JP2001341156A - 射出装置 - Google Patents

射出装置

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JP2001341156A
JP2001341156A JP2000164119A JP2000164119A JP2001341156A JP 2001341156 A JP2001341156 A JP 2001341156A JP 2000164119 A JP2000164119 A JP 2000164119A JP 2000164119 A JP2000164119 A JP 2000164119A JP 2001341156 A JP2001341156 A JP 2001341156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】射出装置本体を短い時間で旋回させることがで
き、射出装置のコストを低くすることができるようにす
る。 【解決手段】射出装置本体と、射出装置本体を進退さ
せ、射出ノズルを金型装置に対して接離させる進退機構
と、前記射出装置本体を旋回させる旋回機構と、前記射
出装置本体を旋回させるのを補助する旋回補助装置51
とを有する。そして、該旋回補助装置51は、上下方向
に移動自在に配設されたブロック53、該ブロック53
によって回転自在に支持された回転体、及びブロック5
3の高さ方向の位置を変更し、前記射出装置本体の旋回
に伴って発生する摩擦力を小さくするための位置変更部
65を備える。この場合、位置変更部65を操作するこ
とによって、ブロック53の高さ方向の位置を変更し、
前記射出装置本体の旋回に伴って発生する摩擦力を小さ
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機は射出装置を有し、該
射出装置の加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、
かつ、進退自在に配設され、該スクリューを駆動部によ
って回転させたり、進退させたりすることができるよう
になっている。そして、計量工程時に、スクリューを回
転させ、ホッパから落下した樹脂を溶融させてスクリュ
ーヘッドの前方に蓄え、このとき、スクリューを後退さ
せ、射出工程時に、スクリューを前進させて射出ノズル
から樹脂を射出し、金型装置のキャビティ空間に充填
(てん)するようにしている。また、スクリューを前進
させるときに、スクリューヘッドの前方の樹脂が逆流し
ないように逆流防止装置が配設される。なお、前記スク
リューヘッド及び逆流防止装置によってスクリューアッ
センブリが構成される。
【0003】ところで、該スクリューアッセンブリを交
換したり、スクリューを抜差ししたりする場合、加熱シ
リンダの本体から前記射出ノズルを取り外し、射出装置
の前方から加熱シリンダ内にアクセスするようにしてい
る。ところが、射出装置の前方には、金型装置が配設さ
れているので、前記スクリューアッセンブリの交換、ス
クリューの抜差し等の作業を行うだけのスペースがな
い。そこで、前記射出装置の本体、すなわち、射出装置
本体を射出成形機フレームに対して旋回自在に配設し、
射出装置本体を所定の角度だけ旋回させた状態で前記作
業を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出装置においては、射出装置本体が重い場合、射
出装置本体を旋回させるのが困難である。
【0005】そこで、油圧式、空圧式等の駆動装置を利
用したり、旋回用のねじをハンドルで回したりして射出
装置本体を旋回させることが考えられるが、作業が複雑
になり、射出装置本体を旋回させるのに長い時間が必要
になるだけでなく、射出装置のコストが高くなってしま
う。
【0006】本発明は、前記従来の射出装置の問題点を
解決して、射出装置本体を短い時間で旋回させることが
でき、コストを低くすることができる射出装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出装置においては、射出ノズルを備えた射出装置本体
と、射出成形機フレーム上で前記射出装置本体を進退さ
せ、前記射出ノズルを金型装置に対して接離させる進退
機構と、前記射出装置本体を旋回させる旋回機構と、前
記射出装置本体に取り付けられ、前記射出装置本体を旋
回させるのを補助する旋回補助装置とを有する。
【0008】そして、該旋回補助装置は、上下方向に移
動自在に配設されたブロック、該ブロックによって回転
自在に支持された回転体、及び前記ブロックの高さ方向
の位置を変更し、前記射出装置本体の旋回に伴って発生
する摩擦力を小さくするための位置変更部を備える。
【0009】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記回転体の支持軸の延長線上に、前記射出装置本
体の旋回軸が置かれる。
【0010】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記進退機構はスライドベースを備える。
【0011】また、前記旋回機構は、前記スライドベー
スに対して旋回自在に配設された旋回部材、及び該旋回
部材に対して射出装置本体を上下方向に移動させ、高さ
方向における前記射出装置本体の位置を調整するための
高さ調整部を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態における旋回補
助装置の断面図、図2は本発明の実施の形態における射
出装置の側面図、図3は本発明の実施の形態における射
出装置本体を旋回させた状態を説明する図、図4は本発
明の実施の形態における射出装置の支持部及び旋回機構
を示す図、図5は本発明の実施の形態における旋回補助
装置の正面図、図6は本発明の実施の形態における旋回
補助装置の側面図、図7は本発明の実施の形態における
旋回補助装置の平面図である。
【0014】図において、11は射出成形機フレーム、
12は該射出成形機フレーム11上に配設された射出装
置本体、14は加熱シリンダ、15は該加熱シリンダ1
4の前端部(図2における左端部)に形成された射出ノ
ズル、16は、前記加熱シリンダ14内に配設された図
示されないスクリューを回転させたり、進退させたりす
るための駆動部である。該駆動部16には、スクリュー
を回転させるための第1の駆動手段としての図示されな
い油圧のモータ、及びスクリューを進退させるための第
2の駆動手段としての図示されない射出シリンダが配設
される。なお、本実施の形態においては、第1、第2の
駆動手段として油圧のモータ及び射出シリンダが使用さ
れるようになっているが、前記油圧のモータに代えて計
量用電動機を、前記射出シリンダに代えて射出用電動機
を使用することもできる。また、前記駆動部16は、円
柱状の本体部17、及び該本体部17の下端に一体に形
成された支持部45から成り、該支持部45は、周縁に
向けてフランジ状に突出させて形成された突出部44を
備える。なお、前記支持部45を本体部17に対して別
体に形成することもできる。
【0015】そして、計量工程時に、油圧のモータを駆
動してスクリューを回転させ、図示されないホッパから
落下した樹脂を溶融させてスクリューの前端に形成され
た図示されないスクリューヘッドの前方に蓄え、このと
き、スクリューを後退させ、射出工程時に、射出シリン
ダを駆動してスクリューを前進させ、射出ノズル15か
ら樹脂を射出し、図示されない金型装置のキャビティ空
間に充填するようにしている。そして、射出ノズル15
から射出された樹脂は、前記金型装置のスプルー、ラン
ナ及びゲートを順に通り、キャビティ空間に進入する。
また、スクリューを前進させるときに、スクリューヘッ
ドの前方の樹脂が逆流しないように逆流防止装置が配設
される。なお、前記スクリューヘッド及び逆流防止装置
によってスクリューアッセンブリが構成される。
【0016】ところで、前記射出装置本体12は、金型
装置に対して進退(図2における左右方向に移動)自在
に配設される。そして、射出工程が開始される前の所定
のタイミングで射出装置本体12が前進させられ、ノズ
ルタッチが行われ、射出ノズル15の前端(図2におけ
る左端)が金型装置に所定のノズルタッチ力で押し付け
られ、樹脂が、キャビティ空間に充填されるのに伴っ
て、射出ノズル15と金型装置との間から漏れるのを防
止する。また、前記射出工程が完了し、計量工程が開始
されるのに伴って、金型装置においてキャビティ空間内
の樹脂の冷却が行われ、前記計量工程が開始された後の
所定のタイミングで射出装置本体12が後退させられ、
射出ノズル15が金型装置によって冷却されて射出ノズ
ル15内の樹脂が固化するのを防止する。
【0017】ところで、前記スクリューアッセンブリを
交換したり、スクリューを抜差ししたりする場合、加熱
シリンダ14の本体14aから前記射出ノズル15を取
り外し、射出装置本体12の前方(図2における左方)
から加熱シリンダ14内にアクセスするようにしてい
る。ところが、射出装置本体12の前方には、金型装置
が配設されているので、前記スクリューアッセンブリの
交換、スクリューの抜差し等の作業を行うだけのスペー
スがない。そこで、前記射出装置本体12を射出成形機
フレーム11に対して旋回自在に配設し、射出装置本体
12を所定の角度だけ旋回させた状態で前記作業を行う
ようにしている。
【0018】そのために、射出成形機フレーム11上で
射出装置本体12を進退させ、射出ノズル15を金型装
置に対して接離させる進退機構31、及び前記射出装置
本体12を、進退機構31に対して旋回自在に支持する
とともに、旋回させるための旋回機構32が配設され
る。
【0019】前記進退機構31は、前記射出成形機フレ
ーム11上の前方及び後方(図2における右方)の所定
の位置において、所定の距離を置いて立ち上げられた支
持部材33a、33b、各支持部材33a、33b間に
架設された2本のスライドバー33(図2においては1
本だけが示される。)、該スライドバー33に沿って摺
(しゅう)動し、進退自在に配設されたスライドベース
34、並びに該スライドベース34の所定の箇所、本実
施の形態においては、スライドベース34の前端と前記
支持部材33bとの間に連結され、前記射出装置本体1
2を射出成形機フレーム11上で進退させる射出装置移
動手段としての移動シリンダ35から成る。該移動シリ
ンダ35は、後端(図2における右端)が支持部材33
bに固定されたシリンダ本体35a、該シリンダ本体3
5a内に配設された図示されないピストン、及び該ピス
トンに固定され、前端がブラケット36を介して前記ス
ライドベース34に固定されたピストンロッド35bを
備え、シリンダ本体35a内において前記ピストンの前
後に形成された図示されない油室に油を選択的に供給す
ることによって、前記ピストンロッド35bを進退さ
せ、スライドベース34を進退させることができる。
【0020】また、前記旋回機構32は、スライドベー
ス34に対して旋回自在に配設された矩(く)形の旋回
部材としての旋回プレート43、及び該旋回プレート4
3より上方に配設された支持部45を旋回プレート43
に対して接離させるための高さ調整部46を備える。該
高さ調整部46は、前記突出部44の2箇所に配設さ
れ、旋回プレート43と支持部45との間の距離を調整
することによって、スライドベース34に対して射出装
置本体12を上下方向に移動させ、高さ方向における射
出装置本体12の位置を調整し、射出ノズル15と金型
装置との心合せを行う。なお、本実施の形態において
は、突出部44の2箇所に高さ調整部46が配設される
ようになっているが、支持部45の後端に図示されない
突出部を形成し、該突出部の2箇所に高さ調整部を配設
することもできる。
【0021】前記突出部44の下方において、加熱シリ
ンダ14の後端及び前記一方の高さ調整部46に隣接す
る所定の部分に、旋回軸としての旋回ピン13が配設さ
れ、該旋回ピン13は、旋回プレート43を貫通して下
方に延び、スライドベース34に取り付けられる。した
がって、旋回ピン13を揺動中心にして、スライドベー
ス34に対して旋回プレート43を揺動させることによ
って駆動部16を旋回させ、射出装置本体12を旋回さ
せることができる。
【0022】そして、前記スライドベース34の上面、
及び旋回プレート43の下面は、平坦(たん)にされ、
摺動面を形成する。また、スライドベース34と旋回プ
レート43との間に、摺動性を向上させるために、潤滑
剤としての図示されないグリース等が塗布される。
【0023】前記旋回プレート43の前端において、各
高さ調整部46と隣接する部分に、旋回プレート43を
スライドベース34に固定することによって射出装置本
体12を固定し、かつ、位置決めするための固定ボルト
b1、b2が配設される。該固定ボルトb1、b2は、
旋回プレート43に形成された貫通穴h1、h2を貫通
して下方に向けて延び、通常は、スライドベース34に
ねじ止めされ、スライドベース34に対して旋回プレー
ト43を旋回させるときに取り外される。なお、前記突
出部44には、前記固定ボルトb1、b2を操作するた
めの操作口h3、h4が形成される。
【0024】前記高さ調整部46は、外周面に雄ねじが
形成されるとともに、軸心に沿って貫通孔81aが形成
され、下端面を旋回プレート43に当接させて、かつ、
前記雄ねじと前記突出部44に形成されたねじ孔44a
の雌ねじとを螺(ら)合させて配設された筒状の外ねじ
81、外周面に雄ねじが形成され、前記貫通孔81aに
挿入され、前記雄ねじと旋回プレート43に形成された
ねじ孔43aの雌ねじとを螺合させて配設された内ねじ
82、並びに前記外ねじ81の雄ねじと螺合させられ、
外ねじ81を突出部44に固定するナット80から成
る。そして、各高さ調整部46の外ねじ81を回転させ
ることによって突出部44の下面から外ねじ81の所定
の部分を下方に向けて突出させ、旋回プレート43と突
出部44との間の距離を所定の値にした後、内ねじ82
を回転させることによって前記外ねじ81を旋回プレー
ト43に固定するとともに、ナット80を回転させて突
出部44に押し付け、外ねじ81を突出部44に固定す
ると、前記突出部44を高さ方向における所定の位置に
置くことができ、射出装置本体12の高さを調整するこ
とができる。
【0025】ところで、射出装置本体12を旋回させる
場合、スライドベース34の上面と旋回プレート43の
下面とが摺動させられるが、射出装置本体12が重い
と、スライドベース34の上面と旋回プレート43の下
面との間に発生する摩擦力が大きくなり、射出装置本体
12を旋回させるのが困難になる。そこで、前記摩擦力
を小さくするために、前記突出部44よりわずかに後方
(図2における右方)の支持部45の側面にブロック状
の旋回補助装置51が取り付けられる。該旋回補助装置
51は、射出装置本体12をスライドベース34から持
ち上げることによって、射出装置本体12を旋回させる
のを補助する。なお、本実施の形態においては、前記支
持部45の一方の側面にだけ旋回補助装置51が取り付
けられるが、別の位置に旋回補助装置を取り付けること
もできる。
【0026】前記旋回補助装置51は、ボルトb3〜b
6によって支持部45に取り付けられたケース52、該
ケース52内において上下方向に移動自在に配設された
ブロック53、該ブロック53に対して支持軸としての
ピン54によって回転自在に支持された回転体としての
ローラ55、及び前記ブロック53の高さ方向の位置を
変更し、前記射出装置本体12の旋回に伴って発生する
摩擦力を小さくするための位置変更部65を備える。そ
して、前記ケース52は、前壁部57、後壁部58及び
頂壁部59から成る「コ」字状のケース本体60、並び
に該ケース本体60の側面を覆う側壁61から成り、前
記ブロック53は、二つの脚部66、67及び頂壁部6
8から成る。
【0027】前記位置変更部65は、下端面をケース本
体60の上面に当接させて配設されたナット71、外周
面に雄ねじが形成され、下端がブロック53に対して回
転自在に取り付けられ、前記頂壁部59に形成された雌
ねじと螺合させて配設されたねじ72を備える。前記ナ
ット71を緩め、ねじ72を回転させることによってブ
ロック53を上下方向に移動させることができる。通
常、前記ローラ55は上方の退避位置に置かれ、射出装
置本体12を旋回させる場合、ローラ55は下方の作動
位置に置かれ、支持部45を上方に持ち上げる。なお、
73は頂壁部68の下方において、前壁部57と後壁部
58との間に延在させられるピンである。
【0028】前記構成の射出装置において、スクリュー
アッセンブリの交換、スクリューの抜差し等の作業を行
う場合、まず、固定ボルトb1、b2をスライドベース
34から取り外し、ナット71を緩め、ねじ72を回転
させることによって、ブロック53及びローラ55を下
方に移動させ、ローラ55を作動位置に置く。このと
き、ローラ55は、スライドベース34に押し付けら
れ、支持部45がわずかに上方に移動させられ、スライ
ドベース34の上面と旋回プレート43の下面との間に
発生する摩擦力が小さくされる。したがって、加熱シリ
ンダ14の前端を持って射出装置本体12を容易に旋回
させることができる。
【0029】また、油圧式、空圧式等の駆動装置を利用
したり、旋回用のねじをハンドルで回したりして射出装
置本体12を旋回させる必要がなくなるので、作業を簡
素化することができ、射出装置本体12を短い時間で旋
回させることができるだけでなく、射出装置のコストを
低くすることができる。
【0030】そして、前記ピン54の延長線上に旋回ピ
ン13が置かれるので、射出装置本体12を旋回させた
とき、ローラ55は、旋回ピン13を中心とし、旋回ピ
ン13とローラ55との間の距離を半径とする円に沿っ
て移動させられる。したがって、ローラ55をスライド
ベース34上で円滑に回転させることができるので、射
出装置本体12を一層容易に旋回させることができる。
【0031】このようにして、射出装置本体12を旋回
させ、前記スクリューアッセンブリの交換、スクリュー
の抜差し等の作業を行った後、加熱シリンダ14の前端
を持って射出装置本体12を元の位置に戻し、ねじ72
を再び回転させ、ナット71を締め付け、ローラ55を
退避位置に置く。そして、前記固定ボルトb1、b2を
スライドベース34に取り付ける。
【0032】この場合、射出装置本体12を旋回させる
間、高さ調整部46を操作する必要がないので、射出装
置本体12を元の位置に戻したときに、前記作業を行う
前と後とで高さ方向における射出装置本体12の位置が
全く変化しない。したがって、前記作業を行った後に、
射出ノズル15と金型装置との心合せを行う必要がな
い。
【0033】また、前記旋回補助装置51をボルトb3
〜b6によって支持部45に取り付けるだけで、前記摩
擦力を小さくすることができるので、射出装置のコスト
を低くすることができる。
【0034】さらに、旋回補助装置51はブロック状の
形状を有するので、旋回補助装置51を既存の旋回機構
に容易に取り付けることができる。したがって、旋回補
助装置51を取り付けるために既存の旋回機構の設計を
わずかに変更するだけでよくなる。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出装置においては、射出ノズルを備えた射出装
置本体と、射出成形機フレーム上で前記射出装置本体を
進退させ、前記射出ノズルを金型装置に対して接離させ
る進退機構と、前記射出装置本体を旋回させる旋回機構
と、前記射出装置本体に取り付けられ、前記射出装置本
体を旋回させるのを補助する旋回補助装置とを有する。
【0037】そして、該旋回補助装置は、上下方向に移
動自在に配設されたブロック、該ブロックによって回転
自在に支持された回転体、及び前記ブロックの高さ方向
の位置を変更し、前記射出装置本体の旋回に伴って発生
する摩擦力を小さくするための位置変更部を備える。
【0038】この場合、該位置変更部を操作することに
よって、ブロックの高さ方向の位置を変更し、前記射出
装置本体の旋回に伴って発生する摩擦力を小さくするこ
とができるので、射出装置本体を容易に旋回させること
ができる。
【0039】また、油圧式、空圧式等の駆動装置を利用
したり、旋回用のねじをハンドルで回したりして射出装
置本体を旋回させる必要がなくなるので、作業を簡素化
することができ、射出装置本体を短い時間で旋回させる
ことができるだけでなく、射出装置のコストを低くする
ことができる。
【0040】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記回転体の支持軸の延長線上に、前記射出装置本
体の旋回軸が置かれる。
【0041】この場合、回転体を円滑に回転させること
ができるので、射出装置本体を一層容易に旋回させるこ
とができる。
【0042】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記進退機構はスライドベースを備える。
【0043】また、前記旋回機構は、前記スライドベー
スに対して旋回自在に配設された旋回部材、及び該旋回
部材に対して射出装置本体を上下方向に移動させ、高さ
方向における前記射出装置本体の位置を調整するための
高さ調整部を備える。
【0044】この場合、射出装置本体を旋回させる間、
高さ調整部を操作する必要がないので、射出装置本体を
元の位置に戻したときに、スクリューアッセンブリの交
換、スクリューの抜差し等の作業を行う前と後とで高さ
方向における射出装置本体の位置が全く変化しない。し
たがって、前記作業を行った後に、射出ノズルと金型装
置との心合せを行う必要がない。
【0045】また、旋回補助装置はブロック状の形状を
有するので、旋回補助装置を既存の旋回機構に容易に取
り付けることができる。したがって、旋回補助装置を取
り付けるために既存の旋回機構の設計をわずかに変更す
るだけでよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における旋回補助装置の断
面図である。
【図2】本発明の実施の形態における射出装置の側面図
である。
【図3】本発明の実施の形態における射出装置本体を旋
回させた状態を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態における射出装置の支持部
及び旋回機構を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における旋回補助装置の正
面図である。
【図6】本発明の実施の形態における旋回補助装置の側
面図である。
【図7】本発明の実施の形態における旋回補助装置の平
面図である。
【符号の説明】
11 射出成形機フレーム 12 射出装置本体 13 旋回ピン 15 射出ノズル 31 進退機構 32 旋回機構 34 スライドベース 43 旋回プレート 46 高さ調整部 51 旋回補助装置 53 ブロック 54 ピン 55 ローラ 65 位置変更部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)射出ノズルを備えた射出装置本体
    と、(b)射出成形機フレーム上で前記射出装置本体を
    進退させ、前記射出ノズルを金型装置に対して接離させ
    る進退機構と、(c)前記射出装置本体を旋回させる旋
    回機構と、(d)前記射出装置本体に取り付けられ、前
    記射出装置本体を旋回させるのを補助する旋回補助装置
    とを有するとともに、(e)該旋回補助装置は、上下方
    向に移動自在に配設されたブロック、該ブロックによっ
    て回転自在に支持された回転体、及び前記ブロックの高
    さ方向の位置を変更し、前記射出装置本体の旋回に伴っ
    て発生する摩擦力を小さくするための位置変更部を備え
    ることを特徴とする射出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体の支持軸の延長線上に、前記
    射出装置本体の旋回軸が置かれる請求項1に記載の射出
    装置。
  3. 【請求項3】 (a)前記進退機構はスライドベースを
    備え、(b)前記旋回機構は、前記スライドベースに対
    して旋回自在に配設された旋回部材、及び該旋回部材に
    対して射出装置本体を上下方向に移動させ、高さ方向に
    おける前記射出装置本体の位置を調整するための高さ調
    整部を備える請求項1に記載の射出装置。
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