高めていてもスラグ流動性が不充
分であることによるものである。すなわち、溶銑温度の
上昇量が不充分であり、温度効果が成分の影響を相殺し
きれないことによるものである。
【0057】(d)スラグ中のCaOおよびSiO2
度のいずれかが本発明の範囲から外れている比較例3〜
6は、脱硫能に関して全て不良であり、還元能に関して
一部不良である。これは、成分不良によってスラグの融
点が高くなり、スラグの流動性が低下することによるも
のである。
【0058】(e)スラグ中のMgO濃度が本発明の範
囲から外れている比較例7,8は、脱硫能に関して不良
である。これは、MgO濃度が高いので、スラグの融点
が高くなりスラグの流動性が低下することによるもので
ある。またMgO濃度の増大は、溶銑温度の過度な上昇
に伴う耐火物の溶損量の増加によるものであり、溶銑温
度の適正な管理が必要である。
【0059】(f)したがって、実施例1〜17は比較
例1〜18よりもスラグのF溶出性、脱硫能および還元
能に関して優れた特性を示す。
【0060】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、CaO源、SiO2源およびAl23源が溶解炉
に装入されて低融点スラグが形成されるので、CaF2
源を多量に溶解炉に装入しなくてもスラグの流動性を高
めることができる。したがって、経済的な操業温度でス
ラグによる溶融金属の脱硫および還元精錬をCaF2
を充分な量、溶解炉に装入したときと同様に行うことが
できる。
【0061】また請求項2記載の本発明によれば、スラ
グ中にCaO、SiO2およびAl23が充分に含まれ
ているので、CaF2を含んでいなくてもスラグの融点
を低下させることができる。
【0062】また請求項3記載の本発明によれば、スラ
グ中に含まれるCaF2濃度が充分に低い濃度に抑制さ
れるので、スラグを水に浸漬してもF溶出濃度を環境に
関わる規制値以下に止めることができる。
【0063】また請求項4記載の本発明によれば、Al
23源が金属アルミニウムを含むアルミニウムドロスで
あるので、スラグ中の酸化物を還元して溶融金属中に回
収することができる。
【0064】また請求項5記載の本発明によれば、溶融
金属が非酸化性ガスによって撹拌されるので、スラグと
溶融金属との反応をさらに促進させることができる。
【0065】また請求項6記載の本発明によれば、溶融
金属がステンレス鋼溶銑であるので、スラグとステンレ
ス鋼溶銑との反応によってスラグ中に含まれるCr23
が還元され、有価金属であるCrを効果的に回収するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるステンレス鋼溶銑
の精錬方法を好適に適用することのできる電気炉1およ
び取鍋9の概略的な構成を示す系統図である。
【図2】図1に示す取鍋9の構成を簡略化して示す縦断
面図である。
【図3】本発明の実施の一形態であるステンレス鋼溶銑
の精錬方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 電気炉 2 メタル原料 3 酸化物原料 4 電極 5 溶銑 6 スラグ 7 造滓剤 8 コークス 9 取鍋 15 ランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K012 CA05 CA06 CA07 CA09 4K013 BA05 CA01 CA12 CA15 CB02 CC04 CD02 CF02 CF12 CF13 DA03 DA10 DA13 DA14 EA03 EA04 EA05 EA12 EA18 EA19 EA30 FA05 4K014 CA04 CB01 CB05 CC07 CD18 CD19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解炉に原料を装入して溶解し、溶融金
    属と、その浴面上に浮遊するスラグとを形成し、溶融金
    属とスラグとを反応させて溶融金属を精錬する金属の精
    錬方法において、 溶解炉にCaO源、SiO2源およびAl23源を装入
    して低融点スラグを形成することを特徴とする金属の精
    錬方法。
  2. 【請求項2】 スラグがスラグ総量に対してCaO:3
    5〜50%,SiO2:25〜45%,Al23:10
    〜20%を含むことを特徴とする請求項1記載の金属の
    精錬方法。
  3. 【請求項3】 スラグがスラグ総量に対してCaF2
    0〜15%,MgO:0〜15%をさらに含むことを特
    徴とする請求項1または2記載の金属の精錬方法。
  4. 【請求項4】 Al23源がアルミニウムドロスである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属
    の精錬方法。
  5. 【請求項5】 溶融金属中に非酸化性ガスを吹込んで撹
    拌することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の金属の精錬方法。
  6. 【請求項6】 溶融金属がステンレス鋼溶銑であること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の金属の精
    錬方法。
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