JP3767019B2 - 積和演算回路および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の被乗数とそれに対する乗数とを掛け合わせるとき、より少ない被乗数と乗数を用いてもほぼ同じ結果を得ることができるようにした積和演算回路および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日において、オーディオ・ビジュアル指向の高まりから、より高解像度の画像を得ることができるようなテレビジョン受像機の開発が望まれ、この要望に応えて、いわゆるハイビジョンが開発された。このハイビジョンは、いわゆるNTSC方式に規定される走査線数525本なのに対して、2倍以上の1125本となっているうえ、表示画面の縦横比もNTSC方式が3:4に対して9:16と広角画面になっている。このため、高解像度で臨場感のある画面を得ることができるようになっている。
【0003】
ここで、このような優れた特性を有するハイビジョンではあるが、NTSC方式の映像信号をそのまま供給しても画像表示を行うことはできない。これは、上述のようにNTSC方式とハイビジョン方式とでは規格が異なるからである。このため、NTSC方式の映像信号に応じた画像をハイビジョンで表示しようとする場合、従来は、供給されたNTSC方式の映像信号(SD(Standerd Definition )データ)の水平方向の補間処理を行い、その後垂直方向の補間処理を行うことで映像信号のレート変換を行っていた。
【0004】
この水平方向および垂直方向の補間処理は、縦続接続型のFIRフィルタからなるものであり、これらは、単に水平方向および垂直方向の補間を行っているにすぎないため、解像度は基となるNTSC方式の映像信号と何ら変わらなかった。特に、通常の画像を変換対象とした場合、垂直方向の補間をフィールド内処理で行うのが一般的であるが、その場合、画像のフィールド間相関を使用していないため、画像静止部においては、変換ロスにより、NTSC方式の映像信号よりむしろ解像度が劣化する欠点があった。
【0005】
これに対し、出願人は、特願平6−205934号の画像信号変換装置において、入力信号である画像信号レベルの3次元(時空間)分布に応じてクラス分割を行い、クラス毎に予め学習により獲得された予測係数値を格納した記憶手段を持ち、予測式に基づいた演算により最適な推定値を出力する、というものを提案している。
【0006】
この手法は、HD(High Definition )データを創造する場合、創造するHD画素の近傍にあるSDデータを用いてクラス分割を行い、それぞれのクラス毎に予測係数値を学習により獲得することで、画像静止部において、より真値に近いHDデータを得る、というような巧妙なものである。
【0007】
例えば、図8において示すSD画素m1 〜m5 とSD画素n1 〜n5 のそれぞれの空間的同一位置にある画素同士のフレーム間差分の平均値を求め、それをしきい値処理してクラス分類することにより、主に動きの程度の表現に対してクラス分類を行う。同時に、図7において示すような、SD画素k1 〜k5 をADRC(Adaptive Dynamic Range Coding )処理することにより、少ないビット数で主に空間内の波形表現を目的としたクラス分類を行う。
【0008】
上述の2種類のクラス分類で決定されたクラス毎に、図9において示すようなSD画素x1 〜x25を使用して、線形一次式をたて、予測係数値を学習により獲得する。この方式は、主に動きの程度を表すクラス分類と、主に空間内の波形を表すクラス分類とを個別に、それぞれ適した形で行うため、比較的少ないクラス数で高い変換性能を得られるという特性がある。HD画素yの推定演算は、上述の手順で得られた予測係数値wn を用いて以下のような式(1)で行われる。
【0009】
y=w1 x1 +w2 x2 +・・・+wn xn (1)
この例では、n=9である。
【0010】
このように、SDデータに対応するHDデータを推定するための予測係数値を各クラス毎に予め学習により求めた上で、ROMテーブルに格納しておき、入力されるSDデータおよびROMテーブルから読み出した予測係数値を出力することにより、入力されたSDデータを単に補間処理したものとは異なり、実際のHDデータにより近いデータを出力することができるという特徴がある。
【0011】
このような画像信号変換装置に用いられる積和演算回路を図10に示す。被乗数レジスタ51からは、複数のSDデータが積和器52へ供給される。この複数のSDデータに対応するクラスコードclass がアドレスコントロール回路53から乗数メモリ54へ供給され、乗数メモリ54では、クラスコードclass に応答する係数データが積和器52へ供給される。積和器52では、SDデータと係数データの積和演算が実行され、その積和出力は、出力端子55から出力される。
【0012】
この積和器52の例として図11に示すように、入力端子61からSDデータが供給され、そのSDデータは、レジスタ62を介して乗算器65へ供給される。入力端子63から係数データが供給され、その係数データは、レジスタ64を介して乗算器65へ供給される。乗算器65では、SDデータと係数データとが乗算され、その乗算出力は、レジスタ66を介して加算器67へ供給される。加算器67では、2つの乗算出力が加算され、その加算出力は、レジスタ68を介して加算器69へ供給される。加算器69では、さらに2つの加算出力と加算され、レジスタ70を介して出力端子71から積和出力が出力される。
【0013】
このように、積和演算回路を用いた演算において、予め乗数(係数データ)をメモリ等に用意しておき、画像の特徴(すなわち、クラス情報)によって乗数を可変できる構成が画像信号の変換に用いられていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
クラス数を多くして乗数の種類を多くすれば、画像の推定の精度を向上することができる。しかしながら、乗数の種類を多く持てば持つほど乗数メモリの容量が増え、ハード規模が増大するという問題点があった。
【0015】
従って、この発明の目的は、上述した問題点を鑑みて、ハード規模を削減することができる積和演算回路および方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、乗数および被乗数の積を加算することによって、ディジタルフィルタ演算をMタップで行うようにした積和演算回路において、乗数メモリをコントロールするLビットのアドレスを上位ビットおよび下位ビットに分割し、上位ビットを変換し、上位ビットの状態に応じて、下位ビットをNビットシフトし、変換された上位ビットとNビットシフトされた下位ビットとを加算し、Lビットより少ないSビットのアドレスに縮退するアドレス縮退手段と、Sビットのアドレスに対応する乗数データを乗数メモリから読み出す乗数データ読出手段と、乗数メモリから読み出された乗数データと被乗数データとの積和出力を発生する演算手段とからなることを特徴とする積和演算回路である。
【0017】
また、請求項9に記載の発明は、乗数および被乗数の積を加算することによって、ディジタルフィルタ演算をMタップで行うようにした積和演算方法において、乗数メモリをコントロールするLビットのアドレスを上位ビットおよび下位ビットに分割し、上位ビットを変換し、上位ビットの状態に応じて、下位ビットをNビットシフトし、変換された上位ビットとNビットシフトされた下位ビットとを加算し、Lビットより少ないSビットのアドレスに縮退するアドレス縮退ステップと、Sビットのアドレスに対応する乗数データを乗数メモリから読み出す乗数データ読出ステップと、乗数メモリから読み出された乗数データと被乗数データとの積和出力を発生する演算ステップとからなることを特徴とする積和演算方法である。
【0018】
上述したように、この発明は、アドレスを6ビットから5ビットへ縮退させることによって、係数メモリに記憶される係数データを減少させる。すなわち、ハード規模が削減される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施例を説明するための構成を概略的に示したものである。被乗数レジスタ1には、被乗数としてのSDデータが蓄えられており、SDデータが被乗数レジスタ1から積和器2へ供給される。また、SDデータに基づいて、アドレスコントロール回路3では、Lビットのクラスコードclass が生成され、生成されたLビットのクラスコードL-class は、アドレス縮退メモリ4へ供給される。
【0020】
アドレス縮退メモリ4は、供給されたクラスコードをLビットからSビットへ縮退するための、データ変換テーブルから構成される。よって、LビットのクラスコードL-class に対応するSビットのクラスコードS-class が読み出され、読み出されたクラスコードS-class は、係数メモリ5へ供給される。係数メモリ5では、供給されたクラスコードS-class に応答した係数データが読み出され、読み出された係数データは、積和器2へ供給される。この係数メモリ5は、予め学習することによって、得られた係数データが記憶されたものである。積和器2では、画素データと係数データとの積和演算が実行され、その積和結果、すなわちHD(High Definition )データが出力端子6から出力される。
【0021】
そして、図2にそのアドレス縮退メモリ4に用いることができるデータ変換テーブルの一例を示す。アドレスコントロール回路3から供給されるクラスコードL-class は、例えば6ビットのデータとなり、この6ビットのクラスコードは、2ビットの主に動きの程度を表すためのクラス分類(以下、動きクラスと称する)と、4ビットからなる主に空間内の波形表現のためのクラス分類(以下、空間クラスと称する)から構成される。ここでは、この6ビットのクラスコードを5ビットのクラスコードへ縮退する。
【0022】
この図2に示すように動きクラスmv-classは、0、1、2で表される。動きクラスmv-classが0の場合、縮退の前後でアドレス数の変化はなく、動きクラスmv-classが1および2の場合、縮退の前後でアドレス数が1/2に縮退される。このため、合計のアドレス数は、縮退することで48から32となり、5ビットで表現することが可能となる。
【0023】
また、図3に示すように動きクラスmv-classを0、1、2、3で表すことも可能である。このとき、動きクラスmv-classが0、1および2の場合は、上述と同じように縮退される。しかしながら、動きクラスmv-classが3の場合、動きクラスmv-classが2と同じアドレスに縮退がなされる。例えば、縮退前のアドレスが32の場合、縮退後のアドレスは、24となり、同様に縮退前のアドレスが48の場合、縮退後のアドレスは、24となる。また、縮退前のアドレスが42の場合、縮退後のアドレスは、29となり、同様に縮退前のアドレスが58の場合、縮退後のアドレスは、29となる。
【0024】
次に、この発明の積和演算回路の他の実施例を図4に示す。なお、他の実施例を説明するにあたり、上述した一実施例と同一の部分には同一の符号を付し、その説明は、省略する。
【0025】
被乗数レジスタ1から複数の画素データが積和器2へ供給される。アドレスコントロール回路3では、LビットのクラスコードL-class が縮退演算回路11へ供給される。縮退演算回路11では、後述するように、供給されたLビットのクラスコードL-class をSビットのクラスコードS-class へ縮退を行う演算が実行される。縮退がなされたクラスコードS-class は、縮退演算回路11から係数メモリ5へ供給される。係数メモリ5では、クラスコードS-class に応答する係数データが読み出され、積和器2へ供給される。積和器2では、画素データと係数データとの積和演算が実行され、その積和出力は、出力端子6から出力される。
【0026】
ここで、縮退演算回路11の詳細な回路図を図5に示す。入力端子21から動きクラスmv-classのLSBが供給され、ORゲート27へ供給される。入力端子22から動きクラスmv-classのMSBが供給され、ORゲート27および加算器28の一方の入力側の2nd−MSBに供給される。ORゲート27は、入力端子21および22からのビットを入力とし、その出力は、加算器28の一方の入力側のMSBとして入力される。また、入力端子22からのビットは、加算器28の一方の2nd−MSBとして供給される。加算器28の一方のLSB、2nd−LSBおよび3rd−LSBは、接地されている。すなわち、常に `0' である。
【0027】
入力端子23から空間クラスのLSBが供給され、入力端子24から空間クラスの2nd−LSBが供給され、入力端子25から空間クラスの2nd−MSBが供給され、入力端子26から空間クラスのMSBが供給される。これら入力端子23、24、25および26からのビットは、シフトレジスタ29へ供給される。シフトレジスタ29の入力側のMSBは接地され、シフトレジスタ29の入力側の2nd−MSBには空間クラスのMSBのビットが供給され、シフトレジスタ29の入力側の3rd−LSBには空間クラスの2nd−MSBが供給され、シフトレジスタ29の入力側の2nd−LSBには空間クラスの2nd−LSBが供給され、シフトレジスタ29の入力側のLSBには空間クラスのLSBが供給される。
【0028】
シフトレジスタ29では、外部からNビットシフトのコントロールする制御信号が供給され、この制御信号は、動きクラスmv-classに対応するものである。他の実施例では、1ビットシフトの制御信号が供給される。動きクラスmv-classが0の場合、シフトレジスタ29では、下位4ビットが加算器28の他方の入力側へ供給され、動きクラスmv-classが0でない場合、供給されたビットがLSB側に1ビットずつシフトされる。1ビットシフトによって、シフトレジスタ29の出力は、その入力の1/2の値とされる。シフトされた4ビットのデータは、加算器28の他方の入力側に供給される。加算器28の他方の入力側のMSBは、接地されている。加算器28では、入力されたそれぞれのデータが加算され、5ビットのデータとしてレジスタ30を介して出力端子31から出力される。
【0029】
一例として、クラスコードclass が `010011' の場合、加算器28の一方の入力側には、 `10000'が供給され、その他方の入力側には、 `00001' が供給され、加算器28の出力は、 `10001'となり、クラスコードclass が縮退される。すなわち、クラスコードclass が19から17へ縮退される。同様に、クラスコードclass が `100101' の場合、加算器28の一方の入力側には、 `11000'が供給され、その他方の入力側には、 `00010' が供給され、加算器28の出力は、 `11010'となり、クラスコードclass が縮退される。すなわち、クラスコードclass が37から26へ縮退される。
【0030】
上述したような、この発明による推定演算回路を使用して構成された信号変換装置の一例を図6に示す。入力端子41からSDデータが供給され、そのSDデータは、領域切り出し回路42、44および49へ供給される。領域切り出し回路42は、入力端子41から供給されたSDデータから空間クラスに必要なSDデータを切り出す。この一例では、例えば図7に示すように創造するべきHDデータy1 〜y4 の近傍に位置する5つのSDデータk1 〜k5 を切り出す。
【0031】
領域切り出し回路42により切り出されたSDデータは、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding )回路43へ供給される。ADRC回路43は、供給されたSDデータのレベル分布のパターン化を目的として、各領域のデータを、例えば8ビットのSDデータから2ビットのSDデータに圧縮するような演算を行う。これにより、形成されたパターン圧縮データをクラスコード発生回路46へ供給する。
【0032】
領域切り出し回路44は、動きクラスに必要なSDデータを切り出す。この一例では、例えば供給されたSDデータから創造するべきHDデータy1 〜y4 に対して図8に示す位置に存在する10個のSDデータm1 〜m5 およびn1 〜n5 を切り出す。
【0033】
領域切り出し回路44により切り出されたSDデータは、動きクラス決定回路45へ供給される。動きクラス決定回路45は、供給されたSDデータのフレーム間差分を算出し、その絶対値の平均値をしきい値処理することにより動きの指標である動きパラメータを算出する。具体的には、動きクラス決定回路45は、以下の式(2)により、供給されるSDデータの差分の絶対値の平均値param を算出する。
【0034】
【数1】
ただし、図7の画素配置では、n=5である。
【0035】
動きパラメータは、例えば、4つの動きクラスのことである。すなわち、SDデータの差分の絶対値の平均値param ≦2の場合、動きクラスmv-classを0と決定し、平均値param ≦4の場合、動きクラスmv-classを1と決定し、平均値param ≦8の場合、動きクラスmv-classを2と決定し、平均値param >8の場合、動きクラスmv-classを3と決定する。このように決定された動きクラスmv-classがクラスコード発生回路46へ供給される。
【0036】
クラスコード発生回路46は、ADRC回路43からの空間クラスおよび動きクラス決定回路45からの動きクラスmv-classに基づいて以下の式(3)の演算を行うことにより、そのブロックが属するクラスを検出し、そのクラスを示すクラスコードclass を係数メモリ47へ供給する。このクラスコードclass は、係数メモリ47からの読み出しアドレスを示すものとなっている。
【0037】
【数2】
この例では、n=5、p=2である。
【0038】
係数メモリ47には、SDデータのパターンとHDデータの関係を学習することにより、線形推定式を用いて、SDデータに対応するHDデータを算出するための係数データが各クラス毎に記憶されている。係数メモリ47からは、クラスコードclass で示されるアドレスから、そのクラスの係数データであるwi (class )が読み出される。この係数データは、推定演算回路48へ供給される。
【0039】
一方、SDデータは、領域切り出し回路49にも供給される。領域切り出し回路49は、SDデータを図9に示すような位置にある推定演算に使用する25個のSDデータx1 〜x25を切り出す。領域切り出し回路49の出力信号は、推定演算回路48へ供給される。推定演算回路48は、領域切り出し回路49からのSDデータ、係数メモリ47からの係数データに基づいて、入力されたSDデータに対応するHDデータを算出する。その算出するための一例を式(4)に示す。算出されたHDデータは、出力端子50から出力される。
【0040】
HD=w1 x1 +w2 x2 +・・・+w25x25 (4)
【0041】
【発明の効果】
この発明に依れば、アドレス縮退演算回路を有することによって、この回路自体の付加回路は増加するが、それに比べて係数メモリと積和器のハード規模の削減がかなり大きくなるため、大幅にハード規模を削減できる。また、アドレスを縮退することによって、本来Lビットでコントロールする係数メモリをSビットでコントロールする係数メモリに置き換えても本来の性能とほぼ等価な画質性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の積和演算回路の一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明のアドレス縮退メモリの一実施例を示すテーブルである。
【図3】この発明のアドレス縮退メモリの一実施例を示すテーブルである。
【図4】この発明の積和演算回路の他の実施例を示す回路図である。
【図5】この発明のアドレス縮退演算回路の一実施例を示す回路図である。
【図6】この発明が適用できる信号変換装置の一例を示すブロック図である。
【図7】領域切り出しを説明するための略線図である。
【図8】領域切り出しを説明するための略線図である。
【図9】領域切り出しを説明するための略線図である。
【図10】従来の積和演算回路を示す回路図である。
【図11】従来の信号補間回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1・・・被乗数メモリ、2・・・積和器、3・・・アドレスコントロール回路、4・・・アドレス縮退メモリ、5・・・乗数メモリ
Claims (6)
- 乗数および被乗数の積を加算することによって、ディジタルフィルタ演算をMタップで行うようにした積和演算回路において、
乗数メモリをコントロールするLビットのアドレスを上位ビットおよび下位ビットに分割し、上記上位ビットを変換し、上記上位ビットの状態に応じて、上記下位ビットをNビットシフトし、上記変換された上位ビットと上記Nビットシフトされた下位ビットとを加算し、上記Lビットより少ないSビットのアドレスに縮退するアドレス縮退手段と、
上記Sビットのアドレスに対応する乗数データを上記乗数メモリから読み出す乗数データ読出手段と、
上記乗数メモリから読み出された上記乗数データと被乗数データとの積和出力を発生する演算手段と
からなることを特徴とする積和演算回路。 - 請求項1に記載の積和演算回路において、
入力信号がディジタル画像信号であり、上記乗数データが係数データであり、上記被乗数データが画素データであり、
上記ディジタル画像信号のレベル分布のパターンに基づいて、推定しようとする画素データが属するクラスを決定して上記Lビットのアドレスをクラス情報として出力するクラス決定手段を有し、
上記アドレス縮退手段によって、上記Lビットのアドレスが上記Sビットのアドレスへ縮退され、縮退された上記Sビットのアドレスのクラス情報に応答して、上記乗数メモリから係数データが読み出され、上記演算手段によって、上記画素データと上記係数データとを積和演算するようにしたことを特徴とする積和演算回路。 - 乗数および被乗数の積を加算することによって、ディジタルフィルタ演算をMタップで行うようにした積和演算回路において、
乗数メモリをコントロールするLビットのアドレスのうちの一部のビットを上記Lビットより少ない第1のビットに変換し、上記一部のビットの状態に応じて、上記Lビットのうちの他の一部をNビットシフトしたうちの上記Lビットより少ない下位ビットの第2のビットとし、上記第1のビットと上記第2のビットとを用いて上記Lビットのアドレスを上記Lビットより少ないSビットのアドレスに縮退するアドレス縮退手段と、
上記Sビットのアドレスに対応する乗数データを上記乗数メモリから読み出す乗数データ読出手段と、
上記乗数メモリから読み出された上記乗数データと被乗数データとの積和出力を発生する演算手段と
からなることを特徴とする積和演算回路。 - 乗数および被乗数の積を加算することによって、ディジタルフィルタ演算をMタップで行うようにした積和演算方法において、
乗数メモリをコントロールするLビットのアドレスを上位ビットおよび下位ビットに分割し、上記上位ビットを変換し、上記上位ビットの状態に応じて、上記下位ビットをNビットシフトし、上記変換された上位ビットと上記Nビットシフトされた下位ビットとを加算し、上記Lビットより少ないSビットのアドレスに縮退するアドレス縮退ステップと、
上記Sビットのアドレスに対応する乗数データを上記乗数メモリから読み出す乗数データ読出ステップと、
上記乗数メモリから読み出された上記乗数データと被乗数データとの積和出力を発生する演算ステップと
からなることを特徴とする積和演算方法。 - 請求項4に記載の積和演算方法において、
入力信号がディジタル画像信号であり、上記乗数データが係数データであり、上記被乗数データが画素データであり、
上記ディジタル画像信号のレベル分布のパターンに基づいて、推定しようとする画素データが属するクラスを決定して上記Lビットのアドレスをクラス情報として出力するクラス決定ステップを有し、
上記アドレス縮退ステップによって、上記Lビットのアドレスが上記Sビットのアドレスへ縮退され、縮退された上記Sビットのアドレスのクラス情報に応答して、上記乗数メモリから係数データが読み出され、上記演算ステップによって、上記画素データと上記係数データとを積和演算するようにしたことを特徴とする積和演算方法。 - 乗数および被乗数の積を加算することによって、ディジタルフィルタ演算をMタップで行うようにした積和演算方法において、
乗数メモリをコントロールするLビットのアドレスのうちの一部のビットを上記Lビットより少ない第1のビットに変換し、上記一部のビットの状態に応じて、上記Lビットのうちの他の一部をNビットシフトしたうちの上記Lビットより少ない下位ビットの第2のビットとし、上記第1のビットと上記第2のビットとを用いて上記Lビットのアドレスを上記Lビットより少ないSビットのアドレスに縮退するアドレス縮退ステップと、
上記Sビットのアドレスに対応する乗数データを上記乗数メモリから読み出す乗数データ読出ステップと、
上記乗数メモリから読み出された上記乗数データと被乗数データとの積和出力を発生する演算ステップと
からなることを特徴とする積和演算方法。
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