JP2017159549A - 射出成形機 - Google Patents

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【課題】射出ユニットの旋回及び戻し旋回を高能率に行える射出成形機を提供する。【解決手段】制御ユニットは、操作部10から出力される旋回操作信号に基づいて、ユニットベース3の固定解除、ユニットベース3の上昇及びユニットベース3の初期設定位置から作業位置への旋回をこの順に行うように、油圧クランプ装置20、昇降機構40及び旋回機構30の駆動を制御する。また、制御ユニットは、操作部10から出力される戻り操作信号に基づいて、ユニットベース3の作業位置から初期設定位置への戻り旋回、ユニットベース3の下降及びユニットベース3の固定をこの順に行うように、旋回機構30、昇降機構40及び油圧クランプ装置20の駆動を制御する。【選択図】図9

Description

本発明は、射出成形機に係り、特に、射出ユニットの旋回作業を自動的に行うための手段に関する。
インラインスクリュ型の射出成形機は、加熱シリンダ、射出ノズル、スクリュ等の修理、保守及び交換作業を効率良く行えるようにするため、機台上に設置された射出ユニットを機台上で旋回できるように構成されているが、大重量の射出ユニットを機台上に載置したままの状態で旋回させることは困難である。このようなことから、射出ユニットの旋回作業に先立って射出ユニットの一端を若干量だけ浮上させ、機台と射出ユニットとの間に作用する摩擦力を低減して、射出ユニットの旋回作業を容易化する昇降機構を備えたインラインスクリュ型の射出成形機が従来提案されている。
図13及び図14に、従来知られているこの種の射出成形機の一例を示す。本例の射出成形機100は、マシンベース101の一部を構成する第1及び第2の台座受けプレート102、103上に、連結バー106を介して連結された第1及び第2の台座部材104、105が設置されている。第1台座部材104は、支軸107を介して第1台座受けプレート102の上面に旋回自在に取り付けられる。一方、第2台座部材105は、固定ボルト108を用いて第2台座受けプレート103の上面に固定される。第1及び第2の台座部材104、105は、連結バー106を介して連結されているので、固定ボルト108を取り外した状態で水平方向に押圧することにより、支軸107を中心として一体的に旋回させることができる。
第1及び第2の台座部材104、105の上部には、スライド受け座部109が形成されており、このスライド受け座部109上には、射出ユニットUの基材部材であるスライドバー110がスライド可能に搭載されている。このスライドバー110には、射出ユニットUの各構成要素が直接的又は間接的に搭載されている。なお、射出ユニットUの構成要素には、図14に示すように、加熱シリンダ111と、加熱シリンダ111の先端に取り付けられた射出ノズル112と、加熱シリンダ111内に回転自在かつ前後進自在に収納された図示しないスクリュが含まれる。
第2台座部材105には、図13に示すように、天井面が傾斜面をもって構成された凹溝形の切欠113が穿設されている。また、第2台座部材105の左側面及び右側面には、ローラ114、115がそれぞれ支軸116、117を介して回転自在に保持されている。これらの各ローラ114、115は、その最下端部が第2台座部材105の底面よりも僅かに下側に位置するように設定されている。
第2台座部材105に穿設された切欠113内には、L字形に形成されたスライドプレート部材120のくさび板部120aが出入り可能に挿入される。くさび板部120aの上面は、切欠113の天井面と同一傾斜の傾斜面に形成されている。L字形に形成されたスライドプレート部材120の立片部120bには、ボルト貫通孔121が開設されており、第2台座部材105の左側面には、ボルト貫通孔121内に貫通可能なボルト122の一端が螺合されている。
スライドプレート部材120は、ボルト貫通孔121内にボルト122を貫通し、ボルト122に螺合されたナット123、124の締め込み位置を変更することにより、切欠113内へのくさび板部120aの押し込み量を調整する。そして、くさび板部120aが、図13に実線で示したように、切欠113内に所定量だけ押し込まれた状態では、くさび板部120aが第2台座部材105を僅かに押し上げ、第2台座部材105の底面と第2台座受けプレート103の上面との間に所定量の隙間Aが形成されると共に、ローラ114,115の最下端部と第2台座受けプレート103の上面との間に所定量の隙間Bが形成される。よって、この状態では、射出ユニットUの荷重が、第2台座部材105を介してスライドプレート部材120と第2台座受けプレート103との間に作用するので、射出ユニットUの旋回が不能になる。
これに対して、図13に2点鎖線で示したように、スライドプレート部材116のくさび板部120aを、第2台座部材105に形成された切欠113内から抜き出すと、第2台座部材105は、射出ユニットUの荷重によって下方に変位し、ローラ114,115が第2台座受けプレート103上に当接される。よって、この状態では、第2台座受けプレート103と射出ユニットUとの間に作用する摩擦力を軽減できるので、射出ユニットUを手動若しくは何らかの駆動源を用いて容易に旋回させることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平09−155924号公報
しかしながら、特許文献1に記載された射出成形機は、マシンベース101と第2台座部材105とを固定ボルト108を用いて固定する構成であるので、マシンベース101に対する第2台座部材105の固定作業及び固定解除作業に多大の労力を要するという問題がある。即ち、射出ユニットUの下方部分は、スペース的な余裕が少ないので、該部に工具を差し込んで固定ボルト108の着脱を行うことは容易でなく、オペレータの負担が大きいばかりでなく、その作業に長時間を要する。
また、特許文献1に記載された射出成形機は、くさび板部120aを切欠113内から抜き出した状態で射出ユニットUの旋回を行うので、射出ユニットUを作業位置から初期設定位置に戻す毎にくさび板部120aを切欠113内に押し込んで、射出ノズル112の高さ調整を行わなくてはならず、この点からも加熱シリンダの修理等に多大の労力と長時間を要する。
さらに、特許文献1に記載された射出成形機は、射出ユニットUを旋回するための動力源を備えていないので、オペレータは人力で大重量の射出ユニットを旋回させなくてはならず、オペレータの肉体的負担が大きい。
このようなことから、従来の射出成形機は、初期設定位置から作業位置までの射出ユニットUの旋回作業、及び、作業位置から初期設定位置までの射出ユニットUの戻し作業に多大の労力と長時間を要し、加熱シリンダ、射出ノズル、スクリュ等の修理、保守及び交換作業に要するトータルの作業効率が悪いという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、射出ユニットの旋回作業及び戻し旋回作業を高能率に行える射出成形機を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、機台上に旋回可能かつ昇降可能に設置されたユニットベースと、前記ユニットベース上に搭載された射出ユニットと、前記ユニットベースの固定及び固定解除を行うクランプ機構と、前記ユニットベースの昇降を行う昇降機構と、前記ユニットベースの旋回を行う旋回機構と、オペレータにより操作され、その操作内容に応じて旋回操作信号又は戻り操作信号を出力する操作部と、前記操作部から出力される前記旋回操作信号に基づいて、前記ユニットベースの固定解除、前記ユニットベースの上昇、及び、前記ユニットベースの初期設定位置から作業位置への旋回をこの順に行うように、前記クランプ機構、前記昇降機構及び前記旋回機構の駆動を制御すると共に、前記操作部から出力される前記戻り操作信号に基づいて、前記ユニットベースの前記作業位置から前記初期設定位置への戻り旋回、前記ユニットベースの下降、及び、前記ユニットベースの固定をこの順に行うように、前記旋回機構、前記昇降機構及び前記クランプ機構の駆動を制御する制御ユニットとを備えたことを特徴とする。
本構成によると、初期設定位置から作業位置への射出ユニットの旋回操作、及び、作業位置から初期設定位置への射出ユニットの戻し操作を、制御ユニットから出力される旋回操作信号及び記戻り操作信号に基づいて全自動で行うことができるので、射出ユニットの旋回操作及び戻り旋回操作を少ない労力で短時間に行うことができ、加熱シリンダ、射出ノズル、スクリュ等の修理、保守及び交換作業を効率化できる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記機台と前記ユニットベースとの間に、前記ユニットベースに連結されたスライドプレートを備え、前記ユニットベースと前記スライドプレートとの間に、前記機台に対する前記射出ユニットの高さ位置を調整する高さ調整機構を配置したことを特徴とする。
本構成によると、スライドプレートと高さ調整機構とユニットベースとが一体的に旋回されるので、射出ユニットを作業位置から初期設定位置に旋回する毎に高さ調整機構を操作して射出ユニットの高さ位置(より具体的には、射出ユニットに備えられた射出ノズルの高さ位置)を調整する必要がなく、加熱シリンダ、射出ノズル、スクリュ等の修理、保守及び交換作業に際してのトータルの作業効率を高めることができる。また、高さ調整機構を備えているので、何らかの理由によってノズル高さに狂いが生じても、ノズル高さの調整を随時行うことができる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記高さ調整機構は、前記ユニットベースと前記スライドプレートとの間にスライド自在に配置されたくさび部材と、前記ユニットベースに連結され、前記くさび部材を前後進駆動することにより前記機台に対する前記射出ユニットの高さ位置を調整するくさび操作部とを備えていることを特徴とする。
本構成によると、くさび部材を前後進することにより射出ノズルの高さ位置を調整するので、射出ノズルの高さ位置の微調整を容易に行うことができる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記旋回機構は、両端が前記機台と前記ユニットベースとにそれぞれ旋回可能に連結された旋回用油圧シリンダを備えていることを特徴とする。
本構成によると、射出ユニットの旋回用駆動源として油圧シリンダを備えるので、電気モータ等の他の駆動源を備える場合に比べて、旋回機構の構成を簡易かつ安価なものにできると共に、旋回機構の設定スペース及び動作スペースも省スペース化できる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記旋回用油圧シリンダは、収縮側の所定位置を検出する入端センサと、伸長側の所定位置を検出する出端センサとを備え、前記制御ユニットは、前記入端センサから出力される入端信号の立上り及び立下り、並びに、前記出端センサから出力される出端信号の立上り及び立下りに応じて、前記旋回用油圧シリンダの動作速度を制御することを特徴とする。
本構成によると、旋回用油圧シリンダの動作速度を自在に制御できるので、例えば動作開始直後における旋回用油圧シリンダの動作速度を緩やかに漸増させること、及び、動作停止直前における旋回用油圧シリンダの動作速度を緩やかに漸減させることができる。そして、このようにすると、旋回用油圧シリンダの急動作を防止できるので、射出ユニットの旋回時に射出成形機の各部に衝撃的な力が作用せず、装置各部の故障や位置ずれを防止できる。また、動作開始直後及び動作停止直前を除く期間については、旋回用油圧シリンダの動作速度を高速化できるので、射出ユニットの旋回作業及び戻り作業を効率的に行うことができる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記昇降機構は、前記ユニットベースに固定された昇降用油圧シリンダ装置と、前記昇降用油圧シリンダ装置により昇降されるローラ保持部材と、前記ローラ保持部材に回転自在に保持されるローラとを備え、前記昇降用油圧シリンダ装置を駆動して前記ローラを前記機台の上面に押し付けることにより、その反力で前記ユニットベースを前記機台の上面から上昇させることを特徴とする。
本構成によると、機台の上面にローラを押し付けることによってユニットベースを含む油圧ユニットを機台の上面から上昇させるので、ローラを備えない場合に比べて射出ユニットを旋回する際の摩擦力を低減できて、射出ユニットの旋回を小さな力で容易に行うことができる。また、昇降用油圧シリンダ装置を用いてローラを昇降させるので、手動による場合に比べて、オペレータの肉体的負担を格段に軽減できる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記制御ユニットは、前記クランプ機構の切換操作を行う以前に、前記ローラが上昇動作又は下降動作を開始するように、前記昇降機構の駆動を制御することを特徴とする。
本構成によると、前記クランプ機構の切換操作が行われる前に、ローラの上昇動作又は下降動作を開始するので、前記クランプ機構が固定状態から固定解除状態に切り換えられた時点から射出ユニットの旋回動作が可能になると共に、ローラの上昇動作が完了した時点で前記クランプ機構を固定解除状態から固定状態に切り換えることができる。よって、動作の待ち時間を解消できて、射出ユニットの旋回動作及び戻り動作を高能率に行うことができる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記操作部は、前記制御ユニットからの前記旋回操作信号の出力を要求する旋回操作キーと、前記制御ユニットからの前記戻り操作信号の出力を要求する戻り操作キーを備え、前記制御ユニットは、オペレータが前記旋回操作キーを操作している期間だけ前記旋回操作信号を出力すると共に、オペレータが前記戻り操作キーを操作している期間だけ前記戻り操作信号を出力することを特徴とする。
本構成によると、オペレータが旋回操作キー又は戻り操作キーから手を放すことによって、射出ユニットの旋回動作又は戻り旋回動作を中断できるので、射出ユニットの旋回動作又は戻り旋回動作を継続すると発生するであろうとオペレータが判断した危険を、未然に回避することができて、射出成形機の安全性を担保することができる。
前記クランプ機構は、クランプ本体への圧油の供給を断続することにより往復直進運動するピストンロッドを備えた油圧クランプ装置と、前記ピストンロッドの先端部に形成された係合凸部に係合されて前記機台に固定されるスライドプレートと、前記スライドプレートが連結される前記ユニットベースと、から構成されることを特徴とする。
油圧クランプ装置は、クランプ本体への圧油の供給を断続することによりピストンロッドを往復直進運動させる油圧機器であり、射出成形機においては、ダイプレートに対する金型装置の取り付けに使用されている。このように、油圧クランプ装置は動作信頼性に優れた油圧機器であるので、これを用いることによって、機台に対するユニットベースの固定及び固定解除を確実に行うことができる。
前記クランプ機構は、前記昇降機構を構成する昇降用油圧シリンダ装置により昇降されるローラ保持部材と、前記機台を構成する天井部材の上面に設けられ、前記ローラ保持部材の上昇限を規制する係止部材と、前記ローラ保持部材を前記係止部材に係合するまで上昇位置したときに、前記係止部材と前記ローラ保持部材との間に作用する反力で前記機台に固定されるスライドプレートと、前記スライドプレートが連結される前記ユニットベースと、から構成されることを特徴とする。
本構成によると、昇降用油圧シリンダ装置を用いて、射出ユニットの昇降と機台に対するユニットベースの固定及び固定解除とを行うので、機台に対するユニットベースの固定及び固定解除を行うための特別な動力機器を備える必要がなく、旋回機構を備えた射出成形機の構成の簡略化と低コスト化とを図ることができる。
本発明によると、初期設定位置から作業位置への射出ユニットの旋回動作及び作業位置から初期設定位置への射出ユニットの戻り旋回動作を全自動で行うことができるので、射出ユニットの旋回動作及び戻り旋回動作を短時間で行うことができて、加熱シリンダ、射出ノズル、スクリュ等の修理、保守及び交換作業を効率化できる。
第1実施例に係る射出成形機のノズルバック状態を示す要部側面図である。 第1実施例に係る射出成形機のノズルバック状態を示す要部平面図である。 第1実施例に係る射出成形機の旋回時の状態を示す要部平面図である。 第1実施例に係る射出成形機に備えられる入力装置のキー配列を示す図である。 第1実施例に係る射出成形機に備えられるクランプ機構の構成及び機能を示す要部断面図である。 第1実施例に係る射出成形機に備えられるユニットベースの先端部の構成を示す要部側面図である。 第1実施例に係る射出成形機に備えられる昇降機構及び高さ調整機構の構成を示す要部正面図である。 第1実施例に係る射出成形機に備えられる高さ調整機構の構成を拡大して示す要部断面図である。 第1実施例に係る射出成形機の動作フローを示す図である。 第1実施例に係る射出成形機の動作タイミングを示す図である。 第2実施例に係る射出成形機の要部平面図である。 第2実施例に係る射出成形機の動作を示す要部側面図である。 従来例に係る射出成形機の要部拡大図である。 従来例に係る射出成形機の旋回時の状態を示す要部平面図である。
以下、本発明に係る射出成形機の実施形態を、実施例毎に図を参照しながら説明する。なお、本発明の要旨は、以下に記載する実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨に反しない範囲で、他の構成の射出成形機に対しても容易に適用可能であることは勿論である。
〈第1実施例〉
第1実施例に係る射出成形機1Aは、図1乃至図3に示すように、機台2上に旋回可能かつ昇降可能に設置されたユニットベース3と、ユニットベース3上に搭載された射出ユニット4とを有している。また、機台2上には、固定ダイプレート5及びタイバー6を含んで構成される型開閉・型締ユニット7が射出ユニット4と対向に配置される。これらユニットベース3、射出ユニット4及び型開閉・型締ユニット7を含んで構成される射出成形機1Aは、その全体の駆動が、図示しない制御ユニットから出力される制御信号により制御される。
操作ユニット8は、射出成形機1Aの設定条件や駆動状態を目視で確認するためのモニタ9と、射出成形機1Aの設定条件等を入力するための入力装置10とを備えている。入力装置10には、図4に示すように、オペレータが射出成形機1Aの起動及び停止を行う際に操作する運転キー60が備えられる。また、入力装置10には、図4に示すように、射出ユニット4をノズルバック位置からノズルタッチ位置まで前進させる際にオペレータが操作するノズルタッチ操作キー10aと、射出ユニット4をノズルタッチ位置からノズルバック位置まで後退させる際にオペレータが操作するノズルバック操作キー10bとが備えられる。更に、入力装置10には、図4に示すように、射出ユニット4を初期設定位置から所定の作業位置まで旋回させる際にオペレータが操作する旋回操作キー10cと、射出ユニット4を所定の作業位置から初期設定位置まで戻り旋回させる際にオペレータが操作する戻り操作キー10dとが備えられる。
機台2は、アングル材等を用いて所要のフレーム状に形成されており、その内部空間内には、電源ユニット、油圧ユニット及び制御ユニット等が収納されている。これら電源ユニット、油圧ユニット及び制御ユニット等の起動及び停止は、オペレータが運転キー60をオン操作又はオフ操作することにより行われる。即ち、オペレータが運転キー60をオン操作すると、図10(a)に示すように、油圧ユニットが起動され、射出成形機1Aが運転オンの状態になる。また、オペレータが運転キー60をオフ操作すると、同図に示すように、油圧ユニットが停止され、射出成形機1Aが運転オフの状態になる。
射出ユニット4には、ブラケット11に取り付けられた加熱シリンダ12と、当該加熱シリンダ12の先端部に取り付けられた射出ノズル13とが備えられる。なお、ブラケット11には、原料樹脂を貯えたホッパが備えられ、加熱シリンダ12の内部には、スクリュが回転可能かつ前後進可能に収納される。また、ブラケット11が取り付けられる射出ユニット4の本体内には、スクリュの回転機構及び前後進機構が収納される。
射出ユニット4は、図1に示すように、ガイドレール14を介してユニットベース3上に前後進可能に配置されており、ユニットベース3と射出ユニット4の間には、図示しないノズルタッチ用モータと、当該ノズルタッチ用モータの駆動力を射出ユニット4に伝達するボールねじ機構等の動力伝達機構が備えられている。従って、射出ユニット4は、ノズルタッチ用モータを駆動することにより、射出ノズル13を固定ダイプレートaに取り付けられた固定金型に所定の圧力で密着させるノズルタッチ位置と、射出ノズル13から溶融樹脂のパージを行うノズルバック位置とに移動させることができる。なお、射出ユニット4に関しては、型開閉・型締ユニット7に接近する方向への移動を前進、型開閉・型締ユニット7から離隔する方向への移動を後退とする。
射出ユニット4は、このように構成されているので、ノズルタッチ位置まで前進させた状態でスクリュの回転機構及び前後進機構を駆動することにより、成形品の射出成形を行うことができる。即ち、加熱シリンダ12内でスクリュを回転駆動すると、ホッパ内に貯えられた原料樹脂が自重で加熱シリンダ12内に導入され、加熱シリンダ12の発熱並びにスクリュの回転に伴って発生する摩擦熱及び剪断熱等によって溶融される。また、スクリュの送り作用によって加熱シリンダ12内の溶融樹脂が順次先端側に移送される。そして、加熱シリンダ12の先端部に所定量の溶融樹脂が貯えられた状態でスクリュを前進駆動すると、加熱シリンダ12内に貯えられた溶融樹脂が金型内に高速で射出され、所定形状の成形品が成形される。
一方、加熱シリンダ12、射出ノズル13、スクリュ等の修理、保守及び交換作業を行う場合には、入力装置10に備えられたノズルバック操作キー10bを操作して、図示しないノズルタッチ用モータを駆動し、射出ユニット4を予め定められたノズルバック位置まで後退させる。射出ユニット4がノズルバック位置まで後退すると、ユニットベース3に備えられた図示しない後退限検出スイッチが射出ユニット4のノズルバック位置を検出し、図10(b)に示すように、後退限検出スイッチの出力信号がオフからオンに切り替わる。制御ユニットは、後退限検出スイッチのオン信号を受けて、ノズルタッチ用モータの駆動を停止する。これにより、射出ユニット4を所定のノズルバック位置に高精度に位置付けることができる。
加熱シリンダ12の修理等に際しては、加熱シリンダ12内に溜まった溶融樹脂が外部にパージされる。溶融樹脂のパージは、後退位置にあるスクリュを前進駆動することにより行われるので、パージ作業を実行すると、加熱シリンダ12内の溶融樹脂が周囲に飛散しやすい。従って、溶融樹脂の飛散範囲を制限して、清掃等に要する労力を軽減するため、第1実施例に係る射出成形機1Aには、図1乃至図3に示すように、ノズルバック位置まで後退された射出ノズル13の周囲を覆うパージカバー15が備えられている。
射出ユニット4の旋回を可能にするため、射出ユニット4の旋回時に射出ノズル13の通り道となるパージカバー15の一側部は、開閉扉15aをもって形成されている。開閉扉15aを所定位置まで開放すると、パージカバー15に備えられた扉検出スイッチ16が開閉扉15aの開放を検知し、図10(c)に示すように、扉検出スイッチ16の出力信号がオンからオフに切り替わる。これにより、制御ユニットは、開閉扉15aが開放されたことを認識できる。
以下、ユニットベース3の構成について説明する。
ユニットベース3は、センタピン17を回転中心として機台2の上面に設置されており、図1及び図2に示す初期設定位置から、図3に示す所定の作業位置まで旋回できるようになっている。ユニットベース3は、所要のアングル材等を用いて所要のフレーム状に形成されており、その先端側の下面には、図6及び図7に示すように、ボルト18を用いてスライドプレート19が連結されている。ユニットベース3及びスライドプレート19は、初期設定位置において油圧クランプ装置20により機台2に固定される。
油圧クランプ装置20は、図5に示すように、蓋部材21によって一端が閉止された筒状のクランプ本体22と、クランプ本体22内に摺動自在に収納されたピストン23と、一端がピストン23に螺合され、他端がクランプ本体22より突出されたピストンロッド24と、蓋部材21とピストン23との間に配置されたばね部材25を含んで構成されている。クランプ本体22には、油室26と、油室26に連通する油圧供給口27とが形成されており、クランプ本体22から突出されたピストンロッド24の先端部には、係合凸部28が形成されている。
クランプ本体22は、図5に示すように、機台2を構成する天井部材2aの下面に取り付けられており、クランプ本体22から突出されたピストンロッド24の先端が、天井部材2aに開設されたロッド貫通孔2bを通して、天井部材2aの上面より上方に突出されている。ピストンロッド24の先端の突出位置は、スライドプレート19の前端部と対向する位置に設定される。このように構成することにより、スライドプレート19を介して機台2上にユニットベース3を固定することができる。
即ち、油圧供給口27に所定圧力の油圧を供給すると、図示しない油圧ユニットから供給される作動油が油圧供給口27を通って油室26に導入され、ピストン23がばね部材25の弾性力に抗して、蓋部材21側に移動する。これにより、ピストンロッド24が下降し、ピストンロッド24の先端部に形成された係合凸部28がスライドプレート19の上面先端部に押圧され、スライドプレート19を介してユニットベース3が機台2に固定される。この状態から、油圧供給口27に供給していた油圧を除去すると、ピストン23がばね部材25の弾性力によって蓋部材21から離隔する方向に移動する。これにより、係合凸部28がスライドプレート19の上面先端部から離隔し、機台2に対するユニットベース3の固定が解除される。
油圧クランプ装置20がユニットベース3の固定状態にあるのか、ユニットベース3の固定解除状態にあるかは、ピストン23の位置を検出するクランプ検出センサ29により検出される。即ち、油圧クランプ装置20がユニットベース3の固定状態から固定解除状態に切り換えられると、クランプ検出センサ29がピストン23の位置を検出し、図10(d)に示すように、クランプ検出センサ29がオンからオフに切り替わる。反対に、油圧クランプ装置20がユニットベース3の固定解除状態から固定状態に切り換えられると、クランプ検出センサ29がピストン23の位置を検出し、図10(d)に示すように、クランプ検出センサ29がオフからオンに切り替わる。これにより、制御ユニットは、機台2にユニットベース3が固定されているか否かを認識できる。
このように、第1実施例に係る射出成形機1Aは、クランプ機構が、油圧クランプ装置20と、当該油圧クランプ装置20により機台2に固定されるスライドプレート19と、スライドプレート19が連結されるユニットベース3とから構成される。
機台2とユニットベース3との間には、図2及び図3に示すように、射出ユニット4を初期設定位置から所定の作業位置に、また、所定の作業位置から初期設定位置に旋回させるための旋回機構30として、旋回用油圧シリンダ31が備えられている。旋回用油圧シリンダ31は、その両端が機台2とユニットベース3とに旋回可能に連結されており、伸長することにより、射出ユニット4を初期設定位置から所定の作業位置に旋回させ、収縮することにより、射出ユニット4を所定の作業位置から初期設定位置に戻り旋回させるようになっている。射出ユニット4の旋回機構30として旋回用油圧シリンダ31を備えると、旋回用電動モータ及び歯車機構等の他の旋回機構を用いる場合に比べて、旋回機構の構成を簡易かつ安価なものにできると共に、旋回機構の設定スペース及び動作スペースも省スペース化できる。
旋回用油圧シリンダ31としては、出端の位置を検出する出端センサ及び入端の位置を検出する入端センサを備えたものが備えられる。出端センサ及び入端センサは、内蔵型であっても、外付け型であっても良い。出端センサ及び入端センサは、旋回用油圧シリンダ31の伸長速度又は収縮速度の制御に用いられる。
即ち、旋回用油圧シリンダ31が収縮端側から伸長され始めると、図10(i)に示すように、入端センサからパルス状の第1入端信号が出力される。また、旋回用油圧シリンダ31が伸長端側から収縮端の近傍まで戻ると、入端センサからパルス状の第2入端信号が出力される。一方、旋回用油圧シリンダ31が収縮端から伸長され始め、伸長端の近傍に至ると、図10(j)に示すように、出端センサからパルス状の第1出端信号が出力される。また、旋回用油圧シリンダ31が伸長端側から収縮され始めると、出端センサからパルス状の第2出端信号が出力される。
制御ユニットは、入端センサから出力される第1入端信号及び第2入端信号、並びに、出端センサから出力される第1出端信号及び第2出端信号に基づいて、旋回用油圧シリンダ31の伸縮速度を制御する。
即ち、制御ユニットは、図10(h)に示すように、旋回用油圧シリンダ31を伸長制御する場合、第1入端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が低速になり、第1入端信号の立下りから第1出端信号の立上りまでは旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が高速になり、第1出端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が低速になるように、旋回用油圧シリンダ31に供給される圧油の供給量を制御する。また、制御ユニットは、旋回用油圧シリンダ31を収縮制御する場合、第2出端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が低速になり、第2出端信号の立下りから第2入端信号の立上りまでは旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が高速になり、第2入端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が低速になるように、旋回用油圧シリンダ31に供給される圧油の供給量を制御する。
これにより、射出ユニット4の旋回時及び戻り旋回時に射出成形機1Aの各部に衝撃的な力が作用することを防止できるので、射出成形機1Aの故障や装置各部の位置ずれを防止することができる。また、動作開始直後及び動作停止直前を除く期間については、旋回用油圧シリンダ31の動作速度を高速化できるので、射出ユニット4の旋回作業及び戻り作業を効率的に行うことができる。
射出ユニット4が初期設定位置にあるか否かは、機台2に備えられた図示しない戻り検出スイッチにより検出される。また、射出ユニット4が所定の作業位置にあるか否かは、機台2に備えられた図示しない旋回検出スイッチにより検出される。即ち、射出ユニット4が初期設定位置から所定の作業位置に向けて旋回されると、図10(k)に示すように、ユニットベース3に備えられた戻り検出スイッチがオンからオフに切り替えられ、射出ユニット4が所定の作業位置に達すると、図10(l)に示すように、旋回検出スイッチがオフからオンに切り替わる。制御ユニットは、旋回検出スイッチのオン信号を受けて、旋回用油圧シリンダ31の駆動を停止する。
また、射出ユニット4が所定の作業位置から初期設定位置に向けて旋回されると、図10(l)に示すように、ユニットベース3に備えられた旋回検出スイッチがオンからオフに切り替えられ、射出ユニット4が初期設定位置に達すると、図10(k)に示すように、戻り検出スイッチがオフからオンに切り替わる。制御ユニットは、戻り検出スイッチのオン信号を受けて、旋回用油圧シリンダ31の駆動を停止する。
これにより、制御ユニットは、射出ユニット4(ユニットベース3)を初期設定位置及び所定の作業位置に高精度に位置付けることができる。
ユニットベース3の先端部には、図6及び図7に示すように、機台2に対してユニットベース3を昇降駆動する昇降機構40と、射出ノズル13の高さ位置を調整する高さ調整機構50とが備えられる。
昇降機構40は、図7に示すように、ユニットベース3に固定された昇降用油圧シリンダ装置41と、昇降用油圧シリンダ装置41により昇降されるローラ保持部材42と、ローラ保持部材42に回転自在に軸支されるローラ43とを備えている。ローラ43としては、ベアリングを用いることができる。昇降用油圧シリンダ装置41は、油圧クランプ装置20と同様の構成(図5参照)を有しており、油圧駆動源44から油室内に供給される圧油を断続することにより、図10(e)に示すように、ローラ43を機台2の上面よりも上方の待機位置又は機台の上面に押し付けられる射出ユニット上昇位置に移動できるようになっている。
待機位置は、機台2の上面とローラ43との間に若干の隙間、例えば0.5mm程度の隙間が形成される位置に設定される。待機位置をこのように設定することにより、ローラ43が邪魔になることなく、機台2上にユニットベース3を固定することができる。これに対して、射出ユニット上昇位置は、機台2の上面とスライドプレート19との間に若干の隙間、例えば0.5mm程度の隙間が形成される位置に設定される。射出ユニット上昇位置をこのように設定することにより、昇降用油圧シリンダ装置41を駆動してローラ43を機台2の上面に押し付けたとき、その反力でユニットベース3を機台2の上面から浮上させることができる。また、ユニットベース3及び射出ユニット4の重量をローラ43で受けることができるので、機台2とユニットベース3との間に作用する摩擦力を軽減できて、射出ユニット4の旋回操作を小さな力で行うことができる。
射出ユニット4が上昇位置にあるか否かは、昇降機構40に備えられたユニット上昇検知センサ45により検出される。即ち、昇降機構40によってローラ43が下降され、その反力でユニットベース3が機台2の上面から浮上されると、図10(f)に示すように、ユニット上昇検知センサ45がオフからオンに切り替わる。これにより、制御ユニットは、射出ユニット4が所定の上昇位置まで上昇したことを認識できる。また、射出ユニット4が下降位置にあるか否かは、昇降機構40に備えられたユニット下降検知センサ46により検出される。即ち、昇降機構40によってローラ43が上昇され、ユニットベース3及び射出ユニット4が自重によって機台2の上面に載置されると、図10(g)に示すように、ユニット下降検知センサ46がオフからオンに切り替わる。これにより、これにより制御ユニットは、射出ユニット4が所定の下降位置まで下降したことを認識できる。
高さ調整機構50は、図6乃至図8に示すように、ユニットベース3の先端側の下面にボルト18を用いて連結されたスライドプレート19と、スライドプレート19上にスライド自在に配置されたくさび部材51と、ユニットベース3の前端面に取り付けられ、くさび部材51を前後進駆動するくさび駆動部52とから構成される。
くさび部材51は、図8に示すように側面形状が垂直部51aと水平部51bとからなる略L字形に形成されており、垂直部51aには、貫通孔53が開設されている。また、水平部52bの上面は、傾斜面となっている。くさび駆動部52は、一端がユニットベース3の端面に固定されたねじ棒54と、ねじ棒54に螺着された2つのナット55、56とをもって構成されている。くさび部材51は、図8に示すように、貫通孔53内にねじ棒54を貫通し、垂直部51aの表裏面にねじ棒54に螺着された2つのナット55、56を当接することにより、ユニットベース3に取り付けられる。このとき、くさび部材51の水平部51bは、ユニットベース3の下面に形成された凹溝状の切欠57内に挿入される。切欠57の天井面は、くさび部材51の水平部51bと同一傾斜の傾斜面に形成することができる。
射出ユニット4の高さ調整は、ユニットベース3にスライドプレート19を締結するボルト18を緩めた状態で、切欠57内へのくさび部材51の押し込み量を調整することによって行うことができる。即ち、ボルト18を緩めた状態で、くさび駆動部52に備えられた2つのナット55、56のうち、ユニットベース3と対向する側に配置されているナット55を緩めて、他方のナット56を締め込むと、切欠57内へのくさび部材51の押し込み量を大きくできるので、射出ユニット4を上昇させることができる。反対に、ボルト18を緩めた状態で、ねじ棒54の先端側に配置されているナット56を緩めて、他方のナット55を締め込むと、切欠57内へのくさび部材51の押し込み量を小さくができて、射出ユニット4を下降させることができる。これにより、射出ノズル13の高さ位置を射出位置に合致させることができる。
射出ユニット4の高さ位置を調整した後は、緩めた一方のナットをくさび部材51の垂直部51aに強く締め付けると共に、ボルト18をスライドプレート19に強く締め付ける。これにより、高さ調整機構50の動揺を防止できるので、射出ユニット4の高さ位置を安定に保持することができる。
以下、射出ユニット4の旋回操作及び戻り旋回操作の手順を、図9及び図10を用いて説明する。
射出ユニット4の旋回操作を実行する際には、図10(a)に示すように、運転キー60がオン操作されており、油圧クランプ装置20、旋回用油圧シリンダ31及び昇降用油圧シリンダ装置41に圧油を供給する油圧ユニットが運転状態になっている。
射出ユニット4の旋回操作は、射出ユニット4をノズルバック位置まで後退した後に行われる。射出ユニット4の後退操作は、オペレータが入力装置10に備えられたノズルバック操作キー10bを操作することによって行われる。オペレータがノズルバック操作キー10bを操作すると、図示しないノズルタッチ用モータ及びこれに連結された動力伝達機構が所定の方向に駆動されて、射出ユニット4が自動的に所定のノズルバック位置まで後退する。射出ユニット4が所定のノズルバック位置まで後退すると、図10(b)に示すように、後退限検出スイッチの出力信号がオフからオンに切り替わるので、制御ユニットはこれを受けて、ノズルタッチ用モータの駆動を停止する。これにより、射出ユニット4を所定のノズルバック位置に高精度に位置付けられる。
また、射出ユニット4の旋回操作はパージカバー15の開閉扉15aが開放されている状態で行われる。オペレータが開閉扉15aを所定の位置まで開放すると、図10(c)に示すように、扉検出スイッチ16の出力信号がオンからオフに切り替わるので、制御ユニットは、開閉扉15aが所定の位置まで開放されたことを認識できる。
この状態からオペレータが、入力装置10に備えられた旋回操作キー10cを操作すると、制御ユニットは、油圧クランプ装置20に制御信号を送信して、油圧クランプ装置20を固定状態から固定解除状態に切り替える(図9の手順S1)。
油圧クランプ装置20が固定状態から固定解除状態に切り替わると、クランプ検出センサ29の出力信号は、図10(d)に示すように、オンからオフに切り替わる。制御ユニットは、クランプ検出センサ29の出力信号がオンからオフに切り替わるタイミングで、ローラ43が射出ユニット上昇位置まで下降するように昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を制御して、ローラ43を上方の待機位置から機台2の上面に押し付けられる射出ユニット上昇位置まで下降させる(図9の手順S2)。これにより、射出ユニット4が機台2の上面から若干量浮上される。
第1実施例に係る射出成形機は、クランプ検出センサ29の出力信号がオンからオフに切り替わるより前に昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を開始し、クランプ検出センサ29の出力信号がオンからオフに切り替わるタイミングで、ローラ43が所定の射出ユニット上昇位置まで下降するように昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を制御するので、油圧クランプ装置20が固定状態から固定解除状態に切り換えられた時点から射出ユニット4の旋回動作が可能になる。よって、動作の待ち時間を解消できて、射出ユニット4の旋回動作を高能率に行うことができる。
射出ユニット4が所定の位置まで上昇されると、ユニット上昇検知センサ45の出力信号は、図10(f)に示すように、オフからオンに切り替わる(図9の手順S3)。また、射出ユニット4の上昇が開始された段階で、ユニット下降検知センサ46の出力信号は、図11(g)に示すように、オフからオンに切り替わる。
制御ユニットは、クランプ検出センサ29のオフ信号を受けて、旋回用油圧シリンダ31の伸長操作を開始し、射出ユニット4を初期設定位置から所定の作業位置まで旋回する(図10の手順S4)。このとき、制御ユニットは、第1入端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が低速になり、第1入端信号の立下りから第1出端信号の立上りまでは旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が高速になり、第1出端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の伸長速度が低速になるように、旋回用油圧シリンダ31に供給される圧油の供給量を制御する。これにより、射出成形機各部の故障や位置ずれを防止することができる。
射出ユニット4が所定の作業位置まで旋回されると、旋回検出スイッチがオフからオンに切り替わる(図10の手順S5)。制御ユニットは、この旋回検出スイッチのオン信号を受けたとき、旋回用油圧シリンダ31への圧油の供給を停止し、旋回用油圧シリンダ31の伸長を停止させる。これにより、射出ユニット4を所定の作業位置に正確に位置付けることができる。
制御ユニットは、旋回検出スイッチのオン信号を受けた後に、昇降用油圧シリンダ装置41に制御信号を送信して、ローラ43を待機位置まで上昇するように、昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を制御する。これにより、射出ユニット4が下降され、機台2上に載置される(図9の手順S6)。この状態では、機台2上に射出ユニット4が安定に保持されるので、オペレータは加熱シリンダ、射出ノズル、スクリュ等の修理、保守及び交換作業を行うことができる。
なお、上昇検知センサ45の出力信号は、図10(f)に示すように、射出ユニット4が下降を開始した段階でオンからオフに切り替わる。また、ユニット下降検知センサ46の出力信号は、図11(g)に示すように、射出ユニット4が機台2上に載置された段階でオンからオフに切り替わる。
必要な作業が終了した後、オペレータが入力装置10に備えられた戻り操作キー10dを操作すると、制御ユニットは、昇降用油圧シリンダ装置41に制御信号を送信して、ローラ43を上方の待機位置から機台2の上面に押し付けられる射出ユニット上昇位置まで下降させる。これにより、射出ユニット4が機台2の上面から若干量浮上される(図9の手順S11)。
射出ユニット4が所定の位置まで上昇されると、図10(f)に示すように、ユニット上昇検知センサ45の出力信号がオフからオンに切り替わる(図9の手順S12)。また、ユニット下降検知センサ46の出力信号は、図11(g)に示すように、射出ユニット4の上昇が開始された段階でオフからオンに切り替わる。
制御ユニットは、ユニット上昇検知センサ45のオン信号を受けて、旋回用油圧シリンダ31の収縮操作を開始し、射出ユニット4を所定の作業位置から初期設定位置まで旋回する(図10の手順S13)。このとき、制御ユニットは、第2出端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の収縮速度が低速になり、第2出端信号の立下りから第2入端信号の立上りまでは旋回用油圧シリンダ31の収縮速度が高速になり、第2入端信号の受信期間中は旋回用油圧シリンダ31の収縮速度が低速になるように、旋回用油圧シリンダ31に供給される圧油の供給量を制御する。これにより、射出成形機各部の故障や位置ずれを防止することができる。
射出ユニット4が初期設定位置まで戻り旋回されると、戻り検出スイッチがオフからオンに切り替わる(図10の手順S14)。制御ユニットは、この戻り検出スイッチのオン信号を受けたとき、旋回用油圧シリンダ31への圧油の供給を停止し、旋回用油圧シリンダ31の収縮を停止させる。これにより、射出ユニット4を初期設定位置に正確に位置付けることができる。
制御ユニットは、戻り検出スイッチのオン信号を受けた後に、昇降用油圧シリンダ装置41に制御信号を送信して、ローラ43を待機位置まで上昇するように、昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を制御する。これにより、射出ユニット4が下降され、機台2の初期設定位置に載置される(図9の手順S15)。
このとき、上昇検知センサ45の出力信号は、図10(f)に示すように、射出ユニット4が下降を開始した段階でオンからオフに切り替わる。また、ユニット下降検知センサ46の出力信号は、図11(g)に示すように、射出ユニット4が機台2上に載置された段階でオンからオフに切り替わる。
ユニット下降検知センサ46の出力信号がオンからオフに切り替わったとき、制御ユニットは、油圧クランプ装置20に制御信号を送信して、図10(d)に示すように、油圧クランプ装置20を固定解除状態から固定状態に切り替える。これにより、クランプ検出センサ29の出力信号は、図10(d)に示すように、オフからオンに切り替わる。制御ユニットは、クランプ検出センサ29の出力信号がオフからオンに切り替わるタイミングで、ローラ43が所定の待機位置まで上昇するように昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を制御する。
第1実施例に係る射出成形機は、クランプ検出センサ29の出力信号がオフからオンに切り替わるより前に昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を開始し、クランプ検出センサ29の出力信号がオフからオンに切り替わるタイミングで、ローラ43が所定の待機位置まで上昇するように昇降用油圧シリンダ装置41の駆動を制御するので、ローラ43が所定の待機位置まで上昇した時点から射出ユニット4の固定が可能になる。よって、動作の待ち時間を解消できて、射出ユニット4の戻り旋回動作を高能率に行うことができる。
〈第2実施例〉
第2実施例に係る射出成形機1Bについて、図11及び図12を用いて説明する。第2実施例に係る射出成形機1Bは、第1実施例に係る射出成形機1Aとは異なり、油圧クランプ装置20を備えておらず、昇降機構40の駆動源である昇降用油圧シリンダ装置41を、機台2にユニットベース3を固定するクランプ機構の動力源として兼用することを特徴とする。
即ち、第2実施例に係る射出成形機1Bは、図11及び図12に示すように、昇降機構40を構成するローラ保持部材42の両端に、前方に向けて張り出す係合突片70を形成すると共に、機台2を構成する天井部材2aの上面に、係合突片70を係合するためのL字形の係合部材71を形成してなる。係合突片70と係合部材71とは、図11に示すように、平面方向から見たとき、先端部が互いに重なり合う位置関係に形成される。また、係合突片70と係合部材71とは、図12(a)、(b)に示すように、側面方向から見たとき、ローラ保持部材42を下降した状態では、係合突片70と係合部材71との係合が解除され、ローラ保持部材42を上昇した状態では、係合部材71に係合突片70が係合して、ローラ保持部材42の上昇限が規制される位置関係に形成される。
なお、機台2に対する係合部材71の固定手段は、ボルト締めであっても、溶接であっても良いが、必要に応じて取り外し可能であることから、ボルト締めとすることが望ましい。その他については、第1実施例に係る射出成形機1Aと同じであるので、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施例に係る射出成形機1Bは、このように構成されているので、図12(b)に示すように、昇降用油圧シリンダ装置41を駆動してローラ保持部材42を下降し、ローラ43を機台2の上面に押し付けたときには、係合突片70と係合部材71との係合が解除され、ローラ43と機台2との間に作用する反力で、ユニットベース3及びスライドプレート19が機台2の上面から浮上される。
これに対して、昇降用油圧シリンダ装置41を駆動してローラ保持部材42を上昇したときには、図12(a)に示すように、係合部材71に係合突片70が係合され、それ以上のローラ保持部材42の上昇が規制される。これにより、係合突片70と係合部材71との間に作用する反力がユニットベース3に付与され、ユニットベース3及びスライドプレート19が機台2の上面に固定される。
第2実施例に係る射出成形機1Bは、本構成によると、昇降用油圧シリンダ装置41を用いて、射出ユニット4の昇降と機台2に対するユニットベース3の固定及び固定解除とを行うので、機台2に対するユニットベースの固定及び固定解除を行うための油圧クランプ装置20を省略できて、旋回機構30を備えた射出成形機の構成の簡略化と低コスト化とを図ることができる。
なお、本発明の要旨は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施形態においては、高さ調整機構50を備えたが、高さ調整機構50を備えない射出成形機にも適用することができる。また、前記実施形態においては、昇降機構40に昇降用油圧シリンダ装置を備えたが、電動式の昇降機構を備えることも可能である。更に、前記実施形態においては、旋回機構に旋回用油圧シリンダ31を備えたが、電動式の旋回機構を備えることも可能である。
1A、1B…射出成形機、2…機台、3…ユニットベース、4…射出ユニット、5…固定ダイプレート、6…タイバー、7…型開閉・型締ユニット、8…操作ユニット、9…モニタ、10…入力装置、10a…ノズルタッチ操作キー、10b…ノズルバック操作キー、10c…旋回操作キー、10d…戻り操作キー、11…ブラケット、12…加熱シリンダ、13…射出ノズル、14…ガイドレール、15…パージカバー、15a…開閉扉、16…扉検出スイッチ、17…センタピン、18…ボルト、19…スライドプレート、20…クランプ機構、21…蓋部材、22…クランプ本体、23…ピストン、24…ピストンロッド、25…ばね部材、26…油室、27…油圧供給口、28…係合凸部、29…クランプ検出センサ、30…旋回機構、31…旋回用油圧シリンダ、40…昇降機構、41…昇降用油圧シリンダ装置、42…ローラ保持部材、43…ローラ、44…油圧駆動源、45…ユニット上昇検知センサ、46…ユニット下降検知センサ、50…高さ調整機構、51…くさび部材、51a…垂直部、51b…水平部、52…くさび駆動部、53…貫通孔、54…ねじ棒、55、56…ナット、57…切欠、60…運転キー、70…係合突片、71…係合部材

Claims (10)

  1. 機台上に旋回可能かつ昇降可能に設置されたユニットベースと、
    前記ユニットベース上に搭載された射出ユニットと、
    前記ユニットベースの固定及び固定解除を行うクランプ機構と、
    前記ユニットベースの昇降を行う昇降機構と、
    前記ユニットベースの旋回を行う旋回機構と、
    オペレータにより操作され、その操作内容に応じて旋回操作信号又は戻り操作信号を出力する操作部と、
    前記操作部から出力される前記旋回操作信号に基づいて、前記ユニットベースの固定解除、前記ユニットベースの上昇、及び、前記ユニットベースの初期設定位置から作業位置への旋回をこの順に行うように、前記クランプ機構、前記昇降機構及び前記旋回機構の駆動を制御すると共に、前記操作部から出力される前記戻り操作信号に基づいて、前記ユニットベースの前記作業位置から前記初期設定位置への戻り旋回、前記ユニットベースの下降、及び、前記ユニットベースの固定をこの順に行うように、前記旋回機構、前記昇降機構及び前記クランプ機構の駆動を制御する制御ユニットと、
    を備えたことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記機台と前記ユニットベースとの間に、前記ユニットベースに連結されたスライドプレートを備え、前記ユニットベースと前記スライドプレートとの間に、前記機台に対する前記射出ユニットの高さ位置を調整する高さ調整機構を配置したことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記高さ調整機構は、前記ユニットベースと前記スライドプレートとの間にスライド自在に配置されたくさび部材と、前記ユニットベースに連結され、前記くさび部材を前後進駆動することにより前記機台に対する前記射出ユニットの高さ位置を調整するくさび操作部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の射出成形機。
  4. 前記旋回機構は、両端が前記機台と前記ユニットベースとにそれぞれ旋回可能に連結された旋回用油圧シリンダを備えていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  5. 前記旋回用油圧シリンダは、収縮側の所定位置を検出する入端センサと、伸長側の所定位置を検出する出端センサとを備え、
    前記制御ユニットは、前記入端センサから出力される入端信号の立上り及び立下り、並びに、前記出端センサから出力される出端信号の立上り及び立下りに応じて、前記旋回用油圧シリンダの動作速度を制御することを特徴とする請求項4に記載の射出成形機。
  6. 前記昇降機構は、前記ユニットベースに固定された昇降用油圧シリンダ装置と、前記昇降用油圧シリンダ装置により昇降されるローラ保持部材と、前記ローラ保持部材に回転自在に保持されるローラとを備え、前記昇降用油圧シリンダ装置を駆動して前記ローラを前記機台の上面に押し付けることにより、その反力で前記ユニットベースを前記機台の上面から上昇させることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  7. 前記制御ユニットは、前記クランプ機構の切換操作を行う以前に、前記ローラが上昇動作又は下降動作を開始するように、前記昇降機構の駆動を制御することを特徴とする請求項6に記載の射出成形機。
  8. 前記操作部は、前記制御ユニットからの前記旋回操作信号の出力を要求する旋回操作キーと、前記制御ユニットからの前記戻り操作信号の出力を要求する戻り操作キーを備え、前記制御ユニットは、オペレータが前記旋回操作キーを操作している期間だけ前記旋回操作信号を出力すると共に、オペレータが前記戻り操作キーを操作している期間だけ前記戻り操作信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  9. 前記クランプ機構は、クランプ本体への圧油の供給を断続することにより往復直進運動するピストンロッドを備えたクランプ機構と、前記ピストンロッドの先端部に形成された係合凸部に係合されて前記機台に固定されるスライドプレートと、前記スライドプレートが連結される前記ユニットベースと、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  10. 前記クランプ機構は、前記昇降機構を構成する昇降用油圧シリンダ装置により昇降されるローラ保持部材と、前記機台を構成する天井部材の上面に設けられ、前記ローラ保持部材の上昇限を規制する係止部材と、前記ローラ保持部材を前記係止部材に係合するまで上昇位置したときに、前記係止部材と前記ローラ保持部材との間に作用する反力で前記機台に固定されるスライドプレートと、前記スライドプレートが連結される前記ユニットベースと、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
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