JP2007251999A - 通信システム並びに通信システムに使用される配信管理装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム並びに通信システムに使用される配信管理装置及び通信方法 Download PDF

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淳 岩崎
Masahiro Sawada
政宏 澤田
Shinichi Isobe
慎一 磯部
Takeshi Ihara
武 井原
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Abstract

【課題】各通信ノードにて使用されるアドレス変換テーブルを、移動端末のハンドオーバに合わせて迅速に用意することの可能な通信システム等を提供すること。
【解決手段】本発明による通信システムは、移動端末の在圏するネットワークを管理する第1LRMと、相手端末のホームアドレスと、相手端末の在圏する相手ネットワークとの対応関係を管理するHRMと、相手ネットワークを管理する第2LRMと、を有する通信システムである。第1LRMは、相手端末にアクセスするのに必要なアドレスを有していない場合に、HRMを経由して第2LRMから、その情報を取得する管理手段と、移動端末が、セル間をハンドオーバする際に、アクセスルータからの要請に応じて、そのアドレスを送信する通信手段を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般に移動通信の技術分野に関し、特に移動端末のネットワーク内のモビリティを管理する通信システム並びにその通信システムに使用される配信管理装置及び通信方法に関する。
インターネット・プロトコル(IP)をベースとした移動体通信ネットワークに関する研究が現在進んでいる。
図1は、そのような通信システムの一例を示す全体図である。通信システム100は、例えばある通信事業者の運営する移動電話サービスを行う第1のネットワーク102と、同一又は異なる通信事業者の運営する移動電話サービスを行う第2のネットワーク104と、それらの間を接続する例えばインターネット網である第3のネットワーク106を有する。 第1のネットワーク102内の移動端末に関する信号の送受信は、第1ローカル配信管理装置(LRMs:Local Routing Manager)108により管理される(なお、「s」は移動端末120(sender)側のものであることを示し、後に登場する「r」は相手端末136(receiver)側のものであることを示す。なお、移動端末120及び相手端末130が、送信及び受信を行い得ることは言うまでもない。)。
第1のネットワーク102には、アンカールータ(ANR:ANchor Router)110と、このアンカールータ110の配下に接続されたアクセスルータ(AR:Access Router)112,114が設けられている。各アクセスルータ112,114は、所定の地理的領域であるセル116,118を有し、セル内の移動端末と通信を行うことが可能である。図示された例では、移動端末120が、アクセスルータ112のセル116内に位置している。ANRs110は、LRMs108の管理する内容に従って、受信したパケットを配下のアクセスルータ112,114に配信する。すなわち、LRMs108は、ANRs110にて受信されたパケットの宛先のアドレスをどのように変換して配下に送信すべきかを定める受信テーブル(TRP:Table of Rereived Packets)を管理する。一般に、ネットワークには1つ又はそれ以上のアンカールータが存在し、ネットワーク内を区分することで、パケットの配信効率を向上させている。
同様に、 第2のネットワーク104内の移動端末に関する信号の送受信又は配信は、第2ローカル配信管理装置(LRMr)122により管理される。第2のネットワーク104には、アンカールータ(oANRr)124の配下に接続されたアクセスルータ(oARr)128と、アンカールータ(nANRr)126の配下に接続されたアクセスルータ(nARr)130が設けられている(なお、o及びnは、後に説明するハンドオーバにおける移動前(old)及び移動後(new)のものであることを示すための添え字である。)。各アクセスルータ128,130は、所定の地理的領域であるセル132,134を有し、セル内の移動端末と通信を行うことが可能である。図示された例では、移動端末120の相手端末136が、アクセスルータ128のセル132内に位置している。アンカールータ124,126は、LRMr122の管理する内容に従って、受信したパケットを配下のアクセスルータ128,130に配信する。すなわち、LRMr122は、アンカールータの受信したパケットの宛先のアドレスをどのように変換して配下に送信すべきかを定める受信テーブル(TRP:Table of Rereived Packets)を管理する。
更に、通信システム100は、ホーム配信管理装置(HRMr)138(HRM:Home Routing Manager)を有し、これは、相手端末に固有のホームアドレス「IPhar」(IPha:IP home address)と、その端末が在圏しているネットワーク内で使用されているアドレス「ANRr.x」との対応関係を管理する。ホームアドレス「IPhar」は、端末がどのネットワークに在圏しているかによらず、当初から割り当てられている不変のIPアドレスである。ネットワーク内では、「AR.x」のような、各セル内の端末に対して各アクセスルータによって割り当てられる一時的なアドレス(IPra:IP routing address)も利用される。また、通信システム100には、相手端末に固有のホームアドレスIPhasと、その端末が在圏しているネットワーク内で使用されているアドレス「ANRs.x」との対応関係を管理するホーム配信管理装置(HRMs)140を有する。
図2は、図1の通信システム100における通信方法のフローチャートを示す図(その1)を示す。概して、図2では移動端末120が相手端末136との通信を開始する際の手順を示す。ステップ202に示されるように、移動端末120は、ホームアドレス「IPhar」で指定された相手端末136宛のパケット信号を、自身の所属するアクセスルータ112に送信する。アクセスルータ112では、送信テーブル(TSP:Table of Packet)を検索し、相手端末136のアドレス「IPhar」をどのアクセスルータに又はどのアンカールータに送信すべきかを調べる。この送信テーブルに相手端末136にアクセスするためのアドレスが規定されていれば、パケット信号の宛先のアドレスを、送信テーブルの示すアドレスに変換し、パケット信号を配信する。
ステップ204に示されるように、送信テーブルに相手端末136に関する情報が存在しない場合は、アクセスルータ112は、その情報について、相手端末136のホームアドレス「IPhar」を管理するホーム配信管理装置(HRMr)に問い合わせる。そして、アクセスルータ112は、ステップ206に示されるように、相手端末136にアクセスするのに必要なアドレスを取得する。目下の例では、相手端末136は、アンカールータ124の配下のアクセスルータ128のセル132に属しているので、HRMr138では、ホームアドレス「IPhar」と、アンカールータ124の配下でのアドレス「oANRr.x」とが対応付けられており、後者のアドレスがアクセスルータ112に通知される。これにより、アクセスルータ112は、相手端末136のホームアドレス「IPhar」は、アンカールータ124の配下でのアドレス「oANRr.x」に変換するように、送信テーブルを作成する。
なお、図中の二重線で示される矢線(例えばステップ202)は、移動端末と相手端末との間でやりとりされるパケット信号を含む信号伝送であることを示し、そうでない矢線(例えばステップ204)は、実際に伝送されるパケット信号を含まない問い合わせに関する信号伝送を示す。
ステップ208に示されるように、以後アクセスルータ112に到来する「IPhar」宛のパケット信号は、「oANRr.x」宛の信号にアドレス変換され、ネットワークに送信される。
ステップ210に示されるように、アンカールータ124では、受信テーブル(TRP)の内容に従って、受信したパケット信号のアドレスを変換して配下のアクセスルータ128に送信する。その受信テーブルの内容(「oANRr.x」を「oARr.x」に変換すること)は、ネットワーク104内の端末の移動を管理するLRMr122により定められている。アクセスルータ128は、相手端末136がセル132内で通信することとなった際に、相手端末136に、そのセル内で使用するアドレス「oARr.x」を付与し、受信テーブルTRPにその対応関係(「oARr.x」を「IPhar」に変換すること)を登録しておく。
ステップ212に示されるように、アクセスルータ128が「oARr.x」宛のパケット信号を受信すると、受信テーブルに従って、宛先のアドレスを「IPhar」に変換し、セル132内の相手端末136に送信する。これにより、移動端末120からのパケット信号が、適切に相手端末136に届く。
次に、相手端末136が移動端末120に応答する場合は、ステップ214に示されるように、移動端末120のホームアドレス「IPhas」宛のパケット信号が、アクセスルータ128に届く。以後行われる手順は、ステップ202からステップ212に関して説明したのと同様である。アクセスルータ128では、送信テーブルを検索し、相手端末120のアドレス「IPhas」をどのようなアドレスに変換すべきかを調べる。それが規定されていればパケット信号の宛先のアドレスを、送信テーブルの示すアドレスに変換し、パケット信号を配信する。
ステップ216に示されるように、送信テーブルに移動端末120に関する情報が存在しない場合は、アクセスルータ128は、その情報について、移動端末120のホームアドレス「IPhas」を管理するホーム配信管理装置(HRMs)140に問い合わせる。そして、アクセスルータ128は、ホームアドレス「IPhas」に関連付けられている、アンカールータ110の配下でのアドレス「ANRs.x」を取得する。これにより、アクセスルータ128は、移動端末120のホームアドレス「IPhas」を、アンカールータ110の配下でのアドレス「ANRs.x」に変換するように、送信テーブルを作成する。
ステップ220に示されるように、以後アクセスルータ128に到来する「IPhas」宛のパケット信号は、「ANRs.x」宛の信号にアドレス変換され、ネットワークに送信される。
ステップ222に示されるように、アンカールータ110では、受信テーブルの内容に従って、受信したパケット信号のアドレスを変換して配下のアクセスルータ112に送信する。その受信テーブルの内容(「ANRs.x」を「oARs.x」に変換すること)は、ネットワーク102内の端末の移動を管理するLRMs108により定められている。アクセスルータ112は、移動端末120が自身のセル116内で通信することとなった際に、移動端末120に、そのセル内で使用するアドレス「oARs.x」を付与し、受信テーブルにその対応関係(「oARs.x」を「IPhas」に変換すること)を登録しておく。
ステップ224に示されるように、アクセスルータ112が「oARs.x」宛のパケット信号を受信すると、受信テーブルTRPに従って、宛先のアドレスを「IPhas」に変換し、セル116内の移動端末120に送信する。これにより、相手端末136からのパケット信号が、適切に移動端末120に届く。
このように、各通信ノードでパケット信号を中継する際に、カプセル化ではなくアドレス変換を行っているので、オーバーヘッドは長くならず、パケット転送を効果的に行うことが可能になる。また、移動端末及び相手端末は、通信を行う際に互いのホームアドレスのみを使用するので、端末の位置情報を含むルーティングアドレス(例えば、「ARr.x」,「oARs.x」等)は、ネットワーク内で隠蔽されるので、ユーザのプライバシーを保護することにもなる。(このような通信システムに関しては、例えば、非特許文献1参照)。
M.sawada,et al.,"Mobility management architecture for IP−based IMT network Platform", IEICE Society Conference, Sep.2002
図3は、図2のフローチャート以降に行われ得る動作を示す。これは、セル116内で、相手端末136と通信を行っている移動端末120が、他のセル118に移行し、セル間のハンドオーバを行う場合の様子を示す。
移動端末120がハンドオーバするには、アンカールータ110及び新たなアクセスルータ114における受信テーブルを更新する必要がある。以後移動端末120宛に到来するパケット信号を新たなアクセスルータ114に配信するためである。アクセスルータ114における受信テーブルの更新は、アクセスルータ114が移動端末120に対してアドレス「nARs.x」を割り当てる際に行うことが可能である。アンカールータ110の受信テーブルの更新については、ステップ301に示されるように、新たなアクセスルータ114が、LRMs108に対して受信テーブルを更新すべきことを通知する。そして、ステップ303に示されるように、LRMs108は、アンカールータ110の受信テーブルを更新するよう通知を行う。
アクセスルータ114は、受信テーブルの更新とは別に、送信テーブルを作成する必要がある。ステップ305に示されるように、移動端末120は、ホームアドレス「IPhar」で指定された相手端末136宛のパケット信号を送信するため、新たなアクセスルータ114にそのパケット信号を送信する。アクセスルータ114では、送信テーブルを検索するが、相手端末136のアドレス「IPhar」をどのようなアドレスに変換すべきかは、目下の場合不明である。未だこのアクセスルータ114から相手端末136へパケットを送信した実績がないからである。
ステップ304に示されるように、送信テーブルに相手端末136に関する情報が存在しない場合は、アクセスルータ114は、その情報について、相手端末136のホームアドレス「IPhar」を管理するホーム配信管理装置「HRMr」に問い合わせる。そして、アクセスルータ114は、ステップ306に示されるように、相手端末136に使用されているアドレスに関する情報を取得する。これにより、アクセスルータ114は、相手端末136のホームアドレス「IPhar」は、アンカールータ124の配下でのアドレス「oANRr.x」に変換するように、送信テーブルを作成する。
送信テーブルが作成されると、ステップ308に示されるように、それまでバッファリングされていた相手端末136宛のパケット信号が、送信テーブルに従って送信される。以後ステップ310,312に示されるようにパケット信号が転送され、相手端末136に到達する。
しかしながら、HRMr138は通常はネットワーク102から遠く隔たっており、HRMr138への問い合わせ(ステップ304)及びその応答(ステップ306)は長期化することが懸念される。このことは、移行先のアクセスルータにおける送信テーブルの作成に長時間を要することとなる。送信テーブルが作成されなければ、パケット信号を送信することはできない。このため、パケット信号の送信を円滑に行いつつハンドオーバを良好に行うことが困難になることが懸念される。特に、アクセスルータからの一連の問い合わせ(具体的には、ステップ304,306等)は、移動端末120から相手端末136へのパケットが送信されることにより起動され、問い合わせが完了するまでパケットはバッファリングされる。従ってそのパケットが相手端末136に届くまでの遅延が著しく増大することが懸念される。また、送信テーブルの作成が完了するまでの間、パケット信号をバッファリングする必要がある。送信テーブルの作成が長引くと、蓄積するパケット信号の量も増加するので、大容量のメモリを使用しなければならなくなる。
図4も、図2のフローチャート以降に行われ得る動作を示が、これは、相手端末136が、セル間のハンドオーバを行って、セル132から他のセル134に移行する場合の様子を示す。この場合において、アンカールータ124の配下のアクセスルータどうしの間のハンドオーバであれば、図3のステップ301ないし306に示すのと同様の手順で、新たなアクセスルータ(図示せず)及びアンカールータ124における受信テーブルを更新することが可能である。従って、この場合における問題点も、図3に説明したのと同様であるため、説明を省略する。
図4では、アンカールータも変更されるようなハンドオーバを行うことを想定している。ステップ402に示されるように、相手端末136が新たなアクセスルータ130にアクセスし、アクセスルータ130が受信テーブルを作成し、アクセスルータ130内でのアドレス「nARr.x」が、相手端末のホームアドレス「IPhar」に対応付けられる。
ステップ404に示されるように、アクセスルータ130は、LRMr122に対して、アンカールータの受信テーブルを更新するよう要請する。これに応答して、ステップ406に示されるように、LRMr122及び新たなアンカールータ126における受信テーブルは、アドレス「nANRr.x」を、アクセスルータ130でのアドレス「nARr.x」に対応させる。
ステップ408に示されるように、LRMr122は、HRMr138に対して、相手端末のホームアドレス「IPhar」を、新たなアンカールータの配下のアドレス「nANRr.x」に対応させるよう更新することを要請する。
ステップ410に示されるように、この更新を行ったHRMr138は、過去に相手端末138に対して問い合わせを行ったアクセスルータ等に対して、相手端末のホームアドレス「IPhar」を、新たなアンカールータの配下のアドレス「nANRr.x」に対応させるよう更新したことを通知する。目下の例では、図2のステップ204及び206にて、アクセスルータ112がHRMr138に問い合わせを行っており、HRMr138はそのことを記憶している。この通知を受けたアクセスルータ112は、相手端末136のアドレス「IPhar」が、「nANRr.x」に変換されるよう送信テーブルを更新する。これにより、以後、相手端末136宛のパケットは、適切に送信されることとなる。
しかしながら、このようにして行われる送信テーブルの更新(ステップ410)は、第1及び第2のネットワーク102,104から通常は遠く隔たっているHRMr138を経由して行われるので、更新に要する時間が長期化することが懸念される。したがって、この場合もアクセスルータ112における送信テーブルが速やかに作成されず、場合によっては、多くのパケットが、ハンドオーバする前に使用していたアンカールータ124に送信され、信号の伝送効率が悪化することも懸念される。
本発明は、各通信ノードにて通信信号の宛先を示すアドレスを変換するために使用されるアドレス変換テーブルを、相手端末のハンドオーバに合わせて迅速に用意することの可能な通信システム、並びにその通信システムに使用される配信管理装置及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一形態による通信システムは、所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第1ローカル配信管理装置と、前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記相手端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理するホーム配信管理装置と、前記相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第2ローカル配信管理装置とを有する。当該通信システムは、前記第1ローカル配信管理装置が、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を有していない場合に、前記ホーム配信管理装置を経由して前記第2ローカル配信管理装置から、前記情報を取得するための管理手段を有する。当該通信システムは、前記移動端末が、前記移動端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記移動端末と無線通信を行う移行先のセルに属する配信手段からの要請に応じて、前記配信手段に、前記アドレスに関する情報を送信する通信手段を有する。
本発明によれば、各通信ノードにて通信信号の宛先を示すアドレスを変換するために使用されるアドレス変換テーブルを、移動端末又は相手端末のハンドオーバに合わせて迅速に用意することが可能になる。
図5は、本願実施例による通信システムを示す全体図である。通信システム500は、例えばある通信事業者の運営する移動電話サービスを行う第1のネットワーク502と、同一又は異なる他の通信事業者の運営する移動電話サービスを行う第2のネットワーク504と、それらの間を接続する例えばインターネット網である第3のネットワーク506を有する。 第1のネットワーク502内の移動端末に関する信号の送受信は、第1ローカル配信管理装置(LRMs)508により管理される。
第1のネットワーク502には、アンカールータ(ANRs)510と、このアンカールータ510の配下に接続されたアクセスルータ(AR)512,514が設けられている。アクセスルータ512,514はそれぞれセル516,518を有し、セル内の移動端末と通信を行うことが可能である。図示された例では、移動端末520が、アクセスルータ512のセル516内に位置している。ANRs510は、LRMs508の管理する内容に従って、受信したパケットを配下のアクセスルータ512,514に配信する。すなわち、LRMs508は、ANRs510にて受信されたパケットの宛先のアドレスをどのように変換して配下に送信すべきかを定める受信テーブル(TRP)を管理する。後述するように、本実施例におけるLRMs508は、従来のLRMとは異なり、受信テーブルだけでなく、各アクセスルータ512,514の送信テーブルに関する情報をも管理している。
同様に、 第2のネットワーク504内の移動端末に関する信号の送受信は、第2ローカル配信管理装置(LRMr)522により管理される。第2のネットワーク504には、アンカールータ(oANRr)524の配下に接続されたアクセスルータ(oARr)528と、アンカールータ(nANRr)526の配下に接続されたアクセスルータ(nARr)530が設けられている。アクセスルータ528,530は、それぞれセル532,534を有し、セル内の移動端末と通信を行うことが可能である。図示された例では、移動端末520の相手端末536が、アクセスルータ528のセル532内に位置している。アンカールータ524,526は、LRMr522の管理する内容に従って、受信したパケットを配下のアクセスルータ528,530に配信する。すなわち、LRMr522も、アンカールータの受信したパケットの宛先のアドレスをどのように変換して配下に送信すべきかを定める受信テーブル(TRP)に加えて、LRMs508で説明したのと同様に送信テーブル(TSP)をも管理する。
更に、通信システム500には、相手端末536に固有のホームアドレス「IPhar」と、その端末が在圏しているネットワークを管理しているローカル配信管理装置(LRMr)との対応関係を管理するホーム配信管理装置(HRMr)538を有する。この点、相手端末536のホームアドレス「IPhar」と、相手端末536の在圏するネットワークにて使用されるアドレスに関する情報「oANRr.x」との対応関係を管理していた従来のHRMr138と異なる。また、通信システム500には、移動端末520に固有のホームアドレス「IPhas」と、その端末が在圏しているネットワークを管理しているローカル配信管理装置(LRMs)との対応関係を管理するホーム配信管理装置(HRMs)540を有する。
図6は、本願実施例による通信システムに使用することの可能なローカル配信管理装置(LRM)の本発明に特に関連する主要な要素のブロック図である。ローカル配信管理装置(LRM)600の機能自体は、図5の第1及び第2のLRM508,522に共通するが、管理の対象となる端末が異なる。LRM600は、通信システム内の各通信ノードとの間の通信インターフェースとしての役割を果たす通信部602を有する。通信ノードは、具体的には、アクセスルータ(AR)、アンカールータ(ANR)、ホーム配信管理装置(HRM)、別のローカル配信管理装置(LRM)等である。LRM600は、LRM内の要素の動作を制御する管理部604を有する。LRM600は、キャッシュテーブル606を有し、キャッシュテーブル606には、受信テーブル608と、送信テーブル610が含まれる。更に、LRM600は、LRM600に問い合わせを行ったアクセスルータや、他のローカル配信管理装置等にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶部612を有する。
管理部604の管理する受信テーブル608の内容には、例えばアンカールータ510の配下の移動端末520に対してはアクセスルータ512に配信する、等の事項が含まれている。より具体的には、受信テーブルは、アンカルータ510で受信したパケットの宛先のアドレスをどのように変換すべきかについてのアドレス変換テーブルを規定する。更に、キャッシュテーブル606には、送信テーブル610も含まれる。この送信テーブルは、例えばアクセスルータ512の送信テーブルの内容に等しい。
図7は、本願実施例による通信システムに使用することの可能なホーム配信管理装置(HRM)の本発明に特に関連する主要な要素のブロック図である。ホーム配信管理装置(HRM)700の機能自体は、図5の第1及び第2のHRM538,540に共通するが、管理の対象となる端末が異なる。HRM700は、通信システム内の例えばLRMである通信ノードとの間の通信インターフェースとしての役割を果たす通信部702を有する。HRM700は、LRM内の要素の動作を制御する管理部704を有する。HRM700は、管理テーブル706を有する。更に、HRM700は、HRM700に問い合わせを行ったLRM等にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶部712を有する。
管理テーブルで管理される内容は、移動端末520や相手端末526のような端末に固有のホームアドレスと、このホームアドレスを有する端末が在圏しているネットワークを管理するLRMとの対応関係である。従って、HRM700が図5のHRMr538であるならば、管理テーブル706で管理される内容は、相手端末536に固有のホームアドレス「IPhar」と、この相手端末536の在圏するネットワーク504を管理するLRMr522との対応関係である。
図8は、図5の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その1)を示す。概して、図8では移動端末520が相手端末536との通信を開始する際の手順を示す。ステップ802に示されるように、移動端末520は、ホームアドレス「IPhar」で指定された相手端末536宛のパケット信号を、自身の所属するアクセスルータ512に送信する。アクセスルータ512では、送信テーブル(TSP)を検索し、相手端末536のアドレス「IPhar」をどのようなアドレスに変換すべきかを調べる。この送信テーブルに相手端末536に関するアクセスルータ等を示すアドレスが規定されていれば、パケット信号の宛先のアドレスを、送信テーブルの示すアドレスに変換し、パケット信号を配信する。
ステップ804に示されるように、送信テーブルに相手端末536に関する情報が存在しない場合は、アクセスルータ512は、その情報について、第1のネットワーク502を管理するローカル配信管理装置(LRMs)508に問い合わせる。LRMs508が、その情報を有していれば、問い合わせを行ったアクセスルータに直ちに通知される。
なお、図中の二重線で示される矢線(例えばステップ802)は、移動端末と相手端末との間でやりとりされるパケット信号を含む信号伝送であることを示し、そうでない矢線(例えばステップ804)は、実際に伝送されるパケット信号を含まない問い合わせに関する信号伝送を示す。
ステップ806に示されるように、LRMs508がその情報を有していなければ、相手端末536のホームアドレス「IPhar」を管理するHRMr538に問い合わせる。LRMs508に問い合わせを行ったアクセスルータ512に連絡を行うのに必要な情報(アドレス)は、管理部604の制御の下に記憶部612に格納される。なお、相手端末536に関する情報は、アクセスルータの送信テーブル(TSP)に関連するものであり、これはLRMs内の送信テーブル610に関連する。この送信テーブル610に相手端末536に関する情報の検索、及び検索結果に基づく情報の提供又は問い合わせ等の動作は、管理部604の制御の下に行われる。この問い合わせを受けたHRMr538は、管理部704の制御の下に管理テーブル706を参照し、問い合わせのあったホームアドレス「IPhar」を有する端末は、LRMr522の管理するネットワーク504に存在することを示す。
ステップ808に示されるように、HRMr538の管理する対応関係によって見出されたLRMr522へ更なる問い合わせを行うことで、相手端末536にアクセスするのに必要なアドレス「oANRr.x」が判明し、このアドレスが、ステップ810,812に示されるように、LRMs508に送信される。この場合においても、LRMr522は、問い合わせを行ったLRMs508にアクセスするのに必要なアドレスを、自身の記憶部612に格納する。相手端末536にアクセスするのに必要なアドレスが、LRMs508に到達すると、そのアドレス「oANRr.x」がLRMs508の送信テーブル610に書き込まれ、相手端末536のホームアドレス「IPhar」に対応するようにする。
ステップ814に示されるように、この相手端末536に関するアドレスが、問い合わせを行ったアクセスルータ512に送信され、ここでも送信テーブルが作成される。
ステップ818に示されるように、以後のパケットは、アクセスルータ512における送信テーブルに従ってアンカールータ524に送信され、ステップ820,822に示されるように、配下のアクセスルータ528に配信され、相手端末536に配信される。
次に、相手端末536の側から応答する際の手順を説明するが、この手順は、概してステップ802ないしステップ822までの上述の手順と同様である。ステップ824に示されるように、相手端末536は、ホームアドレス「IPhas」で指定された移動端末520宛のパケット信号を、自身の所属するアクセスルータ528に送信する。アクセスルータ528は、送信テーブル(TSP)を検索し、移動端末520のアドレス「IPhas」に関する情報を探す。目下の例ではそれは存在しない。
ステップ826に示されるように、送信テーブルに移動端末520に関する情報が存在しない場合は、アクセスルータ528は、その情報について、第2のネットワーク504を管理するローカル配信管理装置(LRMr)522に問い合わせる。LRMr522が、その情報を有していれば、問い合わせを行ったアクセスルータに直ちに通知される。
ステップ828に示されるように、LRMr522がその情報を有していなければ、移動端末520のホームアドレス「IPhas」を管理するHRMs540に問い合わせを行う。この問い合わせを受けたHRMs540は、管理部704の制御の下に管理テーブル706を参照し、問い合わせのあったホームアドレス「IPhas」を有する端末は、LRMs508の管理するネットワークに存在することを示す。
ステップ830に示されるように、HRMs540の管理する対応関係によって見出されたLRMs508へ更なる問い合わせを行うことで、移動端末520にアクセスするのに必要なアドレス「ANRs.x」が判明し、このアドレスが、ステップ832,834に示されるように、LRMr522に送信される。移動端末520にアクセスするのに必要なアドレスが、LRMr522に到達すると、そのアドレス「ANRs.x」がLRMr522の送信テーブル610に書き込まれ、移動端末520のホームアドレス「IPhas」に対応するようにする。
ステップ836に示されるように、この移動端末520に関するアドレスが、問い合わせを行ったアクセスルータ528に送信され、ここでも送信テーブルが作成される。
ステップ840に示されるように、以後のパケットは、アクセスルータ528における送信テーブルに従ってアンカールータ510に送信され、ステップ842,844に示されるように、配下のアクセスルータ512に配信され、移動端末520に配信される。
図9は、図5の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その2)を示す。これは、セル516内で相手端末536と通信を行っている移動端末520が、他のセル518に移行し、セル間のハンドオーバを行う場合の様子を示す。
移動端末520がハンドオーバするには、アンカールータ510及び新たなアクセスルータ514における受信テーブルを更新する必要がある。以後移動端末520宛に到来するパケット信号を新たなアクセスルータ514に配信するためである。アクセスルータ514における受信テーブルの更新は、アクセスルータ514が移動端末520に対してアドレス「nARs.x」を割り当てる際に行うことが可能である。
ステップ902に示されるように、アンカールータ510の受信テーブルの更新は、移動端末520が新たなセル518内で通信をすることとなった際に、新たなアクセスルータ514への信号の送信を契機に行うことが可能である。
ステップ904に示されるように、この信号に応じて、アクセスルータ514は、LRMs508に対して受信テーブルを更新すべきことを通知する。そして、ステップ906に示されるように、LRMs508は、アンカールータ510の受信テーブルを更新するよう通知を行う。
アクセスルータ514は、受信テーブルの更新に加えて、送信テーブルを作成する必要がある。
ステップ910に示されるように、アクセスルータ514は、相手端末に関する情報について、自身の属するネットワーク502を管理するLRMs508に問い合わせを行う。LRMs508は、上記のステップ812の際に、送信テーブルを作成しており、相手端末536にアクセスするのに必要なアドレス「oANRr.x」を有している。
ステップ912に示されるように、このアドレスが、問い合わせを行ったアクセスルータ514に送信される。これにより、アクセスルータ514は、相手端末536のホームアドレス「IPhar」をアドレス「oANRr.x」に変換するように、送信テーブルを作成する。
ステップ914に示されるように相手端末536宛のパケット信号が移動端末520からアクセスルータ514に送信される。以後ステップ916,918,920に示されるようにパケット信号が転送され、相手端末536に到達する。
従来は、図3に関して説明したように、移行先のアクセスルータは、相手端末へのパケット信号を受信し、それをバッファリングし、相手端末に関する情報をHRMrに問い合わせ、その後にパケット信号を相手端末側へ送信していた。このためハンドオーバの際に長期間を要していた。本実施例によれば、移行先のアクセスルータは、相手端末へのパケット信号を受信する前に、相手端末に関する情報を取得して送信テーブルを準備することができる。移行先のアクセスルータは、相手端末へのパケット信号を受信した後速やかに相手端末側へパケット信号を送信することが可能になる。LRMs508は、HRMr538とは異なり、第1のネットワーク502内の通信ノードと迅速に通信を行うことが可能である。移動端末520のハンドオーバの際に、単に、ネットワーク502を管理するLRMs508に問い合わせをすることで(HRMr538等を経由せずに)、移行先のアクセスルータ514は送信テーブルを作成することが可能である。従って、極めて迅速に送信テーブルを作成することが可能になる。また、本実施例によれば、送信テーブルが予め作成されるので、ハンドオーバの際にデータをバッファリングする必要がなくなる。
図10は、図5の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その3)を示す。図10も、図8のフローチャート以降に行われ得る動作を示が、これは、相手端末536が、セル間のハンドオーバを行って、セル532から他のセル534に移行する場合の様子を示す。この場合において、アンカールータ524の配下のアクセスルータどうしの間のハンドオーバであれば、図9に示すのと同様の手順で、新たなアクセスルータ(図示せず)及びアンカールータ124における受信テーブルを更新することが可能であるため、説明を省略する。
図10では、アンカールータも変更されるようなハンドオーバを行うことを想定している。ステップ1002に示されるように、相手端末536が新たなアクセスルータ530にアクセスし、アクセスルータ530が受信テーブルを作成し、アクセスルータ530内でのアドレス「nARr.x」が、相手端末のホームアドレス「IPhar」に対応するようにする。
ステップ1004に示されるように、アクセスルータ530は、LRMr522に対して、アンカールータの受信テーブルを更新するよう要請する。これに応答して、ステップ1006に示されるように、LRMr522及び新たなアンカールータ526にて、アドレス「nANRr.x」が、アクセスルータ530でのアドレス「nARr.x」に対応するようにする。
ステップ1008に示されるように、LRMr522は、LRMs508に対して、相手端末のホームアドレス「IPhar」を、新たなアンカールータの配下のアドレス「nANRr.x」に対応させるよう更新することを要請する。目下の例では、図8のステップ806及び808にて、LRMs508がLRMr522に問い合わせを行っており、LRMr522はそのことを記憶している。
ステップ1010に示されるように、この更新を行ったLRMs508は、過去に相手端末536に対して問い合わせを行ったアクセスルータ等に対して、相手端末のホームアドレス「IPhar」を、新たなアンカールータの配下のアドレス「nANRr.x」に対応させるよう更新したことを通知する。目下の例では、図8のステップ804にて、アクセスルータ512がLRMs508に問い合わせを行っており、LRMs508はそのことを記憶している。この通知を受けたアクセスルータ512は、相手端末536のアドレス「IPhar」が、「nANRr.x」に変換されるよう送信テーブルを更新する。これにより、以後、相手端末536宛のパケットは、適切に送信されることとなる。
このように、本実施例におけるハンドオーバに起因する送信テーブルの更新を行う際は、HRMr538のような遠方の通信ノードを経由せずに、迅速に送信テーブルを更新することが可能になる。この点、従来の手法(図4)と大きく異なる。
以上本願実施例によれば、移動端末又は相手端末のハンドオーバの際に、新たなアクセスルータが必要とする情報(特に、送信テーブルに必要な情報)を、ハンドーバに先立って、LRMが保有している。その情報は、呼が設立される場合のようなハンドオーバ前の時点でLRMに保存される。LRMは、そのネットワーク内の端末のモビリティを局所的に管理するためのものであるため、そのネットワーク内の通信ノードと迅速に通信をすることが可能である。このため、ハンドオーバに関与するアクセスルータは、そのネットワークを局所的に管理しているLRMに単に問い合わせることで、必要な情報を取得し、送信テーブルを速やかに用意することが可能になる。同一のネットワーク内のセル間をハンドオーバする場合に、移行先となるアクセスルータが問い合わせを行うLRMは同一である。従って、そのようなセル間のハンドオーバ毎に、レスポンスの遅いHRMに問い合わせを行う必要はなくなる。
更に、本願実施例によるホーム配信管理装置(HRM)は、端末に固有のホームアドレス(例えば、「IPhar」,「IPhas」等)と、その端末の在圏するネットワークのローカル配信装置(LRM)との対応関係を管理する。この点、端末のホームアドレスと、その端末にアクセスするのに必要なアドレスとの対応関係を管理していた従来のHRMと異なる。端末にアクセスするのに必要なアドレスは、具体的には、「ANRr.x」,「ANRs.x」のような、アンカールータへのルーティングアドレスである。一般に、アンカールータは、移動端末及び相手端末の位置関係によって異なり、場合によっては、1つの端末Aが複数のアンカールータを経由して複数の端末と通信する場合もある。このような場合に、従来のHRMならば、端末Aに対して、複数のアンカールータに関するアドレスを管理しなければならなくない。本願実施例によるHRMならば、この場合でもLRMはネットワーク全体に共通するので、HRMで管理する内容は、アンカールータの数にはよらず、ホームアドレスと1つのLRMとの対応関係であるに過ぎない。このため、本願実施例によれば、従来のHRMに比べて、HRMの管理負担を軽減させることが可能になる。
従来の通信システムの一例を示す全体図である。 図1の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その1)を示す。 図1の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その2)を示す。 図1の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その3)を示す。 本願実施例による通信システムを示す全体図である。 本願実施例による通信システムに使用することの可能なローカル配信管理装置(LRM)のブロック図である。 本願実施例による通信システムに使用することの可能なホーム配信管理装置(HRM)のブロック図である。 図5の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その1)を示す。 図5の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その2)を示す。 図5の通信システムにおける通信方法のフローチャートを示す図(その3)を示す。
符号の説明
100 通信システム
102 第1のネットワーク
104 第2のネットワーク
106 第3のネットワーク
108 送信側のローカル配信管理装置
110 アンカールータ
112 ハンドオーバ前に通信するアクセスルータ
114 ハンドオーバ後に通信するアクセスルータ
116 ハンドオーバ前に在圏していたセル
118 ハンドオーバ後に在圏するセル
120 移動端末
122 受信側のローカル配信管理装置
124 ハンドオーバ前に使用されていたアンカールータ
126 ハンドオーバ後に使用されるアンカールータ
128 ハンドオーバ前に使用されていたアクセスルータ
130 ハンドオーバ後に使用されるアクセスルータ
132 ハンドオーバ前に在圏していたセル
134 ハンドオーバ後に在圏するセル
136 相手端末
138 受信側のホーム配信管理装置
140 送信側のホーム配信管理装置
500 通信システム
502 第1のネットワーク
504 第2のネットワーク
506 第3のネットワーク
508 送信側のローカル配信管理装置
510 アンカールータ
512 ハンドオーバ前に通信するアクセスルータ
514 ハンドオーバ後に通信するアクセスルータ
516 ハンドオーバ前に在圏していたセル
518 ハンドオーバ後に在圏するセル
520 移動端末
522 受信側のローカル配信管理装置
524 ハンドオーバ前に使用されていたアンカールータ
526 ハンドオーバ後に使用されるアンカールータ
528 ハンドオーバ前に使用されていたアクセスルータ
530 ハンドオーバ後に使用されるアクセスルータ
532 ハンドオーバ前に在圏していたセル
534 ハンドオーバ後に在圏するセル
536 相手端末
538 受信側のホーム配信管理装置
540 送信側のホーム配信管理装置
600 ローカル配信管理装置
602 通信部
604 管理部
606 キャッシュテーブル
608 受信テーブル
610 送信テーブル
612 記憶部
700 ホーム管理装置
702 通信部
704 管理部
706 管理テーブル
712 記憶部

Claims (10)

  1. 所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第1ローカル配信管理装置と、
    前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記相手端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理するホーム配信管理装置と、
    前記相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第2ローカル配信管理装置と、
    を有する通信システムであって、前記第1ローカル配信管理装置が、
    前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を有していない場合に、前記ホーム配信管理装置を経由して前記第2ローカル配信管理装置から、前記情報を取得するための管理手段と、
    前記移動端末が、前記移動端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記移動端末と無線通信を行う移行先のセルに属する配信手段からの要請に応じて、前記配信手段に、前記アドレスに関する情報を送信する通信手段
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第1ローカル配信管理装置と、
    前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記相手端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理するホーム配信管理装置と、
    前記相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第2ローカル配信管理装置と、
    を有する通信システムであって、前記第1ローカル配信管理装置が、
    前記ネットワーク内のセルに属し前記移動端末と無線通信を行う第1配信手段と通信を行うための通信手段と、
    前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を有していない場合に、前記ホーム配信管理装置を経由して前記第2ローカル配信管理装置から、前記情報を取得するための管理手段と、
    前記第1配信手段にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段
    を有し、前記第2ローカル配信管理装置が、
    前記相手端末が、前記相手端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記相手端末と無線通信を行う移行先のセルに属する第2配信手段からの要請に基づいて、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新する管理手段と、
    前記第1ローカル配信管理装置が、前記第1配信手段に対して、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新するように、前記第1ローカル配信管理装置に対して、前記ハンドオーバ後の情報を通知する通信手段と、
    前記第1ローカル配信管理装置にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段
    を有することを特徴とする通信システム。
  3. 所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理するローカル配信管理装置であって、
    前記相手端末に固有のホームアドレスと前記相手端末の在圏する相手ネットワークとの対応関係を管理するホーム配信管理装置を経由して、前記相手ネットワーク内の信号の配信を管理する装置から、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を取得するための管理手段と、
    前記移動端末が、前記移動端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記移動端末と無線通信を行う移行先のセルに属する配信手段からの要請に応じて、前記配信手段に、前記アドレスに関する情報を送信する通信手段
    を有することを特徴とするローカル配信管理装置。
  4. 前記配信手段が、前記移動端末から前記相手端末へ伝送される信号を受信する前に、前記通信手段が、前記アドレスに関する情報を送信することを特徴とする請求項3記載のローカル配信管理装置。
  5. 前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記移動端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理するホーム配信管理装置と、
    移動端末と通信を行う相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理するローカル配信管理装置であって、
    前記相手端末が、前記相手端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記相手端末と無線通信を行う移行先のセルに属する配信手段からの要請に基づいて、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新する管理手段と、
    別のローカル配信管理装置が、前記ネットワーク内のセルに属し前記移動端末と無線通信を行う別の配信手段に対して、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新するように、前記別のローカル配信管理装置に対して、前記ハンドオーバ後の情報を通知する通信手段と、
    前記別のローカル配信管理装置にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段
    を有し、前記移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する前記別のローカル配信管理装置が、
    前記別の配信手段と通信を行うための通信手段と、
    前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を有していない場合に、前記ホーム配信管理装置を経由して前記ローカル配信管理装置から、前記情報を取得するための管理手段と、
    前記別の配信手段にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段
    を有することを特徴とするローカル配信管理装置。
  6. 所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第1ローカル配信管理装置と、
    前記相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第2ローカル配信管理装置と、
    を有する通信システムに使用されるホーム配信管理装置であって、
    前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記相手端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理する管理手段を有し、
    前記第1ローカル配信管理装置が、
    前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を有していない場合に、前記ホーム配信管理装置を経由して前記第2ローカル配信管理装置から、前記情報を取得するための管理手段と、
    前記移動端末が、前記移動端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記移動端末と無線通信を行う移行先のセルに属する配信手段からの要請に応じて、前記配信手段に、前記アドレスに関する情報を送信する通信手段
    を有することを特徴とするホーム配信管理装置。
  7. 所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第1ローカル配信管理装置と、
    前記相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第2ローカル配信管理装置と、
    を有する通信システムに使用されるホーム配信管理装置であって、
    前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記相手端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理する管理手段を有し、
    前記第1ローカル配信管理装置が、
    前記ネットワーク内のセルに属し前記移動端末と無線通信を行う第1配信手段と通信を行うための通信手段と、
    前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を有していない場合に、前記ホーム配信管理装置を経由して前記第2ローカル配信管理装置から、前記情報を取得するための管理手段と、
    前記第1配信手段にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段
    を有し、前記第2ローカル配信管理装置が、
    前記相手端末が、前記相手端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記相手端末と無線通信を行う移行先のセルに属する第2配信手段からの要請に基づいて、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新する管理手段と、
    前記第1ローカル配信管理装置が、前記第1配信手段に対して、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新するように、前記第1ローカル配信管理装置に対して、前記ハンドオーバ後の情報を通知する通信手段と、
    前記第1ローカル配信管理装置にアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段
    を有することを特徴とするホーム配信管理装置。
  8. 所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第1ローカル配信管理装置と、
    前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記相手端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理するホーム配信管理装置と、
    前記相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第2ローカル配信管理装置と、
    を有する通信システムにおける通信方法であって、
    前記第1ローカル配信管理装置が、前記ホーム配信管理装置の管理する前記対応関係に基づいて見出される前記第2ローカル配信管理装置から、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を取得するステップと、
    前記移動端末が、前記移動端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記移動端末と無線通信を行う移行先のセルに属する配信手段が、前記第1ローカル配信管理装置から前記アドレスに関する情報を取得するステップ
    より成ることを特徴とする前記通信システムにおける通信方法。
  9. 配信手段が前記第1ローカル配信管理装置から前記アドレスに関する情報を取得する前記ステップは、前記移動端末から前記相手端末へ伝送される信号を前記配信手段が受信する前に、前記アドレスに関する情報を前記配信手段が取得するステップより成ることを特徴とする請求項8記載の通信方法。
  10. 所望の相手端末と通信を行う移動端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第1ローカル配信管理装置と、
    前記相手端末に固有のホームアドレスと、前記相手端末の在圏するネットワークとの対応関係を管理するホーム配信管理装置と、
    前記相手端末の在圏するネットワーク内の信号の配信を管理する第2ローカル配信管理装置と、
    を有する通信システムにおける通信方法であって、
    前記ネットワーク内のセルに属し前記移動端末と無線通信を行う第1配信手段からの要請に基づいて、前記第1ローカル配信管理装置が、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を取得する情報取得ステップと、
    前記相手端末が、前記相手端末の在圏する前記ネットワーク内のセル間をハンドオーバする際に、前記相手端末と無線通信を行う移行先のセルに属する第2配信手段からの要請に基づいて、前記第2ローカル配信管理装置が、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新するステップと、
    前記第2ローカル配信管理装置が、前記第1ローカル配信管理装置に対して、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新するよう通知するステップと、
    前記第1ローカル配信管理装置が、前記第1配信手段に対して、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報をハンドオーバ後の情報に更新するよう通知するステップ
    より成り、前記情報取得ステップは、
    前記第1ローカル配信管理装置が、前記第1配信手段にアクセスするためのアドレスを記憶し、
    前記第1ローカル配信管理装置が、前記ホーム配信管理装置の管理する前記対応関係に基づいて見出される前記第2ローカル配信管理装置から、前記相手端末にアクセスするためのアドレスに関する情報を取得し、
    前記第2ローカル管理装置が、前記第1ローカル配信管理装置にアクセスするためのアドレスを記憶するステップ
    より成ることを特徴とする前記通信システムにおける通信方法。
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