JP2001298629A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001298629A
JP2001298629A JP2000109456A JP2000109456A JP2001298629A JP 2001298629 A JP2001298629 A JP 2001298629A JP 2000109456 A JP2000109456 A JP 2000109456A JP 2000109456 A JP2000109456 A JP 2000109456A JP 2001298629 A JP2001298629 A JP 2001298629A
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JP2000109456A
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Junji Ishikawa
淳史 石川
Hiroyuki Suzuki
浩之 鈴木
Makoto Kumagai
誠 熊谷
Daisetsu Tooyama
大雪 遠山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像中に複数の記憶色が含まれる場合も、少
ない操作により全ての記憶色に対して観察者の好みに応
じた適切な補正を行なう。 【解決手段】 パラメータ格納部には、1〜4の肌色調
整度合いに応じた肌色、草の緑、および空の青という各
記憶色の色変換パラメータが、それぞれ対応づけて記録
されている。このため、肌色の調整を行なうことによ
り、肌色と同時に草の緑、空の青といった他の記憶色の
色変換パラメータも設定される。したがって、色補正を
する際、ユーザは、好みの肌色が再現されうように肌色
調整のみを行なえばよく、少ない操作で済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、特に、画像データ中の複数の特定色を補正する際に
少ない操作で全ての特定色に対してユーザの好みの再現
色を得ることのできる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に同じ色でも、観察する地域(人
種)、天候、照明、その他の観察条件に応じて見え方は
異なる。このため、再現された画像全体が観察者に与え
る印象もこれら観察条件に応じて異なるものとなる。
【0003】中でも特に、記憶色と呼ばれる人間の肌
色、空の青、草木の緑などの人の記憶に残り易い特定の
色は、これに対する観察者の目が敏感であるため、上記
観察条件の相違による影響を受け易い。
【0004】このため、従来から観察条件に応じて、記
憶色を観察者が好ましいと感じるような色に補正するた
めの種々の技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
補正技術では、画像中に複数の記憶色が存在する場合、
各記憶色毎に観察者の好みの色調整を行なう必要があっ
た。即ち、たとえば、空、人、草木などが含まれる画像
の場合、肌色について好みの色調整を行ない、また別個
に空の青や草木の緑についてもそれぞれに色調整を行な
っていた。このため、色調整をすべき記憶色の数が多い
場合などは、ユーザは非常に作業負担を感じる結果とな
っていた。
【0006】一方、各記憶色に対する好みの再現色とい
うのは、たとえば、観察者の人種(地域)、周囲光等の
観察条件によりある程度定まっている。
【0007】本発明はかかる実状に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、画像中に複数の記憶色が含まれ
る場合も、少ない操作により全ての記憶色に対して観察
者の好みに応じた適切な補正を行なうことのできる画像
処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のある局面に従うと、画像処理装置は、特定
色に対する補正条件を入力する入力手段と、入力された
補正条件に基づいて他の特定色に対する補正条件を設定
する設定手段と、入力された補正条件および前記設定さ
れた補正条件に基づいて、前記特定色および前記他の特
定色それぞれに対する補正を行なう補正手段とを含む。
【0009】この発明に従うと、特定色に対する補正条
件が入力されるとその入力された補正条件に基づいて他
の特定色に対する補正条件が設定される。そして、これ
らの補正条件により、特定色および他の特定色それぞれ
に対する補正が行なわれる。このため、特定色に対して
所望の色が再現されるように補正条件を入力するだけ
で、他の特定色に対する補正条件も適切に設定される。
【0010】したがって、画像中に複数の記憶色が含ま
れる場合も、少ない操作により全ての記憶色に対して観
察者の好みに応じた適切な補正を行なうことのできる画
像処理装置を提供することが可能となる。
【0011】好ましくは、前記画像処理装置は、特定色
に対する補正条件と、他の特定色に対する補正条件とを
対応付けて記録したデータテーブルをさらに含み、設定
手段は、入力された補正条件に基づいて、データテーブ
ルを参照して、他の特定色に対する補正条件を設定する
ことを特徴とする。
【0012】これによると、特定色に対する補正条件と
他の特定色に対する補正条件とを対応付けて記録したデ
ータテーブルが参照され、入力された補正条件に対応付
けて記録された他の特定色に対する補正条件が読み出さ
れる。そして、設定手段によりこの補正条件が他の特定
色に対する補正条件として設定される。このため、特定
色の補正条件が入力されると、容易かつ短時間で他の特
定色に対する補正条件が設定される。
【0013】また、好ましくは、前記画像処理装置は、
第1の色空間のデータと第2の色空間のデータとを対応
付けて記録したルックアップテーブルと、第1の色空間
で表わされた特定色および他の特定色についてのデータ
を、ルックアップテーブルを参照して第2の色空間で表
わされるデータに変換する変換手段とをさらに含み、補
正手段は、入力された補正条件および設定された補正条
件に応じてルックアップテーブルに記録された第2の色
空間のデータを変更することで、特定色および他の特定
色それぞれに対する補正を行なうことを特徴とする。
【0014】これによると、入力された補正条件および
設定された補正条件に応じて、第1の色空間のデータと
第2の色空間のデータとを対応付けて記録したルックア
ップテーブルにおける第2の色空間のデータが変更され
る。変換手段により、この変更された後のルックアップ
テーブルを参照してデータの変換が行なわれるため、特
定色および他の特定色それぞれに対する補正が適切に行
なわれることになる。
【0015】ルックアップテーブルにおける第2の色空
間のデータが変更されるため、確実かつ適切に所望の出
力データを得ることが可能となる。
【0016】また、好ましくは、前記画像処理装置は、
第1の色空間のデータと第2の色空間のデータとを対応
付けて記録したルックアップテーブルと、第1の色空間
で表わされた特定色および他の特定色についてのデータ
を、ルックアップテーブルを参照して第2の色空間で表
わされるデータに変換する変換手段とをさらに含み、補
正手段は、入力された補正条件および設定された補正条
件に応じて変換手段により変換される前の特定色および
他の特定色についてのデータを変更することで、特定色
および他の特定色それぞれに対する補正を行なうことを
特徴とする。
【0017】これによると、入力された補正条件および
設定された補正条件に応じて、変換手段により変換され
る前の特定色および他の特定色についてのデータが変更
される。そして、変換手段により、変更された後のデー
タに対して色変換が行なわれる。このため、特定色およ
び他の特定色に対して、容易に所望の補正を行なうこと
が可能ととなる。
【0018】また、好ましくは、前記画像処理装置にお
いて、特定色は、記憶色であることを特徴とする。記憶
色が補正の対象となるため、より適切かつ確実にユーザ
が所望する画像を得ることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。 [第1の実施の形態]図1は、本発明の第1の実施の形
態における画像処理装置の全体構成を示す図である。図
1を参照して、画像処理装置は、対象となる画像をカラ
ーで読取るCCD101と、CCD101で読取られた
偶数の画像データと奇数の画像データとを合成する画像
合成部102と、画像合成部102で合成されたRGB
のアナログ画像データをデジタルデータに変換するA/
D変換部103と、シェーディング補正部104、ライ
ン間補正部105および色収差補正部106の各種補正
部と、画像の変倍や移動処理を行なう変倍・移動処理部
107と、色変換部108、109とを備えている。
【0020】色変換部108では、RGB色空間で表わ
される入力画像データを、まず一旦、VCrCb色空間
で表わされる画像データに変換する。そして、色変換部
109では、この変換されたVCrCb色空間で表わさ
れる画像データを再びRGBで表わされる画像データに
変換し直す。
【0021】画像処理装置は、さらに、画像の写真・文
字等の領域を判別するための領域判別部111と、RG
B色空間で表わされた画像データをCMY色空間で表わ
される出力画像データ(CMYKデータ)に変換・補正
する色補正部110と、色補正部110で得られた出力
画像データに対して、領域判別部111による領域判別
結果に応じてMTF補正を行なうMTF補正部112
と、MTF補正が行なわれた後のCMYKデータをプリ
ンタに出力するためのプリンタI/F部113と、肌色
調整の条件等を入力するためのパネル部114と、パネ
ル部114からの入力データに応じて色補正するための
色変換パラメータを設定等するCPU115と、色変換
パラメータ等を格納しているパラメータ格納部116
と、を備えている。
【0022】CPU115は、パネル部114において
ユーザにより入力された肌色調整の条件に応じて、パラ
メータ格納部116から複数の記憶色に対する各色変換
パラメータを取り出す。そして、これを色補正部110
に送信する。
【0023】データの流れを説明すると、次のようにな
る。まず、RGBのカラー画像データとしてCCD10
1により読取られたデータは、デジタルデータに変換さ
れ、必要な補正処理等が行なわれた後、色変換部108
に入力される。
【0024】色変換部108に入力されたRGBデータ
は、VCrCb色空間で表わされるデータ(VCrCb
データ)に一旦色変換される。そして、再びRGB色空
間で表わされるデータ(RGBデータ)に戻され、色補
正部110によりプリンタに必要なCMY色空間で表わ
されるデータ(CMYKデータ)に変換される。
【0025】色補正部110によりデータの変換・補正
が行なわれる際には、CPU115から送信された色変
換パラメータが用いられる。したがって、この色変換部
110において、複数の記憶色に対するユーザの好みに
応じた色補正が行なわれることになる。
【0026】色変換部108から出力されるVCrCb
データは、また、これに基づいて領域判別が行なわれ、
その結果、エッジ量MTFデータがMTF補正部112
に入力される。
【0027】MTF補正部112に入力されたCMYK
データは、MTF補正部112で、エッジ量MTFデー
タに基づいてMTF補正が行なわれる。補正後のCMY
Kデータは、プリンタI/F113を介してプリンタへ
と送信される。
【0028】図2は、図1の色補正部110の概略構成
を示した機能ブロック図である。図2に示されるよう
に、ここでは、ダイレクトマッピング法により色変換処
理が行なわれる。本図を参照して、色補正部110は、
4つのダイレクトマッピング部201,203,20
5,207を含んでおり、これらを用いて、R,G,B
の入力データから、C,M,Y,Kの出力データを作成
する。なお、4つのダイレクトマッピング部の構成は同
じであるため、ここでは、C成分についての構成のみを
示している。
【0029】ダイレクトマッピング部201は、8点の
格子点を抽出しその抽出された格子点に対応する格子点
データを出力する3次元LUT部221と、3次元LU
T部221から得られた8つの格子点データを用いて、
格子点間の補間演算を行なう8点補間部223とを含ん
でいる。
【0030】そして、RGB各8ビットの入力画像デー
タのうち、上位各3ビットが3次元LUT部221に入
力され、下位各5ビットが8点補間部223に入力され
る。
【0031】図3は、図2に示すダイレクトマッピング
部201の詳細な構成を示す図である。図3を参照し
て、3次元LUT部221には、RGB色空間のデータ
とCMY色空間のC成分のデータとが対応づけて記録さ
れた8つの3次元LUT301が含まれている。
【0032】ここで、3次元LUT部221について説
明する。図4は、3次元LUT部221の概念を説明す
るための図である。図4を参照して、入力色空間である
RGB色空間の各軸は8分割され、色空間全体が512
個の立方体に分割されている。3次元LUT部221に
は、8ビットのRデータ(0〜255),Gデータ(0
〜255),Bデータ(0〜255)で構成される入力
画像データのうち、上位各3ビットが入力されるため、
この入力された上位各3ビットのデータに基づいて、対
象となる1つの立方体が選択される。
【0033】各立方体には、それぞれ8点の格子点が定
義されており、各格子点毎に、対応する3次元LUT3
01が参照される。そして、3次元LUT301から、
上記の上位各3ビットのデータに対応して格納されてい
る格子点データ(C1〜C8)がそれぞれ出力される。
【0034】8点補間部223は、8点の格子点データ
(C1〜C8)と対応する係数との積を算出する算出部
302と、算出部302からの出力データ(Y1〜Y
8)に基づいて加重平均を求める平均化部303とを含
んでいる。
【0035】3次元LUT部221から出力された8点
の格子点に対する出力データ(C1〜C8)は、算出部
302に入力される。そして、算出部302において、
各格子点データと、補間係数(ΔR,ΔG,ΔB)を用
いて表わされる各格子点データに対応する係数との積が
それぞれ算出される(Y1〜Y8)。
【0036】算出部302から出力されたデータ(Y1
〜Y8)は、平均化部303に入力される。そして、こ
れらの和がとられ、最終的には8つの格子点データ(C
1〜C8)の加重平均された値が、最終の出力データ
(Cout)として求められる。
【0037】図5は、8点補間部223における補間演
算の概念を説明するための図である。図5を参照して、
8点の格子点(格子点データ)で構成される立方体中に
存在する黒点は、出力されるべき変換データ(Cout)
を表わしている。
【0038】変換データ(Cout)は、この黒点を含む
立方体の表面に平行な2面で分割される8つの直方体の
体積比を用いて8点の格子点データ(C1〜C8)を加
重平均化し、求められるものである。
【0039】したがって、変換データ(Cout)を具体
的に示すと、立方体の一辺をa(a=32)とした場
合、次式のようになる。
【0040】
【数1】
【0041】このように、色変換部110におけるダイ
レクトマッピング部201では、3次元LUT部221
を参照して、入力されたRGBデータに対応する8つの
格子点データ(C1〜C8)が得られ、このデータに基
づいて、上式により出力画像データ(Cout)が算出さ
れる。同様にして、他のダイレクトマッピング部20
3,205,207においても出力画像データMout、
Yout,Koutがそれぞれ算出される。
【0042】図6は、図1におけるパラメータ格納部1
16に格納されている、肌色調整度合いに応じた色変換
パラメータの例を示した図である。図6を参照して、こ
こでは、記憶色の中でも肌色を調整することにより、肌
色と同時に草の緑、空の青といった他の記憶色の色変換
パラメータも設定される場合を示している。
【0043】本図に示すように、肌色調整度合いは1〜
4に分けられており、各調整度合いに応じた肌色、草の
緑、および空の青の色変換パラメータがそれぞれ対応付
けて記録されている。
【0044】図7は、肌色調整度合いの設定例を示す図
である。本実施の形態においては、例1に示すように、
肌色調整度合いを人種毎に設定している。したがって、
図6で示す肌色調整1には、黒人系の人が好む肌色が再
現されるように、肌色に対する色変換パラメータがP1
1に設定され、また、それと同時に、黒人系の人が好む
草の緑、空の青が再現されるように色変換パラメータが
それぞれP12、P13に設定される。
【0045】同様にして、肌色調整2には、白人系の人
が好む肌色調整に応じて各色変換パラメータが設定さ
れ、肌色調整3には、黄色人系の人、そして、肌色調整
4には、その他の人が、好む肌色調整に応じて各色変換
パラメータが設定されている。
【0046】たとえば、ユーザが黒人系の人である場
合、好みの肌色の調整度合いとして肌色調整1が選択さ
れるとする。すると、肌色の他に、草の緑、および空の
青も同時に黒人系の人が好むであろう色が再現されるよ
うに色変換パラメータが設定されることになる。このた
め、ユーザはパネル部114から複数の記憶色のうち肌
色についての調整のみを行なえば、他の全ての記憶色に
ついても好みの色が再現されることになる。
【0047】なお、肌色調整度合いを人種毎に設定する
他に、たとえば例2に示すように、蛍光灯、白熱灯、太
陽光、およびその他の光というように周囲光毎に設定す
るようにしてもよい。
【0048】図8は、図6で設定された色変換パラメー
タを用いて、色補正部110において実際に補正を行な
う場合を説明するための図である。なお、ここでは、色
補正部110の中のダイレクトマッピング部201(C
版)における補正について代表して説明する。
【0049】本図を参照して、肌色調整1の場合の肌色
の色変換パラメータP11は、図3で示す3次元LUT
301部221において、特定の入力データ(R,G,
B) 11 に対応して出力される格子点データ(C1〜C
8)11 を変更する。
【0050】即ち、特定の肌色(R,G,B)11 が入
力されると、入力データに対応して出力される8つの格
子点データ(C1〜C8)11 が、所望の肌色が再現さ
れるように変更される。ここで、特定の肌色(R,G,
B)11 にはある程度の幅があり、その範囲内の各肌色
に対応する各格子点データ(C1〜C8)11 が、全て
必要に応じて変更されることになる。
【0051】同様に、草の緑の色変換パラメータP12
は、特定の緑(R,G,B)12 が入力されると、各入
力データに対応して出力される各格子点データ(C1〜
C8)12 を、所望の草の緑が再現されるように変更す
る。そして、空の青の変換パラメータP13も、特定の
青(R,G,B)13 が入力されると、各入力データに
対応して出力される各格子点データ(C1〜C8)13
を、所望の空の青が再現されるように変更する。
【0052】肌色調整2から4についても同様に、肌
色、草の緑、および空の青という特定の記憶色(R,
G,B)nm が(n=2〜4,m=1〜3)入力される
と、各肌色調整度合いに応じた肌色、草の緑、空の青が
それぞれ再現されるように、対応して出力される3次元
LUT301の格子点データ(C1〜C8)nm がそれ
ぞれ変更される。
【0053】同様にして、他のダイレクトマッピング部
203,205,207においても、特定の記憶色
(R,G,B)が入力されると、各肌色調整度合いに応
じた肌色、草の緑、空の青がそれぞれ再現されるよう
に、対応して出力される3次元LUTの格子点データ
(M1〜M8),(Y1〜Y8),(K1〜K8)がそ
れぞれ変更される。
【0054】このように、肌色調整度合いに応じて設定
された各色変換パラメータにより、ダイレクトマッピン
グ部(201,203,205,207)における3次
元LUTの格子点データが適切に変更される。したがっ
て、特定色(肌色、緑、青)が入力されると、適切に変
更された格子点データが用いられることにより、好みの
色が再現される出力データ(CMYKデータ)を得るこ
とができる。
【0055】図9は、本実施の形態における画像処理装
置の処理の流れを示したフローチャートである。本図を
参照して、画像処理装置は、まず、ステップS901、
ステップS903において、パネル部114からユーザ
により肌色調整の設定キーがONされるのを待つ。設定
キーがONされると、ステップS905において、色変
換パラメータの読み込みを行なう。
【0056】続いて、ステップS907、ステップS9
09において、コピースタートキーの入力待ち状態とな
り、コピースタートキーが入力されると、ステップS9
11において、色変換パラメータの設定が行なわれる。
【0057】即ち、ここで、図8において説明したよう
に、設定された色変換パラメータPnm(n=1〜4,
m=1〜3)に対して、CMYKの各ダイレクトマッピ
ング部201,203,205,207における3次元
LUTの格子点データが必要に応じて変更される。
【0058】3次元LUTのデータが変更されると、ス
テップS913において、コピー動作がスタートする。
つまり、適切に格子点データが変更された後の3次元L
UTを用いて、画像処理動作が行なわれる。
【0059】図10は、図9の色変換パラメータの読込
処理(S905)の詳細を示したフローチャートであ
る。ここでは、ユーザにより設定された肌色調整度合い
に応じた色変換パラメータの読み込みが行なわれる。本
図を参照して、ステップS101,S103,S10
5,S107において、ユーザによりどの肌色調整が設
定されたのかが判断される。
【0060】肌色調整1が設定された場合は(ステップ
S101で“Y”)、ステップS102において、肌
色、草の緑、空の青の各記憶色に対して色変換パラメー
タP11,P12,P13がそれぞれ読み込まれる。
【0061】肌色調整2が設定された場合は(ステップ
S103で“Y”)、ステップS104において、同様
に、肌色、草の緑、空の青の各記憶色に対して色変換パ
ラメータP21,P22,P23がそれぞれ読み込まれ
る。
【0062】そして、肌色調整3が設定された場合(ス
テップS105で“Y”)、および肌色調整4が設定さ
れた場合(ステップS107で“Y”)は、それぞれ、
ステップS106、およびステップS108において、
肌色、草の緑、空の青の各記憶色に対して色変換パラメ
ータ(P31,P32,P33)、および(P41,P
42,P43)がそれぞれ読み込まれる。
【0063】なお、ステップS107で“N”の場合
は、ステップS109において、その他の色変換パラメ
ータが読み込まれる。そして、各色変換パラメータの読
み込みが終了すると、図9のフローチャートへと戻る。
【0064】以上説明したように、本実施の形態におけ
る画像処理装置によると、好みの肌色が再現されるよう
に肌色調整度合いが設定されると、同時に他の記憶色に
ついても好みの色が再現されるように調整される。
【0065】このため、従来のように、肌色、草の緑、
空の青それぞれについて、別個に好みの色が再現される
ように色調整(補正)を行なう必要がなくなる。したが
って、色補正を行なう際の操作性が向上し、ユーザに与
える作業負担が軽減される。 [第2の実施の形態]次に、本発明の第2の実施の形態
における画像処理装置について説明する。
【0066】図11は、第2の実施の形態における画像
処理装置のダイレクトマッピング部(C版)の構成を示
した図である。これは、第1の実施の形態において示し
た図3に対応する図である。本図においては、図3と異
なり、3次元LUT部221の前にアドレス変換用LU
T11が付加されている。
【0067】アドレス変換用LUT11は、通常、写真
/文字等のモードに応じてアドレス変換をすることによ
り3次元LUT部221に入力するRGBデータの変更
を行なうものである。ここでは、このアドレス変換用L
UT11を利用して、記憶色に対する色補正(色調整)
が行なわれる。
【0068】特定の記憶色が入力されてくると、アドレ
ス変換用LUT11において、アドレスの変換、即ち、
3次元LUT部221に入力されるRGBデータの変更
が行なわれる。RGBデータの変更により3次元LUT
部221から出力される8つの格子点データ(C1〜C
8)も変更されることになり、最終的には所望の出力デ
ータ(Cout)が得られることになる。
【0069】図12は、図6で設定された色変換パラメ
ータを用いて、図11のダイレクトマッピング部(C
版)において補正を行なう場合を説明するための図であ
る。本図を参照して、肌色調整1の場合の肌色の色変換
パラメータP11は、図11で示すアドレス変換用LU
T11において、特定の入力データ(R,G,B)11
対応して出力されるデータ(R,G,B)’11 の変更
を行なう。
【0070】つまり、特定の肌色(R,G,B)11
対して、所望の肌色が再現されるように変更されたデー
タが3次元LUT部221に入力されることになる。そ
して、3次元LUT部221からは、変更された入力デ
ータに対応して適切な8つの格子点データ(C1〜C
8)11 が出力される。
【0071】同様に、草の緑の色変換パラメータP12
は、アドレス変換用LUT11において、特定の緑
(R,G,B)12 に対して所望の草の緑が再現される
ように出力データ(R,G,B)’12 を変更する。そ
して、空の青の変換パラメータP13も、特定の青
(R,G,B)13 に対して所望の空の青が再現される
ように出力データ(R,G,B)’13 を変更する。
【0072】肌色調整2から4についても同様に、肌
色、草の緑、および空の青という特定の記憶色(R,
G,B)nm が(n=2〜4,m=1〜3)入力される
と、各肌色調整度合いに応じた肌色、草の緑、空の青が
それぞれ再現されるように、アドレス変換用LUT11
からの出力データ(R,G,B)’nm がそれぞれ変更
される。
【0073】このように、肌色調整度合いに応じて設定
された各色変換パラメータにより、3次元LUT部22
1に入力されるデータ(R,G,B)’が適切に変更さ
れるため、特定色(肌色、緑、青)に対しては、好みの
色が再現されるような出力データが得られることにな
る。
【0074】同様のことが他のダイレクトマッピング部
(203,205,207)においても行なわれる。
【0075】このように、本実施の形態においては、3
次元LUT部221の格子点データが変更されるのでは
なく、3次元LUT部221に入力される入力データ
(R,G,B)が変更される。したがって、より容易な
変更によって所望の色再現を行なうための出力データを
得ることが可能となる。
【0076】なお、今回は、色補正部110において、
ダイレクトマッピング法により色補正が行なわれる場合
について示したが、この方法には限られない。たとえ
ば、マスキング法によるマスキング係数を適切に変更す
ることにより、色補正を行なうという方法を用いてもよ
い。
【0077】また、今回は、色補正部110において色
補正が行なわれる場合を示したが、色補正部110では
なく、たとえば、色変換部108、109等において色
補正が行われるようにしてもよい。
【0078】なお、図6においては、肌色についての調
整度合い(補正条件)を設定することにより他の記憶色
の補正条件が設定される場合を示したが、この場合には
限られない。したがって、たとえば草の緑などの他の記
憶色の補正条件をまず設定し、これに応じて肌色等の他
の記憶色の補正条件が設定されるようにしてもよい。
【0079】さらに、図6で挙げた記憶色に限定され
ず、これら以外の記憶色についても色補正の対象とする
ことができる。また、図7に示した例以外の環境条件に
応じた肌色調整度合い等を定めることもできる。
【0080】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えるべきであ
る。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における画像処理
装置の全体構成を示す図である。
【図2】 図1の色補正部110の概略構成を示した機
能ブロック図である。
【図3】 図2に示すダイレクトマッピング部201の
詳細な構成を示す図である。
【図4】 3次元LUT部221の概念を説明するため
の図である。
【図5】 8点補間部223における補間演算の概念を
説明するための図である。
【図6】 図1における画像処理パラメータ格納部11
6に格納されている、肌色調整度合いに応じた色変換パ
ラメータの例を示した図である。
【図7】 肌色調整度合いの設定例を示す図である。
【図8】 図6で設定された色変換パラメータを用い
て、色補正部110において実際に補正を行なう場合を
説明するための図である。
【図9】 本実施の形態における画像処理装置の処理の
流れを示したフローチャートである。
【図10】 図9の色変換パラメータの読込処理(S9
05)の詳細を示したフローチャートである。
【図11】 第2の実施の形態における画像処理装置の
ダイレクトマッピング部(C版)の構成を示した図であ
る。
【図12】 図6で設定された色変換パラメータを用い
て、図11のダイレクトマッピング部(C版)において
補正を行なう場合を説明するための図である。
【符号の説明】
11 アドレス変換用LUT、101 CCD、103
A/D変換部、108,109 色変換部、110
色補正部、112 MTF補正部、114 パネル部、
115 CPU、116 パラメータ格納部、201,
203,205,207 ダイレクトマッピング部、2
21 3次元LUT部、223 8点補間部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) 9A001 (72)発明者 熊谷 誠 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA09 BB10 BD31 BD35 BD36 BD53 2C262 AA24 AB11 AC04 BA02 BA09 BC01 CA07 EA02 5B057 CA01 CA16 CB01 CB16 CD14 CH11 DA17 DB02 DB06 5C077 MP08 PP32 PP33 PP34 PP37 PQ08 PQ18 PQ23 RR19 SS05 5C079 HB11 LA02 LB02 MA04 MA19 NA03 NA11 NA29 9A001 BB02 BB03 BB06 EE02 EE05 GG01 HH24 HH27 HH28 HH34 JJ35 KK42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定色に対する補正条件を入力する入力
    手段と、 前記入力された補正条件に基づいて他の特定色に対する
    補正条件を設定する設定手段と、 前記入力された補正条件および前記設定された補正条件
    に基づいて、前記特定色および前記他の特定色それぞれ
    に対する補正を行なう補正手段とを含む、画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 特定色に対する補正条件と、他の特定色
    に対する補正条件とを対応付けて記録したデータテーブ
    ルをさらに含み、 前記設定手段は、前記入力された補正条件に基づいて、
    前記データテーブルを参照して、前記他の特定色に対す
    る補正条件を設定することを特徴とする、請求項1に記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 第1の色空間のデータと第2の色空間の
    データとを対応付けて記録したルックアップテーブル
    と、 前記第1の色空間で表わされた前記特定色および前記他
    の特定色についてのデータを、前記ルックアップテーブ
    ルを参照して前記第2の色空間で表わされるデータに変
    換する変換手段とをさらに含み、 前記補正手段は、前記入力された補正条件および前記設
    定された補正条件に応じて前記ルックアップテーブルに
    記録された第2の色空間のデータを変更することで、前
    記特定色および前記他の特定色それぞれに対する補正を
    行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 第1の色空間のデータと第2の色空間の
    データとを対応付けて記録したルックアップテーブル
    と、 前記第1の色空間で表わされた前記特定色および前記他
    の特定色についてのデータを、前記ルックアップテーブ
    ルを参照して前記第2の色空間で表わされるデータに変
    換する変換手段とをさらに含み、 前記補正手段は、前記入力された補正条件および前記設
    定された補正条件に応じて前記変換手段により変換され
    る前の前記特定色および前記他の特定色についてのデー
    タを変更することで、前記特定色および前記他の特定色
    それぞれに対する補正を行なうことを特徴とする、請求
    項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記特定色は、記憶色であることを特徴
    とする、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装
    置。
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