JP2001339600A - 画像形成装置及び画像形成ネットワークシステム - Google Patents

画像形成装置及び画像形成ネットワークシステム

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JP2001339600A
JP2001339600A JP2000160459A JP2000160459A JP2001339600A JP 2001339600 A JP2001339600 A JP 2001339600A JP 2000160459 A JP2000160459 A JP 2000160459A JP 2000160459 A JP2000160459 A JP 2000160459A JP 2001339600 A JP2001339600 A JP 2001339600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿とは異なったフォントや配色等で画像形
成を行うことができる複写機等の画像形成装置を提供す
ると共に、この画像形成装置によって得られた画像形成
物がユーザに適合したものとして得ることができるよう
にする。 【解決手段】 原稿の画像を読み取って画像データを作
成する画像データ作成手段61A、原稿の画像を文字領
域と背景領域とに分離する領域分離手段61B、文字領
域の画像データをOCR処理するOCR処理手段61
C、ユーザの個人情報を取得する個人情報取得手段6
2、ユーザの個人情報に適合するフォント及び背景色を
選出するフォント選択手段65及び配色選択手段67を
備えさせる。選択されたフォント及び配色により画像形
成を行い、原稿とは異なり且つユーザの個人情報に応じ
た画像の複写物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
ファクシミリ装置、またはこれらの複合機に代表される
画像形成装置に係る。また、この画像形成装置とサーバ
とによって構築される画像形成ネットワークシステムに
も係る。特に、本発明は、記録媒体に対して画像形成を
行う際に使用される画像データの変換に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−3364
30号公報に開示されているように、複写機にあって
は、原稿の画像をスキャナ部によって読み取って画像デ
ータを作成し、この画像データを画像形成部に送信す
る。そして、画像形成部では、この画像データに基づい
て記録用紙への画像形成(印字等)が行われる。また、
一般に、この種の複写機では、拡大複写や縮小複写また
は複写濃度の変更などといった複写画像の変更が可能と
なっている。
【0003】このように、これまでの複写機では、原稿
画像全体をイメージデータとして扱い、そのまま複写す
るか、または上述したように拡大、縮小、濃度変更して
複写するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、複写
機の普及に伴いユーザの要求する複写モードが拡大しつ
つある。本発明の発明者は、このユーザの要求の一つと
して、原稿とは異なったフォントや配色で複写動作を行
いたいといったことが将来的に生じる可能性を見出し
た。つまり、例えば、原稿に「白色の背景」に「明朝
体」の文字画像が描かれている場合において、この原稿
を複写した際に、「黄色の背景」に「ゴシック体」の文
字画像が描かれた複写物を得たいなどといった要求が出
てくる場合がある。
【0005】現在、このような複写物を得るためには、
原稿をOCR(optical characterreader)処理し、パ
ーソナルコンピュータのアプリケーションソフトウエア
で扱えるテキストデータに一旦変換した後、このソフト
ウエア上で書式(フォントや配色等)の設定変更操作を
行った後、プリンタに出力するといった作業を行わねば
ならない。このため、所望の印刷物を得るための作業が
煩雑で且つ時間を要していた。このため、上記要求が生
じる可能性が高いことを本発明の発明者は見出したので
ある。
【0006】また、本発明の発明者は、上述の如くフォ
ントや配色などを変更できる複写機を実現するに際し、
ユーザの嗜好に拘わりなく常に一定のフォントや配色に
画像データを変換して複写物を提供したのでは、全ての
ユーザが満足する複写物を得ることは到底不可能である
ことも考慮した。つまり、年齢や性別などが異なる多く
のユーザに対してそれぞれが満足する複写物を提供でき
るようにするための技術的手段についても研究を行っ
た。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、原稿とは異なったフ
ォントや配色等で画像形成を行うことができる複写機等
の画像形成装置を提供すると共に、この画像形成装置に
よって得られた画像形成物がユーザに適合したものとし
て得ることができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、フォントや配
色(背景の色)等を変更するように画像データを加工可
能とすると共に、この加工条件(何れのフォントや配色
を選定するかといった条件)をユーザの個人情報に適合
させて変更できるようにしている。
【0009】−解決手段− 具体的には、受信した画像データに基づいて記録媒体へ
の画像形成を行う画像形成手段を備えた画像形成装置を
前提としている。この画像形成装置に対し、個人情報取
得手段と加工手段とを備えさせている。個人情報取得手
段は、ユーザの個人情報を取得するものである。加工手
段は、個人情報取得手段の出力を受信可能であり、原稿
の画像を読み取ることによって得られた画像データをユ
ーザの個人情報に適合するように加工し、この加工後の
画像データを上記画像形成手段に出力するものである。
【0010】この特定事項により、画像形成装置によっ
て画像形成動作を行う際、個人情報取得手段によって取
得されたユーザの個人情報に基づいて、加工手段が画像
データをユーザの個人情報に適合するように加工する。
この加工後の画像データは画像形成手段に出力され、画
像形成動作に使用される。このため、本画像形成装置の
みでフォントや配色等を変更した画像形成物が得られる
と共に、この得られた画像形成物がユーザに適合したも
のとして得られることになる。
【0011】また、他の発明としては以下の構成が挙げ
られる。つまり、原稿の画像を読み取って画像データを
作成する画像データ作成手段と、記録媒体への画像形成
を行う画像形成手段とを備えた画像形成装置を前提とす
る。この画像形成装置に対し、OCR処理手段と個人情
報取得手段と加工手段とを備えさせている。OCR処理
手段は、上記画像データをOCR処理するものである。
個人情報取得手段は、ユーザの個人情報を取得するもの
である。加工手段は、OCR処理手段及び個人情報取得
手段の出力を受け、OCR処理された画像データをユー
ザの個人情報に適合するように加工し、この加工後の画
像データを上記画像形成手段に出力するものである。
【0012】この特定事項によっても、本画像形成装置
のみでフォントや配色等を変更した画像形成物が得られ
ると共に、この得られた画像形成物がユーザに適合した
ものとして得られることになる。また、OCR処理手段
によって画像データをOCR処理してテキストデータ化
することにより、加工手段における画像データの加工が
容易に且つ迅速に行える。
【0013】上記OCR処理手段に入力する画像データ
を前処理するための手段を備えさせた構成として以下の
ものが挙げられる。つまり、画像データ作成手段からの
出力を受けて原稿の画像を文字領域と背景領域とに分離
する領域分離手段を備えさせる。また、このOCR処理
手段を、上記領域分離手段の出力を受けて文字領域のみ
をOCR処理するよう構成する。
【0014】この特定事項により、画像データの全てを
OCR処理するのではなく、領域分離手段によって分離
された文字領域の画像データのみに対してOCR処理を
行うことになる。このため、OCR処理データの削減に
伴って処理動作の簡素化及び迅速化を図ることができ
る。
【0015】加工手段の具体構成として次の構成が挙げ
られる。加工手段に、個人情報別に作成された複数種類
の加工情報を格納させ、個人情報取得手段から受けた個
人情報に基づいて加工情報を選出し、その加工情報に従
って画像データを加工するよう構成している。
【0016】また、加工手段に格納されている加工情報
としては以下のものが掲げられる。先ず、加工手段に格
納されている加工情報をフォント情報とする。そして、
加工手段が、個人情報取得手段から受けた個人情報に対
応したフォント情報を選出して、画像データ中のフォン
ト情報をこの選出されたフォント情報に設定するように
している。
【0017】また、加工手段に格納されている加工情報
を配色情報とする。そして、加工手段が、個人情報取得
手段から受けた個人情報に対応した配色情報を選出し
て、画像データ中の配色情報をこの選出された配色情報
に設定するようにしている。
【0018】これら特定事項により、ユーザの個人情報
に適合したフォントや配色で画像形成が行われた画像形
成物を得ることが可能となる。例えば、比較的高齢の男
性がユーザである場合には「白色の背景」に「楷書体」
で印字が行われ、比較的若い女性がユーザである場合に
は「黄色の背景」に「ゴシック体」で印字が行われるな
どといったようにユーザ毎に画像形成条件を変更するこ
とができる。
【0019】また、ユーザの個人情報として、年齢及び
性別のうち少なくとも一つを個人情報取得手段が取得可
能となる構成としている。特に、この年齢や性別によっ
てユーザの嗜好は大きく変わるものであり、これを個人
情報として取得することにより、ユーザの嗜好を反映し
た画像形成物を得ることができる。
【0020】画像データの加工条件をユーザの操作によ
って変更可能とした場合の構成として以下のものが挙げ
られる。つまり、加工手段によって行われる個人情報に
対応した画像データの加工の実施回数と、ユーザの操作
によって行われる画像データの加工の実施回数とを集計
し、同一個人情報に対する前者の実施回数と後者の実施
回数とを比較して後者の実施頻度が高い場合には、加工
手段によって行われる個人情報に対応した画像データの
加工条件を、この後者の加工条件に変更する個人情報集
計手段を備えさせている。
【0021】この特定事項により、加工手段によって行
われる個人情報に対応した画像データの加工条件は、常
に一定とするものではなく、実施頻度を反映して更新さ
れていくことになる。このため、常に、個々のユーザに
とって最適な画像形成物を提供することが可能になる。
【0022】画像形成装置をネットワークに接続した場
合の構成として以下のものが挙げられる。つまり、受信
した画像データに基づいて記録媒体への画像形成を行う
画像形成手段と、通信媒体を介してサーバに接続するた
めのネットワーク接続手段とを備えた画像形成装置を前
提とする。この画像形成装置に対し、個人情報取得手段
と加工手段とを備えさせる。個人情報取得手段は、ユー
ザの個人情報を取得するものである。加工手段は、個人
情報取得手段の出力を受信可能であり、原稿の画像を読
み取ることによって得られた画像データをユーザの個人
情報に適合するように加工し、この加工後の画像データ
を上記画像形成手段に出力するものである。また、サー
バには個人情報別に作成された複数種類の加工情報が格
納されており、上記加工手段が、個人情報取得手段から
受けた個人情報に基づいてサーバから加工情報を選出
し、その加工情報に従って画像データを加工するよう構
成している。
【0023】この特定事項により、本発明に係る画像形
成装置がネットワークに複数台接続された場合であって
も、加工情報はサーバから選出されるため、各画像形成
装置毎に加工情報を格納させておく必要はない。このた
め、画像形成装置の構成の簡素化が図れる。
【0024】更に、画像形成装置をネットワークに接続
した場合であって、画像データの加工条件をユーザの操
作によって変更可能としたものとして以下の構成が挙げ
られる。つまり、サーバに、加工手段によって行われる
個人情報に対応した画像データの加工の実施回数と、ユ
ーザの操作によって行われる画像データの加工の実施回
数とを集計し、同一個人情報に対する前者の実施回数と
後者の実施回数とを比較して後者の実施頻度が高い場合
には、加工手段によって行われる個人情報に対応した画
像データの加工条件を、この後者の加工条件に変更する
個人情報集計手段を備えさせる。また、画像形成装置の
ネットワーク接続手段が、サーバとの間で、上記各画像
データの加工の実施回数情報及び画像データの加工条件
情報を送受信可能に構成している。
【0025】この特定事項によっても、上述したものと
同様に、加工手段によって行われる個人情報に対応した
画像データの加工条件は、常に一定とするものではな
く、実施頻度を反映して更新されていくことになる。こ
のため、常に、ユーザにとって最適な画像形成物を提供
することが可能になる。
【0026】また、上述した各画像形成装置に対して通
信媒体を介してサーバを接続して画像形成ネットワーク
システムを構築した場合においても、加工情報をサーバ
から選出することができ、各画像形成装置毎に加工情報
を格納させておく必要はないため、画像形成装置の構成
の簡素化が図れる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態では、本発明を電子写
真式のデジタルカラー複写機に適用した場合について説
明する。
【0028】−デジタルカラー複写機の全体構成の説明
− 図1は本形態に係るデジタルカラー複写機1の内部構成
の概略を前方から示す縦断正面図である。この図1のよ
うに、本デジタルカラー複写機1は、両面自動原稿送り
部2、画像読取部3及び画像形成部4を備えている。以
下、各部について説明する。
【0029】<両面自動原稿送り部2の説明>両面自動
原稿送り部2は、透明なガラス等で成る原稿台21上に
この原稿台21に対して開閉可能に支持され、原稿台2
1に対して所定の位置関係をもって装着されている。こ
の両面自動原稿送り部2は、原稿をその一方の面(例え
ば表面)が原稿台21の所定位置において画像読取部3
に対向するように搬送し、この一方の面の画像の読み取
りが終了した後に原稿を一旦退避させて反転し、原稿を
その他方の面(例えば裏面)が原稿台21の所定位置に
おいて画像読取部3に対向するように原稿台21に向か
って搬送するようになされている。そして、両面自動原
稿送り部2は、1枚の原稿について両面の画像の読み取
りが終了すると、この原稿を排出してから、次の原稿に
ついての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送及
び反転動作は、デジタルカラー複写機1全体の動作に関
連して制御される。
【0030】<画像読取部3の説明>画像読取部3は、
原稿台21上に載置された原稿の画像や両面自動原稿送
り部2により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取っ
て画像データを作成する部分であって、デジタルカラー
複写機1の上部、つまり原稿台21の下方に設けられて
いる。この画像読取部3は、露光光源31、第1〜第3
反射鏡32,33,34、結像レンズ35、光電変換素
子36を備えている。この場合、露光光源31及び第1
反射鏡32によって第1の走査ユニット37が構成され
ている一方、第2及び第3反射鏡33,34によって第
2の走査ユニット38が構成されている。
【0031】上記露光光源31は、両面自動原稿送り部
2の原稿台21上に載置された原稿や両面自動原稿送り
部2を搬送される原稿の画像面に対して光を照射するも
のである。各反射鏡32,33,34は、図1に破線で
光路を示すように、原稿からの反射光像を一旦所定方向
(図1では左方向)に偏向(反射)させた後、下方に偏
向させ、その後、結像レンズ35に向かうように図中右
方向に偏向させるようになっている。
【0032】第1の走査ユニット37(露光光源31及
び第1反射鏡32)は、原稿台21の下面に対し一定の
速度を保ちながら所定の走査速度で平行に往復動(図1
では左右動)するものである。第2の走査ユニット38
(第2及び第3反射鏡33,34)は、原稿台21の下
面に対し第1の走査ユニット37と一定の速度関係を保
って平行に往復動(図1では左右動)するものである。
【0033】結像レンズ35は、第2の走査ユニット3
8の第3反射鏡34により偏向された原稿からの反射光
像を縮小し、この縮小された光像を光電変換素子36上
の所定位置に結像させるものである。
【0034】光電変換素子36は、結像された光像を順
次光電変換して電気信号として出力するものである。光
電変換素子36は、白黒画像またはカラー画像を読み取
り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解
したラインデータを出力することができる3ラインのカ
ラーCCDである。この光電変換素子36(CCD)に
より電気信号に変換された原稿画像情報は、図示しない
画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施され
る。
【0035】<画像形成部4の説明>画像形成部4は、
画像形成系41と転写紙搬送系42とを備えている。
【0036】画像形成系41は、デジタルカラー複写機
1の本体10の上部に設けられ、その下側に給紙機構4
3を備えている。給紙機構43は、本体10の下端部に
装着した給紙カセット12内に積載収容されている用紙
P(記録媒体)を一枚ずつ分離して画像形成系41に供
給するようになされている。この画像形成系41に供給
される用紙Pは、カットシート状の紙であり、画像形成
系41の手前(図1では右側)に設けられた上下一対の
レジストローラ40,40によって、画像形成系41へ
の供給タイミングが制御されるようになっている。ま
た、片面に画像が形成された用紙Pも、レジストローラ
40,40によって、画像形成系41での画像形成にタ
イミングを合わせて再度画像形成系41に供給(搬送)
される。
【0037】画像形成系41の下方には、転写搬送ベル
ト機構44が設けられている。この転写搬送ベルト機構
44は、デジタルカラー複写機1の本体10の略中央部
に設けられている。転写搬送ベルト機構44は、その一
側(図1では左側)に設けられた駆動ローラ44aと、
他側(図1では右側)に設けられた従動ローラ44b
と、この両ローラ44a,44b間に張架され、図1中
に示す矢印Z方向に駆動する無端の転写搬送ベルト44
cとを備え、この転写搬送ベルト44cの表面上に用紙
Pを静電吸着させることによって、レジストローラ4
0,40から供給される用紙Pを他側(上流側)から一
側(下流側)に搬送するようになされている。転写紙搬
ベルト機構44の用紙P搬送方向下流側(図1では左
側)には定着装置45が設けられ、この定着装置45に
よって、用紙Pに転写形成されたトナー像を用紙P上に
定着させることが行われる。定着装置45は、上下一対
の定着ローラ45a,45aを備え、転写紙搬ベルト機
構44(転写搬送ベルト44c)上を搬送された用紙P
を定着ローラ45a,45a間のニップを介して通過さ
せるようにしている。定着装置45の一側には切換ゲー
ト46が設けられている。この切換ゲート46は、定着
ローラ45a,45a間のニップを通過した定着後の用
紙Pを、本体10の一側外壁に取り付けた排紙トレイ1
1に対し上下一対の排出ローラ11a,11aによって
排出する排出経路と、転写搬送ベルト機構44の下方を
通して画像形成系41に再供給する再供給経路とに選択
的に切り換えるように構成されている。この再供給経路
は、スイッチバック搬送機構47を備え、切換ゲート4
6により再供給経路側に搬送された用紙Pの表裏面をス
イッチバック搬送機構47によって上下逆転させてから
画像形成系41に向かって再供給するようになされてい
る。
【0038】転写搬送ベルト機構44の上方には、第1
の画像形成ステーションS1、第2の画像形成ステーシ
ョンS2、第3の画像形成ステーションS3及び第4の
画像形成ステーションS4がそれぞれ転写搬送ベルト4
4cに近接して用紙搬送経路上流側(図1では右側)か
ら順に所定間隔置きに並設されている。この場合、転写
搬送ベルト44c上の用紙Pは、第1の画像形成ステー
ションS1、第2の画像形成ステーションS2、第3の
画像形成ステーションS3及び第4の画像形成ステーシ
ョンS4に順次搬送されることになる。
【0039】各画像形成ステーションS1〜S4は、実
質的に同一構成となり、図1に示す矢印F方向にそれぞ
れ回転する感光体としての感光体ドラム5を具備してい
る。この各感光体ドラム5の周囲には、各感光体ドラム
5を帯電させる帯電器51と、感光体ドラム5の外周面
上に形成された静電潜像をトナーにより可視像に現像す
る現像装置52と、感光体ドラム5の外周面上に現像さ
れたトナー像(可視像)を用紙Pに転写する転写用放電
器53と、感光体ドラム5の外周面上に残留するトナー
を除去するクリーニング装置54とが感光体ドラム5の
回転方向(矢印F方向)に沿って順次設けられている。
【0040】また、各感光体ドラム5の上方には、レー
ザビームスキャナユニット55(以下、LSUと称す
る。)が設けられている。この各LSU55は、画像デ
ータに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ
素子(図示せず)と、この半導体レーザ素子からのレー
ザビームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラ
ー55a(偏向装置)と、このポリゴンミラー55aに
より偏向されたレーザビームを感光体ドラム5の外周面
上に結像させるためのfθレンズ55b及びミラー55
c,55dとを備えている。
【0041】第1の画像形成ステーションS1のLSU
55にはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信
号が入力され、第2の画像形成ステーションS2のLS
U55にはカラー原稿画像のシアン色成分像に対応する
画素信号が入力され、第3の画像形成ステーションS3
のLSU55にはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に
対応する画素信号が入力され、さらに、第4の画像形成
ステーションS4のLSU55にはカラー原稿画像のイ
エロー色成分像に対応する画素信号が入力されるように
なされている。これにより、色変換された原稿画像情報
に対応する静電潜像が各感光体ドラム5の外周面上に形
成される。
【0042】第1の画像形成ステーションS1の現像装
置52には黒色のトナーが収容され、第2の画像形成ス
テーションS2の現像装置52にはシアン色のトナーが
収容され、第3の画像形成ステーションS3の現像装置
52にはマゼンタ色のトナーが収容され、さらに、第4
の画像形成ステーションS4の現像装置52にはイエロ
ー色のトナーが収容されている。各感光体ドラム5の外
周面上の静電潜像は、これら各色のトナーにより可視像
に現像され、これにより、画像形成系41において色変
換された原稿画像情報が各色のトナーによってトナー像
として再現されるようになっている。
【0043】第1の画像形成ステーションS1と給紙機
構43との間には用紙吸着用帯電器56が設けられてい
る。この用紙吸着用帯電器56は、転写搬送用ベルト4
4cの表面を帯電するものであり、給紙機構43から供
給された用紙Pを転写搬送用ベルト44c上に確実に吸
着させることによって、第1の画像形成ステーションS
1から第4の画像形成ステーションS4までの間で用紙
Pをずれさせずに搬送するようにしている。
【0044】一方、第4の画像形成ステーションS4と
定着装置45との間には、除電用放電器57が駆動ロー
ラ44aのほぼ真上に位置して設けられている。この除
電用放電器57には、転写搬送用ベルト44cに静電吸
着されている用紙Pを転写搬送用ベルト44cから分離
するための交流電流が印加されている。
【0045】そして、本デジタルカラー複写機1に使用
される用紙Pは、給紙カセット12から送り出されて給
紙機構43の用紙搬送経路のガイド内に供給されると、
その用紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)により検知
され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一
対のレジストローラ40,40により一旦停止される。
そして、用紙Pは、各画像形成ステーションS1〜S4
とタイミングをとって、図1の矢印Z方向に回転してい
る転写搬送ベルト44c上に送られる。このとき、転写
搬送ベルト44cには用紙吸着用帯電器56による所定
の帯電が施されているため、用紙Pは、各画像形成ステ
ーションS1〜S4を通過する間、安定して搬送供給さ
れる。
【0046】各画像形成ステーションS1〜S4におい
ては、各色のトナー像がそれぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト44cにより静電吸着されて搬送される用紙Pの支
持面上で各画像形成ステーションS1〜S4のトナー像
が重ね合わされて画像が転写される。そして、第4の画
像形成ステーションS4による画像の転写が完了する
と、用紙Pは、その先端部分から順次除電用放電器57
により転写搬送ベルト44c上から剥離され、定着装置
45へと導かれる。この定着装置45においてトナー画
像が定着された用紙Pは、排出ローラ11aにより用紙
排出口(図示せず)を介して排出トレイ11上に排出さ
れるようになっている。
【0047】<制御系の構成説明>図2は、本複写機1
の制御系の構成を示すブロック図である。この図に示す
ように、本複写機1は、原稿読み取り制御手段61、個
人情報取得手段62、個人情報集計手段63、フォント
格納部64、フォント選択手段65、配色格納部66、
配色選択手段67及び画像形成手段68を備えている。
以下、それぞれについて説明する。
【0048】原稿読み取り制御手段61は、画像データ
作成手段61A、領域分離手段61B及びOCR処理手
段61Cから成っている。画像データ作成手段61A
は、上記画像読取部3を制御すると共に作成した原稿画
像データを一旦格納する部分である。領域分離手段61
Bは、原稿上の画像を「文字領域」と「背景領域(文字
以外の領域)」に分離し、それに基づいて、画像データ
作成手段61Aに格納されている原稿画像データを「文
字領域データ」と「背景領域データ(文字以外の画像デ
ータ)」とに分ける。そして、この「文字領域データ」
のみをOCR処理手段61Cに出力するようになってい
る。このOCR処理手段61Cは、領域分離手段61B
から受けた「文字領域データ」つまりイメージデータを
読み込んでテキストデータに変換するものである。この
ようにして各手段61A,61B,61Cでのデータ処
理が行われるため、原稿読み取り制御手段61からは、
テキストデータ化された「文字データ」とそれ以外のデ
ータである「背景領域データ」とが出力されるようにな
っている。
【0049】個人情報取得手段62は、ユーザの個人情
報を、個々のユーザが複写機1を使用する度に取得し、
その情報信号を個人情報集計手段63、フォント選択手
段65及び配色選択手段67にそれぞれ送信するもので
ある。このユーザの個人情報を取得するための具体的な
手段としては、複写機1の図示しない操作パネル上に、
年齢入力キーや性別入力キー等の情報入力キーが備えら
れている。つまり、ユーザが複写機1を使用する際に、
この情報入力キーを操作して個人情報を入力し、その情
報が個人情報取得手段62によって取得されるようにな
っている。また、この際、操作パネル上には、個人情報
に基づいて選定されたフォント(画像形成を行う際の文
字フォントの種類)や配色(画像形成を行う際の背景色
の種類)が表示されてユーザが確認できるようになって
いる。そして、この表示されたフォントや配色をユーザ
が承認した場合にはそのまま複写実行キーを押圧するこ
とにより画像形成動作が実行される。これに対し、操作
パネル上に表示されたフォントや配色をユーザが承認し
ない場合には、手動操作によってフォントや配色を変更
することができるようになっている。つまり、操作パネ
ル上には手動操作によってフォントや配色を変更するこ
とができる操作キーが配置されている。尚、この複写動
作が実行された際、個人情報(年齢及び性別)とその際
に実行されたフォントと配色との情報が個人情報集計手
段63に送信されるようになっている。つまり、個人情
報と実行されたフォント及び配色とが関連付けられた情
報が個人情報集計手段63に送信される。具体的には、
フォントや配色の変更操作が行われなかった場合には、
現在設定(デフォルト設定)されている個人情報とフォ
ントや配色との関連付けによる画像形成動作が1回行わ
れたことを「実行情報」として個人情報集計手段63に
送信される一方、ユーザによるフォントや配色の変更操
作が行われた場合には、その変更情報及びそれに関連付
けられた個人情報(年齢や性別)が「実行情報」として
個人情報集計手段63に送信されるようになっている。
つまり、ある年齢及びある性別のユーザがフォントや配
色をどのように変更したかを逐次、個人情報集計手段6
3に送信するようになっている。
【0050】個人情報集計手段63は、上記個人情報取
得手段62によって取得されたユーザの個人情報や上記
フォントや配色の変更操作が行われた際の変更情報等を
蓄積して集計するものである。つまり、個人情報に対応
した画像データの加工の実施回数と、ユーザの操作によ
って行われる画像データの加工の実施回数とを集計する
ようになっている。そして、上述した如く、フォントや
配色の変更操作が行われた場合には、現在設定(デフォ
ルト設定)されている個人情報とフォントや配色との関
連付けによる画像形成動作よりも、他の関連付けによる
画像形成動作の方が頻度が高くなったか否かを判別し、
後者の画像形成動作の頻度の方が高くなった場合には、
個人情報とフォントや配色との関連付けを、使用頻度の
高い関連付けの設定に変更して(この関連付けをデフォ
ルト設定にして)フォント選択手段65及び配色選択手
段67に送信するようになっている。言い換えると、個
人情報に対応して自動的に画像データの加工が行われた
場合の実施回数と、ユーザの操作によって画像データの
加工が行われた場合の実施回数とを集計し、同一個人情
報に対する前者の実施回数と後者の実施回数とを比較し
て後者の実施頻度が高い場合には、この後者の加工情報
を、自動的に画像データの加工が行われる場合の加工条
件として置き換えるようにしている。
【0051】フォント格納部64には、本複写機1で画
像形成を行う際の文字部分の画像を形成するための複数
種類のフォントデータ(例えば「明朝体」「ゴシック
体」「楷書体」等)が格納されている。つまり、この複
数種類のフォントデータのうちの一つが選出され、その
フォントデータが画像データに取り込めるようになって
いる。
【0052】フォント選択手段65は、個人情報とフォ
ント情報とを関連付けた選択情報が格納されており、上
記個人情報取得手段62からの情報信号及び個人情報集
計手段63からの情報信号を受信し、それに基づいて上
記フォント格納部64に格納されている複数種類のフォ
ントデータのうちの一つを選出して、この選出したフォ
ントデータを画像データに取り込ませるものである。
【0053】配色格納部66には、本複写機1で画像形
成を行う際の背景部分の複数種類の配色データ(例えば
「黄色」「青色」「赤色」等)が格納されている。つま
り、この複数種類の配色データのうちの一つが選出さ
れ、その配色データが画像データに取り込めるようにな
っている。
【0054】配色選択手段67は、個人情報と配色情報
とを関連付けた選択情報が格納されており、上記個人情
報取得手段62からの情報信号及び個人情報集計手段6
3からの情報信号を受信し、それに基づいて上記配色格
納部66に格納されている複数種類の配色データのうち
の一つを選出して、この選出した配色データを画像デー
タに取り込ませるものである。
【0055】画像形成手段68は、上記画像形成部4を
制御して、上記選出されたフォントデータによる画像形
成(印字)及び配色データによる背景の画像形成を行わ
せるようになっている。
【0056】このようにして制御系が構成されているた
めに、上記フォント格納部64、フォント選択手段6
5、配色格納部66及び配色選択手段67によって、画
像データをユーザの個人情報に適合するように加工する
本発明でいう加工手段69が構成されている。
【0057】<複写動作の説明>次に、図3のフローチ
ャートに沿って、本複写機1の複写動作を説明する。先
ず、原稿台21上に原稿が載置され、ユーザが操作パネ
ル上の年齢入力キー及び性別入力キーを操作して個人情
報を入力する。これにより、個人情報が個人情報取得手
段62によって取得される。その後、この個人情報取得
手段62は、取得した個人情報信号を個人情報集計手段
63、フォント選択手段65及び配色選択手段67にそ
れぞれ送信する。尚、フォントや背景色の変更をユーザ
が希望しない場合には、この個人情報の入力操作を行わ
ないことで、原稿がそのまま(データ変更されることな
く)複写されることになる。
【0058】個人情報信号が送信された個人情報集計手
段63は、その個人情報に基づいて、操作パネル上に、
現在設定されている個人情報に関連付けられたフォント
と配色(背景の色)とを表示し、現在表示しているフォ
ント及び配色による画像形成を承認するか否かをユーザ
に判断させる。この表示されたフォントや配色をユーザ
が承認した場合にはそのまま複写実行キーを押圧して画
像形成動作が実行される。一方、操作パネル上に表示さ
れたフォントや配色をユーザが承認しない場合には、ユ
ーザが操作パネル上のキー操作によってフォントや配色
を所望のものに変更し、その後、複写実行キーを押圧す
ることにより画像形成動作が実行される。
【0059】これらの操作によって画像形成動作が開始
されと、先ず、ステップST1において画像読取部3に
よる原稿のスキャンが行われ、画像データ作成手段61
Aにより原稿画像データが作成され、且つこの原稿画像
データが格納される。
【0060】その後、ステップST2で、領域分離手段
61Bによって原稿上の画像が「文字領域」と「背景領
域」とに分離され、それに基づいて、画像データ作成手
段61Aに格納されている原稿画像データが「文字領域
データ」と「背景領域データ」とに分けられる。
【0061】そして、ステップST3では、「文字領域
データ」のみがOCR処理手段61Cによって処理さ
れ、「文字領域データ」がテキストデータに変換され
る。
【0062】ステップST4では、上記ユーザが年齢入
力キー及び性別入力キーを操作することによって得られ
た個人情報を個人情報取得手段62が読み込み、その情
報が個人情報集計手段63、フォント選択手段65及び
配色選択手段67にそれぞれ送信される。これにより、
ステップST5及びステップST6において、フォント
選択手段65は、上記フォント格納部64に格納されて
いる複数種類のフォントデータのうちの一つを個人情報
に基づいて選出して、この選出したフォントデータを
「文字領域データ」内のフォント情報として取り込ませ
る。同様に、配色選択手段67は、上記配色格納部66
に格納されている複数種類の配色データのうちの一つを
個人情報に基づいて選出して、この選出した配色データ
を「背景領域データ」内の配色情報として取り込ませ
る。
【0063】その後、ステップST7では、ユーザの手
動操作によってフォントや配色が変更されたか否かを判
断し、変更されていないNOの場合にはステップST9
に移って、上記自動選出されたフォント及び配色での画
像形成が実行される。一方、ユーザの手動操作によって
フォントや配色が変更されたYESの場合にはステップ
ST8に移って、変更されたフォント及び配色の情報を
フォント格納部64及び配色格納部66からフォント選
択手段65及び配色選択手段67がそれぞれ選出し、こ
の選出されたフォント及び配色での画像形成が実行され
る(ステップST9)。
【0064】その後、ステップST10に移り、個人情
報に対応した画像データの加工の実施回数またはユーザ
の操作によって行われる画像データの加工の実施回数が
個人情報集計手段63で加算されて集計され、ステップ
ST11で、この両実施回数を比較する。そして、前者
の実施回数よりも後者の実施回数の方が多くなった場合
(デフォルト設定の選択情報よりも手動変更の選択情報
の方が人気がある場合)には、ステップST12におい
て、個人情報とフォントや配色との関連付けを、使用頻
度の高い後者の関連付けの設定に変更してフォント選択
手段65及び配色選択手段67に送信する。これによ
り、フォント選択手段65に格納されている個人情報と
フォント情報とを関連付けた選択情報が更新されると共
に、配色選択手段67に格納されている個人情報と配色
情報とを関連付けた選択情報が更新され、これらがデフ
ォルト設定とされる。つまり、次回の画像形成時に、今
回と同一の個人情報が入力された場合には、この更新さ
れた選択情報に基づいてフォント及び配色が選出される
ことになる。以上の動作により、ユーザの個人情報に適
合したフォント及び背景の配色での複写動作が終了す
る。
【0065】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、個人情報取得手段6
2によって取得されたユーザの個人情報に基づいて、フ
ォントや配色を変更した複写物を得ることができる。例
えば、図4に示すように、原稿が「白色の背景」に「明
朝体」の文字画像が描かれているものである場合におい
て、比較的高齢(例えば60歳)の男性がユーザである
場合には「白色の背景」に「楷書体」で印字が行われ
(図中複写物A)、比較的若い女性(例えば女子高生)
がユーザである場合には「黄色の背景」に「ゴシック
体」で印字が行われる(図中複写物B)などといったよ
うにユーザ毎に適合した画像形成が行われる。つまり、
本形態によれば、原稿とは異なったフォントや配色で画
像形成を行うことができる複写機1を提供することがで
きると共に、この複写機1によって得られた複写物を個
々のユーザに適合したものとして自動的に得ることがで
きる。その結果、ユーザによる煩雑な設定作業を必要と
すること無しに、ユーザの求める複写物を提供すること
ができる。
【0066】<変形例>次に、本発明の変形例について
説明する。本例は、上記複写機1をサーバ7に接続して
ネットワークを構築した場合である。ここでは、上述し
た実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0067】図5に示すように、複写機1及びサーバ7
には相互に情報を送受信するためのネットワーク接続手
段81,82がそれぞれ備えられており、これらネット
ワーク接続手段81,82によって複写機1とサーバ7
とは通信媒体としての通信ケーブル83C介して信号の
送受信が可能に接続されている。
【0068】また、本例の複写機1は、フォント格納
部、配色格納部及び個人情報集計手段を備えておらず、
これらフォント格納部64、配色格納部66及び個人情
報集計手段63はサーバ7に備えられている。つまり、
本ネットワークに複数台の複写機1が接続された場合
に、サーバ7に格納されたフォント情報及び配色情報を
各複写機1が個々に選出することで兼用できるようにな
っている。その他の構成は上述した実施形態のものと同
様である。このため、本例においては、フォント選択手
段65及び配色選択手段67によって加工手段69が構
成されている。
【0069】以下、本例における複写動作について説明
する。ここでも上述した実施形態の複写動作(図3のフ
ローチャート)との相違点についてのみ説明する。尚、
図6の各ステップでは、図3の各ステップと同一の動作
部分については同一のステップ番号を付している。
【0070】本フローチャートにおいて、ステップST
6’及びステップST8’にあっては、フォント選択手
段65は、上記フォント格納部64に格納されている複
数種類のフォントデータのうちの一つをサーバ7から選
出して、この選出したフォントデータを「文字領域デー
タ」内のフォント情報として取り込ませる。同様に、配
色選択手段67は、上記配色格納部66に格納されてい
る複数種類の配色データのうちの一つをサーバ7から選
出して、この選出した配色データを「背景領域データ」
内の配色情報として取り込ませる。
【0071】また、ステップST9Aでは、今回選択さ
れたフォントの種類及び配色情報とそれに関連付けられ
た個人情報とをネットワーク接続手段81及び通信ケー
ブル83を経てサーバ7に送信する。ステップST9B
では、これら情報をサーバ7が受信し、サーバ7側のネ
ットワーク接続手段82がこの情報を個人情報集計手段
63に送信する。その他の動作は、上述した実施形態の
複写動作と同様である。
【0072】本例によれば、この複写機1がネットワー
クに複数台接続された場合であっても、加工情報(フォ
ントや配色の情報)は各複写機1がサーバ7から選出す
ることになるため、各複写機1毎に加工情報を格納させ
ておく必要はない。つまり、各複写機1にはフォント格
納部64及び配色格納部66が必要ないので複写機1の
構成の簡素化を図ることができる。また、サーバ7に個
人情報集計手段63を備えさせたことにより、各複写機
1で複写動作が行われた際のフォント及び配色の選択情
報を一元管理することができ、頻度の高いフォント及び
配色での複写動作を各複写機1において同様に行わせる
ことができる。
【0073】−その他の実施形態− 上述した実施形態及び変形例では、画像データを加工す
る加工情報としてフォントデータ及び配色データを採用
した場合について説明した。本発明は、これに限らず、
何れか一方のデータのみを採用してもよい。また、これ
らの他に、文字の色や文字の配置(横書きの原稿を縦書
きの複写物に変更する等)などといった加工情報を備え
させるようにしてもよい。
【0074】また、ユーザの個人情報として「年齢」及
び「性別」を採用した場合について説明した。本発明
は、これに限らず、何れか一方のみを個人情報としても
よい。また、これらの他に、「職業」、「電話番号」、
「名前」などといった個人情報を採用してもよい。
【0075】更に、上記実施形態及び変形例では、本発
明を複写機に適用した場合について説明した。本発明
は、これに限らず、ファクシミリ装置(この場合、相手
側が発信した画像を加工して出力する)や、複写機とフ
ァクシミリ装置との複合機に適用することも可能であ
る。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明では、原稿の画像
を読み取ることによって得られた画像データをユーザの
個人情報に適合するように加工し、この加工後の画像デ
ータに基づいて画像形成を行うようにしている。このた
め、本画像形成装置のみでフォントや配色等を変更した
画像形成物が得られると共に、この得られた画像形成物
がユーザに適合したものとして得られることになる。そ
の結果、個々のユーザによって異なる要求をそれぞれ満
たすことができる画像形成物を得ることが可能な画像形
成装置が提供できる。
【0077】また、画像データをOCR処理するOCR
処理手段を備えさせ、OCR処理された画像データをユ
ーザの個人情報に適合するように加工した場合には、画
像データの加工を容易に且つ迅速に行うことができ、画
像形成動作の高速化を図ることが可能になる。
【0078】また、OCR処理手段に入力する画像デー
タを前処理するための手段として、原稿の画像を文字領
域と背景領域とに分離する領域分離手段を備えさせ、文
字領域のみをOCR処理するようにした場合には、OC
R処理が不要な背景領域の処理をなくすことができ、こ
れにより、画像形成動作の更なる高速化を図ることがで
きる。
【0079】加工情報としてフォント情報や配色情報を
採用した場合には、ユーザの個人情報に適合したフォン
トや配色で画像形成が行われた画像形成物を得ることが
可能となる。
【0080】更に、ユーザの個人情報として、年齢や性
別を採用した場合、特に、この年齢や性別によってユー
ザの嗜好は大きく変わるため、ユーザの嗜好を反映した
画像形成物を得ることが可能になる。つまり、ユーザの
要求に的確に応えることができる画像形成物の提供が可
能になる。
【0081】加えて、画像データの加工条件をユーザの
操作によって変更可能とし、加工手段によって行われる
個人情報に対応した画像データの加工の実施回数の頻度
よりもユーザの操作によって行われる画像データの加工
の実施回数の頻度の方が高い場合には、加工手段によっ
て行われる個人情報に対応した画像データの加工条件
を、この後者の加工条件に変更する個人情報集計手段を
備えさせた構成を採用すれば、この実施頻度を反映し
て、常に、個々のユーザにとって最適な画像形成物を提
供することが可能になる。その結果、ユーザの要求に的
確に応えることができる信頼性の高い画像形成装置を提
供することが可能になる。
【0082】画像形成装置をネットワークに接続し、サ
ーバに、個人情報別に作成された複数種類の加工情報や
個人情報集計手段を備えさせた場合には、画像形成装置
がネットワークに複数台接続された場合であっても、各
画像形成装置毎に加工情報や個人情報集計手段を備えさ
せておく必要はない。このため、画像形成装置の構成の
簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るデジタルカラー複写機の内部構
成の概略を示す断面図である。
【図2】複写機の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】複写動作を説明するためのフローチャート図で
ある。
【図4】複写された複写物の一例を示す図である。
【図5】変形例における図2相当図である。
【図6】変形例における図3相当図である。
【符号の説明】
1 デジタルカラー複写機(画像形成装置) 61A 画像データ作成手段 61B 領域分離手段 61C OCR処理手段 62 個人情報取得手段 63 個人情報集計手段 68 画像形成手段 69 加工手段 7 サーバ 81 ネットワーク接続手段 83 通信ケーブル(通信媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AC08 BA03 BA05 BA06 BA07 BA09 BA14 BB10 BC07 BD55 CA02 2H027 FD01 FD02 FD03 5B021 AA05 AA19 BB00 JJ05 LA03 LG07 5C076 AA01 AA40 BA02 BA05 BA06 CA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した画像データに基づいて記録媒体
    への画像形成を行う画像形成手段を備えた画像形成装置
    において、 ユーザの個人情報を取得する個人情報取得手段と、 この個人情報取得手段の出力を受信可能であり、原稿の
    画像を読み取ることによって得られた画像データをユー
    ザの個人情報に適合するように加工し、この加工後の画
    像データを上記画像形成手段に出力する加工手段とを備
    えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取って画像データを作
    成する画像データ作成手段と、記録媒体への画像形成を
    行う画像形成手段とを備えた画像形成装置において、 上記画像データをOCR処理するOCR処理手段と、 ユーザの個人情報を取得する個人情報取得手段と、 上記OCR処理手段及び個人情報取得手段の出力を受
    け、OCR処理された画像データをユーザの個人情報に
    適合するように加工し、この加工後の画像データを上記
    画像形成手段に出力する加工手段とを備えていることを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、 画像データ作成手段からの出力を受けて原稿の画像を文
    字領域と背景領域とに分離する領域分離手段を備えてい
    る一方、 OCR処理手段は上記領域分離手段の出力を受けて文字
    領域のみをOCR処理するよう構成されていることを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の画像形成装置に
    おいて、 加工手段は、個人情報別に作成された複数種類の加工情
    報を格納しており、個人情報取得手段から受けた個人情
    報に基づいて加工情報を選出し、その加工情報に従って
    画像データを加工するよう構成されていることを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、 加工手段に格納されている加工情報はフォント情報であ
    り、個人情報取得手段から受けた個人情報に対応したフ
    ォント情報を選出して、画像データ中のフォント情報を
    この選出されたフォント情報に設定することを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の画像形成装置に
    おいて、 加工手段に格納されている加工情報は配色情報であり、
    個人情報取得手段から受けた個人情報に対応した配色情
    報を選出して、画像データ中の配色情報をこの選出され
    た配色情報に設定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうち何れか一つに記載の
    画像形成装置において、 ユーザの年齢及び性別のうち少なくとも一つを個人情報
    として個人情報取得手段が取得可能に構成されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうち何れか一つに記載の
    画像形成装置において、 画像データの加工条件がユーザの操作によって変更可能
    とされており、 加工手段によって行われる個人情報に対応した画像デー
    タの加工の実施回数と、ユーザの操作によって行われる
    画像データの加工の実施回数とを集計し、同一個人情報
    に対する前者の実施回数と後者の実施回数とを比較して
    後者の実施頻度が高い場合には、加工手段によって行わ
    れる個人情報に対応した画像データの加工条件を、この
    後者の加工条件に変更する個人情報集計手段を備えてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 受信した画像データに基づいて記録媒体
    への画像形成を行う画像形成手段と、通信媒体を介して
    サーバに接続するためのネットワーク接続手段とを備え
    た画像形成装置において、 ユーザの個人情報を取得する個人情報取得手段と、 この個人情報取得手段の出力を受信可能であり、原稿の
    画像を読み取ることによって得られた画像データをユー
    ザの個人情報に適合するように加工し、この加工後の画
    像データを上記画像形成手段に出力する加工手段とを備
    えており、 上記サーバには個人情報別に作成された複数種類の加工
    情報が格納されており、 上記加工手段は、個人情報取得手段から受けた個人情報
    に基づいてサーバから加工情報を選出し、その加工情報
    に従って画像データを加工するよう構成されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の画像形成装置におい
    て、 画像データの加工条件がユーザの操作によって変更可能
    とされており、 サーバには、加工手段によって行われる個人情報に対応
    した画像データの加工の実施回数と、ユーザの操作によ
    って行われる画像データの加工の実施回数とを集計し、
    同一個人情報に対する前者の実施回数と後者の実施回数
    とを比較して後者の実施頻度が高い場合には、加工手段
    によって行われる個人情報に対応した画像データの加工
    条件を、この後者の加工条件に変更する個人情報集計手
    段が備えられており、 ネットワーク接続手段は、サーバとの間で、上記各画像
    データの加工の実施回数情報及び画像データの加工条件
    情報を送受信可能に構成されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項9または請求項10記載の
    画像形成装置と、この画像形成装置に通信媒体を介して
    接続された上記サーバとを備えて構築されていることを
    特徴とする画像形成ネットワークシステム。
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