JP2001338986A - Misfetのオーバラップ長抽出方法、抽出装置及び抽出プログラムを収納した記録媒体 - Google Patents

Misfetのオーバラップ長抽出方法、抽出装置及び抽出プログラムを収納した記録媒体

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JP2001338986A
JP2001338986A JP2000156376A JP2000156376A JP2001338986A JP 2001338986 A JP2001338986 A JP 2001338986A JP 2000156376 A JP2000156376 A JP 2000156376A JP 2000156376 A JP2000156376 A JP 2000156376A JP 2001338986 A JP2001338986 A JP 2001338986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置の回路シミュレーションにおいて、
物理的に重要なデバイスパラメータの1つであるMIS
FETのオーバラップ長ΔLを正確に求める。 【解決手段】ゲート長Lの異なる複数のMISFETに
おいて、ゲート−ソース・ドレイン間の容量Cgのゲー
ト電圧Vg依存性を導出し、上記CgをVgで微分しゲ
ート長の異なる2つのMISFET間の上記微分値の差
を分析する。そして、上記微分値の差の分析から複数の
MISFET共通のゲート−ソース・ドレイン間のフリ
ンジ容量値とゲートオーバラップ容量値の和容量値を導
出する。また、所定のゲート電圧でのゲート−ソース・
ドレイン間の容量のゲート長依存性を導出し、上記容量
のゲート長依存性に基づいて上記和容量値からオーバラ
ップ長ΔLを算出し、上記フリンジ容量値、ゲートオー
バラップ容量値を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSトランジス
タ等のMISFETの回路シミュレーションを行う際
に、物理的に重要なデバイスパラメータの1つであるオ
ーバラップ長を正確に求めることのできるMISFET
のオーバラップ長の抽出方法、抽出装置及びオーバラッ
プ長抽出プログラムを収納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のDRAM、不揮発性メモリのメモ
リデバイスあるいはロジックデバイスのような超LSI
では、半導体素子の最小寸法は微細化され、0.1μm
程度での設計が視野に入ってきている。このような超L
SIの技術分野において、上記半導体デバイスを新規に
設計開発したり、拡散濃度等の製造プロセスを変えたい
場合に、その都度、実際の半導体集積回路を試作すると
すれば、開発に要する時間が長くなり、開発コストも嵩
むことになる。そこで、従来から、実際の回路を試作し
て設計を進める代わりに、一連のコンピュータ・シミュ
レーションにより設計を進める作業が行われている。
【0003】この一連のシミュレーションは、不純物濃
度等のプロセスデータを抽出するためのプロセスシミュ
レーションと、半導体素子であるMISFETの実効チ
ャネル長等のデバイスパラメータを抽出するためのデバ
イスシミュレーションと、回路シミュレーションとから
成る。ここで、上記回路シミュレーションでは、上記デ
バイスパラメータに基づいて得た正確なMISFETの
電気的特性に基づき、スパイス(SPICE;Simulation Pro
gram with Integrated Circuit Emphasis)と称される回
路解析プログラムを起動して、メモリ動作、フリップフ
ロップ動作等が調べられる。
【0004】これらのシミュレーションの結果が、実験
結果と高い精度で一致するほど、短い期間で所望の超L
SIを開発できることになるので、精度の良いシミュレ
ーション技術の開発が強く望まれている。
【0005】この種のコンピュータ・シミュレーション
についてさらに詳述すると、新しく設計された、あるい
は、製造プロセスに変更が加えられた超LSIについ
て、メモリ動作やフリップフロップ動作等の回路シミュ
レーションを行うにあたっては、回路シミュレーション
に組み込まれたデバイスモデルが、実際のデバイス特性
を再現できるように、予め、上述のプロセスシミュレー
ション及びデバイスシミュレーションを実施して、デバ
イスパラメータの抽出を正確に行っておく必要がある。
【0006】このようなデバイスパラメータのうち特に
重要なものとして、MISFET(例えば、MOSトラ
ンジスタ)のオーバラップ長ΔLがある。ここで、オー
バラップ長ΔLとは、図9に図説するように、MOSト
ランジスタのゲート電極101とソース・ドレイン拡散
層領域102,103とがオーバラップする領域の長さ
と定義される。ここで、ゲート電極101は、ゲート絶
縁膜104を介してMOSトランジスタのチャネル領域
及び上記オーバラップ領域上に形成されることになる。
【0007】そして、MOSトランジスタの実効チャネ
ル長Leff は、図9に示すように、シリコン基板105
の表面におけるソース側pn接合部−ドレイン側pn接
合部間の距離、換言すれば、ゲート長Lからオーバラッ
プ長ΔLを差し引いた距離を意味するので、オーバラッ
プ長ΔLが求まれば、実効チャネル長Leff も正確に判
る。
【0008】従来の技術としては、オーバラップ長ΔL
の導出は、例えば特開昭54−02667号、7−17
6740号公報等に記載されているように、ゲート長L
の異なる複数のMOSトランジスタについて、式(1)
で表される様々の実効ゲート電圧Vgeごとに、MOSト
ランジスタのドレイン電圧Vdが微小なときの、式
(2)で与えられるチャネル抵抗(ソース電極−ドレイ
ン電極間の抵抗)Rを測定することによって行われてい
た(以下、第1の従来例と記す)。
【0009】すなわち、Vge=Vg−Vth …
(1)、ここで、Vg:ゲート電圧(ゲート−ソース間
電圧)、Vth:しきい値電圧である。
【0010】また、R=(ΔId/ΔVd)-1
(2)、ここで、Vd:ドレイン電圧(ドレイン−ソ
ース間電圧)、Id:ドレイン電流(ドレイン−ソース
間電流)である。
【0011】図10は、上記第1の従来例でのオーバラ
ップ長ΔL抽出を実施する際に得られる、実効ゲート電
圧Vgeごとの、チャネル抵抗Rのゲート長L依存性を示
す特性図である。ここで、図10は、チャネル幅W(=
10μm)、ゲート絶縁膜のシリコン酸化膜換算の膜厚
Tox(=10nm)のnMOSトランジスタのデータで
ある。同図において、プロットが測定点、直線群は最小
自乗法による補間演算で求められた、各実効ゲート電圧
Vge1〜Vge5=1.0〜3.0Vでのデータに対する回
帰直線群である。
【0012】この実効ゲート電圧Vge1〜Vge5に対応す
る複数の回帰直線は、同図に示すように、略一点(a,
b)に収斂する。この収斂点における横軸上の座標値a
がオーバラップ長ΔLに相当する。なお、縦軸上の座標
値bはソース・ドレイン拡散層の寄生抵抗に相当する。
【0013】また、最近では、MOSトランジスタでの
上記オーバラップ長ΔLを容量値から導出する方法が提
案されている。この方法は、プロシーディング アイ・
イー・イー・イー 1995 インターナショナル コ
ンファレンス マイクロエレクトロニクス テスト ス
トラクチャー (Proc.IEEE 1995 Int.Conference onMi
croelectronic Test Structure)Vol8,March 1995,p151
-p155 に記載されている(以下、第2の従来例と記
す)。
【0014】この技術について、図11と図12に基づ
いて説明する。ここで、図11は、櫛形のゲート電極を
有するMOSトランジスタとMOSキャパシタの断面図
である。そして、図12は、上記MOSトランジスタ及
びMOSキャパシタの容量値のゲート電圧依存性を示す
グラフである。
【0015】図11に示す2つの測定試料を作製する。
すなわち、図11(a)に示すように、半導体基板10
6表面にゲート酸化膜を介して、一定のゲート長(Lと
する)となる複数のゲート電極107を形成し、これら
の複数(Nfとする)のゲート電極107間にMOSト
ランジスタのソース・ドレイン領域となる拡散層108
を設ける。ここで、チャネル幅は全てのゲート電極に亘
り同一である。
【0016】また、図11(b)に示すように、半導体
基板106上にゲート酸化膜を介して1つの容量電極1
09を形成する。ここで、上記MOSトランジスタのゲ
ート酸化膜とMOSキャパシタのゲート酸化膜は膜厚及
び材料の同一な絶縁膜であり、上記ゲート電極107の
全て及び上記容量電極109は同一材料で同一の平面積
になるように設計される。
【0017】そして、図11(a)に示すように、拡散
層108を全て接地し、上記ゲート電極を全て接続した
H端子と半導体基板106のL端子との間に直流電圧
(上記ゲート電圧となる)と交流(10kHz)微少電
圧とを印加し、この間の容量値を計測する。ここで、直
流電圧は可変である。同様に、図11(b)に示すよう
に、容量電極109のH端子と半導体基板106のL端
子との間に直流電圧と交流(10kHz)微少電圧とを
印加し、この間の容量値を計測する。この場合も、上記
直流電圧は種々に変えられる。
【0018】図12は、上記のMOSトランジスタの容
量値あるいはMOSキャパシタの容量値とゲート電圧
(あるいは容量電圧)の関係を示すグラフである。ここ
で、半導体基板は導電型がP型にシリコン基板であり、
MOSトランジスタでは、図中のCgbに示すような関
係が得られ、MOSキャパシタでは、図中のCpに示す
ような関係が得られる。そして、上記Cp−Cgbを求
めると、図中に示すように、ゲート電圧がVmのところ
(いわゆるフラットバンドに対応する電圧値)でピーク
値が現れる。このピーク値をCdiffとすると、オーバラ
ップ長ΔLは式(3)で求められる。
【0019】すなわち、ΔL=Cdiff・Lp/(Cp・
Nf) … (3)、ここで、Lp=(ゲート長
L)×(ゲート本数Nf)である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、近年
の超LSIの微細化、高密度化に伴い、使用されるMO
Sトランジスタの構造は、より短いゲート長となる傾向
にある。
【0021】しかし、上記第1の従来例のようなオーバ
ラップ長ΔL導出方法では、ゲート長が短くなると、チ
ャネル抵抗Rのゲート長L依存性の直線性が崩れ、上記
回帰直線群が1点に収斂しなくなり、このため、オーバ
ラップ長ΔLを正確に求めることが困難になる、という
欠点があった。これは、MOSトランジスタが短チャネ
ル化すると、主として、短チャネル効果の1つである2
次元の効果(電流密度の2次元分布)を、無視すること
ができなくなるためである。
【0022】また、上記の第2の従来例の技術をゲート
長が0.2μm以下のMOSトランジスタに適用する
と、上述したようなCp−Cgbのピーク値は現れな
い。現在、この理由は不明である。
【0023】更に、第2の従来例では、MOSトランジ
スタのゲート電極の全面積とMOSキャパシタの容量電
極の面積とを同一にする必要があるが、これらの素子の
作製工程、特に、微細加工工程でのバラツキから上記面
積の誤差が生じる。そして、上記求めるオーバラップ長
ΔL誤差が大きくなる。
【0024】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、MISFETの回路シミュレーションを行うに当
たり、物理的に重要なデバイスパラメータの1つである
オーバラップ長ΔLを予め正確に求めることのできるM
ISFETのオーバラップ長の抽出方法、抽出装置及び
抽出プログラムを収納した記憶媒体を提供することを目
的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】このために、本発明で
は、半導体基板の表面部又は該表面部のウェル内に形成
されたゲート長Lの異なる複数のMISFETについ
て、各MISFETをON状態に保つ所定の電圧を各ゲ
ートに印加して、各ゲート長Lに対するゲート−ソース
・ドレイン間の容量Cgを測定し、該測定結果から前記
容量Cgのゲート長依存性を求め、得られた前記容量C
gのゲート長依存性に基づいて、ゲートとソース・ドレ
イン拡散層領域とがオーバラップする長さΔLを抽出す
る。
【0026】あるいは、前記半導体基板又はウェルを接
地電位にし、前記ゲート−ソース・ドレイン間に所定の
直流バイアス電圧と交流電圧を印加して、少なくとも、
電流計測手段にて前記ゲート−ソース・ドレイン間に流
れる交流電流を計測し、得られた測定結果に基づいて、
前記各ゲート長Lに対するゲート−ソース・ドレイン間
の前記容量Cgを算出する。
【0027】あるいは、前記ゲートに直流バイアス電圧
や交流電圧を印加するための電圧源を当該ゲートに接続
し、電流計測手段の一方の端子を前記ソース・ドレイン
に接続し、電圧計測手段の一方の端子を前記ゲートに、
他方の端子を前記ソース・ドレインに接続し、かつ、前
記電流計測手段の他方の端子と、前記半導体基板又はウ
ェルとを接地した状態で、前記電圧計測手段にて前記ゲ
ート−ソース・ドレイン間の電圧値を測定すると共に、
前記電流計測手段にて前記ゲート−ソース・ドレイン間
を流れる交流電流値を測定し、得られた測定結果に基づ
いて、前記各ゲート長Lに対するゲート−ソース・ドレ
イン間の前記容量Cgを算出する。
【0028】あるいは、半導体基板の表面部又は該表面
部のウェル内に形成されたゲート長Lの異なる複数のM
ISFETについて、各MISFETをOFF状態に保
つ所定の電圧を各ゲートに印加して、各ゲート長Lに対
するゲート−ソース・ドレイン及び基板間あるいはゲー
ト−ソース・ドレイン及びウェル間の容量Cgnを測定
し、該測定結果から前記容量Cgnのゲート長依存性を
探り、得られた前記容量Cgnのゲート長依存性に基づ
いて、ゲートとソース・ドレイン拡散層領域とがオーバ
ラップする長さΔLを求める。
【0029】あるいは、前記ゲート−ソース・ドレイン
及び基板間あるいはゲート−ソース・ドレイン及びウェ
ル間に所定の直流バイアス電圧と交流電圧とを印加し
て、少なくとも、電流計測手段にて前記ゲート−ソース
・ドレイン及び基板間あるいはゲート−ソース・ドレイ
ン及びウェル間に流れる交流電流を計測し、得られた測
定結果に基づいて、前記各ゲート長Lに対するゲート−
ソース・ドレイン及び基板間あるいはゲート−ソース・
ドレイン及びウェル間の容量Cgnを算出する。
【0030】あるいは、前記ゲートに直流バイアス電圧
や交流電圧を印加するための電圧源を当該ゲートに接続
し、電流計測手段の一方の端子を前記ソース・ドレイン
及び基板あるいはゲート−ソース・ドレイン及びウェル
間に接続し、電圧計測手段の一方の端子を前記ゲート
に、他方の端子を前記ゲート−ソース・ドレイン及び基
板間あるいはゲート−ソース・ドレイン及びウェル間に
接続し、かつ、前記電流計測手段の他方の端子を接地し
た状態で、前記電圧計測手段にて前記ゲート−ソース・
ドレイン及び基板間あるいはゲート−ソース・ドレイン
及びウェル間の電圧値を測定すると共に、前記電流計測
手段にて前記ゲート−ソース・ドレイン及び基板間ある
いはゲート−ソース・ドレイン及びウェル間を流れる交
流電流値を測定し、得られた測定結果に基づいて、前記
各ゲート長Lに対するゲート−ソース・ドレイン及び基
板間あるいはゲート−ソース・ドレイン及びウェル間の
前記容量Cgを算出する。
【0031】あるいは、半導体基板の表面部又は該表面
部のウェル内に形成されたゲート長Lの異なる複数のM
ISFETについて、前記半導体基板又はウェルを接地
電位にし、前記ゲート−ソース・ドレイン間に可変の直
流バイアス電圧と交流電圧を印加して、少なくとも、電
流計測手段にて前記ゲート−ソース・ドレイン間に前記
可変の直流バイアスに対応して流れる交流電流を計測
し、得られた測定結果に基づいて、前記各ゲート長Lに
対してそれぞれゲート−ソース・ドレイン間の容量Cg
のゲート電圧依存性を導出し、更に、前記MISFET
のチャネルが形成できるゲート電圧近傍でCgのVgに
よる微分値をゲート長の異なる2つのMISFETでそ
れぞれ求め、前記2つのMISFETでの前記微分値の
差分析からゲート−ソースあるいはドレイン間のゲート
オーバラップ容量値とフリンジ容量値との和を算出す
る。
【0032】あるいは、前記算出した容量Cgあるいは
Cgnのゲート長依存性に外挿法を適用して、前記ゲー
ト長が零になるときの容量を算出し、得られた前記算出
結果から前記フリンジ容量値と前記ゲートオーバラップ
容量値とを分離して求める。ここで、上記微分値はCg
のVgによる1階微分値または2階微分値である。
【0033】そして、本発明は、ゲート長Lの異なる複
数のMISFETにおいて、ゲート−ソース・ドレイン
間の容量Cgのゲート電圧Vg依存性を計測する手段
と、前記CgをVgで微分しゲート長の異なる2つのM
ISFET間の前記微分値の差を分析する手段と、前記
微分値の差の分析から前記複数のMISFET共通の容
量成分となるゲート−ソース・ドレイン間のフリンジ容
量値とゲートオーバラップ容量値の和容量値を導出する
手段とを備える。
【0034】あるいは、ゲート長Lの異なる複数のMI
SFETにおいて、所定のゲート電圧でのゲート−ソー
ス・ドレイン間の容量のゲート長依存性を計測する手段
と、前記容量のゲート長依存性よりゲート長が零での外
挿容量値を算出する手段と、上記手段より求めた和容量
値と前記容量のゲート長依存性よりオーバラップ長ΔL
を算出する手段とを備える。
【0035】あるいは、上記に求められた外挿容量値よ
りゲート−ソース・ドレイン間のフリンジ容量値を算出
する手段と、上記導出された複数のMISFET共通の
容量成分となる和容量値からゲートオーバラップ容量値
を算出する手段とを備えている。
【0036】あるいは、本発明は、ゲート長Lの異なる
複数のMISFETにおいて、ゲート−ソース・ドレイ
ン間の容量Cgとゲート電圧Vgとの関係を導出する処
理と、前記CgのVgでの1階微分値あるいは2階微分
値を算出する処理と、前記ゲート長の異なる2つのMI
SFET間の微分値の差を分析し前記複数のMISFE
T共通の容量成分となるゲート−ソース・ドレイン間の
フリンジ容量値とゲートオーバラップ容量値の和容量値
を算出する処理と、をコンピュータに実行させるプログ
ラムを収納した記録媒体である。
【0037】あるいは、本発明は、ゲート長Lの異なる
複数のMISFETより求めた所定のゲート電圧でのゲ
ート−ソース・ドレイン間容量のゲート長依存性のデー
タからゲート長が零での外挿容量値を算出する処理と、
上記求められた和容量値と前記容量のゲート長依存性よ
りオーバラップ長ΔLを算出する処理と、をコンピュー
タに実行させるプログラムを収納した記録媒体である。
【0038】あるいは、本発明は、上記求められたゲー
ト長Lの異なる複数のMISFET共通の和容量値と上
記求められたゲート長が零での外挿容量値とからフリン
ジ容量値とゲートオーバラップ容量値とを算出する処理
と、をコンピュータに実行させるプログラムを収納した
記録媒体である。
【0039】本発明の主要部では、ゲート長Lの異なる
複数のMISFETにおいて、ゲート−ソース・ドレイ
ン間の容量Cgのゲート電圧Vg依存性を導出し、上記
CgをVgで微分しゲート長の異なる2つのMISFE
T間の上記微分値の差を分析する。そして、上記微分値
の差の分析から複数のMISFET共通の容量成分とな
るゲート−ソース・ドレイン間のフリンジ容量値とゲー
トオーバラップ容量値の和容量値を導出する。また、ゲ
ート長Lの異なる複数のMISFETにおいて、所定の
ゲート電圧でのゲート−ソース・ドレイン間の容量のゲ
ート長依存性を導出し、上記容量のゲート長依存性に基
づいて上記和容量値からオーバラップ長ΔLを算出す
る。また、上記容量のゲート長依存性よりゲート長が零
での外挿容量値を求め、上記MISFETのフリンジ容
量値とゲートオーバラップ容量値とを分離して算出す
る。
【0040】本発明では、ゲート長の異なる複数のMI
SFETのゲートとソース・ドレイン間の容量を計測す
るために、MISFETの回路シミュレーションを行う
に当たり、物理的に重要なデバイスパラメータの1つで
あるオーバラップ長ΔLを極めて正確に求めることがで
きる。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の
MISFETのオーバラップ長の抽出装置の電気的構成
を示すブロック図あり、図2は、同抽出装置を構成する
容量計測装置の電気的構成を示す回路図である。
【0042】本発明の大きな特徴は、ゲート電極の異な
る複数のMISFETのゲートとソース・ドレイン間の
容量値を計測し、この容量値のゲート(電極)長依存性
から上記オーバラップ長ΔLを算出する点にある。ここ
で、上記容量値のゲート電圧依存性に基づいて容量解析
処理し、フリンジ容量およびオーバラップ長ΔLの抽出
を行う。
【0043】そこで、本発明の方法を具現するために、
この例のオーバラップ長抽出装置は、図1に示すよう
に、被測定素子群1について、上述のゲート−ソース・
ドレイン間容量を計測する容量計測装置2と、キーボー
ドやマウス等の入力装置3と、各種処理プログラムを記
録した記録媒体4と、上述の各種処理プログラムの制御
により動作するCPU等のデータ処理装置5と、計測デ
ータや演算データ等を一時記憶する記憶装置6と、ディ
スプレイ装置やプリンタ等の出力装置7とから概略構成
されている。
【0044】上記容量計測装置2は、図2に示すよう
に、被測定素子群1を取り付けるための素子取付部21
と、データ処理装置5の制御により、被測定素子群1の
各測定対象素子についてゲート−ソース・ドレイン間の
電流・電圧を計測するための計測部22とからなってい
る。
【0045】素子取付部21は、ゲート1g、ソース1
s、ドレイン1d、半導体基板1bのそれぞれに電気的
に接続される取付端子を有し、これら取付端子は、ウェ
ハ状態の被測定素子群1にプローブを立てる場合は、プ
ローバからなり、被測定素子群1がパッケージに組み込
まれている場合は、パッケージ取付用のソケットからな
る。なお、ゲート1gと基板1b間にはゲート絶縁膜1
oxが介在する。
【0046】また、計測部22は、各ゲート1gに直流
バイアス電圧を印加するための可変の直流バイアス電圧
源221と、この直流バイアス電圧源221に直列接続
された交流電圧源222と、ゲート1g−ソース1s及
びドレイン1d間の印加電圧を計測するための電圧計2
23と、ゲート1gからソース1s及びドレイン1dに
流れる電流を測定するための電流計224とを備えてな
っている。
【0047】この例では、直流バイアス電圧源221と
交流電圧源222とは互いに直列接続され、その一方の
出力端は、素子取付部21のゲート取付端子に接続さ
れ、他方の出力端は、接地されている。ここで、素子取
付部21の基板1b取付端子は接地され、ソース取付端
子及びドレイン取付端子は、電流計224を介して接地
されている。また、ゲート取付端子とソース・ドレイン
取付端子の間には、電圧計223が介挿されている。こ
のように、各測定対象素子は、素子取付部21を介して
電気的に計測部22に接続されるようになっている。
【0048】また、上記記録媒体4には、データ処理装
置5に各種処理機能を実現させるための、容量計測プロ
グラム4a、容量曲線算出プログラム4b、容量曲線微
分プログラム4c、パラメータ抽出プログラム4d、及
びオーバラップ長算出プログラム4eが記録されてい
る。
【0049】容量計測プログラム4aは、データ処理装
置5に、容量計測装置2を制御して、ゲート長の異なる
複数の測定対象素子を順次切り替えながら、ゲート電圧
Vgを順次変化させて、ゲートバイアス電圧毎に、ゲー
ト−ソース・ドレイン間容量Cgの算出に必要な電流・
電圧計測を行う手順を実行させる。
【0050】容量曲線算出プログラム4bは、データ処
理装置5に、容量計測装置2の計測結果に基づいて、各
測定対象素子に対して、上記ゲート−ソース・ドレイン
間容量Cgのゲート電圧Vg依存性を求め、Cg−Vg
曲線を導出する。
【0051】そして、容量曲線微分プログラム4cは、
各測定対象素子において、チャネルの形成され始める領
域のゲートバイアス電圧での上記Cgの微分値を算出
し、上記測定対象素子間での上記微分値の差分を算出す
る処理をデータ処理装置5に実行させる。
【0052】パラメータ抽出プログラム4dは、各測定
対象素子において、チャネル領域が完全に形成されるゲ
ートバイアス電圧でのCgのゲート長(L)依存性を求
め、パラメータ抽出のできる処理を行う。
【0053】そして、オーバラップ長算出プログラム4
eは、容量曲線微分プログラム4cの実行から得られる
ゲートオーバラップ容量値とパラメータ抽出プログラム
4dの実行から得られるフリンジ容量値から、データ処
理装置5に、オーバラップ長ΔL算出実行させる。ここ
で、フリンジ容量とは、図2のゲート1gとソース1s
あるいはドレイン1d間での容量であってゲート1g側
部に生じる容量のことである。詳細については、図6の
ところで説明する。
【0054】なお、記録媒体4は、磁気ディスク、磁気
テープ等の磁気的メモリ、ROMやRAM等の半導体メ
モリ、CD−ROM等の光磁気メモリ、光学的メモリそ
の他の記録媒体であっても良い。
【0055】次に、図3のフローチャート等を参照し
て、本発明の特徴となるオーバラップ長ΔL抽出の手順
を説明する。
【0056】まず、デバイスパラメータの抽出を行う対
象の素子と同一プロセスによって製造されたゲート長L
1,L2,L3,…の異なる複数のnMOSトランジス
タ(チャネル幅W(=10μm)、ゲート酸化膜厚Tox
(=3nm))からなる被測定素子群1を用意し、予め、
これを容量計測装置2の素子取付部21に取り付けてお
く。この取付は、図2に示すように、各測定対象nチャ
ネル素子のゲート1g、ソース1s、ドレイン1d、半
導体基板1bを素子取付部21の対応取付端子に接続す
るという形で行われる。
【0057】こうして、ゲート1gに直流バイアス電圧
源221と交流電圧源222とが接続され、ソース取付
端子及びドレイン取付端子は、電流計224を介して接
地される。なお、ゲート取付端子とソース取付端子及び
ドレイン取付端子の間には、電圧計223が介挿されて
いるので、ゲート−ソース・ドレイン間の印加電圧が測
定可能な状態となる。
【0058】この状態で、入力装置3から測定開始の指
示が与えられると、容量計測制御プログラム4aが記録
媒体4からデータ処理装置5に読み込まれ、データ処理
装置5の動作を制御する。データ処理装置5は、容量計
測プログラム4aの制御によりMISFETの容量計測
処理(ステップSP1)を実行する。
【0059】ステップSP1においては、データ処理装
置5は、可変の直流バイアス電圧源221によりゲート
電圧VgをMOSトランジスタのゲート1gに印加し、
更に交流電圧源222により10kHz〜100kHz
の振幅100mVの交流電圧を加えて、電流計224で
交流電流値を測定し容量値に換算する。このようにし
て、所定のゲート電圧Vgでのゲート−ソース・ドレイ
ン間容量(Cg)を計測する。そして、上記直流バイア
ス電圧源221を一定の刻みで順次変化させ、それに対
するCgを測定する。そして、この容量測定は、複数の
測定対象nチャネル素子を順次切り替えながら行う。こ
の切り替えは、計測部22内に備えられた図示せぬスイ
ッチを切り替えるか、又は素子取付部21としてプロー
バを使用する場合には、素子取付部21のプローブを立
てる位置を移動することで行う。これら切り替えは、デ
ータ処理装置により制御される。なお、上記Cgの算出
に当たって、パッド容量や配線容量を無視できない場合
には、予めパッド容量や配線容量を実測しておき、次
に、算出されたCgからパッド容量や配線容量の実測値
を減算する。
【0060】次に、ステップSP2において、上記容量
計測処理で得られた容量値からCgのVg依存性を算出
する。このようにして容量(Cg)−ゲート電圧(V
g)曲線を導出する。この曲線の一例を図4に示す。図
4では、横軸(X軸)にゲート電圧Vgを縦軸(Y軸)
に上記容量Cgを示す。そして、ゲート長L1とL2の
2種類のMOSトランジスタのCg−Vg曲線が示され
ている。
【0061】図4に示すように、ゲート電圧Vgが増大
すると、Cgは特徴的なパターンで増加する。これにつ
いて以下に簡単に説明する。ゲート電圧VgがnMOS
トランジスタのしきい値(ディープ・インバージョンの
状態である)以下であると、MOSトランジスタはOF
F状態であり、MOSトランジスタのチャネル領域の電
荷は、上記交流電圧に対して応答しない。このためにC
gは小さな値である。ゲート電圧Vgが増大ししきい値
を超えてくるとチャネル領域が形成されCgが増加す
る。そして、ゲート絶縁膜下の基板表面が完全に反転し
充分な電子キャリア層が形成されると、Cg値は飽和す
るようになる。この飽和する領域での所定のVgすなわ
ち図4に示すV1での各MOSトランジスタのCg値を
CL1、CL2…とする。
【0062】ステップSP2での処理が完了すると、今
度は、ステップSP3で、上記Cg−Vg曲線のVgで
の1階の微分処理を実行する。この微分処理は、後述す
るがMOSトランジスタのしきい値電圧以下の領域で行
うことになる。このような領域は、図4に示すVg=V
xの領域であり、ゲート長の異なるMOSトランジスタ
間でCgに差が生じ始める領域となる(図4中のCxに
対応している)。
【0063】次に、ステップSP4で、異なる被測定対
象素子(nMOSトランジスタ)間で上記微分値の差分
Δ(δCg/ δVg)を求め、Δ(δCg/ δVg)
のゲート電圧Vg依存性を導出する。これの一例につい
て図5に示す。図5に示すように、差分Δ(δCg/
δVg)は上記Vg=Vxで急峻に立ち上がる。そし
て、しきい値Vthまでほぼ直線的に増加し、Vth以
上になると直線的に減少するようになる。本発明者の実
験では、このVx値は相対比較する被測定対象素子には
よらない。
【0064】次に、ステップSP5で、図4で説明した
CL1、CL2…を各ゲート長Lに対して算出し、上記
飽和する領域での所定のVg=V1でのCgとゲート長
Lとの関係を求める。この関係は、図6に示すように、
直線関係となる。この理由は次のようである。すなわ
ち、ゲート電圧Vg=V1領域では、被測定対象素子で
あるMOSトランジスタのチャネル領域は完全に反転し
電子キャリア層が形成される。このために、容量値Cg
とゲート長Lとの間には正確に上記の関係が成立するよ
うになる。
【0065】次に、ステップSP6で、上記の容量値C
gとゲート長の関係からパラメータ抽出処理を行う。そ
して、フリンジ容量と共にオーバラップ長ΔLを算出す
ることになる。
【0066】これについて、図6に基づいて説明する。
図6において、上記Cg値とゲート長Lとの直線関係に
おいて、ゲート長L=0におけるY軸切片のCg外挿値
は2Cfとなる。ここで、Cfは、上述したゲートとソ
ース、ゲートとドレイン間に生じるゲート側壁を介する
フリンジ容量値である。そして、図5で算出したVg=
Vxでの容量値をCxとすると、式(4)が成り立つ。
【0067】すなわち、Cx=2Cf+2Cov
… (4)、ここで、Cfはフリンジ容量、Covはソ
ースあるいはドレインとゲート間のゲート絶縁膜を介す
るゲートオーバラップ容量である。
【0068】このように、Cx値は、ゲート−ソース及
びドレイン間のフリンジ容量値、ゲート絶縁膜を介した
ゲート−ソース及びドレイン間のゲートオーバラップ容
量値の和容量値となる。
【0069】そして、上記CgとVgの関係を示す直線
からCoxに対応するゲート長Lが求めるオーバラップ
長ΔLとなる。
【0070】このように、本発明の構成によれば、測定
対象nチャネル素子のソース拡散領域1s及びドレイン
拡散層領域1dを、電流計224を介して接地して、ゲ
ート−ソース・ドレイン間の容量計測を行うので、短チ
ャネルになると顕著になるゲートオーバラップ容量やフ
リンジ容量の効果(短チャネル効果、2次元効果)を正
確に求めることができる。そして、微細なMOSトラン
ジスタにおいても正確なオーバラップ長ΔLを求めるこ
とができる。
【0071】本発明では、図4で示したVx値及びそれ
に対応するCx値を算出する精度が非常に高い。これ
は、図5で説明したCgのVgでの1階微分値が急峻に
変化するようになるためである。このようにして、本発
明では、オーバラップ長ΔLの算出誤差は5%以下にな
ることを確認した。
【0072】次に、図面を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。この実施の形態は、基本的
には第1の実施の形態と同じであるが、第1の実施の形
態で説明した飽和する領域での所定のVgでのCgの抽
出が異なる。ステップSP1〜ステップSP4の処理ま
では第1の実施の形態と同一である。本実施の形態では
ステップSP5で第1の実施の形態と異なる。
【0073】ステップSP2でのCg−Vg曲線導出に
おいて、図4に示したようにゲート電圧Vgが増大する
とき、Cgが逆に少し低減することが生じる。これは、
ゲート電極を構成するポリシリコン層のゲート絶縁膜側
に空乏層が生じるためである。このようなゲート電極の
空乏化の問題は、MOSトランジスタが微細化しゲート
絶縁膜厚が薄くなると顕在化する。この第2の実施の形
態は、被測定対象素子であるMOSトランジスタが微細
化する場合に対応する方法を示す。
【0074】上述したCg−Vg曲線導出において、上
記Cgが逆に少し低減する場合には、図2に示した端子
接続を次のように変える。すなわち、図7に示すように
nMOSトランジスタのソース1sとドレイン1dと半
導体基板1bを短絡する。そして、可変の直流バイアス
電圧源221と交流電圧源222とは互いに直列接続さ
れ、その一方の出力端は、素子取付部21のゲート取付
端子に接続され、他方の出力端は、上記短絡したソース
1sとドレイン1dと半導体基板1bに接続され、電流
計224を介して接地される。そして、ゲート取付端子
とソース・ドレイン・基板取付端子の間には、電圧計2
23が介挿される。各測定対象素子は、素子取付部21
を介して電気的に計測部22に接続される。
【0075】上記のような接続にして、データ処理装置
5は、可変の直流バイアス電圧源221によりゲート電
圧VgをMOSトランジスタのゲート1gに印加し、更
に交流電圧源222により10kHz〜100kHzの
振幅100mVの交流電圧を加えて、電流計224で交
流電流値を測定し容量値に換算する。
【0076】このようにして、所定のゲート電圧Vgで
のゲート−ソース・ドレイン・基板間容量Cgnを計測
する。そして、上記直流バイアス電圧源221を一定の
刻みで順次変化させ、それに対するCgnを測定する。
この容量測定は、複数の測定対象nチャネル素子を順次
切り替えながら行う。この場合も、上記Cgnの算出に
当たって、パッド容量や配線容量を無視できない場合に
は、予めパッド容量や配線容量を実測しておき、次に、
算出されたCgからパッド容量や配線容量の実測値を減
算する。
【0077】次に、上記容量計測処理で得られた容量値
から上記CgnのVg依存性を算出する。このようにし
て容量(Cgn)−ゲート電圧(Vg)曲線を導出す
る。この曲線の一例を図8に示す。図8では、横軸(X
軸)にゲート電圧Vgを縦軸(Y軸)に上記容量Cgn
を示す。そして、ゲート長L1とL2の2種類のnMO
SトランジスタのCgn−Vg曲線が示されている。
【0078】図8に示すように、図4の場合と異なり、
ゲート電圧Vgが負の場合に、例えばVg=V2ではC
gn値は完全に飽和するようになる。これは、ゲート絶
縁膜下のソース・ドレイン領域及びチャネル部(蓄積状
態)の基板表面の電荷が上記交流電圧に追随するからで
ある。更にゲート電圧VgがMOSトランジスタのしき
い値が向かって増加すると、基板表面に空乏層ができ容
量Cgnが減少する。そして、しきい値を超えるとそれ
から再度増加に転じる。そして、ゲート電圧Vg値が大
きくなり、ゲート絶縁膜下の基板表面が完全に反転し充
分な電子キャリア層が形成されると、Cgn値は飽和
し、そして、上述したゲート電極の空乏化により減少す
る。
【0079】この実施の形態では、上述したVg=V2
での各MOSトランジスタのCgn値をCL1、CL2
…とする。そして、図6で説明したようなCgnとゲー
ト長Lの関係を求める。
【0080】後の手順は第1の実施の形態で説明した通
りであり、上記CgnとVgの関係を示す直線からフリ
ンジ容量及びオーバラップ長ΔLを算出する。
【0081】この実施の形態では、上述したように、M
OSトランジスタのようなMISFETが微細化する場
合でも容易に正確なオーバラップ長ΔLを抽出すること
ができる。
【0082】本発明のオーバラップ長ΔLの抽出で1つ
の重要な手順である、図5で説明したVxは、ゲート長
の異なるMOSトランジスタ間で、CgのVgによる2
階微分の差分を求めて算出してもよい。
【0083】上記の実施の形態では、Vxの算出では、
CgをVgで微分処理してから求めている。本発明は、
これに限定することはない。異なる複数のMISFET
間ののCg値の差からVxを求めてもよいことにも言及
しておく。但し、この場合には、Cgの測定精度を向上
させる必要がある。
【0084】また、上記MISFETのゲート−ソース
・ドレイン間の容量Cg計測では、交流電圧源の交流周
波数が100kHz以上になると、Cgの交流周波数依
存性がみられるようになる。この周波数依存性からでも
上記Cxを算出することができる。この周波数依存性
は、nチャネルMOSトランジスタよりpチャネルMO
Sトランジスタで顕著である。
【0085】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0086】例えば、測定対象素子は、nチャネルMO
Sトランジスタに限らず、pチャネルMOSトランジス
タでも良い。また、MISFETである限り、MOS構
造に限らず、例えばMONOS構造のFETでも良い。
また、LDD(Lightly Doped Drain)構造のMOSF
ETでも良い。
【0087】上記の実施の形態では、MISFETが半
導体基板上に形成される場合について説明しているが、
MISFETがウェル層内に形成される場合でも、本発
明は同様に適用できることに言及しておく。この場合で
は、上記の実施の形態で半導体基板をウェル層に置き換
えればよい。
【0088】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形
態が適宜変更され得るものである。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ゲー
ト長Lの異なる複数のMISFETにおいて、ゲート−
ソース・ドレイン間の容量Cgのゲート電圧Vg依存性
を導出し、上記CgをVgで微分しゲート長の異なる2
つのMISFET間の上記微分値の差を分析する。そし
て、上記微分値の差の分析から複数のMISFET共通
の容量成分となるゲート−ソース・ドレイン間のフリン
ジ容量値とゲートオーバラップ容量値の和容量値を導出
する。また、ゲート長Lの異なる複数のMISFETに
おいて、所定のゲート電圧でのゲート−ソース・ドレイ
ン間の容量のゲート長依存性を導出し、上記容量のゲー
ト長依存性に基づいて上記和容量値からオーバラップ長
ΔLを算出する。また、上記容量のゲート長依存性より
ゲート長が零での外挿容量値を求め、上記MISFET
のフリンジ容量値とゲートオーバラップ容量値とを分離
して算出する。
【0090】このために、短チャネルになると顕著にな
るゲートオーバラップ容量値およびフリンジ容量値を正
確に算出することができる。その上に正確な容量値Cg
に基づいて算出されるオーバラップ長ΔLも一段と確度
の高いものとなる。
【0091】そして、このようなオーバラップ長ΔLを
用いて実効チャネル長Leff を算出するのであるから、
得られる実効チャネル長Leff も正確である。したがっ
て、実際のデバイス特性を一段と忠実に再現できるMO
SFETのデバイスモデルを実現できる。
【0092】このようにして、本発明は、微細化、高集
積化あるいは多機能化する半導体装置の実現を容易と
し、高性能の半導体装置の実現を促進するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するMISFETの
オーバラップ長測定装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【図2】同オーバラップ長測定装置を構成する容量計測
装置の電気的構成を示す回路図である。
【図3】本発明の特徴となるオーバラップ長抽出の手順
を示すフローチャートである。
【図4】本発明に使用するゲート容量(Cg)−ゲート
電圧(Vg)曲線の一例のグラフである。
【図5】上記Cg−Vg曲線でCgをVgで1階微分し
た場合のグラフである。
【図6】オーバラップ長ΔLを算出するためのCg−ゲ
ート長Lの関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施の形態で用いる容量計測装
置の電気的構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態で使用するゲート容
量(Cgn)−ゲート電圧(Vg)曲線の一例のグラフ
である。
【図9】物理的に重要なデバイスパラメータの1つであ
るオーバラップ長ΔLを説明するための説明図である。
【図10】第1の従来例のオーバラップ長ΔL導出方法
を説明するための図で、実効ゲート電圧Vgeごとの、チ
ャネル抵抗Rのゲート長L依存性を示す特性図である。
【図11】第2の従来例のオーバラップ長ΔL導出方法
を説明するための図で、MOSトランジスタとMOSキ
ャパシタの断面図である。
【図12】第2の従来例のオーバラップ長ΔL導出方法
を説明するための図で、容量値−ゲート(容量)電圧曲
線の一例のグラフである。
【符号の説明】
1 被測定素子群 1g ゲート 1ox ゲート絶縁膜 1s ソース(拡散層領域) 1d ドレイン(拡散層領域) 1b 基板(半導体基板) 2 容量計測装置 21 素子取付部 22 計測部 221 直流バイアス電圧源 222 交流電圧源 223 電圧計(電圧計測手段) 224 電流計(電流計測手段) 3 入力装置(容量入力手段) 4 記録媒体 4a 容量計測プログラム 4b 容量曲線算出プログラム 4c 容量曲線微分プログラム 4d パラメータ抽出プログラム 4e オーバラップ長算出プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/00 H01L 21/82 T 29/78 29/78 301Z 21/336 Fターム(参考) 2G003 AA02 AB01 AC00 AE02 AH01 AH05 2G032 AA07 AB20 AC08 AD01 AL00 5F040 DA30 DC01 5F048 AA08 AB10 AC01 5F064 BB02 BB12 CC09 HH01 HH05 HH10 HH11 HH13 HH14

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面部又は該表面部のウェ
    ル内に形成されたゲート長Lの異なる複数のMISFE
    Tについて、 各MISFETをON状態に保つ所定の電圧を各ゲート
    に印加して、各ゲート長Lに対するゲート−ソース・ド
    レイン間の容量Cgを測定し、該測定結果から前記容量
    Cgのゲート長依存性を求め、 得られた前記容量Cgのゲート長依存性に基づいて、ゲ
    ートとソース・ドレイン拡散層領域とがオーバラップす
    る長さΔLを抽出することを特徴とするMISFETの
    オーバラップ抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板又はウェルを接地電位に
    し、前記ゲート−ソース・ドレイン間に所定の直流バイ
    アス電圧と交流電圧を印加して、 少なくとも、電流計測手段にて前記ゲート−ソース・ド
    レイン間に流れる交流電流を計測し、 得られた測定結果に基づいて、前記各ゲート長Lに対す
    るゲート−ソース・ドレイン間の前記容量Cgを算出す
    ることを特徴とする請求項1記載のMISFETのオー
    バラップ抽出方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲートに直流バイアス電圧や交流電
    圧を印加するための電圧源を当該ゲートに接続し、電流
    計測手段の一方の端子を前記ソース・ドレインに接続
    し、 電圧計測手段の一方の端子を前記ゲートに、他方の端子
    を前記ソース・ドレインに接続し、かつ、前記電流計測
    手段の他方の端子と、前記半導体基板又はウェルとを接
    地した状態で、 前記電圧計測手段にて前記ゲート−ソース・ドレイン間
    の電圧値を測定すると共に、前記電流計測手段にて前記
    ゲート−ソース・ドレイン間を流れる交流電流値を測定
    し、 得られた測定結果に基づいて、前記各ゲート長Lに対す
    るゲート−ソース・ドレイン間の前記容量Cgを算出す
    ることを特徴とする請求項2記載のMISFETのオー
    バラップ抽出方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板の表面部又は該表面部のウェ
    ル内に形成されたゲート長Lの異なる複数のMISFE
    Tについて、 各MISFETをOFF状態に保つ所定の電圧を各ゲー
    トに印加して、各ゲート長Lに対するゲート−ソース・
    ドレイン及び基板間あるいはゲート−ソース・ドレイン
    及びウェル間の容量Cgnを測定し、該測定結果から前
    記容量Cgnのゲート長依存性を探り、 得られた前記容量Cgnのゲート長依存性に基づいて、
    ゲートとソース・ドレイン拡散層領域とがオーバラップ
    する長さΔLを求めることを特徴とするMISFETの
    オーバラップ抽出方法。
  5. 【請求項5】 前記ゲート−ソース・ドレイン及び基板
    間あるいはゲート−ソース・ドレイン及びウェル間に所
    定の直流バイアス電圧と交流電圧とを印加して、 少なくとも、電流計測手段にて前記ゲート−ソース・ド
    レイン及び基板間あるいはゲート−ソース・ドレイン及
    びウェル間に流れる交流電流を計測し、 得られた測定結果に基づいて、前記各ゲート長Lに対す
    るゲート−ソース・ドレイン及び基板間あるいはゲート
    −ソース・ドレイン及びウェル間の容量Cgnを算出す
    ることを特徴とする請求項4記載のMISFETのオー
    バラップ抽出方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲートに直流バイアス電圧や交流電
    圧を印加するための電圧源を当該ゲートに接続し、電流
    計測手段の一方の端子を前記ソース・ドレイン及び基板
    あるいはゲート−ソース・ドレイン及びウェル間に接続
    し、 電圧計測手段の一方の端子を前記ゲートに、他方の端子
    を前記ゲート−ソース・ドレイン及び基板間あるいはゲ
    ート−ソース・ドレイン及びウェル間に接続し、かつ、
    前記電流計測手段の他方の端子を接地した状態で、 前記電圧計測手段にて前記ゲート−ソース・ドレイン及
    び基板間あるいはゲート−ソース・ドレイン及びウェル
    間の電圧値を測定すると共に、前記電流計測手段にて前
    記ゲート−ソース・ドレイン及び基板間あるいはゲート
    −ソース・ドレイン及びウェル間を流れる交流電流値を
    測定し、 得られた測定結果に基づいて、前記各ゲート長Lに対す
    るゲート−ソース・ドレイン及び基板間あるいはゲート
    −ソース・ドレイン及びウェル間の前記容量Cgを算出
    することを特徴とする請求項5記載のMISFETのオ
    ーバラップ抽出方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板の表面部又は該表面部のウェ
    ル内に形成されたゲート長Lの異なる複数のMISFE
    Tについて、前記半導体基板又はウェルを接地電位に
    し、前記ゲート−ソース・ドレイン間に可変の直流バイ
    アス電圧と交流電圧を印加して、少なくとも、電流計測
    手段にて前記ゲート−ソース・ドレイン間に前記可変の
    直流バイアスに対応して流れる交流電流を計測し、得ら
    れた測定結果に基づいて、前記各ゲート長Lに対してそ
    れぞれゲート−ソース・ドレイン間の容量Cgのゲート
    電圧依存性を導出し、 更に、前記MISFETのチャネルが形成できるゲート
    電圧近傍でCgのVgによる微分値をゲート長の異なる
    2つのMISFETでそれぞれ求め、 前記2つのMISFETでの前記微分値の差分析からゲ
    ート−ソースあるいはドレイン間のゲートオーバラップ
    容量値とフリンジ容量値との和を算出することを特徴と
    するMISFETのオーバラップ抽出方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項6のうちの1つ
    の方法で算出した容量CgあるいはCgnのゲート長依
    存性に外挿法を適用して、前記ゲート長が零になるとき
    の容量を算出し、 得られた前記算出結果から前記フリンジ容量値と前記ゲ
    ートオーバラップ容量値とを分離して求めることを特徴
    とする請求項7記載のMISFETのオーバラップ抽出
    方法。
  9. 【請求項9】 前記微分値はCgのVgによる1階微分
    値あるいは2階微分値であることを特徴とする請求項7
    または請求項8記載のMISFETのオーバラップ長抽
    出方法。
  10. 【請求項10】 ゲート長Lの異なる複数のMISFE
    Tにおいて、ゲート−ソース・ドレイン間の容量Cgの
    ゲート電圧Vg依存性を計測する手段と、前記CgをV
    gで微分しゲート長の異なる2つのMISFET間の前
    記微分値の差を分析する手段と、前記微分値の差の分析
    から前記複数のMISFET共通の容量成分となるゲー
    ト−ソース・ドレイン間のフリンジ容量値とゲートオー
    バラップ容量値の和容量値を導出する手段と、を備えた
    ことを特徴とするMISFETオーバラップ長測定装
    置。
  11. 【請求項11】 ゲート長Lの異なる複数のMISFE
    Tにおいて、所定のゲート電圧でのゲート−ソース・ド
    レイン間の容量のゲート長依存性を計測する手段と、前
    記容量のゲート長依存性よりゲート長が零での外挿容量
    値を算出する手段と、請求項10より求めた和容量値と
    前記容量のゲート長依存性よりオーバラップ長ΔLを算
    出する手段と、を備えたことを特徴とするMISFET
    オーバラップ長測定装置。
  12. 【請求項12】 請求項11により求めた外挿容量値よ
    りゲート−ソース・ドレイン間のフリンジ容量値を算出
    する手段と、請求項10より導出した複数のMISFE
    T共通の容量成分となる和容量値からゲートオーバラッ
    プ容量値を算出する手段とを備えたことを特徴とするM
    ISFETオーバラップ長測定装置。
  13. 【請求項13】 ゲート長Lの異なる複数のMISFE
    Tにおいて、ゲート−ソース・ドレイン間の容量Cgと
    ゲート電圧Vgとの関係を導出する処理と、前記Cgの
    Vgでの1階微分値あるいは2階微分値を算出する処理
    と、前記ゲート長の異なる2つのMISFET間の微分
    値の差を分析し前記複数のMISFET共通の容量成分
    となるゲート−ソース・ドレイン間のフリンジ容量値と
    ゲートオーバラップ容量値の和容量値を算出する処理
    と、をコンピュータに実行させるためのMISFETの
    オーバラップ長の抽出プログラムを収納した記録媒体
  14. 【請求項14】 ゲート長Lの異なる複数のMISFE
    Tより求めた所定のゲート電圧でのゲート−ソース・ド
    レイン間容量のゲート長依存性のデータからゲート長が
    零での外挿容量値を算出する処理と、請求項13より求
    めた和容量値と前記容量のゲート長依存性よりオーバラ
    ップ長ΔLを算出する処理と、をコンピュータに実行さ
    せるためのMISFETのオーバラップ長の抽出プログ
    ラムを収納した記録媒体
  15. 【請求項15】 請求項13より求めたゲート長Lの異
    なる複数のMISFET共通のゲート−ソース・ドレイ
    ン間のフリンジ容量値とゲートオーバラップ容量値の和
    容量値と請求項14で求めたゲート長が零での外挿容量
    値とからフリンジ容量値とゲートオーバラップ容量値と
    を算出する処理と、をコンピュータに実行させるための
    MISFETのオーバラップ長の抽出プログラムを収納
    した記録媒体
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