JP2001341340A - サーマルヘッド印字濃度制御装置 - Google Patents

サーマルヘッド印字濃度制御装置

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JP2001341340A
JP2001341340A JP2000164685A JP2000164685A JP2001341340A JP 2001341340 A JP2001341340 A JP 2001341340A JP 2000164685 A JP2000164685 A JP 2000164685A JP 2000164685 A JP2000164685 A JP 2000164685A JP 2001341340 A JP2001341340 A JP 2001341340A
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Hiroyuki Mori
裕之 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度の立ち上がり部の立ち上がる前のデータ
と立ち上がり後のデータと、濃度の立ち下がり部の立ち
下がる前のデータと立ち下がり後のデータの差により、
立ち上がり不足および尾引き量が異なることも補正し、
高品位な画像を得る。 【解決手段】 現ラインnの注目画素データDと前ラ
インn−1の注目画素データDn-1の大小差から文字・
画像における濃度の立ち上がり部と立ち下がり部を判定
する判定手段と、その判定結果に従い濃度の立ち上がり
部と立ち下がり部のそれぞれについて、補正係数を現ラ
インnの注目画素データDに応じて決めた演算式によ
り補正演算を実行する補正演算手段とを備える。これら
判定手段および補正演算手段は、Y(イエロー)、M
(マゼンダ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各ス
レーブ基板101〜104について、そのスレーブCP
U38とヘッドドライブ回路47とによる機能の一部と
して組み込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーマルプリン
タや熱転写プリンタや昇華型プリンタなどに利用される
サーマルヘッドを用いた熱記録システムの濃度補正を行
うサーマルヘッド印字濃度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを用いたプリンタにおい
ては、サーマルヘッドの発熱部の蓄熱状態の変動に起因
する濃度変動が生じるため、発熱部の発熱量を補正する
ために熱補正演算を行っている。従来は、過去の印字デ
ータと現画素のデータとから、濃度の立ち上がり部およ
び立ち下がり部で同じ補正演算を行い、現画素の補正印
字データを求め、その補正印字データに基づいてサーマ
ルヘッドを発熱させて画像を形成している。すなわち、
図1に示すように現注目画素Dに対し所定の時定数
A、補正係数Cを設定し、次のような式により立ち上が
り、立ち下がりの補正演算を行っている。D’nが補正
後のデータである。
【0003】D’n=Dn+(Dn−{Dn+(A−1)・
n}/A)・C Bn={Dn-1+(A−1)・Bn-1}/A
【0004】このような補正演算を行った場合、図2に
示すような補正シュミレーションの如くとなる。実線で
示す部分が補正前データD、破線で示す部分が補正後の
データD’である。
【0005】しかしながら、このような熱補正演算にあ
っては、実際のサーマルヘッドの発熱および放熱とイン
クリボンの溶融、あるいは昇華開始熱量などの特性の違
いがあるにもかかわらず、濃度の立ち上がり、濃度の立
ち下がりで同一の時定数Aおよび補正係数Cを用いる
と、補正演算によって補正される補正量が同一となるた
め、濃度の立ち上がり部、立ち下がり部のそれぞれにお
いて適正な補正が行われず、濃度の立ち上がり部分での
高い濃度を確保することができず、かつ濃度の立ち下が
り部分での尾引現象の補正を同時に行うことができな
い。その結果、濃度の立ち上がり部分で濃度が低下、お
よび濃度の立ち下がり部分での尾引大による画質の劣化
が生じ、高品位な画像を得ることができないという問題
点があった。
【0006】また、カラー画像を出力する場合には、Y
(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、Bk
(ブラック)の各インクリボンの熱に対する感度のバラ
ツキに起因し、かつ各インクリボンの濃度の立ち上が
り、立ち下がりでの尾引発生の度合いが異なるため、同
一の時定数および同一の補正係数による演算では、高品
質のカラー画像が得られないという問題点もあった。
【0007】そこで、本発明者は、特開平11−170
588号公報に開示されているように、1つの補正演算
式で補正係数を濃度の立ち上がり部と、立ち下がり部で
変えて補正する方法を先に提案している。また、濃度の
立ち上がり部と濃度の立ち下がり部で、それぞれ別の補
正演算を行う方法も提案している。図3は、立ち上がり
部と立ち下がり部の両方の時定数を同じとして補正係数
のみを別の値に設定した場合、図4は、逆に立ち上がり
部と立ち下がり部の両方の補正係数を同じとして時定数
のみを別の値に設定した場合、図5は、立ち上がり部と
立ち下がり部のそれぞれで時定数と補正係数を別の値に
設定した場合のシュミレーションを示し、実線が補正
前、破線が補正後のデータである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補正量は濃度
の立ち上がり部、立ち下がり部で変えることはできる
が、実際の印画においては、濃度の立ち上がり部の立ち
上がる前のデータと立ち上がり後のデータ、濃度の立ち
下がり部の立ち下がる前のデータと立ち下がり後のデー
タの差によって、立ち上がり不足および尾引き量が異な
り、立ち上がり部と立ち下がり部のそれぞれの補正演算
式、それぞれの補正係数では、適正に補正できないた
め、高品位な画像を得るには充分ではなかった。
【0009】この発明の目的は、濃度の立ち上がり部と
濃度の立ち下がり部のそれぞれの補正演算式における補
正係数を、現ラインの注目画素データに応じて決めるこ
とで、上記のようなデータの差による立ち上がり不足お
よび尾引き量も補正でき、印字画像の濃度の立ち上がり
部の濃度の低下、および濃度の立ち下がり部での尾引き
現象をそれぞれ共に補正チューニングでき、高品位な画
像を得られるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明によ
るサーマルヘッド印字濃度制御装置では、現ラインnの
注目画素データDと前ラインn−1の注目画素データ
n-1の大小差から文字・画像における濃度の立ち上が
り部と濃度の立ち下がり部を判定する判定手段と、その
判定結果に従い濃度の立ち上がり部と濃度の立ち下がり
部のそれぞれについて、補正係数を現ラインnの注目画
素データDに応じて決めた演算式により補正演算を実
行する補正演算手段とを備えたものである。
【0011】補正係数は、濃度の立ち上がり部と濃度の
立ち下がり部とで異なる値にする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面に従って詳細に説明する。
【0013】図6に、この発明を適用するに好適な昇華
型マルチプリンタの基本構成を示す。1は被印刷カード
(以下、「カード」という)2を積載・格納するカード
スタッカ、3は、カード2をカードスタッカ1から1枚
ずつ給紙するための給紙コロ(呼出しコロ)、4は、給
紙コロ3により1枚繰り出されたカード2を搬送する給
紙ローラ、5は、光センサあるいはマクロ型接触センサ
などを用い、搬送(ジャム検知を含む)および印字開始
位置などの制御を行うためにカード2の先端位置を検知
するレジストセンサである。6は表面に粘着性を有する
搬送ベルトで、その搬送方向にY(イエロー)、M(マ
ゼンダ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の印字ステ
ーションが順次配置されている。
【0014】これら各ステーションにおいて、7〜10
はサーマルヘッド、11〜14はプラテン、15・17
・19・21は繰り出しコア、16・18・20・22
は巻き取りコア、7a〜10aはマルチ昇華リボンであ
る。
【0015】この昇華型マルチプリンタの動作を説明す
ると、カードスタッカ1に蓄えられたカード1は、供給
コロ3及び供給ローラ4によりレジストセンサ5の位置
まで搬送され、待機する。印字開始指令が出されると、
カード2は、供給ローラ4により搬送ベルト6上に渡さ
れ、搬送ベルト6によりイエローサーマルヘッド7まで
運ばれた時点で、イエロープラテン11が上昇し、イエ
ローサーマルヘッド7が発熱してイエローの昇華リボン
7aの昇華染料を昇華し、カード2にイエローの画像が
形成される。
【0016】ここで、昇華リボン7aをカード2の搬送
速度の1/15程度の速度で送ることにより、15マル
チで印字が可能である。このため、繰り出しコア15
は、カード2の搬送速度の1/15で正確に回転し、ま
た巻き取りコア16は、その倍程度の速度で所定のトル
クでリボンを巻き取るようになっている。
【0017】イエローステーションでの印字が終了する
と、イエロープラテン11は下降してヘッド圧を解除
し、カード2は、搬送ベルト6により高速で次のマゼン
ダステーションへ運ばれ、イエローと同様に画像が形成
される。
【0018】以後同様に、マゼンダステーション、シア
ンステーション、ブラックステーションで印字が行わ
れ、フルカラーの画像が形成される。また、このプリン
タは、マルチヘッド構成となっているため、Y、M、
C、Bk同時に印字が可能であり、多数枚のカードを高
速に印字できる構成となっている。
【0019】次に、図7により電気的な全体構成を説明
する。全体的には、メイン基板100とY、M、C、B
kそれぞれのスレーブ基板101〜104とからなり、
これらスレーブ基板101〜104とメイン基板100
は共通のバス23で接続されている。
【0020】メイン基板100は、制御プログラムに基
づいて昇華型マルチプリンタ全体の制御を司るメインC
PU25と、メインCPU25が実行する制御プログラ
ム、各スレーブ基板(スレーブY基板101、スレーブ
M基板102、スレーブC基板103、スレーブBk基
板104)に転送するための通常動作プログラム、およ
び各色の昇華リボン23〜26の特性に応じた熱補正デ
ータを格納するROM27と、印字対象の画像データを
格納する画像メモリ(DRAM)26とを備えている。
【0021】また、外部のホストコンピュータなどとの
インタフェースであるSCSII/Fを制御するSCS
Iコントローラ24と、制御バス31にI/O33で接
続されたオペレーションパネル34や駆動装置群35や
センサ群36などの制御を行うメカコントロールCPU
28と、このメカコントロールCPU28が実行する制
御プログラムを格納したROM29と、作業用画像メモ
リであるDRAM30と、EEPROM32とを備えて
いる。
【0022】スレーブY基板101は、メイン基板10
0のメインCPU25により送出される画像データなど
を格納するスレーブY共有メモリ37と、起動用のプロ
グラムが格納された起動用ROM40と、メイン基板1
00から送出される通常制御プログラムを格納するRA
M41と、メインCPU25とステッピングモータ43
やセンサ44などとのインタフェースであるI/O42
と、基板内の各部の制御を司るスレーブYCPU38
と、D/A変換器45と、Yサーマルヘッド7からの信
号をデジタル信号に変換するA/D変換器46とを備え
ている。
【0023】また、Yサーマルヘッド7を駆動するヘッ
ドドライブ回路47と、スレーブY共有メモリ37から
1ライン毎に転送される画像データを一時的に格納する
バッファRAM48と、ヘッドドライブ回路47でレベ
ル変換された画像データを格納する出力RAM49とを
備えている。
【0024】スレーブM基板102、スレーブC基板1
03、スレーブBk基板104もスレーブY基板101
と同じ構成である。
【0025】図7の構成の動作について説明する。ま
ず、メインバスに接続されたSCSIコントローラ24
のSCSIインターフェースを通じてホストコンピュー
タから印字コマンドおよびY、M、C、Bkの画像デー
タが送られてくると、メインCPU25に内蔵されたD
MAコントローラにより、画像データはSCSIコント
ローラ24からDRAM26へと順次転送される。
【0026】転送が完了すると、メインCPU25は、
内蔵のシリアルコミュニケーションインターフェース
(SCI)を通じてメカコントロールCPU28に対
し、前述のカード供給動作を行うよう指令を出し、搬送
ベルト6を動かすステッピングモータを起動する。そし
て、カード2がレジストセンサ5を通過した時点からス
テップ数をカウントし、カード2の現在位置を把握しつ
つ、カード2がYステーションの所定位置に来たことの
通知をSCIを通じて受け取る。
【0027】メインCPU25がこの通知を受け取る
と、DRAM26に蓄えられている画像データのうち、
イエローのデータを順次読み出すとともに、ROM27
に書き込まれたガンマ変換テーブルを参照し、所定のガ
ンマ変換を行った後、スレーブYの共有メモリ37へ所
定ライン数分の画像データを書き込んだ後、印字スター
ト指令を、スレーブY共有メモリ37のメールボックス
機能を用いて、スレーブYCPU38へ通知する。
【0028】この通知を受けたスレーブYCPU38
は、イエローステーションのプラテン上下ステッピング
モータ43を起動し、イエローステーションのプラテン
11を上昇させる。
【0029】続いて、スレーブYCPU38は、ヘッド
ドライブ回路47に対して印字スタート指令を出すと、
ヘッドドライブ回路47は、規定のライン周期でデータ
を読み出しと2値化、データ転送とラッチおよび印字ス
トローブパルスの生成といった一連の印字動作を自走的
に開始する。1ライン分の所定の画像データの処理が終
了すると、ライン周期信号50によってスレーブYCP
U38に次ラインのデータを要求する。
【0030】よって、スレーブYCPU38は、1ライ
ン周期の間にスレーブY共有メモリ37から画像データ
を順次読み出し、隣接画素補正、履歴補正、立ち上がり
・立ち下がり補正、均一補正などの熱補正演算を行い、
バッファRAM48に演算終了したデータを書き込み、
メインCPU25に対して次ラインのデータをスレーブ
Y共有メモリ37に書き込むように要求する。そして、
この動作を所定ライン数分繰り返すことにより、カード
2に対するイエローの画像が形成される。
【0031】このような動作は、スレーブM基板10
2、スレーブC基板103、スレーブBk基板104に
ついてもスレーブY基板101と同様で、併行して行う
ことができる。
【0032】次に、上記のような昇華型マルチプリンタ
に組み込まれたこの発明によるサーマルヘッド印字濃度
制御装置の構成について説明する。このサーマルヘッド
印字濃度制御装置は、各スレーブ基板101〜104に
ついてそのスレーブCPU38とヘッドドライブ回路4
7とによる機能の一部として組み込まれ、現ラインnの
注目画素データDと前ラインn−1の注目画素データ
n-1の大小差から文字・画像における濃度の立ち上が
り部と濃度の立ち下がり部を判定する判定手段と、その
判定結果に従い濃度の立ち上がり部と濃度の立ち下がり
部のそれぞれについて、補正係数を現ラインnの注目画
素データDに応じて決めた演算式により補正演算を実
行する補正演算手段とで構成され、次のようにして補正
演算を行って、補正後の現注目画素データD’を求め
る。
【0033】図1に示すように、現注目画素Dに対
し、所定の2つの時定数Al、A2と、2つの補正係数
C1、C2を設定し、 B10=0、 B20=0、 D0=0、 n>0、
AV=0 として以下の条件式で補正演算を行う。
【0034】 Dn>AVn-1のとき(濃度の立ち上がり部分) AVn=(Dn十(A1−1)×AVn-1)÷AI ………(1)
【0035】 Dn≦AVn-1のとき(濃度の立ち下がり部分) AVn=(Dn十(A2−1)×AVn-1)÷AI ………(2)
【0036】上記の条件式でn=1のとき、すなわち1
ライン目の注目画素の補正演算において、AVの値はA
=0となるので、上記の条件式より1ライン目は濃
度の立ち上がり部分として演算される。
【0037】次に、上記の条件式とAVn の計算結果か
ら以下の補正演算を行う。 Dn>AVnのとき(濃度の立ち上がり部分) D’=Dn十(Dn−AV1)×C1 ………(3)
【0038】 Dn≦AVnのとき(濃度の立ち下がり部分) D’=Dn−(AV1−Dn)×C2 ………(4)
【0039】上記の(3)式ではDn十(Dn−AV1)
×C1、(4)式ではDn−(AV1−Dn)×C2
が、実際の現注目画素に対する補正量であるが、補正の
効果を調整する補正係数C1およびC2は、現注目
画素データDに応じて変化させる。
【0040】本実施例では、注目画素データが0から2
55までの256階調の印画データであるので、C1
およびC2をそれぞれ256通りずつの補正係数とし
てテーブルに保持し、注目画素データの値から参照され
る補正係数として上記補正計算式により補正演算する。
因に、補正係数C1およびC2を上記条件式に合わ
せて、濃度の立ち上がり部と立ち下がり部でそれぞれ2
56個、合計512個の補正係数を用いている。
【0041】以上の補正演算後と補正演算前のデータの
シュミレーションを図8に示す。
【0042】また、Y以外のC、M、Bkのそれぞれの
補正演算においても、同様に時定数、補正係数を独自に
持ち、Y、M、C、Bkのそれぞれの昇華染料の熱エネ
ルギー感度、すなわち濃度の立ち上がり特性、および尾
引き特性に合わせて任意に補正量を設定するので、C、
M、Y、Bkの各リボンに合わせた最適な補正を行うこ
とができ、各リボンの熱に対する感度のバラツキを補正
して高品位なプリント画像が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
濃度の立ち上がり部と濃度の立ち下がり部でそれぞれ別
の補正演算を行うことで、立ち上げ、立ち下げそれぞれ
の補正量を別々に変えることができ、印字画像の濃度の
立ち上がり部の濃度の低下、および濃度の立ち下がり部
での尾引き現象をそれぞれ補正チューニングでき、高品
位な画像が得られる。
【0044】また、濃度の立ち上がり部と立ち下がり部
のそれぞれの補正演算式における補正係数を、現ライン
の注目画素データに応じて決めるので、実際の印画にお
いては、濃度の立ち上がり部の立ち上がる前のデータと
立ち上がり後のデータ、濃度の立ち下がり部の立ち下が
る前のデータと立ち下がり後のデータの差によって、立
ち上がり不足および尾引き量が異なるが、それも補正で
きるので、一層高品位な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】補正演算におけるサーマルヘッドの印字画素の
ライン関係を示す図である。
【図2】濃度の立ち上がりおよび立ち下がりで同一の時
定数および補正係数を用いた従来例の補正演算による補
正シュミレーションのタイミングチャートである。
【図3】立ち上がり部と立ち下がり部の両方の時定数を
同じとして補正係数のみを別の値に設定した従来例の補
正シュミレーションのタイミングチャートである。
【図4】立ち上がり部と立ち下がり部の両方の補正係数
を同じとして時定数のみを別の値に設定した従来例の補
正シュミレーションのタイミングチャートである。
【図5】立ち上がり部と立ち下がり部のそれぞれで時定
数と補正係数を別の値に設定した従来例の補正シュミレ
ーションのタイミングチャートである。
【図6】この発明を適用するに好適な昇華型マルチプリ
ンタの基本構成図である。
【図7】同プリンタの電気的な全体構成を説明するブロ
ック図である。
【図8】この発明による補正シュミレーションのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
7〜10 サーマルヘッド 7a〜10a 昇華インクリボン 100 メイン基板 38 スレーブCPU 47 ヘッドドライブ回路 101〜104 スレーブ基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドを用いた熱記録システム
    の濃度補正を行うサーマルヘッド印字濃度制御装置にお
    いて、現ラインnの注目画素データDと前ラインn−
    1の注目画素データDn-1の大小差から文字・画像にお
    ける濃度の立ち上がり部と濃度の立ち下がり部を判定す
    る判定手段と、その判定結果に従い濃度の立ち上がり部
    と濃度の立ち下がり部のそれぞれについて、補正係数を
    現ラインnの注目画素データDに応じて決めた演算式
    により補正演算を実行する補正演算手段とを備えたこと
    を特徴とする、サーマルヘッド印字濃度制御装置。
  2. 【請求項2】 補正係数は、濃度の立ち上がり部と濃度
    の立ち下がり部とで異なる値にすることを特徴とする、
    請求項1に記載のサーマルヘッド印字濃度制御装置。
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