JP2001339438A - 経路最適化方法およびエージェント装置 - Google Patents

経路最適化方法およびエージェント装置

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JP2001339438A
JP2001339438A JP2000160876A JP2000160876A JP2001339438A JP 2001339438 A JP2001339438 A JP 2001339438A JP 2000160876 A JP2000160876 A JP 2000160876A JP 2000160876 A JP2000160876 A JP 2000160876A JP 2001339438 A JP2001339438 A JP 2001339438A
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手側端末装置41が定期的に移動端末装置
11のホームエージェント13との間でメッセージの送
受を実行しなければならなかった。 【解決手段】 ホームエージェント13からの結合更新
メッセージを、相手側端末装置41の接続された外部エ
ージェント52が受信し、その外部エージェント52が
移動端末装置11宛のIPパケットをカプセル化して転
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばMobil
eIPによる通信システムにおいてIPパケットの経路
を最適化するための経路最適化方法およびエージェント
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IP(Internet Protocol)アドレスを
有する移動端末装置(Mobile Terminal、MTと略す)
がネットワークドメインを跨って移動した場合に、セッ
ションを中断することなく移動端末装置が通信を保つ方
法として、IETF(Internet Engineering Task Forc
e)のMobileIP(Request For Comment 2002)
が提唱されている。
【0003】図30は従来のMobileIPでのパケ
ット伝送を説明する図である。図30において、11は
ホームドメインでのIPアドレス(以下、ホームアドレ
スという)が固定的に割り当てられた移動端末装置であ
り、13は移動端末装置11の属するホームドメインに
配置されたホームエージェント(Home Agent、HAと略
す)である。41は移動端末装置11の通信相手である
相手側端末装置である。相手側端末装置41は、固定端
末装置、移動端末装置のいずれでもよく、相手側端末装
置をCN/MT(Corresponding Node/Mobile Termina
l)と略する。201は移動端末装置11の移動先ドメ
インに配置され、気付アドレスを有する外部エージェン
ト(Foreign Agent、FAと略す)である。
【0004】次にMobileIPでのパケット伝送に
ついて説明する。まず、移動端末装置11は別のドメイ
ンに移動すると、移動先ドメインでの自己のアドレスを
気付アドレスとして取得し、その気付アドレスを外部エ
ージェント201を介してホームエージェント13に通
知する。ホームエージェント13はその移動端末装置1
1からの気付アドレスを移動端末装置11のホームアド
レスと関連づけて登録する。
【0005】一方、相手側端末装置41は、移動端末装
置11へIPパケットを送信する場合、移動端末装置1
1のホームアドレス宛にIPパケットを送信する。その
IPパケットはIPネットワーク202を介してホーム
エージェント13に到達する。ホームエージェント13
は、その移動端末装置11についての登録情報に基づい
てそのIPパケットをカプセル化した後、その移動端末
装置11の気付アドレス宛に転送する。外部エージェン
ト201は、そのカプセル化されたIPパケットを受信
すると、カプセル化を解除して、その気付アドレスを有
する移動端末装置11に元のIPパケットを供給する。
【0006】なお、移動端末装置11がホームドメイン
に存在する場合には、ホームエージェント13は単にル
ータとして機能して、移動端末装置11宛のIPパケッ
トが移動端末装置11へ供給される。
【0007】このようにして、移動端末装置11がドメ
インを跨って移動しても、移動端末装置11宛のIPパ
ケットは、ホームエージェント13および外部エージェ
ント201を経由して移動端末装置11へ到達する。
【0008】しかしながら、移動端末装置11宛のIP
パケットがホームエージェント13を経由して移動端末
装置11へ到達するようにした場合、すなわち三角ルー
ティングの場合、伝送遅延が大きくなってしまうという
問題がある。VoIP(Voice over IP)などの遅延に
弱いデータ伝送を実行する場合、このような伝送遅延は
大きな問題となる。
【0009】そこで、IETFのインターネットドラフ
ト(draft-ietf-mobileip-optim-08.txt)では、上記の
三角ルーティングによる伝送遅延問題を解決するための
経路最適化(Route Optimization)が提案されている。
この経路最適化は、ホームエージェント13を経由しな
いで、相手側端末装置41から移動端末装置11の気付
アドレスへのショートカットパスを設定するプロトコル
を使用するものである。図31は、従来のMobile
IPでの経路最適化を説明する図である。
【0010】この経路最適化では、相手側端末装置41
は、移動端末装置11の現在の気付アドレス取得するた
めに、定期的に移動端末装置11のホームエージェント
13との間で、結合要求メッセージ(Bind Request Mes
sage)と結合更新メッセージ(Bind Update Massage)
を送受する。相手側端末装置41は、定期的に得られる
結合更新メッセージに基づいて、移動端末装置11の現
在の気付アドレスを取得し、移動端末装置11宛のIP
パケットをカプセル化した後に、その気付アドレスへ送
信する。
【0011】したがって、図31に示すように、相手側
端末装置41からの移動端末装置11宛のIPパケット
はホームエージェント13を経由せずに移動端末装置1
1へ到達する。これにより三角ルーティングが解消され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の経路最適化方法
は以上のように構成されているので、相手側端末装置4
1が定期的に移動端末装置11のホームエージェント1
3との間でメッセージの送受を実行しなければならず、
相手側端末装置41の消費電力を抑制することが困難で
あるなどの課題があった。相手側端末装置41が移動端
末装置である場合、バッテリの電力で駆動するので特に
問題になる。
【0013】また、従来の経路最適化方法では、IPパ
ケットのカプセル化によりIPヘッダ部が2倍になるの
で、相手側端末装置41からその相手側端末装置41の
属するドメインのホームエージェントまたは外部エージ
ェントへの伝送帯域を有効に利用することが困難である
などの課題があった。VoIPのパケットは、データ部
に対してヘッダ部の割合が大きいため、特に問題にな
る。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ホームエージェントからの結合更
新メッセージを、相手側端末装置41の接続されたホー
ムエージェントや外部エージェントが受信し、そのホー
ムエージェントや外部エージェントが移動端末装置11
宛のパケットをカプセル化して転送するようにして、相
手側端末装置41と移動端末装置11のホームエージェ
ント13との間の定期的なメッセージの送受の必要をな
くし、相手側端末装置41の消費電力を抑制することが
できるとともに、相手側端末装置41からその相手側端
末装置41の属するドメインの外部エージェントへの送
信データの量を抑制して伝送帯域を有効に使用すること
ができる経路最適化方法およびエージェント装置を得る
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る経路最適
化方法は、相手側端末装置の現在属するネットワークド
メインの外部エージェントまたはホームエージェント
が、移動端末装置のホームエージェントから結合更新メ
ッセージを受信し、移動端末装置宛のパケットを、その
結合更新メッセージで通知された現在の移動端末装置の
気付アドレス宛に転送するようにしたものである。
【0016】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、移動端末装置の
最新の気付アドレスを取得するための結合要求メッセー
ジを繰り返し移動端末装置のホームエージェントに送信
し、移動端末装置のホームエージェントが、その結合要
求メッセージに対応して、移動端末装置の最新の気付ア
ドレスを有する結合応答メッセージを相手側端末装置の
現在属するネットワークドメインの外部エージェントま
たはホームエージェントに送信するようにしたものであ
る。
【0017】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、複数の移動端末
装置のホームエージェントが同一である場合、複数の移
動端末装置の気付アドレスを得るための結合要求メッセ
ージを、1つの拡張した結合要求メッセージにまとめ、
その拡張した結合要求メッセージを複数の移動端末装置
のホームエージェントに送信するようにしたものであ
る。
【0018】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、サブネットマス
クを使用してサブネット内のすべてのホームエージェン
トについて、拡張した結合要求メッセージを解釈可能で
あるか否かを一括して設定し、拡張した結合要求メッセ
ージを解釈可能であるホームエージェントに対しては拡
張した結合要求メッセージを送信し、そうでないホーム
エージェントに対しては移動端末装置毎に結合要求メッ
セージを送信するようにしたものである。
【0019】この発明に係る経路最適化方法は、移動端
末装置のホームエージェントが、拡張した結合要求メッ
セージを解釈できるか否かを相手側端末装置の現在属す
るネットワークドメインの外部エージェントまたはホー
ムエージェントに通知し、相手側端末装置の現在属する
ネットワークドメインの外部エージェントまたはホーム
エージェントが、その通知に基づいて、拡張した結合要
求メッセージを移動端末装置のホームエージェントが解
釈できるか否かを動的に決定し、拡張した結合要求メッ
セージを解釈可能であるホームエージェントに対しては
拡張した結合要求メッセージを送信し、そうでないホー
ムエージェントに対しては移動端末装置毎に結合要求メ
ッセージを送信するようにしたものである。
【0020】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、特定のホームエ
ージェントからの結合更新メッセージのみを承認するよ
うにしたものである。
【0021】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、サブネットマス
クを使用して結合更新メッセージの承認されるホームエ
ージェントを限定するようにしたものである。
【0022】この発明に係る経路最適化方法は、外部エ
ージェントまたはホームエージェントが、特定の相手側
端末装置からのパケットのみを移動端末装置へ転送する
ようにしたものである。
【0023】この発明に係る経路最適化方法は、外部エ
ージェントまたはホームエージェントが、サブネットマ
スクを使用して相手側端末装置を限定するようにしたも
のである。
【0024】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、結合要求メッセ
ージの送信間隔を気付アドレスの変更頻度に応じて調整
するようにしたものである。
【0025】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、移動端末装置毎
に更新優先度の初期値を設定し、移動端末装置毎に気付
アドレスの変更頻度に応じて更新優先度を計算し、その
更新優先度に基づいて結合要求メッセージの送信間隔を
設定するようにしたものである。
【0026】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、1つの移動端末
装置に対して複数の気付アドレスを保持し、移動端末装
置のホームアドレス宛のパケットをそれらの複数の気付
アドレスのそれぞれに転送するようにしたものである。
【0027】この発明に係る経路最適化方法は、外部エ
ージェントまたはホームエージェントが、相手側端末装
置が自己のネットワークドメインに移動してきた場合に
元のネットワークドメインの外部エージェントまたはホ
ームエージェントから移動端末装置の気付アドレスの情
報を取得するようにしたものである。
【0028】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、移動端末装置宛
のパケットおよび移動端末装置からのパケットの量を監
視し、それらの量に応じてその移動端末装置の気付アド
レスの更新を抑制するようにしたものである。
【0029】この発明に係る経路最適化方法は、相手側
端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エー
ジェントまたはホームエージェントが、自己のネットワ
ークドメインの外へ相手側端末装置が移動した場合、移
動端末装置の気付アドレスの更新を停止するようにした
ものである。
【0030】この発明に係る経路最適化方法は、外部エ
ージェントまたはホームエージェントが、所定の条件を
満足する場合に、更新を停止した気付アドレスの更新を
再開するようにしたものである。
【0031】この発明に係るエージェント装置は、移動
端末装置のホームエージェントから結合更新メッセージ
を受信し、移動端末装置宛のパケットを、その結合更新
メッセージで通知された現在の移動端末装置の気付アド
レス宛に転送するようにしたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による経
路最適化方法を適用したネットワークの一例を示す図で
ある。図1において、1は移動端末装置11のホームド
メインであるIPネットワーク(ネットワークドメイ
ン)であり、2はIPネットワーク1,3〜6を互いに
接続するインターネットであり、3は移動端末装置11
の移動先ドメインであるIPネットワーク(ネットワー
クドメイン)であり、4は相手側端末装置41のホーム
ドメインであるIPネットワーク(ネットワークドメイ
ン)であり、5は相手側端末装置41の移動先ドメイン
であるIPネットワーク(ネットワークドメイン)であ
り、6は他のIPネットワーク(ネットワークドメイ
ン)である。
【0033】11はホームドメインでのIPアドレス
(以下、ホームアドレスという)が固定的に割り当てら
れた移動端末装置であり、12はホームエージェント1
3に接続され、IPネットワーク1に存在する端末装置
との間で無線で通信する基地局であり、13は移動端末
装置11の属するホームドメインに配置されたホームエ
ージェント(エージェント装置)である。今の場合、I
Pネットワーク1のネットワークアドレスは10.76.51.0
であり、移動端末装置11のホームアドレスは10.76.5
1.100であり、ホームエージェント13のIPアドレス
は10.76.51.254である。
【0034】31は外部エージェント32に接続され、
IPネットワーク3に存在する移動端末装置11や相手
側端末装置41との間で無線で通信する基地局であり、
32はIPネットワーク3に配置された外部エージェン
ト(エージェント装置)である。今の場合、IPネット
ワーク3のネットワークアドレスは10.76.52.0であり、
外部エージェント32のIPアドレスは10.76.52.254で
ある。
【0035】41は移動端末装置11の通信相手である
相手側端末装置である。相手側端末装置41は、固定端
末装置、移動端末装置のいずれでもよい。42はホーム
エージェント43に接続され、IPネットワーク4に存
在する端末装置との間で無線で通信する基地局であり、
43は相手側端末装置41の属するホームドメインに配
置されたホームエージェント(エージェント装置)であ
る。今の場合、IPネットワーク4のネットワークアド
レスは10.76.55.0であり、相手側端末装置41のホーム
アドレスは10.76.55.100であり、ホームエージェント4
3のIPアドレスは10.76.55.254である。
【0036】51は外部エージェント52に接続され、
IPネットワーク5に存在する端末装置との間で無線で
通信する基地局であり、52はIPネットワーク5に配
置された外部エージェント(エージェント装置)であ
る。今の場合、IPネットワーク5のネットワークアド
レスは10.76.53.0であり、外部エージェント52のIP
アドレスは10.76.53.254である。
【0037】61は外部エージェント62に接続され、
IPネットワーク6に存在する移動端末装置11や相手
側端末装置41との間で無線で通信する基地局であり、
62はIPネットワーク6に配置され、気付アドレスを
有する外部エージェントである。今の場合、IPネット
ワーク6のネットワークアドレスは10.76.54.0であり、
外部エージェント62のアドレスは10.76.54.254であ
る。
【0038】なお、ホームエージェント13、移動端末
装置11および相手側端末装置41はそれぞれMobi
leIPの仕様に準拠したエンティティとして機能す
る。
【0039】次に各装置およびエージェントの動作につ
いて説明する。まず、外部エージェント32,52,6
2の動作を説明する。図2は外部エージェント32,5
2,62の動作を説明するSDL(Specification and
Description Language)図であり、図3は移動端末装置
11が接続された外部エージェント32,52,62が
有する接続端末管理テーブルの一例を示す図であり、図
4は相手側端末装置41が接続された外部エージェント
32,52,62が有する結合キャッシュテーブルの一
例を示す図である。
【0040】移動端末装置11はIPネットワーク3,
5,6へ移動すると、ホームエージェント13宛の登録
要求メッセージを基地局31,51,61を介してその
IPネットワーク3,5,6の外部エージェント32,
52,62へ送信する。登録要求メッセージには、その
移動端末装置11のホームアドレス、ホームエージェン
ト13のアドレス、そのIPネットワーク3,5,6で
取得した気付アドレス、このメッセージの有効時間など
が含まれる。
【0041】外部エージェント32,52,62は、ス
テップST11において自己の属するIPネットワーク
3,5,6に存在する移動端末装置11から基地局3
1,51,61を介して登録要求メッセージを受け取る
と、ステップST12において図3に示すような接続端
末管理テーブルを検索し、ステップST13においてそ
の移動端末装置11が接続端末管理テーブルに登録され
ているか否かを判断し、その移動端末装置11が接続端
末管理テーブルに登録されている場合にはステップST
14においてその登録情報を登録要求メッセージに基づ
いて更新し、その移動端末装置11が接続端末管理テー
ブルに登録されていない場合にはステップST15にお
いて登録要求メッセージに基づいてその移動端末装置1
1を接続端末管理テーブルに登録する。
【0042】そしてステップST16において外部エー
ジェント32,52,62は、その登録要求メッセージ
を、その移動端末装置11のホームエージェント13に
向けて転送する。
【0043】また、外部エージェント32,52,62
は、ステップST21においてインターネット2または
自己のIPネットワーク3,5,6内の端末装置からI
Pパケットを受け取ると、そのIPパケットのヘッダ部
を調べて、そのIPパケットの宛先が自己のIPネット
ワーク3,5,6内のIPアドレスであるか否かを判断
し、そのIPパケットの宛先が自己のIPネットワーク
3,5,6内のIPアドレスであると判断した場合には
ステップST23においてそのIPパケットのカプセル
化を解除し、ステップST24においてそのIPパケッ
トをそのIPネットワーク3,5,6内の対応する端末
装置に供給する。
【0044】一方、そのIPパケットの宛先が自己のI
Pネットワーク3,5,6内のIPアドレスではないと
判断した場合にはステップST25において、外部エー
ジェント32,52,62は、図4に示すような結合キ
ャッシュテーブル(後述)を検索し、ステップST26
においてIPパケットの宛先である移動端末装置11が
結合キャッシュテーブルに登録されているか否かを判断
する。IPパケットの宛先である移動端末装置11が結
合キャッシュテーブルに登録されていると判断した場
合、外部エージェント32,52,62は、ステップS
T27において結合キャッシュテーブルからその移動端
末装置11の気付アドレスを読み出してそのIPパケッ
トをカプセル化し、ステップST28においてカプセル
化後のIPパケットを移動端末装置11の気付アドレス
に向けて転送する。一方、IPパケットの宛先である移
動端末装置11が結合キャッシュテーブルに登録されて
いないと判断した場合、外部エージェント32,52,
62は、カプセル化せずにステップST28においてそ
のIPパケットをそのまま転送する。
【0045】また、外部エージェント32,52,62
は、ステップST31において移動端末装置11のホー
ムエージェント13からの結合更新メッセージを受け取
ると、ステップST32において図4に示すような結合
キャッシュテーブルを検索し、ステップST33におい
て、結合更新メッセージで通知された移動端末装置11
が結合キャッシュテーブルに登録されているか否かを判
断し、結合更新メッセージで通知された移動端末装置1
1が結合キャッシュテーブルに登録されていると判断し
た場合にはステップST34においてその登録情報を結
合更新メッセージに基づいて更新し、結合更新メッセー
ジで通知された移動端末装置11が結合キャッシュテー
ブルに登録されていないと判断した場合にはステップS
T35において結合更新メッセージに基づいて移動端末
装置11を結合キャッシュテーブルに登録する。なお、
結合更新メッセージには、その移動端末装置11のホー
ムアドレス、気付アドレス、ホームエージェントのアド
レス、このメッセージの有効時間などが含まれ、結合キ
ャッシュテーブルの各登録情報にも同様の情報が含まれ
る。このように外部エージェント32,52,62が動
作する。
【0046】次に、相手側端末装置41の動作を説明す
る。図5は相手側端末装置41の動作を説明するSDL
図である。相手側端末装置41はステップST41にお
いてIPパケットを、外部エージェント32,52,6
2またはホームエージェント43を介して受信する。外
部エージェント32,52,62またはホームエージェ
ント43がIPパケットのカプセル化およびカプセル化
の解除を実行するため、実施の形態1における相手側端
末装置41はIPパケットのカプセル化およびカプセル
化の解除を実行しなくて済む。
【0047】次に、移動端末装置11の動作を説明す
る。図6は移動端末装置11の動作を説明するSDL図
である。移動端末装置11は、ステップST51におい
て、登録要求メッセージに呼応するホームエージェント
13からの登録応答メッセージを受信する。また、移動
端末装置11は、ステップST61において、自己の存
在するIPネットワーク3,5,6の外部エージェント
32,52,62からのエージェント広告を受信し、ス
テップST62においてエージェント広告に対応する気
付アドレスを取得し、ステップST63において自己の
気付アドレスを含む登録要求メッセージを生成し、その
外部エージェント32,52,62を介してホームエー
ジェント13に向けて送信する。また移動端末装置11
はステップST71においてIPパケットを、外部エー
ジェント32,52,62またはホームエージェント1
3を介して受信する。
【0048】図7はホームエージェント13の動作を説
明するSDL図であり、図8は移動端末装置11につい
てのホームエージェント13の有する気付アドレス管理
テーブルの一例を示す図である。移動端末装置11のホ
ームエージェント13は、ステップST81において移
動端末装置11からの登録要求メッセージを受け取る
と、ステップST82において図8に示すような気付ア
ドレス管理テーブルを検索し、ステップST83におい
てその移動端末装置11が気付アドレス管理テーブルに
登録されているか否かを判断し、その移動端末装置11
が気付アドレス管理テーブルに登録されている場合には
ステップST84においてその登録情報を登録要求メッ
セージに基づいて更新し、その移動端末装置11が気付
アドレス管理テーブルに登録されていない場合にはステ
ップST85において登録要求メッセージに基づいてそ
の移動端末装置11を気付アドレス管理テーブルに登録
する。
【0049】そしてステップST86においてホームエ
ージェント13は、登録処理が終了した旨を表す登録応
答メッセージを移動端末装置11に向けて送信する。
【0050】また、ホームエージェント13は、ステッ
プST91においてインターネット2または自己のIP
ネットワーク3,5,6内の端末装置からIPパケット
を受け取ると、ステップST92において気付アドレス
管理テーブルを検索し、ステップST93においてその
IPパケットの宛先である移動端末装置11が気付アド
レス管理テーブルに登録されているか否かを判断する。
【0051】そのIPパケットの宛先である移動端末装
置11が気付アドレス管理テーブルに登録されていると
判断した場合、ホームエージェント13はステップST
94において、気付アドレス管理テーブルからその移動
端末装置11の気付アドレスを読み出してそのIPパケ
ットをカプセル化する。そしてホームエージェント13
は、ステップST95において、そのIPパケットの宛
先である移動端末装置11についての結合更新メッセー
ジをそのIPパケットの送信元に向けて送信し、ステッ
プST96において、カプセル化後のIPパケットをそ
の宛先の移動端末装置11に向けて転送する。一方、そ
のIPパケットの宛先である移動端末装置11が気付ア
ドレス管理テーブルに登録されていないと判断した場
合、ホームエージェント13は、ホームドメインに移動
端末装置11が存在すると判断し、ステップST96に
おいて基地局12を介してそのIPパケットを移動端末
装置11に供給する。
【0052】また、ホームエージェント13は、ステッ
プST101において相手側端末装置11の現在属する
ドメインの外部エージェント32,52,62からの移
動端末装置11についての結合要求メッセージを受け取
ると、ステップST102において図8に示すような気
付アドレス管理テーブルを検索し、ステップST103
において、その移動端末装置11についての結合更新メ
ッセージをその外部エージェント32,52,62に向
けて送信する。
【0053】このようにホームエージェント13が動作
する。なお、ホームエージェント43も相手側端末装置
41に対して同様に動作するようにしてもよい。以上の
ように、各装置およびエージェントが動作する。
【0054】次に、例えば図1に示すように、移動端末
装置11がIPネットワーク1からIPネットワーク3
へ移動した場合における、移動端末装置11の気付アド
レスのホームエージェント13への登録、および相手側
端末装置41による移動端末装置11へのパケット送信
について説明する。図9は移動端末装置11の気付アド
レスの登録およびパケット伝送のシーケンスを示す図で
ある。なお、基地局12,31,42,51,61は常
に透過転送を実行するだけであるのでその動作の説明を
省略する。この場合、相手側端末装置41は移動しない
ので、固定端末として扱ってもよい。
【0055】まず、移動端末装置11がIPネットワー
ク1からIPネットワーク3へ移動した場合における、
移動端末装置11の気付アドレスのホームエージェント
13への登録について説明する。
【0056】移動端末装置11は、IPネットワーク1
からIPネットワーク3へ移動すると、気付アドレスを
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)な
どにより取得する。移動端末装置11は、取得した気付
アドレスを外部エージェント32およびホームエージェ
ント13に登録するために、登録要求メッセージを送信
する。この登録要求メッセージは、移動端末装置11の
気付アドレス、移動端末装置11のホームアドレス、移
動端末装置11のホームエージェント13のアドレスな
どを有する。
【0057】そして登録要求メッセージを受信した外部
エージェント32は、新しい移動端末装置が自己のIP
ネットワーク3に入ったと判断し、移動端末装置11の
ホームアドレス10.76.51.100とホームエージェント13
のアドレス10.76.51.254とを対応づけて図3に示すよう
に接続端末管理テーブルに登録する。
【0058】さらに、外部エージェント32は、移動端
末装置11のホームエージェント13に移動端末装置1
1の新しい気付アドレスを登録するために、登録要求メ
ッセージをホームエージェント13に向けて転送する。
【0059】ホームエージェント13はその登録要求メ
ッセージを受信すると、図8に示すように、その登録要
求メッセージに含まれている新しい気付アドレスで、気
付アドレス管理テーブルにおける移動端末装置11のホ
ームアドレス10.76.51.100と気付アドレス10.76.52.254
との対応を更新する。
【0060】移動端末装置11がIPネットワーク3に
移動する前は、ホームドメインであるIPネットワーク
1に存在したため、移動端末装置11は気付アドレスを
有しておらず、気付アドレス管理テーブルには、移動端
末装置11のホームアドレスと気付アドレスとの対応関
係が登録されていなかった。したがって、移動端末装置
11がIPネットワーク3に移動すると、最初の気付ア
ドレス10.76.52.254がホームエージェント13に供給さ
れる。そしてホームエージェント13は移動端末装置1
1の気付アドレスを図8に示すように気付アドレス管理
テーブルに新規に登録する。そして、気付アドレスの登
録または更新を完了すると、その旨を通知するために、
ホームエージェント13は登録要求メッセージの送信元
に登録応答メッセージを送信する。
【0061】そして外部エージェント32は、登録応答
メッセージを受信すると、登録処理が完了した旨を通知
するために、その登録応答メッセージを移動端末装置1
1に転送し、移動端末装置11はその登録応答メッセー
ジを受信する。
【0062】以上で、ホームエージェント13への移動
端末装置11の登録処理が完了する。この時点で、外部
エージェント32の接続端末管理テーブルとホームエー
ジェント13の気付アドレス管理テーブルには、それぞ
れ図3および図8に示すように、移動端末装置11につ
いての登録情報が記録されている。なお、上述の登録処
理は、MobileIPの仕様に従った登録処理であ
る。
【0063】次に、相手側端末装置41から移動端末装
置11への経路制御について説明する。相手側端末装置
41は、移動端末装置11に向けてIPパケットを送信
する場合、カプセル化せずに出力する。このIPパケッ
トは、相手側端末装置41の現在属するIPネットワー
ク5の外部エージェント52により受信される。IPパ
ケットの宛先(移動端末装置11のホームアドレス10.7
6.51.100)が図4に示す結合キャッシュテーブルに存在
しない場合には、外部エージェント52はそのIPパケ
ットをそのまま宛先に透過転送する。
【0064】ホームエージェント13は、このIPパケ
ットを受信すると、上述の登録処理により生成された気
付アドレス管理テーブルにおける移動端末装置11の登
録情報に基づいて、そのIPパケットをカプセル化し、
移動端末装置11の気付アドレス10.76.52.254へトンネ
ル転送する。
【0065】ホームエージェント13によりトンネル転
送されたIPパケットは、外部エージェント32に到達
し、外部エージェント32によりカプセル化を解かれ
て、最終的に元のIPパケットが移動端末装置11に到
達する。
【0066】ここまでは、外部エージェント52の結合
キャッシュテーブルに、移動端末装置11についての登
録情報がないので、パケットの経路は三角ルーティング
となっている。
【0067】ホームエージェント13は、IPパケット
をトンネル転送する際に、その送信元である相手側端末
装置41に向けて結合更新メッセージを送信する。外部
エージェント52はその結合更新メッセージを受信し、
図4に示すように結合キャッシュテーブルに、移動端末
装置11の登録情報を記録する。なお、相手側端末装置
41は、結合更新メッセージを供給されないので、上述
のパケット送信の場合と同様に、移動端末装置11のホ
ームアドレス10.76.51.100に向けてカプセル化せずにパ
ケットを送信する。
【0068】外部エージェント52の結合キャッシュテ
ーブルに、移動端末装置11についての登録情報が記録
された後では、外部エージェント52は、結合キャッシ
ュテーブルにおける移動端末装置11の登録情報に基づ
いて、相手側端末装置41からのIPパケットをカプセ
ル化し、移動端末装置11の気付アドレス10.76.52.254
に向けてトンネル転送する。このとき、外部エージェン
ト52は、相手側端末装置41からのIPパケットのヘ
ッダ部から宛先IPアドレス10.76.51.100を読み取り、
その宛先IPアドレスと同一のホームアドレスを有する
登録情報を検索し、その登録情報の気付アドレス10.76.
52.254を移動端末装置11の気付アドレスとする。
【0069】したがってカプセル化されたIPパケット
は、ホームエージェント13を経由せずに外部エージェ
ント32に到達する。これにより、三角ルーティングが
解消される。
【0070】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ホームエージェント13からの結合更新メッセージ
を、相手側端末装置41の接続された外部エージェント
32,52,62が受信し、その外部エージェント3
2,52,62が移動端末装置11宛のIPパケットを
カプセル化して転送するようにしたので、相手側端末装
置41と移動端末装置11のホームエージェント13と
の間の定期的な通信の必要をなくし、相手側端末装置4
1の消費電力を抑制することができるとともに、相手側
端末装置41からその相手側端末装置41の属するドメ
インの外部エージェント52への送信データの量を抑制
して伝送帯域を有効に使用することができるという効果
が得られる。
【0071】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
おける外部エージェント32,52,62は、結合更新
メッセージの情報に設定されている有効時間が経過する
前に、結合更新メッセージの送信を促す結合要求メッセ
ージをホームエージェント13に向けて送信する。な
お、この結合要求メッセージは、インターネットドラフ
ト(draft-ietf-mobileip-optim-08.txt)に準拠したも
ので、移動端末装置11のホームアドレスが含まれてい
る。
【0072】この結合要求メッセージを受信したホーム
エージェント13は移動端末装置11のホームアドレス
に対応する最新の気付アドレス情報を結合要求メッセー
ジの送信元に返送する。この結合更新メッセージを受信
した外部エージェント32,52,62はその結合更新
メッセージに基づいて結合キャッシュテーブルにおける
移動端末装置11の気付アドレスを更新する。
【0073】なお、その他については実施の形態1によ
るものと同様であるので、その説明を省略する。
【0074】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、相手側端末装置41の属するドメインの外部エージ
ェント32,52,62が移動端末装置11の最新の気
付アドレスを取得するために定期的にホームエージェン
ト13との間でメッセージを送受するようにしたので、
相手側端末装置41とホームエージェント13との間で
定期的な通信を行うことなく経路を最適化することがで
き、また、最新の気付アドレスにパケットをトンネル転
送でき、さらに相手側端末装置41から、その相手側端
末装置41の属するドメインの外部エージェント32,
52,62への送信データの量をより抑制することがで
きるという効果が得られる。
【0075】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3による経路最適化方法を適用したネットワークの
一例を示す図である。図10においては、11−1およ
び11−2はホームドメインがIPネットワーク1であ
る移動端末装置であり、41−1および41−2は移動
端末装置11−1,11−2の通信相手であり、ホーム
ドメインがIPネットワーク4である相手側端末装置で
ある。相手側端末装置41−1のホームアドレスは10.7
6.55.100であり、相手側端末装置41−1の通信相手で
ある移動端末装置11−1のホームアドレスは10.76.5
1.100である。また、相手側端末装置41−2のホーム
アドレスは10.76.55.101であり、相手側端末装置41−
2の通信相手である移動端末装置11−2のホームアド
レスは10.76.51.101である。
【0076】この発明の実施の形態3における外部エー
ジェント32,52,62は、図10に示すように、自
己のIPネットワーク3,5,6に存在する相手側端末
装置41−1,41−2の通信相手である複数の移動端
末装置11−1,11−2のホームドメインが同一であ
る場合、それらの移動端末装置11−1,11−2につ
いての結合要求メッセージを、1つの拡張した結合要求
メッセージにまとめ、その拡張した結合要求メッセージ
を送信するようにしたものである。
【0077】なお、実施の形態3における外部エージェ
ント32,52,62は、上記拡張した結合要求メッセ
ージを解釈可能なホームエージェントを記録したHAサ
ポートテーブルを有し、そのHAサポートテーブルを参
照して、拡張した結合要求メッセージの宛先がその拡張
した結合要求メッセージを解釈可能なホームエージェン
トである場合にのみ、その拡張した結合要求メッセージ
を送信し、そうでない場合には通常の(拡張していな
い)結合要求メッセージを送信する。
【0078】図11は実施の形態3における拡張した結
合要求メッセージの一例を示す図である。図11に示す
ように、拡張した結合要求メッセージには、通常の結合
要求メッセージに含まれる情報の他、例えば「38」に
固定された拡張タイプ101、拡張部分の長さ102、
ベンダ固有の識別子であるベンダ識別子103、ベンダ
毎の拡張種別が記述されるベンダ拡張タイプ104、お
よび結合更新メッセージを要求する移動端末装置のホー
ムアドレス105,106が含まれる。
【0079】なお、このメッセージの拡張は、IETF
のインターネットドラフト(draft-ietf-vender-ext-0
5.txt)の決定的(Critical)ベンダ拡張フォーマット
に準拠する。このドラフトによれば、拡張を解釈できな
い外部エージェントが決定的(Critical)ベンダ拡張フ
ォーマットで拡張されたメッセージを受信した場合に
は、メッセージ全体が無視される。したがってこの拡張
を解釈できないホームエージェントが、この拡張した結
合要求メッセージを受信した場合には、そのメッセージ
に対して特に何も処理を行わない。
【0080】図12はHAサポートテーブルの一例を示
す図である。図12に示すように、移動端末装置11の
ホームエージェント13のIPアドレスと、拡張した結
合要求メッセージを解釈可能であるか否かの情報(YE
SまたはNO)とが対応づけられて記述される。
【0081】次に動作について説明する。この発明の実
施の形態3における外部エージェント32,52,62
は、自己のIPネットワーク3,5,6に存在する相手
側端末装置41−1,41−2の通信相手である複数の
移動端末装置11−1,11−2のホームドメインが同
一である場合、HAサポートテーブルを参照して、上述
の拡張した結合要求メッセージを解釈可能なホームエー
ジェント13にのみ送信し、その他のホームエージェン
ト13には通常の(拡張していない)結合要求メッセー
ジを送信する。
【0082】次に、上述の拡張した結合要求メッセージ
を解釈可能なホームエージェント13の動作について説
明する。図13は、拡張した結合要求メッセージを解釈
可能なホームエージェントが結合要求メッセージを受信
したときの動作を説明するSDL図である。そのホーム
エージェント13は、実施の形態1におけるホームエー
ジェント13と同様にステップST101〜ステップS
T103において、受信した結合要求メッセージの通常
部分に含まれる1つの移動端末装置11のホームアドレ
スに対応する最新の気付アドレスを気付アドレス管理テ
ーブルから読み出し、その最新の気付アドレスを含む結
合更新メッセージを結合要求メッセージの送信元の外部
エージェント32,52,62に送信する。
【0083】次に、そのホームエージェント13は、ス
テップST111において、受信した結合要求メッセー
ジに拡張部分があるか否かを判断し、拡張部分がないと
判断した場合には処理を終了し、拡張部分があると判断
した場合には、拡張部分にある残りの移動端末装置11
のホームアドレスについて、ステップST112におい
て気付アドレス管理テーブルから最新の気付アドレスを
読み出し、ステップST113においてその最新の気付
アドレスを含む結合更新メッセージを結合要求メッセー
ジの送信元に送信する。そしてホームエージェント13
は、拡張部分の移動端末装置のホームアドレスがなくな
るまで、ステップST111〜ステップST113の処
理を繰り返す。
【0084】なお、その他の動作については実施の形態
1によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0085】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、相手側端末装置41−1,41−2の送信相手であ
る複数の移動端末装置11−1,11−2のホームドメ
インが同一である場合、外部エージェント32,52,
62がそれらの移動端末装置11−1,11−2につい
ての結合要求メッセージを、1つの拡張した結合要求メ
ッセージにまとめ、その拡張した結合要求メッセージを
送信するようにしたので、外部エージェント32,5
2,62からホームエージェント13への送信データの
量が低減されるため、ルータによるスイッチングの負荷
が軽減されネットワークに対する負荷を低減させること
ができるという効果が得られる。
【0086】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
おける外部エージェント32,52,62は、HAサポ
ートテーブルにサブネットマスクを導入し、そのサブネ
ットに含まれるホームエージェント13について、拡張
した結合要求メッセージを解釈可能であるか否かを一括
して設定するようにしたものである。
【0087】図14は、サブネットマスクを導入したH
Aサポートテーブルの一例を示す図である。図14に示
すHAサポートテーブルでは、IPアドレス10.76.51.2
54を除く、ネットアドレス10.76.0.0に属するIPネッ
トワークのホームエージェント13が、上述の拡張した
結合要求メッセージを解釈可能であることが示されてい
る。
【0088】なお、その他の動作などについては実施の
形態3によるものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0089】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、サブネットマスクを使用してサブネット内のすべて
のホームエージェント13について、拡張した結合要求
メッセージを解釈可能であるか否かを一括して設定する
ことができるようにしたので、HAサポートテーブルを
簡単に作成することができるという効果が得られる。
【0090】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
おける外部エージェント32,52,62は、ホームエ
ージェント13からの通知に応じて実施の形態3におけ
るHAサポートテーブルを動的に設定するようにしたも
のである。
【0091】移動端末装置11のホームエージェント1
3は、上述の拡張した結合要求メッセージを解釈可能で
あることを相手側端末装置41の現在属するIPネット
ワーク3,5,6の外部エージェント32,52,62
に通知するために、結合要求メッセージの応答以外の契
機で送信される結合更新メッセージに、その旨を通知す
る拡張部分を付加して送信する。
【0092】図15は、動的にHAサポートテーブルを
設定する場合の結合更新メッセージの一例を示す図であ
る。図15に示すように、この場合の結合更新メッセー
ジには、通常の結合要求メッセージに含まれる情報の
他、例えば「134」に固定された拡張タイプ111、
拡張部分の長さ112、ベンダ固有の識別子であるベン
ダ識別子113、およびベンダ毎の拡張種別が記述され
るベンダ拡張タイプ114が含まれる。
【0093】外部エージェント32,52,62は、拡
張した結合更新メッセージを受信すると、その結合更新
メッセージの送信元であるホームエージェント13につ
いての、HAサポートテーブルにおける登録情報を書き
換える。
【0094】なお、このメッセージの拡張は、IETF
のインターネットドラフト(draft-ietf-vender-ext-0
5.txt)の通常(Normal)ベンダ拡張フォーマットに準
拠する。このドラフトによれば、拡張部分を解釈できな
い外部エージェントが通常ベンダ拡張フォーマットで拡
張されたメッセージを受信した場合には、拡張部分を無
視し、メッセージを処理しなくてはならない。つまり、
この拡張を解釈できない外部エージェントがこの拡張部
分を有する結合更新メッセージを受信した場合、拡張部
分のみが無視され、その他の部分は通常どおり処理され
る。
【0095】なお、その他については実施の形態1と同
様であるので、その説明を省略する。
【0096】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、ホームエージェント13からの通知に応じて外部エ
ージェント32,52,62がHAサポートテーブルを
動的に設定するようにしたので、ネットワーク管理者が
各外部エージェント32,52,62のHAサポートテ
ーブルを逐一設定することなく、拡張した結合要求メッ
セージをホームエージェント13が解釈できるか否かを
HAサポートテーブルに自動的に設定することができ、
HAサポートテーブルの設定作業を簡略化することがで
きるという効果が得られる。
【0097】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
おける外部エージェント32,52,62は、限定した
ホームエージェント13からの結合更新メッセージのみ
を承認するようにしたものである。
【0098】経路最適化では、悪意で結合更新メッセー
ジによる気付アドレスが変更されると、パケットは正し
い送信先に届かず、別の誤った送信先に届くことにな
る。したがってセキュリティの観点から、信頼されたホ
ームエージェント13のみからの結合更新メッセージの
みを利用することが望ましい。そこで、実施の形態6に
おける外部エージェント32,52,62は、限定した
ホームエージェント13からの結合更新メッセージのみ
を承認する。
【0099】この発明の実施の形態6における外部エー
ジェント32,52,62は、その限定したホームエー
ジェント13を記録した内部テーブルを有する。外部エ
ージェント32,52,62は、内部テーブルに登録さ
れたホームエージェント13からの結合更新メッセージ
のみに基づいて移動端末装置11の気付アドレスを更新
し、その他のホームエージェント13からの結合更新メ
ッセージを無視する。
【0100】図16は、限定したホームエージェント1
3を記録した内部テーブルの一例を示す図である。図1
6に示すように、この内部テーブルには、各ホームエー
ジェント13のIPアドレスに、結合更新メッセージの
利用の可否が対応づけられて記録される。図16に示す
内部テーブルの場合では、IPアドレス10.76.51.254,
10.76.55.254のホームエージェント13からの結合更新
メッセージは承認されるが、その他のホームエージェン
ト13からの結合更新メッセージは承認されない。
【0101】なお、その他の動作などについては実施の
形態3によるものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0102】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、限定したホームエージェント13からの結合更新メ
ッセージのみを承認するようにしたので、信頼されたホ
ームエージェント13からの結合更新メッセージのみを
利用することができ、セキュリティを確実にすることが
できるという効果が得られる。
【0103】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
おける外部エージェント32,52,62は、実施の形
態6における内部テーブルに登録するホームエージェン
ト13をサブネットマスクによりグループ化することが
できるようにしたものである。
【0104】図17は、サブネットマスクによるグルー
プ化を導入した内部テーブルの一例を示す図である。図
17に示す内部テーブルの場合では、IPアドレス10.7
6.55.254のホームエージェント13以外の、IPアドレ
ス10.76.0.0のサブネットに属するホームエージェント
13からの結合更新メッセージのみが承認される。
【0105】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、結合更新メッセージの承認されるホームエージェン
ト13を限定する際にサブネットマスクによりホームエ
ージェントをグループ化するようにしたので、結合更新
メッセージの承認されるホームエージェント13の限定
を簡単に設定することができるという効果が得られる。
【0106】実施の形態8.この実施の形態8における
外部エージェント32,52,62は、特定の相手側端
末装置41−1,41−2からのIPパケットのみをカ
プセル化し、トンネル転送するようにしたものである。
【0107】この実施の形態8における外部エージェン
ト32,52,62は、自己のIPネットワーク3,
5,6に存在する各相手側端末装置41−i(i=1,
2)について、経路最適化を実行するか否かを示す情報
を記述されたサービス設定テーブルを有する。
【0108】図18はサービス設定テーブルの一例を示
す図である。図10に示すネットワークにおいて、図1
8に示すサービス設定テーブルが設定されていると、外
部エージェント32,52,62は、ホームアドレス1
0.76.55.100の相手側端末装置41−1からのIPパケ
ットをカプセル化してトンネル転送し、ホームアドレス
10.76.55.101の相手側端末装置41−2からのIPパケ
ットをそのまま透過転送する。
【0109】次に動作について説明する。図19はIP
パケットを受信した実施の形態8における外部エージェ
ント32,52,62の動作を説明するSDL図であ
る。図10に示すネットワークにおいて、この実施の形
態8における外部エージェント32,52,62は、ス
テップST21においてインターネット2または自己の
IPネットワーク3,5,6内の端末装置からIPパケ
ットを受け取ると、そのIPパケットのヘッダ部を調べ
て、そのIPパケットの宛先が自己のIPネットワーク
3,5,6内のIPアドレスであるか否かを判断し、そ
のIPパケットの宛先が自己のIPネットワーク3,
5,6内のIPアドレスであると判断した場合にはステ
ップST23においてそのIPパケットのカプセル化を
解除し、ステップST24においてそのIPパケットを
そのIPネットワーク3,5,6内の対応する端末装置
に供給する。
【0110】一方、そのIPパケットの宛先が自己のI
Pネットワーク3,5,6内のIPアドレスではないと
判断した場合には外部エージェント32,52,62
は、ステップST121においてサービス設定テーブル
を参照し、ステップST122においてそのパケットに
ついて経路最適化するとされているか否かを判断する。
【0111】サービス設定テーブルにおいてそのパケッ
トについて経路最適化するとされていると判断した場
合、外部エージェント32,52,62は、ステップS
T123においてそのIPパケットの宛先である移動端
末装置11が結合キャッシュテーブルに登録されている
か否かを判断する。IPパケットの宛先である移動端末
装置11が結合キャッシュテーブルに登録されていると
判断した場合、外部エージェント32,52,62は、
ステップST125においてそのIPパケットをカプセ
ル化し、ステップST126においてカプセル化後のI
Pパケットを移動端末装置11の気付アドレスに向けて
転送する。
【0112】一方、サービス設定テーブルにおいてその
パケットについて経路最適化するとされていないと判断
した場合、およびIPパケットの宛先である移動端末装
置11が結合キャッシュテーブルに登録されていないと
判断した場合、外部エージェント32,52,62は、
カプセル化せずにステップST126においてIPパケ
ットをそのまま転送する。
【0113】なお、その他の動作については実施の形態
1によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0114】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、外部エージェント32,52,62において特定の
相手側端末装置41−iからのIPパケットのみをカプ
セル化してトンネル転送するようにしたので、ネットワ
ーク管理者が経路最適化を実行するか否かを個別的に設
定することができ、例えば遅延に強いデータ(リアルタ
イム性の不要なデータ通信)については経路最適化を実
行せず、遅延に弱いデータ(例えばVoIPなどのデー
タ)についてのみ経路最適化を実行することができ、外
部エージェント32,52,62の負荷を低減すること
ができるという効果が得られる。
【0115】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
おける外部エージェント32,52,62は、サービス
設定テーブルにサブネットマスクを導入し、そのサブネ
ットに属するすべての相手側端末装置41−iについ
て、経路最適化を実行するか否かを一括して設定するよ
うにしたものである。
【0116】図20は、サブネットマスクを導入したサ
ービス設定テーブルの一例を示す図である。図20に示
すサービス設定テーブルでは、IPアドレス10.76.55.1
01を除く、サブネット10.76.55.0に属する相手側端末装
置からのIPパケットのみについて経路最適化すること
が示されている。
【0117】なお、その他の動作などについては実施の
形態8によるものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0118】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、サブネットマスクを使用してそのサブネット内のす
べての相手側端末装置41−iについて経路最適化を実
行するか否かを一括して設定することができるようにし
たので、サービス設定テーブルを簡単に作成することが
できるという効果が得られる。
【0119】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0における外部エージェント32,52,62は、結合
要求メッセージの送信間隔を移動端末装置11の気付ア
ドレスの変更頻度に応じて調整するようにしたものであ
る。
【0120】次に動作について説明する。図21は外部
エージェント32,52,62が結合要求メッセージの
送信間隔を調整する動作について説明するSDL図であ
る。図22は、この実施の形態10における外部エージ
ェント32,52,62の結合キャッシュテーブルを示
す図である。
【0121】外部エージェント32,52,62は、ス
テップST141において結合更新メッセージを受信す
ると、ステップST142においてその結合更新メッセ
ージに対応する移動端末装置11を結合キャッシュテー
ブルで検索する。
【0122】そしてステップST143において、外部
エージェント32,52,62は、その移動端末装置1
1が結合キャッシュテーブルに登録されているか、ま
た、結合更新メッセージに含まれる気付アドレスが結合
キャッシュテーブルにおける気付アドレスと同一である
かを判断し、その移動端末装置11が結合キャッシュテ
ーブルに登録されていないと判断したか、あるいは結合
更新メッセージに含まれる気付アドレスが結合キャッシ
ュテーブルにおける気付アドレスと同一ではないと判断
した場合には、ステップST144において気付アドレ
スの変更回数をカウントし、ステップST145におい
て結合更新メッセージに含まれる気付アドレスで結合キ
ャッシュテーブルにおける気付アドレスを更新する。な
お、移動端末装置11が結合キャッシュテーブルに登録
されていない場合には、気付アドレスの変更回数を0に
セットし、その移動端末装置11が結合キャッシュテー
ブルに登録される。
【0123】なお、上述の気付アドレスの変更回数およ
び更新優先度は図22に示すように移動端末装置11毎
に結合キャッシュテーブルに記録される。
【0124】そしてステップST146において外部エ
ージェント32,52,62は気付アドレスの変更回数
に応じた更新優先度を計算する。
【0125】一方、その移動端末装置11が結合キャッ
シュテーブルに登録されており、かつ結合更新メッセー
ジに含まれる気付アドレスが結合キャッシュテーブルに
おける気付アドレスと同一であると判断した場合には、
気付アドレスを変更する必要がないので、処理を終了す
る。
【0126】また、ステップST131において結合要
求メッセージを送信する契機を知らせる内蔵タイマのタ
イムアウトが発生した場合、外部エージェント32,5
2,62は、ステップST132において、そのタイマ
に対応する移動端末装置11の気付アドレスを結合キャ
ッシュテーブルで検索する。そして外部エージェント
は、ステップST133において結合要求メッセージを
送信し、ステップST134において気付アドレスの変
更回数を0にリセットするとともに、更新優先度に対応
してタイマ値を計算する。そして外部エージェント3
2,52,62は、ステップST135において、次の
結合要求メッセージを送信するタイミングを得るための
タイマを起動させる。
【0127】なお、その他の動作については実施の形態
1によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0128】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、外部エージェント32,52,62において結合要
求メッセージの送信間隔を気付アドレスの変更頻度に応
じて調整するようにしたので、外部エージェント32,
52,62とホームエージェント13との間の結合要求
メッセージおよび結合更新メッセージの送受が適切な頻
度となり、不必要なメッセージの送受を低減し、ネット
ワークのトラフィックを低減することができるという効
果が得られる。
【0129】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1における外部エージェント32,52,62は、実施
の形態10における更新優先度の初期値を移動端末装置
11−i毎に設定するようにしたものである。
【0130】図23はこの実施の形態11における外部
エージェント32,52,62の有するサービス設定テ
ーブルの一例を示す図である。図23に示すサービス設
定テーブルおいては、移動端末装置11−1は更新優先
度の初期値は5に、移動端末装置11−2の更新優先度
の初期値は3に設定されている。なお、この初期値は、
ネットワーク管理者により予め設定される。
【0131】次に動作について説明する。相手側端末装
置41の現在属するIPネットワーク3,5,6の外部
エージェント32,52,62は、サービス設定テーブ
ルから、各移動端末装置11−iについての更新優先度
の初期値を読み出し、その更新優先度の初期値に応じた
タイマ値を計算し、各移動端末装置11−iについて、
次の結合要求メッセージを送信するタイミングを得るた
めのタイマを起動させる。
【0132】なお、その他の動作については実施の形態
10によるものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0133】例えば図23に示すように更新優先度の初
期値が設定されている場合、結合更新メッセージの有効
時間が同一であれば、移動端末装置11−1についての
結合要求メッセージより移動端末装置11−2について
の結合要求メッセージが頻繁に送信される。
【0134】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、外部エージェント32,52,62において更新優
先度の初期値を移動端末装置11−i毎に設定するよう
にしたので、移動端末装置11−i毎に異なる品質で経
路最適化サービスを提供することができるという効果が
得られる。
【0135】実施の形態12.この発明の実施の形態1
2における外部エージェント32,52,62は、必要
に応じて1つの移動端末装置11に対して複数の気付ア
ドレスを結合キャッシュテーブルを登録し、移動端末装
置11のホームアドレス宛のIPパケットをそれらの複
数の気付アドレスのそれぞれにトンネル転送するように
したものである。
【0136】移動端末装置11が複数のIPネットワー
クの境界にある場合、ハンドオーバーが頻繁に行われる
可能性がある。その場合、その移動端末装置11は気付
アドレスの変更を頻繁にホームエージェント13に通知
することになり、ネットワークの負荷が増加するだけで
なく、移動端末装置11の消費電力も増加する。そこ
で、MobileIPでは、複数のIPネットワークの
境界に位置する移動端末装置11が頻繁に気付アドレス
を変更しなくても良いように、1つの移動端末装置11
がホームエージェント13に複数の気付アドレスを登録
することを許容している。そして複数の気付アドレスを
登録されたホームエージェント13は、登録された複数
の気付アドレスのそれぞれにその移動端末装置11宛の
IPパケットを転送する。三角ルーティングの場合に
は、このように複数の気付アドレスへIPパケットが転
送されるが、従来の経路最適化では、その移動端末装置
宛のIPパケットはホームエージェントを経由しないた
め、複数の気付アドレスの1つにしかIPパケットが転
送されない。
【0137】そこでこの発明の実施の形態12における
外部エージェント32,52,62は、ホームエージェ
ント13に登録された複数の気付アドレスを結合キャッ
シュテーブルに登録してそれらの気付アドレスへの経路
の最適化を実行する。
【0138】次に動作について説明する。図24は実施
の形態12における拡張した結合更新メッセージの一例
を示す図である。1つの移動端末装置11に対して複数
の気付アドレスを登録されたホームエージェント13
は、その移動端末装置11についての結合要求メッセー
ジを受信すると、図24に示す拡張した結合更新メッセ
ージを、結合要求メッセージの送信元である外部エージ
ェント32,52,62に送信する。なお、結合更新メ
ッセージの拡張部分には、2つめ以降の気付アドレスが
記述される。
【0139】外部エージェント32,52,62は、こ
の拡張した結合更新メッセージを受け取ると、通常の部
分から1つの気付アドレスを読み取り、拡張部分から残
りの気付アドレスを読み出し、その移動端末装置11に
対応づけてそれらの気付アドレスを結合キャッシュテー
ブルに登録する。
【0140】そして外部エージェント32,52,62
は、その移動端末装置11のホームアドレス宛のIPパ
ケットを受信すると、そのホームアドレスに対応する複
数の気付アドレスのそれぞれに向けてそのIPパケット
をトンネル転送する。
【0141】なお、その他の動作については実施の形態
1によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0142】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、外部エージェント32,52,62において、必要
に応じて1つの移動端末装置11に対して複数の気付ア
ドレスを結合キャッシュテーブルを登録し、移動端末装
置11のホームアドレス宛のIPパケットをそれらの複
数の気付アドレスのそれぞれにトンネル転送するように
したので、ネットワークドメインの境界に位置する移動
端末装置11の気付アドレスが頻繁に変化しても気付ア
ドレスの変更毎に気付アドレスの登録処理をすることな
く、IPパケットを確実に移動端末装置11へ送信する
ことができるという効果が得られる。
【0143】実施の形態13.この発明の実施の形態1
3における外部エージェント32,52,62は、相手
側端末装置41が自己のIPネットワーク3,5,6に
移動してきた場合に、元のIPネットワーク3,5,6
の外部エージェント32,52,62から結合キャッシ
ュテーブルの登録情報を取得し、自己の結合キャッシュ
テーブルに記録するようにしたものである。
【0144】従来の経路最適化方法では、IPパケット
の送信元である相手側端末装置が他のIPネットワーク
に移動した場合、移動先のネットワークの外部エージェ
ントは、その相手側端末装置についての、結合キャッシ
ュテーブルに登録情報を有していないので、結合更新メ
ッセージを受け取るまで一時的に、その相手側端末装置
からのIPパケットは送信先の移動端末装置のホームエ
ージェントを経由することになる。つまり、図9に示す
シーケンスにおける相手側端末装置が初めてIPパケッ
トを送信した際の動作が相手側端末装置が他のIPネッ
トワークに移動するたびに実行され、一時的に三角ルー
ティングになる。
【0145】そこで、この実施の形態13における外部
エージェント32,52,62は、相手側端末装置41
が他のIPネットワークに移動した際の一時的な三角ル
ーティングを解消すべく、相手側端末装置41が自己の
IPネットワークに移動してきた場合に、元のIPネッ
トワークの外部エージェント32,52,62から結合
キャッシュテーブルの登録情報を取得する。
【0146】次に動作について説明する。図25は、図
1に示すネットワークにおいて相手側端末装置41が他
のIPネットワーク6へ移動した際のネットワークを示
す図である。図26および図27は、実施の形態13に
おける外部エージェント32,52,62の動作を説明
するSDL図である。
【0147】外部エージェント32,52,62は、ス
テップST11において登録要求メッセージを受信する
と、ステップST12、ステップST13、並びにステ
ップST14またはステップST15の処理の終了後、
ステップST151において登録要求メッセージに拡張
部分(後述)があるか否かを判断し、登録要求メッセー
ジにその拡張部分があると判断した場合にはステップS
T152において、外部エージェント32,52,62
にその相手側端末装置41の気付アドレスを通知するた
めの結合更新メッセージを、相手側端末装置41が前に
存在したIPネットワークの外部エージェント32,5
2,62に送信する。その後、ステップST16におい
て外部エージェント32,52,62は、その登録要求
メッセージを送信元の移動端末装置11のホームエージ
ェント13または相手側端末装置41のホームエージェ
ント43に向けて転送する。
【0148】また、外部エージェント32,52,62
は、ステップST21においてIPパケットを受信する
と、ステップST22においてそのIPパケットの宛先
が自己のIPネットワーク3,5,6内のIPアドレス
であると判断した場合には、ステップST23において
そのIPパケットのカプセル化を解除する。
【0149】そして外部エージェント32,52,62
は、ステップST161において、そのIPパケットの
宛先アドレスがホームアドレスに一致する端末装置を接
続管理テーブルで検索し、ステップST162におい
て、そのIPパケットの宛先アドレスがホームアドレス
に一致する端末装置が存在するか否かを判断し、そのI
Pパケットの宛先アドレスがホームアドレスに一致する
端末装置が存在すると判断した場合には、その外部エー
ジェント32,52,62のIPネットワーク3,5,
6に宛先の端末装置が存在するので、ステップST24
においてその端末装置にそのIPパケットを供給する。
【0150】一方、そのIPパケットの宛先アドレスが
ホームアドレスに一致する端末装置が接続端末管理テー
ブルに存在しないと判断した場合には、その外部エージ
ェント32,52,62のIPネットワーク3,5,6
に宛先の端末装置が存在しないので、外部エージェント
32,52,62は、ステップST163において、結
合キャッシュテーブルを検索し、ステップST164に
おいてIPパケットの宛先である移動端末装置11が結
合キャッシュテーブルに登録されているか否かを判断す
る。IPパケットの宛先である移動端末装置11が結合
キャッシュテーブルに登録されていると判断した場合、
外部エージェント32,52,62は、ステップST1
65においてそのIPパケットをカプセル化し、ステッ
プST166においてカプセル化後のIPパケットをそ
の移動端末装置11の現在の気付アドレスに向けて転送
する。このとき、ステップST167において、宛先の
移動端末装置11がその外部エージェント32,52,
62のIPネットワーク3,5,6に接続されていない
旨の警告がなされる。一方、IPパケットの宛先である
移動端末装置11が結合キャッシュテーブルに登録され
ていないと判断した場合、外部エージェント32,5
2,62はそのIPパケットを破棄する。
【0151】また、外部エージェント32,52,62
は、ステップST31において結合更新メッセージを受
信すると、ステップST32、ステップST33、並び
にステップST34またはステップST35の処理の
後、ステップST171においてその結合更新メッセー
ジが他の外部エージェント32,52,62からのもの
であるか否かを判断し、その結合更新メッセージが他の
外部エージェント32,52,62からのものであると
判断した場合には、ステップST172において自己の
結合キャッシュテーブルの内容を記述した結合応答メッ
セージを、その結合更新メッセージの送信元の外部エー
ジェント32,52,62に送信する。
【0152】また、外部エージェント32,52,62
は、ステップST181において結合応答メッセージを
受信すると、ステップST182において、その結合応
答メッセージの内容に基づいて結合キャッシュテーブル
を生成するか、登録情報を結合キャッシュテーブルに追
加する。
【0153】次に相手側端末装置41がIPネットワー
ク5からIPネットワーク6へ移動した際の各装置およ
びエージェントの動作について説明する。図28は相手
側端末装置41が他のIPネットワーク6へ移動した際
の各装置およびエージェントの動作のシーケンスを示す
図である。なお、基地局12,31,42,51,61
は常に透過転送を実行するだけであるのでその動作の説
明を省略する。
【0154】図25に示すように、相手側端末装置41
は、IPネットワーク5からIPネットワーク6へ移動
すると、外部エージェント62によるエージェント広告
などにより気付アドレスを取得する。
【0155】新しい気付アドレスを取得した相手側端末
装置41は、それを自己のホームエージェント43に通
知、登録するために登録要求メッセージを、現在属する
IPネットワーク6の外部エージェント62に送信す
る。
【0156】この登録要求メッセージには、拡張が施さ
れ、その相手側端末装置41の気付アドレスを、元のI
Pネットワーク5の外部エージェント52に通知させる
ための命令が含まれている。この拡張はIETFのイン
ターネットドラフト(draft-ietf-mobileip-optim-08.t
xt)に準拠したもので、この登録要求メッセージには、
相手側端末装置41の元の気付アドレスと、新しい気付
アドレスが含まれている。
【0157】外部エージェント62は、その登録要求メ
ッセージを受信すると、外部エージェント52にその相
手側端末装置41の気付アドレスを通知するための結合
更新メッセージを生成し、送信する。
【0158】外部エージェント52は、その結合更新メ
ッセージを受信すると、その相手側端末装置41の元の
気付アドレスと新たな気付アドレスとを対応づけて結合
キャッシュテーブルを生成するとともに、結合応答メッ
セージを外部エージェント62に送信する。なお、この
後、外部エージェント52は、その相手側端末装置41
の元の気付アドレス宛のIPパケットを受信すると、新
たな気付アドレス宛にトンネル転送する。
【0159】なお、外部エージェント52により送信さ
れる結合応答メッセージには、外部エージェント52に
おける結合キャッシュテーブルの登録情報を外部エージ
ェント62へ通知するための拡張が施される。図29
は、実施の形態13において拡張した結合応答メッセー
ジの一例を示す図である。図29に示すように、結合応
答メッセージの拡張部分には、結合キャッシュテーブル
に記録された移動端末装置11のホームアドレス、移動
端末装置11の気付アドレス、移動端末装置11のホー
ムエージェントのアドレスなどが記述される。
【0160】この拡張した結合応答メッセージを受信し
た外部エージェント62は、その結合応答メッセージの
拡張部分の内容に基づいて、移動端末装置11のための
結合キャッシュテーブルを生成する。そして外部エージ
ェント62は、相手側端末装置41の新たな気付アドレ
スを通知するために、結合要求メッセージをホームエー
ジェント13に送信する。これにより、外部エージェン
ト62から外部エージェント32へのIPトンネル23
が形成される。
【0161】なお、その他の動作については実施の形態
1によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0162】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、相手側端末装置41がIPネットワーク3,5,6
を跨って移動した場合に、移動先のIPネットワーク
3,5,6の外部エージェント32,52,62が移動
元のIPネットワーク3,5,6の外部エージェント3
2,52,62から結合キャッシュテーブルの登録情報
を取得し、自己の結合キャッシュテーブルに記録するよ
うにしたので、一時的な三角ルーティングの発生を抑制
して経路最適化を継続するようにすることができるとい
う効果が得られる。
【0163】実施の形態14.この発明の実施の形態1
4における外部エージェント32,52,62は、自己
のIPネットワーク3,5,6に属する相手側端末装置
41と移動端末装置11との間で送受されるIPパケッ
トの量を監視し、それらの量に応じて、その移動端末装
置11について結合キャッシュテーブルに登録された気
付アドレスを更新しないようにしたものである。
【0164】上記実施の形態1〜13において、外部エ
ージェント32,52,62は、相手側端末装置41が
IPパケットを送信しなくても、結合キャッシュテーブ
ルに移動端末装置11の気付アドレスが登録されると、
その気付アドレスを定期的に更新する。このため、IP
パケットの送信先になる頻度の少ない移動端末装置11
の気付アドレスも定期的に更新されることなる。
【0165】そこで、この実施の形態14における外部
エージェント32,52,62は、IPパケットの送信
先になる頻度の少ない移動端末装置11の気付アドレス
の更新を抑制するようにする。
【0166】次に動作について説明する。相手側端末装
置41の現在属するIPネットワーク3,5,6の外部
エージェント32,52,62は、受信したパケットの
宛先IPアドレスおよび送信元IPアドレスを読み出
し、移動端末装置11と相手側端末装置41との間のI
Pパケットのトラフィック量を随時計算する。
【0167】そして外部エージェント32,52,62
は、移動端末装置11と相手側端末装置41との間のI
Pパケットのトラフィックが所定の期間ない場合には、
結合要求メッセージの送信を停止して結合キャッシュテ
ーブルの気付アドレスの更新を停止する。
【0168】なお、その他の動作については実施の形態
1によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0169】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、外部エージェント32,52,62において、移動
端末装置11宛のIPパケットおよび移動端末装置11
からのIPパケットの量を監視し、それらの量に応じ
て、その移動端末装置11について結合キャッシュテー
ブルに登録された気付アドレスの更新を抑制するように
したので、外部エージェント32,52,62とホーム
エージェント13との間のメッセージの送受のための通
信パケット量を低減することができるという効果が得ら
れる。
【0170】実施の形態15.この発明の実施の形態1
5における外部エージェント32,52,62は、自己
のIPネットワーク3,5,6外へ相手側端末装置41
が移動した場合に、結合キャッシュテーブルに登録され
た気付アドレスを更新しないようにしたものである。
【0171】次に動作について説明する。図25のネッ
トワークにおいて、外部エージェント52のIPネット
ワーク5から外部エージェント62のIPネットワーク
6へ相手側端末装置41が移動した場合、図28に示す
ように、外部エージェント62から外部エージェント5
2へ結合更新メッセージが送信される。
【0172】これにより、外部エージェント52は、相
手側端末装置41が自己のIPネットワーク5外へ移動
したことを検知する。また、結合更新メッセージが外部
エージェント52に送信されなかった場合でも、外部エ
ージェント52は、相手側端末装置41の気付アドレス
が無効になったときに、相手側端末装置41が自己のI
Pネットワーク5外へ移動したと判断する。
【0173】相手側端末装置41が自己のIPネットワ
ーク5外へ移動した場合、それ以後、外部エージェント
52は、相手側端末装置41からのIPパケットを移動
端末装置11の気付アドレスへトンネル転送する必要が
ないので、相手側端末装置41が自己のIPネットワー
ク5外へ移動したと判断すると、結合キャッシュテーブ
ルの気付アドレスの更新を停止する。
【0174】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、IPネットワーク3,5,6を跨って相手側端末装
置が移動した場合に、移動元のIPネットワーク3,
5,6の外部エージェント32,52,62が、結合キ
ャッシュテーブルに登録された気付アドレスを更新しな
いようにしたので、外部エージェント32,52,62
とホームエージェント13との間のメッセージの送受の
ための通信パケット量を低減することができるという効
果が得られる。
【0175】実施の形態16.この発明の実施の形態1
6における外部エージェント32,52,62は、所定
の条件を満足する場合に、更新を停止した気付アドレス
の更新を再開するようにしたものである。
【0176】次に動作について説明する。外部エージェ
ント32,52,62は、実施の形態14や実施の形態
15に示すようにして更新を停止した気付アドレスに対
する結合更新メッセージを受信した場合や、その気付ア
ドレスへのトンネル転送が行われた場合には、その気付
アドレスの更新を再開する。
【0177】以上のように、この実施の形態16によれ
ば、所定の条件を満足する場合に、更新を停止した気付
アドレスの更新を再開するようにしたので、必要に応じ
た適切な頻度で気付アドレスの更新が実行され、外部エ
ージェント32,52,62とホームエージェント13
との間のメッセージの送受のための通信パケット量を低
減することができるという効果が得られる。
【0178】なお、上記実施の形態においては、外部エ
ージェント32,42,62の機能とホームエージェン
ト13,43の機能とを分けて説明したが、ホームエー
ジェント13,43に属さない端末装置に対する外部エ
ージェントの機能をホームエージェント13,43に追
加するようにしても勿論よい。
【0179】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、相手
側端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エ
ージェントまたはホームエージェントが、移動端末装置
のホームエージェントから結合更新メッセージを受信
し、移動端末装置宛のパケットを、その結合更新メッセ
ージで通知された現在の移動端末装置の気付アドレス宛
に転送するようにしたので、相手側端末装置と移動端末
装置のホームエージェントとの間の定期的なメッセージ
の送受の必要をなくし、相手側端末装置の消費電力を抑
制することができるとともに、相手側端末装置からその
相手側端末装置の現在属するドメインの外部エージェン
トまたはホームエージェントへの送信データの量を抑制
して伝送帯域を有効に使用することができるという効果
がある。
【0180】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、移動端末装置の最新の気付アド
レスを取得するための結合要求メッセージを繰り返し移
動端末装置のホームエージェントに送信し、移動端末装
置のホームエージェントが、その結合要求メッセージに
対応して、移動端末装置の最新の気付アドレスを有する
結合応答メッセージを相手側端末装置の現在属するネッ
トワークドメインの外部エージェントまたはホームエー
ジェントに送信するようにしたので、移動端末装置の最
新の気付アドレスにパケットをトンネル転送できるとい
う効果がある。
【0181】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、複数の移動端末装置のホームエ
ージェントが同一である場合、複数の移動端末装置の気
付アドレスを得るための結合要求メッセージを、1つの
拡張した結合要求メッセージにまとめ、その拡張した結
合要求メッセージを複数の移動端末装置のホームエージ
ェントに送信するようにしたので、相手側端末装置の現
在属するネットワークドメインの外部エージェントまた
はホームエージェントから移動端末装置のホームエージ
ェントへの送信データの量が低減されるため、ネットワ
ークに対する負荷を低減させることができるという効果
がある。
【0182】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、サブネットマスクを使用してサ
ブネット内のすべてのホームエージェントについて、拡
張した結合要求メッセージを解釈可能であるか否かを一
括して設定し、拡張した結合要求メッセージを解釈可能
であるホームエージェントに対しては拡張した結合要求
メッセージを送信し、そうでないホームエージェントに
対しては移動端末装置毎に結合要求メッセージを送信す
るようにしたので、設定を簡単にすることができるとい
う効果がある。
【0183】この発明によれば、移動端末装置のホーム
エージェントが、拡張した結合要求メッセージを解釈で
きるか否かを相手側端末装置の現在属するネットワーク
ドメインの外部エージェントまたはホームエージェント
に通知し、相手側端末装置の現在属するネットワークド
メインの外部エージェントまたはホームエージェント
が、その通知に基づいて、拡張した結合要求メッセージ
を移動端末装置のホームエージェントが解釈できるか否
かを動的に決定し、拡張した結合要求メッセージを解釈
可能であるホームエージェントに対しては拡張した結合
要求メッセージを送信し、そうでないホームエージェン
トに対しては移動端末装置毎に結合要求メッセージを送
信するようにしたので、移動端末装置のホームエージェ
ントが拡張した結合要求メッセージを解釈できるか否か
の設定作業を軽減することができるという効果がある。
【0184】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、特定のホームエージェントから
の結合更新メッセージのみを承認するようにしたので、
信頼されたホームエージェントからの結合更新メッセー
ジのみを利用することができ、セキュリティを確実にす
ることができるという効果がある。
【0185】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、サブネットマスクを使用して結
合更新メッセージの承認されるホームエージェントを限
定するようにしたので、結合更新メッセージの承認され
るホームエージェントの限定を簡単に設定することがで
きるという効果がある。
【0186】この発明によれば、外部エージェントまた
はホームエージェントが、特定の相手側端末装置からの
パケットのみを移動端末装置へ転送するようにしたの
で、経路最適化を実行するか否かを個別的に設定するこ
とができ、必要に応じて外部エージェントまたはホーム
エージェントの負荷を低減することができるという効果
がある。
【0187】この発明によれば、外部エージェントまた
はホームエージェントが、サブネットマスクを使用して
相手側端末装置を限定するようにしたので、限定を簡単
に設定することができるという効果がある。
【0188】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、結合要求メッセージの送信間隔
を気付アドレスの変更頻度に応じて調整するようにした
ので、相手側端末装置の現在属するネットワークドメイ
ンの外部エージェントまたはホームエージェントと移動
端末装置のホームエージェントとの間の結合要求メッセ
ージおよび結合更新メッセージの送受が適切な頻度とな
り、不必要なメッセージの送受を低減し、ネットワーク
のトラフィックを低減することができるという効果があ
る。
【0189】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、移動端末装置毎に更新優先度の
初期値を設定し、移動端末装置毎に気付アドレスの変更
頻度に応じて更新優先度を計算し、その更新優先度に基
づいて結合要求メッセージの送信間隔を設定するように
したので、移動端末装置毎に異なる品質で経路最適化サ
ービスを提供することができるという効果がある。
【0190】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、1つの移動端末装置に対して複
数の気付アドレスを保持し、移動端末装置のホームアド
レス宛のパケットをそれらの複数の気付アドレスのそれ
ぞれに転送するようにしたので、ネットワークドメイン
の境界に位置する移動端末装置の気付アドレスが頻繁に
変化しても気付アドレスの変更毎に気付アドレスの登録
処理をすることなく、パケットを確実に移動端末装置へ
送信することができるという効果がある。
【0191】この発明によれば、外部エージェントまた
はホームエージェントが、相手側端末装置が自己のネッ
トワークドメインに移動してきた場合に元のネットワー
クドメインの外部エージェントまたはホームエージェン
トから移動端末装置の気付アドレスの情報を取得するよ
うにしたので、一時的な三角ルーティングの発生を抑制
して経路最適化を継続するようにすることができるとい
う効果がある。
【0192】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、移動端末装置宛のパケットおよ
び移動端末装置からのパケットの量を監視し、それらの
量に応じてその移動端末装置の気付アドレスの更新を抑
制するようにしたので、相手側端末装置の現在属するネ
ットワークドメインの外部エージェントまたはホームエ
ージェントと移動端末装置のホームエージェントとの間
のメッセージの送受のための通信パケット量を低減する
ことができるという効果がある。
【0193】この発明によれば、相手側端末装置の現在
属するネットワークドメインの外部エージェントまたは
ホームエージェントが、自己のネットワークドメインの
外へ相手側端末装置が移動した場合、移動端末装置の気
付アドレスの更新を停止するようにしたので、相手側端
末装置の現在属するネットワークドメインの外部エージ
ェントまたはホームエージェントと移動端末装置のホー
ムエージェントとの間のメッセージの送受のための通信
パケット量を低減することができるという効果がある。
【0194】この発明によれば、外部エージェントまた
はホームエージェントが、所定の条件を満足する場合
に、更新を停止した気付アドレスの更新を再開するよう
にしたので、必要に応じた適切な頻度で気付アドレスの
更新が実行され、相手側端末装置の現在属するネットワ
ークドメインの外部エージェントまたはホームエージェ
ントと移動端末装置のホームエージェントとの間のメッ
セージの送受のための通信パケット量を低減することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による経路最適化方
法を適用したネットワークの一例を示す図である。
【図2】 外部エージェントの動作を説明するSDL図
である。
【図3】 移動端末装置が接続された外部エージェント
が有する接続端末管理テーブルの一例を示す図である。
【図4】 相手側端末装置が接続された外部エージェン
トが有する結合キャッシュテーブルの一例を示す図であ
る。
【図5】 相手側端末装置の動作を説明するSDL図で
ある。
【図6】 移動端末装置の動作を説明するSDL図であ
る。
【図7】 ホームエージェントの動作を説明するSDL
図である。
【図8】 移動端末装置についてのホームエージェント
の有する気付アドレス管理テーブルの一例を示す図であ
る。
【図9】 移動端末装置の気付アドレスの登録およびパ
ケット伝送のシーケンスを示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による経路最適化
方法を適用したネットワークの一例を示す図である。
【図11】 実施の形態3における拡張した結合要求メ
ッセージの一例を示す図である。
【図12】 HAサポートテーブルの一例を示す図であ
る。
【図13】 拡張した結合要求メッセージを解釈可能な
ホームエージェントが結合要求メッセージを受信したと
きの動作を説明するSDL図である。
【図14】 サブネットマスクを導入したHAサポート
テーブルの一例を示す図である。
【図15】 動的にHAサポートテーブルを設定する場
合の結合更新メッセージの一例を示す図である。
【図16】 限定したホームエージェントを記録した内
部テーブルの一例を示す図である。
【図17】 サブネットマスクによるグループ化を導入
した内部テーブルの一例を示す図である。
【図18】 サービス設定テーブルの一例を示す図であ
る。
【図19】 IPパケットを受信した実施の形態8にお
ける外部エージェントの動作を説明するSDL図であ
る。
【図20】 サブネットマスクを導入したサービス設定
テーブルの一例を示す図である。
【図21】 外部エージェントが結合要求メッセージの
送信間隔を調整する動作について説明するSDL図であ
る。
【図22】 この実施の形態10における外部エージェ
ントの結合キャッシュテーブルを示す図である。
【図23】 この実施の形態11における外部エージェ
ントの有するサービス設定テーブルの一例を示す図であ
る。
【図24】 実施の形態12における拡張した結合更新
メッセージの一例を示す図である。
【図25】 図1に示すネットワークにおいて相手側端
末装置41が他のIPネットワークへ移動した際のネッ
トワークを示す図である。
【図26】 実施の形態13における外部エージェント
の動作を説明するSDL図である。
【図27】 実施の形態13における外部エージェント
の動作を説明するSDL図である。
【図28】 相手側端末装置が他のIPネットワークへ
移動した際の各装置およびエージェントの動作のシーケ
ンスを示す図である。
【図29】 実施の形態13において拡張した結合応答
メッセージの一例を示す図である。
【図30】 従来のMobileIPでのパケット伝送
を説明する図である。
【図31】 従来のMobileIPでの経路最適化を
説明する図である。
【符号の説明】
1,3〜6 IPネットワーク(ネットワークドメイ
ン)、13,43 ホームエージェント(エージェント
装置)、32,52,62 外部エージェント(エージ
ェント装置)、11,11−1,11−2 移動端末装
置、41,41−1,41−2 相手側端末装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HA08 HC01 JL01 JL08 JT09 LA03 LB05 MB09 5K034 EE03 HH63 LL06 5K067 AA11 AA12 AA30 AA34 BB21 CC08 DD11 DD17 DD51 DD57 EE02 FF07 HH17 HH23 JJ64 KK15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末装置と相手側端末装置との間で
    通信する通信システムで前記移動端末装置が他のネット
    ワークドメインに移動した場合に、前記相手側端末装置
    から前記移動端末装置への通信経路を最適化する経路最
    適化方法において、 前記相手側端末装置の現在属するネットワークドメイン
    の外部エージェントまたはホームエージェントが、前記
    移動端末装置のホームエージェントから結合更新メッセ
    ージを受信し、前記移動端末装置宛のパケットを、その
    結合更新メッセージで通知された現在の前記移動端末装
    置の気付アドレス宛に転送することを特徴とする経路最
    適化方法。
  2. 【請求項2】 相手側端末装置の現在属するネットワー
    クドメインの外部エージェントまたはホームエージェン
    トが、移動端末装置の最新の気付アドレスを取得するた
    めの結合要求メッセージを繰り返し前記移動端末装置の
    ホームエージェントに送信し、 前記移動端末装置のホームエージェントが、その結合要
    求メッセージに対応して、前記移動端末装置の最新の気
    付アドレスを有する結合応答メッセージを前記相手側端
    末装置の現在属するネットワークドメインの外部エージ
    ェントまたはホームエージェントに送信することを特徴
    とする請求項1記載の経路最適化方法。
  3. 【請求項3】 相手側端末装置の現在属するネットワー
    クドメインの外部エージェントまたはホームエージェン
    トが、複数の移動端末装置のホームエージェントが同一
    である場合、前記複数の移動端末装置の気付アドレスを
    得るための結合要求メッセージを、1つの拡張した結合
    要求メッセージにまとめ、その拡張した結合要求メッセ
    ージを前記複数の移動端末装置のホームエージェントに
    送信することを特徴とする請求項1記載の経路最適化方
    法。
  4. 【請求項4】 相手側端末装置の現在属するネットワー
    クドメインの外部エージェントまたはホームエージェン
    トが、サブネットマスクを使用してサブネット内のすべ
    てのホームエージェントについて、拡張した結合要求メ
    ッセージを解釈可能であるか否かを一括して設定し、拡
    張した結合要求メッセージを解釈可能であるホームエー
    ジェントに対しては拡張した結合要求メッセージを送信
    し、そうでないホームエージェントに対しては移動端末
    装置毎に結合要求メッセージを送信することを特徴とす
    る請求項3記載の経路最適化方法。
  5. 【請求項5】 移動端末装置のホームエージェントが、
    拡張した結合要求メッセージを解釈できるか否かを相手
    側端末装置の現在属するネットワークドメインの外部エ
    ージェントまたはホームエージェントに通知し、 前記相手側端末装置の現在属するネットワークドメイン
    の外部エージェントまたはホームエージェントが、その
    通知に基づいて、拡張した結合要求メッセージを前記移
    動端末装置のホームエージェントが解釈できるか否かを
    動的に決定し、拡張した結合要求メッセージを解釈可能
    であるホームエージェントに対しては拡張した結合要求
    メッセージを送信し、そうでないホームエージェントに
    対しては移動端末装置毎に結合要求メッセージを送信す
    ることを特徴とする請求項3記載の経路最適化方法。
  6. 【請求項6】 相手側端末装置の現在属するネットワー
    クドメインの外部エージェントまたはホームエージェン
    トが、特定のホームエージェントからの結合更新メッセ
    ージのみを承認することを特徴とする請求項2記載の経
    路最適化方法。
  7. 【請求項7】 相手側端末装置の現在属するネットワー
    クドメインの外部エージェントまたはホームエージェン
    トが、サブネットマスクを使用して結合更新メッセージ
    の承認されるホームエージェントを限定することを特徴
    とする請求項6記載の経路最適化方法。
  8. 【請求項8】 外部エージェントまたはホームエージェ
    ントが、特定の相手側端末装置からのパケットのみを移
    動端末装置へ転送することを特徴とする請求項1記載の
    経路最適化方法。
  9. 【請求項9】 外部エージェントまたはホームエージェ
    ントが、サブネットマスクを使用して相手側端末装置を
    限定することを特徴とする請求項8記載の経路最適化方
    法。
  10. 【請求項10】 相手側端末装置の現在属するネットワ
    ークドメインの外部エージェントまたはホームエージェ
    ントが、結合要求メッセージの送信間隔を気付アドレス
    の変更頻度に応じて調整することを特徴とする請求項2
    記載の経路最適化方法。
  11. 【請求項11】 相手側端末装置の現在属するネットワ
    ークドメインの外部エージェントまたはホームエージェ
    ントが、移動端末装置毎に更新優先度の初期値を設定
    し、前記移動端末装置毎に気付アドレスの変更頻度に応
    じて更新優先度を計算し、その更新優先度に基づいて結
    合要求メッセージの送信間隔を設定することを特徴とす
    る請求項10記載の経路最適化方法。
  12. 【請求項12】 相手側端末装置の現在属するネットワ
    ークドメインの外部エージェントまたはホームエージェ
    ントが、1つの移動端末装置に対して複数の気付アドレ
    スを保持し、前記移動端末装置のホームアドレス宛のパ
    ケットをそれらの複数の気付アドレスのそれぞれに転送
    することを特徴とする請求項1記載の経路最適化方法。
  13. 【請求項13】 外部エージェントまたはホームエージ
    ェントが、相手側端末装置が自己のネットワークドメイ
    ンに移動してきた場合に元のネットワークドメインの外
    部エージェントまたはホームエージェントから移動端末
    装置の気付アドレスの情報を取得することを特徴とする
    請求項1記載の経路最適化方法。
  14. 【請求項14】 相手側端末装置の現在属するネットワ
    ークドメインの外部エージェントまたはホームエージェ
    ントが、移動端末装置宛のパケットおよび前記移動端末
    装置からのパケットの量を監視し、それらの量に応じて
    その移動端末装置の気付アドレスの更新を抑制すること
    を特徴とする請求項2記載の経路最適化方法。
  15. 【請求項15】 相手側端末装置の現在属するネットワ
    ークドメインの外部エージェントまたはホームエージェ
    ントが、自己のネットワークドメインの外へ前記相手側
    端末装置が移動した場合、移動端末装置の気付アドレス
    の更新を停止することを特徴とする請求項2記載の経路
    最適化方法。
  16. 【請求項16】 外部エージェントまたはホームエージ
    ェントが、所定の条件を満足する場合に、更新を停止し
    た気付アドレスの更新を再開することを特徴とする請求
    項15記載の経路最適化方法。
  17. 【請求項17】 移動端末装置と相手側端末装置との間
    で通信する通信システムで前記相手側端末装置の属する
    ネットワークドメインの外部エージェントまたはホーム
    エージェントとして動作するエージェント装置におい
    て、 前記移動端末装置のホームエージェントから結合更新メ
    ッセージを受信し、前記移動端末装置宛のパケットを、
    その結合更新メッセージで通知された現在の前記移動端
    末装置の気付アドレス宛に転送することを特徴とするエ
    ージェント装置。
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