JP2001339779A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JP2001339779A
JP2001339779A JP2000157463A JP2000157463A JP2001339779A JP 2001339779 A JP2001339779 A JP 2001339779A JP 2000157463 A JP2000157463 A JP 2000157463A JP 2000157463 A JP2000157463 A JP 2000157463A JP 2001339779 A JP2001339779 A JP 2001339779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送線に流れる電流値を視認可能として施工性
を向上させる。 【解決手段】伝送処理装置30は、伝送線Lsに流れる
電流のレベルを検出する電流検出部45と、システムの
使用電流(消費電流)や伝送線Lsの短絡発生等の種々
の情報を表示する表示部46とを備えている。電流検出
部45は、例えば伝送線Lsに流れる電流値のデジタル
データ(電流値データ)を作成して表示部46および伝
送制御部42に出力する。表示部46では電流検出部4
5から与えられる電流値データに基づいて表示器46a
を駆動して伝送線Lsの電流値を表示する。表示部46
によって伝送線Lsに流れる電流(消費電流)の電流値
を視認することができるから、消費電流が伝送処理装置
30の最大定格を越えないように施工現場において端末
器が容易に追加できるようになり、施工性を向上させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視制御シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、照明器具等の負荷を遠隔制御
するようにした遠隔監視制御システムが提供されてい
る。例えば、図12に示すように、複数のスイッチSを
備えて各スイッチSの操作状態を監視する複数個の操作
端末器31’と、複数の負荷L1…を制御する複数個の
制御端末器32’とを2線式の伝送線Lsを介して伝送
処理装置30’に接続した遠隔監視制御システムが知ら
れている。操作端末器31’及び制御端末器32’に
は、それぞれ個別のアドレスが設定され、このアドレス
を用いて伝送処理装置30’が操作端末器31’及び制
御端末器32’を個別に認識する。
【0003】伝送処理装置30’は伝送線Lsに対し
て、図13(a)のようなフォーマットの伝送信号Vs
を送出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始
を示すスタートパルスST、信号モードを示すモードデ
ータ信号MD、操作端末器31’や制御端末器32’を
各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送するアドレ
スデータ信号AD、負荷L1 …を制御する制御データを
伝送する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するた
めのチェックサムデータ信号CS、操作端末器31’や
制御端末器32’からの返送データ信号を受信するタイ
ムスロットである信号返送期間WTよりなる複極(±2
4V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によって
データが伝送されるようになっている。
【0004】各操作端末器31’および各制御端末器3
2’では、伝送線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(伝送
線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡す
ることにより送出される信号)として返送する。
【0005】また、伝送処理装置30’には、ダミー信
号送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。
ダミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミー
モードとしたダミー伝送信号を常時送出する。また、割
り込み信号処理手段は、いずれかの操作端末器31’で
スイッチSの操作に伴って発生した図13(b)のよう
な割り込み信号Viを受信したときに、割り込み信号V
iを発生した操作端末器31’を検索し、その操作端末
器31’に設定されているアドレスデータを返信データ
(操作データ)として返送させる。すなわち、常時はダ
ミー信号送信手段によってダミー伝送信号を伝送線Ls
に送出し、スイッチSの操作に伴って操作端末器31’
から発生した割り込み信号Viをダミー伝送信号のスタ
ートパルス信号STに同期して検出すると、伝送処理装
置30’からは割り込み処理手段によってモードデータ
信号MDをアドレス確認モードとした伝送信号Vsを伝
送線Lsに送出する。各操作端末器31’では、割り込
み信号Viを発生すると割り込みの要求を行う割り込み
フラグを設定し、割り込みフラグが設定されている操作
端末器31’ではモードデータ信号MDがアドレス確認
モードの伝送信号Vsを受信すると、この伝送信号Vs
の信号返送期間WTに同期して操作端末器31’に設定
されているアドレスデータを返信データ(操作データ)
として返送する。このようにして伝送処理装置30’で
は割り込み信号Viを発生した操作端末器31’のアド
レスを獲得することができる。
【0006】伝送処理装置30’では、割り込み信号V
iを発生した操作端末器31’のアドレスを獲得する
と、スイッチSに対する対応関係があらかじめ設定され
ている負荷L1 …を接続した制御端末器32’に伝送す
る制御データを生成するとともに、その制御データを含
む伝送信号Vsを伝送線Lsに送出し、対応する制御端
末器32’に制御データを伝送して負荷L1 …を制御す
る。すなわち、制御端末器32’は外部電源から各負荷
L1…への給電経路内に挿入された複数のリレー(図示
せず)を具備しており、伝送信号Vsに含まれる制御デ
ータに基づいて各リレーをオン/オフすることで負荷L
1…への電源供給を入/切している。
【0007】操作端末器31’や制御端末器32’で
は、それぞれ伝送線Lsを伝送されている伝送信号Vs
を全波整流し安定化することによって内部回路の動作用
の電源を得るようになっている。制御端末器32’に接
続される負荷L1 …については、別途に設けられた外部
電源より制御端末器32’を介して電源供給されるよう
になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、操作端末器
31’や制御端末器32’が多数接続されている場合に
は、各端末器における消費電流の総和が上記システムに
おける使用電流となる。一方、伝送処理装置30’の出
力電流の最大定格は例えば500mA程度であり、上記
使用電流がこの定格を超えない範囲でシステムを構成し
なければならず、使用電流が定格をオーバーするとシス
テムがダウンしてしまうことから、1台の伝送処理装置
30’に伝送線Lsで接続可能な端末器の台数には制限
が有る。通常は各端末器の消費電流を考慮して伝送処理
装置30’の最大定格を越えないようにシステムを設計
しているため、施工現場で端末器を追加することは難し
く、また伝送線Lsの結線ミスや他の原因によって使用
電流が定格を越えた場合、その原因を特定するのに時間
と手間がかかってしまう(第1の問題)。なお、伝送処
理装置30’からの距離に比例して伝送線Lsが長くな
るために、伝送信号Vsが途中で減衰したり鈍る場合が
あることから、そのような場合には、図12に示すよう
に伝送信号Vsを中継増幅する増幅器35’を伝送線L
sの途中に挿入することがあるが、増幅器35’を用い
た場合でも上記問題を根本的に解決することはできな
い。
【0009】一方、制御端末器32’が具備するリレー
にはラッチングリレーが用いられており、停電により伝
送処理装置30’が停止すると伝送信号Vsによる電源
供給が行われなくなり、リレーは停電前の状態に保持さ
れている。このため、例えば負荷として非常灯を接続し
て停電時に予備電源から給電して点灯させるというよう
な制御を行うことができず、さらには、リレーがオンし
て負荷L1…が動作しているときに停電した場合、復電
時に外部電源から負荷L1…に過大な電流が流れてしま
い、再度電源がダウンする虞があった(第2の問題)。
【0010】請求項1および2の発明は上記第1の問題
に鑑みて為されたものであり、その目的とするところ
は、伝送線に流れる電流(消費電流)の電流値を視認可
能として施工性を向上させた遠隔監視制御システムを提
供することにある。
【0011】また請求項4の発明は上記第2の問題に鑑
みて為されたものであり、その目的とするところは、停
電時における負荷の制御が可能となる遠隔監視制御シス
テムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、各別にアドレスを有する操作端
末器及び制御端末器を2線式の伝送線を介して伝送処理
装置に接続し時分割多重の伝送信号にてデータの送受信
を行い、伝送処理装置は、アドレスデータを含む伝送信
号を伝送線に送出することによって操作端末器及び制御
端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定し
た信号返送期間に操作端末器からの操作データを受信す
ると操作データに基づいて制御データを生成し、操作デ
ータを発生した操作端末器とアドレスによる対応関係が
あらかじめ設定されている制御端末器に対して制御デー
タを伝送して制御端末器の動作を制御し、操作端末器及
び制御端末器は、伝送線を介して受信する伝送信号から
動作用電源を得ており、伝送線に流れる電流を検出する
電流検出手段と、電流検出手段で検出した電流値を表示
する表示手段とを伝送処理装置に設けたことを特徴と
し、表示手段によって伝送線に流れる電流(消費電流)
の電流値を視認することができ、施工現場における端末
器の追加が容易になって施工性を向上させることができ
る。
【0013】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、各別にアドレスを有する操作端末器及び制御端末
器を2線式の伝送線を介して伝送処理装置に接続し時分
割多重の伝送信号にてデータの送受信を行い、伝送処理
装置は、アドレスデータを含む伝送信号を伝送線に送出
することによって操作端末器及び制御端末器を個別にア
クセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送期間に
操作端末器からの操作データを受信すると操作データに
基づいて制御データを生成し、操作データを発生した操
作端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定さ
れている制御端末器に対して制御データを伝送して制御
端末器の動作を制御し、操作端末器及び制御端末器は、
伝送線を介して受信する伝送信号から動作用電源を得て
おり、伝送線を介して伝送処理装置と操作端末器あるい
は制御端末器に接続されて少なくとも伝送処置装置から
伝送線にて伝送される伝送信号を操作端末器あるいは制
御端末器に中継増幅する増幅器を備え、伝送線に流れる
電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段で検出し
た電流値を表示する表示手段とを前記増幅器に設けたこ
とを特徴とし、表示手段によって伝送線に流れる電流
(消費電流)の電流値を視認することができ、施工現場
における端末器の追加が容易になって施工性を向上させ
ることができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、表示手段に電流値を表示させるか否かを切り
換える切換手段を伝送制御装置又は増幅器に設けたこと
を特徴とし、例えば通常のシステム稼働時には表示手段
に電流値を表示しないようにし、消費電流の確認が必要
なときにだけ表示手段に電流値を表示させることで消費
電流のチェックを明確に行うことができる。
【0015】請求項4の発明は、上記目的を達成するた
めに、各別にアドレスを有する操作端末器及び制御端末
器を2線式の伝送線を介して伝送処理装置に接続し時分
割多重の伝送信号にてデータの送受信を行い、伝送処理
装置は、アドレスデータを含む伝送信号を伝送線に送出
することによって操作端末器及び制御端末器を個別にア
クセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送期間に
操作端末器からの操作データを受信すると操作データに
基づいて制御データを生成し、操作データを発生した操
作端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定さ
れている制御端末器に対して制御データを伝送して制御
端末器の動作を制御し、制御端末器は、伝送線を介して
受信する伝送信号から動作用電源を得る電源回路と、電
源回路の出力電圧を監視して出力電圧が所定の閾値より
も低下したときに停電検知信号を出力する電源監視回路
と、外部電源から負荷への給電経路内に挿入された1乃
至複数のリレーと、制御データに応じて各リレーを駆動
制御するとともに停電検知信号が入力されると各リレー
を所定の状態に駆動制御する制御手段とを具備してなる
ことを特徴とし、停電時における負荷の制御が可能とな
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、制御手段が停電検知信号に応じてリレーを駆動制御
する機能を有効とするか無効とするかを切り換える切換
手段を制御端末器に設けたことを特徴とし、制御対象負
荷等の条件に応じて上記機能を無効にすれば、従来と同
様のシステム構成とすることができて使い勝手が向上す
る。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、切換手段は、各リレー毎に前記機能の有効/無効を
切換可能としたことを特徴とし、使い勝手をさらに向上
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の遠隔
監視制御システムの構成例を図4に示す。本実施形態で
は、負荷として白熱灯L1 、インバータ式の点灯装置を
有した蛍光灯L2 、空調機のファンコイルL3 、スピー
カL4 を備えている。白熱灯L1は、灯数に応じた容量
の調光用制御端末器(1500W、800W、500
W)331 〜333 により制御される。蛍光灯L2 は、
点灯・消灯を制御するリレーを有した制御端末器32に
より制御される。ファンコイルL3 はファンコイル用の
制御端末器336により動作強度が強中弱の3段階に制
御され、スピーカL4 はボリューム用の制御端末器33
7 により音量が制御される。この他の負荷として電動カ
ーテン、電動スクリーン、換気用のファンなどの電動機
器も用いることが可能である。
【0019】操作側の端末器としては、従来構成と同様
のスイッチS0 を備えた操作端末器31、および調光用
操作端末器381 ,382、接点出力が得られる各種セ
ンサを接続する接点入力用の操作端末器311 が設けら
れる。2台の調光用操作端末器381 ,382 は主とし
て操作部分の寸法および構造が相違するだけであって
(調光用操作端末器381は一側縁が枢支された比較的
大きいピアノハンドル式のハンドルを有するものであ
り、調光用操作端末器382は比較的小さい押釦式のハ
ンドルを有するものである)、基本的な動作については
同様のものである。なお、調光用操作端末器382は、
調光レベルをアップするためのアップスイッチおよび調
光レベルをダウンするためのダウンスイッチ並びに蛍光
灯L2 を点灯・消灯するためのスイッチを具備してい
る。また、伝送線Lsを延長するために図示例では伝送
線Lsに増幅器35を挿入して伝送信号を減衰させずに
伝送できるようにしてある。ここで、ファンコイル用の
制御端末器336やボリューム用の制御端末器337、並
びに接点入力用の操作端末器311 は、消費電流等の関
係から内部電源を伝送線Lsから得るのではなく、別途
に給電される交流電圧を整流し安定化することによって
内部電源を得ている。上記交流電圧は、伝送処理装置3
0とともに分電盤内などに配置されるリモコントランス
36から得られる。リモコントランス36は、リモコン
リレー(伝送信号によらずに別に設けたスイッチによっ
てオンオフが可能なリレー)を用いる場合にリモコンリ
レーに給電するために従来より設けられているものであ
る。このリモコントランス36から出力される24Vの
交流電圧をファンコイル用やボリューム用の制御端末器
33 6,337並びに接点入力用の操作端末器311 に供
給することで、これらの端末器336,337,311
は交流100Vなどの商用電源から直接に内部電源を得
る必要がなく、電源トランスや大型の平滑コンデンサが
不要になる。
【0020】図1は本実施形態における伝送処理装置3
0の回路ブロック図を示している。伝送処理装置30
は、外部の商用交流電源から供給される交流電圧をトラ
ンスT(図2参照)で降圧した後に定電圧化して各部に
安定した動作電源を供給する電源回路部41と、伝送線
Lsに伝送信号Vsを出力するとともに各端末器から返
信される操作データ等を認識して主制御部43に操作デ
ータを出力する伝送制御部42と、操作データに基づい
てメモリ部34に記憶されているアドレスの対応関係を
読み出し、例えば操作端末器31のスイッチSに対する
対応関係があらかじめ設定されている負荷L1 …を接続
した制御端末器32に伝送する制御データ等を生成する
とともに、その制御データを含む伝送信号Vsを伝送線
Lsに送出するように伝送制御部42に指示する主制御
部43と、アドレスの対応関係等のデータを記憶するメ
モリ部44と、伝送線Lsに流れる電流のレベルを検出
する電流検出部45と、システムの使用電流(消費電
流)や伝送線Lsの短絡発生等の種々の情報を表示する
表示部46と、後述するように表示部46に電流値を表
示させるか否かを切り換えるための切換操作部47とを
備えている。
【0021】また、本実施形態における伝送処理装置3
0は図2および図3に示す構造を有する。伝送処理装置
30の器体は、それぞれ一面が開口する略箱形の合成樹
脂成型品からなるボディ1とカバー2を組立ねじ3,3
を用いて結合することで構成され、例えば日本工業規格
(JIS)に規定されている電灯分電盤用協約形配線用
遮断器の寸法(JIS C8370附属書5参照)に準
ずる大きさに形成されている。器体の内部には図1に示
す回路ブロックの電子部品を実装した2枚のプリント基
板4,5、電源回路部41に含まれる降圧用のトランス
T並びに外部の電源線およびアース線が接続される電源
用端子板6とトランスTの1次側入力線およびアース線
とを接続するための接続用プリント基板7を配設してい
る。また、一方のプリント基板4にはカバー2の前面と
略並行するように表示器用プリント基板8が取り付けら
れている。この表示器用プリント基板8には表示部46
を構成する7セグメント式の3個の表示器46aと、切
換操作部47を構成するスライド式の切換スイッチ47
aとが実装され、カバー2の前面に設けた開口窓2aを
通して表示器46aの表示面が外部から視認可能として
あり、さらに開口窓2aの近傍に設けた操作窓2bを通
して切換スイッチ47aの操作片47bが外部から操作
可能としてある。なお、プリント基板4には伝送線Ls
の短絡が検出された場合に点灯又は点滅して報知するた
めの発光ダイオードからなる短絡表示灯9が実装してあ
り、カバー2の前面略中央に設けた透孔2cを通して短
絡表示灯9の光を外部に照射するようにしてある。
【0022】カバー2の一端側には3個の電源用端子板
6(1個はアース用)並びに端子ねじ6aが取り付けら
れて電源端子部が形成してあり、カバー2にねじ止めさ
れる矩形平板状の電源端子カバー10によって電源端子
部の前面側が覆われている。一方、カバー2の他端側に
は、伝送線Lsが接続される一対の信号用端子板11並
びに端子ねじ11aが取り付けられて伝送信号端子部が
形成してある。なお、信号用端子板11はリード線12
によってプリント基板4に接続される。また、カバー2
の前面には開口窓2a、操作窓2b並びに透孔2cにそ
れぞれ連通する孔13a〜13cが設けられた銘板13
が貼着される。
【0023】次に伝送線Lsに流れる電流(消費電流)
を検出してその電流値を表示する伝送処理装置30の動
作について説明する。なお、上記表示動作を除く伝送処
理装置30の動作およびシステム全体の動作については
従来と共通であるから説明は省略する。
【0024】電流検出部45は、例えば伝送線Lsの一
方の線路に電流トランス(図示せず)の1次側を接続
し、電流トランスの2次側に誘起される電圧(検出電
圧)を増幅した後にアナログ/デジタル変換することに
より、伝送線Lsに流れる電流値のデジタルデータ(電
流値データ)を作成して表示部46および伝送制御部4
2に出力する。表示部46では電流検出部45から与え
られる電流値データに基づいて表示器46aを駆動して
伝送線Lsの電流値を表示する。
【0025】一方、伝送制御部42では、電流検出部4
5から与えられる電流値データに基づき、所定レベル以
上の過電流が所定時間(例えば、割り込み信号Viのパ
ルス幅や信号返送期間WTよりも長い時間)を越えて流
れているか否かを監視し、このような条件を満たす過電
流が伝送線Lsに流れている場合には伝送線Lsが短絡
しているものと判断して、表示部46に対して短絡検知
信号を出力する。この短絡検知信号を受け取った表示部
46では、短絡表示灯9を点灯あるいは点滅させるなど
して伝送線Lsが短絡していることを報知する。
【0026】而して、表示部46によって伝送線Lsに
流れる電流(消費電流)の電流値を視認することができ
るから、消費電流が伝送処理装置30の最大定格を越え
ないように施工現場において端末器が容易に追加できる
ようになり、施工性を向上させることができる。ここ
で、切換スイッチ47aがオフされている場合には、切
換操作部47から表示オフ信号が伝送制御部42に入力
され、伝送制御部42からは表示部46に対して電流値
の表示を行わないようにさせるための表示オフ指令が与
えられる。表示部46では表示オフ指令を受け取ると表
示器46aによる電流値の表示を行わない。このため、
例えば通常のシステム稼働時には表示部46に電流値を
表示しないようにし、消費電流の確認が必要なときにだ
け表示部46に電流値を表示させることで消費電流のチ
ェックを明確に行うことができるという利点がある。な
お、本実施形態ではスライド式の操作片47bを具備し
た切換スイッチ47aで表示の有無を切り換えるように
しているが、切換スイッチ47aを押釦スイッチで構成
し、押操作したときだけ表示部46に電流値を表示させ
るようにしてもよい。
【0027】(実施形態2)実施形態1では伝送処理装
置30に使用電流の表示機能を持たせているのに対し、
本実施形態は中継用の増幅器35に使用電流の表示機能
を持たせている。なお、増幅器35以外のシステム構成
等は実施形態1と共通するから、共通する構成について
は図示並びに説明を省略し、本実施形態の特徴となる増
幅器35の構成についてのみ説明する。
【0028】図5は本実施形態における増幅器35の回
路ブロック図を示している。増幅器35は、外部の商用
交流電源から供給される交流電圧をトランスT(図6参
照)で降圧した後に定電圧化して各部に安定した動作電
源を供給する電源回路部51と、伝送処理装置30との
間で伝送線Lsを介して伝送信号Vsを送受信する伝送
信号送受信部54と、伝送信号送受信部54で受信した
伝送信号Vsが減衰している場合に増幅等の補正を加え
るとともに伝送制御部52から与えられるデータを伝送
信号Vsにて送信するための処理を行う伝送信号入出力
処理部53と、伝送信号入出力処理部53に対してフォ
トカプラを介して接続され、伝送信号入出力処理部53
から伝達された伝送信号Vsに含まれるデータを認識し
て伝送線Lsを介して伝送処理装置30から受信した伝
送信号Vsを端末器に中継するとともに各端末器から返
信される操作データ等を認識して伝送信号入出力処理部
53にデータを出力する伝送制御部52と、端末器と接
続された伝送線Lsに流れる電流のレベルを検出する電
流検出部55と、システムの使用電流(消費電流)や伝
送線Lsの短絡発生等の種々の情報を表示する表示部5
6と、後述するように表示部56に電流値を表示させる
か否かを切り換えるための切換操作部57とを備えてい
る。
【0029】また、本実施形態における増幅器35は図
6および図7に示す構造を有する。増幅器35の器体
は、それぞれ一面が開口する略箱形の合成樹脂成型品か
らなるボディ14とカバー15を組立ねじ16を用いて
結合することで構成され、例えば実施形態1における伝
送処理装置30と同様に電灯分電盤用協約形配線用遮断
器の寸法に準ずる大きさに形成されている。器体の内部
には図5に示す回路ブロックの電子部品を実装したプリ
ント基板17、電源回路部51に含まれる降圧用のトラ
ンスT並びに外部の電源線およびアース線が接続される
電源用端子板18とトランスTの1次側入力線およびア
ース線とを接続するための接続用プリント基板19を配
設している。また、プリント基板17にはカバー15の
前面と略並行するように表示器用プリント基板20が取
り付けられている。この表示器用プリント基板20には
表示部56を構成する7セグメント式の3個の表示器5
6aとスライド式の切換スイッチ57aとが実装され、
カバー15の前面に設けた開口窓15aを通して表示器
56aの表示面が外部から視認可能としてあり、さらに
開口窓15aの近傍に設けた操作窓15bを通して切換
スイッチ57aの操作片57bが外部から操作可能とし
てある。なお、プリント基板17には伝送線Lsの短絡
が検出された場合に点灯又は点滅して報知するための発
光ダイオードからなる短絡表示灯21と、伝送線Lsを
介して伝送信号Vsを受信した場合に点灯又は点滅して
表示する伝送信号受信表示灯22とが実装してあり、カ
バー2の前面略中央に設けた透孔15c,15dを通し
て短絡表示灯21および伝送信号受信表示灯22の光を
外部に照射するようにしてある。
【0030】カバー15の一端側には3個の電源用端子
板18(1個はアース用)並びに端子ねじ18aが取り
付けられて電源端子部が形成してあり、カバー15にね
じ止めされる矩形平板状の電源端子カバー23によって
電源端子部の前面側が覆われている。一方、カバー15
の他端側には、伝送処理装置30からの伝送線Lsが接
続される一対の信号用端子板24並びに端子ねじ24a
が取り付けられて伝送信号端子部を形成するとともに、
他の端末器へ伝送線Lsを送り配線するための送り用端
子板25並びに端子ねじ25aが取り付けられて伝送信
号送り端子部を形成してある。なお、信号用端子板24
および送り用端子板25はリード線26によってプリン
ト基板17に接続される。また、カバー15の前面には
開口窓15a、操作窓15b並びに透孔15c,15d
にそれぞれ連通する孔27a〜27dが設けられた銘板
27が貼着される。
【0031】次に伝送線Lsに流れる電流(消費電流)
を検出してその電流値を表示する増幅器35の動作につ
いて説明する。なお、上記表示動作を除く増幅器35の
動作およびシステム全体の動作については従来と共通で
あるから説明は省略する。
【0032】電流検出部55は、例えば伝送線Lsの一
方の線路に電流トランス(図示せず)の1次側を接続
し、電流トランスの2次側に誘起される電圧(検出電
圧)を増幅した後にアナログ/デジタル変換することに
より、伝送線Lsに流れる電流値のデジタルデータ(電
流値データ)を作成して表示部56および伝送制御部5
2に出力する。表示部56では電流検出部55から与え
られる電流値データに基づいて表示器56aを駆動して
伝送線Lsの電流値を表示する。
【0033】一方、伝送制御部52では、電流検出部5
5から与えられる電流値データに基づき、所定レベル以
上の過電流が所定時間(例えば、割り込み信号Viのパ
ルス幅や信号返送期間WTよりも長い時間)を越えて流
れているか否かを監視し、このような条件を満たす過電
流が伝送線Lsに流れている場合には伝送線Lsが短絡
しているものと判断して、表示部56に対して短絡検知
信号を出力する。この短絡検知信号を受け取った表示部
56では、短絡表示灯21を点灯あるいは点滅させるな
どして伝送線Lsが短絡していることを報知する。ま
た、伝送制御部52においては、伝送処理装置30ある
いは端末器から伝送信号Vsを受信すると、伝送信号V
sを受信したことを示す信号を表示部56に出力して表
示部56が具備する伝送信号受信表示灯22を点灯ある
いは点滅させるなどして伝送信号Vsの受信状態を報知
している。
【0034】而して、増幅器35に設けた表示部56に
よって伝送線Lsに流れる電流(消費電流)の電流値を
視認することができるから、消費電流が伝送処理装置3
0の最大定格を越えないように施工現場において増幅器
35に対し端末器が容易に追加できるようになり、施工
性を向上させることができる。ここで、切換スイッチ5
7aがオフされている場合には、切換操作部57から表
示オフ信号が伝送制御部52に入力され、伝送制御部5
2からは表示部56に対して電流値の表示を行わないよ
うにさせるための表示オフ指令が与えられる。表示部5
6では表示オフ指令を受け取ると表示器56aによる電
流値の表示を行わない。このため、例えば通常のシステ
ム稼働時には表示部56に電流値を表示しないように
し、消費電流の確認が必要なときにだけ表示部56に電
流値を表示させることで消費電流のチェックを明確に行
うことができるという利点がある。なお、本実施形態で
はスライド式の操作片57bを具備した切換スイッチ5
7aで表示の有無を切り換えるようにしているが、切換
スイッチ57aを押釦スイッチで構成し、押操作したと
きだけ表示部56に電流値を表示させるようにしてもよ
い。
【0035】(実施形態3)本実施形態は制御端末器3
2の構成に特徴があり、その他のシステム構成等は実施
形態1又は2と共通する。よって、共通する構成につい
ては図示並びに説明を省略し、本実施形態の特徴となる
制御端末器32の構成についてのみ説明する。
【0036】図8は本実施形態における制御端末器32
の回路ブロック図を示している。制御端末器32は、伝
送線Lsを介して受信する伝送信号Vsから動作用電源
を得る電源回路61と、電源回路61の出力電圧を監視
して出力電圧が所定の閾値よりも低下したときに停電検
知信号を出力する電源監視回路62と、外部電源から負
荷への給電経路内に挿入された4つのラッチング型のリ
レーRy1〜Ry4と、各リレーRy1〜Ry4を駆動
するリレー駆動回路63と、伝送処理装置30との間で
伝送線Lsを介して伝送信号Vsを送受信する伝送信号
送受信回路67と、伝送信号Vsにより受け取った制御
データに基づいて各リレーRy1〜Ry4を駆動するた
めの制御信号をリレー駆動回路63に出力するとともに
電源監視回路62から停電検知信号が入力されると各リ
レーRy1〜Ry4を所定の状態に駆動制御するための
制御信号を出力する伝送信号処理回路64と、リレー駆
動回路63の駆動状態からリレーRy1〜Ry4の動作
状態を監視して各リレーRy1〜Ry4の動作状態を表
すリレー監視信号を伝送信号処理回路64に出力する状
態監視回路65と、ディップスイッチを有し制御端末器
32のアドレスが設定されるアドレス設定部66とを備
えている。なお、電源回路61は容量の大きい電解コン
デンサ(図示せず)を具備しており、停電あるいはシス
テムダウンによって伝送信号Vsが送信されなくなった
場合でも、電解コンデンサの充電電荷を用いて、短時間
ではあるが内部の各回路に動作電源が供給できるように
してある。
【0037】また、本実施形態における制御端末器32
は、図9に示す構造を有する。制御端末器32の器体
は、それぞれ一面が開口する略箱形の合成樹脂成型品か
らなるボディ71とカバー72を組立ねじ73を用いて
結合することで構成され、例えば実施形態1における伝
送処理装置30と同様に電灯分電盤用協約形配線用遮断
器の寸法に準ずる大きさに形成されている。器体の内部
には図8に示す回路ブロックのうちリレーRy1〜Ry
4およびリレー駆動回路63を実装したプリント基板7
4と、リレー駆動回路63を除く各回路の電子部品を実
装したプリント基板75とを配設している。なお、これ
ら2枚のプリント基板74,75はテープ電線からなる
接続線76によって接続されている。
【0038】カバー72の一端側には各4個の負荷用端
子板77並びに端子ねじ77aが前後方向に2段に配置
されて負荷接続端子部が形成してあり、カバー72にね
じ止めされる矩形平板状の負荷接続端子カバー78によ
って負荷接続端子部の前面側が覆われている。一方、カ
バー72の他端側には、伝送線Lsが接続される一対の
信号用端子板79並びに端子ねじ79aが取り付けられ
て伝送信号端子部が形成してある。また、カバー72の
前面には銘板80が貼着される。
【0039】次に本実施形態における制御端末器32の
動作について説明する。なお、制御端末器32以外の端
末器や伝送処理装置30の動作およびシステム全体の動
作については従来と共通であるから説明は省略する。
【0040】伝送処理装置30に電源を供給している商
用交流電源の停電あるいは伝送線Lsの短絡事故や過負
荷により伝送線Lsの線間電圧が低下した場合、電源回
路61の出力電圧も同様に低下することから、電源監視
回路62が停電検知信号を伝送信号処理回路64に出力
する。伝送信号処理回路64は、停電検知信号が入力さ
れると各リレーRy1〜Ry4を所定の状態、例えば外
部電源から負荷への給電経路を開放するようにオン状態
のリレーRy1…をオフ状態に反転駆動するための制御
信号をリレー駆動回路63に出力する。そして、リレー
駆動回路63がオン状態のリレーRy1…を駆動してオ
フ状態に反転させる。なお、上述の一連の動作を行うた
めに、電源回路61が具備する電解コンデンサの充電電
荷によって各回路の動作電源を確保している。
【0041】而して、負荷制御用のリレーRy1〜Ry
4にラッチング型のリレーを用いている場合、停電前に
オン状態であったリレーRy1…は復電時にもオン状態
に保持されているため、復電直後に外部電源から負荷に
電源が供給されて負荷が動作してしまうことになり、復
電時に外部電源から負荷に過大な電流が流れて再度電源
がダウンする虞がある。これに対して本実施形態の制御
端末器32では、停電発生時にリレーRy1〜Ry4を
オフ状態に反転させているため、復電時に外部電源から
負荷に給電されることがなく、上述のように復電時に過
大な電流が流れて再度停電するというような不具合の発
生を防ぐことができる。また、システムによっては停電
時に特定の負荷(例えば、非常用照明負荷など)にのみ
予備電源から給電する場合があり、このような場合には
予備電源から上記特定負荷への給電経路にリレーRy1
を挿入しておき、停電検知信号が入力されたら伝送信号
処理回路64から制御信号を出力して、リレー駆動回路
63によりリレーRy1のみをオン状態、他のリレーR
y2〜リレーRy4をオフ状態にそれぞれ反転駆動する
ようにすればよい。すなわち、本実施形態によれば停電
時における負荷の制御が可能となるのである。
【0042】(実施形態4)図10は本実施形態におけ
る制御端末器32の回路ブロック図を示している。本実
施形態の制御端末器32は、伝送信号処理回路64が停
電検知信号に応じてリレーRy1〜Ry4を駆動制御す
る機能を各リレーRy1〜Ry4毎に有効とするか無効
とするかを切り換える切換回路68と、外部のワイヤレ
ス設定器39との間で光ワイヤレス信号を送受信するワ
イヤレス信号送受信回路69と、光ワイヤレス信号によ
り設定されるアドレスデータ等を記憶するメモリ部70
とを備え、これら以外の他の回路並びに動作が実施形態
3と共通している。よって、共通する回路には同一の符
号を付して説明を省略する。切換回路68は例えばディ
ップスイッチ等で構成され、各リレーRy1〜Ry4に
対応したディップスイッチをオンすれば上記駆動制御機
能が有効、オフすれば無効とするように伝送信号処理回
路64に対して切換設定可能としてある。
【0043】而して、制御対象負荷等の条件に応じて、
切換回路68により全てのリレーRy1〜Ry4につい
て停電検知信号に応じた駆動制御機能を無効とすれば、
従来と同様のシステム構成とすることができて使い勝手
が向上するという利点がある。また、上記駆動制御機能
の有効/無効を各リレーRy1〜Ry4毎に個別に切換
設定できるから、停電時における負荷の制御がきめ細か
く行えるようになり、さらに使い勝手が向上できるもの
である。
【0044】ところで、メモリ部70はEEPROMか
らなり、伝送信号処理回路64によってデータの読み書
きが為される。図11は本実施形態における制御端末器
32の構造を示しており、器体内には光ワイヤレス信号
送受信回路69が具備する光ワイヤレス信号受信用の受
光素子68a並びに光ワイヤレス信号送信用の発光素子
68bが実装されたプリント基板81が収納されてお
り、カバー72の前面略中央部に設けた透光窓72aを
通してワイヤレス設定器39との間で光ワイヤレス信号
を送受信するようになっている。すなわち、ワイヤレス
設定器39から送信された光ワイヤレス信号をワイヤレ
ス信号送受信回路69で受信し、受信信号に含まれるア
ドレスデータを伝送信号処理回路64がメモリ部70に
書き込むことでアドレスが設定されるとともに、ワイヤ
レス設定器39から要求に応じてメモリ部70に記憶し
ているアドレスデータをワイヤレス信号送受信回路69
から光ワイヤレス信号で送信し、ワイヤレス設定器39
にて制御端末器32のアドレスを確認することができる
ようになっている。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、各別にアドレスを有
する操作端末器及び制御端末器を2線式の伝送線を介し
て伝送処理装置に接続し時分割多重の伝送信号にてデー
タの送受信を行い、伝送処理装置は、アドレスデータを
含む伝送信号を伝送線に送出することによって操作端末
器及び制御端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期
して設定した信号返送期間に操作端末器からの操作デー
タを受信すると操作データに基づいて制御データを生成
し、操作データを発生した操作端末器とアドレスによる
対応関係があらかじめ設定されている制御端末器に対し
て制御データを伝送して制御端末器の動作を制御し、操
作端末器及び制御端末器は、伝送線を介して受信する伝
送信号から動作用電源を得ており、伝送線に流れる電流
を検出する電流検出手段と、電流検出手段で検出した電
流値を表示する表示手段とを伝送処理装置に設けたの
で、表示手段によって伝送線に流れる電流(消費電流)
の電流値を視認することができ、施工現場における端末
器の追加が容易になって施工性を向上させることができ
るという効果がある。
【0046】請求項2の発明は、各別にアドレスを有す
る操作端末器及び制御端末器を2線式の伝送線を介して
伝送処理装置に接続し時分割多重の伝送信号にてデータ
の送受信を行い、伝送処理装置は、アドレスデータを含
む伝送信号を伝送線に送出することによって操作端末器
及び制御端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期し
て設定した信号返送期間に操作端末器からの操作データ
を受信すると操作データに基づいて制御データを生成
し、操作データを発生した操作端末器とアドレスによる
対応関係があらかじめ設定されている制御端末器に対し
て制御データを伝送して制御端末器の動作を制御し、操
作端末器及び制御端末器は、伝送線を介して受信する伝
送信号から動作用電源を得ており、伝送線を介して伝送
処理装置と操作端末器あるいは制御端末器に接続されて
少なくとも伝送処置装置から伝送線にて伝送される伝送
信号を操作端末器あるいは制御端末器に中継増幅する増
幅器を備え、伝送線に流れる電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段で検出した電流値を表示する表示手
段とを前記増幅器に設けたので、表示手段によって伝送
線に流れる電流(消費電流)の電流値を視認することが
でき、施工現場における端末器の追加が容易になって施
工性を向上させることができるという効果がある。
【0047】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、表示手段に電流値を表示させるか否かを切り
換える切換手段を伝送制御装置又は増幅器に設けたの
で、例えば通常のシステム稼働時には表示手段に電流値
を表示しないようにし、消費電流の確認が必要なときに
だけ表示手段に電流値を表示させることで消費電流のチ
ェックを明確に行うことができるという効果がある。
【0048】請求項4の発明は、各別にアドレスを有す
る操作端末器及び制御端末器を2線式の伝送線を介して
伝送処理装置に接続し時分割多重の伝送信号にてデータ
の送受信を行い、伝送処理装置は、アドレスデータを含
む伝送信号を伝送線に送出することによって操作端末器
及び制御端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期し
て設定した信号返送期間に操作端末器からの操作データ
を受信すると操作データに基づいて制御データを生成
し、操作データを発生した操作端末器とアドレスによる
対応関係があらかじめ設定されている制御端末器に対し
て制御データを伝送して制御端末器の動作を制御し、制
御端末器は、伝送線を介して受信する伝送信号から動作
用電源を得る電源回路と、電源回路の出力電圧を監視し
て出力電圧が所定の閾値よりも低下したときに停電検知
信号を出力する電源監視回路と、外部電源から負荷への
給電経路内に挿入された1乃至複数のリレーと、制御デ
ータに応じて各リレーを駆動制御するとともに停電検知
信号が入力されると各リレーを所定の状態に駆動制御す
る制御手段とを具備してなるので、停電時における負荷
の制御が可能となるという効果がある。
【0049】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、制御手段が停電検知信号に応じてリレーを駆動制御
する機能を有効とするか無効とするかを切り換える切換
手段を制御端末器に設けたので、制御対象負荷等の条件
に応じて上記機能を無効にすれば、従来と同様のシステ
ム構成とすることができて使い勝手が向上するという効
果がある。
【0050】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、切換手段は、各リレー毎に前記機能の有効/無効を
切換可能としたので、使い勝手をさらに向上することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における伝送処理装置の回路ブロッ
ク図である。
【図2】同上における伝送処理装置の分解斜視図であ
る。
【図3】同上における伝送処理装置を示し、(a)は正
面図、(b)は側面図、(c)は一部破断した他の側面
図である。
【図4】同上のシステム構成図である。
【図5】実施形態2における増幅器の回路ブロック図で
ある。
【図6】同上における増幅器の分解斜視図である。
【図7】同上における増幅器を示し、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は一部破断した他の側面図であ
る。
【図8】実施形態3における制御端末器の回路ブロック
図である。
【図9】同上における制御端末器の分解斜視図である。
【図10】実施形態4における制御端末器の回路ブロッ
ク図である。
【図11】同上における制御端末器を示し、(a)は正
面図、(b)は一部破断した面図、(c)は他の側面図
である。
【図12】従来例のシステム構成図である。
【図13】同上の伝送信号の説明図である。
【符号の説明】
30 伝送処理装置 41 電源回路部 42 伝送制御部 43 主制御部 45 電流検出部 46 表示部 47 切換操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA03 AA16 AA42 AA49 AA50 AA73 AA74 AB03 AB07 CA01 CB01 CB03 CC22 CC25 CD07 CE01 CE04 CE06 CE09 CE11 CE15 CF04 CG01 CG58 CJ01 CJ02 CJ05 CJ08 CJ11 5K048 AA11 BA07 CB01 DA02 DC04 EA14 EB01 EB02 FB08 GB06 GC02 HA01 HA02 HA18 HA32 HA34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各別にアドレスを有する操作端末器及び
    制御端末器を2線式の伝送線を介して伝送処理装置に接
    続し時分割多重の伝送信号にてデータの送受信を行い、
    伝送処理装置は、アドレスデータを含む伝送信号を伝送
    線に送出することによって操作端末器及び制御端末器を
    個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返
    送期間に操作端末器からの操作データを受信すると操作
    データに基づいて制御データを生成し、操作データを発
    生した操作端末器とアドレスによる対応関係があらかじ
    め設定されている制御端末器に対して制御データを伝送
    して制御端末器の動作を制御し、操作端末器及び制御端
    末器は、伝送線を介して受信する伝送信号から動作用電
    源を得ており、伝送線に流れる電流を検出する電流検出
    手段と、電流検出手段で検出した電流値を表示する表示
    手段とを伝送処理装置に設けたことを特徴とする遠隔監
    視制御システム。
  2. 【請求項2】 各別にアドレスを有する操作端末器及び
    制御端末器を2線式の伝送線を介して伝送処理装置に接
    続し時分割多重の伝送信号にてデータの送受信を行い、
    伝送処理装置は、アドレスデータを含む伝送信号を伝送
    線に送出することによって操作端末器及び制御端末器を
    個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返
    送期間に操作端末器からの操作データを受信すると操作
    データに基づいて制御データを生成し、操作データを発
    生した操作端末器とアドレスによる対応関係があらかじ
    め設定されている制御端末器に対して制御データを伝送
    して制御端末器の動作を制御し、操作端末器及び制御端
    末器は、伝送線を介して受信する伝送信号から動作用電
    源を得ており、伝送線を介して伝送処理装置と操作端末
    器あるいは制御端末器に接続されて少なくとも伝送処置
    装置から伝送線にて伝送される伝送信号を操作端末器あ
    るいは制御端末器に中継増幅する増幅器を備え、伝送線
    に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段
    で検出した電流値を表示する表示手段とを前記増幅器に
    設けたことを特徴とする遠隔監視制御システム。
  3. 【請求項3】 表示手段に電流値を表示させるか否かを
    切り換える切換手段を伝送制御装置又は増幅器に設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔監視制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 各別にアドレスを有する操作端末器及び
    制御端末器を2線式の伝送線を介して伝送処理装置に接
    続し時分割多重の伝送信号にてデータの送受信を行い、
    伝送処理装置は、アドレスデータを含む伝送信号を伝送
    線に送出することによって操作端末器及び制御端末器を
    個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返
    送期間に操作端末器からの操作データを受信すると操作
    データに基づいて制御データを生成し、操作データを発
    生した操作端末器とアドレスによる対応関係があらかじ
    め設定されている制御端末器に対して制御データを伝送
    して制御端末器の動作を制御し、制御端末器は、伝送線
    を介して受信する伝送信号から動作用電源を得る電源回
    路と、電源回路の出力電圧を監視して出力電圧が所定の
    閾値よりも低下したときに停電検知信号を出力する電源
    監視回路と、外部電源から負荷への給電経路内に挿入さ
    れた1乃至複数のリレーと、制御データに応じて各リレ
    ーを駆動制御するとともに停電検知信号が入力されると
    各リレーを所定の状態に駆動制御する制御手段とを具備
    してなることを特徴とする遠隔監視制御システム。
  5. 【請求項5】 制御手段が停電検知信号に応じてリレー
    を駆動制御する機能を有効とするか無効とするかを切り
    換える切換手段を制御端末器に設けたことを特徴とする
    請求項4記載の遠隔監視制御システム。
  6. 【請求項6】 切換手段は、各リレー毎に前記機能の有
    効/無効を切換可能としたことを特徴とする請求項5記
    載の遠隔監視制御システム。
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