JP2001341061A - ドレッシング装置 - Google Patents

ドレッシング装置

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JP2001341061A
JP2001341061A JP2000165924A JP2000165924A JP2001341061A JP 2001341061 A JP2001341061 A JP 2001341061A JP 2000165924 A JP2000165924 A JP 2000165924A JP 2000165924 A JP2000165924 A JP 2000165924A JP 2001341061 A JP2001341061 A JP 2001341061A
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JP
Japan
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dressing
polishing cloth
grindstone
polishing
head
Prior art date
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JP2000165924A
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English (en)
Inventor
Hironobu Hirata
博信 平田
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新しい研磨布の立ち上げや目詰まりした研磨
布表面の目直しなど様々な加工内容に応じて、ドレッシ
ングの性能を切り替えることができるドレッシング装置
を提供する。 【解決手段】 ドレッシングヘッド1の下面には外周に
沿って6個所に圧力室32、42が設けられ、各圧力室
32、42の中にはピストン31、41が収容されてい
る。各ピストン31、41の先端にはドレッシング用の
砥石3、4が取り付けられている。砥石3、4は、円弧
状の平面形状を備え、ドレッシングヘッド1の外周に沿
って交互に配置され、それぞれ独立に前進及び後退させ
ることができる。砥石3は、比較的粗い砥粒で構成さ
れ、研磨布を新しいものに交換したとき表面を立ち上げ
る際に使用される。砥石4は、比較的細かい砥粒で構成
され、研磨布表面の目詰まりが進んだとき表面を目直し
する際に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウエーハ
などの平板状のワークの表面を研磨するポリッシング装
置にその付帯装置として組み込まれ、研磨布表面の目直
しの際に使用されるドレッシング装置に係る。
【0002】
【従来の技術】ポリッシング装置では、ターンテーブル
上に装着された研磨布の上にシリコンウエーハの表面を
押し付けて、その表面の研磨加工を行っている。研磨布
を交換する際、先ず、新しい研磨布をターンテーブル上
に装着した後、ドレッシング装置を用いて研磨布の表面
を研削し、研磨布の表面を平坦に加工するとともに表面
の目立てを行い、いわゆる研磨布表面の「立ち上げ」を
行う。また、シリコンウエーハを研磨した結果、研磨布
表面の目詰まりが進んだときにも、ドレッシング装置を
用いて表面を若干除去し、目直しを行うとともに平坦度
を修正する(以下、単に「目直し」と言う)。更に、シ
リコンウエーハに対する加工レートの調整や、研磨後の
シリコンウエーハの表面精度を調整する際にも、ドレッ
シング装置を用いて研磨布表面の目直しを行う。
【0003】(従来の装置の問題点)通常、ドレッシン
グ装置で使用される砥石は、研磨布表面の目詰まりが進
んだときに表面の目直しをする際の性能に主眼を置いて
選択される。このため、研磨布を新しいものに交換した
とき、その表面に存在する初期の大きなうねりを除去し
て平坦に加工するとともに、所定の粗さに目立てを行
い、ワークをポリッシングすることができる十分な表面
状態を形成するまでには長い時間が掛かる。その結果、
砥石の寿命が短くなったり、あるいは研磨布表面の平坦
度の誤差を十分に修正できない場合があるなどの問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
従来のドレッシング装置の問題点に鑑みて成されたもの
で、本発明の目的は、新しい研磨布の立ち上げや目詰ま
りした研磨布表面の目直しなど様々な加工内容に応じ
て、ドレッシングの性能を切り替えることが可能であ
り、従って、各加工を最適な条件で行うことができるド
レッシング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のドレッシング装
置は、円盤状のドレッシングヘッドの前面に保持された
砥石を用いて研磨布表面の目直しを行うドレッシング装
置において、前記ドレッシングヘッドの前面に、複数種
類の砥石を前面からの突出状態をそれぞれ独立に切り替
えることができる状態で保持し、研磨布に対する加工の
内容に応じて研磨布に接触する砥石の種類を選択するよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0006】本発明のドレッシング装置によれば、砥石
の各種類毎にドレッシングヘッドの前面からの突出状態
をそれぞれ独立に切り替えることができるので、研磨布
に対する加工の内容(例えば、表面の立ち上げ、目詰ま
りした表面の目直しなど)に応じて適切な種類の砥石を
選択し、研磨布の表面の加工を行うことができる。
【0007】この結果、それぞれの加工工程の所要時間
を短縮するとともに、各砥石の寿命を延ばすことができ
る。更に、研磨布の形状精度及び表面状態が改善される
結果、ポリッシング加工後のワークの表面精度を向上さ
せることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】(例1)図1及び図2に、本発明
に基づくドレッシング装置の構成の一例を示す。なお、
図1はドレッシングヘッド部分の軸方向断面図に該当
し、図2はドレッシングヘッド部分の下面図に該当す
る。
【0009】ドレッシングヘッド1は、円盤状の形状を
備え、主軸2の下端に固定されている。ドレッシングヘ
ッド1の前面(下面)には、外周に沿って等間隔に6個
所の圧力室32、42が設けられ、各圧力室32、42
の中にはピストン31、41がそれぞれ収容されてい
る。各ピストン31、41の先端にはドレッシング用の
砥石3及び砥石4がそれぞれ取り付けられている。砥石
3及び砥石4は、円弧状の平面形状を備え、ドレッシン
グヘッド1の外周に沿って交互に配置されている。
【0010】砥石3及び砥石4は互いに種類が異なる砥
石で、砥石3は比較的粗い砥粒によって構成され、砥石
4は比較的細かい砥粒によって構成されている。砥石3
は、研磨布を新しいものに交換した際に、その表面を迅
速に立ち上げる際に使用される。一方、砥石4は、研磨
布表面の目詰まりが進んだときに、その表面を若干除去
し目直しする際に使用される。
【0011】圧力室32は、配管33及びバルブ34を
介して空気圧供給源37に接続されるともに、配管33
及びバルブ35を介して真空ポンプ38に接続されてい
る。更に、配管33には大気解放用のバルブ36が接続
されている。同様に、圧力室42は、配管43及びバル
ブ44を介して空気圧供給源47に接続されるともに、
配管43及びバルブ45を介して真空ポンプ48に接続
されている。更に、配管43には大気解放用のバルブ4
6が接続されている。
【0012】次に、図3及び図4を用いて、このドレッ
シング装置の使用方法について説明する。なお、図中、
10は研磨布、11はターンテーブルを示す。研磨布1
0はターンテーブル11の上面に接着される。ドレッシ
ングヘッド1は、ターンテーブル11の上方に配置さ
れ、僅かなクリアランスを介して研磨布10の上面(表
面)に対向している。
【0013】初期状態では、バルブ34、36及びバル
ブ44、46は閉じられ、バルブ35及びバルブ45が
開かれている。従って、圧力室32、42内は、配管3
3、43を介して真空ポンプ38、48によって真空に
引かれ、砥石3及び砥石4はいずれもドレッシングヘッ
ド1の前面から後退した状態にある。
【0014】研磨布の表面を立ち上げる際には、初期状
態からバルブ35を閉じた後、バルブ34を開き、空気
圧供給源37から作動用の空気を配管33を介して圧力
室32内に送る。これによって、図3に示すように、砥
石3がドレッシングヘッド1の前面から突出して研磨布
10に接触し、研磨布10の表面のドレッシング(平坦
化加工及び目立て)が行われる。
【0015】一方、目詰まりした研磨布の表面の目直し
を行う際には、初期状態からバルブ45を閉じた後、バ
ルブ44を開き、空気圧供給源47から作動用の空気を
配管43を介して圧力室42内に送る。これによって、
図4に示すように、砥石4がドレッシングヘッド1の前
面から突出して研磨布10に接触し、研磨布10の表面
のドレッシング(目直し)が行われる。
【0016】なお、上記の例では、圧力室32、42内
を真空に引いて、砥石3、4を後退させているが、バネ
の復元力を利用して砥石3、4を後退させることもでき
る。その場合には、例えば、圧力室32、42内におい
てピストン31、41の後端部にコイルバネを取り付
け、圧力室32、42内が大気開放されているときに砥
石3、4が後退位置にあるように構成する。
【0017】(例2)図5及び図6に、本発明によるド
レッシング装置の他の例を示す。なお、図5はドレッシ
ングヘッド部分の軸方向断面図に該当し、図6はドレッ
シングヘッド部分の下面図に該当する。
【0018】ドレッシングヘッド1は、円盤状の形状を
備え、主軸2の下端に固定されている。ドレッシングヘ
ッド1の前面(下面)には、同心円状に3箇所の圧力室
52、62、72が設けられ、各圧力室52、62、7
2の中にはリング状のピストン51、61、71がそれ
ぞれ装着されている。各ピストン51、61、71の先
端にはドレッシング用の砥石5、6、7がそれぞれ取り
付けられている。圧力室52、62、72は、それぞれ
配管53、63、73を介して、空気圧供給源及び真空
ポンプに接続されている。これらの加圧兼減圧ラインの
構成は、先に図1で示したものと同様なので、その説明
は省略する。
【0019】砥石5、6、7は、互いに径が異なるリン
グ状の平面形状を備え、同心円状に配置されている。砥
石5、6、7は、互いに独立に前進及び後退することが
できる。
【0020】次に、図7(a)〜(c)を用いて、この
ドレッシング装置の使用方法について説明する。
【0021】ウエーハの研磨を繰り返している途中で、
研磨布10の表面の平坦度が悪化したとき、研磨布10
の表面の形状に応じて、砥石5、6、7の中から適切な
砥石(または砥石の組み合わせ)を選択し、その砥石を
用いて研磨布10の表面を加工することによって、研磨
布10の表面の平坦度を改善する。例えば、図7(a)
に示すように、外周側に砥石5のみを用いてドレッシン
グを行っていたところ、図7(b)に示すように、研磨
布10の厚み(t)の径方向分布にうねりが現れた場
合、砥石5を後退させて、代わりに砥石6及び砥石7を
用いてドレッシングを行う。これにより、図7(c)に
示すように、研磨布10の形状を平坦に修正することが
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明のドレッシング装置によれば、砥
石の各種類毎にドレッシングヘッドの前面からの突出状
態をそれぞれ独立に切り替えることができるので、研磨
布に対する加工の内容(例えば、表面の立ち上げ、目詰
まりした表面の目直し、厚みの不均一分布の修正など)
に応じて適切な種類の砥石を選択し、研磨布の表面を加
工することができる。
【0023】この結果、それぞれの加工工程の所要時間
を短縮するとともに、各砥石の寿命を延ばすことができ
る。更に、研磨布の形状精度及び表面状態が改善される
結果、ポリッシング加工後のワークの表面精度を向上さ
せることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくドレッシング装置の一例を示す
概略構成図。
【図2】図1に示した装置のドレッシングヘッドの下面
図。
【図3】図1に示した装置の使用方法について説明する
図。
【図4】図1に示した装置の使用方法について説明する
図。
【図5】本発明に基づくドレッシング装置の他の例を示
す概略構成図。
【図6】図5に示した装置のドレッシングヘッドの下面
図。
【図7】図5に示した装置の使用方法について説明する
図、(a)はドレッシングヘッドと研磨布との位置関係
を示す図、(b)は研磨布の厚さの径方向分布の例につ
いて説明する図、(c)は平坦度が修正された後の研磨
布の厚さの径方向分布を示す図。
【符号の説明】
1・・・ドレシングヘッド、 2・・・主軸、 3、4、5、6、7・・・砥石、 10・・・研磨布、 11・・・ターンテーブル、 31、41、51、61、71・・・ピストン、 32、42、52、62、72・・・加圧室、 33、43、53、63、73・・・配管、 34、44・・・バルブ、 35、45・・・バルブ、 36、46・・・バルブ、 37、47・・・空気圧供給源、 38、48・・・真空ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状のドレッシングヘッドの前面に保
    持された砥石を用いて研磨布表面の目直しを行うドレッ
    シング装置において、 前記ドレッシングヘッドの前面に、複数種類の砥石を前
    面からの突出状態をそれぞれ独立に切り替えることがで
    きる状態で保持し、研磨布に対する加工の内容に応じて
    研磨布に接触する砥石の種類を選択するように構成され
    ていることを特徴とするドレッシング装置。
JP2000165924A 2000-06-02 2000-06-02 ドレッシング装置 Pending JP2001341061A (ja)

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Effective date: 20051114