JP2001340286A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2001340286A JP2000161029A JP2000161029A JP2001340286A JP 2001340286 A JP2001340286 A JP 2001340286A JP 2000161029 A JP2000161029 A JP 2000161029A JP 2000161029 A JP2000161029 A JP 2000161029A JP 2001340286 A JP2001340286 A JP 2001340286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性を損なうこと無くまた、システムを大
型化することなく、例えば気管支などの狭い管腔の臓器
にも使用可能な細い外径で通常観察像と拡大観察像とが
得られる内視鏡を実現する。 【解決手段】 内視鏡の細長な挿入部の先端本体部11
には、観察光学系を配設するための枠用透孔25、26
が形成されている。前記枠用透孔25には観察光学系と
して複数のレンズ群27を支持するレンズ枠28が配設
されていると共に、前記枠用透孔26には複数のレンズ
群29を支持するレンズ枠30が配設されている。撮像
部本体32の前方に配設されたレンズ群27を拡大観察
用の高倍率光学系、イメージガイド31の前方に配設さ
れたレンズ群29を通常観察用の光学系とする。これに
より、内視鏡検査中に観察対象や目的に応じて、通常観
察用対物光学系と拡大観察用光学系とを選択又は同時使
用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細長な挿入部の先
端部に通常観察用としての低倍率光学系と拡大観察用と
しての高倍率光学系とを有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、
処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種治療
処置のできる光ファイバーを用いた光学式ファイバー内
視鏡や、電荷結合素子(CCD)などの固体撮像素子を
用いた電子内視鏡が広く用いられている。
【0003】このような内視鏡は、例えば特開平6−1
86485号公報に記載されているように、体腔内の臓
器を微細観察するために細長な挿入部の先端部に対物光
学系を前後させるアクチュエータを搭載し、通常観察像
とズームした拡大観察像が得られるものが提案されてい
る。また、特開平4−208915号公報に記載されて
いる内視鏡は、細長な挿入部の先端部に設けた対物光学
系を前後させるものとして電磁ソレノイドを用いたもの
が提案されている。
【0004】しかしながら、上記特開平6−18648
5号公報や特開平4−208915号公報に記載の内視
鏡は、通常観察像と拡大観察像を得るため、細長な挿入
部の先端部に対物光学系を前後させる圧電アクチュエー
タや電磁ソレノイドを設けた構成であったため、前記挿
入部の先端部が太くなってしまい、挿入性が悪くなると
いう問題があった。
【0005】一方、これに対して特開昭64−2421
5号公報や特開平5−297288号公報に記載されて
いる内視鏡は、細長な挿入部の先端部に複数の対物光学
系を設け、前者では2つの光ファイバを設けており、後
者では2つの固体撮像素子を設けたものが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に倍
率が異なるだけならば、ファイバだけ或いは固体撮像素
子だけを挿入部の先端部に設けて構成した内視鏡でも良
いが、前者(特開昭64−24215号公報)に記載の
内視鏡は、挿入部の先端部に2つの観察用光ファイバを
搭載しているため、ファイバを2つ並べると操作部側に
設けられる接眼部(接眼光学系)が2つ必要になり、操
作部が大きくなってしまう。従って操作性が悪くなると
いう問題があった。
【0007】一方、後者(特開平5−297288号公
報)に記載の内視鏡は、挿入部の先端部に2つの固体撮
像素子を搭載しているため、固体撮像素子を2つ並列に
配置すると先端部が太くなり、一方、固体撮像素子を直
列に配置すれば挿入部が長くなって挿入性が悪くなる。
更に、撮像素子が2つある場合、CCU(画像処理装
置)が二台必要となる。また、CCUが1台でも切り替
え装置が必要となり、いずれも装置が大型化してしまう
という問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、操作性を損なうこと無くまた、システムを大型化す
ることなく、例えば気管支などの狭い管腔の臓器にも使
用可能な細い外径で通常観察像と拡大観察像とが得られ
る内視鏡を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、細長な挿入部の先端部に通常観察用としての
低倍率光学系と拡大観察用としての高倍率光学系とを有
する内視鏡において、前記観察用光学系の一方は第1の
対物レンズとイメージファイバ束とを有し、前記観察用
光学系の他方は第2の対物レンズと固体撮像素子とを有
することを特徴としている。この構成により、操作性を
損なうこと無くまた、システムを大型化することなく、
例えば気管支などの狭い管腔の臓器にも使用可能な細い
外径で通常観察像と拡大観察像とが得られる内視鏡を実
現する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係わり、図1は本発明の第1の実施の形態
の内視鏡を示す外観図、図2は図1の内視鏡挿入部の先
端部の外観図、図3は図2の先端部の断面図である。
【0011】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡1は、細長で可撓性を有する挿入部2と、こ
の挿入部2の基端側に連設される把持部を兼ねる操作部
3と、この操作部3上部に設けた接眼部4とを備えて水
密に構成されている。尚、前記操作部3側部にはライト
ガイド等を内蔵したユニバーサルコード5の基端部を連
結していて、このユニバーサルコード5の端部は図示し
ない光源に接続するためのコネクタ部(不図示)が設け
られている。
【0012】前記挿入部2は、先端側から観察光学系等
を備えた硬質の先端本体部11と、この先端本体部11
の後端に隣接して湾曲駒が連結されて構成される湾曲自
在な湾曲部12と、この湾曲部12の後端に隣接して形
成され、可撓性を有する柔軟な可撓管部13とから構成
される。前記操作部3には、フリーズ・レリーズなどの
画像制御指示などを行うためのリモートスイッチ14が
設けられている。また、前記操作部3の後端側には、湾
曲操作レバー15が設けてあり、この湾曲操作レバー1
5を回動操作することにより前記湾曲部12を湾曲する
ことができる。
【0013】更に、この操作部3には、吸引操作を行う
ための吸引ボタン16と、この吸引ボタン16の基端付
近から側部方向に突出して挿入部2内に設けられた図示
しない吸引チャンネルに連通する吸引口金17とが設け
られている。前記吸引口金17は、図示しないチューブ
を介して吸引装置(不図示)に接続され、前記吸引ボタ
ン16を適宜操作することによって、挿入部2内に設け
られた吸引チャンネル(不図示)、吸引口金17を介し
て体腔内の体液などを吸引することができるようになっ
ている。更に、操作部3の先端側には、鉗子などの処置
具を挿入するための処置具挿入口18が設けられてい
る。この処置具挿入口18は、挿入部2内に設けられた
図示しない処置具挿通用チャンネルに連通している。ま
た、前記処置具挿入口18には、鉗子栓19が着脱自在
に取り付けられている。
【0014】図2に示すように前記挿入部先端本体部1
1の先端面11aには処置具が突出する処置具開口21
と、被検査部位に向けて照明光が出射される照明用レン
ズカバー22と、観察光学系の前面に配置された観察用
レンズカバー23、24とが設けられている。
【0015】図3に示すように先端本体部11には前記
観察光学系を配設するための枠用透孔25、26が形成
されている。前記枠用透孔25には観察光学系として複
数のレンズ群27を支持するレンズ枠28が配設されて
いると共に、前記枠用透孔26には複数のレンズ群29
を支持するレンズ枠30が配設されている。
【0016】また、観察光学系を構成するイメージガイ
ド31を配設するための透孔は本実施の形態では枠用透
孔26と共通となっている。更に、図示しない照明光学
系であるライトガイドを配設するための透孔及び前記処
置具挿通用チャンネルや吸引チャンネルを配置するため
のチャンネル用透孔なども形成されている。
【0017】また、前記観察用レンズカバー23、24
は、それぞれレンズ枠28、30の先端に設けられて挿
入部先端本体部11の先端面11aに位置するように配
置されている。尚、前記処置具挿通用チャンネルの内孔
と前記処置具開口21とが連通し、前記したようにこの
処置具挿通用チャンネルの他端部は前記操作部3の処置
具挿通口18に連通している。
【0018】一方、内視鏡内蔵物の主要部となる撮像部
本体32は、カバーガラス33、固体撮像素子34、回
路基板35などを挿入部2の長手方向に対して先端側か
ら順に直列に配置して構成されている。前記回路基板3
5及び固体撮像素子34には複数の同軸線36aが接続
されており、これら同軸線36aをひとまとめにした信
号ケーブル36が図示しない画像処理装置につながり信
号の送受が行われるようになっている。前記カバーガラ
ス33、固体撮像素子34、回路基板35及び信号ケー
ブル36の先端部分は、熱収縮チューブなどの絶縁被覆
37で覆われている。
【0019】本実施の形態では、前記複数のレンズ群2
7、29のうち、一方を通常観察用としての低倍率光学
系とし、他方を拡大観察用としての高倍率光学系として
構成する。即ち、撮像部本体32の前方に配設されたレ
ンズ群27を拡大観察用の高倍率光学系、イメージガイ
ド31の前方に配設されたレンズ群29を通常観察用の
光学系としている。
【0020】これにより、内視鏡検査中に観察対象や目
的に応じて、通常観察用対物光学系と拡大観察用光学系
とを選択又は同時使用できる。この結果、操作部3を大
型化することなく、通常観察と拡大観察が行え、かつ内
視鏡挿入部2の細径化が図れると共に、通常のビデオス
コープと同様、1つのシステムで使用できる。
【0021】尚、本実施の形態では、通常観察用(低倍
率)のレンズ群29をイメージファイバ31側、高倍率
のレンズ群27を固体撮像素子34側として構成してい
るが、本発明はこれに限定されず、高倍率のレンズ群2
7をイメージファイバ31側、低倍率のレンズ群29を
固体撮像素子34側として構成しても構わない。また、
本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可
能である。
【0022】ところで、高倍率の対物光学系を用いた拡
大観察光学系は一般的に観察深度が狭く、例えば胃、気
管支などの拍動の影響を受けやすい臓器を観察すると、
ピントが合いにくく安定した拡大画像が得られないとい
う問題がある。
【0023】そこで、第2の実施の形態以降では、気管
支などの拍動の影響を受けやすい臓器でも安定した拡大
観察像が得られる内視鏡装置を提供することを目的とす
る。
【0024】(第2の実施の形態)図4及び図5は本発
明の第2の実施の形態に係わり図4は本発明の第2の実
施の形態に係わる内視鏡装置を示す説明図、図5は図4
の変形例である。
【0025】図4に示すように本第2の実施の形態の内
視鏡装置40は、挿入部41の先端部41aに観察対象
部位に振動を与える振動発生部42及び固体撮像素子4
3aを有する撮像部43を設けて構成した内視鏡40A
と、この内視鏡40Aの操作部44側部から延出するユ
ニバーサルケーブル45のコネクタ部45aが接続する
光源装置46及びビデオプロセッサ47とから主に構成
される。前記ビデオプロセッサ47には、内視鏡画像を
表示するモニタ48が接続されている。尚、符号49
は、前記固体撮像素子43aの前方に配置された拡大観
察光学系である。
【0026】前記ビデオプロセッサ47内部には、前記
固体撮像素子43aからの撮像信号を信号処理する信号
処理部47aと、前記固体撮像素子43aを振動発生部
42の振動数に同期して走査する走査回路47bが設け
られている。
【0027】このように構成した内視鏡装置40を用
い、内視鏡40Aの挿入部41を患者の体腔内に挿入し
て内視鏡観察を行う。そして、内視鏡挿入部41の先端
部41aに設けた振動発生部42を体腔内の観察対象部
位近傍に当接し、ビデオプロセッサ47の図示しないス
イッチを押下操作して振動発生部42を振動させる。こ
の振動発生部42で発生した振動が観察対象部位から生
体に伝えられ生体は振動する。そしてビデオプロセッサ
47内部の走査回路47bにより振動数に同期し固体撮
像素子43aは走査され、観察対象部位を撮像する。こ
の結果、観察対象部位近傍に振動を伝え、その振動数に
同期して内視鏡像の走査を行うことで、安定した内視鏡
画像を得ることができる。
【0028】また、図5に示すように振動発生部42を
前記内視鏡40Aの処置具挿通用チャンネルに挿入可能
なプローブ49の先端に設けて構成しても良い。この場
合、内視鏡40Aの挿入部先端部41aに形成した図示
しないチャンネル開口からプローブ49を突出させ、こ
のプローブ49の先端に設けた振動発生部42を体腔内
の観察対象部位近傍に当接し、振動発生部42を振動さ
せる。それ以外の構成は図4と同様である。また、図示
しないが、前記振動発生部42をページャモータで構成
しても良い。
【0029】(第3の実施の形態)図6及び図7は本発
明の第3の実施の形態に係わり図6は本発明の第3の実
施の形態に係わる内視鏡の挿入部先端側を示す説明図、
図7は図6の変形例である。上記第2の実施の形態では
観察対象部位近傍に振動を伝え、その振動数に同期して
内視鏡像の走査を行うことで、安定した内視鏡画像を得
るように構成しているが、本第3の実施の形態では内視
鏡挿入部先端部を体腔内の臓器に固定するように構成す
る。
【0030】図6に示すように本第3の実施の形態を備
えた内視鏡50の挿入部先端本体部50aには、内臓物
である観察光学系を構成する複数のレンズ群51が支持
されるレンズ枠52を設けている。また、挿入部50b
の長手軸に対して直角方向の観察ができるように前記レ
ンズ群51の前方にはプリズム53が設けられている。
尚、前記複数のレンズ群51の後ろ側には図示しない固
体撮像素子を有する撮像部が設けられている。
【0031】また、照明光学系であるライトガイド54
は挿入部50bの長手軸と平行に配設され、視野に対し
て観察対象部位を横から照明するようになっている。更
に、前記先端本体部50aには、前記ライトガイド54
からの照明光が直接観察光学系に入射するのを遮蔽する
ように、突起55が形成されている。尚、図6では、前
記挿入部50bは例えば気管支などの管腔に挿入されて
いる状態である。
【0032】本実施の形態では前記観察光学系は拡大観
察光学系であり、この観察光学系近傍に前記挿入部50
bの先端側を固定するためのバルーン56を設け、図示
しない操作部に設けられたルアーロ金からシリンジなど
により送気することが可能となっている。
【0033】このように構成した内視鏡50を用い、挿
入部50bを患者の体腔内に挿入して内視鏡観察を行
う。例えば気管支などの管腔の臓器において内視鏡50
の先端本体部50aは、バルーン56を送気して膨らま
すことで臓器に固定される。このため、拍動などにより
臓器が動いても、先端本体部50aは臓器の動きに追随
して動く。そして、観察対象部位は、固体撮像素子(不
図示)によって撮像される。この結果、先端本体部部5
0aがバルーン56によって臓器に固定されることで、
拍動によって臓器が動いてもその動きに先端本体部部5
0aが追随し安定した内視鏡画像を得ることができる。
【0034】また、図7に示すように内視鏡挿入部60
を軟性部61と先端部62に分離し、前記先端部62に
はバルーン63を設けるように構成しても良い。尚、前
記先端部62と前記軟性部61の間には画像を転送する
信号ケーブル、照明用LEDなどに電力を伝えるリード
線などが束ねられ、熱収縮チューブなどの絶縁被覆64
で覆われている。その他の構成は図6と同様である。
【0035】(第4の実施の形態)図8ないし図10は
本発明の第4の実施の形態に係わり図8は本発明の第4
の実施の形態に係わる内視鏡装置を示す説明図、図9は
図8の変形例、図10は図8の他の変形例である。上記
第2の実施の形態では観察対象部位に振動を伝え、その
振動数に同期して内視鏡像の走査を行うことで、安定し
た内視鏡画像を得るように構成しているが、本第4の実
施の形態では内視鏡挿入部の先端部に観察光学系である
対物光学系の焦点距離を変化させる調整手段を設け、こ
の調整手段を患者の拍動の波形に同期して制御するよう
に構成する。
【0036】図8に示すように本第2の実施の形態の内
視鏡装置70は、挿入部71の先端本体部71aに例え
ば圧電アクチュエータなどの対物光学系の焦点距離を変
化させる調整部72を固体撮像素子73の前方に設けて
構成した内視鏡70Aと、この内視鏡70Aの操作部7
4側部から延出するユニバーサルケーブル75のコネク
タ部75aに接続する光源装置76及びビデオプロセッ
サ77と、患者に取り付けたパルスモニタ78とから主
に構成される。
【0037】前記ビデオプロセッサ77には、内視鏡画
像を表示するモニタ79が接続されている。また、前記
ビデオプロセッサ77内部には、前記固体撮像素子73
からの撮像信号を信号処理する信号処理部77aと、前
記パルスモニタ78にて取り込んだ患者の拍動の波形に
同期して前記調整部72を制御する制御回路77bが設
けられている。尚、図示しないが前記調整部72を液晶
レンズから構成するようにしても良い。
【0038】このように構成した内視鏡装置70を用
い、内視鏡挿入部71を患者の体腔内に挿入して内視鏡
観察を行う。パルスモニタ78から取り込まれた拍動の
波形に同期して、調整部72が動き、対物光学系の焦点
距離を変化させ、この変化した焦点距離の対物光学系を
介して観察対象部位の内視鏡光学像が固体撮像素子73
によって撮像される。この結果、患者の拍動の波形に同
期して対物光学系の焦点距離が変化することにより、安
定した内視鏡画像を得ることができる。
【0039】また、図9に示すようにユニバーサルケー
ブル75のコネクタ部75aが接続されるビデオプロセ
ッサ81内に内視鏡80Aから供給される内視鏡像を写
真撮影するカメラ82を設け、図8で説明したパルスモ
ニタ78から取り込んだ拍動の周波数から臓器の動きが
静止するタイミングを検出回路83で検出し、そのタイ
ミングに合わせて光源装置84の光源が発光して照明光
を供給すると同時に前記カメラ82のシャッタが切れる
ように内視鏡装置80を構成しても良い。この構成によ
り、臓器が静止する瞬間に合わせて、カメラ82のシャ
ッタが切れるので安定した内視鏡像の写真を得ることが
できる。
【0040】また、図10に示すようにユニバーサルケ
ーブル75のコネクタ部75aが接続されるビデオプロ
セッサ91内にファイリング回路92を設け、図8で説
明したパルスモニタ78から取り込んだ拍動の周波数か
ら臓器の動きが静止するタイミングを検出回路93で検
出し、そのタイミングに合わせて前記ファイリング回路
92で静止画像を取り込むように内視鏡装置90を構成
しても良い。この構成により、臓器が静止する瞬間に合
わせて、静止画像を取り込むことができる。
【0041】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0042】[付記] (付記項1) 細長な挿入部の先端部に通常観察用とし
ての低倍率光学系と拡大観察用としての高倍率光学系と
を有する内視鏡において、前記観察用光学系の一方は第
1の対物レンズとイメージファイバ束とを有し、前記観
察用光学系の他方は第2の対物レンズと固体撮像素子と
を有することを特徴とする内視鏡。
【0043】(付記項2) 細長な挿入部の先端部に、
観察対象部位に振動を与える振動発生手段と、この振動
発生手段で発生する振動の振動数に同期して内視鏡像の
走査を行う撮像手段を設けたことを特徴とする内視鏡。
【0044】(付記項3) 前記振動発生手段は、鉗子
チャンネルに挿入可能なプローブ先端に設けたことを特
徴とする付記項2に記載の内視鏡。
【0045】(付記項4) 前記振動発生手段は、ペー
ジャモータで構成することを特徴とする付記項2に記載
の内視鏡。
【0046】(付記項5) 細長な挿入部の先端部に拡
大観察光学系を有する内視鏡において、前記拡大観察光
学系の近傍に前記挿入部の先端側を固定するためのバル
ーンを設けたことを特徴とする内視鏡。
【0047】(付記項6) 前記拡大観察光学系を前記
内視鏡挿入部と分離可能に設けたことを特徴とする付記
項5に記載の内視鏡。
【0048】(付記項7) 細長な挿入部の先端部に拡
大観察光学系を有する内視鏡において、拍動の波形に同
期して対物光学系の焦点距離を変化させる調整手段を設
けたことを特徴とする内視鏡。
【0049】(付記項8) 前記焦点距離調整手段を液
晶レンズで構成することを特徴とする付記項7に記載の
内視鏡。
【0050】(付記項9) 前記焦点距離調整手段を圧
電アクチュエータで構成することを特徴とする付記項7
に記載の内視鏡。
【0051】[付記の効果]以上述べた付記項1〜9に
ついては、以下の効果を得る。 (付記項1)内視鏡検査中に観察対象や目的に応じて、
通常観察用対物光学系と拡大観察用光学系とを選択又は
同時使用できる。
【0052】(付記項2〜4)観察対象部位に振動を伝
え、その振動数に同期して内視鏡像の走査を行うこと
で、安定した内視鏡画像を得ることができる。
【0053】(付記項5〜6)内視鏡先端部がバルーン
により臓器に固定されることにより、拍動によって臓器
が動いても内視鏡先端部がその動きに追随し安定した内
視鏡画像を得ることができる。
【0054】(付記項7〜9)拍動の波形に同期して対
物光学系の焦点距離が変化することにより、安定した内
視鏡画像を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作性が向上すると共にシステムを小型化することができ
て、細い外径で通常観察像と拡大観察像が得られる内視
鏡を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡を示す外観
【図2】図1の内視鏡挿入部の先端部の外観図
【図3】図2の先端部の断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わる内視鏡装置
を示す説明図
【図5】図4の変形例
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わる内視鏡の挿
入部先端側を示す説明図
【図7】図6の変形例
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わる内視鏡装置
を示す説明図
【図9】図8の変形例
【図10】図8の他の変形例
【符号の説明】 1 …内視鏡 2 …挿入部 11 …先端本体部 27 …レンズ群(高倍率光学系) 29 …レンズ群(低倍率光学系) 31 …イメージガイド 32 …撮像部本体 34 …固体撮像素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長な挿入部の先端部に通常観察用とし
    ての低倍率光学系と拡大観察用としての高倍率光学系と
    を有する内視鏡において、 前記観察用光学系の一方は第1の対物レンズとイメージ
    ファイバ束とを有し、前記観察用光学系の他方は第2の
    対物レンズと固体撮像素子とを有することを特徴とする
    内視鏡。
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