JPH0998943A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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JPH0998943A
JPH0998943A JP7257694A JP25769495A JPH0998943A JP H0998943 A JPH0998943 A JP H0998943A JP 7257694 A JP7257694 A JP 7257694A JP 25769495 A JP25769495 A JP 25769495A JP H0998943 A JPH0998943 A JP H0998943A
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広 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な配光を確保すると共に、飛び込みフレア
ーを防止する広角画像用の電子内視鏡を提供する。 【解決手段】電子内視鏡1の先端部5を構成する第1湾
曲駒15内には、四隅を面取りした固体撮像素子16が
配設されている。この固体撮像素子16の四角形形状の
撮像面17の中心と、対物レンズカバー18を含む対物
光学系の光軸とが一致するように芯だしされて配設され
ている。そして、固体撮像素子16の撮像面17の右
辺,左辺及び下辺の外側にはそれぞれライトガイドバン
ドル19R,19L,19Dを配置している。すなわ
ち、ライトガイドバンドル19は、固体撮像素子16の
3辺の外側を通って先端面の照明レンズカバーに臨まれ
ている。ライトガイドバンドル19Rの直径とライトガ
イドバンドル19Lの直径とは略同形で、且つ、ライト
ガイドバンドル19Dの直径より小径に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端部に固体撮像
素子を内蔵した電子内視鏡に関し、特に、前記固体撮像
素子に光学像を結像させる光学系が広角対物光学系であ
る電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことにより、体腔内臓器などを観察したり、必要に応じ
て処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治
療・処置のできる内視鏡が広く利用されている。また、
これら内視鏡は、医療用のみならず工業用においてもボ
イラや機械及び化学プラントなどの管内、或いは、エン
ジン内部の観察及び検査などに用いられている。
【0003】上述のように用いられる内視鏡には挿入部
の先端部に電荷結合素子(以下CCDと記載)などの撮
像素子を配設した電子内視鏡がある。この電子内視鏡を
用いることにより、対物光学系を通してCCDの撮像面
に結像した観察像を電気信号に変換し、この電気信号を
信号処理装置に伝送して映像信号を生成してモニタ画面
に映し出して観察が行える。
【0004】このように、前記CCDの撮像面には対物
光学系を通った被写体像が結像するようになっているの
で、このCCDの前面に配設する対物光学系を適宜選択
することによって、広角画像用の内視鏡や拡大画像用の
内視鏡など、内視鏡の用途に応じて種々の光学スペック
を持たせたものを提供することができる。
【0005】例えば、主に大腸など下部消化管内の観察
を行なう内視鏡としては、ひだの多い管腔内を観察する
ため、一度にひだの裏まで観察をすることによって病変
部の見落としを無くすため、広角画像用のものを用いて
いた。
【0006】特開平4−102432号公報には、視野
角が140°以上の広角で、フレアーやゴーストのな
い、十分な照明配光を確保する超広角の内視鏡が提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平4−102432号公報の超広角の内視鏡は、主に
ファイバースコープのように視野方向によって画角差の
ない視野が円形用のものであり、観察視野範囲が略四角
形形状になるCCDを配設した電子内視鏡を考慮した技
術ではなかった。
【0008】一般的に、電子内視鏡では結像面が主に略
四角形形状のCCDを用いることが多いため、対辺方向
と、対角方向とでは視野角が異なってしまう。特に、視
野角を広角に設定した広角画像用の電子内視鏡の場合に
は対辺方向と対角方向とで視野角が大きく異なる。この
ため、照明光が固体撮像素子の対辺方向と対角方向との
両方に対してすみずみまで十分に行き渡らず、明暗差が
できて観察に支障をきたすおそれがあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、良好な配光を確保すると共に、飛び込みフレアー
を防止する広角画像用の電子内視鏡を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡は、
内視鏡先端部に配設されたライトガイド端から出射する
照明光で照らされた被写体をとらえる内視鏡先端部に配
設した広角対物光学系と、この広角対物光学系でとらえ
た被写体像が結像する略四角形の撮像面を前記広角対物
光学系の光軸後方に垂直に配置した固体撮像素子とを備
える電子内視鏡であって、前記ライトガイドを前記固体
撮像素子の撮像面の少なくとも3辺の外側を通して内視
鏡先端部の先端側に延出し、このライトガイド先端部を
内視鏡先端部に配設している。
【0011】この構成によれば、固体撮像素子の結像面
の上辺、下辺、左辺、右辺のうち、少なくとも3辺以上
の外側を通って、ライトガイドの出射端が内視鏡先端部
に配置されるので、この出射端から出射される照明光に
よって、固体撮像素子の撮像面の対辺方向及び対角方向
に対して照明光がくまなく行き渡って、十分な照明光の
元での被写体の観察が行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1及び図2は本発明の第1実施形
態に係り、図1は電子内視鏡の概略構成を示す図、図2
は電子内視鏡先端部の第1湾曲駒内に配置された内蔵物
の配置状態を説明する長手方向に対し直交する断面図で
ある。
【0013】図1に示すように電子内視鏡1は、細長な
挿入部2と、この挿入部2の手元側にあって術者が把持
する操作部3と、この操作部3の側部から延出してライ
トガイドケーブルや信号系ケーブルや電気系ケーブルな
どを内蔵する可撓性のユニバーサルコード4とを備えて
いる。
【0014】前記挿入部2は、CCDなどの固体撮像素
子を内蔵した先端部5と、複数の湾曲駒を回動自在に連
接して上下・左右方向に湾曲自在な湾曲部6と、細長で
可撓性を有する軟性管7とを順次連接して構成されてい
る。
【0015】前記操作部3には前記湾曲部6を上下・左
右方向に湾曲させる湾曲操作ノブ8や体腔内に鉗子など
の処置具を挿通するための処置具挿入口9や信号処理装
置や制御装置あるいは送気・送水・送ガス手段などの周
辺機器の操作を行う複数の押釦スイッチ10,1
0...が設けられている。
【0016】前記ユニバーサルコード4の手元側端部に
はコネクタ部11が設けられており、このコネクタ部1
1には固体撮像素子で光電変換した被写体像の電気信号
を映像信号処理回路に伝送する電気接点部12や先端部
のノズルに空気などを送るための送気口金13や光源装
置に接続されるライトガイド口金14が設けられてい
る。
【0017】図2に示すように前記電子内視鏡1の先端
部5を構成する第1湾曲駒15内の略中央上部には四隅
に面取りを施した略四角形形状の固体撮像素子16が配
設されている。この固体撮像素子16の四角形形状の撮
像面17は、下方向に寄せられて、内視鏡先端面に配設
されている対物レンズカバー18を含む対物光学系の光
軸と、前記撮像面17の中心とが一致するように芯だし
されて配設されている。
【0018】前記固体撮像素子16の撮像面17の右
辺,左辺及び下辺の外側にはそれぞれライトガイドバン
ドル19R,ライトガイドバンドル19L,ライトガイ
ドバンドル19Dが挿通しており、これらライトガイド
バンドル19R,19L,19Dは固体撮像素子16の
3辺の外側を通って内視鏡先端部5の先端面に配設され
ている照明レンズカバーに臨まれている。
【0019】前記ライトガイドバンドル19Rの直径と
ライトガイドバンドル19Lの直径とは略同形で、且
つ、前記ライトガイドバンドル19Dの直径より小径に
形成し、前記ライトガイドバンドル19R,19Lを、
視野角の狭い対辺方向に配置することにより、ライトガ
イドバンドル19R,19Lからレンズカバー18に漏
れこむ光によって発生するフレアー、いわゆる飛び込み
フレアーの発生する可能性を著しく小さくしている。
【0020】また、前記ライトガイドバンドル19R,
19L,19Dは、電子内視鏡1の先端部5,湾曲部
6,軟性管7から操作部3内の間では1本づつ分かれて
いるが、ユニバーサルコード4及びコネクタ部11にお
いては1本のライトガイドケーブルとして各バンドル1
9R,19L,19Dがひとまとめにされている。
【0021】なお、前記撮像面17の上辺の外側には内
視鏡先端面に配設されている送気・送水ノズル20に連
通する送気・送水チューブ21が挿通している。また、
前記撮像面17の左隅方向には処置具を挿通する鉗子挿
通チャンネル22が挿通している。さらに、本実施形態
の内視鏡先端部5の先端面は電子内視鏡1の長手挿入方
向に対して垂直な平面であり、この平面に前記送気・送
水ノズル20,対物レンズカバー18,鉗子挿通チャン
ネル22の先端開口、各ライトガイドバンドル19の先
端面に臨まれる照明レンズカバーがフラットに配置され
ている。同図で符号23U,23D,23L,23Rは
湾曲部6を上下左右の所望の方向に湾曲させるときに牽
引される湾曲操作ワイヤである。
【0022】このように、被写体を照明するライトガイ
ドバンドルを固体撮像素子の四角形の撮像面の3辺の外
側を挿通させて内視鏡先端部に配置することにより、広
視野角を有する対物光学系に対応して、被写体をすみず
みまで十分に行き渡る良好な配光で照射することができ
る。このことにより、固体撮像素子の撮像面の対辺方向
及び対角方向まで照明光がくまなく行き渡るので、十分
な照明光の観察像が得られる。
【0023】また、電子内視鏡の視野角の狭い対辺方向
にライトガイドバンドルを配置することにより、ライト
ガイドバンドルからレンズカバーに漏れこむ光によって
発生するフレアーの発生を抑えることができる。
【0024】さらに、固体撮像素子の対辺方向に対して
ライトガイドバンドルを配置しているので、ライトガイ
ドバンドルを固体撮像素子に対して最も近づけて配設す
ることができるため、先端挿入部の外径の細径化を行な
うことができる。
【0025】又、鉗子挿通チャンネルを固体撮像素子の
対角方向に配置したことにより、鉗子挿通チャンネル先
端開口から鉗子が少し突出しただけで、すぐに観察視野
内に鉗子をとらえることができるので安全性が大幅に向
上する。
【0026】更に、送気・送水ノズルが対辺方向で撮像
面にかからないように配置しているので観察画像がけら
れることがなくなる。
【0027】また、ライトガイドの外径寸法を適宜設定
することにより、効率よく内蔵物を収納することができ
る。
【0028】なお、前記実施形態においてライトガイド
バンドルを固体撮像素子の四角形の撮像面の3辺の外側
を挿通させて内視鏡先端部に配置したもので説明した
が、ライトガイドバンドルを撮像面の4辺の外側を挿通
させて内視鏡先端部に配置するようにした電子内視鏡で
も同様の作用及び効果を得ることができる。
【0029】また、図3に示すように前記先端部5の先
端面5aに、前記対物レンズカバー18の両側面に、こ
の対物レンズカバー18の斜め左上上方を向く平面5R
及び斜め右上上方を向く平面5Lを形成し、これら平面
5R,5Lに前記ライトガイドバンドル19R,19L
の先端面を配設し、このライトガイドバンドル19R,
19Lにそれぞれ臨むように照明レンズカバー24R,
24Lを配設することによって広範囲を良好な配光で照
射することができるので、より広角の視野角を有する対
物光学系を備えた内視鏡に対応する。符号24Dはライ
トガイドバンドル19Dの先端面に臨むように配設され
ている照明レンズカバーである。
【0030】図4ないし図7は本発明の第2実施形態に
係り、図4は対物光学系に広角ズーム機構を備えた内視
鏡先端部の長手方向に沿った断面図、図5は図4のA−
A断面図、図6はズーム機構に連動した可変照明機構の
説明図である。
【0031】図4に示すように本実施形態の電子内視鏡
1は、対物光学系31に広視野角に切替え可能な広角ズ
ーム機構30を備えている。
【0032】まず、広角ズーム機構30について説明す
る。前記広角ズーム機構30は、対物光学系31に配設
した移動レンズ32をステッピングモータ(以下モータ
と略記)33で駆動させ、長手方向先端側から後方側に
移動させることによって、対角視野角を例えば120°
から170°まで可変するようにしている。
【0033】前記モータ33は、このモータ33の回転
軸をモーター伝達軸34に嵌合、圧入しているため、前
記モータ33が図示しない駆動装置からの電源信号をモ
ータ駆動ケーブル35を通して受けとることにより回転
駆動するようになっている。そして、このモータ33の
回転を、モーター伝達軸34、移動レンズ枠36を通し
て直線運動に変換して、前記移動レンズ32を長手方向
の先端側、または後方側に移動させて対角視野角を所望
の角度に設定することができるようになっている。
【0034】なお、前記モーター33を保持するモータ
ーホルダ37は、対物光学系31を保持しており、前記
移動レンズ枠36移動の際にガイドの役割をも兼ねてい
る。そして、前記モーターホルダ37とステッピングモ
ータ33とは図のように接着部38によって接着固定さ
れており、前記モーターホルダ37とモーターカバー3
9及びモーターホルダ37と固定レンズ枠40及び固定
レンズ枠40とモーターカバー39が、全て接着剤で固
定・密封されている。
【0035】また、各光学系とレンズ及びレンズ枠どう
しも全て接着剤で固定されているので、移動レンズ枠3
6、移動レンズ32を含む空間部は第1湾曲駒15内、
及び外部と隔絶されて湿気の侵入が防止されている。
【0036】図5に示すように固体撮像素子16は、上
下左右方向の位置決めをしてモーターホルダ37に取付
け固定されている。前記固体撮像素子16の撮像面17
の上辺,下辺,左辺,右辺のそれぞれ外側にはライトガ
イドバンドル19U,19D,19L,19Rが各辺に
対応するように1本づつ配置されている。
【0037】前記ライトガイドバンドル19U,19
D,19L,19Rのそれぞれの直径寸法は、下辺,右
辺,左辺,上辺に対応して配置されているライトガイド
19の順に直径寸法が細径になっている。
【0038】なお、前記ライトガイドバンドル19は前
記第1実施形態同様、先端部5,湾曲部6,軟性管7か
ら操作部3内の間では1本づつ分かれているが、ユニバ
ーサルコード4及びコネクタ部11においては1本のラ
イトガイドケーブルとして1本のライトガイドケーブル
に束ねられている。
【0039】また、前記固体撮像素子16の対角方向に
は副送水チューブ41、ステッピングモータ33、鉗子
挿通チャンネル22が配置されている。そして、送気送
水ノズル20は固体撮像素子16に対して上方向で、且
つライトガイドバンドル19Uに隣接して配置されてい
る。
【0040】次に、前記ズーム機構30に連動した可変
照明機構について説明する。図6に示すように先端部5
に配設されるライトガイドレンズ枠44には、後方側開
口からライトガイド凸レンズ43及びライトガイドバン
ドル19が挿入され、前方側開口から板ガラス45及び
変形レンズ46が挿入され、前記ライトガイド凸レンズ
43,ライトガイドバンドル19及び変形レンズ46が
ライトガイドレンズ枠44に接着固定されている。
【0041】前記ライトガイドレンズ枠44の固定磁石
46可動部には電磁石47が取付けられており、前記板
ガラス45端部に配置されている固定磁石46との間で
可動するようになっている。
【0042】前記ライトガイドレンズ枠44には前記モ
ータ駆動ケーブル35から引き出されたライトガイド可
変ケーブル35aが接続されている。このため、前記モ
ータ駆動ケーブル35からの駆動信号に対応する電流
が、前記ライトガイド可変ケーブル35aからライトガ
イドレンズ枠44を通して電磁石47に通電されること
により、板ガラス45が拡大観察の際に実線に示す位置
に配置され、広角観察する際に破線に示す位置に配置さ
れる可変照明機構を構成している。
【0043】従って、この照明レンズカバー24から被
写体に向かって出射される照明光は、広角観察時、板ガ
ラス45を点線に示す位置に配置して変形レンズ46を
通過して点線に示すように光軸に対して対称に広がって
出射されていく。
【0044】一方、拡大観察時には、板ガラス45が実
線に示すように傾き、変形レンズ46を通過して実線に
示すように光軸に対して内側よりに照明範囲を狭めて出
射されていく。その他の構成は前記第1実施形態と同様
であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0045】このように、広角ズーム機構に対応させて
可変照明機構を構成する板ガラスを移動させることによ
り、視野角に応じた効率の良い照明光を被写体に照射す
ることができる。
【0046】また、拡大と広角との中間画角において
も、それに応じた傾きで板ガラスを止めることによっ
て、各画角に対応した良好な照明光で被写体を照らすこ
とができる。さらに、観察に直接関係のないチャンネル
や、可変照明機構であるモータなどの内蔵物を対角方向
に配置することよって内部スペースを効率良く利用する
ことができる。
【0047】又、移動レンズ部を密閉したので、水蒸気
の侵入及び内視鏡内へ水分が侵入したとき、対物光学系
への水分の侵入が無くなるで常に良好な画像を得ること
ができる。更に、ズーム機構に連動した可変照明機構を
採用することにより、広角ズーム機構において良好な配
光を得ることができる。特に、広角ズームにおいては、
必要な範囲に全光量を集中することができるため配光効
率が良くなり、必要以上のライトガイドが必要無いの
で、挿入部の細径化が可能になる。その他の作用及び効
果は前記第1実施形態と同様である。
【0048】なお、図7に示すように前記広角ズーム機
構が高拡大ズーム機構の場合には前記ライトガイドレン
ズ枠44内に、ライトガイドバンドル19、接合レンズ
51、カバーレンズ52を挿入している。前記接合レン
ズ51は、第1レンズ51a,第2レンズ51b,第3
レンズ51cと3枚に分割されており、レンズ51aと
レンズ51bとの間及びレンズ51bとレンズ51cと
の間には液晶フィルタ50が挟持されている。この液晶
フィルタ50は通電されることにより光を全反射し、通
常状態では光を全透過する。
【0049】前記高拡大ズーム機構の場合、例えば拡大
45°と広角120°という2焦点切換えのとき、拡大
時には実線に示すようにライトガイドバンドル19から
の出射光が液晶フィルタ40に屈折されることにより、
レンズカバー18の光軸中心に対して集中的な配光とな
る。
【0050】逆に、広角時には点線で示すようにライト
ガイドバンドル19からの出射光が液晶フィルタ40を
透過して広範囲を照明する配光になる。
【0051】なお、液晶フィルタ40への通電は、前記
第2実形態と同様、モータ駆動ケーブル35に連動して
ライトガイド可変ケーブル35aを通して行なわれる。
その他の構成は第2実施形態と同様であり、同部材には
同符号を付して説明を省略する。
【0052】この構成によれば、狭視野角時に照明不足
とならず、広視野角時にも良好な配光となる電子内視鏡
とすることができる。その他の作用及び効果は前記第2
実施形態と同様である。
【0053】[付記] 1.内視鏡先端部に配設されたライトガイド端から出射
する照明光で照らされた被写体をとらえる内視鏡先端部
に配設した広角対物光学系と、この広角対物光学系でと
らえた被写体像が結像する略四角形の撮像面を前記広角
対物光学系の光軸後方に垂直に配置した固体撮像素子と
を備える電子内視鏡において、前記ライトガイドを前記
固体撮像素子の撮像面の少なくとも3辺の外側を通して
内視鏡先端部の先端側に延出し、このライトガイド先端
部を内視鏡先端部に配設する電子内視鏡。
【0054】2.送気、送水用ノズルを前記固体撮像素
子の対辺位置側に配置する付記1記載の電子内視鏡。
【0055】3.鉗子挿通チャンネルを前記固体撮像素
子の対角位置側に配置する付記1記載の電子内視鏡。
【0056】4.前記広角対物光学系に可動レンズを設
け、この可動レンズを駆動させる駆動機構を前記固体撮
像素子の対角位置側に配置する付記1記載の電子内視
鏡。
【0057】5.前記広角対物光学系に設けた可動レン
ズの移動に対応する可変照明機構を設けた付記4記載の
電子内視鏡。
【0058】6.前記可変照明機構がライトガイドレン
ズ枠に設けた固定磁石を有する板ガラスと電磁石とで構
成される付記5記載の電子内視鏡。
【0059】7.前記可変照明機構がライトガイドレン
ズ枠に設けた複数の接合レンズと各接合レンズの間に配
設した液晶フィルタとで構成される付記5記載の電子内
視鏡。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、良
好な配光を確保すると共に、飛び込みフレアーを防止す
る広角画像用の電子内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施形態に係り、
図1は電子内視鏡の概略構成を示す図
【図2】電子内視鏡先端部の第1湾曲駒内に配置された
内蔵物の配置状態を説明する長手方向に対し直交する断
面図
【図3】第1実施形態の応用例であり、先端部の先端面
の概略構成を説明する図
【図4】図4ないし図7は本発明の第2実施形態に係
り、図4は対物光学系に広角ズーム機構を備えた内視鏡
先端部の長手方向に沿った断面図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】ズーム機構に連動した可変照明機構の説明図
【図7】対物光学系に高拡大ズーム機構を備えた内視鏡
のズーム機構に連動した可変照明機構の別の構成を示す
説明図
【符号の説明】
1…電子内視鏡 5…先端部 16…固体撮像素子 17…撮像面 19…ライトガイドバンドル(19U,19D,19
R,19L)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡先端部に配設されたライトガイド
    端から出射する照明光で照らされた被写体をとらえる内
    視鏡先端部に配設した広角対物光学系と、この広角対物
    光学系でとらえた被写体像が結像する略四角形の撮像面
    を前記広角対物光学系の光軸後方に垂直に配置した固体
    撮像素子とを備える電子内視鏡において、 前記ライトガイドを前記固体撮像素子の撮像面の少なく
    とも3辺の外側を通して内視鏡先端部の先端側に延出
    し、このライトガイド先端部を内視鏡先端部に配設する
    ことを特徴とする電子内視鏡。
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