JP3670355B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡の対物光学系の一部のレンズ(光学素子)を駆動する圧電アクチュエータを備えた内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から例えば特開平6−315282号公報に示すように、内視鏡の対物光学系の一部のレンズ(光学素子)を駆動する圧電アクチュエータを備えた内視鏡装置が開示されている。ここで使用される圧電アクチエータの動作は内視鏡の外部に配置された制御回路により制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成のものにあっては内視鏡に内蔵された圧電アクチュエータと、内視鏡の外部に配置された制御回路との間の配線等は具体的には全く示されていない。しかしながら、内視鏡の外部に圧電アクチュエータの制御回路を単独で新たに設ける場合には内視鏡の外部機器のシステム構成が複雑化するので、操作性が低下する問題がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、操作性の良い、そして効率的なシステム構成の内視鏡装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡装置は、挿入部の先端部に配設された対物光学系を通して入射される被写体を撮像する撮像素子が内蔵された内視鏡と、上記内視鏡に内蔵され、上記対物光学系の少なくとも1部の光学素子を移動させるアクチュエータと、上記撮像素子を駆動し、上記撮像素子からの出力信号を映像信号に変換する信号処理回路を内蔵するカメラコントロールユニットと、
上記アクチュエータに駆動電力を供給する駆動回路と、上記撮像素子と上記カメラコントロールユニットとを電気的に接続するための第1のケーブル及び上記アクチュエータと上記駆動回路とを電気的に接続するための第2のケーブルが内蔵され、少なくとも一端部に上記内視鏡の接続部に着脱可能なコネクタ部を有する接続コードとを備え、上記コネクタ部は、上記アクチュエータを内蔵しない内視鏡の接続部にも接続可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0005】
上記構成により、アクチュエータを内蔵した内視鏡でも、アクチュエータを内蔵しない通常の内視鏡でも、全く同一のシステムが使用でき、かつ全く同一の操作で使用でき、操作性の低下を防止するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。図1は本実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成を示すものである。この内視鏡装置には直視型の内視鏡1と、この内視鏡1の照明光を発生する光源装置2と、カメラコントロールユニット(以下CCU)3と、モニタ4とが設けられている。
【0007】
また、内視鏡1には体内に挿入される挿入部5と、この挿入部5の基端部に連結された手元側の操作部6と、この操作部6の外周面に基端部が連結されたユニバーサルコード7と、このユニバーサルコード7の先端部に連結されたコネクタ8とから形成されている。さらに、内視鏡1の挿入部5には細長い長尺の可撓管部9が設けられている。この可撓管部9の先端部には湾曲部10を介して先端構成部11が連結されている。
【0008】
また、内視鏡1の先端構成部11には図3に示すように硬質な先端構成部本体12が設けられている。この先端構成部本体12の内部には対物光学系13と、この対物光学系13を通して入射される被写体の観察像を撮像する撮像素子、例えば固体撮像素子、さらに好ましくは電荷結合素子(以下CCD)14とが配設されている。さらに、対物光学系13には複数のレンズ(光学素子)15が配設されている。
【0009】
また、対物光学系13の複数のレンズ15には複数の固定レンズ15aと、対物光学系13の光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズ(ズームレンズでも良い)15bとが設けられている。ここで、複数の固定レンズ15aは先端構成部本体12に固定された固定鏡筒16に固定されている。さらに、フォーカシングレンズ15bは固定鏡筒16に対して対物光学系13の光軸方向に移動可能に支持された可動鏡筒17に固定されている。
【0010】
また、CCD14にはCCDケーブル18の一端部が接続されている。このCCDケーブル18の他端部は内視鏡1の挿入部5内から操作部6内およびユニバーサルコード7内を経てユニバーサルコード7のコネクタ8側に延出されている。
【0011】
さらに、先端構成部本体12の内部にはフォーカシングレンズ15bを対物光学系13の光軸方向に移動操作するアクチュエータ19の収容部20が設けられている。そして、このアクチュエータ収容部20の内底面と固定鏡筒16との間にアクチュエータ19が配設されている。ここで、固定鏡筒16には図4に示すように対物光学系13の光軸方向に延設されたスリット状のガイド溝21が形成されている。さらに、フォーカシングレンズ15bを支持する可動鏡筒17には固定鏡筒16のガイド溝21を通してアクチュエータ収容部20側に延出される連結腕17aが突設されている。
【0012】
また、アクチュエータ19は圧電アクチュエータによって形成されている。このアクチュエータ19には連結腕17aに連結部材22を介して連結された移動体23と、この移動体23に固定された衝撃力発生部としての圧電素子(又は電歪素子)24とのみが設けられている。ここで、圧電素子24は例えばチタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、磁器等のセラミックスに電極を形成し、この電極に直流電流を加えることにより機械的な伸び変形を生じるものである。なお、圧電素子は逆電圧効果により電界強度に比例した歪が生ずる素子である。さらに、電歪素子は駆動電圧の2乗に比例した歪が生じる素子である。
【0013】
また、移動体23の外周部位には後方側に向けて延出された梁部23a,23aが突設されている。この梁部23a,23aの延出端部23b,23bは先端構成部本体12のアクチュエータ収容部20の内底面との接触面および固定鏡筒16との接触面にそれぞれ摩擦係合されている。
【0014】
さらに、圧電素子24にはリード線25の一端部が接続されている。このリード線25の他端部は内視鏡1の挿入部5内から操作部6内およびユニバーサルコード7内を経てユニバーサルコード7のコネクタ8側に延出されている。
【0015】
また、内視鏡1の操作部6にはアクチュエータ操作用スイッチ26が設けられている。このスイッチ26は対物光学系13のフォーカシングレンズ15aを対物光学系13の光軸方向に移動させることにより対物光学系13のフォーカシング調整や、ズーム調整を行うためのものである。このスイッチ26には信号線27の一端部が接続されている。この信号線27の他端部は内視鏡1の挿入部5内から操作部6内およびユニバーサルコード7内を経てユニバーサルコード7のコネクタ8側に延出されている。
【0016】
また、ユニバーサルコード7のコネクタ8の先端部には光源装置2に着脱自在に接続される光源接続部28が形成されている。この光源接続部28には図3に示すように内視鏡1に内蔵されるライトガイドファイバ29の入射端部および送気管路30、送水管路31に連結された管路連結部がそれぞれ設けられている。そして、ユニバーサルコード7のコネクタ8の光源接続部28が光源装置2のコネクタ部2aに接続された状態で、ライトガイドファイバ29の入射端部からライトガイドファイバ29に照射光が入射されるとともに、送気管路30、送水管路31の管路連結部から送気管路30、送水管路31に空気、水が供給されるようになっている。さらに、コネクタ8の外周面にはコード接続部32が形成されている。
【0017】
また、ユニバーサルコード7のコネクタ8とCCU3との間は接続コード33を介して接続されている。ここで、接続コード33の一端部には第1のコネクト部33a、他端部には第2のコネクト部33bがそれぞれ設けられている。そして、接続コード33の第1のコネクト部33aはコネクタ8のコード接続部32に着脱可能に固定されている。さらに、接続コード33の第2のコネクト部33bはCCU3のコード接続部34に着脱可能に固定されている。
【0018】
また、接続コード33の内部には図2に示すように内視鏡1内のCCDケーブル18、リード線25および信号線27にそれぞれ接続されるCCDケーブル35、リード線36および信号線37が設けられている。
【0019】
さらに、CCU3の内部にはCCD14を駆動し、このCCD14からの出力信号を映像信号に変換する信号処理回路38およびアクチュエータ19の圧電素子24に駆動電力を供給する駆動回路39がそれぞれ設けられている。
【0020】
ここで、信号処理回路38にはCCDケーブル40および出力ケーブル41の各一端部が接続されている。そして、CCDケーブル40の他端部は接続コード33内のCCDケーブル35に接続され、出力ケーブル41の他端部はモニタ4との接続ケーブル42に接続されている。これにより、CCD14の撮像信号はCCDケーブル18、35、40を介してCCU3内の信号処理回路38に入力されるとともに、CCU3の信号処理回路38からの出力画像はモニタ4に表示されるようになっている。
【0021】
また、駆動回路39にはリード線43および信号線44の各一端部が接続されている。これらのリード線43および信号線44の各他端部は接続コード33内のリード線36および信号線37にそれぞれ接続されている。そして、スイッチ26の操作信号は信号線27、37、44を介して駆動回路39に入力され、このときアクチュエータ駆動回路39からアクチュエータ駆動電力がリード線43、36、25を介してアクチュエータ19の圧電素子24に供給されるようになっている。
【0022】
また、アクチュエータ19は圧電素子24に電圧を印加することでこの圧電素子24が伸縮動作をし、この伸縮動作によって移動体23に衝撃力を与え、対物光学系13の光軸方向に可動鏡筒17を移動するようになっている。このとき、可動鏡筒17とともにフォーカシングレンズ15bも対物光学系13の光軸方向に移動するようになっている。
【0023】
なお、接続コード33の第1のコネクト部33aにはアクチュエータ19を内蔵しないタイプの内視鏡(図示せず)も動作可能に接続されるようになっている。
【0024】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡装置では通常、CCU3と、モニタ4と、接続コード33とはあらかじめ接続されている。そして、本実施の形態の内視鏡装置の使用時には内視鏡1のコネクタ8を光源装置2に接続固定し、次に接続コード33の第1のコネクト部33aをコネクタ8のコード接続部32に接続固定する。これにより、内視鏡1は動作可能状態となる。
【0025】
この後、内視鏡1の挿入部5が患者の体内に挿入される。そして、挿入部5の先端構成部11が観察対象組織の近傍位置にセットされ、先端構成部11の対物光学系13によって撮像された被写体の観察像、すなわち観察対象組織の観察像がモニタ4に表示される。
【0026】
この状態で、操作部6のスイッチ26を操作することにより、駆動回路39はアクチュエータ19を駆動制御する。即ち、モニタ4に表示される観察像を拡大表示する「拡大」側にスイッチ26を操作した場合にはアクチュエータ19によって対物光学系13のフォーカシングレンズ15aが拡大側に移動される。また、ここでモニタ4に表示される観察像を広角表示する「広角」側にスイッチ26を操作した場合にはフォーカシングレンズ15aが広角側に移動される。従って、操作者は、スイッチ26を操作するだけでモニタ4に表示される観察像を所望の倍率に変更することができる。
【0027】
また、本実施の形態の内視鏡1に代えてアクチュエータ19を内蔵していない第2の内視鏡(図示せず)を使用する場合には、光源装置2に第2の内視鏡のコネクタを同様に接続固定し、次に接続コード33の第1のコネクト部33aを第2の内視鏡のコネクタのコード接続部に接続した状態にセットすることにより、第2の内視鏡によってズーム機能を除いた通常の内視鏡観察を行うことができる。
【0028】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、アクチュエータ19に駆動電力を供給する駆動回路39をCCU3内に一体的に設けたので、フォーカシングレンズ15bを対物光学系13の光軸方向に移動操作するアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1を使用する場合にはコネクタ8のコード接続部32に接続コード33の第1のコネクト部33aを接続するだけで簡単にズーム観察ができる。さらに、アクチュエータ19を内蔵した内視鏡1に代えてアクチュエータ19を内蔵していない通常の内視鏡(第2の内視鏡)を使用する場合でも、同様に接続コード33の第1のコネクト部33aを第2の内視鏡のコネクタのコード接続部に接続した状態にセットすることにより、簡単に通常の内視鏡観察ができる。そのため、アクチュエータ19を内蔵した内視鏡1を使用する場合と、アクチュエータ19を内蔵しない通常の内視鏡(第2の内視鏡)を使用する場合とで、全く同一のシステムが使用でき、かつ全く同一の操作で使用できるので、経済的であるうえ、操作性が良く、そして効率的なシステム構成の内視鏡装置を提供することができる。
【0029】
なお、アクチュエータ19の圧電素子24の後端部(移動体23を固定しない側)に慣性体としての重りを固着しても良い。さらに、上記圧電素子27の後端部(移動体23を固定しない側)が先端構成部本体12に固定されても良い。
【0030】
また、図5および図6は本発明の第2の実施の形態を示すものである。図6は本実施の形態における内視鏡装置全体の概略構成を示すものである。なお、図5および図6中で、第1の実施の形態(図1乃至図4参照)と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0031】
すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態とは異なる構成のCCU51を設けたものである。このCCU51には第1のコード接続部52と、第2のコード接続部53と、モニタ4の接続ケーブル42の接続部54とがそれぞれ設けられている。
【0032】
また、CCU51の内部には第1の実施の形態と同一構成の信号処理回路38が設けられているとともに、リード線55および信号線56が配設されている。ここで、リード線55および信号線56の各一端部は第1のコード接続部52の接点を介して接続コード33内のリード線36および信号線37にそれぞれ接続されている。さらに、リード線55および信号線56の各他端部は第2のコード接続部53のそれぞれの接点に接続されている。
【0033】
また、CCU51には第2の接続コード57を介して駆動装置58が着脱自在に接続されている。ここで、第2の接続コード57の一端部には第1のコネクト部57a、他端部には第2のコネクト部57bがそれぞれ設けられている。そして、第2の接続コード57の第1のコネクト部57aはCCU51の第2のコード接続部53に着脱可能に固定されている。さらに、第2の接続コード57の第2のコネクト部57bは駆動装置58のコード接続部59に着脱可能に固定されている。
【0034】
また、第2の接続コード57の内部には図5に示すようにCCU51内のリード線55および信号線56にそれぞれ接続されるリード線60および信号線61が設けられている。
【0035】
さらに、駆動装置58にはアクチュエータ19の圧電素子24に駆動電力を供給する駆動回路62が内蔵されている。この駆動回路62にはリード線63および信号線64の各一端部が接続されている。これらのリード線63および信号線64の各他端部は第2の接続コード57内のリード線60および信号線61にそれぞれ接続されている。
【0036】
そして、内視鏡1の操作部6のスイッチ26の操作信号は信号線27、37、56、61、64を介して駆動回路62に入力され、このときアクチュエータ駆動回路62からアクチュエータ駆動電力がリード線63、60、55、36、25を介してアクチュエータ19の圧電素子24に供給されるようになっている。
【0037】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡装置では通常、CCU51と、モニタ4と、接続コード33と、第2の接続コード57と、駆動装置58とはあらかじめ接続されている。そして、本実施の形態の内視鏡装置の使用時には内視鏡1のコネクタ8を光源装置2に接続固定し、次に接続コード33の第1のコネクト部33aをコネクタ8のコード接続部32に接続固定する。これにより、内視鏡1は動作可能状態となる。
【0038】
この後、第1の実施の形態と同様に内視鏡1の挿入部5が患者の体内に挿入される。そして、挿入部5の先端構成部11が観察対象組織の近傍位置にセットされ、先端構成部11の対物光学系13によって撮像された被写体の観察像、すなわち観察対象組織の観察像がモニタ4に表示される。
【0039】
この状態で、操作部6のスイッチ26を操作することにより、駆動回路62はアクチュエータ19を駆動制御する。即ち、スイッチ26を「拡大」側に操作した場合にはアクチュエータ19によって対物光学系13のフォーカシングレンズ15aが拡大側に移動され、スイッチ26を「広角」側に操作した場合にはアクチュエータ19によって対物光学系13のフォーカシングレンズ15aが広角側に移動される。従って、操作者は、スイッチ26を操作するだけでモニタ4に表示される観察像を所望の倍率に変更することができる。
【0040】
また、本実施の形態の内視鏡1に代えてアクチュエータ19を内蔵していない第2の内視鏡(図示せず)を使用する場合には、光源装置2に第2の内視鏡のコネクタを同様に接続固定し、次に接続コード33の第1のコネクト部33aを第2の内視鏡のコネクタのコード接続部に接続した状態にセットすることにより、第2の内視鏡によってズーム機能を除いた通常の内視鏡観察を行うことができる。
【0041】
さらに、駆動装置58が第2の接続コード57を介してCCU51に接続されていない状態で、アクチュエータ19を内蔵する内視鏡1が接続コード33を介してCCU51に接続された場合には図示しない告知手段により、例えばブザーの鳴動による警報、或いはモニタ4の画面上の警告表示等の告知操作が行われ、操作者に駆動装置58が接続されていない状態が告知される。
【0042】
なお、駆動装置58が第2の接続コード57を介してCCU51に接続されていない状態で、アクチュエータ19を内蔵しないタイプの第2の内視鏡がCCU51に接続された場合には上記告知操作は行われず、通常の動作がなされる。
【0043】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、アクチュエータ19に駆動電力を供給する駆動回路62を内蔵させた駆動装置58をCCU51に第2の接続コード57を介して着脱自在に接続させたので、アクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡のみを使用する場合は、駆動装置58を用意する必要が無く、経済的である。
【0044】
また、アクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡を使用した後に、アクチュエータ19を内蔵する内視鏡1を使用したい場合には、駆動装置58のみを新たに用意するだけでよいので、効率的なシステムアップができる。
【0045】
さらに、駆動装置58が第2の接続コード57を介してCCU51に接続されていない状態で、アクチュエータ19を内蔵する内視鏡1が接続コード33を介してCCU51に接続された場合には図示しない告知手段により、駆動装置58がCCU51に接続されていない状態が告知されるので、間違えがない。
【0046】
また、図7乃至図9は本発明の第3の実施の形態を示すものである。図7は本実施の形態における内視鏡装置全体の概略構成を示すものである。なお、図7乃至図9中で、第2の実施の形態(図5および図6参照)と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】
すなわち、本実施の形態では第1,第2の各実施の形態で示したアクチュエータ19を内蔵しない通常の内視鏡(第2の内視鏡)71用のCCU72が使用される。このCCU72の内部には図8に示すように第1の実施の形態と同一構成の信号処理回路38が設けられている。さらに、この信号処理回路38にはCCDケーブル40および出力ケーブル41の各一端部が接続されている。そして、CCDケーブル40の他端部はCCU72のコード接続部73の接点に接続され、出力ケーブル41の他端部はモニタ4との接続ケーブル42に接続されている。
【0048】
また、第2の内視鏡71には体内に挿入される挿入部74と、この挿入部74の基端部に連結された手元側の操作部75と、この操作部75の外周面に基端部が連結されたユニバーサルコード76と、このユニバーサルコード76の先端部に連結されたコネクタ77とから形成されている。さらに、第2の内視鏡71の挿入部74には細長い長尺の可撓管部78が設けられている。この可撓管部78の先端部には湾曲部79を介して先端構成部80が連結されている。
【0049】
また、第2の内視鏡71の先端構成部80の内部には図9に示すように対物光学系の対物レンズ81と、このレンズ81を通して入射される被写体の観察像を撮像するCCD82とが配設されている。
【0050】
さらに、CCD82にはCCDケーブル83の一端部が接続されている。このCCDケーブル83の他端部は第2の内視鏡71の挿入部74内から操作部75内およびユニバーサルコード76内を経てユニバーサルコード76のコネクタ77側に延出されている。
【0051】
また、ユニバーサルコード76のコネクタ77の先端部には第1,第2の各実施の形態で示したアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1の光源接続部28と同じ構成の光源接続部84が形成されている。さらに、このコネクタ77の外周面にはコード接続部85が形成されている。そして、このコード接続部85の接点にCCDケーブル83の他端部が接続されている。
【0052】
また、本実施の形態では第2の実施の形態と同じ構成の駆動装置58が使用されるとともに、第2の実施の形態で使用した接続コード33と第2の接続コード57とを一体化した複合構造の接続コード86が使用される。この接続コード86には第1コード87と、第2コード88とが設けられている。
【0053】
ここで、接続コード86の第1コード87の一端部には第1のコネクト部86aが設けられている。この第1のコネクト部86aはアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1のコード接続部32、またはアクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡71のコード接続部85のいずれか一方に選択的に接続されるようになっている。
【0054】
さらに、接続コード86の第1コード87の他端部には第2のコネクト部86bが設けられている。この第2のコネクト部86bはCCU72のコード接続部73に着脱可能に固定されている。また、接続コード86の第2コード88の一端部には第3のコネクト部86cが設けられている。この第3のコネクト部86cは駆動装置58のコード接続部59に着脱可能に固定されている。なお、第2コード88の他端部は第1コード87の他端部とともに第2のコネクト部86bに接続されている。そして、接続コード86の第2のコネクト部86bはCCU72のコード接続部73に着脱可能に固定されている。さらに、接続コード86の第3のコネクト部86cは駆動装置58のコード接続部59に着脱可能に固定されている。
【0055】
また、接続コード86の内部には図8に示すように内視鏡1のCCDケーブル18、または図9に示す第2の内視鏡71のCCDケーブル83のいずれか一方に選択的に接続されるCCDケーブル89と、内視鏡1のリード線25に接続されるリード線90と、内視鏡1の信号線27に接続される信号線91とがそれぞれ設けられている。この場合、CCDケーブル89は接続コード86の第1のコネクト部86aから第1コード87内を通して第2のコネクト部86b側に延設されている。さらに、リード線90および信号線91は第1のコネクト部86aから接続コード86の第1コード87内および第2コード88内を経て第3のコネクト部86c側に延設されている。
【0056】
そして、接続コード86の第1のコネクト部86aがアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1のコード接続部32に接続固定された場合には内視鏡1のCCDケーブル18が接続コード86のCCDケーブル89およびCCU72のCCDケーブル40を介して信号処理回路38に接続されるとともに、内視鏡1のリード線25が接続コード86のリード線90および駆動装置58のリード線63を介して駆動回路62に接続され、さらに内視鏡1の信号線27が接続コード86の信号線91および信号線64を介して駆動回路62に接続されるようになっている。また、接続コード86の第1のコネクト部86aがアクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡71のコード接続部85に接続固定された場合には第2の内視鏡71のCCDケーブル83が接続コード86のCCDケーブル89およびCCU72のCCDケーブル40を介して信号処理回路38に接続されるようになっている。
【0057】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡装置では通常、CCU72と、モニタ4と、接続コード86と、駆動装置58とはあらかじめ接続されている。そして、本実施の形態の内視鏡装置の使用時にアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1を使用する場合にはこの内視鏡1のコネクタ8を光源装置2に接続固定し、次に接続コード86の第1のコネクト部86aをコネクタ8のコード接続部32に接続固定する。これにより、内視鏡1は動作可能状態となる。
【0058】
この後、第1の実施の形態と同様に内視鏡1の挿入部5が患者の体内に挿入される。そして、挿入部5の先端構成部11が観察対象組織の近傍位置にセットされ、先端構成部11の対物光学系13によって撮像された被写体の観察像、すなわち観察対象組織の観察像がモニタ4に表示される。
【0059】
この状態で、操作部6のスイッチ26を操作することにより、駆動回路62はアクチュエータ19を駆動制御する。即ち、スイッチ26を「拡大」側に操作した場合にはアクチュエータ19によって対物光学系13のフォーカシングレンズ15aが拡大側に移動され、スイッチ26を「広角」側に操作した場合にはアクチュエータ19によって対物光学系13のフォーカシングレンズ15aが広角側に移動される。従って、操作者は、スイッチ26を操作するだけでモニタ4に表示される観察像を所望の倍率に変更することができる。
【0060】
また、アクチュエータ19を内蔵していない通常の第2の内視鏡71を使用する場合には、同様にこの第2の内視鏡71のコネクタ77を光源装置2に接続固定し、次に接続コード86の第1のコネクト部86aをコネクタ77のコード接続部85に接続固定する。これにより、第2の内視鏡71が動作可能状態となり、ズーム機能を除いた通常の内視鏡観察を行うことができる。
【0061】
さらに、駆動装置58が接続コード86を介してCCU72に接続されていない状態で、アクチュエータ19を内蔵する内視鏡1が接続コード86を介してCCU72に接続された場合は図示しない告知手段により、例えばブザーの鳴動による警報、或いはモニタ4の画面上の警告表示等の告知操作が行われ、操作者に駆動装置58が接続されていない状態が告知される。
【0062】
なお、駆動装置58が接続コード86を介してCCU72に接続されていない状態で、アクチュエータ19を内蔵しない通常の第2の内視鏡71が接続コード86を介してCCU72に接続された場合には上記告知操作は行われず、通常の動作がなされる。
【0063】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、アクチュエータ19に駆動電力を供給する駆動回路62を内蔵させた駆動装置58をCCU72に接続コード86を介して着脱自在に接続させたので、アクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡71のみを使用する場合には、駆動装置58を用意する必要が無く、経済的である。
【0064】
また、アクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡を使用した後に、アクチュエータ19を内蔵する内視鏡1を使用したい場合には、駆動装置58のみを新たに用意するだけでよいので、効率的なシステムアップができる。
【0065】
さらに、駆動装置58が接続コード86を介してCCU72に接続されていない状態で、アクチュエータ19を内蔵する内視鏡1がCCU72に接続コード86を介して接続された場合は図示しない告知手段により、駆動装置58が接続されていない状態が告知されるので、間違えがない。
【0066】
また、CCU72内には駆動装置58、アクチュエータ用リード線、スイッチ用信号線を設ける必要が無いので、経済的である。さらに、信号処理回路38のみを内蔵した従来のCCU72がそのまま使用でき、経済的であるばかりか、従来システムとの互換性が得られる。
【0067】
また、図10は本発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第3の実施の形態の接続コード86とは構成のことなる接続コード101を設けたものである。すなわち、本実施の形態の接続コード101には図10に示すように第1コード102と、第2コード103とが設けられている。ここで、第1コード102および第2コード103の一端部には共通の第1のコネクト部101aが設けられている。この第1のコネクト部101aはアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1のコード接続部32、またはアクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡71のコード接続部85のいずれか一方に選択的に接続されるようになっている。
【0068】
さらに、第1コード102の他端部には第2のコネクト部101bが設けられている。この第2のコネクト部101bはCCU72のコード接続部73に着脱自在に固定されるようになっている。
【0069】
また、第2コード103の他端部には第3のコネクト部101cが設けられている。この第3のコネクト部101cは駆動装置58のコード接続部59に着脱自在に固定されるようになっている。
【0070】
さらに、接続コード101には第1コード102の内部にCCDケーブル89が配設され、第2コード103の内部にリード線90および信号線91が共に配設されている。そして、接続コード101の第1のコネクト部101aがアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1のコード接続部32に接続固定された場合には内視鏡1のCCDケーブル18が接続コード101のCCDケーブル89およびCCU72のCCDケーブル40を介して信号処理回路38に接続されるとともに、内視鏡1のリード線25が接続コード101のリード線90および駆動装置58のリード線63を介して駆動回路62に接続され、さらに内視鏡1の信号線27が接続コード101の信号線91および信号線64を介して駆動回路62に接続されるようになっている。また、接続コード101の第1のコネクト部101aがアクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡71のコード接続部85に接続固定された場合には第2の内視鏡71のCCDケーブル83が接続コード101のCCDケーブル89およびCCU72のCCDケーブル40を介して信号処理回路38に接続されるようになっている。
【0071】
したがって、本実施の形態の接続コード101は第3の実施の形態の接続コード86と置き換えて使用することができ、その場合でも第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0072】
また、図11は本発明の第5の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第3の実施の形態(図7乃至図9参照)の構成を一部変更したものである。すなわち、本実施の形態ではアクチュエータ19を内蔵する内視鏡1のコネクタ8の外周面にアダプタ111が突設されている。このアダプタ111には2つのコード接続部112,113がそれぞれ設けられている。ここで、アダプタ111の第1のコード接続部112には内視鏡1内のCCDケーブル18が接続されている。さらに、アダプタ111の第2のコード接続部113には内視鏡1内のアクチュエータ19のリード線25およびスイッチ26の信号線27がそれぞれ接続されている。
【0073】
また、駆動装置58には第1の接続コード114、CCU72には第2の接続コード115がそれぞれ着脱自在に固定されている。ここで、第1の接続コード114の一端部には第1のコネクト部114a、他端部には第2のコネクト部114bがそれぞれ設けられている。そして、第1の接続コード114の第2のコネクト部114bは駆動装置58のコード接続部59に着脱自在に固定されている。さらに、この第1の接続コード114の第1のコネクト部114aはアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1の第2のコード接続部113に着脱自在に接続されるようになっている。
【0074】
また、第2の接続コード115の一端部には第1のコネクト部115a、他端部には第2のコネクト部115bがそれぞれ設けられている。そして、第1の接続コード115の第2のコネクト部115bはCCU72のコード接続部73に着脱自在に固定されている。さらに、この第2の接続コード115の第1のコネクト部115aはアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1の第1のコード接続部112、またはアクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡71のコード接続部85のいずれか一方に選択的に接続されるようになっている。
【0075】
また、第1の接続コード114の内部には内視鏡1のリード線25および信号線27に接続されるリード線90および信号線91がそれぞれ設けられている(図8参照)。さらに、第2の接続コード115の内部には内視鏡1のCCDケーブル18、または第2の内視鏡71のCCDケーブル83のいずれか一方に選択的に接続されるCCDケーブル89が設けられている(図8参照)。
【0076】
そして、アクチュエータ19を内蔵する内視鏡1の使用時にはこの内視鏡1の光源接続部28が光源装置2のコネクタ部2aに着脱自在に接続されるとともに、コネクタ8上のアダプタ111の第1のコード接続部112に第2の接続コード115の第1のコネクト部115aが接続され、アダプタ111の第2のコード接続部113に第1の接続コード114の第1のコネクト部114aが接続されるようになっている。
【0077】
さらに、アクチュエータ19を内蔵しない第2の内視鏡71の使用時にはこの第2の内視鏡71の光源接続部84が光源装置2のコネクタ部2aに着脱自在に接続されるとともに、コネクタ77上のコード接続部85に第2の接続コード115の第1のコネクト部115aが接続されるようになっている。
【0078】
そこで、上記構成のものにあっても第3、第4の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、第2の接続コード115は従来のシステムのものが使用可能であり、経済的である。また、互換性もあり、システムアップに好適である。
【0079】
なお、第5の実施の形態における内視鏡1のコネクタ8上のアダプタ111と第1の接続コード114の第1のコネクト部114aとは一体的に固定されていても良い。
【0080】
また、図12は本発明の第6の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第5の実施の形態(図11参照)におけるアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1のユニバーサルコード7とは異なる構成のユニバーサルコード121を設けたものである。
【0081】
このユニバーサルコード121の中途部には分岐用の連結部材121aが設けられている。この連結部材121aには第1の分岐コード121bおよび第2の分岐コード121cの各一端部が連結されている。ここで、第1の分岐コード121bの他端部には第1のコネクタ122が設けられている。この第1のコネクタ122の先端部には光源接続部123が形成されている。さらに、この第1のコネクタ122の外周面にはコード接続部124が形成されている。
【0082】
また、第2の分岐コード121cの他端部には駆動装置58に着脱自在に固定される第2のコネクタ125が設けられている。そして、内視鏡1内のCCDケーブル18はユニバーサルコード121の第1の分岐コード121bから第1のコネクタ122のコード接続部124を介して第2の接続コード115内のCCDケーブルに電気的に接続される。
【0083】
さらに、内視鏡1内のリード線25および信号線27は共に第2の分岐コード121cを介して第2のコネクタ125により駆動装置58内のリード線63、信号線64と電気的に接続される。
【0084】
そこで、上記構成のものにあっても第5の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、図13は本発明の第7の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第5の実施の形態(図11参照)におけるアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1のコネクタ8に2つのコード接続部131,132をそれぞれ設けたものである。ここで、一方のコード接続部131には内視鏡1内のCCDケーブル18が接続されている。さらに、他方のコード接続部132には内視鏡1内のアクチュエータ19のリード線25およびスイッチ26の信号線27がそれぞれ接続されている。
【0085】
そして、駆動装置58に接続された第1の接続コード114の第1のコネクト部114aはアクチュエータ19を内蔵した内視鏡1のコード接続部132に着脱自在に接続されるようになっている。また、CCU72に接続された第2の接続コード115の第1のコネクト部115aは内視鏡1のコード接続部131に着脱自在に接続されるようになっている。
【0086】
そして、内視鏡1内のCCDケーブル18はコード接続部131を介して第2の接続コード115内のCCDケーブルおよびCCU72内のCCUケーブル40に電気的に接続される。
【0087】
さらに、内視鏡1内のリード線25および信号線27は共に第1の接続コード114内のリード線および信号線を介して駆動装置58内のリード線63、信号線64と電気的に接続される。
【0088】
そこで、上記構成のものにあっても第5の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
【0089】
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 対物レンズからの被写体光が入射する撮像素子を内蔵する内視鏡と、上記撮像素子を駆動し上記撮像素子からの出力信号を映像信号に変換する信号処理回路を内蔵するカメラコントロールユニットと、上記対物レンズの少なくとも1部を移動せしめるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動電力を供給する駆動回路を上記カメラコントロールユニット内に一体的に設けたことを特徴とする内視鏡装置。
【0090】
(付記項2) 上記駆動回路を上記カメラコントロールユニットから着脱自在に設けたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
(付記項3) 上記内視鏡のユニバーサルコード内に、上記アクチュエータ用のケーブルと撮像素子用のケーブルを一体的に設けたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0091】
(付記項4) 上記内視鏡のコネクタ内に、上記アクチュエータ用接続ピンと撮像素子用接続ピンを一体的に設けたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0092】
(付記項5) 撮像素子は、電荷結合型固体撮像素子であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
(付記項6) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、フォーカシングされることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0093】
(付記項7) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、ズーミングされることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
(付記項8) 上記アクチュエータは急速変形アクチュエータであることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0094】
(付記項9) 上記アクチュエータは圧電アクチュエータであることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
(付記項10) 上記アクチュエータは磁歪素子からなることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0095】
(付記項11) 上記コネクタと上記カメラコントロールユニットは接続コードにより接続されることを特徴とする付記項4に記載の内視鏡装置。
(付記項12) 上記接続コードは上記コネクタ、上記カメラコントロールユニットと着脱自在に固定されることを特徴とする付記項11に記載の内視鏡装置。
【0096】
(付記項13) 上記接続コードには、上記アクチュエータを内蔵しないタイプの内視鏡も動作可能に接続されることを特徴とする付記項11に記載の内視鏡装置。
【0097】
(付記項14) 上記内視鏡にはアクチュエータ操作用スイッチが設けられることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
(付記項15) 対物レンズからの被写体光が入射する撮像素子を内蔵する内視鏡と、上記撮像素子を駆動し上記撮像素子からの出力信号を映像信号に変換する信号処理回路を内蔵するカメラコントロールユニットと、上記対物レンズの少なくとも1部を移動せしめるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動電力を供給し上記カメラコントロールとは別体に設けられたアクチュエータ駆動回路と、上記アクチュエータに駆動電力を供給するケーブルが上記カメラコントロールユニット内を通過し、上記アクチュエータに給電されることを特徴とする内視鏡装置。
【0098】
(付記項16) 上記駆動回路は上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
(付記項17) 上記内視鏡のユニバーサルコード内に、上記アクチュエータ用のケーブルと撮像素子用のケーブルを一体的に設けたことを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0099】
(付記項18) 上記内視鏡のコネクタ内に、上記アクチュエータ用接続ピンと撮像素子用接続ピンを一体的に設けたことを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0100】
(付記項19) 撮像素子は、電荷結合型固体撮像素子であることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
(付記項20) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、フォーカシングされることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0101】
(付記項21) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、ズーミングされることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
(付記項22) 上記アクチュエータは急速変形アクチュエータであることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0102】
(付記項23) 上記アクチュエータは圧電アクチュエータであることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
(付記項24) 上記アクチュエータは磁歪素子からなることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0103】
(付記項25) 上記コネクタと上記カメラコントロールユニットは第一の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡装置。
(付記項26) 上記第一の接続コードは上記コネクタ、上記カメラコントロールユニットと着脱自在に固定されることを特徴とする付記項25に記載の内視鏡装置。
【0104】
(付記項27) 上記アクチュエータ駆動回路と上記カメラコントロールユニットは第二の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0105】
(付記項28) 上記第二の接続コードは上記アクチュエータ駆動回路と上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項27に記載の内視鏡装置。
【0106】
(付記項29) 上記第一の接続コードには、上記アクチュエータを内蔵しないタイプの内視鏡も動作可能に接続されることを特徴とする付記項25に記載の内視鏡装置。
【0107】
(付記項30) 上記アクチュエータ駆動回路が上記カメラコントロールユニットに接続されていない時に上記アクチュエータを内蔵する内視鏡がカメラコントロールユニットに接続された場合は告知手段により告知されることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0108】
(付記項31) 上記アクチュエータ駆動回路が上記カメラコントロールユニットに接続されていない時に上記アクチュエータを内蔵しないタイプの内視鏡がカメラコントロールユニットに接続された場合は通常の動作がなされることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
【0109】
(付記項32) 上記内視鏡にはアクチュエータ操作用スイッチが設けられることを特徴とする付記項15に記載の内視鏡装置。
(付記項33) 対物レンズからの被写体光が入射する撮像素子を内蔵する内視鏡と、上記撮像素子を駆動し上記撮像素子からの出力信号を映像信号に変換する信号処理回路を内蔵するカメラコントロールユニットと、上記対物レンズの少なくとも1部を移動せしめるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動電力を供給し上記カメラコントロールユニットとは別体に設けられたアクチュエータ駆動回路と、上記内視鏡と上記カメラコントロールユニットと上記駆動回路を着脱自在に接続する接続コードと、上記接続コード内には上記カメラコントロールユニットと上記撮像素子を電気的に接続する第1のケーブルと、上記駆動回路とアクチュエータを電気的に接続する第2のケーブルを有することを特徴とする内視鏡装置。
【0110】
(付記項34) 上記駆動回路は上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
(付記項35) 上記内視鏡のユニバーサルコード内に、上記アクチュエータ用のケーブルと撮像素子用のケーブルを一体的に設けたことを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
【0111】
(付記項36) 上記内視鏡のコネクタ内に、上記アクチュエータ用接続ピンと撮像素子用接続ピンを一体的に設けたことを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
【0112】
(付記項37) 撮像素子は、電荷結合型固体撮像素子であることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
(付記項38) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、フォーカシングされることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
【0113】
(付記項39) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、ズーミングされることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
(付記項40) 上記アクチュエータは急速変形アクチュエータであることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
【0114】
(付記項41) 上記アクチュエータは圧電アクチュエータであることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
(付記項42) 上記アクチュエータは磁歪素子からなることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
【0115】
(付記項43) 上記コネクタと上記カメラコントロールユニットは第一の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項36に記載の内視鏡装置。
(付記項44) 上記第一の接続コードは上記コネクタと上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項43に記載の内視鏡装置。
【0116】
(付記項45) 上記アクチュエータ駆動回路と上記カメラコントロールユニットは第二の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
【0117】
(付記項46) 上記第二の接続コードは上記アクチュエータ駆動回路と上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項45に記載の内視鏡装置。
【0118】
(付記項47) 上記コネクタと上記カメラコントロールユニットは第一の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項43に記載の内視鏡装置。
(付記項48) 上記第一の接続コードは上記コネクタと上記カメラコントロールに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項43に記載の内視鏡装置。
【0119】
(付記項49) 上記アクチュエータ駆動回路と上記コネクタは第二の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項43に記載の内視鏡装置。
(付記項50) 上記第二の接続コードは上記アクチュエータ駆動回路と上記コネクタに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項49に記載の内視鏡装置。
【0120】
(付記項51) 上記接続コードの内視鏡側のコネクタ部には、上記アクチュエータを内蔵しないタイプの内視鏡のコネクタに動作可能に接続されることを特徴とする付記項48に記載の内視鏡装置。
【0121】
(付記項52) 上記第二の接続コードにアクチュエータ駆動回路が接続されていない時に上記アクチュエータを内蔵する内視鏡が上記接続コードの内視鏡コネクト部に接続された場合は告知手段により告知されることを特徴とする付記項49に記載の内視鏡装置。
【0122】
(付記項53) 上記第二の接続コードが上記駆動回路に接続されていない時に上記アクチュエータを内蔵しないタイプの内視鏡が上記接続コードの内視鏡側コネクタ部に接続された場合は通常の動作がなされることを特徴とする付記項49に記載の内視鏡装置。
【0123】
(付記項54) 上記内視鏡にはアクチュエータ操作用スイッチが設けられることを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
(付記項55) 上記アクチュエータを内蔵した内視鏡のコネクタは上記第1の接続コード用のコネクタ部と上記第2の接続コード用のコネクタ部を別個に有することを特徴とする付記項33に記載の内視鏡装置。
【0124】
(付記項56) 対物レンズからの被写体光が入射する撮像素子を内蔵する第1の内視鏡と、上記第1の内視鏡の上記撮像素子を駆動し上記撮像素子からの出力信号を映像信号に変換する信号処理回路を内蔵するカメラコントロールユニットと、上記第1の内視鏡の撮像素子と上記信号処理回路を電気的に接続する接続コードとを有し上記第1の内視鏡を撮像可能状態とする第1の使用形態と、対物レンズからの被写体光が入射する撮像素子を内蔵し上記対物レンズの少なくとも1部を移動せしめるアクチュエータを有する第2の内視鏡と、このアクチュエータに駆動電力を供給し上記カメラコントロールユニットとは別体に設けられたアクチュエータ駆動回路と、上記接続コードと上記第2の内視鏡の間に介在して設けられたアダプタと、このアダプタにより上記カメラコントロールユニットと上記第2の内視鏡の撮像素子を電気的に接続し、かつ上記アダプタと上記アクチュエータ駆動回路を接続し上記アクチュエータ駆動回路と上記アクチュエータとを電気的に接続して上記第2の内視鏡を撮像可能状態とする第2の使用形態を有し、かつ撮像素子を電気的に接続する第1のケーブルと、上記駆動回路とアクチュエータを電気的に接続する第2のケーブルを有することを特徴とする内視鏡装置。
【0125】
(付記項57) 上記駆動回路は上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
(付記項58) 上記内視鏡のユニバーサルコード内に、上記アクチュエータ用のケーブルと撮像素子用のケーブルを一体的に設けたことを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0126】
(付記項59) 上記内視鏡のコネクタ内に、上記アクチュエータ用接続ピンと撮像素子用接続ピンを一体的に設けたことを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0127】
(付記項60) 撮像素子は、電荷結合型固体撮像素子であることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
(付記項61) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、フォーカシングされることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0128】
(付記項62) 上記対物レンズの少なくとも1部が移動することにより、ズーミングされることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
(付記項63) 上記アクチュエータは急速変形アクチュエータであることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0129】
(付記項64) 上記アクチュエータは圧電アクチュエータであることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
(付記項65) 上記アクチュエータは磁歪素子からなることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0130】
(付記項66) 上記コネクタと上記カメラコントロールユニットは第一の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項59に記載の内視鏡装置。
(付記項67) 上記アダプタは第2の内視鏡のコネクタに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0131】
(付記項68) 上記接続コードは上記アダプタに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
(付記項69) 上記アダプタは第2の接続コードと着脱自在に接続されることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0132】
(付記項70) 上記第2の接続コードは上記アダプタと上記アクチュエータ駆動回路と着脱自在に固定されることを特徴とする付記項69に記載の内視鏡装置。
【0133】
(付記項71) 上記第2の接続コードは上記アダプタと一体に形成されることを特徴とする付記項69に記載の内視鏡装置。
(付記項72) 上記第1の内視鏡のコネクタのピン数と上記第2の内視鏡のコネクタのピン数は同一であることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0134】
(付記項73) 上記アダプタ内で上記第2の内視鏡のアクチュエータ用の信号線は上記駆動回路へ、上記信号処理回路用の信号線は上記カメラコントロールユニットに分配されることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0135】
(付記項74) 上記第1の内視鏡の総操作スイッチ数と上記第2の内視鏡の総操作スイッチ数は同一であることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0136】
(付記項75) 上記第2の内視鏡の操作スイッチはアクチュエータ操作用スイッチを含むことを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
(付記項76) 上記第1の接続コードは上記コネクタと上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項66に記載の内視鏡装置。
【0137】
(付記項77) 上記アクチュエータ駆動回路と上記カメラコントロールユニットは第2の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
【0138】
(付記項78) 上記第2の接続コードは上記アクチュエータ駆動回路と上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項78に記載の内視鏡装置。
【0139】
(付記項79) 上記コネクタと上記カメラコントロールユニットは第1の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項66に記載の内視鏡装置。
(付記項80) 上記第1の接続コードは上記コネクタと上記カメラコントロールユニットに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項66に記載の内視鏡装置。
【0140】
(付記項81) 上記アクチュエータ駆動回路と上記コネクタは第2の接続コードにより接続されることを特徴とする付記項56に記載の内視鏡装置。
(付記項82) 上記第2に接続コードは上記アクチュエータ駆動回路と上記コネクタに着脱自在に固定されることを特徴とする付記項81に記載の内視鏡装置。
【0141】
(付記項83) 上記接続コードの内視鏡側のコネクト部には、上記アクチュエータを内蔵しないタイプの内視鏡のコネクタに動作可能に接続されることを特徴とする付記項82に記載の内視鏡装置。
【0142】
(付記項84) 上記第2の接続コードにアクチュエータ駆動回路が接続されていない時に上記アクチュエータを内蔵する内視鏡が上記接続コードの内視鏡コネクト部に接続された場合は告知手段により告知されることを特徴とする付記項82に記載の内視鏡装置。
【0143】
(付記項85) 上記第2の接続コードが上記駆動回路に接続されていない時に上記アクチュエータを内蔵しないタイプの内視鏡が上記接続コードの内視鏡側コネクト部に接続された場合は通常の動作がなされることを特徴とする付記項82に記載の内視鏡装置。
【0144】
(付記項15〜85の従来技術) 従来、特開平6−315282号公報に示すように、内視鏡の対物レンズの一部を圧電アクチュエータで駆動するものが開示されている。この圧電アクチュエータは内視鏡外部にある制御回路により制御される。先行技術では、内視鏡と制御回路の配線等は全く考慮されていなかったため効率的なシステムが構築できなかった。
【0145】
(付記項15〜32の目的) 操作性の良く、システムアップに好適な、そして効率的なシステム構成の内視鏡装置を提供する。
(付記項33〜85の目的) 安価で操作性が良く、システムアップに好適な、そして効率的なシステム構成の内視鏡装置を提供する。
なお、上述の付記項の従属関係は好適な組合わせの一例を示しているにすぎず、あらゆる組合わせが可能である。
【0146】
【発明の効果】
本発明によれば、アクチュエータを内蔵した内視鏡でも、アクチュエータを内蔵しない通常の内視鏡でも、全く同一のシステムが使用でき、かつ全く同一の操作で使用できる。そのため、操作性の良い、そして効率的なシステム構成の内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における内視鏡装置全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡装置の要部の概略構成図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡の先端構成部を示す縦断面図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡の圧電アクチエータの概略構成を示す縦断面図。
【図5】 本発明の第2の実施の形態における内視鏡装置の要部の概略構成図。
【図6】 第2の実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成図。
【図7】 本発明の第3の実施の形態における内視鏡装置全体の概略構成図。
【図8】 第3の実施の形態の内視鏡装置で使用されるアクチュエータを内蔵した第2の内視鏡の接続状態を示す要部の概略構成図。
【図9】 第3の実施の形態の内視鏡装置で使用されるアクチュエータを内蔵しない第1の内視鏡の接続状態を示す要部の概略構成図。
【図10】 本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置の要部の概略構成図。
【図11】 本発明の第5の実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成図。
【図12】 本発明の第6の実施の形態の内視鏡装置の要部の概略構成図。
【図13】 本発明の第7の実施の形態の内視鏡装置の要部の概略構成図。
【符号の説明】
1…内視鏡、3,51,72…CCU(カメラコントロールユニット)、5,74…挿入部、13…対物光学系、14,82…CCD(撮像素子)、15b…フォーカシングレンズ(光学素子)、19…アクチュエータ、38…信号処理回路、39,62…駆動回路。

Claims (4)

  1. 挿入部の先端部に配設された対物光学系を通して入射される被写体を撮像する撮像素子が内蔵された内視鏡と、
    上記内視鏡に内蔵され、上記対物光学系の少なくとも1部の光学素子を移動させるアクチュエータと、
    上記撮像素子を駆動し、上記撮像素子からの出力信号を映像信号に変換する信号処理回路を内蔵するカメラコントロールユニットと
    上記アクチュエータに駆動電力を供給する駆動回路と、
    上記撮像素子と上記カメラコントロールユニットとを電気的に接続するための第1のケーブル及び上記アクチュエータと上記駆動回路とを電気的に接続するための第2のケーブルが内蔵され、少なくとも一端部に上記内視鏡の接続部に着脱可能なコネクタ部を有する接続コードとを備え、
    上記コネクタ部は、上記アクチュエータを内蔵しない内視鏡の接続部にも接続可能に構成されたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 上記カメラコントロールユニットとは別体で構成され、上記駆動回路を内蔵する駆動ユニットを備え、
    上記カメラコントロールユニットは、上記接続コードの上記第1及び第2のケーブルと電気的に接続する第1の接続部と、上記駆動ユニットの駆動回路と電気的に接続する第2の接続部とを有し、上記第1の接続部の第2のケーブル用接点と上記第2の接続部の駆動回路用接点とを内部で接続するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 上記カメラコントロールユニットの上記第2の接続部に上記駆動ユニットが接続されていない状態において、上記アクチュエータを内蔵する内視鏡が上記接続コードを介して接続されたときに、その旨を告知する告知手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 上記カメラコントロールユニットとは別体で構成され、上記駆動回路を内蔵する駆動ユニットを備え、
    上記接続コードは、上記カメラコントロールユニットに着脱可能な第1のケーブル用コネクタ部と、上記駆動ユニットに着脱可能な第2のケーブル用コネクタ部とを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
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