JP2001340203A - マット - Google Patents

マット

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JP2001340203A
JP2001340203A JP2000299022A JP2000299022A JP2001340203A JP 2001340203 A JP2001340203 A JP 2001340203A JP 2000299022 A JP2000299022 A JP 2000299022A JP 2000299022 A JP2000299022 A JP 2000299022A JP 2001340203 A JP2001340203 A JP 2001340203A
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JP
Japan
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mat
silicone rubber
rubber compound
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joined
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Application number
JP2000299022A
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English (en)
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Yasuyuki Nakanishi
康之 中西
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Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床汚染の危険がなく、耐久性に優れ、更に
は、運搬効率が優れ、洗濯機や乾燥機による処理効率が
優れている、マットを提供すること。 【解決手段】 マット原反1の裏面にマット基材2が接
合されており、マット基材2が、マット原反1の裏面全
面に接合される本体部21と、マット原反1の裏面には
接合されず又は部分的に接合され、マット原反1の縁か
らはみ出るように本体部21の縁に接合される耳部22
とからなり、マット基材2が、架橋剤が配合されたゴム
配合物を架橋処理してなる架橋ゴムである、マットにお
いて、ゴム配合物が、シリコーンポリマーを主成分とす
るシリコーンゴム配合物であり、少なくとも本体部21
が、発泡剤を含むシリコーンゴム配合物を架橋処理して
なる発泡ゴムからなっていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床汚染の危険がな
く、耐久性が優れ、環境適合性が優れ、更には、運搬効
率が優れ、洗濯機や乾燥機による処理効率が優れてい
る、足拭きマットなどのマットに関するものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】ゴム配合物を架橋処理してな
る架橋ゴムを用いて構成されたマット基材が、マット原
反の裏面に接合されている、従来のマット、特にレンタ
ル用マットにおいては、ゴム配合物に、硫黄、老化防止
剤、加硫促進剤などの汚染性物質が含まれることが一般
的であり、このような汚染性物質がマット基材から滲出
して床を汚染してしまう危険性があった。
【0003】そこで、床汚染の危険がないマットが要望
されていた。
【0004】一方、レンタル用のマットにおいては、軽
量化が要望されていた。何故なら、軽量であれば、一度
に多くのマットを運搬できるので、運搬効率を向上させ
ることができ、従って、運送コストひいてはマット価格
を低減でき、また、洗濯機や乾燥機において一度に多く
のマットを処理でき、従って、作業コストひいてはマッ
トのレンタル再生コストを低減できるからである。
【0005】本発明は、床汚染の危険がなく、耐久性が
優れ、環境適合性が優れ、更には、運搬効率が優れ、洗
濯機や乾燥機による処理効率が優れている、マットを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
マット原反の裏面にマット基材が接合されており、マッ
ト基材が、マット原反の裏面全面に接合される本体部の
みからなり、又は該本体部と、マット原反の裏面には接
合されず又は部分的に接合され、マット原反の縁からは
み出るように本体部の縁に接合される耳部とからなり、
又は上記本体部と、マット原反の裏面には接合されず又
は部分的に接合され、マット原反の縁に沿うように本体
部の縁に接合されるエッジ部とからなり、マット基材
が、架橋剤が配合されたゴム配合物を架橋処理してなる
架橋ゴムである、マットにおいて、ゴム配合物が、シリ
コーンポリマーを主成分とするシリコーンゴム配合物で
あり、少なくとも本体部が、発泡剤を含むシリコーンゴ
ム配合物を架橋処理してなる発泡ゴムからなっているこ
とを特徴とするマットである。
【0007】ここで、架橋剤は、硬化剤又は硬化触媒を
含む概念である。
【0008】図1はマット基材が本体部のみからなる場
合を示す断面図である。図において、1はマット原反、
2はマット基材であり、マット基材2はここでは本体部
21のみからなっている。本体部21は、マット原反1
の裏面全面に接合されており、マット原反1と縁が略揃
っている。この本体部21は、通常は、マット原反1よ
り少し大きめに成形しておき、トリミングして、作製す
る。
【0009】図2はマット基材が本体部のみからなる場
合の別の例を示す断面図である。ここでは、本体部21
の縁がマット原反1の縁からはみ出ている。この本体部
21も、図1の場合と同様に作製する。
【0010】図3はマット基材が本体部と耳部とからな
る場合を示す断面図である。本体部21はマット原反1
と縁が略揃っており、耳部22は、マット原反1の裏面
には接合されず又は部分的に接合され、マット原反1の
縁からはみ出るように本体部21の縁に接合されてい
る。この耳部22は、図4に示すように、未架橋テープ
ゴム3を未架橋本体部211に当接させて共にプレス成
形し、(架橋)本体部21に接合した架橋テープゴム3
をマット原反1の縁からはみ出るようにトリミングし
て、作製する。
【0011】図5はマット基材が本体部とエッジ部とか
らなる場合を示す断面図である。本体部21はマット原
反1と縁が略揃っており、エッジ部23は、マット原反
1の裏面には接合されず又は部分的に接合され、マット
原反1の縁に沿うように本体部21の縁に接合されてい
る。このエッジ部23は、図4に示すように成形した
後、架橋テープゴム3をマット原反1の縁に略揃うよう
にトリミングして、作製する。
【0012】マット原反とは、通常、パイルが基布に植
設されてなるものであるが、これに限らず、例えば、織
り布、編み布、不織布シート、スポンジシート、芝状シ
ートなども含むものである。パイルや基布としては、目
的に応じて種々の材質や構成のものを使用できる。マッ
ト原反の、マット基材との接着面には、マット原反とマ
ット基材との接着性向上、パイルが基布に植設されてい
る場合にはパイル抜け防止などのために、プライマー、
ラテックス、エマルジョンなどが塗布される場合があ
る。
【0013】本発明のマット基材は、シリコーンゴム配
合物を架橋処理して製造される。シリコーンゴム配合物
は、シリコーンポリマーを含み且つ架橋剤も含み、更
に、必要に応じてその他の添加剤を含むものである。そ
して、本発明のマット基材の少なくとも本体部は、発泡
剤を含んだシリコーンゴム配合物を架橋処理して製造さ
れる。通常、シリコーンポリマー及び必要に応じて加え
るその他の添加剤は、それぞれ配合された状態で、市販
のシリコーンゴムコンパウンドとして提供される。架橋
剤や発泡剤もシリコーンゴムコンパウンドに配合されて
市販される場合がある。シリコーンゴム配合物には、固
体状のミラブル型シリコーンゴム配合物と液状シリコー
ンゴム配合物との2種類がある。
【0014】シリコーンゴム配合物の配合や混練は公知
の方法を選択して行うことができる。また、架橋処理す
る前にシリコーンゴム配合物をシート化する場合は、そ
のシートの圧延も、公知の方法を選択して行うことがで
き、シート厚さは目的に応じて種々選択できる。また、
マットの部位によって、シート厚さを適宜変更したりシ
リコーンゴム配合物の配合を適宜変更したりしてもよ
い。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、シリコーンゴム配合物として、ミラブル型
シリコーンゴム配合物を用いたものである。
【0016】ミラブル型シリコーンゴム配合物を用いる
と、架橋処理する前のシリコーンゴム配合物のシート化
が容易となる。
【0017】ミラブル型シリコーンゴム配合物は、シリ
コーンポリマー、架橋剤、及び発泡剤を含み、更に、必
要に応じて、充填剤、特性向上剤、その他の添加剤を含
むものである。
【0018】シリコーンポリマーとしては、ジメチル系
シリコーンポリマー、メチルビニル系シリコーンポリマ
ー、メチルフェニルビニル系シリコーンポリマー、メチ
ルフルオロアルキル系シリコーンポリマーなどが用いら
れる。コストの点では、ジメチル系シリコーンポリマ
ー、メチルビニル系シリコーンポリマーが好ましく、耐
油性がより優れている点ではメチルフルオロアルキル系
シリコーンポリマーが好ましく、耐熱性及び耐寒性がよ
り優れている点ではメチルフェニルビニル系シリコーン
ポリマーが好ましい。
【0019】架橋剤としては、ラジカル反応型架橋剤と
付加反応型架橋剤が用いられる。
【0020】ラジカル反応型架橋剤としては、例えば、
有機過酸化物が用いられる。有機過酸化物としては、ア
シル系有機過酸化物、アルキル系有機過酸化物などが用
いられる。アシル系有機過酸化物としては、2,4−ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキ
サイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、p−メ
チルベンゾイルパーオキサイドなどが用いられる。アル
キル系有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert.−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、ジ−(tert.−ブチル)パーオ
キサイド、tert.−ブチルクミルパーオキサイドなどが
用いられる。反応分解物に汚染の危険性のある物質を含
まないという点では、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
(tert.−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−(tert.−
ブチル)パーオキサイドが好ましい。
【0021】付加反応型架橋剤としては、例えば、白金
化合物を触媒とした架橋剤が用いられる。但し、白金化
合物を触媒とした架橋剤を用いる場合は、特定の発泡剤
を配合すると架橋阻害を起こすことがあるので、用いる
発泡剤を適宜選定する必要がある。
【0022】充填剤としては、煙霧質シリカ、表面処理
煙霧質シリカ、沈殿シリカ、珪藻土、石英粉、炭酸カル
シウム、カーボンブラックなどが用いられる。
【0023】特性向上剤としては、加工助剤、耐熱向上
剤、架橋戻り防止剤、難燃性付与剤などが用いられる。
加工助剤としては、末端にシラノール基やアルコシリル
基を有する低粘度シリコーンオイル、レジン、シラン化
合物などが用いられる。耐熱向上剤としては、鉄オクト
エート、酸化鉄、Mn系化合物、Ni系化合物、Cu系
化合物、Zr系化合物、Ce系化合物、W系化合物、酸
化チタン、煙霧質酸化チタンなどが用いられる。架橋戻
り防止剤としては、BaO、BaO2、CaO、Mg
O、ZnOなどが用いられる。難燃性付与剤としては、
白金化合物などが用いられ、難燃効果を更に高めるため
に、酸化鉄、酸化チタン、カーボンブラック、リン化合
物、窒素化合物などを併用してもよい。更に、特性向上
剤として、防かび剤などを用いてもよい。
【0024】その他の添加剤としては、顔料などが用い
られる。
【0025】マットの製造は、シリコーンゴム配合物と
してミラブル型シリコーンゴム配合物を用いる場合、例
えば次のように行う。シリコーンゴム配合物を適宜の
方法で適宜の厚さにシート化し、このシートとマット原
反とを重ねて加熱プレスする。又はシリコーンゴム配
合物を架橋処理してマット基材を製造し、このマット基
材にマット原反を適宜の方法で接着させる。
【0026】なお、本体部、耳部、エッジ部は、それぞ
れ異なるシリコーンゴム配合物であってもよい。
【0027】発泡ゴムは、シリコーンゴム配合物に適宜
の発泡剤を適宜の量だけ添加して架橋処理することによ
り、製造される。発泡倍率は、通常、3倍以下であるの
が好ましい。何故なら、3倍より大きいと、発泡ゴムの
物性が著しく低くなる恐れがあるからである。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、シリコーンゴム配合物として、液状シリコ
ーンゴム配合物を用いたものである。
【0029】液状シリコーンゴム配合物には、縮合型液
状シリコーンゴム配合物と付加型液状シリコーンゴム配
合物の2種類がある。
【0030】(1)縮合型液状シリコーンゴム配合物
は、シリコーンポリマーを含み且つ硬化触媒を含み、更
に、必要に応じて、架橋剤、充填剤、特性向上剤、その
他の添加剤を含むものである。
【0031】シリコーンポリマーとしては、ジメチル系
シリコーンポリマー、メチルフェニル系シリコーンポリ
マー、メチルフルオロアルキル系シリコーンポリマーな
どが用いられる。これらは、単独で又は2種以上混合し
て用いられる。
【0032】架橋剤としては、メチルトリアセトキシシ
ラン、メチルトリ(メチルエチルケトオキシム)シラ
ン、メチルトリアルコキシシラン、メチルトリ(イソプ
ロペノキシ)シラン、メチルビニルアミドシラン、ジア
ルキルアミノキシシロキサン、正ケイ酸エチル、正ケイ
酸プロピルなどが用いられる。これらは、反応形態によ
り適宜選択して、単独で又は2種以上を混合して用いら
れる。
【0033】硬化触媒としては、有機スズ化合物、有機
チタン化合物、アミン系化合物などが用いられる。これ
らは、単独で又は2種以上混合して用いられる。
【0034】充填剤としては、ミラブル型シリコーンゴ
ム配合物で用いられるものと同じものが用いられる。
【0035】特性向上剤としては、顔料、耐熱向上剤、
難燃性付与剤、流動調整剤、防かび剤、接着向上剤など
が用いられる。耐熱向上剤及び難燃性付与剤としては、
ミラブル型シリコーンゴム配合物で用いられるものと同
じものが用いられる。これらは、単独で又は2種以上混
合して用いられる。
【0036】その他の添加剤としては、シリコーンオイ
ルなどの可塑剤が用いられる。
【0037】(2)付加型液状シリコーンゴム配合物
も、縮合型液状シリコーンゴム配合物と同様に、シリコ
ーンポリマーを含み且つ架橋剤及び硬化触媒を含み、更
に、必要に応じて、充填剤、特性向上剤、その他の添加
剤を含むものである。
【0038】シリコーンポリマーとしては、例えば、縮
合型液状シリコーンゴム配合物で用いられるシリコーン
ポリマーの、−OH末端基及び−H末端基をビニル基に
置換したものが用いられる。
【0039】架橋剤としては、SiH基含有化合物など
が用いられる。SiH基含有化合物としては、1分子中
にSiH基を3個以上有する比較的低分子量のポリマー
などが用いられる。
【0040】硬化触媒としては、白金系触媒などが用い
られる。
【0041】充填剤としては、ミラブル型シリコーンゴ
ム配合物で用いられるものと同じものの他に、アルミナ
粉などが用いられる。
【0042】特性向上剤としては、縮合型液状シリコー
ンゴム配合物で用いられるものと同じものの他に、反応
抑制剤などが用いられる。
【0043】その他の添加剤としては、シリコーンオイ
ルなどの可塑剤が用いられる。
【0044】(3)液状シリコーンゴム配合物を用いた
場合のマットの製造は、例えば次のように行う。液状
シリコーンゴム配合物を、適宜の方法でマット原反に塗
布した後、加熱下、又は常温下、又は紫外線照射下で硬
化させる。液状シリコーンゴム配合物を適宜のシート
に塗布し、この液状シリコーンゴム配合物にマット原反
を重ね、加熱下、又は常温下、又は紫外線照射下で、液
状シリコーンゴム配合物硬化させ、シートを剥がす。
液状シリコーンゴム配合物を架橋処理してマット基材を
製造し、このマット基材にマット原反を適宜の方法で接
着させる。
【0045】液状シリコーンゴム配合物を用いてマット
を製造する場合には、ミラブル型シリコーンゴム配合物
の場合と若干異なった扱いをする。即ち、 プレス成形は行わず、塗布した後に硬化処理する。 図1及び図2のマットの場合は、ミラブル型シリコー
ンゴム配合物を用いる場合と同様に製造できる。しか
し、図3及び図5のマットの場合は、未架橋テープゴム
3が液状のままでは取り扱いが困難であるので、次のよ
うに行う。(a) 前もって硬化済みテープゴム(架橋テー
プゴム)を作製しておき、本体部硬化時に、適宜の方法
で硬化済みテープゴムを接着させる。又は(b) テープゴ
ムのみミラブル型シリコーンゴム配合物を用いて作製し
ておき、未架橋本体部を硬化させると同時にテープゴム
を架橋させる。
【0046】なお、本体部、耳部、エッジ部は、それぞ
れ異なるゴム配合物であってもよい。
【0047】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、発泡剤として、熱分解型発泡剤又は樹脂系
熱膨張型ビーズ発泡剤を用いたものである。
【0048】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、発泡剤として、熱可塑性樹脂中空粉体と、
沸点が室温より高い液体との、組み合わせを用いたもの
である。
【0049】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、沸点が室温より高い液体が水であるもので
ある。
【0050】発泡剤としては、熱分解型発泡剤、ビーズ
型発泡剤などが用いられる。熱分解型発泡剤としては、
1,1−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタ
ン)、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカ
ルボンアミドなどが用いられる。ビーズ型発泡剤として
は、硬化樹脂ビーズ、硬化樹脂多孔質体、樹脂系熱発泡
型ビーズなどが用いられる。硬化樹脂ビーズ又は硬化樹
脂多孔質体とは、発泡剤自体が既に気泡を有しており、
後発泡させない又は殆ど後発泡させない発泡剤である。
樹脂系熱発泡型ビーズとは、樹脂ビーズ内に熱膨張する
材料を含んでおり、該材料が加熱によって膨張し、その
結果として樹脂ビーズ全体が熱膨張する発泡剤である。
【0051】また、発泡剤としては、熱可塑性樹脂中空
粉体と、沸点が室温より高い液体との、組み合わせを用
いることもできる。熱可塑性樹脂中空粉体は、発泡セル
の核となるものであり、熱可塑性樹脂を外殻としてその
中に不活性ガスを含有するものである。
【0052】ここで、熱可塑性樹脂としては、例えば、
シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂
などが挙げられる。この熱可塑性樹脂の軟化点は、40
〜200℃が好ましく、特に60〜180℃が好まし
い。
【0053】不活性ガスとしては、例えば、空気、窒素
ガス、ヘリウムガスなどが挙げられる。
【0054】沸点が室温より高い液体は、成形時に揮発
して発泡剤としての働きをするとともに、熱可塑性樹脂
中空粉体と組み合わせることによって、均一且つ微細な
発泡セルを形成する機能を有する。このような、沸点が
室温より高い液体としては、水;n−ペンタン、n−ヘ
キサン、イソへキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭
化水素;メタノール、エタノール、1−プロパノールな
どのアルコール類;メトキシベンゼン、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン
などのケトン類;低分子量の直鎖状ジメチルシロキサ
ン、環状ジメチルシロキサンなどの低分子量シロキサン
などが、挙げられる。これらの中でも、水が特に好まし
い。
【0055】また、特に、液状シリコーンゴムコンパウ
ンドを用いる場合には、シリコーンポリマー自体の硬化
反応の際に発生するガスを発泡剤としてもよく、この場
合、発泡剤(発泡剤成分)は、シリコーンポリマー自体
に含まれることとなる。
【0056】
【発明の実施の形態】(実施形態1〜8及び比較形態
1)実施形態1のマットは図3の構成を有している。具
体的には、マット原反1は850mm×700mm、本
体部21は850mm×700mm、耳部22は幅15
mmで厚さ1.7mmである。なお、本体部21の厚さ
は表3に示している。
【0057】上記構成のマットは次のように製造した。
ナイロンパイル11がポリエステル不織布からなる基布
12に植設されてなる、マット原反1の、裏面に、表1
の実施形態1に示すゴム配合処方に従って配合してなる
シリコーンゴム配合物の、未架橋ゴムシートを、当接さ
せるとともに、該未架橋ゴムシートに、表2の実施形態
1に示すゴム配合処方に従って配合してなるシリコーン
ゴム配合物の、未架橋テープゴムを、当接させ、上記未
架橋ゴムシート及び上記未架橋テープゴムをマット原反
と共に加熱加圧処理し、即ち、上記未架橋ゴムシートと
マット原反との接合処理及び上記未架橋ゴムシート及び
上記未架橋テープゴムの架橋処理を行う。そして、架橋
テープゴムをトリミングする。こうして、上記未架橋ゴ
ムシートが架橋されてなる本体部21と架橋テープゴム
からなる耳部22とからなるマット基材2が、マット原
反1に接合してなる、マットを得た。上記加熱加圧処理
は、マット原反1の裏面に上記未架橋ゴムシート及び上
記未架橋テープゴムを当接したものを上下方向から熱板
で挟んで加圧して行うものであり、具体的には、熱板温
度170℃、加圧時間10分間、加圧圧力1.3Kgf
/cm2で行った。また、上記未架橋ゴムシートの厚さ
は0.7mmとし、上記未架橋テープゴムの厚さは1.
8mmとした。
【0058】なお、実施形態2〜8及び比較形態1のマ
ットも、それぞれ、表1に示すシリコーンゴム配合物を
未架橋ゴムシート用に用い、且つ表2に示すシリコーン
ゴム配合物を未架橋テープゴム用に用いて、実施形態1
のマットと同様にして得た。但し、比較形態1のマット
においては、未架橋ゴムシートの厚さを1.4mmに変
更した。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】なお、表1及び表2における*1〜*17
は次に示すものである。 *1…信越化学工業株式会社製のメチルビニル系シリコ
ーンゴムコンパウンド、商品番号:X−30−1132
U。 *2…信越化学工業株式会社製のメチルビニル系シリコ
ーンゴムコンパウンド、商品番号:X−30−3224
G−U。 *3…GE東芝シリコーン株式会社製のメチルビニル系
シリコーンゴムコンパウンド、商品番号:TSE260
−5U。 *4…東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製の
メチルビニル系シリコーンゴムコンパウンド、商品名:
DX32−5122。
【0062】*5…信越化学工業株式会社製の架橋剤で
あり、2,5−ジメチル−2,5−ビス−(tert.−ブ
チルパーオキシ)ヘキサンを約50重量%含有してい
る。商品番号:C−8A。熱分解温度約165℃。 *6…信越化学工業株式会社製の架橋剤であり、ジ−te
rt.−ブチルパーオキサイドを約50重量%含有してい
る。商品番号:C−23N。熱分解温度約125℃。 *7…信越化学工業株式会社製の架橋剤であり、ジ−te
rt.−ブチルパーオキサイドを約50重量%含有してい
る。商品番号:C−3。熱分解温度約155℃。 *8…GE東芝シリコーン株式会社製の架橋剤であり、
p−メチルベンゾイルパーオキサイドを約50重量%含
有している。商品番号:TC12。熱分解温度100〜
120℃。 *9…GE東芝シリコーン株式会社製の架橋剤であり、
ジクミルパーオキサイドを約20重量%含有している。
商品番号:TC−3。熱分解温度160〜180℃。 *10…RC−4とMR−91とを重量比1:1の割合
で用いた架橋剤。なお、RC−4は、東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン株式会社製の架橋剤であり、2,5−
ジメチル−2,5−ビス−(tert.−ブチルパーオキ
シ)ヘキサンを約50重量%含有しており、熱分解温度
が約165℃である。MR−91は、東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン株式会社製の架橋剤であり、白金を約
0.4重量%含有している。
【0063】*11…信越化学工業株式会社製の発泡剤
であり、アゾジカルボンアミド系である。商品番号:X
−93−296。熱分解温度約140℃。 *12…信越化学工業株式会社製の発泡剤であり、1,
1−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)
を約50重量%含有している。商品番号:KEP23。
熱分解温度約105℃。 *13…GE東芝シリコーン株式会社製の発泡剤であ
り、1,1−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニル
エタン)を約50重量%含有している。商品番号:ME
810。熱分解温度105〜107℃。 *14…松本油脂株式会社製の樹脂系熱発泡型発泡ビー
ズである。商品名:松本マイクロスフェアー(F−79
D)。熱膨張温度範囲80〜190℃。 *15…日本フィライト株式会社製の樹脂系熱発泡型発
泡ビーズである。商品名:エクスパンセルDU。熱膨張
温度範囲80〜190℃。 *16…日本フィライト株式会社製の硬化樹脂多孔質体
である。商品名:エクスパンセルDU。 *17…水とシリコーンレジン中空粉体とを重量比6:
5の割合で用いたものである。シリコーンレジン中空粉
体としては、窒素ガスが内封された、平均粒径が約40
ミクロン、軟化点が80℃のものを用いた。
【0064】また、物性試験のために架橋ゴムシートの
みを作製する場合には、次のように行った。即ち、表1
の実施形態1〜8及び比較形態1に示すシリコーンゴム
配合物のゴムシートを加熱加圧処理することにより、架
橋ゴムシートを得た。加熱加圧処理は、シリコーンゴム
配合物のゴムシートを上下方向から熱板で挟んで加圧し
て行うものであり、具体的には、シリコーンゴム配合物
のゴムシートの厚さが1.3mmであり、熱板温度17
0℃、加圧時間10分間、加圧圧力1.3Kgf/cm
2で行った。
【0065】なお、上記のシリコーンゴム配合物の、ゴ
ムシート及びテープゴムは、シリコーンゴム配合物を公
知の方法によりニーダーで混練し、公知の方法によりロ
ールで圧延することにより作製した。
【0066】表3は実施形態1〜8及び比較形態1に示
すシリコーンゴム配合物を用いて得られたマットの特性
を示す。
【0067】
【表3】
【0068】なお、表3における*A、*c〜*iは次
に示す通りである。 *A…磨耗劣化少々あり。 *c…マット洗濯疲労試験:マットサンプルを、洗濯物
容量が30Kgの大型洗濯機に投入し、90℃の温水中
で30分間洗浄し、脱水後、乾燥機中で乾燥させる。こ
れを20回繰り返した後、マットサンプルの状態を観察
する。なお、マットサンプルの大型洗濯機への投入量は
約30Kgとなるよう調節する。 *d…マット基材表面の粘着性の評価基準: 大:表面を触ると、粘つきがある。また、マットを床に
敷くと、若干、粘着成分が床に移る。但し、粘着成分の
拭き取りは可能。 中:表面を触ると、若干の粘つきがある。また、マット
を床に敷くと、殆ど、粘着成分が床に移らない。 小:表面を触ると、極めて少ないが粘つきがある。ま
た、マットを床に敷いても、粘着成分が床に移らない。 なし:表面を触っても、粘つきを感じない。 *e…耐オゾン性テスト:マット作製後、マットをマッ
ト原反側を内側にして2つ折りにして、これを平面上に
置き、その2つ折りにしたマットの上面全面に10Kg
f/100cm2の荷重を載せることにより、マット基
材の折り目に歪みを与え、50℃でオゾン濃度50pp
hmの雰囲気下に200時間放置し、マット基材の折り
目付近のクラック発生状態を目視判断する。
【0069】*f…床汚染性テスト:次のようにして評
価する。 (1)架橋ゴムシートから2cm×4cmのゴムシート試
験片2枚を裁断して用意する。 (2)一方、10cm×5cmの床材サンプル(商品名:
フロアリュームリッチFL200、東リ株式会社製)を
2枚用意する。 (3)1枚の床材サンプルの上に、2cm×4cmのゴム
シート試験片2枚を置き、その上に、残りの1枚の床材
サンプルを重ね、更にその上に、アルミ板(厚さ1〜2
mm程度、8cm×8cm)を重ね、その上に、1Kg
fの荷重を載せる。これを1セットとする。 (4)プラスチック密閉容器中に、すのこを入れ、該すの
この上に、(3)で作ったセットを置く。 (5)プラスチック密閉容器に、すのこの半分が浸る程度
まで水を入れる。そして、プラスチック密閉容器を密閉
し、60℃の恒温槽中で7日間放置する。 (6)床材サンプルをプラスチック密閉容器から取り出
し、ゴムシート試験片を取り除いた後、これを室温で乾
燥させる。 (7)床材サンプルのゴムシート試験片の接触していた面
に紫外線を照射する。紫外線の照射は、ダイプラ・ウィ
ンテス株式会社製のダイプラ・メタルウェザー(KU−
R3)を用い、波長295〜780nm、強度45mW
/cm2の光を、85℃、湿度70%の条件下で、9時
間照射することで行う。このように紫外線を照射するこ
とにより、床材サンプルへ移った汚染性物質が変色する
ので、床材サンプルの汚染度合の判断が容易となる。 (8)この床材サンプルの汚染度合を目視で判断する。判
断基準は、「良好(汚染なし)」と「微弱な汚染あり」
の2種類とした。
【0070】*g…マット上歩行時のマットのずれ:マ
ットを木質系床材の上に敷き、マット上を体重約60K
gの人間が同方向に踏みつけて歩行(1回の通過でマッ
トを1回踏むこととし、500回通過する)した際のマ
ットのずれを、下記の判断基準で評価する。 ◎:マットのずれが、0.3cm未満 〇:マットのずれが、0.3cm以上0.5cm未満 △:マットのずれが、0.5cm以上3cm未満 ×:マットのずれが、3cm以上 *h…マット基材とマット原反との接着性:*cのマッ
ト洗濯疲労試験後のマットサンプルのマット原反部を手
で引き剥がし、下記の判断基準で評価する。 ◎:マット原反部が全く剥がれない 〇:マット原反部が極めて剥がれにくい △:マット原反部が剥がれにくいが強く引き剥がすと剥
がれる ×:マット原反部が容易に剥がれる *i…マット基材の厚さを無作為に30箇所で測定した
平均値。
【0071】なお、実施形態2では、2種類の架橋剤を
用いているので、シリコーンゴム配合物の架橋反応を徐
々に進めることができた。
【0072】実施形態7では、*13の発泡剤の熱分解
温度が、*8の架橋剤の熱分解温度以上であり且つ*9
の架橋剤の熱分解温度より低いので、発泡倍率が向上
し、また、均一で細かい気泡ができた。
【0073】(実施形態9)実施形態1と同じマット原
反の裏面に、液状シリコーンゴム配合物(東芝シリコー
ン株式会社製の商品名「トスフォーム5310」を主剤
と硬化剤とが重量比100:10となるよう配合してな
るもの)500gを均一にナイフコーティングし、これ
を60℃下で硬化させた。こうして、マット原反に、液
状シリコーンゴム配合物を硬化してなる発泡マット基材
が接合されてなる、マットを得た。
【0074】上記構成のマットにつき、実施形態1と同
様のマット特性を調べた。その結果は次の通りであっ
た。 ・マット基材の厚さ:1.8mm ・マット洗濯疲労試験:マット基材の摩耗は若干ある
が、マット自体は製品として使用できる範囲内にあっ
た。 ・マット基材表面の粘着性の評価:なし。 ・耐オゾン性テスト結果:良好、即ちクラックなし。 ・床汚染性テスト結果:良好。 ・マット上歩行時のマットのずれ:◎ ・マット基材とマット原反との接着性:◎
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、次のよう
な効果を発揮できる。 (1) シリコーンゴム配合物に、床汚染の危険がある添加
剤、例えば硫黄、老化防止剤、加硫促進剤などを配合し
なくてもよいので、床汚染の危険を解消できる。 (2) シリコーンポリマーの耐オゾン性が良いので、長期
間使用しても、オゾンクラックの発生を防止できる。 (3) シリコーンポリマーの主たる構成元素がケイ素、酸
素、水素、炭素などであるので、マットを焼却処分した
場合でも、環境適合性が高い。しかも、シリコーンゴム
配合物を、環境適合性の高い添加剤を用いて調製できる
ので、添加剤を用いた場合でも、環境適合性を高めるこ
とができる。 (4) シリコーンポリマーの高温環境下・低温環境下にお
ける物性変化が少ないので、高温環境下・低温環境下に
おける特性変化、例えば剛性変化などを、著しく低減で
きる。 (5) シリコーンゴム配合物を用いているので、柔軟性を
向上できる。従って、マットを床に設置した際にマッ
トが床面にフィットするので、マット上歩行時に床面に
対してマットがずれるのを殆ど防止できる。マットを
洗濯しやすい。マットを自由な形状で保管できるの
で、保管が容易である。 (6) シリコーンポリマーの耐油性が比較的良いので、マ
ット原反に、オイル系吸着剤による処理を施しても、マ
ット基材が膨潤するなどの不具合が発生しにくい。ま
た、膨潤した場合でも、洗濯・乾燥させることにより、
吸収したシリコーンポリマーのオイル成分を排出しやす
い。
【0076】(7) マット基材の少なくとも本体部が発泡
ゴムからなっているので、マット全体を軽量化できる。
このため、一度に多くのマットを運搬できることとな
り、運搬効率を向上できる。従って、運搬コストひいて
はマット価格を低減できる。 (8) マット基材の少なくとも本体部が発泡ゴムからなっ
ているので、マット全体を軽量化できる。このため、洗
濯機や乾燥機で一度に多くのマットを処理できることと
なる。従って、作業コストひいてはマット価格を低減で
きる。 (9) マット基材の少なくとも本体部が発泡ゴムからなっ
ているので、シリコーンゴム配合物の使用量を発泡させ
ない場合に比して低減できる。従って、高価なシリコー
ンポリマーの使用量を低減できるので、マットの価格を
低減できる。
【0077】請求項2記載の発明によれば、シリコーン
ゴム配合物をシート化してマット原反と加熱プレスする
ことにより、マットを製造できるので、マット製造が容
易である。
【0078】請求項3記載の発明によれば、液状シリコ
ーンゴム配合物をマット原反に塗布して、常温下又は加
温下でシリコーンゴム配合物を硬化させることにより、
マットを製造できるので、マット製造が容易である。
【0079】請求項4ないし6に記載の発明によれば、
加熱処理によって確実に発泡させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマットの第1例を示す断面図であ
る。
【図2】 本発明のマットの第2例を示す断面図であ
る。
【図3】 本発明のマットの第3例を示す断面図であ
る。
【図4】 第3例又は第4例のマットの一製造工程を示
す断面図である。
【図5】 本発明のマットの第4例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マット原反 2 マット基材 21 本体部 22 耳部 23 エッジ部 3 未架橋テープゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 19:00 B29K 19:00 83:00 83:00 105:04 105:04 B29L 31:58 B29L 31:58 Fターム(参考) 3B120 AA14 AB27 AD19X AD19Y AD19Z BA03 BB04 DA15 EB19 EB20 EB21 4F100 AA01H AK01H AK41 AK48 AK52B AK52G AL05B AN02B AN02G BA02 BA32B CA01B CB02 DB20B DE04B DE04H DG03A DG11A DG15 DG16 DJ01B DJ05B EJ05B GB81 JB20B JB20G JL00 JL06 4F211 AA33 AA45 AB02 AB26 AC03 AD16 AD17 AG03 AG20 AH48 AH51 AJ05 TA05 TA09 TA13 TC03 TC05 TH06 TN51 TN58 TN84 TQ04 TW22 TW23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット原反の裏面にマット基材が接合さ
    れており、 マット基材が、マット原反の裏面全面に接合される本体
    部のみからなり、又は該本体部と、マット原反の裏面に
    は接合されず又は部分的に接合され、マット原反の縁か
    らはみ出るように本体部の縁に接合される耳部とからな
    り、又は上記本体部と、マット原反の裏面には接合され
    ず又は部分的に接合され、マット原反の縁に沿うように
    本体部の縁に接合されるエッジ部とからなり、 マット基材が、架橋剤が配合されたゴム配合物を架橋処
    理してなる架橋ゴムである、マットにおいて、 ゴム配合物が、シリコーンポリマーを主成分とするシリ
    コーンゴム配合物であり、 少なくとも本体部が、発泡剤を含むシリコーンゴム配合
    物を架橋処理してなる発泡ゴムからなっていることを特
    徴とするマット。
  2. 【請求項2】 シリコーンゴム配合物として、ミラブル
    型シリコーンゴム配合物を用いた請求項1記載のマッ
    ト。
  3. 【請求項3】 シリコーンゴム配合物として、液状シリ
    コーンゴム配合物を用いた請求項1記載のマット。
  4. 【請求項4】 発泡剤として、熱分解型発泡剤又は樹脂
    系熱膨張型ビーズ発泡剤を用いた請求項1記載のマッ
    ト。
  5. 【請求項5】 発泡剤として、熱可塑性樹脂中空粉体
    と、沸点が室温より高い液体との、組み合わせを用いた
    請求項1記載のマット。
  6. 【請求項6】 沸点が室温より高い液体が水である請求
    項5記載のマット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001302919A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Dow Corning Toray Silicone Co Ltd シリコーンゴムスポンジ形成性組成物、シリコーンゴムスポンジおよびそれらの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001302919A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Dow Corning Toray Silicone Co Ltd シリコーンゴムスポンジ形成性組成物、シリコーンゴムスポンジおよびそれらの製造方法

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