JP2001339731A - 画像信号処理装置及び画像信号処理方法 - Google Patents

画像信号処理装置及び画像信号処理方法

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JP2001339731A JP2000153857A JP2000153857A JP2001339731A JP 2001339731 A JP2001339731 A JP 2001339731A JP 2000153857 A JP2000153857 A JP 2000153857A JP 2000153857 A JP2000153857 A JP 2000153857A JP 2001339731 A JP2001339731 A JP 2001339731A
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靖 立平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用する表示デバイスに合わせた階調レベル変
換を行い高画質の画像表示を可能とする。 【解決手段】SD信号からタップ構築部11によって注
目画素と注目画素周辺の画素の輝度データを切り出し、
切り出した輝度データを用いてクラス分類部12によっ
て輝度レベル分布のパターン検出を行うことによりパタ
ーンデータを生成し、注目画素の輝度レベルとパターン
データに基づいてクラスを決定する。この決定されたク
ラスに応じた予測係数を予測係数メモリ15から読み出
すと共に、予測タップ構築部13によってSD信号から
注目画素に応じて切り出された画素から決定されたクラ
スに応じて予測タップ選択部14で予測タップを選択
し、選択された予測タップと予測係数を用いて積和演算
部16で予測演算を行うことにより、注目画素の新たな
輝度データを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像信号処理装置
及び画像信号処理方法に関する。詳しくは、入力画像信
号から注目画素と注目画素周辺の画素を切り出し、切り
出した画素の輝度データを用いて輝度レベル分布のパタ
ーン検出を行うことによりパターンデータを生成し、注
目画素の輝度レベルとパターンデータに基づいてクラス
を決定するものとし、決定されたクラスに応じた予測演
算設定情報と、入力画像信号から注目画素に応じて選択
した画素の輝度データを用いて予測演算を行うことによ
り、注目画素の新たな輝度データを得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、表示デバイスとして陰極線管を用
いた画像表示装置に、様々なディジタル機器を接続して
画像を表示させることが行われていると共に、画像表示
装置では画像を高精細に表示できるように解像度の向上
がはかられている。このため、ディジタル機器から出力
される信号がNTSC方式の映像信号に対応するSD(S
tandard Definition)信号であっても、画像を高画質で
表示できるように、SD信号をハイビジョン等の高解像
度の映像信号に対応するHD(High Definition)信号に
変換して画像表示装置に供給することが行われている。
【0003】また、画像表示装置では、表示デバイスと
して陰極線管を用いるだけでなく、省電力化や大画面化
及び省スペース化等のために表示デバイスとして液晶表
示パネルやプラズマディスプレイパネル等も用いられる
ようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像表示装
置の表示デバイスが異なるものとされると、例えば陰極
線管を用いた画像表示装置で画像表示を行う場合と同様
にしてSD信号をHD信号に変換して画像表示装置に供
給しても、表示デバイスの特性の違いから画像を高画質
で表示することができない場合が生じてしまう。
【0005】図10は表示デバイスとして用いられる陰
極線管と液晶表示素子の特性を示している。ここで、陰
極線管の場合には、図10Aに示すように入力画像信号
と輝度の関係が入力画像信号のγ(=約2.2)乗に比例して
変化することが知られている。一方、液晶表示素子の場
合には、入力画像信号と光透過率(輝度)の関係が、図
10Bに示すように入力画像信号の信号レベルが低いと
きや高いときには輝度の変化量が少なく、信号レベルが
中間レベルであるときに入力画像信号の信号レベルに応
じて輝度が大きく変化する。このため、例えば入力画像
信号が領域Aの範囲であるとき、液晶表示素子では入力
画像信号の変化が輝度差として現れず、輝度情報が欠落
してしまう。また、液晶表示素子では、液晶セルの厚み
方向のばらつきによって液晶層に印加される電界の強さ
が異なることから、輝度がばらつきを生じてしまう場合
も生じる。さらに、液晶表示素子でのコントラスト比は
陰極線管の数分の1程度である。このため、表示デバイ
スとして液晶表示素子を用いる場合には、解像度を向上
させるよりも階調を補うことで高画質な表示画像を得る
ことができる。
【0006】ここで、階調を補うために、入力画像信号
のレベル変化が輝度差として現れるように入力画像信号
のレベル変換を行うものとした場合、例えば入力画像信
号の信号レベルが小さいときに、変換テーブルを用いて
信号レベルの大きい信号に変換した場合、レベル変換が
非線形な変換となる。例えば図11に示すように、入力
画像信号の信号レベルが「3」であるときに変換テーブ
ルによって「23」に変換され、信号レベルが「4」で
あるとき「28」に変換されると、中間の階調である
「24」〜「27」のレベルが失われてしまい、高画質
な表示画像を得ることができない。
【0007】そこで、この発明では使用する表示デバイ
スに合わせて階調を向上させることにより高画質の画像
表示を行うことができる画像信号処理装置及び画像信号
処理方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像信号
処理装置は、入力画像信号から注目画素と前記注目画素
周辺の画素の輝度データを切り出すタップ構築手段と、
前記タップ構築手段によって切り出された輝度データを
用いて輝度レベル分布のパターン検出を行うことにより
パターンデータを生成し、前記注目画素の輝度レベルと
前記パターンデータに基づいてクラスを決定するクラス
決定手段と、予めクラス毎に予測演算設定情報を記憶し
て、前記クラス決定手段で決定されたクラスに応じた予
測演算設定情報を出力する情報記憶手段と、前記入力画
像信号から前記注目画素に応じて画素の輝度データを選
択する予測タップ設定手段と、前記情報記憶手段から出
力された予測演算設定情報と前記予測タップ設定手段で
選択された輝度データを用いた予測演算によって、前記
注目画素の輝度データを算出する予測演算手段とを備え
るものである。
【0009】また、画像信号処理方法は、入力画像信号
から注目画素と前記注目画素周辺の画素の輝度データを
切り出し、切り出した輝度データを用いて輝度レベル分
布のパターン検出を行うことによりパターンデータを生
成し、前記注目画素の輝度レベルと前記パターンデータ
に基づいてクラスを決定するものとし、前記決定された
クラスに応じた予測演算設定情報と、前記入力画像信号
から前記注目画素に応じて選択した画素の輝度データを
用いて予測演算を行うことにより、前記注目画素の新た
な輝度データを得るものである。
【0010】この発明においては、入力画像信号から注
目画素と注目画素周辺の画素が切り出されて、この切り
出された画素の輝度レベル分布のパターン検出をADR
Cを用いて行いパターンデータが生成される。このパタ
ーンデータと注目画素の輝度レベルとに基づいてクラス
が決定されて、決定されたクラスに応じた予測演算設定
情報例えば予測係数と、入力画像信号から注目画素に応
じて選択された画素の輝度データを用いて予測演算が行
われて、注目画素の新たな輝度データが生成される。ま
た、予測演算に用いる予測係数は、新たに生成された注
目画素の輝度データと基準画像データにおける注目画素
の輝度データとの誤差を最小とするように、予め学習に
よってクラス毎に求められる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の一形態について説明する。この実施の一形
態では、入力画像信号例えばNTSC方式の映像信号に
対応するSD(Standard Definition)信号の階調変換を
行い、輝度の補正と階調創造を行うものである。
【0012】また、階調変換では、クラス分類適応処理
を行うことで階調を入力画像信号のもの以上に高めるこ
とが可能となる。すなわち、クラス分類適応処理は、入
力画像信号の輝度レベル分布に応じてクラス分類を行
い、さらにクラス毎に予め学習により獲得されて記憶さ
れている予測演算設定情報を用いて予測演算を行うこと
により最適な推定値を得ることで、階調を入力画像信号
のもの以上に高めるものである。
【0013】図1は、画像信号処理装置の構成を示して
いる。ディジタルのSD信号は、クラスタップ構築部1
1と予測タップ構築部13に供給される。クラスタップ
構築部11では輝度レベルを補正する出力画素(以下
「注目画素」という)と、注目画素の周囲の複数画素
(以下「周辺画素」という)の領域の切り出しを行い、
領域内の画素の輝度レベルをクラス分類部12に供給す
る。
【0014】クラス分類部12では、注目画素だけでな
く周辺画素の輝度レベル分布のパターンを判別してクラ
ス分類を行う。このクラス分類としてはADRC(Adapt
iveDynamic Range Coding)を用いた方法、DPCM(Dif
ferential Pulse Code Modulation)を用いた方法、BT
C(Block Truncation Coding)を用いた方法、VQ(Vect
or Quantization)を用いた方法等が提案されている。こ
こで、ADRCはVTR(Video Tape Recorder)向け
高能率符号化用に開発された適応的再量子化法であり、
注目データ近傍の数画素(数タップ)で定義されるダイ
ナミックレンジ(最大値−最小値)をもとにkaビット
再量子化を行い、注目データ近傍の数タップのデータを
再量子化することでクラス分類を行うことができると共
にクラス数を削減できるものである。このため、クラス
分類部12では、ADRCを用いてクラス分類を行うも
のとして以下の説明を行う。
【0015】図2はクラス分類部12の構成を示してお
り、クラスタップ構築部11で切り出された画素(クラ
スタップ)の輝度データは、データ区分回路121に供
給される。
【0016】データ区分回路121では、注目画素の輝
度データを輝度クラス判別回路122に供給すると共
に、注目画素と周辺画素の輝度データをADRC回路1
23に供給する。
【0017】輝度クラス判別回路122では、注目画素
の輝度データを判別して、図3Aに示すように、注目画
素の輝度レベルに応じた例えば8ビットのクラスコード
MYC(図3Aでは10010111)を生成してクラス分類コ
ード発生回路124に供給する。
【0018】ADRC回路123では、例えば図3Bに
示すように、注目画素と周辺の4画素の合わせて5画素
の輝度レベルに基づき、輝度レベル分布のパターンを判
別してクラス分けを行う。このとき、クラス数が膨大と
なることを防ぐために、注目画素と周辺画素の輝度デー
タに基づくクラス分けに対しては、ADRCを用いる。
【0019】ここで、図4を用いてADRCについて説
明する。なお、図4は一般的な場合を示している。画素
のレベル分布をパターン化してクラス分類を行うものと
した場合、例えば図4Aに示すように切り出された画素
のデータを8ビットのレベル毎の度数分布を計数してパ
ターン化することができる。しかし、この場合には度数
分布を示すデータ量が大きいことから、図4Bに示すよ
うに、レベルを適当なしきい値Lthでもってs個(図4
Bではs=5)の領域に分割し、その領域番号とレベルと
の対応付けることで度数分布を示すデータ量を少なくで
きる。さらに、1ビットADRCによって度数レベルL
thで量子化すれば図4Cに示すように(s×1ビット)
のデータでレベルの分布を表すことができる。
【0020】ADRC回路123は図5に示す構成とさ
れており、注目画素と周辺画素の輝度データは、最大値
検出回路231と最小値検出回路232と遅延回路23
3に供給される。最大値検出回路231では、切り出さ
れた注目画素と周辺画素の輝度データから最大値MXを
検出して減算器234に供給する。また、最小値検出回
路232では、切り出された注目画素と周辺画素の輝度
データから最小値MNを検出して減算器234,235
に供給する。減算器234では、最大値MXから最小値
MNを減算して、ダイナミックレンジDRを算出する。
この算出されたダイナミックレンジDRは、適応再量子
化回路236へ供給される。
【0021】遅延回路233では、最大値検出回路23
1及び最小値検出回路232がそれぞれ検出にかかる時
間だけ画素の輝度データを遅延させて減算器235に供
給する。減算器235では、供給された輝度データから
最小値を減算して、得られた減算値MSを適応再量子化
回路236に供給する。適応再量子化回路236では、
ダイナミックレンジDRに応じた所定の量子化ステップ
幅を用いて、減算値MSの量子化を画素毎に行う。さら
に、量子化によって得られたデータを並列化回路237
で画素切り出し単位毎に並列化して、図3Bに示すよう
に輝度レベル分布のパターンに応じた例えば5ビットの
クラスコードMYS(図3Bでは001101)を生成してク
ラス分類コード発生回路124に供給する。
【0022】クラス分類コード発生回路124ではクラ
スコードMYC,MYSを用いて(8+5)ビットのク
ラス分類コードMY(クラスコードMYC,MYSが図
3に示す場合のときには10010111×001101)を生成して
図1に示す予測タップ選択部14と予測係数メモリ15
に供給する。
【0023】予測タップ構築部13では、SD信号から
注目画素を中心とした複数の周辺画素を予測演算用の画
素(以下、これを予測タップと呼ぶ)として切り出し、
予測タップの輝度データを予測タップ選択部14に供給
する。予測タップ選択部14では、クラス分類部12か
らのクラス分類コードMYに基づき、予測タップ構築部
13から供給された画素の選択を行い、選択した画素の
輝度データを積和演算部16に供給する。
【0024】予測係数メモリ15には、補正を行う前の
正しい階調の信号パターンと表示デバイスで表示される
画像の輝度の関係を学習することにより、取得された予
測係数が予測演算設定情報としてクラス毎に記憶されて
いる。予測係数は、線形推定式により輝度レベルが補正
されて階調創造が行われた信号へ変換するための情報で
ある。なお、予測係数の取得方法については後述する。
【0025】予測係数メモリ15では、クラス分類コー
ドMYに対応したアドレス位置から、そのクラスの予測
係数を読み出して積和演算部16に供給する。積和演算
部16では、予測タップ選択部14からの予測タップの
輝度データT1,T2,‥‥Tiと、予測係数w1 ,w2
,‥‥wiとの線形1次結合式(式(1))の演算を行
うことにより、注目画素の新たな輝度データを算出でき
る。
【0026】 L1=w1×T1+w2×T2+‥‥+wi×Ti ・・・(1)
【0027】また、注目画素の位置を順次移動させると
共に新たな輝度データを算出することで、表示デバイス
の特性に応じてSD信号の輝度補正及び階調創造が行わ
れた出力信号SDCを得ることができる。
【0028】次に、予測係数の作成(学習)について図
6を用いて説明する。予測係数を学習によって得るため
には、表示デバイスに応じた関数フィルタ31によって
階調の正しい輝度レベルの教師信号BYから、階調を落
とした生徒信号DSを形成してクラス分類部32と予測
タップ領域切出部33に供給する。この関数フィルタ3
1に入力された教師信号BYと関数フィルタ31から出
力される生徒信号DSとを学習用の対として、予測係数
の作成が行われる。
【0029】この関数フィルタ31は、生徒信号DSと
表示デバイスとの総合特性が直線状となるように、教師
信号BYのレベルを調整するためのものあり、例えば表
示デバイスの特性が図10Bに示すような特性であると
きには、総合特性を直線状として画像の階調を表示デバ
イスの画面上に正しく再現できるように教師信号BYを
図7に示すように補正して生徒信号DSを生成する。
【0030】クラス分類部32は、図1に示す画像信号
処理装置におけるクラス分類部12と同様にしてクラス
検出コードを発生する。また予測タップ領域切出部33
では、例えば注目画素を中心とした複数の周辺画素を予
測タップとして切り出す。このクラス分類部32で発生
されたクラス検出コードと予測タップ領域切出部33で
切り出された予測タップは正規方程式加算部34に供給
される。
【0031】正規方程式加算部34では、正規方程式デ
ータを生成して予測係数決定部35に供給し、予測係数
決定部35では、正規方程式データを用いて演算処理を
行い予測係数を算出する。
【0032】以下、予測係数の算出について、より一般
化してn画素による予測を行う場合について説明する。
予測タップとして選択される入力画素の輝度レベルをそ
れぞれx1 ,‥‥,xn とし、出力画素の輝度レベルを
yとしたとき、クラス毎に予測係数w1 ,‥‥,wn に
よるnタップの線形推定式を設定する。これを下記の式
(2)に示す。
【0033】 y=w1×x1 +w2×x2 +‥‥+wn×xn ・・・(2)
【0034】この式(2)における予測係数w1 ,‥
‥,wnを求める方法としては、最小二乗法による解法
が考えられる。この解法では、Xを入力画素の輝度レベ
ル、Wを予測係数、Yを出力画素の輝度レベルとして式
(3)の観測方程式を作るようにデータを収集する。こ
の式(3)において、mは学習データ数を表し、nは上
述したように予測タップ数を示している。
【0035】
【数1】
【0036】次に式(3)の観測方程式をもとに、式
(4)の残差方程式をたてる。
【0037】
【数2】
【0038】この式(4)から、各予測係数wiの最確
値は、式(5)を最小にする条件が成り立つ場合と考え
られる。
【0039】
【数3】
【0040】すなわち、式(6)の条件を考慮すればよ
い。
【0041】
【数4】
【0042】式(6)のiに基づくn個の条件を考え、
これを満たすw1 ,……,wn を算出すればよい。そこ
で、式(4)から次式(7)を得て、さらに式(6)と
次式(7)から式(8)を得るものとする。
【0043】
【数5】
【0044】
【数6】
【0045】そして式(4)及び式(8)から、次式
(9)の正規方程式を得ることができる。
【0046】
【数7】
【0047】式(9)の正規方程式は、未知数の数がn
個の連立方程式であるから、これにより各wi の最確値
を求めることができる。実際には、掃き出し法(Gauss-
Jordanの消去法)を用いて連立方程式を解く。この式
(9)の正規方程式を解いて、クラス毎の予測係数w
1,……,wn を決定する。
【0048】以上のように学習を行った結果、クラス毎
に注目画素の輝度レベルを推定するための、統計的にも
っとも真値に近い推定ができる予測係数が算出されるこ
ととなる。この算出された予測係数は、上述の画像信号
処理装置の予測係数メモリ15に書き込まれる。
【0049】また、予測タップ領域切出部33からの予
測タップの個数が、画像信号処理装置において使用され
る予測タップの個数より大きいとき、予測係数決定部3
5では、クラス毎により多くの予測係数が求まる。この
求まった予測係数の中で、絶対値が大きいものから順に
使用する数の予測係数が選択されると共に、選択された
予測係数が予測係数メモリ15のクラスに対応するアド
レスにそれぞれ格納される。
【0050】以上の処理により、線形推定式によって階
調創造が行われた輝度データを作成するための予測係数
の学習が終了する。
【0051】次に、画像信号処理装置の動作について説
明する。クラスタップ構築部11と予測タップ構築部1
3では、例えば注目画素に対してSD信号の切り出しを
行い、図3Bに示したように注目画素に対して上下左右
方向に位置する画素の切り出しを行う。なお、予測タッ
プ構築部13では、輝度クラス分類コードに応じて予測
タップを例えば多くしたり少なくして切り換えることが
できるように画素の切り出しを行う。
【0052】クラス分類部12では、クラスタップ構築
部11で切り出された画素のデータをクラスタップとし
て用いて、注目画素の輝度レベルと注目画素周辺の画素
の輝度レベル分布パターンからクラス分類を行い、得ら
れた輝度クラス分類コードを予測タップ選択部14と予
測係数メモリ15に供給する。
【0053】予測タップ選択部14では、輝度クラス分
類コードに基づいた予測タップの選択を行う。例えば、
画像の輝度傾斜が緩やかでレベルのばらつきが少ないと
輝度クラス分類コードで示されているとき、予測タップ
として選択する領域が狭いと積和演算部16によって算
出された輝度データの差が現れない。このため、予測タ
ップとして選択する領域を広くして輝度データの差が生
じるように、すなわち階調差が生じるように予測タップ
の選択を行う。
【0054】このようにして予測タップ選択部14で選
択された予測タップと、予測係数メモリ15に記憶され
ている予め学習により求められたクラス毎の予測係数か
ら輝度クラス分類コードに基づいて読み出した予測係数
を用いて式(1)に示す積和演算を行うことにより輝度
データが算出されて、注目画素の輝度データが補正され
ることとなる。
【0055】ここで、予測係数メモリ15から読み出さ
れた予測係数は、入力画像信号に基づいて画像表示を行
ったときの総合特性が直線状となるように、液晶表示素
子の特性に対応させてクラス毎に設定されていることか
ら、入力画像信号の信号レベルが小さいときや信号レベ
ルが大きくても正しく階調が表示されるように輝度レベ
ルが変換されると共に、周辺画素を含めた輝度レベル分
布のパターンに応じて輝度レベルを調整して階調創造が
行われて、液晶表示素子を用いたときに高画質な画像を
表示できる画像信号が生成される。
【0056】また、上述の場合には、式(1)の線形1
次結合式で用いる予測係数を予測演算設定情報として記
憶するものとしたが、クラス毎に最適な推定式も記憶す
るものとして、決定されたクラスの推定式と予測係数を
用いて演算を行うことにより、さらに高精度の階調創造
を行うことができる。
【0057】このように、上述の実施の形態によれば、
例えば図8に示すように、入力画像信号の信号レベルが
「3」であるときには、周辺画素を含めた輝度レベル分
布のパターンに応じて信号レベルが「20」〜「25」
のいずれかに変換され、信号レベルが「4」であるとき
には、パターンに応じて信号レベルが「26」〜「2
9」のいずれかに変換される。このため、液晶表示素子
を用いて画像表示を行うものとしたときに、図9Aに示
すように画面上の輝度レベルが小さいために画像が黒く
つぶれてしまい、十分な階調で画像を表示することがで
きない場合であっても、十分な階調を得ることができる
ように輝度レベルの変換が行われると共に、周辺画素の
輝度レベルによって階調創造が行われて、図9Bに示す
テーブル変換の場合のように輝度レベルが高いものとさ
れるが、輝度レベルの差が少ないためにコントラストの
少ないフラットな画像となってしまうことなく、図9C
に示すように輝度レベルが高いものとされると共に階調
創造も行われて画像を高画質で表示できる。
【0058】なお、上述の実施の形態では、表示デバイ
スとして液晶表示素子を用いた場合について説明した
が、表示デバイスの入力画像信号と輝度の特性に応じた
予測演算設定情報を記憶するものとし、総合特性が直線
状となるように入力画像信号に対して階調レベル変換処
理を行うものとすれば、種々の表示デバイスを用いても
高画質な画像を表示することができる。
【0059】さらに、予測演算設定情報を表示デバイス
毎に設けるものとし、表示デバイスに応じてスイッチを
切り換えて表示デバイスに応じた予測演算設定情報を用
いるものとしたり、画像表示装置との通信、例えばDD
WG(Digital Display Working Group)が策定したDV
I(Digital Visual Interface)のように、ホットプラグ
機能によって画像表示装置の接続が検出されたときに、
DDC(Display DataChannel)の機能を使用して実現さ
れているプラグ・アンド・プレイによって画像表示装置
の機種名や解像度等の表示装置情報を通信によって入手
して、画像表示装置で用いられている表示デバイスを判
別し、判別された表示デバイスに応じた予測演算設定情
報を自動的に用いるものとすれば、表示デバイスに応じ
た階調変換や階調創造が行われて簡単に高画質な画像を
表示させることができる。なお、上述の実施の形態にお
けるクラスタップの切り出し画素位置等は例示的なもの
であって限定的なものでないことは勿論である。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、入力画像信号から注
目画素と注目画素周辺の画素を切り出して輝度レベル分
布のパターン検出を行うことによりパターンデータが生
成されて、このパターンデータと注目画素の輝度レベル
に基づいてクラスが決定される。この決定されたクラス
に応じた予測演算設定情報と、入力画像信号から注目画
素に応じて選択した画素の輝度データを用いて予測演算
を行うことにより、注目画素の新たな輝度データが算出
される。このため、表示デバイスの特性に応じた予測演
算設定情報を用いることで、表示デバイスに応じて入力
画像信号の信号レベルを変換することにより階調レベル
変換が行われて、高画質な画像を表示できる。
【0061】また、予測演算設定情報は、新たに生成さ
れた注目画素の輝度データと基準画像データにおける注
目画素の輝度データとの誤差を最小とするように、予め
学習によってクラス毎に求められるので、この予測演算
設定係数を用いることで、注目画素と注目画素周辺の画
素の輝度レベルに応じて正しく階調レベル変換を行うこ
とができる。
【0062】さらに、パターン検出を行いパターンデー
タを生成する際にADRCが用いられるので、パターン
データのビット数を少なくして、予測演算設定情報が多
くなってしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像信号処理装置の構成を示す
図である。
【図2】クラス分類部の構成を示す図である。
【図3】輝度クラス判別回路とADRC回路の動作を説
明するための図である。
【図4】ADRC処理を説明するための図である。
【図5】ADRC回路の構成を示す図である。
【図6】予測係数の学習ブロックを示す図である。
【図7】関数フィルタの特性を示す図である。
【図8】画像信号処理装置の動作を説明するための図で
ある。
【図9】画面上の輝度分布を示す図である。
【図10】表示デバイスの特性を示す図である。
【図11】変換テーブルを用いた場合の動作を説明する
ための図である。
【符号の説明】
11・・・クラスタップ構築部、12・・・クラス分類
部、13・・・予測タップ構築部、14・・・予測タッ
プ選択部、15・・・予測係数メモリ、16・・・積和
演算部、31・・・関数フィルタ、32・・・クラス分
類部、33・・・予測タップ領域切出部、34・・・正
規方程式加算部、35・・・予測係数決定部、121・
・・データ区分回路、122・・・輝度クラス判別回
路、123・・・ADRC回路、124・・・クラス分
類コード発生回路、231・・・最大値検出回路、23
2・・・最小値検出回路、233・・・遅延回路、23
4,235・・・減算器、236・・・適応再量子化回
路、237・・・並列化回路
フロントページの続き (72)発明者 井上 孝夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 青木 貴史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CE11 CH09 DB02 DB09 DC05 DC33 DC40 5C058 AA06 BA07 BB01 BB13 5C059 KK01 MA28 PP00 TA36 TA52 TC02 TD02 TD05 TD10 TD13 TD14 UA38 5C063 BA03 CA40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号から注目画素と前記注目画
    素周辺の画素の輝度データを切り出すタップ構築手段
    と、 前記タップ構築手段によって切り出された輝度データを
    用いて輝度レベル分布のパターン検出を行うことにより
    パターンデータを生成し、前記注目画素の輝度レベルと
    前記パターンデータに基づいてクラスを決定するクラス
    決定手段と、 予めクラス毎に予測演算設定情報を記憶して、前記クラ
    ス決定手段で決定されたクラスに応じた予測演算設定情
    報を出力する情報記憶手段と、 前記入力画像信号から前記注目画素に応じて画素の輝度
    データを選択する予測タップ設定手段と、 前記情報記憶手段から出力された予測演算設定情報と前
    記予測タップ設定手段で選択された輝度データを用いて
    予測演算を行うことにより、前記注目画素の輝度データ
    を算出する予測演算手段とを備えることを特徴とする画
    像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報記憶手段は、前記新たに生成さ
    れた注目画素の輝度データと基準画像データにおける注
    目画素の輝度データとの誤差を最小とするように、予め
    学習によって前記クラス毎に求めた予測係数を記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記クラス決定手段では、ADRC(Ada
    ptive Dynamic Range Coding)を用いたパターン検出を
    行い前記パターンデータを生成することを特徴とする請
    求項1記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 入力画像信号から注目画素と前記注目画
    素周辺の画素の輝度データを切り出し、切り出した輝度
    データを用いて輝度レベル分布のパターン検出を行うこ
    とによりパターンデータを生成し、前記注目画素の輝度
    レベルと前記パターンデータに基づいてクラスを決定す
    るものとし、 前記決定されたクラスに応じた予測演算設定情報と、前
    記入力画像信号から前記注目画素に応じて選択した画素
    の輝度データを用いて予測演算を行うことにより、前記
    注目画素の新たな輝度データを得ることを特徴とする画
    像信号処理方法。
  5. 【請求項5】 前記予測演算設定情報は、前記新たに生
    成された注目画素の輝度データと基準画像データにおけ
    る注目画素の輝度データとの誤差を最小とするように、
    予め学習によって前記クラス毎に求めた予測係数である
    ことを特徴とする請求項4記載の画像信号処理方法。
  6. 【請求項6】 ADRC(Adaptive Dynamic Range Codi
    ng)を用いて前記パターン検出を行いパターンデータを
    生成することを特徴とする請求項4記載の画像信号処理
    方法。
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