JP2001339617A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2001339617A
JP2001339617A JP2000156221A JP2000156221A JP2001339617A JP 2001339617 A JP2001339617 A JP 2001339617A JP 2000156221 A JP2000156221 A JP 2000156221A JP 2000156221 A JP2000156221 A JP 2000156221A JP 2001339617 A JP2001339617 A JP 2001339617A
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JP2000156221A
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Hiroyuki Suzuki
浩之 鈴木
Makoto Kumagai
誠 熊谷
Junji Ishikawa
淳史 石川
Hiroyuki Toyama
大雪 遠山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色変換処理を行なうことのできる画像処理装
置において必要なメモリ容量を減少させる。 【解決手段】 入力された画像データをダイレクトマッ
ピング処理部110aにより処理するか、マスキング処
理部110bにより処理するかをセレクタ110cによ
り選択する。人間の目に敏感な色(記憶色など)につい
てはダイレクトマッピング処理部110aにより色変換
を行ない、他の色についてはマスキング処理部110b
により色変換を行なう。これにより、すべての色空間に
おいてダイレクトマッピング用のデータを準備する必要
がなくなるため、画像処理装置のメモリ容量を減らすこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理方法に関し、特に、3次元ルックアップテー
ブルを用いたダイレクトマッピング方式により色変換処
理を行なう画像処理装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ある色空間で表わされた入力
画像データを異なる色空間の出力画像データに変換する
方式として、ダイレクトマッピング方式やマスキング方
式などが知られている。そのうち、ダイレクトマッピン
グ方式とは、入力画像データの色空間のデータと出力画
像データの色空間のデータとを対応付けて記憶した3次
元ルックアップテーブル(以下「LUT」と略す)を用
いて、直接データ変換を行なうというものである。
【0003】ただし、入力画像データに対する出力画像
データをすべて3次元LUTに格納すると、必要なメモ
リ容量が膨大となるため、通常はLUTを用いるととも
に補間演算を行なうことにより色変換処理が行なわれ
る。すなわち、最小限のデータ数(格子点数)でLUT
を形成し、格子点と格子点の間に位置するデータは補間
演算により求めるという方法が取られる。
【0004】図15はこのようなダイレクトマッピング
方式による色変換処理を説明するための概略ブロック図
である。ここでは、入力画像データはRGB色空間で表
わされるRGB各8ビットのデータであり、出力画像デ
ータはCMY色空間で表わされるCMYK各8ビットの
データである。
【0005】なお、出力画像データの各4成分(CMY
K)における色変換処理はすべて同様であるため、4成
分(CMYK)のうち1成分(C成分)についての色変
換処理について代表して説明する。
【0006】図15を参照して、ダイレクトマッピング
方式による色変換処理には、3次元LUT部701によ
り8点の格子点を抽出し、その抽出された格子点に対応
するデータを出力するという処理と、8点補間部703
により格子点間の所望の補間データを算出するという処
理とが含まれる。そして、RGB各8ビットの入力画像
データのうち、上位各3ビットが3次元LUT部701
に入力され、下位各5ビットが8点補間部703に入力
される。
【0007】3次元LUT部701には、RGB色空間
のデータとCMY色空間のデータとが対応付けて記録さ
れた3次元LUTが含まれている。図16は、この3次
元LUTの概念を説明するための図である。図16を参
照して、3次元LUTは、RGBの各軸が、ここでは8
分割されており、それによってできる格子点に該当する
入力画像データに対応して出力画像データ(格子点デー
タ)が格納されている。
【0008】3次元LUT部701にRGBデータの上
位各3ビットのデータが入力されると、3次元LUTの
中の8点の格子点が抽出される。この8点の格子点は、
上記各3ビットのデータで決定されるRGB色空間の1
格子点を含む最少の立方体を構成する格子点である。そ
して、3次元LUTが参照されて、各格子点に対応する
出力データが抽出される。
【0009】一方、RGBデータの下位各5ビットが入
力された8点補間部703においては、この下位各5ビ
ットデータから重み係数が算出され、算出された重み係
数と、3次元LUT部701で抽出された8点の格子点
に対応する出力データ(格子点データ)とから最終の出
力データCoutが次式で求められる。
【0010】
【数1】
【0011】ここで、Wiは下位各5ビットデータから
算出される重み係数であり、Ciは格子点データであ
る。図17に示すように、重み係数Wiは、8点それぞ
れの格子点データ(C1〜C8)が、下位各5ビットデ
ータで決定される1点(立方体の中ほどに位置する黒
点)の出力データに対して、寄与する比率を示す係数で
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のダ
イレクトマッピング方式においては、補間演算により必
要なメモリ容量を減らすことができるものの、メモリに
記憶させるべきデータ量が多く、回路のコストが高くな
るという問題があった。
【0013】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたものであり、必要なメモリ容量を減らすことが
できる画像処理装置および画像処理方法を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、画像処理装置は、第1の
色空間で表わされる入力画像データを第2の色空間で表
わされる出力画像データに変換する画像処理装置であっ
て、入力画像のデータの色空間での位置を判定する判定
手段と、入力画像データをメモリに格納されたデータに
基づき出力画像データに変換する第1の変換手段と、入
力画像データを近似演算式に基づき出力画像データに変
換する第2の変換手段と、判定手段の判定結果に基づい
て、第1の変換手段と第2の変換手段とを切換える切換
手段とを備える。
【0015】好ましくは第1の変換手段は、ルックアッ
プテーブルを用いて変換を行なう。好ましくは切換手段
は、入力画像データが記憶色であるときに、第1の変換
手段によるデータが用いられるように切換を行なう。
【0016】この発明の他の局面に従うと画像処理方法
は、第1の色空間で表わされる入力画像データを第2の
色空間で表わされる出力画像データに変換する画像処理
方法であって、入力画像データの色空間での位置を判定
する判定ステップと、判定ステップの判定結果に基づい
て、入力画像データをメモリに格納されたデータに基づ
き出力画像データに変換するか、近似演算式に基づき変
換するかを切換える切換ステップとを備える。
【0017】好ましくは、上記メモリに格納されたデー
タは、ルックアップテーブルを含む。
【0018】好ましくは、入力画像データが記憶色であ
るときに、入力画像データはメモリに格納されたデータ
に基づき変換される。
【0019】これらの発明に従うと、入力画像データの
色空間での位置が判定され、それに基づき画像データの
変換処理が切換えられる。これにより、メモリに記憶さ
せるべきデータ量を少なくすることができる画像処理装
置および画像処理方法を提供することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]次に、本発
明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態における画像処理装置の全体
構成を示す図である。図1を参照して、画像処理装置
は、対象となる画像をカラーで読取るCCD101と、
CCD101で読取られた偶数の画像データと奇数の画
像データとを合成する画像合成部102と、画像合成部
102で合成されたRGBのアナログ画像データをデジ
タルデータに変換するA/D変換部103と、シェーデ
ィング補正部104、ライン間補正部105および色収
差補正部106の各種補正部と、画像の変倍や移動処理
を行なう変倍・移動処理部107と、色変換部108と
を備えている。
【0021】色変換部108では、RGB色空間で表わ
される入力画像データを、まず一旦、VCrCb色空間
で表わされる画像データに変換するという色変換処理が
行なわれる。
【0022】画像処理装置は、さらに、画像の写真・文
字などの領域や入力画像データの色空間での位置を判別
するための領域判別部109と、VCrCb色空間で表
わされた画像データをRGB色空間で表わされる出力画
像データ(RGBデータ)に変換・補正する色変換部1
08aと、RGB色空間で表わされた出力画像データ
を、CMY色空間で表わされる出力画像データ(CMY
Kデータ)に変換・補正する色補正部110と、色補正
部110で得られた出力画像データに対して、領域判別
部109による領域判別結果に応じてMTF補正を行な
うMTF補正部111と、MTF補正が行なわれた後の
CMYKデータをプリンタに出力するためのプリンタI
/F部112とを備えている。
【0023】色補正部110は、領域判別部109から
の出力に基づき補正を行なう。データの流れを説明する
と、次のようになる。まず、RGBのカラー画像データ
としてCCD101により読取られたデータは、デジタ
ルデータに変換され、必要な補正処理などが行なわれた
後、色変換部108において、VCrCb色空間で表わ
されるデータに一旦変換される。その後、色変換部10
8aによりRGB色空間で表わされるデータに変換が行
なわれる。そして、色補正部110によりダイレクトマ
ッピング法またはマスキング処理法を用いてプリンタに
必要なCMY色空間で表わされるデータ(CMYKデー
タ)に変換が行なわれる。最後に、このCMYKデータ
にMTF補正が行なわれ、プリンタへと送信される。
【0024】図2は、図1の色補正部110の構成を示
すブロック図である。図を参照して、色補正部110
は、入力された画像データに対してダイレクトマッピン
グ処理を行なうダイレクトマッピング処理部110a
と、入力された画像データに対しマスキング処理を行な
うマスキング処理部110bと、ダイレクトマッピング
処理部110aの出力またはマスキング処理部110b
の出力を領域判別部109の判別結果(_LUT)に基
づき選択して出力するセレクタ110cとから構成され
ている。
【0025】入力されたRGBデータは、ダイレクトマ
ッピング処理部110aおよびマスキング処理部110
bにそれぞれ入力される。ダイレクトマッピング処理部
110aおよびマスキング処理部110bから出力デー
タであるCMYKデータが出力されるが、いずれのCM
YKデータを使用するかはセレクタ110cにより選択
される。
【0026】ここで、_LUTが“L”であるときに
は、ダイレクトマッピング処理部110aの出力が選択
され、_LUTが“H”であるときには、マスキング処
理部110bの出力が選択されるものとする。
【0027】図3は、図2のダイレクトマッピング処理
部110aの概略構成を示した機能ブロック図である。
図3を参照して、ダイレクトマッピング処理部110a
は、4つのダイレクトマッピング部201,203,2
05,207を含んでおり、これらを用いて、色変換部
108aで作成されたR,G,Bの入力データから、
C,M,Y,Kの各出力データを作成する。なお、4つ
のダイレクトマッピング部の構成は同じであるため、こ
こでは、C成分についての構成のみを示している。
【0028】ダイレクトマッピング部201は、8点の
格子点を抽出し、その抽出された格子点に対応するデー
タを出力する3次元LUT部221と、3次元LUT部
221から得られた8つの格子点データおよび補間係数
を用いて、格子点間の補間演算を行なう8点補間部22
3とを含んでいる。
【0029】図4は、図3に示すダイレクトマッピング
部201の詳細な構成を示す図である。図4を参照し
て、3次元LUT部221には、RGB色空間のデータ
とCMY色空間のC成分のデータとが対応付けて記録さ
れた8つの3次元LUT301が含まれている。
【0030】8ビットのR,G,Bデータ(0〜25
5)の上位3ビットが3次元LUT部221に入力さ
れ、下位5ビットが8点補間部223に入力される。
【0031】3次元LUT部221は、注目画像データ
に対して8つの格子点データ(C1〜C8)を作成する
ために、8つの3次元LUT301を含んでいる。1つ
の3次元LUTは512×8ビットのテーブルである。
【0032】8点補間部223は、3次元LUT部22
1で得られたC1〜C8のデータを、入力データの下位
5ビットデータであるΔR,ΔG,ΔBを用いて加重平
均して出力データ(Cout)を作成する。
【0033】3次元LUT部221の概念については、
図16で述べたものと同じである。すなわち、入力色空
間であるRGB色空間の各軸は8分割され、色空間全体
が512個の立方体に分割されている。3次元LUT部
221には、8ビットのRデータ(0〜255),Gデ
ータ(0〜255),Bデータ(0〜255)で構成さ
れる入力画像データのうち、上位各3ビットが入力され
るため、この入力された上位各3ビットのデータに基づ
いて、対象となる1つの立方体が選択される。
【0034】各立方体には、それぞれ8点の格子点が定
義されており、各格子点ごとに、対応する3次元LUT
301が参照される。そして、3次元LUT301か
ら、上記の上位各3ビットのデータに対応して格納され
ている格子点データ(C1〜C8)がそれぞれ出力され
る。
【0035】8点補間部223は、8点の格子点データ
(C1〜C8)と対応する係数との積を算出する算出部
302と、算出部302からの出力データ(Y1〜Y
8)に基づいて加重平均を求める平均化部303とを含
んでいる。
【0036】3次元LUT部221から出力された8点
の格子点に対する出力データ(C1〜C8)、および、
RGBデータの下位5ビットからなる補間係数(ΔR,
ΔG,ΔB)は、算出部302に入力される。そして、
算出部302において、各格子点データと、補間係数を
用いて表わされる各格子点データに対応する係数との積
がそれぞれ算出される(Y1〜Y8)。
【0037】算出部302から出力されたデータ(Y1
〜Y8)は、平均化部303に入力される。そして、こ
れらの和が取られ、最終的には8つの格子点データ(C
1〜C8)の加重平均された値が、最終の出力データ
(Cout)として求められる。
【0038】図5は、8点補間部223における補間演
算の概念を説明するための図である。図5を参照して、
8点の格子点(格子点データ)で構成される立方体中に
存在する黒点は、出力されるべき変換データ(Cou
t)を表わしている。
【0039】変換データ(Cout)は、この黒点を含
む立方体の表面に平行な3面で分割される8つの立方体
の体積比を用いて8点の格子点データ(C1〜C8)を
加重平均化し、求められるものである。
【0040】すなわち、3次元LUT部221で得られ
た8つの格子点データ(C1〜C8)を、R,G,Bデ
ータそれぞれの下位5ビットデータΔR,ΔG,ΔB
(重み付け係数)に基づき、8つの体積比で加重平均化
するものである。
【0041】したがって、変換データ(Cout)を具
体的に示すと、立方体の1辺をa(a=32)とした場
合、次式のようになる。
【0042】
【数2】
【0043】図6は、図2のマスキング処理部110b
の構成を示すブロック図である。図を参照して、マスキ
ング処理部110bは、反射率→濃度変換部401と、
マスキング演算部403と、UCR(下色除去)/BP
(黒色発生)量作成部405と、UCR/BP処理部4
07とを含んでいる。
【0044】まず最初に、色変換部108aで作成され
たR,G,Bの入力データを反射率→濃度変換部401
によって、濃度データDR,DG,DBに変換する。次
に、DR,DG,DBデータをマスキング演算(近似演
算式に基づく演算)によって、マスキング演算部403
でC′,M′,Y′データに変換する。同時に、UCR
/BP量作成部405によって、DR,DG,DBデー
タからUCR量、BP量が作成される。
【0045】最後に、UCR/BP処理部407によっ
て、C′,M′,Y′データおよびUCR/BP量作成
部405の出力に基づきCMYKデータが作成される。
【0046】図7は、図1の領域判別部109の構成を
示すブロック図である。図を参照して、領域判別部10
9は、色相/彩度データ作成部501と、_LUT信号
抽出部503とを含んでいる。
【0047】領域判別部109に入力されるV,Cr,
Cbデータは色相/彩度データ作成部501によって、
彩度データ(W)、色相データ(H)に変換される。具
体的には、この変換は次式により行なわれる。
【0048】W=√(Cr2+Cb2) H=tan-1(Cr/Cb) 次に、_LUT信号抽出部503によって、V,W,H
データを用いて色の判別が行なわれ、ダイレクトマッピ
ング処理に適した色空間の領域に入力データがあると判
定された場合は_LUT信号が“L”となる。一方、入
力データがマスキング処理に適した領域にあると判定さ
れた場合には、_LUT信号は“H”となる。
【0049】ここでは、ダイレクトマッピング処理に適
した色の領域を、主に人間の目に敏感な色が存在する領
域としている。これは一般的には記憶色と呼ばれる色
(肌色、緑色、空色など)が存在する領域を示す。マス
キング処理に適した色の領域とは、それ以外の領域であ
る。
【0050】このように、本実施の形態においては、人
間の目に敏感な色(記憶色)についてはダイレクトマッ
ピング処理による色変換を行ない、他の色についてはマ
スキング処理による色変換を行なう。これにより、本実
施の形態においては画像品質を落とさずに、3次元LU
T部で使用するメモリ容量を減らすことが可能となり、
画像処理回路のコストダウンを図ることができる。
【0051】[第2の実施の形態]図8は、本発明の第
2の実施の形態における画像処理装置のダイレクトマッ
ピング部の構成を示すブロック図である。
【0052】本実施の形態における画像処理装置の他の
部分は、第1の実施の形態と同じであるためここでの説
明は繰返さない。
【0053】図8を参照して、本実施の形態においては
図4のダイレクトマッピング部の3次元LUT部221
に代えて、3次元LUT部221aが備えられており、
またダイレクトマッピング部に入力されたRGBデータ
の上位3ビットのデータを入力してアドレス変換を行な
うアドレス変換用LUT(512×7ビット)225が
備えられている。
【0054】3次元LUT部221aは、8つの格子点
C1〜C8のそれぞれに対応する8つの3次元LUT3
01aを備えている。それぞれの3次元LUTは、12
8×8ビットのメモリ容量を有している。
【0055】本実施の形態においては、アドレス変換用
LUT225を用いることで、入力された画像データの
上位3ビットを3次元LUT用のアドレスに変換する。
変換されたアドレスに基づき、各3次元LUTから格子
点のデータが出力される。
【0056】図9〜図14は、本実施の形態における効
果を示す図である。そのうち、図9〜図11は、従来の
技術においてRGB色空間内のダイレクトマッピング処
理が行なわれる部分をハッチングで示した図である。ま
た、図12〜図14は、本実施の形態においてRGB色
空間内のダイレクトマッピング処理が行なわれる部分を
ハッチングで示した図である。
【0057】本実施の形態においてはRデータおよびB
データが128以上である部分においてのみダイレクト
マッピング処理を行なうこととしている。それ以外の領
域においては、マスキング処理部110bによるマスキ
ング処理が行なわれる。
【0058】したがって、図9〜図11に示される従来
の技術においては、ダイレクトマッピング処理に必要と
されるメモリ容量として512バイト×8×4色=16
kbyteのメモリ容量が必要となるのに対し、本実施
の形態においては(128byte×8+512byt
e)×4色=6kbyteのメモリ容量で済むことにな
る。これにより、ダイレクトマッピング処理に必要とな
るメモリ容量を大幅に減らすことができ、回路のコスト
ダウンを図ることができる。
【0059】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における画像処理
装置の全体構成を示す図である。
【図2】 図1の色補正部110の概略構成を示したブ
ロック図である。
【図3】 図2のダイレクトマッピング処理部110a
の概略構成を示した機能ブロック図である。
【図4】 図3に示すダイレクトマッピング部201の
詳細な構成を示す図である。
【図5】 8点補間部223における補間演算の概念を
説明するための図である。
【図6】 図2のマスキング処理部110bの構成を示
すブロック図である。
【図7】 図1の領域判別部109の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】 第2の実施の形態におけるダイレクトマッピ
ング部の構成を示す図である。
【図9】 従来技術においてダイレクトマッピング処理
が行なわれる領域を示す図である。
【図10】 従来技術においてダイレクトマッピング処
理が行なわれる領域を示す図である。
【図11】 従来技術においてダイレクトマッピング処
理が行なわれる領域を示す図である。
【図12】 第2の実施の形態においてダイレクトマッ
ピング処理が行なわれる領域を示す図である。
【図13】 第2の実施の形態においてダイレクトマッ
ピング処理が行なわれる領域を示す図である。
【図14】 第2の実施の形態においてダイレクトマッ
ピング処理が行なわれる領域を示す図である。
【図15】 従来技術におけるダイレクトマッピング方
式による色変換処理を説明するための概略ブロック図で
ある。
【図16】 3次元LUTの概念を説明するための図で
ある。
【図17】 8点補間演算を行なう場合の重み係数の概
念を示すための図である。
【符号の説明】
101 CCD、103 A/D変換部、108 色変
換部、108a 色変換部、109 領域判別部、11
0 色補正部、111 MTF補正部、110a ダイ
レクトマッピング処理部、110b マスキング処理
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 淳史 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA27 AB17 AB20 BA02 BC01 BC11 EA04 GA14 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH07 5C077 LL17 MP08 NP05 PP31 PP32 PP33 PQ08 PQ22 PQ23 5C079 HB01 HB02 HB03 HB11 LA31 LB02 MA01 MA04 MA11 NA10 NA25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の色空間で表わされる入力画像デー
    タを第2の色空間で表わされる出力画像データに変換す
    る画像処理装置であって、 前記入力画像のデータの色空間での位置を判定する判定
    手段と、 前記入力画像データをメモリに格納されたデータに基づ
    き出力画像データに変換する第1の変換手段と、 前記入力画像データを近似演算式に基づき出力画像デー
    タに変換する第2の変換手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第1の変換手
    段と前記第2の変換手段とを切換える切換手段とを備え
    た、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の変換手段は、ルックアップテ
    ーブルを用いて変換を行なう、請求項1に記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、前記入力画像データが
    記憶色であるときに、前記第1の変換手段によるデータ
    が用いられるように切換を行なう、請求項1または2に
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 第1の色空間で表わされる入力画像デー
    タを第2の色空間で表わされる出力画像データに変換す
    る画像処理方法であって、 前記入力画像データの色空間での位置を判定する判定ス
    テップと、 前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記入力画像
    データをメモリに格納されたデータに基づき出力画像デ
    ータに変換するか、近似演算式に基づき変換するかを切
    換える切換ステップとを備えた、画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記メモリに格納されたデータはルック
    アップテーブルを含む、請求項4に記載の画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記入力画像データが記憶色であるとき
    に、前記入力画像データはメモリに格納されたデータに
    基づき変換される、請求項4または5に記載の画像処理
    方法。
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