JP2000092562A - ルータ装置、無線端末装置、無線基地局及びメッセージ送信制御方法 - Google Patents

ルータ装置、無線端末装置、無線基地局及びメッセージ送信制御方法

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JP2000092562A
JP2000092562A JP10261441A JP26144198A JP2000092562A JP 2000092562 A JP2000092562 A JP 2000092562A JP 10261441 A JP10261441 A JP 10261441A JP 26144198 A JP26144198 A JP 26144198A JP 2000092562 A JP2000092562 A JP 2000092562A
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淳 井上
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康郎 正畑
Yoshinari Kumaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを移動してパケット通信可能な
無線端末がサブネットネットを渡る移動の検出を高速に
実行可能とするルータ装置を提供すること。 【解決手段】 無線端末を無線基地局により収容するネ
ットワークに設置され、無線端末の移動通信をサポート
するルータ装置であって、自装置の属するサブネット内
にフォーリンエージェント広告メッセージを所定の時間
間隔で同報送信し、自装置の属するサブネット内に設置
される無線基地局から通知される端末移動可能性メッセ
ージに基づいてフォーリンエージェント広告メッセージ
を同報送信する時間間隔を一定の時間の間だけ所定の時
間間隔よりも短い時間間隔にするように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線端末を収容す
るネットワーク内に設置され、無線網から転送されるデ
ータパケットを、それらのネットワークを渡って移動す
る該無線端末の移動先へ転送可能なルータ装置、ネット
ワーク間を移動して通信を行うことが可能な無線端末、
該無線端末と通信する無線基地局及びメッセージ送信制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ルータ装置は、ネットワーク間を接続す
る際に用いられるもので、一方のネットワークから他方
のネットワークにデータグラム(データパケット)を転
送する役割を果たす。データグラムには転送すべき通信
情報データに加えてその送信元および最終宛先のネット
ワーク層アドレス(例えば、IPの場合はIPアドレ
ス)が記載されており、ルータ装置では、そのアドレス
情報に基づいてデータグラムの出力インタフェース(ポ
ート番号)および次の転送先ノード(ルータ装置もしく
は通信端末となる)を決定している。
【0003】ネットワークにおいて、端末Aから端末B
へIPパケットを送信する場合を例にとってルータ装置
によるルーティングについて説明する。この場合、端末
Aから発信されたIPパケットは、そのIPアドレスに
よりインターネット内でルーティングされ、端末Bが所
属するサブネットまで送信される。このとき、端末Aか
ら送信されるIPパケットは、インターネット内のルー
タ装置を通過する毎にデータリンク層→IPパケット→
IPヘッダ情報等の処理/出力先決定→データリンク層
パケット、といったIPフォワーディング処理が行われ
る。このIPパケットが最終のサブネットのルータ装置
に到着すると、ARP(AddressResolut
ion Protocol)により論理アドレス〜物理
アドレスの変換が行われ(IPアドレスからMACアド
レスを獲得し)、IPパケットにこのMACアドレス等
のデータリンク層ヘッダ情報を付加してデータリンク層
パケットに変換して端末Bへ送信される。なお、転送経
路の一部が無線伝送路になっていて、IPパケットがこ
の無線伝送路上を転送される際には、無線チャネルなど
の情報は、リンク層のMACアドレス内に指定される。
【0004】一方で、モバイル端末をインターネット系
のネットワークに収容する技術が研究/開発されてい
る。このようなモバイルアクセス技術として、Mobi
leIPを利用する方法が挙げられる。
【0005】モバイル端末を携帯したユーザがIPネッ
トワーク上を移動して通信することを考えた場合、移動
(位置の変化)に伴ってモバイル端末のネットワークア
ドレスが変化するので、これを管理し正しく通信内容を
到達させるための方式が必要となり、このためにMob
ile IPが使用される。すなわち、MobileI
Pは、モバイル端末がネットワーク上のどこに接続され
ている場合でも、他の端末からはモバイル端末が本来接
続されている場所(ホームネットワークのホームアドレ
ス)にあるように見せる技術であり、1996年10月
にIETFでRFC2002として標準化されたもので
ある。
【0006】なお、無線インタフェースを持つモバイル
端末を使い通信を行いながらネットワーク上の位置を変
えていくような場合にも、無線基地局との通信における
無線基地局の切替え処理(ハンドオフ)がネットワーク
層でなく無線のデータリンク層でサポートされるものと
すると、Mobile IPを特別な修正なく利用する
ことができる。
【0007】以下、図7を参照しながら、Mobile
IPの基本動作について説明する。モバイル端末(M
H)105が本来接続されているネットワーク(ホーム
ネットワーク)101―1には、ホームエージェント
(HA)106と呼ばれるルータが設置されている。こ
のモバイル端末105のアドレス(ホームアドレス)を
“10.2”とし、ホームエージェント106のアドレ
スを“10.1”とする。
【0008】ここで、モバイル端末105がホームアド
レス“10.2”の位置から移動し、移動先ネットワー
ク101−2に接続したと仮定する。移動先には、フォ
ーリンエージェントというルータ(FA)103が設置
されている。このフォーリンエージェント103のアド
レスを“20.1”とする。モバイル端末105は、移
動すると、このフォーリンエージェント103経由で、
自装置宛のパケットを受け取ることになる。
【0009】モバイル端末105は、自装置の現在位置
(この場合、フォーリンエージェント103のアドレ
ス、すなわち“20.1”となる。)を通知するため、
ホームエージェント106に現在位置のIPアドレス
“20.1”を通知する。これを受けたホームエージェ
ント106は、モバイル端末105のホームアドレス
“10.2”と現在位置アドレス“20.1”との対応
を管理する。
【0010】さて、モバイル端末105に通信しようと
する通信相手(CH)107は、モバイル端末105が
移動したことを知らず、そのホームアドレス“10.
2”にパケットを送信する。しかし、モバイル端末10
5はホームアドレスの位置“10.2”には現在不在で
あるので、これを管理するホームエージェント106が
このアドレス“10.2”宛のパケットをインターセプ
トし、これを予め登録された現在位置アドレス“20.
1”宛のIPパケット内にカプセル化して転送する。ア
ドレス“20.1”にいるフォーリンエージェント10
3は、転送されてきたパケット内のパケットを取り出し
て、移動してきているモバイル端末105にリンク層ア
ドレスを使って配送する。したがって、モバイル端末1
05は本来自装置がホームリンクで受信したであろうパ
ケットを受信できることになる。
【0011】逆方向に現在位置から通信相手107にパ
ケットを返す場合には、ホームエージェント106を経
由せずに、直接アクセス元に対してIPパケットを出力
する。その際、ソースアドレスは現在位置“20.1”
ではなく、ホームアドレス“10.2”を付ける。これ
により、通信相手107にもモバイル端末105はあた
かもホームリンクに接続し続けているように見え、移動
の影響がなくなる。
【0012】このような仕組みによって、ネットワーク
上の各ノードは、モバイル端末がどこに接続されている
場合でも、モバイル端末のホームアドレスを使ってモバ
イル端末にアクセスすることができるようになる。
【0013】このようにMobile IPを使って、
移動端末宛のデータパケットのルーティングを行うこと
により、以下のような利点がある。 (1)複数のサブネットを跨ぐ移動が可能になる。
【0014】無線端末であるモバイル端末と無線基地局
との間のデータパケット通信をサポートする場合、一定
のカバー範囲(複数の無線基地局のカバー範囲を包含す
るエリア)を1つのIPサブネットにマッピングする
(すなわち、当該複数の無線基地局を1つのIPサブネ
ットにマッピングする)ことが多い。この場合、無線端
末が、あるエリアの外縁部分に位置する無線基地局のカ
バー範囲から、そのエリアとは異なる隣接エリア(の外
縁部分に位置する無線基地局のカバー範囲)に移動した
場合に、IPサブネットを跨ぐ移動を行うことになる
(図1参照)。このようなIPサブネットを跨ぐ移動を
生じた場合に、移動先サブネットでは、それまで使用し
ていたIPアドレスをそのまま使用し続けることはでき
ないが、移動先サブネットに自動的にパケットを転送す
るMobile IPのルーティングを使用することに
より、別のサブネットに属するエリアに移動した場合に
も、そのままのアドレスを使用し続けて通信を行うこと
ができるようになる。
【0015】(2)移動に際し、TCP/IPのセッシ
ョンを保持できる。特に、Mobile IPを使用す
ることで、既に通信プログラムを起動した状態で、上記
のようなサブネットを跨ぐ移動を行ったとしても、それ
までのTCP/IPのセッションを保持したままで移動
の処理を行うことが可能になる。例えば、FTPによる
ファイル転送プログラムを継続したまま、別のサブネッ
トに移動することが可能になる。
【0016】なお、Mobile IPを利用してサブ
ネットを跨ぐ移動をした場合に、モバイル端末自装置に
おいてこの移動の発生を認識する必要があるが、Mob
ile IP方式では、サブネットを跨ぐ移動を検出す
る方式としてRFC2002にて例えば以下のものが示
されている。
【0017】(a)移動先のネットワークを流れるAR
Pなどのパケットの送信元を見て、そのネットワークア
ドレス部分を調べ、別のネットワークに移動したことを
推定する。
【0018】(b)移動先ネットワークにフォーリンエ
ージェントが存在することが確実であれば、フォーリン
エージェントが定期的にサブネットにブロードキャスト
(同報送信)するエージェント広告メッセージを受信
し、これの送信元アドレスのネットワークアドレスを調
べて別のネットワークに移動したことを決定する。
【0019】(c)移動先ネットワークにフォーリンエ
ージェントが存在することが確実であれば、移動ノード
がフォーリンエージェントを探索するエージェント要請
メッセージ(Agent Solicitation)
を送信し、これに応答したフォーリンエージェントアド
レスのネットワークアドレスを調べて別のネットワーク
に移動したことを検出する。なお、無線端末は、無線基
地局を介してエージェント広告メッセージやエージェン
ト要請メッセージとその応答メッセージを送受信するこ
とになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】一般に無線端末を収容
するシステムにおいて、無線基地局間の無線端末の受け
渡し(ハンドオフ)はリンク層機構を用いて極めて高速
に行うことが可能である。
【0021】しかし、無線端末からIPネットワークを
通じたデータ通信を行う場合であってこの無線端末のI
Pサブネットを渡る移動をMobile IP技術を使
用して行う場合、前述したようにフォーリンエージェン
トから定期的に発行されるエージェント広告メッセージ
やエージェント要請メッセージを基に無線端末が自装置
の現在の移動先を調べる方式では、リンク層機構による
無線基地局間ハンドオフに比べ、移動の検出に時間がか
かり、スムーズなIPサブネット間移動がでできないと
いう問題点があった。
【0022】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、無線端末からIPネットワークなどを通じたパケ
ット通信を行う場合にネットワーク上に設置され、相互
に連携してお互いのネットワークを行き来する無線端末
の現在位置情報を管理するとともに、通信相手からの通
信パケットを該無線端末の現在位置に経路制御し、か
つ、該無線端末におけるIPサブネットなどのサブネッ
トワークを渡る移動の検出を高速に実行可能とするルー
タ装置、無線携帯端末装置、無線基地局およびメッセー
ジ送信制御方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
ネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な無線
端末を無線基地局により収容できるネットワークに設置
されたルータ装置(例えば、フォーリンエージェント)
であって、自装置の属するサブネット内に自装置の識別
情報を含む所定のメッセージ(例えば、フォーリンエー
ジェント広告メッセージ)を所定の時間間隔で同報送信
するための手段と、自装置の属するサブネット内に移動
してきた無線端末の元のネットワーク層アドレスと現在
位置のリンク層アドレスとの対応を管理するための手段
と、自装置宛に転送されてきたパケットがカプセル化さ
れた形式である場合に、カプセル化を解き、得られたパ
ケットの宛先アドレスを調べ、該宛先アドレスを前記元
のネットワーク層アドレスとして対応する現在位置のリ
ンク層アドレスを調べ、該カプセル化を解いて得られた
パケットを該対応する現在位置のリンク層アドレス宛に
配送するための手段と、自装置の属するサブネット内に
設置される無線基地局から通知される所定の制御情報
(例えば、端末移動可能性メッセージ)に基づいて、前
記所定のメッセージを同報送信する時間間隔を、一定の
時間の間だけ、前記所定の時間間隔よりも短い時間間隔
にするように制御するための手段とを備えたことを特徴
とする。
【0024】好ましくは、前記無線基地局から通知され
る所定の制御情報は、該無線基地局に地理的に隣接し且
つ異なるサブネットに属する他の無線基地局に、無線端
末が少なくとも1台接続していることを示すものである
ようにしてもよい。
【0025】本発明(請求項3)は、ネットワーク間を
移動して通信を行うことが可能な無線端末を無線基地局
により収容できるネットワークに設置されたルータ装置
(例えば、フォーリンエージェント)であって、自装置
の属するサブネット内に自装置の識別情報を含む所定の
メッセージ(例えば、フォーリンエージェント広告メッ
セージ)を所定の時間間隔で同報送信するための手段
と、自装置の属するサブネット内に移動してきた無線端
末の元のネットワーク層アドレスと現在位置のリンク層
アドレスとの対応を管理するための手段と、自装置宛に
転送されてきたパケットがカプセル化された形式である
場合に、カプセル化を解き、得られたパケットの宛先ア
ドレスを調べ、該宛先アドレスを前記元のネットワーク
層アドレスとして対応する現在位置のリンク層アドレス
を調べ、該カプセル化を解いて得られたパケットを該対
応する現在位置のリンク層アドレス宛に配送するための
手段と、自装置の属するサブネット内に設置される無線
基地局から自局に無線端末が少なくとも1台接続してい
ることを示す情報と該無線基地局に隣接する無線基地局
群の情報とを受信し、該無線基地局群に含まれる各無線
基地局を管理するルータ装置を検索し、検索されたルー
タ装置のうち少なくとも1つが自装置と異なる場合に、
該自装置とは異なるルータ装置に対して、前記所定のメ
ッセージの同報送信の時間間隔を一定時間の間だけ短く
すべきである旨を示す所定の制御情報(例えば、端末移
動可能性メッセージ)を通知する手段と、他のサブネッ
ト内に設置されるルータ装置から通知される前記所定の
制御情報に基づいて、前記所定のメッセージを同報送信
する時間間隔を、一定の時間の間だけ、前記所定の時間
間隔よりも短い時間間隔にするように制御するための手
段とを備えたことを特徴とする。
【0026】好ましくは、前記識別情報は、自装置の属
するサブネット内に移動してきた前記無線端末が、自端
末がそれまで属していたサブネットから異なるサブネッ
トに移動したことを検出するために使用されるようにし
てもよい。
【0027】好ましくは、前記制御情報を一定の時間間
隔で検査し、該所定の制御情報が所定の条件を満たす場
合には、前記所定のメッセージの同報送信の時間間隔を
一定時間の間だけ短くし、該所定の制御情報が所定の条
件を満たさない場合には、同報送信の時間間隔を元の所
定の時間間隔のままとするようにしてもよい。
【0028】本発明(請求項6)は、ルータ装置(例え
ば、フォーリンエージェント)に収容され、ネットワー
ク間を移動して通信を行うことが可能な無線端末と通信
する無線基地局であって、自局が収容されているルータ
装置(例えば、フォーリンエージェント)の属するサブ
ネットアドレスを保持する手段と、自局に少なくとも1
台の無線端末が接続したことを検出する手段と、地理的
に隣接する他の無線基地局に、前記サブネットアドレス
を示す情報と自局に無線端末が少なくとも1台接続して
いる旨とを含む情報を通知する手段と、前記情報が通知
された場合に、該情報に含まれる前記サブネットアドレ
スと自局が保持するサブネットアドレスとを比較し、両
者が一致しない場合には、自局が収容されるルータ装置
に対し、その識別情報を含む所定のメッセージ(例え
ば、フォーリンエージェント広告メッセージ)の同報送
信の時間間隔を一定時間の間だけ短くすべきである旨を
示す所定の制御情報(例えば、端末移動可能性メッセー
ジ)を通知する手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】本発明(請求項7)は、ルータ装置(例え
ば、フォーリンエージェント)に収容され、ネットワー
ク間を移動して通信を行うことが可能な無線端末と通信
する無線基地局であって、自局に隣接する無線基地局で
且つそれが収容されるルータ装置のサブネットアドレス
が自局のものと異なるものの一覧情報を保持する手段
と、自局に少なくとも1台の無線端末が接続したことを
検出する手段と、自局に少なくとも1台の無線端末が接
続したことが検出された場合に、前記一覧情報に含まれ
る無線基地局に、自局に無線端末が少なくとも1台接続
している旨を含む情報を通知する手段と、前記情報が通
知された場合に、自装置が収容されるルータ装置に対
し、その識別情報を含む所定のメッセージ(例えば、フ
ォーリンエージェント広告メッセージ)の同報送信の時
間間隔を一定時間の間だけ短くすべきである旨を示す所
定の制御情報(例えば、端末移動可能性メッセージ)を
通知する手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】本発明(請求項8)は、ルータ装置(例え
ば、フォーリンエージェント)に収容され、ネットワー
ク間を移動して通信を行うことが可能な無線端末と通信
する無線基地局であって、自局がサブネットを形成する
無線基地局群の地理的な外縁部分に所属するか否かを認
識するための手段と、自局に少なくとも1台の無線端末
が接続したことを検出する手段と、自局がサブネットを
形成する無線基地局群の地理的な外縁部分に所属するも
のであり、且つ、自局に少なくとも1台の無線端末が接
続したことが検出された場合に、自局に接続した無線端
末に対し、自端末が接続している無線基地局を収容する
ルータ装置の識別情報を得るための所定のメッセージ
(例えば、フォーリンエージェント要請メッセージ)を
一定時間の間だけ短い時間間隔で送信すべきである旨を
示す移動可能性メッセージを通知する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0031】本発明(請求項9)は、無線基地局を介し
てルータ装置に接続され、ネットワーク間を移動して通
信を行うことが可能な無線端末であって、自端末の地理
的な現在位置をカバー範囲とするサブネット内に設置さ
れる無線端末をサポートするためのルータ装置(例え
ば、フォーリンエージェント)を問い合わせするための
所定のメッセージ(例えば、フォーリンエージェント要
請メッセージ)情報を送信する手段と、自装置が接続し
ている無線基地局から通知される地理的な位置に関する
情報を含む位置情報に基づいて、前記所定のメッセージ
を一定時間の間だけ短い時間間隔で送信するよう制御す
るための手段とを備えたことを特徴とする。
【0032】好ましくは、前記所定のメッセージを受信
したルータ装置から返送された応答メッセージに含まれ
る送信元アドレスの情報に基づき、自端末がそれまで所
属していたネットワークから異なるネットワークに移動
したことを検出する手段をさらに備えるようにしてもよ
い。
【0033】好ましくは、前記無線基地局から通知され
る位置情報は、該無線基地局に隣接する他の無線基地局
のうちの少なくとも1つが、現在のネットワークとは異
なるネットワークに属することを示すものであるように
してもよい。
【0034】好ましくは、前記無線基地局から通知され
る位置情報を一定の時間間隔で検査し、該位置情報が、
該無線基地局に隣接する他の無線基地局のうちの少なく
とも1つが、現在のネットワークとは異なるネットワー
クに属することを示すものである場合には、前記所定の
メッセージの送信の時間間隔を一定時間の間だけ短く
し、該位置情報が、該無線基地局に隣接する他の無線基
地局のうちの少なくとも1つが、現在のネットワークと
は異なるネットワークに属することを示すものでない場
合には、前記所定のメッセージの送信の時間間隔を元の
ままとするようにしてもよい。
【0035】本発明(請求項13)は、サブネット間を
移動可能な無線端末と通信を行う無線基地局を複数設置
し且つ各無線基地局を介して転送されるデータパケット
を転送するルータ装置(例えば、フォーリンエージェン
ト)を設置したサブネットを複数相互接続したネットワ
ークにおける、ルータ装置のメッセージ送信制御方法で
あって、自装置の属するサブネット内に自装置の識別情
報を含む所定のメッセージ(例えば、フォーリンエージ
ェント広告メッセージ)を所定の時間間隔で同報送信
し、自装置の属するサブネット内に設置される無線基地
局から通知される所定の制御情報(例えば、端末移動可
能性メッセージ)に基づいて、前記所定のメッセージ
を、一定の時間の間だけ、前記所定の時間間隔よりも短
い時間間隔で同報送信することを特徴とする。
【0036】好ましくは、前記無線基地局から通知され
る所定の制御情報は、該無線基地局に地理的に隣接し且
つ異なるサブネットに属する他の無線基地局に、無線端
末が少なくとも1台接続していることを示すものである
ようにしてもよい。
【0037】本発明(請求項15)は、サブネット間を
移動可能な無線端末と通信を行う無線基地局を複数設置
し且つ各無線基地局を介して転送されるデータパケット
を転送するルータ装置(例えば、フォーリンエージェン
ト)を設置したサブネットを複数相互接続したネットワ
ークにおける、ルータ装置のメッセージ送信制御方法で
あって、自装置の属するサブネット内に自装置の識別情
報を含む所定のメッセージ(例えば、フォーリンエージ
ェント広告メッセージ)を所定の時間間隔で同報送信
し、自装置の属するサブネット内に設置される無線基地
局から自局に無線端末が少なくとも1台接続しているこ
とを示す情報と該無線基地局に隣接する無線基地局群の
情報とを受信した場合に、該無線基地局群に含まれる各
無線基地局を管理するルータ装置を検索し、検索された
ルータ装置のうち少なくとも1つが自装置と異なる場合
に、該自装置とは異なるルータ装置に対して、前記所定
のメッセージの同報送信の時間間隔を一定時間の間だけ
短くすべきである旨を示す所定の制御情報(例えば、端
末移動可能性メッセージ)を通知し、他のサブネット内
に設置されるルータ装置から前記所定の制御情報を受信
した場合に、前記所定のメッセージを、一定の時間の間
だけ、前記所定の時間間隔よりも短い時間間隔で同報送
信することを特徴とする。
【0038】好ましくは、前記無線基地局間の無線端末
の移動に対するデータの受け渡しは無線リンク上のチャ
ネル切替え機構を用いて行い、前記サブネットの変化を
伴う無線基地局間の移動に対するデータ処理はMobi
le IPの登録およびデータ転送により行うようにし
てもよい。
【0039】好ましくは、前記識別情報は、自装置の属
するサブネット内に移動してきた前記無線端末が、自端
末がそれまで属していたサブネットから異なるサブネッ
トに移動したことを検出するために使用されるようにし
てもよい。
【0040】好ましくは、前記制御情報を一定の時間間
隔で検査し、該所定の制御情報が所定の条件を満たす場
合には、前記所定のメッセージの同報送信の時間間隔を
一定時間の間だけ短くし、該所定の制御情報が所定の条
件を満たさない場合には、同報送信の時間間隔を元の所
定の時間間隔のままとするようにしてもよい。
【0041】好ましくは、前記無線端末は、携帯型の無
線端末であってもよい。なお、装置に係る本発明は方法
に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に
係る発明としても成立する。
【0042】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
【0043】本発明によれば、あるサブネットのカバー
範囲の外縁部をカバーする無線基地局(自局と異なるサ
ブネットに属するような隣接無線基地局を持つ無線基地
局;自局と異なるフォーリンエージェント等のルータ装
置に接続するような隣接無線基地局を持つ無線基地局)
に少なくとも1つの無線端末が接続した場合に、当該無
線基地局から、この無線端末の移動先となり得る異なる
サブネットのルータ装置に、その旨が通知されるように
したので、この通知を受けたルータ装置は、エージェン
ト広告メッセージ等のブロードキャスト間隔を一定時間
の間、通常より短く再設定することにより、その後、無
線端末が実際に自装置のカバー範囲すなわちサブネット
内に移動してきた場合の当該無線端末における移動検出
に要する時間を短縮させることができる。
【0044】また、ブロードキャスト間隔を短くする時
間範囲を適宜調整することにより、各無線基地局のカバ
ー領域、無線携帯端末の移動速度、ネットワークで許容
されるトラフィック量などを考慮して、不要なパケット
数の増加を招くことなく、Mobile IPに基づく
移動検出を高速に行うことができる。
【0045】本発明によれば、あるサブネットのカバー
範囲の外縁部をカバーする無線基地局(自局と異なるサ
ブネットに属するような隣接無線基地局を持つ無線基地
局;自局と異なるフォーリンエージェント等のルータ装
置に接続するような隣接無線基地局を持つ無線基地局)
に少なくとも1つの無線端末が接続した場合に、当該無
線基地局から無線端末にその旨が通知されるようにした
ので、この通知を受けた無線端末は、エージェント要請
メッセージ等の送出間隔を短くすることにより、その
後、無線移動端末が実際に異なるサブネットに属する無
線基地局にローミングした際に、移動検出にかかる時間
を短縮させることができる。
【0046】また、エージェント要請メッセージの送出
間隔を短くする時間範囲を適宜調整することにより、各
無線基地局のカバー領域、ネットワークで許容されるト
ラフィック量などを考慮して、不要なパケット数の増加
を招くことなく、Mobile IPに基づく移動検出
を高速に行うことができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。図1に、本発明の一実施形態に
係るネットワークの基本構成例を示す。このネットワー
クでは、各無線基地局4を介して転送されたデータパケ
ットのIPネットワーク(例えばインターネット)1へ
の転送機能等を持つルータ装置が複数設置され、これら
複数のルータ装置3を介して複数のネットワーク2−
1,2−2が相互に接続されているものとする。図1に
例示したような形態のネットワークは、例えば、無線通
信事業者などにより運用される。
【0048】なお、各IPサブネットには、他にもIP
アドレスを持つ端末やルータが接続されていても構わな
い。1台のルータ装置3は、1つのサブネットに相当す
るネットワークにマッピングされる。すなわち、所定の
台数の無線基地局4でカバーされる地理的範囲を無線携
帯端末5が移動している間は、その無線携帯端末5は同
一のサブネットに所属しており、そのIPアドレスも一
定で変わらないものと仮定する。サブネットの範囲につ
いては適宜設定可能であるが、収容する端末が多過ぎる
と、各端末がサブネット内に発信するARPパケットの
トラフィック量が増加してしまい、性能劣化を招くの
で、適当な範囲でサブネットに分割することが望まし
い。
【0049】無線携帯端末5が移動する際、同一のルー
タ装置3に収容される無線基地局4の間で移動する場合
は、IPネットワークで振られたIPアドレスは変化せ
ず、したがってリンク層(無線リンク)でのチャネル変
更機能により無線携帯端末の受け渡し(ハンドオフ)の
処理が行われる。このリンク層機能によるハンドオフは
極めて高速に行うことができる。
【0050】一方、異なるルータ装置3に収容される無
線基地局4の間(すなわち、サブネットワークの異なる
無線基地局4の間)で無線携帯端末5が移動する場合
は、IPアドレスを付け替えることが必要になる。この
ための方式としてIETF RFC2002で定義され
るMobile IPを使用し、移動先のネットワーク
で新たに獲得したアドレス(Care−of addr
ess)宛にパケットをカプセル化して転送し、このカ
プセルを解いたデータを無線携帯端末に供給する、とい
う方式を使用する。
【0051】このために、各ネットワークに配置される
ルータ装置3は、RFC2002で定義されるフォーリ
ンエージェント(Foreign Agent)として
動作するものとする。すなわち、・無線携帯端末5がM
obile IP移動する場合、そのCare−ofA
ddressはフォーリンエージェントすなわちノード
装置3のIPアドレスとなる。・移動中の無線携帯端末
宛のパケットは、フォーリンエージェント宛IPパケッ
ト内にカプセル化されて転送され、フォーリンエージェ
ント3でカプセル化を解かれて、リンク層機構により該
当する無線携帯端末5に配送される。・この配送を行う
ため、無線携帯端末5の登録メッセージを中継する際
に、リンク層アドレスとIP(ホーム)アドレスとの対
応テーブルを作成しておく。
【0052】さて、Mobile IP方式で、サブネ
ットを跨ぐ移動を検出する方式として、RFC2002
には、以下の方式が示されている。 (a)移動先のネットワークを流れるARPなどのパケ
ットの送信元を見て、そのネットワークアドレス部分を
調べ、別のネットワークに移動したことを推定する。 (b)移動先ネットワークにフォーリンエージェントが
存在することが確実であれば、フォーリンエージェント
が定期的にサブネットにブロードキャストするエージェ
ント広告メッセージを受信し、これの送信元アドレスの
ネットワークアドレスを調べて別のネットワークに移動
したことを決定する。 (c)移動先ネットワークにフォーリンエージェントが
存在することが確実であれば、移動ノードがフォーリン
エージェントを探索するエージェント要請メッセージ
(Agent Solicitation)を送信し、
これに応答したフォーリンエージェントアドレスのネッ
トワークアドレスを調べて別のネットワークに移動した
ことを検出する。
【0053】ここでは、各移動先サブネットにフォーリ
ンエージェントが存在するものと仮定し、上記の(b)
または(c)の方式を使用するものとする。したがっ
て、無線携帯端末5が異なるサブネットに移動した場合
に、以下のような処理を行うことが必要になる。
【0054】(1)無線携帯端末5は、移動先のサブネ
ットのフォーリンエージェント3が定期的にブロードキ
ャストするエージェント広告メッセージを聞き、これが
それまで自装置が属していたサブネットのものと異なる
ことを認識すると、発信元のフォーリンエージェントア
ドレスを新規のCare−of addressとす
る。これに代えてもしくはこれとともに、無線携帯端末
5は、フォーリンエージェント3を探索するエージェン
ト要請メッセージ(Agent Solicitati
on)を、送信し、これに応答したフォーリンエージェ
ントアドレスのネットワークアドレスが、それまで自装
置が属していたサブネットのものと異なることを認識す
ると、発信元のフォーリンエージェントアドレスを新規
のCare−of addressとする。
【0055】(2)無線携帯端末5は、サブネット間の
移動を検出した場合、Care−of address
を使ってRFC2002の登録メッセージを、移動前サ
ブネットのホームエージェントに送信し、ホームエージ
ェントからの登録応答メッセージを受信する。なお、こ
こでは、該無線携帯端末5の移動前に属していたサブネ
ットのルータ装置(フォーリンエージェント)3がRF
C2002のホームエージェントとしても動作するもの
とする。
【0056】(3)移動前サブネットのホームエージェ
ント3にて登録が受諾されると、ホームエージェント3
は、それ以降、元のアドレス宛に送信されたパケットを
現サブネットのフォーリンエージェント宛にIP−in
−IP方式(RFC2003参照)やMinimal
Encapsulation(RFC2004)などと
いったカプセル化方式によりトンネリングを使って転送
する。
【0057】(4)移動先サブネットのフォーリンエー
ジェント3は、カプセル化を解いてパケットを無線携帯
端末5宛に配送する。なお、無線携帯端末は、無線基地
局を介してエージェント広告メッセージやエージェント
要請メッセージとその応答メッセージを送受信すること
になる。
【0058】ここで、上記のサブネットを渡る移動の解
決に際し、最も時間のロスとなる処理は、上記(1)の
エージェント広告メッセージを聞く動作、もしくはエー
ジェント要請メッセージを送信し、これに対する応答を
聞く動作である。
【0059】一般には、サブネット上のトラフィックを
無用に増加させられないので、エージェント広告メッセ
ージは数百ミリ秒〜数秒のオーダーでしか同報送信でき
ない。また、エージェント要請メッセージについては、
無線端末のようにシームレスに他のネットワークに移動
していく場合には、どのタイミングでエージェント要請
メッセージを出すべきかが明確でなく、逆にエージェン
ト要請メッセージをむやみに頻繁に送出するのも、端末
のCPUパワーとネットワーク容量の浪費になるので、
好ましくない。
【0060】そこで、各無線基地局側で、(1)自装置
に隣接する無線基地局に少なくとも1台の無線端末が接
続されている、かつ、(2)その隣接する無線基地局が
自装置と異なるネットワークに属している、旨を示す信
号を検出し、これらがオンであることを通知されたフォ
ーリンエージェントは、近い将来に新規の無線端末が自
装置のネットワークに移動してきて、エージェント広告
メッセージを聞くようになるものと判断し、エージェン
ト広告メッセージの送出間隔を短くする、という処理を
行うことが考えられる。
【0061】例えば、各無線基地局のカバー範囲が図2
に示すようなものであった場合、他のサブネット領域と
隣接する無線基地局1、2、〜、nについて、上記の条
件(1)の検出を行えばよい。条件(1)の検出を無線
基地局1、2、〜、nについて行い、これらのうち少な
くとも1つの無線基地局が、隣接する異ネットワーク所
属の無線基地局に無線端末が接続する、という情報を通
知してきた場合に、フォーリンエージェントのエージェ
ント広告メッセージの送出間隔を短くする。
【0062】以下、このような制御を実現するためのい
くつかの構成例を示す。 <第1の構成例>まず、第1の構成例について説明す
る。
【0063】この例では、無線携帯端末5は、少なくと
も、エージェント広告メッセージに基づくサブネット間
移動検出を行うものとする。図3に、フォーリンエージ
ェントおよびそのフォーリンエージェントに管理される
無線基地局の構成例を示す。
【0064】図3に示されるように、この無線基地局4
(図3では4−1,4−2)は、サブネットアドレスレ
ジスタ41、端末接続ステータスレジスタ42、対隣接
無線基地局間通信ユニット43、比較器44を有する。
また、フォーリンエージェント3は、エージェント広告
送信ユニット31を有する。
【0065】各無線基地局のサブネットアドレスレジス
タ41は、その無線基地局が収容されるIPサブネット
アドレスを記憶するレジスタで、IPネットワーク構成
時にセットされる。端末接続ステータスレジスタ42
は、その無線基地局に少なくとも1台の無線携帯端末が
接続していることを示すレジスタである。
【0066】無線基地局(4−2参照)は、定期的に、
サブネットアドレスレジスタ41と端末接続ステータス
レジスタ42の値を、対隣接無線基地局間通信ユニット
43を介して、カバー範囲が隣接する他の無線基地局
(4−1参照)に通知する。なお、この通知には制御線
等を利用してもよい。
【0067】この通知情報を受信した側の無線基地局
(4−1参照)では、通知された端末接続ステータスレ
ジスタ42の値がオンを示すことと、通知されたサブネ
ットアドレスレジスタ41の値と自装置のサブネットア
ドレスレジスタ41とが異なっていることとを、比較器
44で調べ、それらがともに検出された場合に、フォー
リンエージェント3に対し、端末移動可能性メッセージ
を通知する。
【0068】フォーリンエージェント3は、通常、所定
の時間間隔でエージェント広告メッセージを送出(同報
送信)しているが、この端末移動可能性メッセージを受
けると、エージェント広告送信ユニット31に制御コマ
ンドを送り、一定時間の間、エージェント広告メッセー
ジの送出間隔を上記所定の時間間隔より短くする。
【0069】例えば、図2で無線基地局1に接続する異
ネットワーク所属の無線基地局mの無線チャネルを無線
携帯端末が使用するようになると、上記のようにして端
末移動可能性メッセージが通知され、これを受けたフォ
ーリンエージェント(ルータ装置)は、エージェント広
告メッセージの送出間隔を、例えばそれまでの30分の
1に、短くして、この無線携帯端末が、この一定時間の
間に自装置のサブネット領域に入ってきた場合に、移動
検出を高速に行えるようにする。
【0070】<第2の構成例>次に、第2の構成例につ
いて説明する。この例は、各無線基地局で隣接する無線
基地局のサブネット情報を管理することで、余分なメッ
セージの送出を抑制することを可能にしたものである。
【0071】この例でも、無線携帯端末5は、少なくと
も、エージェント広告メッセージに基づくサブネット間
移動検出を行うものとする。図4に、フォーリンエージ
ェントおよびそのフォーリンエージェントに管理される
無線基地局の構成例を示す。
【0072】図4に示されるように、この無線基地局4
(図4では4−1,4−2)は、隣接無線基地局情報テ
ーブル51、端末接続ステータスレジスタ52、対隣接
無線基地局間通信ユニット53を有する。また、フォー
リンエージェント3は、エージェント広告送信ユニット
31を有する。
【0073】各無線基地局は、隣接する無線基地局を管
理する隣接無線基地局情報テーブル51を保持し、これ
に各隣接無線基地局の所属するサブネットアドレスと、
それが自装置のサブネットに一致するか否かを示すフラ
グ情報とを格納する。また、端末接続ステータスレジス
タ52は、図3と同様で、その無線基地局に少なくとも
1台の無線携帯端末が接続していることを示すレジスタ
である。
【0074】この例では、無線基地局(4−2参照)
は、端末接続ステータスレジスタ52がオンになった場
合にのみ、隣接無線基地局情報テーブル51のフラグ情
報がオンである隣接の無線基地局(4−1参照)に対
し、メッセージ通知を行う。なお、この通知には制御線
等を利用してもよい。
【0075】隣接無線基地局からこのメッセージを受け
た無線基地局(4−1参照)は、それを収容するフォー
リンエージェント3に対し、端末移動可能性メッセージ
を通知する。
【0076】この端末移動可能性メッセージを受けたフ
ォーリンエージェント3は、エージェント広告送信ユニ
ット31に制御コマンドを送り、一定時間の間、エージ
ェント広告メッセージの送出間隔を短くする。
【0077】<第3の構成例>次に、第3の構成例につ
いて説明する。この例は、各無線基地局で隣接する無線
基地局のリストを管理し、フォーリンエージェント側で
各無線基地局が所属するサブネットのフォーリンエージ
ェントの対応表を管理することで、メッセージの送出を
フォーリンエージェント間のみに抑制することを可能に
したものである。
【0078】この例でも、無線携帯端末5は、少なくと
も、エージェント広告メッセージに基づくサブネット間
移動検出を行うものとする。図5に、フォーリンエージ
ェントおよびそのフォーリンエージェントに管理される
無線基地局の構成例を示す。
【0079】図5に示されるように、この無線基地局4
は、隣接無線基地局情報テーブル61、端末接続ステー
タスレジスタ62、通信ユニット65を有する。また、
フォーリンエージェント3(図5では3−1,3−2)
は、エージェント広告送信ユニット31、無線基地局の
識別情報とその無線基地局の属するフォーリンエージェ
ントアドレスとの対応を登録したBS#−FAアドレス
対応表32を有する。
【0080】各無線基地局4は、隣接する無線基地局の
情報を管理する隣接無線基地局情報テーブル51を保持
する。また、端末接続ステータスレジスタ52は、図3
と同様で、その無線基地局に少なくとも1台の無線携帯
端末が接続していることを示すレジスタである。
【0081】フォーリンエージェント3は、各無線基地
局が所属するサブネットのフォーリンエージェントアド
レスの対応関係を検索する手段を持つ。ここでは、無線
基地局とフォーリンエージェントの対応表32を持つと
したが、外部のサーバに対応関係を問い合わせるように
しても構わない。
【0082】この例では、無線基地局4は、端末接続ス
テータスレジスタ52がオンになった場合に、隣接無線
基地局情報テーブル51の内容を、その無線基地局を管
理するフォーリンエージェント(3−1とする)に通知
する。なお、この通知には制御線等を利用してもよい。
【0083】フォーリンエージェント(3−1とする)
は、例えばBS#−FAアドレス対応表32を用いて、
送信された隣接無線基地局情報テーブル51の内容に、
自装置のサブネット以外に所属するものが存在するかを
チェックする。もしそのような無線基地局があれば、対
応するフォーリンエージェント(3−2とする)に端末
移動可能性メッセージの通知を行う。なお、この通知に
は制御線等を利用してもよい。
【0084】このメッセージを受けたフォーリンエージ
ェント(3−2とする)は、エージェント広告送信ユニ
ット31に制御コマンドを送り、一定時間の間、エージ
ェント広告メッセージの送出間隔を短くする。
【0085】ところで、上述したような各例のエージェ
ント広告メッセージ送出間隔制御において、エージェン
ト広告メッセージの送出間隔を短くしたままであると、
サブネット内のトラフィック量が非常に大きくなってし
まい、ネットワークの性能劣化を招くので、エージェン
ト広告メッセージを同報送信する時間間隔は、一定時間
範囲だけ、これを短くするものとする。例えば、最初は
20秒間のみ送出間隔を短くし、そこで再度、無線携帯
端末の無線基地局への接続状態を調べ、まだ隣接する異
なるネットワークに属する外縁部無線基地局と接続して
いるようであれば、再度20秒間送出間隔を短くする、
というようにする。さらに、もし無線携帯端末が全く動
いていないようであれば(同一の無線基地局範囲から例
えば2分たっても動かない、など)、エージェント広告
メッセージの送出間隔を短くすることをやめ、元の送出
間隔に戻すなどの制御も可能である。
【0086】<第4の構成例>次に、第4の構成例につ
いて説明する。この例は、無線携帯端末5の側で、自装
置がサブネットを渡る移動を行いそうなエリアの無線基
地局に移動しているという状態を検出したら、エージェ
ント要請メッセージを頻繁に送信して、いち早くネット
ワークを渡る移動を検出できるようにしたものである。
【0087】この例では、無線携帯端末5は、少なくと
も、エージェント要請メッセージに基づくサブネット間
移動検出を行うものとする。図6に、無線携帯端末およ
び無線基地局の構成例を示す。
【0088】図6に示されるように、この無線基地局4
は、サブネット外縁位置情報71、端末接続ステータス
レジスタ72、対端末通信ユニット76を有する。ま
た、無線携帯端末5は、Mobile IP処理部15
を有する。
【0089】各無線基地局4は、自装置がサブネットカ
バー範囲の外縁部分(図2の無線基地局1〜nに相当す
る位置)にあるか否かを知っており、自装置が外縁部分
に位置する無線基地局であれば、接続した無線携帯端末
5にそのような位置の無線基地局に接続している旨の信
号を送る。この信号を受けた無線携帯端末5は、エージ
ェント要請メッセージを一定時間の間、短い時間間隔で
送信し、サブネットを渡る移動を行った場合には直ちに
検出できるようにする。
【0090】すなわち、この例では、各無線基地局4
は、自装置の隣接する無線基地局のうち少なくとも1つ
の無線基地局とは異なるサブネットを保持していること
を示す、サブネット外縁部分位置情報71を保持する。
これは、IPネットワークおよび無線ネットワークの構
築時にネットワーク管理者により静的に設定される。
【0091】サブネット外縁部分位置情報71がオンで
ある無線基地局4は、移動してきて接続を確立した無線
携帯端末5に対し、独自のプロトコルに基づき、サブネ
ット外縁部接近メッセージを送出する。
【0092】これを受けた無線携帯端末5は、Mobi
le IP処理部15に制御信号を送り、IP接続完了
後にMobile IPのエージェント要請メッセージ
を一定時間の間、比較的短い間隔で送出し、これの応答
を調べてIPネットワーク上の位置情報の検出を行う。
【0093】この場合も、長時間の間、エージェント要
請メッセージを出し続けるのはサブネット内のトラフィ
ック量を増やすことになるので、一定の時間間隔を設け
て、再度位置情報をチェックする、という先に説明した
例と同様の方針でメッセージ送出を制御するのが望まし
い。
【0094】以上のように、ルータ側と無線携帯端末側
のいずれであっても、MobileIPの移動検出に必
要なメッセージの送出間隔を短くすることで、サブネッ
トを跨ぐ無線携帯端末の移動に対するMobile I
Pのハンドオフのオーバーヘッドを最小にしてスムーズ
な移動処理を可能にすることができる。
【0095】さて、従来、無線携帯端末を用いてIPネ
ットワークへのデータパケット転送サービスを行う場
合、各無線基地局間の端末の受け渡し(ハンドオフ)は
リンク層機構を用いて極めて高速に行うことが可能であ
るが、一方、複数のIPサブネットを渡る移動のハンド
オフを行う場合、Mobile IP方式で定義され
た、ルータ装置から一定間隔でサブネットにブロードキ
ャストされるエージェント広告メッセージを受信し、こ
の送信元アドレスを調べて別のネットワークに移動した
ことを決定する、もしくはエージェント要請メッセージ
を使って別のネットワークに移動したことを決定する、
という方式では、移動の検出に時間がかかり、スムーズ
なIPサブネット間移動ができないという問題点があっ
た。
【0096】本実施形態によれば、例えば、各無線基地
局に対し、自装置の近隣無線基地局に無線携帯端末が接
続しているか否かを示す情報、各近隣無線基地局と自装
置の収容されるIPネットワークアドレスが異なるか否
かを示す情報を保持し、近隣のIPネットワークが異な
る無線基地局に無線携帯端末が移動した旨を示す情報を
検出したら、その旨を、その無線基地局の収容されるI
Pサブネットのフォーリンエージェントとして動作する
ルータ装置に通知し、この通知を受けたルータ装置は、
エージェント広告メッセージのブロードキャスト間隔を
一定時間の間、通常より短く再設定する、などの制御を
行うことにより、その後、無線携帯端末がそのフォーリ
ンエージェントのカバー範囲すなわちサブネット内に移
動してきた場合における、無線携帯端末の自端末の移動
検出にかかる時間を短縮できるように制御できる。
【0097】また、ブロードキャスト間隔を短くする時
間範囲を適宜調整することにより、各無線基地局のカバ
ー領域、無線携帯端末の移動速度、ネットワークで許容
されるトラフィック量などを考慮して、不要なパケット
数の増加を招くことなく、Mobile IPに基づく
移動検出を高速に行うことができる。
【0098】また、本実施形態によれば、各無線携帯端
末が接続する無線基地局のサブネット上の位置情報を調
べ、サブネットの外縁に位置する無線基地局に接続した
場合に、一定時間エージェント要請メッセージの送出間
隔を短くすることで、その後、無線携帯端末が別のサブ
ネットに属する無線基地局にローミングした際に移動検
出にかかる時間を短縮できるように制御できる。
【0099】また、エージェント要請メッセージの送出
間隔を短くする時間範囲を適宜調整することにより、各
無線基地局のカバー領域、ネットワークで許容されるト
ラフィック量などを考慮して、不要なパケット数の増加
を招くことなく、Mobile IPに基づく移動検出
を高速に行うことができる。
【0100】なお、以上では、Mobile IPにお
けるモバイル端末を無線携帯端末として説明したが、も
ちろん携帯型でない無線通信機能を持つ端末でも使用可
能である。また、無線携帯端末もしくは無線端末は、通
信機能が内蔵されていなくても、無線通信装置を接続・
利用可能であればよい。
【0101】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。また、本実施形態は、コンピュー
タに所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュ
ータを所定の手段として機能させるための、あるいはコ
ンピュータに所定の機能を実現させるための)プログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として
も実施することもできる。本発明は、上述した実施の形
態に限定されるものではなく、その技術的範囲において
種々変形して実施することができる。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、あるサブネットのカバ
ー範囲の外縁部をカバーする無線基地局に少なくとも1
つの無線端末が接続した場合に、当該無線基地局から、
この無線端末の移動先となり得る異なるサブネットのル
ータ装置に、その旨が通知されるようにしたので、この
通知を受けたルータ装置は、エージェント広告メッセー
ジ等のブロードキャスト間隔を一定時間の間、通常より
短く再設定することにより、その後、無線端末が実際に
自装置のカバー範囲すなわちサブネット内に移動してき
た場合の当該無線端末における移動検出に要する時間を
短縮させることができる。
【0103】また、本発明によれば、あるサブネットの
カバー範囲の外縁部をカバーする無線基地局に少なくと
も1つの無線端末が接続した場合に、当該無線基地局か
ら無線端末にその旨が通知されるようにしたので、この
通知を受けた無線端末は、エージェント要請メッセージ
等の送出間隔を短くすることにより、その後、無線移動
端末が実際に異なるサブネットに属する無線基地局にロ
ーミングした際に、移動検出にかかる時間を短縮させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワークの基本
構成例を示す図
【図2】同実施形態に係る無線基地局のカバー範囲につ
いて説明するための図
【図3】同実施形態に係る無線基地局とルータ装置の基
本構成例を示す図
【図4】同実施形態に係る無線基地局とルータ装置の他
の基本構成例を示す図
【図5】同実施形態に係る無線基地局とルータ装置のさ
らに他の基本構成例を示す図
【図6】同実施形態に係る無線基地局と無線携帯端末の
基本構成例を示す図
【図7】Mobile IPの基本動作を説明するため
の図
【符号の説明】
1…インターネット 2−1,2−2…サブネットワーク 3,3−1,3−2…ルータ装置 4,4−1,4−2…無線基地局 5…無線携帯端末 15…Mobile IP処理部 31…エージェント広告送信ユニット 41…サブネットアドレスレジスタ 42,52,62,72…端末接続ステータスレジスタ 43…対隣接無線基地局間通信ユニット 44…比較器 51…隣接無線基地局情報テーブル 53…対隣接無線基地局間通信ユニット 61…隣接無線基地局情報テーブル 65…通信ユニット 32…BS#−FAアドレス対応表 71…サブネット外縁位置情報 76…対端末通信ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊木 良成 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5K033 AA02 CB11 CB13 DA02 DA19 DB18 DB20 5K067 AA14 BB21 CC14 DD17 DD20 DD51 EE02 EE10 EE16 FF03 GG04 HH07 HH17 HH22 HH23 HH24 JJ39 JJ70

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク間を移動して通信を行うこと
    が可能な無線端末を無線基地局により収容できるネット
    ワークに設置されたルータ装置であって、 自装置の属するサブネット内に自装置の識別情報を含む
    所定のメッセージを所定の時間間隔で同報送信するため
    の手段と、 自装置の属するサブネット内に移動してきた無線端末の
    元のネットワーク層アドレスと現在位置のリンク層アド
    レスとの対応を管理するための手段と、 自装置宛に転送されてきたパケットがカプセル化された
    形式である場合に、カプセル化を解き、得られたパケッ
    トの宛先アドレスを調べ、該宛先アドレスを前記元のネ
    ットワーク層アドレスとして対応する現在位置のリンク
    層アドレスを調べ、該カプセル化を解いて得られたパケ
    ットを該対応する現在位置のリンク層アドレス宛に配送
    するための手段と、 自装置の属するサブネット内に設置される無線基地局か
    ら通知される所定の制御情報に基づいて、前記所定のメ
    ッセージを同報送信する時間間隔を、一定の時間の間だ
    け、前記所定の時間間隔よりも短い時間間隔にするよう
    に制御するための手段とを備えたことを特徴とするルー
    タ装置。
  2. 【請求項2】前記無線基地局から通知される所定の制御
    情報は、該無線基地局に地理的に隣接し且つ異なるサブ
    ネットに属する他の無線基地局に、無線端末が少なくと
    も1台接続していることを示すものであることを特徴と
    する請求項1に記載のルータ装置。
  3. 【請求項3】ネットワーク間を移動して通信を行うこと
    が可能な無線端末を無線基地局により収容できるネット
    ワークに設置されたルータ装置であって、 自装置の属するサブネット内に自装置の識別情報を含む
    所定のメッセージを所定の時間間隔で同報送信するため
    の手段と、 自装置の属するサブネット内に移動してきた無線端末の
    元のネットワーク層アドレスと現在位置のリンク層アド
    レスとの対応を管理するための手段と、 自装置宛に転送されてきたパケットがカプセル化された
    形式である場合に、カプセル化を解き、得られたパケッ
    トの宛先アドレスを調べ、該宛先アドレスを前記元のネ
    ットワーク層アドレスとして対応する現在位置のリンク
    層アドレスを調べ、該カプセル化を解いて得られたパケ
    ットを該対応する現在位置のリンク層アドレス宛に配送
    するための手段と、 自装置の属するサブネット内に設置される無線基地局か
    ら自局に無線端末が少なくとも1台接続していることを
    示す情報と該無線基地局に隣接する無線基地局群の情報
    とを受信し、該無線基地局群に含まれる各無線基地局を
    管理するルータ装置を検索し、検索されたルータ装置の
    うち少なくとも1つが自装置と異なる場合に、該自装置
    とは異なるルータ装置に対して、前記所定のメッセージ
    の同報送信の時間間隔を一定時間の間だけ短くすべきで
    ある旨を示す所定の制御情報を通知する手段と、 他のサブネット内に設置されるルータ装置から通知され
    る前記所定の制御情報に基づいて、前記所定のメッセー
    ジを同報送信する時間間隔を、一定の時間の間だけ、前
    記所定の時間間隔よりも短い時間間隔にするように制御
    するための手段とを備えたことを特徴とするルータ装
    置。
  4. 【請求項4】前記識別情報は、自装置の属するサブネッ
    ト内に移動してきた前記無線端末が、自端末がそれまで
    属していたサブネットから異なるサブネットに移動した
    ことを検出するために使用されることを特徴とする請求
    項1または3に記載のルータ装置。
  5. 【請求項5】前記制御情報を一定の時間間隔で検査し、
    該所定の制御情報が所定の条件を満たす場合には、前記
    所定のメッセージの同報送信の時間間隔を一定時間の間
    だけ短くし、該所定の制御情報が所定の条件を満たさな
    い場合には、同報送信の時間間隔を元の所定の時間間隔
    のままとすることを特徴とする請求項1または3に記載
    のルータ装置。
  6. 【請求項6】ルータ装置に収容され、ネットワーク間を
    移動して通信を行うことが可能な無線端末と通信する無
    線基地局であって、 自局が収容されているルータ装置の属するサブネットア
    ドレスを保持する手段と、 自局に少なくとも1台の無線端末が接続したことを検出
    する手段と、 地理的に隣接する他の無線基地局に、前記サブネットア
    ドレスを示す情報と自局に無線端末が少なくとも1台接
    続している旨とを含む情報を通知する手段と、 前記情報が通知された場合に、該情報に含まれる前記サ
    ブネットアドレスと自局が保持するサブネットアドレス
    とを比較し、両者が一致しない場合には、自局が収容さ
    れるルータ装置に対し、その識別情報を含む所定のメッ
    セージの同報送信の時間間隔を一定時間の間だけ短くす
    べきである旨を示す所定の制御情報を通知する手段とを
    備えたことを特徴とする無線基地局。
  7. 【請求項7】ルータ装置に収容され、ネットワーク間を
    移動して通信を行うことが可能な無線端末と通信する無
    線基地局であって、 自局に隣接する無線基地局で且つそれが収容されるルー
    タ装置のサブネットアドレスが自局のものと異なるもの
    の一覧情報を保持する手段と、 自局に少なくとも1台の無線端末が接続したことを検出
    する手段と、 自局に少なくとも1台の無線端末が接続したことが検出
    された場合に、前記一覧情報に含まれる無線基地局に、
    自局に無線端末が少なくとも1台接続している旨を含む
    情報を通知する手段と、 前記情報が通知された場合に、自装置が収容されるルー
    タ装置に対し、その識別情報を含む所定のメッセージの
    同報送信の時間間隔を一定時間の間だけ短くすべきであ
    る旨を示す所定の制御情報を通知する手段とを備えたこ
    とを特徴とする無線基地局。
  8. 【請求項8】ルータ装置に収容され、ネットワーク間を
    移動して通信を行うことが可能な無線端末と通信する無
    線基地局であって、 自局がサブネットを形成する無線基地局群の地理的な外
    縁部分に所属するか否かを認識するための手段と、 自局に少なくとも1台の無線端末が接続したことを検出
    する手段と、 自局がサブネットを形成する無線基地局群の地理的な外
    縁部分に所属するものであり、且つ、自局に少なくとも
    1台の無線端末が接続したことが検出された場合に、自
    局に接続した無線端末に対し、自端末が接続している無
    線基地局を収容するルータ装置の識別情報を得るための
    所定のメッセージを一定時間の間だけ短い時間間隔で送
    信すべきである旨を示す移動可能性メッセージを通知す
    る手段とを備えたことを特徴とする無線基地局。
  9. 【請求項9】無線基地局を介してルータ装置に接続さ
    れ、ネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な
    無線端末であって、 自端末の地理的な現在位置をカバー範囲とするサブネッ
    ト内に設置される無線端末をサポートするためのルータ
    装置を問い合わせするための所定のメッセージ情報を送
    信する手段と、 自装置が接続している無線基地局から通知される地理的
    な位置に関する情報を含む位置情報に基づいて、前記所
    定のメッセージを一定時間の間だけ短い時間間隔で送信
    するよう制御するための手段とを備えたことを特徴とす
    る無線端末装置。
  10. 【請求項10】前記所定のメッセージを受信したルータ
    装置から返送された応答メッセージに含まれる送信元ア
    ドレスの情報に基づき、自端末がそれまで所属していた
    ネットワークから異なるネットワークに移動したことを
    検出する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9
    に記載の無線端末装置。
  11. 【請求項11】前記無線基地局から通知される位置情報
    は、該無線基地局に隣接する他の無線基地局のうちの少
    なくとも1つが、現在のネットワークとは異なるネット
    ワークに属することを示すものであることを特徴とする
    請求項9に記載の無線端末装置。
  12. 【請求項12】前記無線基地局から通知される位置情報
    を一定の時間間隔で検査し、該位置情報が、該無線基地
    局に隣接する他の無線基地局のうちの少なくとも1つ
    が、現在のネットワークとは異なるネットワークに属す
    ることを示すものである場合には、前記所定のメッセー
    ジの送信の時間間隔を一定時間の間だけ短くし、該位置
    情報が、該無線基地局に隣接する他の無線基地局のうち
    の少なくとも1つが、現在のネットワークとは異なるネ
    ットワークに属することを示すものでない場合には、前
    記所定のメッセージの送信の時間間隔を元のままとする
    ことを特徴とする請求項9に記載の無線端末装置。
  13. 【請求項13】サブネット間を移動可能な無線端末と通
    信を行う無線基地局を複数設置し且つ各無線基地局を介
    して転送されるデータパケットを転送するルータ装置を
    設置したサブネットを複数相互接続したネットワークに
    おける、ルータ装置のメッセージ送信制御方法であっ
    て、 自装置の属するサブネット内に自装置の識別情報を含む
    所定のメッセージを所定の時間間隔で同報送信し、 自装置の属するサブネット内に設置される無線基地局か
    ら通知される所定の制御情報に基づいて、前記所定のメ
    ッセージを、一定の時間の間だけ、前記所定の時間間隔
    よりも短い時間間隔で同報送信することを特徴とするメ
    ッセージ送信制御方法。
  14. 【請求項14】前記無線基地局から通知される所定の制
    御情報は、該無線基地局に地理的に隣接し且つ異なるサ
    ブネットに属する他の無線基地局に、無線端末が少なく
    とも1台接続していることを示すものであることを特徴
    とする請求項13に記載のメッセージ送信制御方法。
  15. 【請求項15】サブネット間を移動可能な無線端末と通
    信を行う無線基地局を複数設置し且つ各無線基地局を介
    して転送されるデータパケットを転送するルータ装置を
    設置したサブネットを複数相互接続したネットワークに
    おける、ルータ装置のメッセージ送信制御方法であっ
    て、 自装置の属するサブネット内に自装置の識別情報を含む
    所定のメッセージを所定の時間間隔で同報送信し、 自装置の属するサブネット内に設置される無線基地局か
    ら自局に無線端末が少なくとも1台接続していることを
    示す情報と該無線基地局に隣接する無線基地局群の情報
    とを受信した場合に、該無線基地局群に含まれる各無線
    基地局を管理するルータ装置を検索し、検索されたルー
    タ装置のうち少なくとも1つが自装置と異なる場合に、
    該自装置とは異なるルータ装置に対して、前記所定のメ
    ッセージの同報送信の時間間隔を一定時間の間だけ短く
    すべきである旨を示す所定の制御情報を通知し、 他のサブネット内に設置されるルータ装置から前記所定
    の制御情報を受信した場合に、前記所定のメッセージ
    を、一定の時間の間だけ、前記所定の時間間隔よりも短
    い時間間隔で同報送信することを特徴とするメッセージ
    送信制御方法。
  16. 【請求項16】前記無線基地局間の無線端末の移動に対
    するデータの受け渡しは無線リンク上のチャネル切替え
    機構を用いて行い、 前記サブネットの変化を伴う無線基地局間の移動に対す
    るデータ処理はMobile IPの登録およびデータ
    転送により行うことを特徴とする請求項13または15
    に記載のメッセージ送信制御方法。
  17. 【請求項17】前記識別情報は、自装置の属するサブネ
    ット内に移動してきた前記無線端末が、自端末がそれま
    で属していたサブネットから異なるサブネットに移動し
    たことを検出するために使用されることを特徴とする請
    求項13または15に記載のメッセージ送信制御方法。
  18. 【請求項18】前記制御情報を一定の時間間隔で検査
    し、該所定の制御情報が所定の条件を満たす場合には、
    前記所定のメッセージの同報送信の時間間隔を一定時間
    の間だけ短くし、該所定の制御情報が所定の条件を満た
    さない場合には、同報送信の時間間隔を元の所定の時間
    間隔のままとすることを特徴とする請求項13または1
    5に記載のメッセージ送信制御方法。
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