JP2000078411A - 可逆符号化装置及び可逆符号化方法 - Google Patents

可逆符号化装置及び可逆符号化方法

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JP2000078411A
JP2000078411A JP24313698A JP24313698A JP2000078411A JP 2000078411 A JP2000078411 A JP 2000078411A JP 24313698 A JP24313698 A JP 24313698A JP 24313698 A JP24313698 A JP 24313698A JP 2000078411 A JP2000078411 A JP 2000078411A
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JP24313698A
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Masaaki Kobayashi
正明 小林
Mutsuaki Noma
睦明 野間
Seiichiro Hiratsuka
誠一郎 平塚
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像データに対して十分にプレーン間
の相関を利用して符号化効率の向上を図ることができる
可逆符号化装置及び可逆符号化方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 プレーン分離装置103、予測符号化装
置104、予測誤差補正装置105、エントロピー符号
化装置106などを備える。カラー画像データに対し
て、相関が強い他のプレーンの周辺画素情報も用いて予
測符号化を行い、予測符号化による予測誤差データを各
プレーン間の相関を利用して補正し、補正された予測誤
差データをエントロピー符号化することにより、プレー
ン間の相関を十分に利用した符号化効率のよい可逆符号
化装置及び可逆符号化方法が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像ディジタ
ルデータを劣化なく符号化する可逆符号化装置及び可逆
符号化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、医療画像などのような画像データ
を診断に用いたり、あるいは、受信した画像にエッジ強
調や色補正などの画像処理を行ってから再び伝送するよ
うな場合などに、高品質な情報が必要であるため、静止
画や高精細画像などにおいて画質劣化の全くない画像符
号化方法である可逆符号化方法の要求が高まっている。
【0003】ここで、画像データの可逆符号化は大きく
分けて2つの処理を行うブロックから構成することがで
き、第一のブロックが画像データのモデル化部、第二の
ブロックがエントロピー符号化部である。画像データの
モデル化部では画像データを符号化しやすいデータ列に
変換することを目的とし、エントロピー符号化部では変
換されたデータ列に対してできるだけ短い符号を実際に
割り当て符号化データを作成することを目的としてい
る。
【0004】従来より、このような可逆符号化方法には
静止画の国際標準符号化方式としてJPEG Loss
−Lessモード、あるいは標準化作業中のJPEG−
LS、JPEG2000などがある。これらの符号化方
法は基本的には画像データのモデル化部で予測符号化に
よって予測誤差を求め、エントロピー符号化部で予測誤
差をハフマン符号化あるいは算術符号化する構成となっ
ている。従って圧縮率向上の鍵は画像データのモデル化
部において、いかに予測誤差を小さくするかである。そ
こで、画像データのモデル化部では、符号化画素の周辺
画素情報のコンテクストなどを利用して予測精度の向上
を図っている。
【0005】以下にカラー画像ディジタルデータに対す
る一般的な可逆符号化方法を説明する。図10はRGB
データに対する一般的な可逆符号化装置における処理の
流れを示す図である。画像データが入力されるとデータ
をRプレーンデータ、Gプレーンデータ、Bプレーンデ
ータに分離する(S1001)。次に分離されたプレー
ン毎のデータに対してプレーン毎に予測符号化を行う
(S1002〜S1004)。このときコンテクストな
どを使って予測精度の向上を図るが、コンテクストはプ
レーン内の周辺画素情報のみによって決定される。最後
にプレーン毎に発生する予測誤差データをエントロピー
符号化して符号化データが作成される(S1005〜S
1007)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、符号化をプレーン単位で独立に行うた
め、プレーン間に相関が存在するようなカラー画像デー
タに対して十分に相関を利用して符号化効率の向上を図
ることが困難であるという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、十分にプレーン間の相関を利用して符号化効率の向
上を図ることができる可逆符号化装置及び可逆符号化方
法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の可逆符号化装置は、カラー画像データに対し
てプレーン毎に予測符号化を行う予測符号化手段と、予
測符号化による予測誤差データを各プレーン間の相関を
利用して補正する予測誤差補正手段と、補正された予測
誤差データをエントロピー符号化するエントロピー符号
化手段とを備えた。特に、入力画像がRGBデータの場
合にはGプレーンの予測誤差を用いてRプレーンとBプ
レーンの予測誤差を補正する予測誤差補正手段を備え
た。
【0009】この構成により十分にプレーン間の相関を
利用して符号化効率の向上を図ることができる可逆符号
化装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、画像デ
ータに対してプレーン毎に予測符号化を行う予測符号化
手段と、予測符号化による予測誤差データを各プレーン
間の相関を利用して補正する予測誤差補正手段と、補正
された予測誤差データをエントロピー符号化するエント
ロピー符号化手段とを有することを特徴とする可逆符号
化装置である。
【0011】この構成により、画像データのプレーン間
に存在する相関を十分利用した符号化効率の高い符号化
を行うことができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、RGB画像デー
タに対してプレーン毎に予測符号化を行う予測符号化手
段と、Gプレーンの予測誤差を用いてRプレーンとBプ
レーンの予測誤差を補正する予測誤差補正手段と、補正
された予測誤差データをエントロピー符号化するエント
ロピー符号化手段とを有することを特徴とする可逆符号
化装置である。
【0013】この構成により、RGBデータにおいて相
関が強いGプレーンとRプレーン及びGプレーンとBプ
レーンの相関を利用して符号化効率の高い符号化を行う
ことができる。
【0014】請求項3に記載の発明はカラー画像データ
に対してプレーン毎に予測符号化を行う過程と、予測符
号化による予測誤差データを各プレーン間の相関を利用
して補正する過程と、補正された予測誤差データをエン
トロピー符号化する過程を含むことを特徴とする可逆符
号化方法である。
【0015】この構成により、画像データのプレーン間
に存在する相関を十分利用した符号化効率の高い符号化
を行うことができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、入力画像がRG
Bデータの場合、前記予測符号化による予測誤差データ
を各プレーン間の相関を利用して補正させる過程におい
て、Gプレーンの予測誤差を用いてRプレーンとBプレ
ーンの予測誤差を補正させることを特徴とする請求項3
記載の可逆符号化方法である。
【0017】この構成により、RGBデータにおいて相
関が強いGプレーンとRプレーン及びGプレーンとBプ
レーンの相関を利用して符号化効率の高い符号化を行う
ことができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、入力画像がRG
Bデータの場合、前記予測符号化による予測誤差データ
を各プレーン間の相関を利用して補正させる過程におい
て、各プレーンの画素値をR、G、B、各プレーンの予
測値をRo、Go、Boとすると、各プレーンの予測誤
差eR、eG、eBは(数6)で表されるので、Gプレー
ンの予測誤差を用いてRプレーンとBプレーンの予測誤
差を補正させる補正関数をそれぞれfR(eG)、f
B(eG)とすると、RプレーンとBプレーンの補正され
た予測誤差ドットeR、ドットeBは(数7)で表され、
ドットeR、eG、ドットeBを用いてエントロピー符号
化することを特徴とする請求項4記載の可逆符号化方法
である。
【0019】
【数6】
【0020】
【数7】
【0021】この構成により、RプレーンとBプレーン
において予測誤差を補正するときに、補正を行う画素と
同じ位置のGプレーンの予測誤差を用いて補正を行うこ
とにより効率よく補正を行うことができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、入力画像がRG
Bデータの場合、前記予測符号化による予測誤差データ
を各プレーン間の相関を利用して補正させる過程におい
て、Gプレーンの予測誤差に対するRプレーンとBプレ
ーンの予測誤差の補正量をあらかじめルックアップテー
ブルに格納し、符号化するときにルックアップテーブル
を参照することによりGプレーンの予測誤差からRプレ
ーンとBプレーンの予測誤差を補正して符号化を行うこ
とを特徴とする請求項4または5記載の可逆符号化方法
で、様々な画像に対して補正量を切換えることなく高速
に補正予測誤差を求めることができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、入力画像がRG
Bデータの場合、符号化のステップを2パスとし、1パ
ス目に全画像データのGプレーンとRプレーン及びGプ
レーンとBプレーンの予測誤差の関係の統計を取り、前
記Gプレーンの予測誤差に対するRプレーンとBプレー
ンの予測誤差の補正量を最適化してテーブルを作成し、
2パス目に作成したテーブルを用いてGプレーンの予測
誤差によるRプレーンとBプレーンの予測誤差の補正を
行い、テーブルを付加して符号化データを作成すること
を特徴とする請求項4または5記載の可逆符号化方法で
ある。
【0024】この構成により、対象となる画像に精度よ
く対応したテーブルを用いることができるので符号化効
率の高い符号化を行うことができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、入力画像がRG
Bデータの場合、前記予測符号化による予測誤差データ
を各プレーン間の相関を利用して補正させる過程におい
て、着目画素のGプレーンの予測誤差に対するRプレー
ンとBプレーンの予測誤差の補正量を、既に符号化済み
の周辺画素のGプレーンに対するRプレーンとBプレー
ンの予測誤差の相関関係を参照して決定し、この補正量
を用いてGプレーンの予測誤差に対するRプレーンとB
プレーンの予測誤差を補正することを特徴とする請求項
4または5記載の可逆符号化方法である。
【0026】この構成により、画像の局所的な情報も利
用して精度よく予測誤差の補正を行うことができる。
【0027】請求項9に記載の発明は、入力画像がRG
Bデータの場合、前記予測符号化による予測誤差データ
を各プレーン間の相関を利用して補正させる過程におい
て、各プレーンの画素値をR、G、B、各プレーンの予
測値をRo、Go、Boとすると、各プレーンの予測誤
差eR、eG、eBは(数8)で表されるので、(数9)
においてGプレーンの予測誤差を用いてRプレーンとB
プレーンの予測誤差を補正させる補正関数fR(eG)、
B(eG)を(数10)のように定義し、ドットeR
G、ドットeBを用いてエントロピー符号化することを
特徴とする請求項4または5記載の可逆符号化方法であ
る。
【0028】
【数8】
【0029】
【数9】
【0030】
【数10】
【0031】この構成により、簡単な計算によって符号
化効率のよい予測誤差の補正を行うことができる。
【0032】請求項10に記載の発明は、カラー画像デ
ータに対してプレーン毎に予測符号化を行う過程で、符
号化する画素と同じプレーンの符号化済み周辺画素情報
と同時に符号化する画素と同じ位置の符号化済みプレー
ンの周辺画素情報も用いて予測符号化を行うことを特徴
とする可逆符号化方法である。
【0033】この構成により、符号化する画素の360
度全体の周辺画素情報を利用して予測を行うことができ
る。
【0034】請求項11に記載の発明は、入力画像がR
GBデータの場合、まず最初にGプレーンの予測符号化
を行い、Rプレーンの予測符号化を行うときに、Rプレ
ーンの符号化済み周辺画素情報と同時に符号化画素と同
じ位置のGプレーンの周辺画素情報も用いて予測符号化
を行い、Bプレーンの予測符号化を行うときに、Bプレ
ーンの符号化済み周辺画素情報と同時に符号化する画素
と同じ位置のGプレーンの周辺画素情報も用いて予測符
号化を行うことを特徴とする請求項10記載の可逆符号
化方法である。
【0035】この構成により、RGBデータにおいてG
プレーンとRプレーン及びGプレーンとBプレーンの相
関が強いのでRプレーンとBプレーンを予測するときに
Gプレーンの同じ位置の画素の周辺画素情報も用いて符
号化することにより、予測精度を向上させることができ
る。
【0036】請求項12に記載の発明は、カラー画像デ
ータに対してプレーン毎に予測符号化を行う過程で、周
辺画素のコンテクストの状態によって予測式を切換える
予測符号化を行い、符号化済みプレーンが存在する場合
には、符号化する画素と同じプレーンの符号化済み周辺
画素と同時に符号化する画素と同じ位置の符号化済みプ
レーンの周辺画素も含めてコンテクストを決定し予測式
を切換える予測符号化を行うことを特徴とする可逆符号
化方法である。
【0037】この構成により、予測式の切換に使用する
コンテクストを符号化する画素と同じプレーンの符号化
済み周辺画素だけでなく符号化する画素と同じ位置の符
号化済みプレーンの画素の周辺画素も使用して決定する
ことにより、より適した予測式を使用することができ予
測精度を向上させることができる。
【0038】請求項13に記載の発明は、入力画像がR
GBデータの場合、まず最初にGプレーンに対して符号
化済み周辺画素のコンテクストの状態によって予測式を
切換える予測符号化を行い、Rプレーンの予測符号化を
行うときに、Rプレーンの符号化済み周辺画素と同時に
符号化する画素と同じ位置のGプレーンの周辺画素も含
めたコンテクストの状態によって予測式を切換える予測
符号化を行い、Bプレーンの予測符号化を行うときに、
Bプレーンの符号化済み周辺画素と同時に符号化する画
素と同じ位置のGプレーンの周辺画素も含めたコンテク
ストの状態によって予測式を切換える予測符号化を行う
ことを特徴とする請求項12記載の可逆符号化方法であ
る。
【0039】この構成により、RGBデータにおいてG
プレーンとRプレーン及びGプレーンとBプレーンの相
関が強いので、RプレーンとBプレーンの符号化画素の
コンテクストを決定するとき符号化画素と同じプレーン
の符号化済み周辺画素情報だけでなくGプレーンの符号
化画素と同じ位置の画素の周辺画素情報も利用してコン
テクストを決定することにより、より予測精度の高い予
測式を選択することができる。
【0040】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は本発明の一実施の形態による可逆符号化方法
を実現するための可逆符号化装置の構成図、図2は同可
逆符号化方法における処理の流れを示す図、図3は同R
GBデータのプレーン分離の説明図、図4は同予測符号
化の説明図、図5は同プレーン相関を用いた予測符号化
の説明図、図6は同プレーン相関を用いたコンテクスト
モデルの説明図、図7(a)は同Gプレーンの予測誤差
が50の場合のRプレーンの予測誤差のヒストグラムの
例示図、図7(b)は同Gプレーンの予測誤差に対する
Rプレーンの予測誤差の平均値の例示図、図8は同周辺
画素情報を用いた予測誤差の補正の説明図、図9は同予
測誤差補正関数の例示図である。
【0041】図1において101は画像データの入力装
置、102は画像データに施す処理を制御する制御装
置、103は入力画像データをプレーン毎のデータに分
離するプレーン分離装置、104は予測誤差データを作
成する予測符号化装置、105は符号化済みプレーンの
予測誤差データを用いて予測誤差を補正する予測誤差補
正装置、106は各プレーンの予測誤差、特に補正され
たプレーンは補正予測誤差をエントロピー符号化するエ
ントロピー符号化装置、107は符号化データの出力装
置を表している。
【0042】以上のように構成されたカラー画像データ
可逆符号化装置について、以下その動作を図2の処理の
流れを示す図を用いて説明する。ここでは、入力画像が
RGBデータの場合の説明である。まず最初に入力画像
データが入力装置101に入力される。そして、制御装
置102は入力装置101からデータを受け取りプレー
ン分離装置103にデータを転送する。ここでプレーン
分離装置103は入力画像データをR、G、B各プレー
ン毎のデータに変換し制御装置102に転送する(S2
01)。
【0043】次に、制御装置102は予測符号化装置1
04にGプレーンのデータを転送し、予測符号化装置1
04はGプレーンのプレーン内の周辺画素情報を用いて
Gプレーンの予測符号化を行い、予測誤差データを制御
装置102に転送する(S202)。続いてRプレーン
のデータとGプレーンのデータを予測符号化装置104
に転送し、予測符号化装置104はRプレーンのデータ
及びGプレーンのデータの周辺画素情報を用いてRプレ
ーン予測符号化を行い予測誤差データを制御装置102
に転送する(S203)。さらに制御装置102はBプ
レーンのデータとGプレーンのデータを予測符号化装置
104に転送し、予測符号化装置104はBプレーンの
データ及びGプレーンのデータの周辺画素情報を用いて
Bプレーンの予測符号化を行い予測誤差データを制御装
置102に転送する(S204)。
【0044】次に、制御装置102はRプレーンの予測
誤差データとGプレーンの予測誤差データを予測誤差補
正装置105に転送し、予測誤差補正装置105はGプ
レーンの予測誤差データを用いてRプレーンの予測誤差
データを補正し、補正されたRプレーンの予測誤差デー
タを制御装置102に転送する(S205)。
【0045】続いて制御装置102はBプレーンの予測
誤差データとGプレーンの予測誤差データを予測誤差補
正装置105に転送し、予測誤差補正装置105はGプ
レーンの予測誤差データを用いてBプレーンの予測誤差
データを補正し、補正されたBプレーンの予測誤差デー
タを制御装置102に転送する(S206)。そして、
制御装置102はRプレーンの補正された予測誤差デー
タとGプレーンの予測誤差データとBプレーンの補正さ
れた予測誤差データをそれぞれ順にエントロピー符号化
装置106に転送し、それぞれをエントロピー符号化し
て符号化データを作成する(S207〜S209)。最
後に符号化データの出力装置107から符号化データを
出力する。
【0046】以下に各ブロックについて具体的に説明す
る。まず最初に、プレーン分離装置103では1画素が
複数の色プレーンで構成されているカラー画像データで
あってインターリーブデータをノンインターリーブデー
タに変換する。図3はRGBインターリーブデータをR
GBノンインターリーブデータに変換した場合の説明図
である。インターリーブデータは画素単位でデータが並
んでおり、その中に各色プレーンのデータが配置されて
いる。一方ノンインターリーブデータはプレーン単位で
データが並んでおり、その中に各画素のデータが配置さ
れている。プレーン分離装置103ではこのような変換
を行いプレーン毎のデータを取り出す。
【0047】次に予測符号化装置104では予測符号化
を行う。図4はプレーン内のデータを使って予測符号化
を行う場合の説明図である。プレーン内で符号化済みの
周辺画素値a〜e等を用いて符号化する画素xの予測を
行い、予測値xと実際の値xとの差分値である予測誤差
を出力する。RGBデータの場合、各プレーンの画素値
をそれぞれR、G、B、各プレーンの予測値をRo、G
o、Boとすると、各プレーンの予測誤差eR、eG、e
Bは(数11)のように表すことができる。
【0048】
【数11】
【0049】予測符号化を行う順番としてはラスタ順に
行う方法や、サブサンプリングデータを作成し、そのデ
ータ順にしたがって行う方法等が考えられる。また、予
測式は固定で行う方法や複数の予測式を用いて符号化を
行い最も符号化効率のよいものを選択する方法や、周辺
画素のコンテクストによって予測式を切換える方法など
が考えられる。
【0050】図5はRGBデータに対してプレーン相関
を用いて予測符号化を行う場合の説明図である。まず最
初にGプレーンの予測符号化を行い次にRプレーンとB
プレーンの予測符号化を行う。Gプレーンの予測符号化
が最初であるので、Gプレーンの符号化にR、Bプレー
ンのデータは使えない。そこで、Gプレーンの予測符号
化はプレーン内の予測符号化となる。図5の例ではGプ
レーンの符号化は周辺の符号化済み4画素a〜dを参照
して予測を行う。
【0051】次にRプレーンの予測符号化を行うがこの
ときGプレーンの符号化は終了しているので、Rプレー
ンの符号化済み周辺画素と同時にRプレーンの符号化画
素と同じ位置のGプレーンの周辺画素情報も用いて予測
を行う。図5の例ではRプレーンの符号化はRプレーン
の符号化済み4画素j〜mとGプレーンの周辺9画素a
〜iを参照して予測を行う。Bプレーンも同様にBプレ
ーンの符号化済み周辺画素と同時にBプレーンの符号化
画素と同じ位置のGプレーンの周辺画素情報も用いて予
測を行う。
【0052】ここで、RGBデータのうちRプレーンと
Bプレーンの予測にGプレーンのデータを用いたのはR
プレーンとGプレーン及びBプレーンとGプレーンの相
関が強いからであり、画像によって相関関係が異なる場
合はこの組み合わせを変えることも考えられる。RGB
以外の色空間を用いたカラー画像データに対しても相関
が強い符号化済みプレーンの情報を用いて予測を行う方
法が考えられる。
【0053】また、予測符号化では周辺画素のコンテク
ストによって予測式を切換える方法があるが、図6はプ
レーン相関を使ってコンテクストモデルを決定する場合
の説明図である。まず最初にGプレーンに対してコンテ
クストを用いた予測符号化を行い次にRプレーンとBプ
レーンに対してコンテクストを用いた予測符号化を行
う。Gプレーンの予測符号化が最初であるので、Gプレ
ーンの符号化にR、Bプレーンのデータは使えない。そ
こで、Gプレーンの予測符号化はプレーン内の周辺画素
のコンテクストに従って予測式を決定する。
【0054】図6の例ではGプレーンの符号化に対して
周辺の符号化済み4画素a〜dのコンテクストに従って
予測式を決定する。次にRプレーンの予測符号化を行う
がこのときGプレーンの符号化は終了しているので、R
プレーンの符号化済み周辺画素と同時にRプレーンの符
号化画素と同じ位置のGプレーンの周辺画素情報も用い
てコンテクストを判定し予測式の決定を行う。図6の例
ではRプレーンの符号化はRプレーンの符号化済み4画
素j〜mとGプレーンの周辺9画素a〜iを参照してコ
ンテクストを判定し予測式の決定を行う。Bプレーンも
同様にBプレーンの符号化済み周辺画素と同時にBプレ
ーンの符号化画素と同じ位置のGプレーンの周辺画素情
報も用いてコンテクストを判定し予測式の決定を行う。
【0055】ここでも、RプレーンとBプレーンの予測
にGプレーンのデータを用いたのはRプレーンとGプレ
ーン及びBプレーンとGプレーンの相関が強いからであ
る。RGB以外の色空間を用いたカラー画像データに対
しても相関が強い符号化済みプレーンの情報を用いてコ
ンテクストを判定し予測式の決定を行う方法が考えられ
る。コンテクストモデルの判定方法としてはコンテクス
トの判定に参照している画素の平均値と各画素値との大
小関係の状態や参照画素の平均値と各画素値の差分値の
大きさの状態などによって決定する方法が考えられる。
【0056】次に予測誤差補正装置105では、プレー
ン間の相関を使って予測誤差の補正を行う。図7の
(a)はある画像のGプレーンの予測誤差が50の画素
に対するRプレーンの予測誤差のヒストグラムを表して
いる。横軸がRプレーンの予測誤差値、縦軸が出現頻度
を表している。この図からGプレーンの予測誤差が50
の画素のRプレーンの予測誤差は30近辺に頻出するこ
とが分かる。この図の例の場合、Gプレーンの予測誤差
が50の画素のRプレーンの予測誤差の平均値は30で
ある。同様にGプレーンのそれぞれの予測誤差値に対す
るRプレーンの予測誤差の平均値を求めてプロットした
のが図7の(b)である。
【0057】BプレーンとGプレーンの間にもRプレー
ンとGプレーンの間に存在する相関と同じような関係が
得られる。そこで、(数12)においてfR(eG)とf
B(eG)をそれぞれ(数13)のように定義し、この式
を使ってRプレーンとBプレーンの予測誤差を補正す
る。
【0058】
【数12】
【0059】
【数13】
【0060】従って、(数13)の代わりに複数の画像
を用いてGプレーンの予測誤差とRプレーンの予測誤差
及びGプレーンの予測誤差とBプレーンの予測誤差の統
計的な相関を求め、ルックアップテーブルを作成し、符
号化時にルックアップテーブルを参照してRプレーンと
Bプレーンの予測誤差の補正を行う方法も考えられる。
【0061】また、符号化を2パスで行い、1パス目に
Rプレーンの予測誤差とGプレーンの予測誤差の相関関
係及びBプレーンの予測誤差とGプレーンの予測誤差の
相関関係を求め、Gプレーンの予測誤差に対するRプレ
ーンとBプレーンの予測誤差の補正量を最適化してテー
ブルを作成し、2パス目に作成したテーブルを用いてG
プレーンの予測誤差よるRプレーンとBプレーンの予測
誤差の補正を行い、テーブルを付加して符号化データを
作成する方法も考えられる。
【0062】あるいは既に符号化済みの周辺画素のGプ
レーンに対するRプレーンとBプレーンの予測誤差の相
関関係を参照して符号化画素のGプレーンの予測誤差に
対するRプレーンとBプレーンの予測誤差の補正量を決
定する方法も考えられる。図8は周辺画素情報を用いた
予測誤差の補正の説明図である。符号化画素1のRプレ
ーン及びBプレーンの予測誤差をGプレーンの予測誤差
を用いて補正するときには、周辺画素領域1内の画素の
Gプレーンの予測誤差に対するRプレーンとBプレーン
の予測誤差の関係を参照して補正量を決定する。
【0063】符号化画素2のRプレーン及びBプレーン
の予測誤差をGプレーンの予測誤差を用いて補正すると
きには、周辺画素領域2内の画素のGプレーンの予測誤
差に対するRプレーンとBプレーンの予測誤差の関係を
参照して補正量を決定する。周辺画素領域は画像によっ
て可変にすることも考えられる。また、周辺画素領域の
Gプレーンの予測誤差に対するRプレーンとBプレーン
の予測誤差の関係のみで補正量を決定する方法や、予め
基本となる補正量を決定しておいて、周辺画素領域のG
プレーンの予測誤差に対するRプレーンとBプレーンの
予測誤差の関係に応じて補正量を修正して予測誤差を補
正する方法が考えられる。
【0064】また、多くの画像を統計的に調べるとGプ
レーンの予測誤差値とRプレーンの予測誤差値あるいは
Gプレーンの予測誤差値とBプレーンの予測誤差値は図
9に示すようにほぼ同じ値を取ることが分かる。従って
予測誤差補正関数fR(eG)とfB(eG)を(数14)
に示すように定義して予測誤差を補正する方法も考えら
れる。
【0065】
【数14】
【0066】エントロピー符号化装置106は各プレー
ンの予測誤差をエントロピー符号化し、符号化データを
出力する。エントロピー符号化装置106に入力される
予測誤差値は補正されたものが含まれる場合もある。R
GBデータに対してRプレーンの予測誤差とBプレーン
の予測誤差をGプレーンの予測誤差で補正した場合、エ
ントロピー符号化装置106に入力される予測誤差値は
Gプレーンの予測誤差eGとRプレーンとBプレーンの
補正された予測誤差ドットeR、ドットeBである。エン
トロピー符号化としてはハフマン符号化、算術符号化、
ゴローム符号化、MEL符号化などが考えられる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カラー画
像データを予測符号化し、予測誤差データを各プレーン
間の相関を利用して補正し、補正された予測誤差データ
をエントロピー符号化することにより圧縮率の高い可逆
符号化方法を実現することができる。
【0068】また、入力画像がRGBデータの場合、G
プレーンの予測誤差を用いてRプレーンとBプレーンの
予測誤差を補正させることによりRGBデータにおいて
相関が強いGプレーンとRプレーン及びGプレーンとB
プレーンの相関を利用して効率よく予測誤差の補正がで
きる。
【0069】さらに、入力画像がRGBデータの場合、
Gプレーンの予測誤差に対するRプレーンとBプレーン
の予測誤差の補正量を予めルックアップテーブルに格納
し、符号化するときにルックアップテーブルを参照して
予測誤差を補正することにより様々な画像に対して補正
量を切換えることなく高速に補正予測誤差を求めること
ができる。
【0070】また、入力画像がRGBデータの場合、符
号化ステップを2パスとし、1パス目に全画像データの
Gプレーンに対するRプレーン及びGプレーンとBプレ
ーンの予測誤差の関係の統計を取り、Gプレーンの予測
誤差に対するRプレーンとBプレーンの予測誤差の補正
量を最適化してテーブルを作成し、2パス目に作成した
テーブルを用いてGプレーンの予測誤差によるRプレー
ンとBプレーンの予測誤差の補正を行い、テーブルを付
加して符号化データを作成することにより符号化する画
像に対して最適化されたテーブルを用いて予測誤差の補
正を行うことができ、圧縮率向上を図ることができる。
【0071】これ以外に、Gプレーンの予測誤差に対す
るRプレーンとBプレーンの予測誤差の補正量を、既に
符号化済みの周辺画素のGプレーンに対するRプレーン
とBプレーンの予測誤差の相関関係を参照して決定し、
この補正量を用いてGプレーンの予測誤差に対するRプ
レーンとBプレーンの予測誤差を補正することにより画
像の局所的な情報も利用して精度よく予測誤差の補正を
行うことができる。
【0072】さらに、入力画像がRGBデータの場合、
各プレーンの画素値をR、G、B、各プレーンの予測値
をRo、Go、Boとすると、各プレーンの予測誤差e
R、eG、eBは(数1)で表されるので、(数2)にお
いてGプレーンの予測誤差を用いてRプレーンとBプレ
ーンの予測誤差を補正させる補正関数fR(eG)、f B
(eG)を(数5)のように定義し、ドットeR、eG
ドットeBを用いてエントロピー符号化することにより
簡単な計算で効率よく予測誤差の補正を行うことができ
る。
【0073】一方、符号化する画素と同じプレーンの符
号化済み周辺画素情報と同時に符号化する画素と同じ位
置の符号化済みプレーンの周辺画素情報も用いて予測符
号化を行うことにより異なる色プレーンの情報も利用し
360度全体の周辺画素情報を利用して精度よく予測を
行うことができる。
【0074】また、入力画像がRGBデータの場合、ま
ず最初にGプレーンの予測符号化を行い、Rプレーンの
予測符号化を行うときに、Rプレーンの符号化済み周辺
画素情報と同時に符号化画素と同じ位置のGプレーンの
周辺画素情報も用いて予測符号化を行い、Bプレーンの
予測符号化を行うときに、Bプレーンの符号化済み周辺
画素情報と同時に符号化する画素と同じ位置のGプレー
ンの周辺画素情報も用いて予測符号化を行うことによ
り、Rプレーン及びBプレーンの予測を行うときに各プ
レーンに相関が強いGプレーンの周辺画素情報も利用で
きるので精度よく予測を行うことができる。
【0075】さらに周辺画素のコンテクストの状態によ
って予測式を切換える予測符号化を行い、符号化済みプ
レーンが存在する場合には、符号化する画素と同じプレ
ーンの符号化済み周辺画素と同時に符号化する画素と同
じ位置の符号化済みプレーンの周辺画素も含めてコンテ
クストを決定し予測式を切換える予測符号化を行うこと
により、より周辺画素情報に適した予測式を使用するこ
とができ予測精度を向上させることができる。
【0076】また、入力画像がRGBデータの場合、ま
ず最初にGプレーンに対して符号化済み周辺画素のコン
テクストの状態によって予測式を切換える予測符号化を
行い、Rプレーンの予測符号化を行うときに、Rプレー
ンの符号化済み周辺画素と同時に符号化する画素と同じ
位置のGプレーンの周辺画素も含めたコンテクストの状
態によって予測式を切換える予測符号化を行い、Bプレ
ーンの予測符号化を行うときに、Bプレーンの符号化済
み周辺画素と同時に符号化する画素と同じ位置のGプレ
ーンの周辺画素も含めたコンテクストの状態によって予
測式を切換える予測符号化を行うことにより、Rプレー
ン及びBプレーンの予測を行うときに各プレーンに相関
が強いGプレーンの周辺画素情報も利用してコンテクス
トを決定し予測式を決定できるので予測精度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による可逆符号化方法を
実現するための可逆符号化装置の構成図
【図2】本発明の一実施の形態による可逆符号化方法に
おける処理の流れを示す図
【図3】本発明の一実施の形態によるRGBデータのプ
レーン分離の説明図
【図4】本発明の一実施の形態による予測符号化の説明
【図5】本発明の一実施の形態によるプレーン相関を用
いた予測符号化の説明図
【図6】本発明の一実施の形態によるプレーン相関を用
いたコンテクストモデルの説明図
【図7】(a)本発明の一実施の形態によるGプレーン
の予測誤差が50の場合のRプレーンの予測誤差のヒス
トグラムの例示図 (b)本発明の一実施の形態によるGプレーンの予測誤
差に対するRプレーンの予測誤差の平均値の例示図
【図8】本発明の一実施の形態による周辺画素情報を用
いた予測誤差の補正の説明図
【図9】本発明の一実施の形態による予測誤差補正関数
の例示図
【図10】RGBデータに対する一般的な可逆符号化装
置における処理の流れを示す図
【符号の説明】
101 入力装置 102 制御装置 103 プレーン分離装置 104 予測符号化装置 105 予測誤差補正装置 106 エントロピー符号化装置 107 符号化データの出力装置
フロントページの続き (72)発明者 平塚 誠一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C059 MA01 MA04 MA05 MA17 ME05 PP15 TA21 TB17 TC44 TD10 UA02 UA33 5C077 LL17 LL20 MP08 NP01 PQ08 PQ19 PQ23 RR21 5C078 AA09 BA35 BA37 BA64 CA02 DA00 DA01 DA11 DA21 5C079 HB01 LA27 LA31 MA04 NA10 NA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像データに対してプレーン毎に予
    測符号化を行う予測符号化手段と、予測符号化による予
    測誤差データを各プレーン間の相関を利用して補正する
    予測誤差補正手段と、補正された予測誤差データをエン
    トロピー符号化するエントロピー符号化手段とを有する
    ことを特徴とする可逆符号化装置。
  2. 【請求項2】RGB画像データに対してプレーン毎に予
    測符号化を行う予測符号化手段と、Gプレーン予測誤差
    を用いてRプレーンとBプレーンの予測誤差を補正する
    予測誤差補正手段と、補正された予測誤差データをエン
    トロピー符号化するエントロピー符号化手段とを有する
    ことを特徴とする可逆符号化装置。
  3. 【請求項3】カラー画像データに対してプレーン毎に予
    測符号化を行う過程と、予測符号化による予測誤差デー
    タを各プレーン間の相関を利用して補正する過程と、補
    正された予測誤差データをエントロピー符号化する過程
    を含むことを特徴とする可逆符号化方法。
  4. 【請求項4】入力画像がRGBデータの場合、前記予測
    符号化による予測誤差データを各プレーン間の相関を利
    用して補正させる過程において、Gプレーンの予測誤差
    を用いてRプレーンとBプレーンの予測誤差を補正させ
    ることを特徴とする請求項3記載の可逆符号化方法。
  5. 【請求項5】入力画像がRGBデータの場合、前記予測
    符号化による予測誤差データを各プレーン間の相関を利
    用して補正させる過程において、各プレーンの画素値を
    R、G、B、各プレーンの予測値をRo、Go、Boと
    すると、各プレーンの予測誤差eR、eG、eBは(数
    1)で表されるので、Gプレーンの予測誤差を用いてR
    プレーンとBプレーンの予測誤差を補正させる補正関数
    をそれぞれfR(eG)、fB(eG)とすると、Rプレー
    ンとBプレーンの補正された予測誤差ドットeR、ドッ
    トeBは(数2)で表され、ドットeR、eG、ドットeB
    を用いてエントロピー符号化することを特徴とする請求
    項4記載の可逆符号化方法。 【数1】 【数2】
  6. 【請求項6】入力画像がRGBデータの場合、前記予測
    符号化による予測誤差データを各プレーン間の相関を利
    用して補正させる過程において、Gプレーンの予測誤差
    に対するRプレーンとBプレーンの予測誤差の補正量を
    あらかじめルックアップテーブルに格納し、符号化する
    ときにルックアップテーブルを参照することによりGプ
    レーンの予測誤差からRプレーンとBプレーンの予測誤
    差を補正して符号化を行うことを特徴とする請求項4ま
    たは5記載の可逆符号化方法。
  7. 【請求項7】入力画像がRGBデータの場合、符号化の
    ステップを2パスとし、1パス目に全画像データのGプ
    レーンとRプレーン及びGプレーンとBプレーンの予測
    誤差の関係の統計を取り、前記Gプレーンの予測誤差に
    対するRプレーンとBプレーンの予測誤差の補正量を最
    適化してテーブルを作成し、2パス目に作成したテーブ
    ルを用いてGプレーンの予測誤差によるRプレーンとB
    プレーンの予測誤差の補正を行い、テーブルを付加して
    符号化データを作成することを特徴とする請求項4また
    は5記載の可逆符号化方法。
  8. 【請求項8】入力画像がRGBデータの場合、前記予測
    符号化による予測誤差データを各プレーン間の相関を利
    用して補正させる過程において、着目画素のGプレーン
    の予測誤差に対するRプレーンとBプレーンの予測誤差
    の補正量を、既に符号化済みの周辺画素のGプレーンに
    対するRプレーンとBプレーンの予測誤差の相関関係を
    参照して決定し、この補正量を用いてGプレーンの予測
    誤差に対するRプレーンとBプレーンの予測誤差を補正
    することを特徴とする請求項4または5記載の可逆符号
    化方法。
  9. 【請求項9】入力画像がRGBデータの場合、前記予測
    符号化による予測誤差データを各プレーン間の相関を利
    用して補正させる過程において、各プレーンの画素値を
    R、G、B、各プレーンの予測値をRo、Go、Boと
    すると、各プレーンの予測誤差eR、eG、eBは(数
    3)で表されるので、(数4)においてGプレーンの予
    測誤差を用いてRプレーンとBプレーンの予測誤差を補
    正させる補正関数fR(eG)、fB(eG)を(数5)の
    ように定義し、ドットeR、eG、ドットeBを用いてエ
    ントロピー符号化することを特徴とする請求項4または
    5記載の可逆符号化方法。 【数3】 【数4】 【数5】
  10. 【請求項10】カラー画像データに対してプレーン毎に
    予測符号化を行う過程で、符号化する画素と同じプレー
    ンの符号化済み周辺画素情報と同時に符号化する画素と
    同じ位置の符号化済みプレーンの周辺画素情報も用いて
    予測符号化を行うことを特徴とする可逆符号化方法。
  11. 【請求項11】入力画像がRGBデータの場合、まず最
    初にGプレーンの予測符号化を行い、Rプレーンの予測
    符号化を行うときに、Rプレーンの符号化済み周辺画素
    情報と同時に符号化画素と同じ位置のGプレーンの周辺
    画素情報も用いて予測符号化を行い、Bプレーンの予測
    符号化を行うときに、Bプレーンの符号化済み周辺画素
    情報と同時に符号化する画素と同じ位置のGプレーンの
    周辺画素情報も用いて予測符号化を行うことを特徴とす
    る請求項10記載の可逆符号化方法。
  12. 【請求項12】カラー画像データに対してプレーン毎に
    予測符号化を行う過程で、周辺画素のコンテクストの状
    態によって予測式を切換える予測符号化を行い、符号化
    済みプレーンが存在する場合には、符号化する画素と同
    じプレーンの符号化済み周辺画素と同時に符号化する画
    素と同じ位置の符号化済みプレーンの周辺画素も含めて
    コンテクストを決定し予測式を切換える予測符号化を行
    うことを特徴とする可逆符号化方法。
  13. 【請求項13】入力画像がRGBデータの場合、まず最
    初にGプレーンに対して符号化済み周辺画素のコンテク
    ストの状態によって予測式を切換える予測符号化を行
    い、Rプレーンの予測符号化を行うときに、Rプレーン
    の符号化済み周辺画素と同時に符号化する画素と同じ位
    置のGプレーンの周辺画素も含めたコンテクストの状態
    によって予測式を切換える予測符号化を行い、Bプレー
    ンの予測符号化を行うときに、Bプレーンの符号化済み
    周辺画素と同時に符号化する画素と同じ位置のGプレー
    ンの周辺画素も含めたコンテクストの状態によって予測
    式を切換える予測符号化を行うことを特徴とする請求項
    12記載の可逆符号化方法。
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